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「民度が低い」
タイトルにした「民度が低い」という表現を私は嫌悪していますが、今月23日の次期共和国大統領選挙第一回投票を控え、毎日のように紹介される上位5立候補者の支持率を見聞していると、嫌悪する「民度が低い」というフレーズが脳内で繰り返されてしまいます。

フランソワ・フィヨン候補とその家族についてのスキャンダルがやや沈静化して以降、立候補者上位二名(=決選投票に残るであろう二人)についてエマニュエル・マクロン(仏社会党員)とマリィヌ・ルペン(極右政党FN党首というか創立者二代目w)がその差1%程度で一位、二位を行ったり来たり争う繰り返しが今に続いています。この首位と二位争いに納得いかないのが投票権のないガイジンであるアタシです。40歳に満たないマクロン氏について私の印象は政治家というより宗教家というか教祖であり、マリィヌ・ルペン女史の主張は大統領になったところで実は民主共和の国では実現不可能なことばかり。つまり、この両候補者の話術のせいで、共和国民の多くが「騙されているンぢゃねぇの?」と思わないと私自らが救われないと申しましょうか。しっかし、この首位と二位の候補者がまったく支持率25~26%を維持して動かないという事実が一か月以上続いているという現実は、タイトルの「フランス共和国の民度が低い」のではないかと疑ってしまいます。

ですが、2017年の今、仏蘭西という国は隣国ドイツのような「ゲルマン民族」、海の向こうの大英帝国のような「アングロ・サクソン民族」という括りを見出すことはできません。極東島国で生まれ育った日本人には一見「白人」に見え、彼らを一括りにしてしまいがちですが、そういう肌の白いひとびともほとんどが混血で、一例をあげればゲルマン民族とアングロサクソン民族の先祖を持ちながら国籍だけフランスなので「選挙投票権、持ってます」な白いひとがゴマンといるのです。ココんちの仏人もフランス国籍者なれどカタルーニャ人、フランス人の掛け合わせです。

だ、か、ら、タイトルの「民度が低い」はこのフランス共和国では使用不可。使いたがるのは極右や王政復古派でしょーけど、そもそもフランスの歴史を過去にたどれば王政だってイタリアやスペイン、神聖ロオマ帝国やら大英帝国の血が混ざり混ざってンぢゃねーかよ?と失笑ざます。

4月1日となり、次期大統領選挙投票日まで3週間と1日になりましたが、共和国民よ、もう少し冷静にフランスという国とフランスで生きる自らの今後についてよぉおおく考えて候補者を選別してくれませんかねぇ。個人的希望の決選はせめて「マクロンvsフィヨン」だったりします。極右政権になりフレキシット Frexit なんて実現されちゃたまったもんぢゃありません。

le 1er avril 2017, Hugues








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by ma_cocotte | 2017-04-01 17:15 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
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