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あーあ、つまんないの。おもしろくないよのー。
昨晩、午後8時ちょうどに次期大統領選挙の決選2候補が発表されました。
結果は
「黙れ、小童!」エマニュエル・マクロン
vs
おんな党首 マリィヌ・ルペン

ざます。つまり、次期大統領はこの発表でほぼ間違いなく「黙れ、小童!マクロンちゃん」に決まったようなもンなンです。あーあ、つまんない。本当につまんない。だって、選挙というのはどちらが勝つのか予想するのが面白いのであって、最初から勝ちが決まっている戦なんぞ、参加する気もしません。

ココんちにおいては、選挙権を持つ仏人♂が午前9時には投票所である近所のガッコに。フィヨンに投票しました、はい。ところが、一夜明けたこんにち、共和国内の県別人気投票結果が発表され、ココんち地元紙で我が地元市町村の得票結果を見たら、一位が小童マクロン 31.96%、二位が道化のメランション 23.51%、三位がフィヨンで16.50%。そして、第四位におんな党首マリィヌ・ルペン 10.55%です。ココんちあたりは伝統的に社会党が非常に強いので、この結果はわからなくもありません。フィヨンに投票したのは仕事のせいでヨソから引っ越ししてきた方々で、地元民が主ではないというのも容易に読めます。そういう土地柄で社会党公認候補のブノワ・アモンは10.28%ですから、おんな党首マリィヌとどっこいどっこい。おんな党首に票を投げたのはほぼ間違いなく保守王国ヴァンデ県に親戚縁者がいる者か仕事で引っ越してきたヨソモンというのも簡単に引き出せるし、一方で社会党が絶対のココんちあたりでアモンが5位というのは明らかに共和国全体において社会党そのものが危うくなっている証になります。フランソワ・オランド王率いる仏社会党政権で内閣に引っ張り出されたマクロンが社会党から離れて立候補してもマクロンに票が流れたのも目に見えて明らか。

そのエマニュエル・マクロンですが、パパは神経内科医。小童マクロンくん本人はエリートを育てるのがお得意のイエズス会運営ガッコで初等・中等教育を受け、最終学歴はパリ政治学院出のエナルク。成人してからは超一流の銀行家として成功した、いわゆる「ボボちゃん」なんですよね。ボボ Bobo というのはブルヂョワ趣味の社会党支持者に冠せられるあだ名です。これから夏になると、大西洋に浮かぶレ島なんぞ、パリから静養に来たボボで溢れ返り、庶民が島内に入ったところで怖気るだけという珍妙現象になります。しかも、このレ島に行くには有料道路を通らねばならない。お金のないひとは橋を渡れません。

レ島 l'Île de Ré には、一昔前に今回と似たような現象で大統領戦一回戦で敗退し、政界を去ったリオネル・ヂョスパン元社会党代議士が余生を送るためにお住まい。そのレ島はココんちあたりから一時間ちょいざますので、昨日の我が地元でボボの小童マクロンくんがトップに出たのもロジック。ココんち近くの旧市街には大邸宅にお住いの自称社会党支持者がゴロゴロいますからね。ふん、社会党員を名乗っても必ずしも清貧で、他者のために尽くすわけぢゃないんだぞっと。そういう小童マクロンですから、社会党から飛び出て、独自に極右から極左までご都合イイとこ取りができるのです。チェスの駒を指先でちょいっとつまむボボざますぅ・・・うへぇ。

そんな、本音が本当に庶民の味方かどうか限りなく怪しい小童マクロンであっても、二週間後の決選では尋常なアタマを持ち、良心に従うヒトビトならば、今となっては小童マクロンに投票するしかありません。てか、歴史修正主義者が一国の国母になって国際で活躍するなんて大きすぎる矛盾、ロジックの破たんでありましょ?気持ち悪い、悪すぎる。

そして、道化のヂャンリュック・メランションさん。
なぜ彼が道化かというと、この方、次期大統領に立候補する前から、おっしゃることが滅裂なので「かなりの変人」として知られていたわけで、今回も投票直前になってメランション自らがヴェネズエラのチャベスに心酔していることを公言したのです。ユダヤ人迫害はフランス政権のせいではないと公言したミギ巻きおんな党首マリィヌがイカレならば、メランションはポンチです、はい。そのメランションは昨晩の敗北演説において唯一、決選で小童、おんな党首どちらを支持、投票するか名言しませんでした。そりゃ、そうだろ。だって、メランションの主だった提案はヒダリ巻きの彼とは逆にミギに巻き切れのおんな党首とほぼ同じだもん。脱EUを貫くならメランションはおんな党首に投票するしかないのさ。Bof、ぽわんっ。

とまあ、失笑止まらない選挙結果となり、二週間後には小童マクロンくんが大統領に選ばれ、エリゼ宮の住人となるでありましょう。第五共和制史上最年少、39歳のフランス共和国大統領、国父さんのお誕生でございまするるるるぅ。これから5年、小童マクロンくんが国父だぢょ。

le 24 avril 2017, Fidèle


万が一、おんな党首が国母に選ばれたら、あたしゃ、荷物をまとめて日本に戻りもすw

あー、そして、書き忘れ。昨日の次期大統領選挙の投票率78.69% 棄権が20%ちょいでした。もし投票率が低ければ、フィヨン有利と噂されていましたが、この投票率ぢゃ、ドボン!ですね。なんか左傾週刊誌がフィヨン一家の不正についてひつこく噂を流したのが元凶だろうけれど、そういうことをした社会党方面も一緒にドボン!という結果。悪いことはするもんぢゃない、お天道様には御見通しという善例に思えてなりません。共倒れぇえええ。






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by ma_cocotte | 2017-04-24 14:30 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
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