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たとえ暴言吐こうとも、そこに理がなければやかましいドラに等しいw
昨晩、8時半頃から始まった中道右派大統領候補決定のためのフィヨンvsヂュペ最終ナマ討論番組を「~しながら視聴」しました。あたし、選挙権を持たない共和国での員数外なのであんまり真剣になれないの。先日もつぶやいたとおり、今後、中道左派からそれはあたし個人にとってチャアミングな人物が大統領候補になったら、あっさりフィヨンにさよならすることもよくわかっているので。ええ、柳に風なんです。

で、昨晩。
二時間の長丁場も穏やかに終わったって感じです。
もしこれで一方にサルコぢがいたら、両者がワーワーと同時にわめきたてる頂点が必ずあったと想像するのはあまりに簡単(だって、サルコぢがいるところ、対話の相手が誰であろうと必ずそのシチュエイシャンがあるw)。サルコぢがいると、まじめに第一言語が仏蘭西語でない私には耳からやがて脳までおかしくなります。やかましいドラぢゃね。両者おそらく何かをきちんとしたフランス語で叫んでいるのだろうけれど、私には内容がまったくつかめない。単語も拾えない。それくらいのやかましさでした。ところが、昨日はフィヨンvsヂュペ。何度か同時にしゃべくることはあったけれど、サルコぢみたいな無駄な高波にはならずに済みました。

思うに、だけれど、ヂュペ陣営は昨日木曜夜のナマ討論前日ギリギリまでフランソワ・フィヨンの人格に関わるデマ、ウワサ、批判を次々とあらゆる手段を使って流すけれど、昨日のナマ討論当日は朝から本番まで終始、ヂュペ本人の言動で「知性」しかアピールしないっちゅう作戦だったンでしょうね。だから、昨日のナマ討論番組でヂュペが紳士的に、あの低めの甘い声で理路整然と自己計画を説明するのは好感度アップ効果が増すわけ。・・・・あっは~ん、参謀の誰が仕組んだのか知らないけれど、悪い作戦ぢゃないわよ。今朝のニュウス専門チャンネルの報道だと、昨晩のナマ討論番組終了後、アラン・ヂュペの支持率が40%台に達したのだとか。

おとといまでのアラン・ヂュペ陣営から次々と発出するフランソワ・フィヨンについてのウワサのせいで、フィヨンの味方は「カトリックの生活宗旨を守っているひとびと」であり、ヂュペの味方は「幼児洗礼(良くて堅信)を受けただけでその後は教会から完全に離れているひとびとと非神論&地上天国信者」というお取り巻きのアイデンティティの違いがいっそうはっきりした感があります。だから、今週に入って、今世紀に入って以降、出たり引っ込んだりしている限りなく極右に近い有名政治家(その筆頭はヴァンデに君臨するフイリプ・ド・ヴィリエ元貴族)がフィヨン支持を表明しており、それがわかればもちろんアラン・ヂュペ側は「フィヨンは極右とつながっている。」と騒ぐわけで。でも、アラン・ヂュペの人生そのものはどうにもカトリックで生まれ育ち、今も生きているひとびとには「受け入れがたい」のです。これはどうにも日本人にはわかりにくい点なんですが・・・。

・・・で、ちょっと、しばらく前から気になっていたこと。それは「フィヨンのカトリック(信仰)」について。もちろん、カトリックっちゅうのは(宣教国でない)欧州においては家族宗教であり、代々受け継がれる生活宗教です。これは同じ祖であるユダヤ教でもイスラームでもおんなじ。だから、フランソワ・フィヨンの信仰は「親あっての今がある」というのが大前提になります。そこで、フランソワ・フィヨンの親。お父さんがヴァンデ県の出身だったのです。ああ、なるほどね。今の仏蘭西共和国の中で大革命直後から独自のカトリック信仰を地元民が守っていることで知られているのがヴァンデです。で、ちょいと上に書いたヴァンデの超有名人フイリプ・ド・ヴィリエ(元貴族)とその一族がフィヨンを贔屓するのだな・・・とちょっとね、私はそう思いました。


兎に角、アラン・ヂュペが我こそ、フィヨンよりフランシスコ教皇の考えに近いというアピールは、間違いなくボルドオ大司教でありヴァチカン本丸の枢機卿であるリカアル師がついうっかりプっと噴いています。

ヂュペは今日からまたフィヨンの悪口を次々と噴くのかなあ。
全国紙がこの事実についていい加減にしてくれ、と記事にするくらいですから、止めた方がいいと思うけれど、陣営の作戦であってもこの行為で泥をかぶるのは長上のアラン・ヂュペですからねぇ。

ま、ココんちでは現段階で、あさっては2ユーロ持ってフィヨンに投票!です。



le 25 novembre 2016, Catherine d'Alexandrie

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by ma_cocotte | 2016-11-25 16:26 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
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