<< そんなこと、僕に言われても それを言っちゃあオシマイよ。 >>
平和だからこそ。
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日本で「大統領」として知られるヂャック・シラク氏はフランスではしばしば

 Chef de l'état シェフ・ドゥ・レタ  

と呼ばれます。
Chef de l'état を日本語に訳すと「国家元首」なんでありますが、国家元首であらせられるシラク大統領閣下は7月1日、9日と8日間に2度も世界玉蹴り競技会で勝ち進むフランス共和国軍(笑)の応援にお出ましになりました。
8日間で2度も玉蹴り見物に行けるなんて凄い!と思いましたが、時差のない隣国だからこそのお気軽出張だったのでしょう。4年後の南アフリカぢゃ、そうは行かないだろうけれど、そうは行かせちゃうのかな?4年後はチエリ・アンリ Thierry Henri あたりがキャピテンでしょうか。
がーぶちょん♡ に楽しみぢゃの。

7月1日に国家元首シラク閣下がお出ましになりフランスはブラジルに勝ってしまいました。
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続いて7月5日の準々決勝、対ポルトガル戦にはシラク氏ではなくドミニク・ド・ヴィルパン首相が応援にいらっさいました。正直ぶっちゃけて申し上げますと今年に入って 疫病神に取り付かれたような毎日を過ごしているド・ヴィルパン氏 が応援に来ちゃったら
西 はもうダメ
と覚悟した私でしたが、なんとフランスはポルチュガルにも勝ってしまいました。おそらくド・ヴィルパン氏にとって今年一番素直に喜べた事実だったと思われます。試合直後のインタビューでお声が裏返っておりました。この日はモナコのアルベール大公殿下(← きょうで即位一周年)もおでましで、とても華やいだ印象の観客席でありました。

7月9日の決勝戦は国家元首であらせられるシラク氏がベルナデット夫人と共にベルリンまで応援にお出ましになり、ド・ヴィルパン氏は首相官邸マチニヨンでのテレビ観戦となりました。いくら決勝戦とは言え、大統領と首相が揃って国を空けるわけにはいきません。これがエラいひとのつらいところでありますね。フランスではエラいヒトやお金持ほど生活に制約があることで知られています。

そして、こちら↓はベルトラン・ドゥラノエ Bertrand Delanoë 氏、花の都はお巴里の市長さんであらせられます。
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中道左派の左側に座すドゥラノエさんは大スクリーンを掲げた会場で民衆と共に応援することを決勝まで続けました。大統領、首相、首都の市長がここまで試合を楽しめるのも大会開催中に暦が7月となり、フランス共和国がヴァカンスシーズンに入ってしまったおかげでしょう。毎年7月、8月のフランスはいつもにもまして鈍足な仕事運びになるのが常です。

もし日本のナショナルチームが世界玉蹴り競技会の準々決勝、準決勝、決勝まで勝ち進んだとして日本政府は臨機応変に閣僚の出張応援を認めることができるのかしら?とちらり想像もしました。約10日間に3回の試合となりますが、もし今年だったら西の方からミサイルなんかがぶっぱなされたので応援なんて無理だったでしょう。もし首相が応援に行っても行かなくても、国民から非難轟々轟!なのがきょうびの日本のような気もします。
自由って素晴らしいね。
前々回のフランス大会で優勝したとは言え、前回の日本韓国大会で予選落ちしたフランスが4年後にまさか決勝まで残れるとは誰も思わなかったけれど、エラいひとからココんちの仏蘭西♂まで子供のような表情でフランスの行く末に一喜一憂する姿はなかなか傍観し甲斐のあるものでした。世の中が平和であればこそ素直に楽しめる一か月なのかも。この一か月、日本國だけでなく世界各地で不穏な緊張感が流れまくっています。悲しい予感さえします。
どうか4年後の地球が平和でありますように。こうしてワールドカップを楽しめますように。
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4年後は美少年かも...よろしくてよ、よろしくてよ ♡

le 12 juillet 2006, Olivier

Photo d'ouverture : AFP/DDP/STF
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by ma_cocotte | 2006-07-12 04:05 | 『?』なたわ言 | Comments(4)
Commented by しぇリ~ at 2006-07-12 18:13 x
税金。。。でもこういうことには仏国民も寛大なのでは?
オペラも見に行っちゃう総理大臣の時代ですからね~。
でもアジアではものすご~いフィーバーでしょうから、お席はないかも?(苦笑)

ma cocotteさまの美少年セレクションはすばらしい!今回は青田買いまで。。。ふふふ

ドミニク・ド・ヴィルパンは「キカイダーマンに危害を出す音を出す何とか博士」に似ていると思ったのですが、名前が思い出せません。

以前山の手線で偶然彼が乗ったときに、友人が「タ~ラ~ラ~♪」とその曲を口ずさんだら、とっても嫌な顔をされて下りてしまいました。。。あ~情けなや。

Commented by ma_cocotte at 2006-07-12 20:39
■しぇリ~さま、フランス大統領給与と国民最低賃金の格差は世界一だ
そうですよ。Corrèze とはいえお城が買えちゃうわけだよなあ、とひとり
シラける私だったりしますが、税金がそういう配分でも共和国民は不満を
持っていないのでしょうね。不思議だ。
この坊や、かわいいですよね。ちょっと将来一本眉になるかな?という
不安があるけど(笑。
私は以前、ド・ヴィルパン贔屓だったけど、CPEの対応でガックリンチョの
アデュウでした。ご本人も首相退任後は以前のブレインの立場に戻り
たいとおっしゃってるようで、私も大満足です(笑。ド・ヴィルパンは身の
程を知っているんでしょうね。学者として大成し、名を残して欲しいです。
Commented by xiaoli at 2006-07-13 09:24 x
W杯で一喜一憂できるのはホント平和のおかげですよね。朝起きてサッカーどうなったかな?と寝ぼけまなこでTVをつけたらミサイル話だったときのオドロキといったら・・・。次回はそんなことがありませんように!
日本は首相よりも天皇や皇太子ご夫妻あたり応援に行けばいいのにぃと思ったのですが、かえって難しいのかしら。

ド・ヴィルパン首相、外交官だった2003年2月のイラク危機の際の安保理演説を聞いて「かっちょえ~」と思ってたのですがねぇ。私も残念です。
Commented by ma_cocotte at 2006-07-13 17:15
■Xiaoli さま、そうそうあのミサイルの日はまさに「戦争と平和」を同時
に考えられずにはいられない日になりましたね。こういう動乱が国内で
起これば、サッカーの応援に国家元首が出張しますなんて受け入れられ
るのはまず無理でしょう。フランスの国家元首や首相、パリ市長が楽しそう
に応援を繰り返しているのは内政安定あってのことですよね。

ド・ヴィルパンさんは安保理演説で惚れた人が多かったのに政治家としては
理想論が先に出たことが災いしたと思います。政治学者として名を残して
欲しいです。
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