先週10月4日17時59分からフランスにおけるイスラム教徒のラマダンが始まり、先日12日日没からはユダヤんのYom Kippur (ヨム・キプ~ル)という大贖罪日で、ユダヤ教徒の方やユダヤんを先祖に持つ方々が24時間の断食を行った日でありました(ヨム・キプールについては旧約聖書レビ記16章をご覧くだされ)。
まあ、10月に入りソコココ彼処(かしこ)で断食が行われているフランス共和国でありますが、こういう状況でニッポン語のブログ徘徊なんぞしておりますと、 「いいわね~、キリスト教は断食なんかない快楽宗教で!」という発言を目にしたりするもんでございます。 宗教に縁のない多くのニッポン人が「キリスト教」という語でプロテスタントとカトリックを「十把一絡(じっぱひとからげ)」にして語ってくださいますが、国際的観点から申し上げますとプロテスタント9把とカトリック1把をヒトカラゲにはできません。というのは前後左右どこから眺めても何から何までずずずいーっとプロテスタントとカトリックでは何もかも異なるからなんでございます。ですからプロテスタント9把とカトリック1把の違いをちょっとでも知る人からするとニッポン人が「そもそもキリスト教は・・・」とヒトカラゲにして語るくらいムカつくことはありませんのだ。 前置き長くなりましたが、こんにちはフランスの世俗カトリック(つまり聖職者以外)の節制習慣について語らせていただきます。まず、フランスにおいてキリスト教というとカトリックが多数派になります。が、信者数は年々減少し最近の統計では約7割だそうで、かつて数年たりとも教皇庁を置いた国にしちゃ情けない限りの数字でございます。ちなみにフランスにおけるイスラム教徒は約8%、「生めよ、増やせよ、目指すは1割!」と年々上昇傾向にあります。で、 カトリックですが決して「快楽宗教」ではなく、食事節制の習慣もございます。この習慣は大斎、小斎と呼ばれています。 大斎、小斎とは何かと申しますと下記のとおりでございます。 【大斎 たいさい】イエスが亡くなったのが金曜日と言い伝えられているためカトリック教徒は毎週金曜日に小斎を実行しているのですが、なぜ今から2000年近く前の曜日が推定できるのかというと新約聖書ヨハネ福音の19章31節に「安息日に入る前にイエスの遺体を十字架からおろした」という記述があるためです。現在もユダヤ教では金曜日没から土曜日没までを安息日として守っているのでロジックになっていますね。 出家後修道院に入って修行する手段があるカトリックでは大斎、小斎を厳しく守っているのは神父、修道士、修道女などの聖職者が主になりますが、フランスでは21世紀になった今もこの習慣を静かに守っている家庭が多くあります。フランスでよく見聞するのは毎週金曜日の肉食禁止の生活、つまり小斎を実行している方々です(ココんちのフランス人♂の祖母もそう)。魚の消費量はもちろんですが、これも理由になっているのかフランスの魚屋さんが営業する日時は日本とちょっと異なり、その町の朝市が開かれている時間(つまり午前中)と水曜、木曜の夕方のみに店を開ける魚屋さんが多いのです。スーパーマーケットでも規模によっては毎日魚を置かず、金曜日と週末にターゲットをしぼって魚コーナーを開設するところもあるくらいです。 ![]() フランス国内の学校や会社の食堂でも毎週金曜日は魚料理が主流ですし、町の定食屋でも金曜日には魚介類中心メニューを掲げていることがあります。カトリック信者の習慣なのか小斎を黙って実行する人が多く、フランスに住んでいても日本人がこの習慣に気付くのは難しいです。小斎の目的上、金曜日にヨソの方を招くことが少ないというのも勘付けない理由にありましょう。この毎週金曜日の節制の他、丸いパンを買った時にまず十字の形にナイフをいれパンを分ける作業の習慣もフランスには残っています。 フランスにおけるこの習慣ですが、教会に通うのも止めても続けている人が多いというのが面白いところですね。おそらくフランス人にとっては宗教というより先祖から受け継いだ生活文化習慣の域なのでしょう。ちなみにフランスではたとえ隣であってもヨソんちならばその家庭の習慣にいちゃもんをつけないことも常識です。 そしておいしいまぐろが買えるのも水曜日、木曜日の魚屋さんでしょう。フランスの魚屋さんはまぐろを分厚い輪切りで売るので、赤味から大トロまでまんべんなく買えるのも日本人にはうれしいかも。 ・・・あ、刺身包丁がなかった・・・ううう。 le 14 octobre 2005, Juste 【フランス共和国に今も残るカトリック絡みのこんな習慣】 カトリックにはこんな↓掟もござる。 ◆主日と祝日のミサ聖祭及び労働の許可について◆1905年成立の法でフランス共和国はLaïc (ライック、世俗信者)国家ではありますが、現在も日曜日に店を開く場合、司祭ではなく政府に開店許可を求めなければなりません。この手続きを踏まないと罰金を支払うことになりますが、最近では罰金払ってでも儲けが見込める、と開店する全国チェーン店などが登場し始めているフランス共和国なんでありました。 (参考:「静かな日曜日」はいつまで続くのでしょう?) 子供たちの学校の金曜日の給食はいつも魚でしたよ。 魚のフライ…というよりナゲットなんでしょうか…が多かったように思います。 私は信者ではないんですが、やはり買いやすいので金曜日にお魚メニューにすることが多かったですね。 日曜日の休業は私も好きでした。 日本では日曜開店は常識ですよね。 となると、どうしてもイベントごと(買い物とかレジャーとか)が日曜日になりがちで、休息日がなくなるんですよ。 そうなると、なんだか一週間が追い立てられるような、とてもせせこましい感じがするんです。 日本がいつもなんだか忙しいのは日曜日も活動しているからじゃないかしら、なんて本気で考えてしまいます。 フランス的な過ごし方がすっかり身についてしまった(というよりただの出不精かもしれませんが)我が家は、日曜日はおうちでごろごろ派、です。 ■ぴよよんさまのお子さんの学校もそうでしたか? 私が通った大学や職業訓練校も金曜日の魚メニューは充実していました。 お魚屋さんですが、水曜日から土曜日にかけて種類も豊富だと思います。 が、高いですよね。うちではイワシやサバの缶詰で夫は泣いて喜んで食べています。 私はある日アジア系レストランに行ったら、オーナーさんが「金曜日に来れば魚料理が充実していますよ」と教えてくださったんですよ。それでこの習慣がフランスで浸透していることを具体的に知った次第です。魚屋さんが水、木夕方に店を開くのも金曜日のためだったんですね。 日曜日休業も慣れるまでは不便でしたが、慣れちゃうといいもんですよね。不便なりに家庭で楽しむ手段を見つけるのが人間なのかなあ?なんて日曜日に公園で楽しそうにしている家族連れを見ると思ったりもします。 「家庭を顧みる、重んじる一日」が日曜日なのかも??? ドイツも南(特に教皇の故郷、バイエルン)では、この「金曜日は魚」を 守る人が多いと聞いています。 ドイツ北東部にあるベルリンはカトリックが弱いところですが、 それでも金曜の学食メニューには必ず魚フライ(もしくは ほうれん草のクリームソースなぞをのせてオーブンで焼いた白身魚)が あります。 ・・・それにしても魚をたいして重んじていないドイツのここいらの人 たちは魚と言って、タラっぽい白身魚に衣をつけて揚げるくらいしか 能がなくて、私は魚に飢えて日々を暮らしています。 日本の方のブログで「秋刀魚」なんて単語を見た日にゃぁ、 もう、悶絶モノです・・・。 ■akberlinさま、私もよ・・・。 「さんま」と「かつを」 この2つは地元で見かけません。 まぐろは輪切りで買えるけれど、こちらでは焼いて食べるのが主流です。 刺身~ぃ♡ 金曜日の学食メニューですが、黙って魚を選んでいる人が意外にも多いものですよ。 観察していると面白いです。 やはり旧東ドイツはプロテスタントが強いですね。 フランスもカルヴァンが出た国だけれど、ジュネーヴあたりでカトリック教会の内装を変えたカルヴァン派教会を見るとあまりに地味で虚しくなります(笑。 近年スーパーで流行った魚の歌が好き。 さかなさかなさかな~さかなを食べると~、アタマアタマアタマ~アタマが良くなる~♪だったっけ?。あり?、良くなっておらんがな(>_<)。 おフランスではカレイのムニエルなんてのが常食、ではないのですか?。 イタリアも魚料理は美味しいのが多いですね。わたくしはペッシェ スパーダが好きですよ。あっさりしていて。 我が師匠は「日本人にとって魚は美食の範疇なので、大斉にならん」と申しておりましたが、わたくしは肉類が確かにあまり好きでなく特に牛肉は体の具合が悪くなるので、ヨーロッパの魚料理習慣を生んだ金曜日に感謝しますよ。 今度おフランスに行ったらスープデポアソンたらいうあの美味しい魚汁をまた食べたいですよ。以前、南仏のどこかのど田舎で食べた味が忘れられないのです。 ■たまらん・かふぇさまよ。 その歌で思い出しました。 昨年通っていた国立職業訓練校で私はクラスで一番でした。 アルジェリア女性が「あのアジア女はどもっているのになんで算数や知能テストが一番なんだ?」と毎日のように騒いでいました。ある女性が「日本は胎教の段階からお魚を一杯食べるので頭が良くなるのよ」と言ったら、「アジアのまねなんか絶対しない」と叫んだマグレブアラブ系女性が数名。 あったま来たけれど、内心で「ほんぢゃ、アホのまんまでいろ」とつぶやいた私でした・・・ぐっぞー。 フランスでよく見るお魚はイワシ、さば、にしん、しゃけ、ます、たらかなあ。以上がお気軽な魚たち。マルセイユあたりのレストランだとスズキやタイのグリルなんてのも出ますぞ。お醤油かけて食べたいね。 ■あんとに庵さま、そこなんですよ。 フランスでも金曜日に肉の代わりに魚を食べる。これは節制なのか?と(笑。 小斎で食しながら週末の正餐に魚を出す家が多いのも事実。 ですから魚は節制か贅沢かわからん食材だと思います。 母校の修道院では大斎の日々ははんぺんが出ていると噂になっていました。 フランスに比べるとイタリアの魚料理はワザが生かされていて美しく美味しいように思います。フランスってレストランと家庭料理のギャップが大きすぎる・・・(涙。 スープドポワソンは美味しいですねぇ。 私はブイヤベースよりスープドポワソンが好きです。おいぢい♡ こちらでは缶詰や瓶詰でも買えますよ。次回もぜひ! 金曜日のフィッシュ&チップスというと、「あ、アイルランド系かな?」と思うようになりました(笑) イギリス人はアメリカ人のことを「宗教熱心」という人が多くて、都市部の人ほど、あまりこうした宗教的な習慣はないような気がします。 はっつあんの宗教ですしね(笑) ヨムキプール、子供以外は外出しません。宗教的にも断食の義務のない子供はガラガラのハイウェイに自転車で繰り出すために、ヨムキプールの前日は自転車屋さんが大もうけだそうです。 相方の両親は、「健康もかねて(子供も大きくなって手間もいらないし)」今年はチャレンジしたらしいです。 まぁ確かにこんなときでないと断食しようというモチベーションはなかなか生まれないかも?? 新鮮なマグロが手にはいるなんてウラヤマシイ・・・・・・ ■seven_seaさま。 ああ、アイルランド人はきちんと守っている方が多いかもしれませんね。 今や欧州一のカトリック国はアイルランドです。 イタリアでもフランスでもスペインでもありません。 フランスもソシアリスト、コミュニストが多いですから、こういう習慣を守るヒトも年々減っているし、英国同様都市部になると一部のブルジョワ階級の習慣で残っている程度だと思います。 イギリス人がアメリカ人を宗教熱心と揶揄するのはピューリタンを指してでしょうねぇ。先祖がクロムウェルで精神的に縛られた恨みを未だに言っているのでしょう。自分達がクロムウェルを追放したからアメリカができた!くらいに思っているのかも。あー、英国の植民地思想ぢゃあっ。 フランスのマグロはお見せしたいわ。厚さ7,8cmの輪切りです。(爆笑! ヨム・キプールもミツヴァ後のお子たちが実行するのでは? カトリックも堅信(Confirmation)という宗教的成人式を 終えてからが節制の実行年齢のようですよん。 昔パリに遊びに行ったとき、日曜日にあのシャンゼリゼも閉まっているのを見てびっくりしたことがありました。アメリカから見ると、まさに「オールド・ワールド」ですね。 アメリカのカトリック教徒の日常は知りませんが、「金曜日に肉を食べない」はもはや死語のようでごじゃります。土曜日閉店するユダヤ商店はたくさんあっても、日曜日閉店するクリスチャンの商店は、アメリカへ来て15年間、聞いたことがありましぇんな。 週に二日しか開かない魚屋もないけど、アメリカ人は年中肉、肉、肉のようでございます。。。 今年の秋刀魚は豊漁で、お値段もお安く、おいしいですよー。 ああ海外組の方々に七輪と大根持参で行脚して食べさせてあげたいー。 コンビニだけではなくスーパーまでも年中無休・深夜営業する最近の東京。 銀行ATMも24時間。 近くにコンビニが出来てから、警察沙汰が急に増えた、と実家の母が言っていました。 なんでも便利になって、逆に失われているものも多い気がします。 ■ハティクバさま、2000年以降、シャンゼリゼも日曜日に開店するお店が増えました。以前は日曜日はマレ地区のユダヤ人街に行くのが常でした。法律で決まっているのでしょーがありませんね。そのかわりマレ地区の土曜日は「死の町」です。全店閉店。 先日のマルセイユラジオ放送も毎土曜日はイタリア人にスタジオを任せて、いつものユダヤんは安息していますよ。うまく成り立っているもんです。 金曜日に肉を食べないのはカトリックに残る習慣なのでプロテスタントで実行しているヒトはいません。東部だとイタリア系、アイルランド系の一部の方々が黙って実行しているのではないかと思います。フランスもそんなこと忘れている人の方が多いですもん。ですから学校メニューなんぞは政府側コントロールと言われちゃいますね。イスラム勢力なんぞの突っ込みどころになります。ま、聖人カレンダー同様、「先祖代々の習慣、来仏50年未満のあんたらに言われたくないワイ」と突っぱねて終わりです(爆笑。 ■cooyoyogiさま、く~っっ! 言ってくれるね~っっ、くっしょー! ぱりっぱりに焼けた皮に箸を刺して食べたひー。 日本は便利ですよね。 私はFRANCE 2にメールレターを送ってもらっていますが、 これさえ土日は届きません。 労組がしっかりしているというかなんと言うか。 ああ、先週はテレビ局ストライキで番組変更がひどかった・・・・。 ニュースさえ流れなくなります。日本じゃ考えられません。 前にもお話しましたが、私は玄米菜食なので、 「神父さま、カトリックの大斎・小斎はまるきり効き目が無さそうなんですが、何で禁じられるのが肉だけなのでしょうか?日本は日本の事情を鑑みて魚介類もダーメくらいにしとかないと、私みたいな人はいそうですが。私の友人は肉大嫌いです」と申して、神父さまを微苦笑+絶句させたことがあります。でも、それはわざとではなくて、真面目に聞いたのですが。 で、そのとき神父さまは「私たちにとっては肉はごちそうで美味しいものです…」と仰ったのですが、結構それショックだったらしき。でもその神父さまは同じ口で、「日本人の人が観光にくるならイタリアです!魚介類料理は日本人の口にあいますから!」と仰っていたのを私は聞き逃してはおりませなんだ。あんとに庵さまのお師匠さまの仰るとおりですだ。 そうですね。償いの他の形式、ですか…。宿題みたいですね。 神父さま出題よろしく、ってそれは全然違いましたね。昔風にお茶絶ちとか(私の場合珈琲も絶たんといかんが)ですかね。 ■枇杷さま 日本人は「償い」という言葉に美を感じがちですが、私の母校では「徳の花」と呼んで善行をひとつでいいからすることを子供たちに勧めていましたよ。 結局償いにしても善行にしても態度で表す行為は同じなわけで、 償うのは苦痛ですが善行といえば聞こえがいい。 物は良いようだなあ、と思いますよ(笑。 母校ではたとえば電車で席を譲る、母親の台所の手伝いをする、靴を磨くなど、何でも良かったんだけれど、金曜日に何かひとつ実践するだけで十分ではないでしょうか。 イタリアの肉料理はレモン汁を使ったりしてさっぱり、魚はニンニクがきいてコッテリしていますね。確かに美味しいにゃあ。食べたくなったにゃあ。 ”ニッポン人が「そもそもキリスト教は・・・」とヒトカラゲにして語るくらいムカつくことはありませんのだ。”とのキビシイご指摘、もしや浅学非才をも省みず、中途半端な記事を日々書き連ねている私のような人間のことではないだろうかと、正に身の縮む思いであります。 恐らくはイスラム教、ユダヤ教の方々からも、同様のお叱りがあろうかと思われます。 確かに、日本でも仏教と言う名の宗派は無く、例えば日蓮宗と浄土真宗、臨済宗とでは、教義が大きく異なるわけであります。 私の「本館」ブログでも、時折宗教についての記事を書きますと、「あなたのような宗教を全く理解しない人間を見ると、とても悲しい」などとコメントを頂戴し、ついついこちらも貰い泣きする始末であります。 皆様のブログを拝読しつつ、少しづつ知識を増やしていきたいと思っておりますので、偏にご寛恕を請う次第であります。 ■kanekatuさま、日本國のキリスト教人口はプロテスタント、カトリックあわせて国民の約1%未満なのだそうです。ですから小学校から高校までの授業で十把一絡げに扱われてしまってもしょうがないのでしょうね。 私はたまたまカトリックとプロテスタントの学校に通ったので何から何まで全て違うことを心身で知ってしまった次第です(爆笑。 日本の仏教も祝詞からお坊さまの生活に至るまで違いますものね。 今の日本は宗教にかかわらずに生きていける世界でも稀な国なのかもしれません。フランスは政教分離を掲げていてもかなり色濃く残っている国です。究極の社会主義国が実は日本、と言われるのもこのあたりなのかも。 日本人の宗教に対する曖昧さは、逆にとると宗教戦争なるものが無い。 僕の所属してたボーイ・スカウトの本部はカトリック教会に在り、神父さん(ベルギ人)、や信者さんとの交流も多々ありました。 そして、直ぐ近くに在ったプロテスタントの教会。 そんな環境であったのに信者になれなかった僕なんです。 生活に宗教は不要だと片寄った考えからかもしれません。 一時期は色々考えた事も追記させていただきます。 すいません、率直過ぎて申し訳なく思います。 エイリアス『こいつはバカですから、深く考えられないので許してやってくださいね』 ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。 初めての書き込みです。とても更新が頻繁なのと、博識な内容、 まめなリスポンス、いつも感心して読ませていただいています。 ところで↓の規定: “大斎の義務のあるのは、満十八才以上満五十九才までの信徒。 小斎は満十四才以上の信徒” 60歳以上の信徒に付いては、どう考えられているのでしょうかね、? (日英あちこちと検索はしてみたのですが・・・) ■かっちゃんさま、まずあんとに庵さからかっちゃんさん宛のコメントです。 by あんとに庵 at 2005-10-16 10:36 x kattyan60様>日本にはかつて宗教戦争はありました。それは政変のレベルですから庶民は巻き込まれなかったのですが。物部氏の滅亡はそのようにしておきました。(母方の先祖にその末裔がいて、今もその一族は都から外れた土地で神社を守っています。そういう伝承が一族に残されています。いつの時代の話やら・・・というネタは上方ならではと申しますか・・笑) そして宗教弾圧。それは一向一揆への信長。比叡山の焼き討ち。徳川家康による仏教の優遇と中央集権化、また明治の廃仏毀釈令。戦争ではないですが、神道と仏教は互いに政治家を利用し覇権争いをしてきた歴史はあります。ただあきらかな多民族国家でなかったが為に大事になるのを免れたに過ぎないのです。 しかし例えばパレスチナの問題は中東の固有の民族のあり方に起因します。アラブはもともと遊牧民で部族社会だったんですね。(だから彼らはトルコも嫌いだったり・・)それぞれの民にはそれぞれの固有の歴史と文化や慣習があり、難しいですね。日本にいるとわからない価値が彼方にはありますね。はぁ。 ■かっちゃんさま、うーん、日本における宗教戦争はありますよ。双方が闘うのならまだしも、江戸時代の切支丹弾圧は一方的迫害です。大阪、京都で捕らえられたカトリック信者が徒歩で長崎まで行き処刑されました。ただ歩いて長崎に行ったのではなく途中で耳をそがれたりなど見世物ショーも行われています。長崎では逆さ磔、こめかみ切り、土中生き埋めなどですよねぇ。 しかもこれは単なる有名な一件に過ぎず、引き回し無くとも処刑されている信者の数は何人になるのか。 カトリック教会の立場ですが未信者に「神を知るきっかけ」を与える場所です。悪いことをしたら恥ずかしくて教会に行けない、のではなく、悪いことをしたら教会に行くのです、罪を赦してくれるのは神さんだけなんで。 日本でよく「私は罪深くて教会に行きたくありません」と言う人がいますが、本当に教会を知らない人なんだ、と判断させる決め台詞でもありますね。 「宗教は不要だ」と思いますよ。 宗教なくても生きていけますから。 神を知っても拒むのも忘れるのも簡単ですが、最初の一歩に戻るまで、元通り受け入れられるまでは忘れる時の数倍の時間がかかるもんです。 ■あんとに庵さま、ペーストして貼りましたのでご安心くださいまし。 ■朕ジャパさま、はじめまして。 60歳以上は高齢者扱いなのだと思います。 ですが、夫の祖母は84歳でも金曜日の小斎は守っていますよ。 絶食というより肉を食べない、あるいは普通の食事を摂っても、他の6日にくらべひとつ余計に善行をする、ということなので高齢者でも体調に合わせて何かしら実行できると思われます。 カトリック教会ですが、昔は40歳を過ぎた女性が教会奉仕に携わることができる、という規定もありました。石女(うまずめ)の認定年齢が40歳と考えられていたのでしょうね(爆笑。 例えば小斎の事項に14歳以上の実行とありますが、これはConfirmation 堅信の秘蹟を終えた者を指すと思います。 ■で、あんとに庵さま。 日本の歴史においては宗教弾圧が考えものですよね。 迫害、虐殺というのはやはり国際的に非難される行為です。 日本ではあまり伝えられていませんがトルコにおけるアルメニア系キリスト教徒虐殺ですが、7年間続けて最終的にトルコ国内にアルメニア系キリスト教徒が人っ子一人いなくなりました。絞首刑、斬首刑がほとんどです。 イスラムの血統主義ですがマグレブでは混血しながらスペインまで上りまして、アラブと血が混ざったことを前面に出すモロッコ系、もともとの部族名を好んで使うアルジェリア系とさまざまです。マグレブ三国は互いに悪口を言いますが、対イスラムとなるとなぜか団結するという不思議な精神もございます。 サッカー選手のジダンはアルジェリア出身が強調されて日本で流れていますが、彼はカヴィル族出身。アラブと混血を拒んだ部族、アルジェリア戦争でフランス側についた、アラブ女性を選ばず欧州白人女性と結婚した、子供にキリスト教の名前を付けた、などフランス国内のアラブんにはかなり攻撃対象になっている人物です。 ま・ここっとさま すみません。お気遣いいただいて。 宗教が理由の弾圧は、日本ではあまり伝えられることがないのですが、イスラム下のキリスト教の扱いは寛容だったというわけでも実はなかったというのはありますね。中世では局部的に緩慢な断種計画もあったらしいです。詳しくは忘れましたが、キリスト教徒の婚姻は認められなかったが、女性の場合はイスラムに嫁ぐのが可とか。あと差別とかもあった。(馬に乗れないとか、建築規定があるとかいろいろ) キリスト教徒は当時は「野蛮人の国」なので日本人が考える力関係は実は逆転していて、当時のイスラムの方がはるかに強大で先進国。十字軍なんかは、今のアメリカに対抗するイスラム過激派みたいなものだったとは言えるかも。(しかも中世欧州人は野蛮人なので野蛮な戦争をしかけたので擁護は出来ないが・・馬鹿傭兵のせいで) 日本の場合上記のような光景は宗教が民族と一致するわけでないために「弾圧」となりますね。時代が浅いと戦時中のキリスト教徒弾圧もありましたし。 ■あんとに庵さま。 イスラムの婚姻ですが、女性は異教徒男性と結婚できません。改宗させなければならない。これは母親が異教徒だと子が異教になびく可能性が高いからだそうです。 一方、イスラムの男性はユダヤ教、キリスト教など一神教徒の女性2名まで結婚できます。モハメドの10人の妻のうち二人がこの宗教であったことが理由だそうです。で、日本人女性と結婚の場合はイスラム教に改宗してもらうのが義務です。というのは多神教徒だからです。このあたりを知らずにイスラム男性は欧米女性には改宗を求めないのに日本人女性には求める、差別ではないか、と訴えている方々がいるようです。 イスラム男性からすると仏教、神道、ヒンドゥは多神教なので、一神教に改宗してもらうしかないのですが。インドからパキとバングラが独立した要因もこれでしょうね。 ■で、あんとに庵さま。 アウグスチヌスとモニカさんは紀元4世紀の方なのでキリスト教で名を残しましたが、運命が違って数世紀後に誕生していればイスラム教徒だったのでしょうね。 こちらにいるとスペイン南部についてスペイン人とモロッコ人の主張が真っ向から違うのでなんと申してよいのかわかりません。 あそこはイスラムなのか? それとサン・ジャック・コンポステルで総決起したレコンキスタ。 それは果たして本当にレコンキスタなのか? イスラムに対する反逆なのか? フランスは現代ではテーブルマナーの国なんて言われてますが、カテリーナ・デ・メディチが嫁に来るまで手づかみで食べていたそうです。今朝もはよからパーンパンと狩猟の音。今も日本人から見ればかなり野生野蛮人です。衛生観念もそう(笑。 第二次大戦中の弾圧はトホホな言いがかりにも思えます。今は天皇家が神道のみにしぼられてしまっているのがおそれながら気の毒に思いまする。 初めて書き込みさせて頂きます。 ま・ここっとさんのブログには、いつのころか偶然たどり着いたのですが、内容に感心させられ、私のすかすかの脳みそに少しでも刺激を与えるべく、秘かに拝読させて頂いておりました。 この昔のエントリーにコメントするのは、ちょっとした訳がございまして・・・。 私は、アルジェリア生まれ・フランス育ちのカビール人の(じき)夫(市民婚間近なもので・・・)とフランスで暮らしています。で、夫から聞く話とま・ここっとさんがおっしゃっていることに、ちょっとした差異を感じたものですから、この場を借りてコメントさせて頂きます。 まずは、カビール人について。アルジェリア独立戦争の際、全てのカビール人がフランス側についたわけではなく、フランス軍の犠牲になった方も多数います。 ↓続く ↓続き そして、イスラムの婚姻について。イスラム圏において一夫多妻制が今でも残っている国もありますが、国によっては一夫一妻制を定めているのも事実です。 そしてそして、日本人女性との結婚の場合。えっ?そうすると私はイスラム教に改宗するのが義務なのでしょうか??夫は個人の自由だと常に言っておりますが。 ↑本当のところはどうなのでしょう。今のところ、私は夫の言うことを信じています・・・。 結婚したら“改宗せよ!”な~んて言われませんように・・・(笑)。 ◆bleu-marineさま、カビル族の話ありがとうございました。 全族ではない、ということ覚えておきます。 そりゃ共産主義または社会主義の思想を持つカビルならフランス側に付かず革命実行側(マルクス主義者)について当然でしょう。 南仏ではフランス側についたカヴィル族は美談で語られがちなのですよ。 ジズゥの親はフランス側についていち早くフランスに避難した一家ですよね。 彼はセプテムという町育ちですが、今も彼の家族はセプテムにいるそうです。 ◆イスラムの婚姻ですがマグレブ三国は一夫一妻制のはずです。 が、中央アフリカの非アラブのイスラム教徒にはまだ4妻制が残っています。 bleu-marineさんがキリスト教徒またはユダヤ教徒であれば改宗の必要はありませんが、イスラムの教義に基づくならば多神教徒との結婚は認められていません。市民婚は無宗教なのでその限りではありませんが、日頃の婚約者殿の信仰の様子などご覧になって判断されてはいかがでしょうか? 私が知る限りでは改宗を求めなかったケースはありませんでした。 インドネシア系でもトルコ系でも相手が異教徒ならば改宗してもらっていました。 お二人の問題よりも近い将来やってくるであろう子供について話し合った方が良いのではありませんか? ご夫君になる方がイスラム教徒ならば子供は自動的にイスラム教徒になり、万が一離婚になった場合、子供は父親に引き取られることが多いです。これはフランスでは社会問題になっていまして、テレビの心理番組やドキュメンタリーでしばしば取り上げられています。 お幸せに! ma_cocotteさま、お返事ありがとうございました。 早速、聞いてみましたよ、旦那に。 開口一番“自分が実践してない宗教なのにどうして君に改宗せよ、と言えるんだ?”ですって。確かに基本はイスラム教徒ですが、彼自身、ラマダンはしない、お酒は飲む、豚肉は嫌いだから食べないけど・・・ラードンは食べるなどなど、日常の生活においてイスラム教と感じることがほぼないくらい、教義に対してユルユルなのです。ちなみに私は名前だけの仏教(曹洞宗)徒。子供の宗教のことも聞いてみたら、それも子供の希望にまかせる!だそうです。 それにしても、ブログの大量のコメントにすぐ返答できるma_cocotteさんは素晴らしい!ご自分の考えと知識が頭の中に既に入っているからでしょうね。私なんて“えっ?そうなの??なんで???”なんて、確認してからじゃないと返答できない・・・。なんて悲しいんでしょ(笑)。 ■bleu-marineさま、おお、フィアンセさんは新型イスラム教徒さんですにゃ。
私のクラスメートのマダムたちも数名いましたよ。 何でもフランスで教育を受けて目が覚めたそうです。彼女達が私に言ったのは「信仰は親が押し付けるものではない。親が見本を示せば子も信者になってくれるはず」というものでした。わが地元では子供が近所の子と一緒に教会のカテシズム(毎週水曜日)に行ってカトリック信者になったりしていますよ。たまに洗礼式の名前など見ると明らかにマグレブ系の名前があります。フランスで生きるってそういうことなんじゃないかな、と思います。 今、共和国民であって、共和国の法に従い、税金を納め、恩恵を受ける、これが庶民なんだと私は思います。暴れん坊さんたちは過去にすがりすぎのような気がする、ここ数日ね。 Lardonは豚肉なのでフィアンセさんはやはり「豚肉を食べる」にあたりますね。基本はイスラム教徒というのは父親がイスラムならオートマチックにそうなってしまうからでしょう。様子を拝読するとイスラム教徒ではありませんよね。 お幸せにね♡
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その日暮らしのその日@ココんち
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