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チクワの穴をゴボウ抜き
昨日11月20日は中道右派7名の次期大統領立候補者の第一回予備選挙の日でした。
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ココんちあたりは夜明け前から悪天候でしたが、ココんちの仏人♂は朝一番に2ユーロ片手に投票所へ。おフランソワ・フィヨン François Fillon に投票したとのこと。いい子だっっ!

そして、夜になり、開票速報ナマ番組がFrance2とニュウス専門チャンネル3社で放映。
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あんれま、フィヨンさんがぶっちぎりの第一位ではありませんか。
番組始まってすぐ早くも40%越え、そして、第二位のアラン・ヂュペ Alain Juppé が25%前後で、第三位のニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy が20%前後。他の4候補はぐーんと下がり、ブルノ・ルメェル Bruno Le Maire とナタリ・コシュスコ・モリゼ Nathalie Kosciusko-Morizet 姫が3%前後で争い、その後には限りなーく極右に近いキリスト教民主党のお魚さん(フランス語で言うとポワソンさん Jean-Frédéric Poisson )、そして最下位にパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペ(パン) Jean-François Copé さん。

私の記憶が確かならば、公開ナマ討論中継全3回の開始前までおフランソワ・フィヨンの人気は第4位あたりでした。首位と第二位は常にアラン・ヂュペとニコラ・サルコぢが争っていた感じ。ところが、先週はじめに突然、全国紙おル・フィガロさまがやたらとフィヨンの人気が首位になったと報じ始め、一方、カトリック全国紙のラ・クロワはなぜかカトリックに絡めながらアラン・ヂュペ推しを始めました(これは昨日の選挙が終わった今も進行中。摩訶不思議)。そんな中、先の木曜夜9時頃からFrance 2で最後の、第三回公開ナマ討論が放映されたのです。選挙権を持たない私もその番組を視聴していましたが、ニコラ・サルコぢの態度が悪くてねwww いや、それは私の印象に過ぎませんが、表情は「我、ココにあらず」でつまんなそうな顔つき、そしていつもにも増して落ち着きのない動きを続けていたのです。こちとら、サルコぢはわかりやすい、もう死に体でココに二時間以上突っ立ってんだなあ、とね。捨てたんですよね、サルコ。一方で第三回討論でも真面目にぴちぴちとがんばっていたのは、意外や、ナタリ・コシュスコ・モリゼ姫ではありませんか。先のパリ市長選挙で移民一世のイダルゴちゃんに負けた世間を知らないナタリ姫はこうして大統領予備選でも浮かばれないのに言いたいことはしっかり強い語調で言い続けた。大したもんです。もしかしたらナタリ姫には未来があるかもしれません。

さて、話戻って昨日。
選挙当日まで、下馬評では首位と三位がフィヨンまたはヂュペ。なぜかサルコぢは二位の座を動かないままでした。ですから、多くのひとはおそらく一位がヂュペ、二位がサルコぢ。もしおル・フィガロが口走り始めたフィヨンが首位に抜きん出たことが本当だとしたら、一位がフィヨン、二位がサルコぢ・・・でも、それはあり得ないンぢゃない?という心の声だったかもしれません。

結果、結局、今度の日曜の最終決戦はフィヨンvsヂュペになりました。サルコぢが二位の椅子から離れた!
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コレ ↑ は上位三名が共和国内のどの件でトップ当選だったか示す地図でござんす。
青がフランソワ・フィヨン。
オレンジがアラン・ヂュペ。
黄色がニコラ・サルコぢ。
地図の左に縦に並んでいる島々は共和国の海外県です。そして、右の黄色に染められた島はコルシカ島。ひえぇええ、サルコぢ皇帝の最初の妃の出身地ですわい・・・二人の王子を産んだ後、身を潜めた最初の妃よ。こんな結果ってあるの?
そして、共和国本土の左下のオレンジ、ココはアラン・ヂュペの本拠地ボルドオを囲む一帯ですわね。共和国の地方再編でボルドオはヌゥヴェルアキテエヌ地方という巨大地方に変身しましたが、この地図を見る限り、ヌゥヴェルアキテエヌ地方全体がヂュペを支持したのではなく、ヌゥヴェル・アキテエヌ北部(旧ポワトゥ・シャラント地方)はいずれの県もフィヨンを支持したことになります。昨晩もポワティエ(=ヌゥヴェルアキテエル地方のハブ都市)を拠点にしているヂャン・ピエル・ラファラン元首相が相変わらずのハイテンションでアラン・ヂュペ支持でがむばってましたけれど、ラファランが騒げば騒ぐほどアラン・ヂュペの支持者は老人層なのかなあ?と中青年層はドン引いてしまうように思えました。一方のフィヨンは中継先も若い世代が多い。これはフィヨンの子女の年齢層と合致するのではないかなあ。兎に角、この地図を見てしまうと「フィヨン、地震クラスのぶっちぎり」の首位です。


さて、落選した3位以下の立候補者に投票したひとびとがこのお二方のどちらに投票するかで今度の日曜の最終決戦勝利者、=次期大統領候補(中道右派大代表)の予測ができることになります。昨日はフィヨンさんがある意味、地震に喩えられるほどのぶっちぎりで首位になったとは言え、3位のサルコぢがヂュペを支持すると宣言したら、ヂュペが今度の日曜日に首位になる可能性がどーんと高くなります。
昨日は来週の決戦がフィヨンvsヂュペになると発表後、次々と落選した候補の敗退宣言がありましたが、最初に行ったブルノ・ルメェルはフィヨン支持、次に登場のナタリ姫はヂュペ支持、そして、トリを飾るニコラ・サルコぢはなんとまあフィヨン支持を宣言したのでした。・・・ですから、単純計算するならば、最終決戦はおフランソワ・フィヨンの「楽勝」になります。キリスト教民主党のお魚(ポワソン)ちゃんとパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペぱんの敗戦宣言も、最終決戦で誰を支持するのかも月曜朝の時点で私個人は未だ知りません。ただ、たぶんですけれど、お魚ちゃんは深海で極右政党のFN支持を決めている臭いがするので、今度の日曜の決選投票には「行かない」ということでしょうか。コッペぱんについては知らないけれど、ユダヤんつながりでサルコぢを支持するつもりがサルコぢ落選となったわけで、そのサルコぢがフィヨン支持と発表したのだからコッペぱんに投票したひとびとはフィヨンに流れるのではないかなあ・・・でなけりゃ、よくて五分五分にコッペぱん支持票が分かれるか。いずれにせよ、サルコぢ支持者たちの投票予想のような影響力はまったくない。血を吸い過ぎてヨロヨロの蚊みたいなもんだな。

ま、ココんちは今度の日曜日も、迷わず、フィヨンにガウっっ!(ひゅるるるる~)ざます。

政治とはまったく関係ないレベルで、おフランソワ・フィヨンさんの奥様は大英帝國人(正確にはウェールズびと)で、名前がペネロオプ!!!← 萌えぇえええっ。奥様が大英帝國びとぢゃ、そう簡単に国境閉鎖できないというフィヨン家のハンデがガイジンの私にはうれしいでありますw(余談、フィヨン氏の弟さんも英国女性と結婚しているンです)。 そして、おフランソワとペネロオプお二人の間には5人の子女がおり、末っ子の坊やは長子(正確には長女マリィさん)が20歳、フランソワ・フィヨンが47歳の時に誕生したお子なんざますね。サルコぢが大統領だった当時、フィヨンは首相を務めていましたが、激務であってもこの末っ子くんの登下校の送り迎えにできるだけ関わっていたという美談、あたしゃ今でも忘れません。これ、カト的に信頼の萌え事項w
それと、票を得るためかどうか存じませんがフランソワ・フィヨンがかのソレム Solesmes の修道者たちと蜜であるという噂もあたくしにとってはがーぶちょんであります。というか、フィヨンさんの私宅はソレムにあります。この秋のうちでも、フランソワ・フィヨンの方がヂュペよりはるか先にフランスの司教団に親書を送っていましたし、ここ数日、ラ・クロワがやたらヂュペとカトリックの関係を喧伝していますが、そのカトリック団体ってドコ?(ニヤリ、だってねぇ、奥さん。ヂュペはフランスの司教団に訴えられて敗訴してんのよ。うふふ)ですもん。私個人はなぜ全国紙ラ・クロワがヂュペ推しなのか理解するのが難しいです。普通、カトリックならフィヨンでしょ、まる


兎にも角にも、今度の木曜夜にフィヨンvsヂュペのナマ討論が放映されることになっているので、楽しみです。ヂュペの声はキライではないけれど、サルコぢほどではないにせよ、限りなく黒に近い灰色ですからね、我が良心が黄信号発してます。


le 21 novembre 2016, Dimitri

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by ma_cocotte | 2016-11-21 16:13 | よっ、大統領!2017 | Comments(1)
Commented by ma_cocotte at 2016-11-22 23:19
お魚さん(Jean-Frédéric Poisson)がフィヨン支持を表明したのでした。
cf。 http://www.lefigaro.fr/elections/presidentielles/primaires-droite/2016/11/22/35004-20161122ARTFIG00178-jean-frederic-poisson-pourquoi-j-ai-decide-de-soutenir-francois-fillon.php
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