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仏蘭西の今のコレはエイメリカのアレと似ているかも。
欧州中華思想国である仏蘭西共和国のきょう。Bof
世界に遍く日本語を使うひとびとにとってはエイメリカの大統領選挙の行方と違い、お仏蘭西の次期大統領選挙の、それも中道右派限定の予備選挙なんてどーでもいい、知らなくても生きていけるンですけれども、あたし個人はいつもどおり自分勝手に備忘エントリィざんす。

昨日の晩の私は午後7時頃から午後9時半頃まで、最初にトゥールーズで開催されたアラン・ヂュペの演説、続いてリヨンで開催されたフランソワ・フィヨンの演説をニュウス専門チャンネルを通してぼけーっと視聴しました。トゥールーズもリヨンも共和国内のハブ都市ですが、リヨンの方が区政を如くほどの大都市ですね。ふむ。

まあ、視聴を終えて一夜明け、私は電脳波乗りを繰り返し、ひっくり返ったところの掲載文を読んではああでもないこうでもないとニヤニヤしつつ、こうしてタイプを始めました。タイプする前になんとなーく思ったことは、タイトルにつながることで、どうにも米国に比べたら吹けば飛ぶよな国土の仏蘭西であっても今の段階で花の都パリ(米国だったら大西洋側、太平洋側の商業圏かつ有名大学を抱える諸大都市)と、欧州一の農業国である仏蘭西共和国の中の田舎のニンゲンの捉え方が仏国籍保有者であろうとなかろうとかけ離れていて、それは数日前の米国大統領選挙の結果の分布に重なることでした。

ミッテラン時代の政策で、職種によって拠点を地方分散させたとは言え、こうしてニンゲンがパリと田舎で入れ替わりがあってもまだ「大きな違い」があるのは私個人においては興味深いです。

今朝は仏蘭西語の記事で、フィヨンが(ヂュペ支持を発表した)ナタリ・コシュスコ・モリゼ姫に「もしボクが大統領になってもキミを大臣のいずれかに指名しないよ。なぜならキミは今妊娠中」というもんを見つけました。へー、今年3月に離婚したばかりのナタリ姫、現在妊娠中なのね・・・(別に驚かないけど)でも、この記事は紙の悪い雑誌ではなく全国紙が流した話題ですからね。信憑性はある程度あるのではないかと思います。

そんなナタリ姫の妊娠や今後の就労につながる話題になるのも、おそらくフランソワ・フィヨンvsアラン・ヂュペの対決において同性婚姻法案について意見がはっきり割れているからなのだと思いました。フィヨンは法案見直しを公約に掲げており、今までどおり「父、母の項目を残す」と。一方のアラン・ヂュペはこのまま父母の項目ではなく親1、親2で男女の親であろうが同性の親であろうが記載は「同じ」を貫くと。ふぅううん。田舎に住む私からすると、フィヨンさんがおっしゃるとおり、男女の間に生まれた子供について父母別で記録を残すことは尊重すべきことに思うけれど、都会に住む洗練された方々には万民の平等条件こそがザ・ベストのようです。これについては一度はココんちあたりの高波に乗って同性婚姻反対集会のためパリまで上ったココんちの二人ですが、今は静観に努めています。なぜならうちには子供がいないから。実子も養子もいません。ところがココんちあたりで積極的にこの運動に参加しているひとびとは現実で親であり、子供なんですね。そして、集会の現場には同性愛者であっても新たな家族制度には疑問を持つ方々も多数いらして、真剣度がココんちの脳みそツルツルコンビの意識とはまるで違うのです。当事者でもないハンパな気持でお気軽参加はできない集会だと思いました。

そんな仏蘭西の超ウルトラスーパーど田舎に住む脳みそツルツルの私ですが、運がいいと今になって思うことは仏蘭西に住み始めて最初の土地はプロヴァンス地方で極右政党の市長が治める町だったこと。こういう土地、多くの仏蘭西びとはウワサと知識と屁理屈で「そんな恐ろしいところには住めない」とばかり叫びますが、実際はそんな極右市長の町にも多くのイスラムの生活宗旨を守る移民が生きていました。おまけに南仏はユダヤんも多い。欧州系だってフランスの苗字よりイタリア、スペイン、アルメニアの苗字の方が多いくらい。だから、知りたくなくても彼らと関わっていれば自ずと、イスラムだろうがユダヤんだろうがカトリックだろうがそれぞれの家庭のあり方がわかってきます。だから、今の話に戻って例の同性婚法案反対運動を単純にカトリックに関連づけてあれこれ、つべこべ言っている人は実はこの問題点はカトリックだけでなくイスラムにもユダヤにも深刻な問題であることを知らない。私のような子無しとは別のところで考えが浅いんですわ。・・・ゆえに、今週のアラン・ヂュペがフィヨンの同性婚姻法案再考の提案を受けて「フィヨンはカトリック超伝統主義者だ」とレッテルを貼るのは、実はヂュペがこの運動に参加しているひとびとの構成についてよく知らない証明になります。だいたい今のフランソワ・オランドとその仲間たちの7割がフリーメイソン会員と言われており、そのフリーメイソンの思想において「家族制度破壊」が存在するのですから、世界の波に乗ったというのは言い訳のひとつに過ぎないことも知っているひとは知っているのです。だから、この話題がフェイスブック経由の全国紙記事に載り、それぞれのコメント欄を見ると同性婚姻法案見直しについて「ようやく時が来たね」という意見が多いです。なぜかと言うと、この法案が決定する前に国民投票をフランソワ・オランドが行わなかったことに疑問を持つ共和国民が多いからです。ココんちあたりでも当時、「もしサルコぢが大統領なら国民投票を実行しただろうに、これが社会主義の本性」と批判するひとが結構いて驚いたものです。なぜなら、ココんちあたりは伝統的に社会党優勢の土地だから。

話戻って、今週のアラン・ヂュペくん。
いくらゴボウ抜きで首位に飛び出たフィヨンくんを叩き潰すためとは言え、同性婚姻法案再考と有名なソレムの僧院(カトリックのベネディクト会の壮麗な修道院がある)の近所に住まいがあることで「超伝統主義者」とレッテルを貼るだけでなく、そこに堕胎についてフィヨンは二枚舌だとまでウワサを流し始めたのでした。これも、カト的にはヂュペくんと陣営の的外れがいっそう顕著になりました。ソレムの僧院は確かに歴史においても知られる観想修道院ですが、フォンゴンボ修道院に比べたら別に普通の典礼ですし、ソレムの近所に住んだところで伝統主義のレッテルを貼れる方が摩訶不思議。なんか本当にヂュペの陣営はあのカトリック力満点のボルドオにも関わっているだろうに現代カトリック音痴ばかりだとわかります。ソレムからそんなに遠くない森林の中にあるフォンゴンボ修道院は現在でも第二ヴァチカン公会議前の背面のラテン語典礼をささげていますが、ヴァチカンとの近さは共和国一と言われている員数外にとっての矛盾があるのも事実w 堕胎法についてはフィヨン夫人が40歳代後半で男児を出産したことは彼女個人の宗旨に関わるかもしれませんが、既に堕胎法が存在することと堕胎の選択をする世間全体のニンゲンの思考判断についてフィヨンさんが罪だの科だの口突っ込みましたかね? 突っ込んでいませんよ。21世紀のおフランス、国民=カトリックぢゃありません。ちょっとココんところで気になっているのが、ヂュペがフィヨンを批判すると、同じ話題でヴァチカンから何らかの話題が出ること。きょうは「堕胎」ね。おととい21日にフランシスコ教皇さまが人工妊娠中絶した女性信徒に赦しを与える権限を世界各地の全ての司祭に認めると発表したのだそう。これについては、このエントリィでは深く突っ込みまへん。

以上、長々まとまりのない駄文を書きなぐりましたが、都会に住むひとびとがせせら笑うのも予想つきます。でも、そうは言ってもエイメリカの大統領選挙で田舎もんがトゥランpに票を投げた現実は小国仏蘭西にもつきまとっている気がしてなりません。

加えて、昨晩偶然視聴した「マツコの知らない世界」で東京都内のコインランドリー分布図でマツコさんが空白域を見つけ、それはおそらく田園調布から二子玉川近辺だと。なるほどなあ、仏蘭西でも同じで富裕層の地域に住むとかえって「今を知らなくなる。今に乗り遅れる。」のだと、ココんところのフィヨンvsヂュペ論戦における意見分布図と重ねてしまいました。

あー、そーいえば、環境問題についても今日あたりから全国紙が両者比較を掲げ始めましたが、原子力発電所については両者とも古い原子力発電所はすべて灰炉にすると言っています。どこかのサルコぢがアルザスの原発について、アルザスには海がないからフクシマのように津波はこない。維持する!とそれは面白おかしく漫才のように演説し、観客席から大爆笑という、視聴しているこちらが吐き気を催すようなことをやらかしたことを今でもはっきりフラッシュバック。原発を中心に据えると、心底、ニコラ・サルコぢが予選敗退したことをどこぞに感謝ざます。


le 23 novembre 2016, Clément



こうして連日、仏蘭西共和国次期大統領中道右派の予備選やら決選投票についてだらだら駄文を連投している私ですが、今度の日曜に筆頭候補がわかった後、仏蘭西ではフランソワ・オランド現大統領も立候補するかもしれない中道よりヒダリの次期大統領予備選が始まるのです。つまり、ココんちのようにどこの政党の支援者に登録していないと、ヒダリの選挙戦が始まって、それはチャアミングな候補者が現れたら、現在の「フィヨン贔屓」なんぞいとも簡単に捨てて、そちらの応援に走ることになります。抜本的にココんちあたりは社会党が超ウルトラ優勢の土地なので、おいら、その波に飲まれるンだろうなあ。

そんなもんです、田舎もんw

ココんちあたりのかつてのサルコぢストや同性婚姻法案反対運動に積極的なヒト達はみな、パリやヴェルサイユ、フォンテエヌ・ブロウあたりから移住して来たフアミリィざます。そうそう、昨晩、ヴェルサイユのいくつかのカトリック教会の門前で世俗信者さんたちに突撃調査したら、みんな、フィヨン支持と言ってましたね。そら、そうだ、ヴェルサイユは仏蘭西一番の伝統主義者だらけ教区だもん。彼らにはヂュペ個人の「家庭」のスタイルだけでアウト。
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by ma_cocotte | 2016-11-23 19:03 | よっ、大統領!2017 | Comments(1)
Commented by ma_cocotte at 2016-11-23 20:43
本文に書き忘れました。
アラン・ヂュペの現在のパートナーが以前、カトリック系全国紙ラ・クロワの編集者だったらしいです。ああ、だから、ラ・クロワはヂュペ贔屓の記事を連載していたのか・・・それにしても、ヂュペの何もかもヴァチカンにつながるカトリックと不一致ですし、ヂュペはフィヨンについて極右とつながっていると攻撃していますが、極右とつながる聖ピヲ十世会に甘い汁を吸わせたのはアラン・ヂュペ本人。極右とつながるのはカト的にはヂュペなんですよ。
それを横に置いて、フェイスブックのラ・クロワのページではコメント欄にヂュペ夫人は今もラ・クロワに関わっているのかと質問が。ラ・クロワが「10年前まで関わっていたが、それが何か関係あるのか」と逆ギレ状態という・・・呆れたw
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