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今夜のナマ次第
きょうの朝一番で自分のフェイスブックを覗いたら、わが地元の友人の仏蘭西びと♀から「私の周囲は皆、フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票するわ」というエントリィが届いていました。ポワソンというのはキリスト教民主党に所属するヂャン・フレデリク・ポワソン Jean-Frédéric Poisson 氏のこと。今度の日曜日の中道右派のための次期大統領予備選挙の候補者7人のうちのひとりです。「キリスト教民主党」という名称であっても、キリスト教のカトリックが主流であることは仏蘭西が南欧の一国である証拠とも言えますが、私が傍観する限り「カトリックだろうけどなんだか怪しいカトリック」な臭いがする政治家が集っているように思います。彼らの主張は正論だろうけれど、現実味がないように思えるのはおそらく彼らには他人への慈愛が欠けているせいぢゃないかと思うのは私だけかもしれません。

ま、キリスト教民主党については横に置いて、我が地元。冒頭の「私はポワソンに投票するわ」と投稿した我が友人の周囲が皆、今度の日曜日にフィヨンに投票すると言っている事実に、以前からフィヨン贔屓の私はちょと安心。昨日から全国紙のおルフィガロさまがやたら中道右派予備選を直前にし、フィヨンが首位に躍り出たと信じられない報道を繰り返し送信し、私はずっと疑っていたけれど、今朝早くテレビのニュウス専門チャンネルを見たら同じくフィヨンが首位に躍り出た!と報道していたので・・・・それでもどこまで信じてよいのやら・・・と思っていたら、カトリック系全国紙ラ・クロワが今朝から仏蘭西のカトリック教徒はアラン・ヂュペに投票!とフェイスブックで何度も知らせて来たという・・・・おい、ちょっと待て。いくらなんでも仏蘭西のカトリック教徒がアラン・ヂュペに投票というのはロジックがぶっ壊れているだろう?と首を傾げたまま、現在に至っている私です。(と、今、フェイスブックでラ・クロワ紙ページを確認したら、この話題が見つからない。私が見た時点でコメント欄に反論が多々あったから、見直しで引っ込めたのかしら??)

兎に角、仏蘭西共和国内で、普通に教会に通い、ミサだけでなくちょっとは教会活動に参加しているならばアラン・ヂュペと仏蘭西カトリック協議会との間の不和について知っているだろうし、アラン・ヂュペがいくらカトリック王国のアキテエヌ(数年前までボルドー大司教は仏蘭西カトリック氏教団の最長上でありました)はボルドオの市長であってもカトリック教゛会音痴であることはカトリック教゛会では周知の事実です。こんな報道を流した全国紙ラ・クロワはカトリック系左派と渾名されるカトリック系出版社から出ているので、先々週だったか仏蘭西カトリック司教団に書簡を直接送ったフランソワ・フィヨンを落とすために長らく中道右派候補絶対一位だったヂュペを最後にもう一押ししたのかもしれませんが、だったら昨日立候補した仏社会党のエマニュエル・マクロンくんをラ・クロワ紙はオップレスしたらどうなのかね?と正直。だって、エマニュエル・マクロンくんはキリスト教左派のガッコ(って、イエズス会のガッコなんだけれどw)育ちのプチ・ブルヂョワ坊やで、29歳の時に愛を第一に24歳年上の女性と結婚し、彼女との家庭を今に継続中という実におフランスの今っぽいカトリック世俗の見本ぢゃあありませんか。同じ「カトリック左派」を頭に乗っけているラ・クロワ紙はカト音痴のヂュペよりカトの基礎知識はアタマにしっかり刻んでいるエマニュエル・マクロンくんを推すのが我々にピンと来るような気がします。

その中道左派よりヒダリの次期大統領(予備選)候補のエマニュエル・マクロンくんも置いて、今度の日曜日が投票日の中道右派よりミギだけれど極右を省く次期大統領予備選挙。今宵午後8時半からFrance2で最後の、立候補者7名が集っての公開討論会が生放送されることになっています。今晩の討論のデキ次第でヂュペが首位に留まるか、フィヨンが二位のサルコぢを踏んづけて一位に上るか決まると噂されてもいます。

・・・抜本的になんでニコラ・サルコぢが二位にいるのか摩訶不思議。

お金のチカラだよね・・・ふん。


le 17 novembre 2016m Elisabeth de Thuringe




【余 談】
以下、中道右派からミギの予備選絡みだけれど、どーでもいい話。
冒頭の「私の周囲は皆フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票する」と言った我が友人。彼女は生まれ育った家もドつきで、婚家もドつきの婦女子です。この発言を私がココんちの仏人♂に話したら、彼女はロワイヤリスト(=王党派、王政復古希望者)だからポワソンを支持しているのだろう、と。その証拠にここンところでポワソンが極右政党FNの若きリーダーであるマリオン・マレシャル-ルペン(FN創立者の孫、FN元党首の姪)に挨拶し、FN支持者が今度の日曜にポワソンに投票する道を作ったと。なるほどねぇ・・・と頷きつつも、我が友人は自分の子供をココんち近所にある聖ピヲ十世会につながる団体運営の私立学校で学ばせることを拒んでいるので矛盾に思えなくもないのだけれど。自己都合に良いとこどりなのかしらねぇ。
ココに詳細は書きませんが、キリスト教民主党はカトリックの模範信者の集まりのようなアピールをしながら、その中身はヴァチカンから発せられる思し召しとは必ずしも一致していないわけで。その点から眺めると、やっぱりフランソワ・フィヨンが最もカトリック教会の思し召しと同じ流れに乗っていて、フィヨンは世俗政治家としてうまく教会文書の硬さを丸くして聖俗の間の蝶番役に徹していると思うのだけれど。だから、彼女と私には共通の友人カトちゃんが複数いるので、彼女の周囲が皆フィヨンに投票すると言っているのはストンと腑に落ちます。普通の、カトリックの保守層(中道右派支持とかル・フィガロ紙愛読者層)はポワソンには投票しません。ポワソンに投票するのはかぎりなーく政治においては極右やら王政復古派に近く、日常生活においては教条主義のひとですわい。
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by ma_cocotte | 2016-11-17 21:22 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
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