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お祭りが次々と中止になり、
南仏はコートおダヂュウルにござあますニースや、花の都おパリから西に向かって数時間のノルマンディはルーアン近郊で発生したテロ事件があったせいか、今週に入り、共和国内各地からその土地の名物、風物でもある祭りなど諸行事が次々と安全性の面から中止を発表しています。昨日はベルギー国境に近い共和国の大都市のひとつであるリル Lille から名物行事中止の発表がありました。

これ、本当にどう捉えていいのかわからない。難しい。

それはなぜかと申しますと、共和国内の自治体が安全性を理由に中止するという判断は正しいけれど、例の世界に散らばるイスラム原理教条過激派にしてみれば「成功」どころか「勝利」に値するからです。

員数外の私たちにはナニが勝利なのかわかりにくいかもしれませんが、そもそもイスラム原理教条主義というものは地球そのものがイスラム世界になること、この世に生きるヒトすべてがムスリム、ムスリマになり、イスラムで決められたことが地球上で自然に実行される世界を作ることなんですわな。だから、コーランにも、イスラム法にも、ムハンマドさまの人生にもなんら関連しないお祭りは「この世から消滅させなければならない」わけです。

だから、彼らにとってイスラームでない国で開催される諸行事は「消す」。

オリンピックも彼らにとっては「消す対象」のひとつです。
ムハンマドさまが天使に腕を抱えられてオリンピックに参加したという記録があれば「消す対象」にならなかったンですけれどね。だから、日本国内のお祭りだって「消す対象」なんですよ。

イスラームはこの世で最後の完全包括(宗教)世界なので、宣教と実践を通してこの世が包括されることを目的にするのは決して間違いではありませんが、イスラム原理包括主義の何が間違いなのかと言うと手段です。イスラム法を犯した者への死刑も彼らは肯定しますが、それを公開し、目の当たりにした老若男女に恐怖を与えて従属させることを繰り返して、この世全体の平和が生まれるという方法はいかがなものでしょう。

と、議論したところで、彼らはこの手段が正しいと主張するだけで、その手段に「聖戦」と命名し、実行するわけで。

共和国内の夏の行事が次々と中止になっていることに味をしめた彼らは、今後も成功を収めたテロ手段を世界中で繰り返しながら、この世から異教の祭りを消し去ることに徹するンぢゃないかな。そうすれば、いずれ世界中が唯一の神と預言者の最高位であるムハンマドさまを賛美、礼拝が実現するのだと彼らは信じているのですからして。

あーあ。なんだかなあ。

あたしゃ、彼らの手段に納得いかない。



le 6 aoùt 2016, Sauveur

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by ma_cocotte | 2016-08-06 15:42 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
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