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これぞ、怠慢
10月31日だと言うのに、こんなもんを見つけました。
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この「Joyeuse Fêtes ヂョワユゥズ・フェット」、すなわち「クリスマスと新年おめでとう」の電光看板は数年前まではフランス語でAvent アヴァンと呼ばれる「待降節」直前に掲げられたものでした。待降節は移動カトリック暦になりますが、たいてい11月最終日曜日あたり、今年2007年は12月2日から待降節が始まります。確かこの電光看板を市町村内に掲示できる日付も政府が決めていたはずですから、今年は共和国内中どこの市町村のメインストリートにもこの手の電光掲示板が既に掲げられていると思われます。

おととしだったかその前年まで待降節頃に設置されるクリスマス関連商品の大テント小屋がハロウィン直前に据えられてそのまま年末まで開店していたことに驚きました。確か昨年はそれまでどこのスーパーやらイーパーマルシェでも待降節頃にチョコレート売り場が拡大されていたのにハロウィン前から化粧箱入りのチョコレート売り場が拡大されたのに驚きました。そして、今年はチョコレート売り場だけでなく、あのフォワグラが既に店頭に出ています。
今からフォワグラを食べ始めたら、新年明けた頃には自分の肝臓が
フォワグラ肝になってしまいます。ヾ(`◇´)
とうとうフランスはハロウィンも含めて「Joyeuse Fêtes ヂョワユゥズ・フェット」と称するようになってしまったのですね。私がフランスに住み始めた頃はまだハロウィンはアメリカニゼの最たるもので、これを喜んで受け入れたら自らを商業主義者と認めることになって恥だ、とまで共和国民は主張していたものでした。ところが年々ハロウィン商戦は活発化し、とうとう今年はひと夏かけてエイメリカにフランス魂を売りに行ったサルコぢ大統領閣下のせいだかおかげでハロウィンは「Joyeuse Fêtes ヂョワユゥズ・フェット」の仲間入りとなりました。その証がまさにこの電光看板掲示許可でありましょう。
嘆かわしや、おフランス。よよよのよ。
フランスでは長い生活文化において10月31日のハロウィンではなく、11月1日のToussaint トゥッサン、=万聖節と翌日2日のDéfunts デファン、=死者の日を祝うことになっていました。カトリック教会ではこの両日にミサがあげられ、2日の日には前もってこの一年に帰天した親類縁者の名前を知らせておくとその人のために祈ってくださいます。ちなみに11月1日は現在も共和国の国定祭日です。そんなわけで先週土曜日から秋休みにお子たちは入っておりますが、今年の11月1日は木曜日ということで、多くの役所や企業は翌日金曜日に橋をかけて11月4日まで四連休に入りました。
また、Pont ポンかよっっ! ミ○(;`_´)o パーンチ
Pont ポンというのはフランス語で「橋」のことで、火曜日か木曜日が祭日にぶつかると、月曜日または金曜日に橋をかけて連休にしてしまうことをポンと呼ぶのです。まじ、フランス人は休みを作るためならなんでもします。

この調子だと一年中「Joyeuse Fêtes ヂョワユゥズ・フェット」と称して、フォワグラが売られる日も来るでしょう。そうなったら本当にアメリカ商業主義がフランスに浸透したことになりますわね。ε= (´∞` )
フランスの魂を買い戻してくださる方は現れないのでせうか。

le 1er novembre 2007, Bénigne
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by ma_cocotte | 2007-11-01 05:07 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(18)
Commented by 伊望 at 2007-11-01 08:42 x
フランス、お前もか!

>ハロウィンは「Joyeuse Fêtes ヂョワユゥズ・フェット」の仲間入り

日本に帰国して、ハロウィーンの蔓延に一番ショックを受けました。アメリカ帝国商業主義の世界的蔓延ですね。イギリスでもここ10年ロンドンを中心とした南東部でアメリカ式ハロウィーンが流行ってきたとか...。ジャコランタンも多分イギリス本来の大蕪ではなくカボチャを使うのでしょうね。

特にキリスト者としては、キリスト教的・聖書的意義を見出せないハロウィーンには反対です。ハロウィーンを祝うことは万聖節の意義を貶めてしまいます。僕は日本の正教会を含むキリスト教界でももっとこれを深刻に考えて公の声明など表明して欲しいですね。

それと含めてフランスのローマ・カトリック司教協議会などはどういう対応を取っている、或は検討しているのでしょうね?

Commented by ma_cocotte at 2007-11-01 13:50
> 伊望さま、おフランスもなんざますよ。
昨日は17H30~19時頃まで10分置きくらいに玄関ベルがなりました。
フランスの場合、もともと11月1日は国定祭日になっており、お墓参りを
し、菊の花を飾る習慣があります。フランスの教会の方はこの一週間、
ほぼ毎日ミサをあげており、1日と2日は大ミサですし、他の日には召命
祈願ミサなど、活動熱心な一週間です。
ハロウィンはスーパー全国チェーンにとって恰好のターゲットにしか見えません。
待降節からパーティ用品や食料品を売る習慣を3~4週間以上前倒しで
始めたことになります。今年はフォワグラまでハロウィンやらこの万聖節
休暇の家族会のための食品として紹介されたのには面食らいました。
これではフランス人も近い将来、肥満の共和国民で溢れかえるでしょう。

サルコぢはまじ、国内向けの政治家です。 (`Д´#
Commented by miel at 2007-11-01 17:45 x
ma_cocotteさま~
こんばんは♪
Toussaints にあやかりつつ、右上のCDに反応して出てまいりました。
今年も、la veilleの歌ミサの時に修道服を受け取った若き修道者がいたと想像します。
この道を全うしてほしいです(祈)



Commented by 伊望 at 2007-11-01 19:52 x
ハロウィーンや万聖節にフォアグラ・・・贅沢。
大好きですけど、クリスマスとかお正月などに留めています。

でもハロウィーンならせいぜい不味いアメリカ感謝祭料理くらいでで十分だと思います。
Commented by あぐねす at 2007-11-01 21:29 x
ここ日本でも、かね儲け関係行事の宣伝ってすごい、年々早まってます。9月のボージョレ-・ヌーボーの予約から始まって、ハロウィンのお菓子でしょ、今は正月料理の予約、もうそろそろクリスマス関係かな...

ハロウィーンは、近年、仮装行列なんか流行ってるみたいですね。親と一緒に仮装行列とか、商店街主催とか。日本は、お子様が少ないとか、子供虐待とか問題ありだから、親と子供が一緒になって楽しめる行事で少しは明るくしようって感じなのかしらん??お盆はあるし、キリスト教国でもないし、逆にお楽しみパーティーにできる気軽さがあるけど、フランスはやっぱり、ハロウィーンより、伝統的お盆行事やってほしいな。年中フェットでフォアグラ・ショコラばっかりじゃ、グルメの国じゃなくて、肥満大国になっちゃうよーん。
と、いいつつ、私もおいしそうなお菓子探してばっかりなのですが、気になるのが、とんねる釜焼きのこれ:
http://www.d-b.ne.jp/tsh/what's%20New.html ところどころのコラムが楽しいです。

Commented by ma_cocotte at 2007-11-01 21:36
> mielさま、こんにちは。
こちら↓、ぜひ。

http://www.ktotv.com/video.php3?numero=2

Saint Gervais は勢いがありますよね。彼らの活動はムーヴメントに
なりそうな予感がします。そう願っているカトさんも多いと思われ。
こちら↓は、ノートルダム@巴里の夕祷とごミサ。ぜひ。

http://www.ktotv.com/officesreligieux.php
Commented by ma_cocotte at 2007-11-01 21:44
>伊望さま、いえね、フランスですがたいてい10月中にワインの大廉売
が行われます。特設会場で木箱で売るほどです。それが閉まるか閉まらないか
のうちにハロウィン商戦につなげているのがミエミエなのですよ。
フランスはここまで商売上手ではなかったはずですが、21世紀に入って
からエイメリカや日本の商法を取り入れ、技術提携は中国・・・・最悪です。
中国オリンピックにフランスはかなり投資しているのでオリンピック終了
までは中国ベッタリだろうというのも簡単に想像できますが、その後あっさりと
東欧に下請けの拠点を移すのも簡単に想像できたりなんかします。
中国はフランスに捨てられたくないみたい。

感謝祭料理というとスタッフィングした七面鳥にクランベリーヂャム
でしょうか?ローマンカトリックや正教会はエイメリカで共に感謝祭を
祝っているのでしょうか?素朴な疑問です。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-01 21:51
>おお、あぐねすさま、たいむりぃ。
こちらをぜひ↓。

http://www.ktotv.com/video.php3?numero=2

いただいたURL、某危険人物氏のURLとそっくりなので恐る恐る開き
ましたですよ。開いて安心。大分のビスキュイ、おいぢぞう。
実は16世紀、カトが栄えたのは大分ですよね。天正少年使節団のパトロン
も大分近辺の諸侯ですものね。もっと注目されてもいい、というか来年の
列福式に向けて盛り上がりそうかなあ。
それにしてもハロウィンからフォワグラ販売というのはアングリでした。
フォワグラだけでなく鴨肉のオンパレードです。サルコぢは共和国民を
難治疾患者にしたいのだろうか。こんなんだから11月中毎日どこかで
ストなんだわ。他人の奢りでグルマンディーズなサル。ε= (´∞` )bof
Commented by あぐねす at 2007-11-01 22:30 x
ma cocotteさま、

某危険人物って誰だろう...なーんちゃって。

エルサレム会の賛課の実況中継、ありがとうございます。
彼らのポリフォニー、美しいですねー。晩課もいいですねえ。
夕方、サン・ジェヴェルベに入ると、晩課に与れる可能性大ですよ。

全然関係ないけど、きれいな写真:
http://www.arnaudfrichphoto.com/eglise-cathedrale/eglise-cathedrale-1.htm
Commented by 伊望 at 2007-11-01 22:44 x
>ローマンカトリックや正教会はエイメリカで共に感謝祭を
祝っているのでしょうか?素朴な疑問です。

はい。教会で感謝祭を祝う聖体礼儀・祭儀を行い、各家庭で国家制定のメニューをいただいてお祝いするのは一般的です。

正教の場合、新暦つまり改訂ユリウス暦やグレゴリオ暦に従っている教会だと降誕祭前の斎(精進)で、つまり肉は食べないことになっていますが、この日は例外を設ける家庭が多いです。

カナダ感謝祭(10月)も同じです。国家的祝祭なので宗教を超えてお祝いをしていて例えば保守派ユダヤ教のお家でも祝っていました。
Commented by siojake at 2007-11-01 23:45 x
この3年位ですよね、カボチャがフランスに蔓延してきたのは。
ねずみの国でイベントしても、いまいちノリの悪いフランス人だった筈なのに。
ココが出来てからゆーーーーっくりと洗脳したんでしょうかねぇ。

アメリカのハロウィンと感謝祭は宗教の関係ないお祝いなので、地域や
学校やその他いろいろな所で誰もが思いっきり楽しんでいました。
当時の我が家のご近所に、盛大なハロウィン飾りをしている家があって
(しかも効果音付き)これはきっとクリスマスも凄いぞ~と期待したら…
なんにも無し。ユダヤのお宅だったんです、そこ。

元々世界中からの海越えてやってきた移民の国であるからこそ、
バックボーンに関係なく楽しめるお祭りが必要なのだと思いましたよ。
歴史の長い国はやはり、自分の所の風習を守り伝えて欲しいですね。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-02 00:10
> siojake さま、もしかしたらユダヤのお祭りのスコットとハロウィンの
時期が重なった年だったのではありませんか?年によっては重なる
と思います。カトリックの待降節入りとユダヤのハヌカも時期が重なる
ケースがあります。ユダヤんがハロウィンを祝うのは考え難いかもです。
収穫感謝祭はエイメリカに移住したプロテスタントのお祭りなので宗教と
関係があると思います。カトリックではお祝いしないはずなんですが、
現代エイメリカではどうなんでしょうね。

ちょっと古い記事ですが、拙ブログ2005年10月のもの
http://malicieuse.exblog.jp/3706353
ハロウィンに万聖節をあてがったのは当時の聖座なんですが、
なんでまたアメリカでこうもブレイクしたのだか・・・やっぱ商業主義の
お祭り日なのでしょうね。
Commented by 伊望 at 2007-11-02 07:09 x
http://malicieuse.exblog.jp/3706353

参考になりました。だから万聖節は東と西の教会カレンダーで異なりますね。

>収穫感謝祭はエイメリカに移住したプロテスタントのお祭りなので宗教と
関係があると思います。

現在アメリカでは、むしろ世俗的・政治的お祭りです、いや性格にはアメリカ国崇拝のための擬似宗教的祭儀かな。
なので宗教に関係なくつまりローマ・カトリックであろうが仏教徒であろうがイスラム教徒であろうがお祝いしています。

ピルグリム・ファーザーズと原住民の感謝祭の話は一種の原建国神話です。『偉大なアメリカここに始まる』みたいな。だからこそ歴史上数度大統領から『公式メニュー』が発表されて、それを食べピルグリム・ファーザーズに思い、彼らの体験を疑似体験することによって、食べた人が歴史とアメリカ国家と一体化する。つまりアメリカ国家神話の過ぎ越しの祭り、聖体礼儀、ミサなのです。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-02 14:41
> 伊望さま、収穫感謝祭が現在エイメリカで政治的なお祭りというのは、
いやはやなんともですね。日本国内には多くのミッションスクールが
ありますが、新教系は収穫感謝祭礼拝を行う学校が多いです。
旧教では収穫感謝祭ミサはあげられていないと思います。アメリカ系
カトリックミッションスクールが少ないからかも?11月の終わりはカト
では年末なので待降節の準備に精を出したい・・・・ハロウィンがまかり
通る前のフランスはまさにそうだったのだった。(T_T)
Commented by siojake at 2007-11-02 22:58 x
>ma_cocotteさま
そのご近所さんが居たのは99年のハロウィン。
翌年の春に彼らは引越したので、ご近所だったのは1年弱でした。
この99年は重なる年だったのでしょうか?

多分お子さんの居たお家だったので、頑張ったのかもしれません。
そんなに厳しくないユダヤさんとお見受けしましたし。
飾っている最中の「ひゅ~どろどろどろ~」音声に何度笑かされた事か・・・。

当時良く行ったスーパーマーケットで貰った月別レシピ付きカレンダーは、
思いっきりユダヤなお料理レシピで暦もばっちし印刷されてました。
普通のスーパーで普通に配ってるものなのに、もうびっくり。
クリスマス用品の側にハヌカ用品が結構なスペースで置かれるわ、
コーシャーフードの売場面積がフランスの数倍なのにもびっくりでした。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-02 23:14
> siojake さま、イスラームやユダヤんはそれぞれ固有暦なので
その年によってお祭り日が異なりますよね。イスラームの知人は
十数年だかに一度やってくる真夏のラマダーンがつらいと言っていました。
赤道近くなら一年中いつでも日の出も日没もさして時間が変わらない
けれど、フランスはつらいって。
ユダヤの方々はスコットという仮庵の祭りを盛大に祝うので、今頃かなあ、と。
お家の外を美しく飾るお祭りだったと記憶しています。
今月末あたりはハヌカのお祭りなのでどこのおうちも光で溢れますね。
あれはきれい。
いいなあ、コシェルフーズとお料理。以前、南仏時代は簡単に手に入り、
食べられたのに新天地では難しく、マルセイユに戻りたくなります。
Commented by ぴよよん at 2007-11-05 12:46 x
フランスも日本みたいに、ハロウィーンが終わったら即クリスマスイルミネーション、となったのかと思いましたら…違いましたね。
我が家は米軍住宅が近いせいか、ハロウィーンの盛り上がりはすごいですよ。
近所の高級住宅地には毎年たくさんの親子がお菓子をもらいに群がるんですが、私にはどうも抵抗があって…。
去年は子どもにねだられて、また初めての体験だったので連れて行きましたが、今年はねだられても断りました。
「うちはハロウィーンをしない!あれはアメリカのお祭りだから!(かなり大雑把な言い方だけど、うちの近くでやってるのは絶対アメリカ式だし)」
と言ってもよくわからないみたいでしたが…。
そして、いろんなところでもうツリーが飾られていますよ。
なんかせきたてられているような気がするのは私だけでしょうか。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-05 17:32
>ぴよよんさま、まずは、がんばれ~っっヾ(°0°)ノ
日本で外国人というとなぜかエイメリカ人ですよね。
夫が日本に行った時もどこでも「Hello!」です。「僕はフランス人で~す」
が返答台詞になってしまった夫。
生活習慣は大事だと思います。もし将来、フランスに再びお住まいという
ことになっても、エイメリカ文化そのものをフランスでは味わえません。
やっぱりこの時期は11月1日にお墓参りをする、待降節入りから
クリスマスと新年の準備を始めるのがお勧めです。ちなみに今年の
待降節は12月2日(正確には12月1日の日没から)です。
ハロウィンなどもしかしたらフランスではいずれ廃れる行事かもしれません。
でも11月1日のお墓参りはまだまだ続くと思います。
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