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引越から一年と二日
ココ新天地もそろそろ ココ天地 と改名せねばならないでせうか。
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明日で7月も終わりだと言うのに、午前中に外に出てみると風はひんやり。
秋の気配を感じました。
もしかして今年はギンギラの太陽を感じないまま秋を迎えることになるのでしょうか。

毎朝毎晩、天気予報で地中海沿岸のギラギラ太陽マークを見ては昨年までのわが環境を懐かしく思ったりもしますが、風速90km/hの表示を見るとあのミストラルなる北西風にはうんざりな思いを改めて感じ直したりもしています。


地中海岸から内陸20km弱地点から大西洋岸から内陸70kmの土地に引っ越して一年。
同じフランス共和国内ではありますが、ココ新天地についての漠然とした感想は、
▼老人が多い。
▼ネクタイを身につけた男性が多すぎる。スーツの色が地味。
▼スカート姿のエレガントな婦女子が多い。
▼おしろい粉のような、老舗G社のクラシックな香りをまとった女性が多い。
▼パンが高くて、不味い。(q`0´p)ブー!!
▼ユダヤ系やマグレブなど地中海人が少なく、アフリカや南米人が多い。
でしょうかねぇ。
ココ新天地に老人が多いのは実際、経済雑誌などでこの町が共和国内で老人に人気No.1の土地と紹介されているほどなので事実を目の当たりにしたと言えませうか。行き交う人はもちろんですが、高齢者の運転が多いのも当然なので注意と根気と寛大さと優しさが必要です。(私は運転しないんだけれど)

そして服装。これは参りました。
まずTシャツ姿の男性が少ない。こちらはカジュアルでもポロシャツ姿の男子です。週日の昼間の旧市街はネクタイ姿の男性だらけ。南仏ではネクタイを身につけている男性を見るのが稀だったので視界の変容に驚くばかり。ココんちのフランスびと♂は必死こいてポロシャツを探すことになってしまいました。
婦女子もエレガント。お子ちゃまでもクラシックなワンピースをお召しの子が多いし、女子小中高生もスカートで通学している子を見かけます。南仏ではまずスカートをはいている若い女子を見たことがなかったので驚きました。南仏でよく見かけるメロン胸にチュニジアスイカ腹、桃尻、いわゆるバンボンバンな女子が新天地にはあまりおらず、小枝ちゃーんが多いですが、反対にご高齢の超ウルトラ肥満婦人を見かける率も南仏より高いように思います。乳製品を大量摂取する地方だからでしょうか。

フランスの服装で「香り」も重要な要素でありますが、南仏ではココナツやバニラなど甘い香りを好む男女が多かったのに、ココ新天地に上陸してまもなく私の鼻に入ってきたのはあのお粉の香りです。G社やC社のクラシックな香り、母を思い出すような香りと申しましょうか。オトナの女性の外見も髪の毛をシニヨンにし、スーツにヒールという着こなしを見受けることも多々。颯爽と歩く女性とのすれ違いざまにこの香りというのは良いものですね。まだ南仏アッパッパー生活を引きずる私には良い刺激であります。

まあ、以上は他人様のことなので私が気にしなければどーでも良いことばかりですけれど、
ヒトはパンなしに生きられねーべ?
パンについては殊の外深刻。この一年で美味しいと思ったパンはほとんどないのです。パッサパサ。湿気のせいでしょうか?焼き上がりすぐでも不味い。信じられない。しかもバゲット一本が南仏より15~20サンチームも高いのに、短くて、小さい。・・・・最悪です。こればかりは引越したことを後悔。(T_T)

再び町に戻って。
やはりマルセイユは究極のコスモポリタン町だった、と改めて惚れ直している次第。
ココ新天地もエスニックな食材も食堂もあるにはあるのですが、出身国の匂いがプンプンのカルチエというものがありません。一軒のお店の中に充満しているのが限界。パリやマルセイユのような路地を曲がるたびに異国に飛んだような感覚に襲われることはまずありません。ココ新天地は大西洋に近いので、マグレブでもモロッコが多数派でバスクやポルトガルや西アフリカ、南米出身のヒトが多いのも特長です。地中海沿岸諸国の人懐っこい交流が懐かしくなったりします。・・・・けど、ココ新天地にもトルコ人が多い。労働出稼ぎの家庭が多いせいかもしれません。
マルセイユに行きたいけれど、戻りたいけれど、遠いな、遠すぎる。
さてさて、新天地でイイトコ探しの小さな旅を続けるとしますか。


le 30 juillet 2007, Juliette
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by ma_cocotte | 2007-07-30 21:42 | 『?』なたわ言 | Comments(4)
Commented by neco_no_koolon at 2007-07-30 23:57
パンは自力で焼くしかないわねぇ〜^^
Commented by ma_cocotte at 2007-07-31 02:40
>くろさま、

美味しく焼けるパン焼き器が欲しいかも。
こちらでも流行りつつあるのだ。
そして揚げ物マシーンも欲しい。・・・・置き場所に困る。(T_T)
Commented by valvane at 2007-08-05 09:46 x
自然が文化に内政干渉(?)するほど強いマルセイユと、自然の声はほぼシャットアウトするほど文化が強い新天地、ですか。よくわかんないですが、文化的香りの強い土地柄のようですね。パンはどうかわらないですが、そば粉クレープとシードルはおいしそうじゃないですか。他にもおいしいもの、楽しいもの探して頑張ってください。
Commented by ma_cocotte at 2007-08-05 20:51
>valvaneさま、ココ新天地は南仏とはまた一味違った文化圏のように
見えます。探検し甲斐がありますよ。日本ではベルばらの影響か太陽王
以降のフランス文化に焦点が当てられがちですが、中世文化が素晴らしい。

そば粉クレープやシードルの本場はココよりちょっと上、左に折れ曲がった
ところ(ブルターニュ地方)が本場ですが、ココの食文化は地味で粗食で
有名かも。(T_T) バターや山羊チーズ、豚肉のパテ・・・・肥満が多いのも
納得です。気をつけねば。
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