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ぢわぢわと。
例の お薬水 を買った頃、恥ずかしながらはじめて私はコレ(↓)を買いました。
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この紋所が目に入らぬか?

紋所の中身が目に入った時を想像すると身がよぢれたりいたします。ヾ(`◇´) 
そう、萬金油、タイガーバームです。
半月ほど前、外国人向けのフランス語講座に出席した時、トルコ人の女性が足のむくみに悩んでいると話したところ、すかさずタイ人の女性がタイガーバームの小瓶を携えてトルコ人女性のむくみの部分に塗り、マッサージを始めました。このマッサージを2~3日続ければ治る!と、タイガーバームの小瓶を気前良くトルコ人女性の手に握らせました。タイ人女性の話で、おらが町のはずれにあるアジア食材店のレジ近くでタイガーバームを見つけられる、と聞いたので、慢性肩こりと腰痛持ちの私は早速そのお店を訪ねてみました。が、レジ近くを見回してもタイガーバームらしき物は見当たらず、しばし視野を広げたり狭窄してもみました。いい加減見つからないので、レジの男性に尋ねると、なんとレジ机の下からカラフルな小箱を取り出してくださいました。
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5.95ユーロ。適正価格でしょうか?ムッシュウは「サロンパスもあるよ」とおっしゃってました。そう言われてみると、フランスでこの手の筋肉痛の痛みを緩和するお薬を見たことがありません。帰宅して肩やら腰やらふくらはぎやら塗りましたが、塗ってしばらくするとぢわぢわと患部に染み入る感じが実感できました。ハッカの香りですーっと涼やかなのに、ほっかほかと奥に沁みていくような不思議な感じです。イイものが地元で買えると知ることができました。鼻づまりに効きそう。(^_^)

ところが、です。

タイガーバームを地元で買えることを教えてくれたタイ人女性はもう地元にはいません。ちょっと前、フランス人のご夫君とタイに移住してしまいました。というのも、フランスではよくある話ですが、このご夫妻も母国で既婚歴のあるアジア(または東欧)系女性とフランス人男性の中年再婚カップルです。タイ人女性は一度は子供を母国に残したまま単独でフランスに住み始めたにも関わらず、数年後に母国に戻るというパターンです。このタイ人女性の場合、タイの実家に子供二人を預けたまま来仏し、結婚を契機にフランス国籍取得のための準備にも入りましたが思うように進まず、そうこうしているうちに子供が恋しくなり、ご夫君が定年を迎えたこともあり、ご夫君を説得しての帰国だそうです。

こうすることでタイ人女性がこれまで続けてきたフランス国籍取得の準備はチャラになってしまいます。今年5月、サルコぢが大統領になって以降、共和国内の外国人長期滞在者への滞在条件はどんどん厳しくなっているのも事実です。フランス共和国内で適用される社会保障制度を駆使すれば、難民であろうとガイジンであろうと「普通の暮らし」ができた共和国ですが、その恩恵にあずかれる条件や日数設定が厳しくなっているのです。来月だったか、外国人滞在希望者に対してのフランス語学力試験が各地で実施されます。おまけに、ガイジンだけでなく共和国民全体に関わることでは共和国内の物価が恐ろしい勢いで上昇しており、生きるためのエネルギー源である食生活に目に見えて響き始めているのです。(なんと今月は毎日どこかでストライキ。きょうは国鉄ストライキの第四日目ざます。毎日ストライキなのも新しい大統領のおかげ、いや、せいだな。)

このタイ人女性の言い分では、この半年でフランスの国内物価が急上昇し何を買うのも不安になるけれど、タイに戻れば不安もなく美味しく物が食べられるし、丁度時同じくして夫が定年になったこともあるので子供と親が待つタイに戻るのだそう。このフランス人の夫さんはタイの田舎でスーパーマーケットを始めるつもりらしいです。それもフランスでは難しいけれど、タイなら簡単に実現することなのだそうです。このタイ人女性と似たような話をメキシコ人女性からも数か月前に聞きました。フランスでの生活が苦しくなり始めているので、メキシコを生活拠点にしつつ、フランス人のご夫君と墨仏間輸出入業を始める計画を立て、我らが地元の商工会議所の起業講座に登録したそうです。

確かにヴァカンス明けの9月以降、何もかも値上がりし続けています。ぢわぢわと生きていくための苦しさを実感していたりします。このままだと共和国の庶民が飢える日が来そうです。
大統領閣下、
ブリオッシュも値上がりしていますので、パンの代わりになりません。

le 17 novembre 2007, Elizabeth
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by ma_cocotte | 2007-11-17 20:49 | 『?』なたわ言 | Comments(4)
Commented by しぇリ~ at 2007-11-18 05:21 x
タイガーバームについて、欧州内で偽物が横行しているとオランダで騒ぎになりました。パッケージもそっくりなので、開けてみなければわからない。ロシアンルーレットのようだねと。。(苦笑)
ma cocotte様が購入されたものは効き目があるということで本物のようですね。
よかったよかった。
肩こりを知らないフランス人は多いですね。本当にうらやましい。
我が家ではサロメチールとエアサロンパスは必需品になりつつあります。

生活が苦しくても母国で豊かに暮らせるなんて、それもうらやましい。
日本に帰っても年金だけでは暮らせないでしょうし、払った年数が正当に係数として算出されるかどうかとありえないことで悩んでしまいます。

おフランスがアメリカのように貧富の格差が大きくなっていくような不吉な予感。。
Commented by ma_cocotte at 2007-11-18 17:34
> しぇリ~さま、そんな事実があったとは知りませんでした。
私が買った物の箱の中の説明書には日本語の説明もありました。
塗ってしばらくするとスーっとしつつも内部に熱いものが沁みるような
錯覚です。思ったより丸い刺激だと思いました。

肩こりを知らないのはランドセルのせいでしょうか・・・・そんな気がする。

フランスの将来は不安ですね。
こんなストばかりのフランス、久しぶりです。でも、不満表明は当然
のような気もします。王座に座ったサルコには哀れみを持つ心の余裕も
ないまま野心の実現に必死ですね。
Commented by hasegawa_e at 2010-04-01 14:21 x
タイガーバーム!

シンガポールだけでなく香港でも人気のお土産ではありますが。。。

寝違え、肩こり、足の疲れなどなど、かなり緩和されますよ~。

http://tigerbalm.50webs.com


Commented by ma_cocotte at 2010-04-01 16:12
+ hasegawa_e さま、はじめまして。

私は今の時期、香りを嗅ぐことで花粉症など緩和した錯覚を
覚えています。ありがたや。
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