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カっとして、グっと来て、パっと断交を宣言しちゃうのだから。
今から10日ほど前の11月19日、突然、ヴェネズエラのおチャベス大統領閣下がご来仏あそばして、5年以上前からコロンビアの極左組織に誘拐拉致されたままのイングリット・ベタンクール女史の救出をほのめかしました。フランス皇帝サルコぢ一世が住まうエリゼ宮殿においてもその意向は大歓迎され、フランスで母上の救出を祈るベタンクール女史の二人の子供や支援者もモアイにお似ましのおチャベスさまを潤んだ目で神を仰ぎ見つつおチャベスさまの今後のご活躍に祈りを捧げたのでありました。
ところが、です。
ヴェネズエラにお戻りあそばしたおチャベスさまがコロンビア政府と極左ゲリラ(コロンビア革命軍、FARC)の仲介交渉を始めるに当たり、どうもコロンビア政府を無視してコロンビア国軍との交流をとり始めたことで、コロンビア政府側が大統領の名の下にチャベス大統領を介した交渉を打ち切ると21日に発表しました。今後はおチャベスさま抜きで交渉を続けるそうです。この世には時差がありますので、おチャベスさま来仏3日未満でこんな展開を見たのです。コロンビア政府の措置を知ったフランス皇帝サルコぢ一世におかれましてはコロンビア政府に「おチャベスさまに今のあなた方は従うべきです」とご進言。コロンビア側は皇帝サルコぢ一世の意見を受け入れませんでした。
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↑ 左がウリちゃん、右がチャベたん ↑
こんなべっとりねっとり密蜜な時もありますた。

Photo par AFP

つくづくおチャベスさまの感情は蛍光灯のごとく、電流の流れの悪い豆電球に譬えられます。25日、おチャベスさまはスペイン、コロンビアの二国との関係を凍結すると発表しました。なぜなら15日前の11月10日、チリのサンチアゴでスペイン国王から Por qué no te callas! 黙らっしゃいっ! とテレビ生中継中の会議の席上で一喝されたこと、続いて4日前にコロンビアに人質救出交渉の仲介役から外されたからです。「スペインはベネズエラの尊厳を傷つけた」「コロンビアはベネズエラ国民の顔につばを吐きかける行為をした」ので「スペイン国王が謝るまで」「コロンビア政府の人間は信用できない」、ゆえにスペインおよびコロンビアとの関係をベネズエラは凍結するンだそうです。「ベネズエラの尊厳」というよりおチャベスさま個人のプライドを傷つけられたことでおチャベスさまのご体内の「お疳の虫」が治まらないだけぢゃないのかすらね?

それでもスペインもコロンビアも 無視 しか示さなかったことで、おチャベスさまのご体内の電圧器まで調子が悪くなり始め、とうとう28日になっておチャベスさまはコロンビアとの国交断絶を宣言しちゃったのでした。コロンビアのウリベ大統領の任期中はぜーったい国交を回復しないって決めちゃったんだそうです。凄いよね、おチャベスさまは自称「我こそは本物のマルクス主義者」だよ。他者を威圧するほどエラいけど、底辺の人なんだよねぇ。

なぜかわざわざパリまでいらして『イングリッドは生きている。私はそれを確信している。』と滞在先ホテルに入る手前でつぶやいた(!)のがベネズエラに生中継されるという演出までしてベネズエラ国民に「我こそは全知全能」をアピールしたおチャベスさまは28日には「僕に縁を切られたら60億ドルの両国間貿易に打撃をもたらしちゃうンだからね♪」と断交宣言の中で述べて、ベネズエラ国民にまたも「我こそは全知全能」を見せ付けました。とっころが、
今もって、コロンビアからは無反応。
チャベたんは無視されてるらしいよ・・・・。おばちゃんはスペインやコロンビアがベネズエラにイヂメなんかしていないと思うよ。おチャベスさまは過去にもメキシコやペルーからの大使を召還し、ベネズエラ国民には「全知全能の絶対権力」を見せつけ国内を威圧していましたが、国際的に傍観するとおチャベスさまがそうしたところで貿易にはほとんど影響がなく、今回の「おチャベスさま断交宣言ショウ」が興行されたからとて両国間の外交のみの対立のみで経済はプルンとも動かないでありましょう。
おチャベスさまってハッタリかまし屋だよね。(-。-) ボソッ
フランスの共和国民の反応はベタンクール女史を救ってくれると宣言したおチャベスさまを「信じ」、「従おう」と主張する人と、救うにしてもそこに民主主義はあるのか?目の前の甘いエサに騙されずフランスは熟考して前進すべし、と慎重論を唱える人に二分しつつあります。確かにベタンクール女史の子供の立場になれば「一日も早い救出を願う」のは当然なんではありますが、子供達が「ママンを救ってくれるおぢちゃん」を盲目的にお慕い申し上げ始めているのもテレビの画面からぢっとり感じ取れる現状です。
こちら(↓)、昨晩放映された生討論番組のビデオです。深夜の大舌戦!
Ce soir (ou jamais!) : L’Amérique latine de Chavez
さて、現代フランスの帝政の中におります一ガイジンとしましては、皇帝サルコぢ一世が内政におかれましては極右でありながら、外交におかれましては 中國さま やベネズエラさまとベットリぬるぬるしつつ任期一年未満の小ブッシュにワンワンという理解に苦しむ「珍帝」にしか見えません。本当にこの地球は21世紀から7年、まもなく8年目に入るのか・・・おフランスはどうも近世どころか中世時代にタイムスリップしつつあるのではと思いつつ、私は少しずつ荷物をまとめようかな・・・と。

le 29 novembre 2007, Saturnin
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by ma_cocotte | 2007-11-29 18:37 | 『?』なチュウナンベエ | Comments(6)
Commented by siojake at 2007-11-29 20:49 x
チャベさんに小ブッシュ…皇帝は自分よりウマシカに見える気がするお方に
擦り寄って、コンプレックス解消しているのでしょーか?

なーんて思いたくなっちゃうこの頃です。
そのうちでっかい肖像画とかを描かせちゃうんじゃないかしら。
今夜、地上波にご出演だそうで。どんなお言葉が出てくるか、ワクワク。

Commented by ma_cocotte at 2007-11-29 21:56
>siojakeさま、今、本文に加えましたが、昨晩のFrance3のCe soir
ou jamais! をご覧になりましたか?呆れるほど凄かったですね。

それより皇帝サルコぢ一世はたいちょぷなんでしょうか?正気とは
思えませんが。このままどこまで私利私欲満足ショウが繰り広げ
られるのやら。サルコぢに気に入られたい政治家や会社経営者が
増殖中ですね。今朝のテレマタンでラシダ・ダチを賛美するラファランには
呆れました。ポワチエもモラルのない人間が繁殖する土地と化したか(-。-) ボソッ
Commented by あぐねす at 2007-11-30 21:25 x
こんばんは、このおっさん、はったりハッスルおやじって感じ!すぐかーっとなって、熱しやすいタイプかも。信用されないタイプ?

さっき、ベタンクールさんのヴィデオみたけど、痩せちゃって哀れ。もう4年も経つのか...今年こそは、なんとかノエル前に解放してくれー!です。

ところで、ページ右上のSARKO 1erも面白そうだけど、Placideのも、かなりイケますよ!http://www.leplacide.com/
Commented by ma_cocotte at 2007-11-30 22:11
>あぐねすさま、こちら↓、昨晩の皇帝・生サルコ・ショウのビデオどす。

http://videos.tf1.fr/video/news/france/0,,3637381,00-interview-nicolas-sarkozy-elysee-.html

皇帝ですが日曜日のドミニカル就労を解禁するらしい・・・・
ナポレオンとヴァチカンの和解よりサルコとヴァチカンの不仲の方が
露骨かもです。

おチャベスさまですが、ぜひ本文中のCe soir ou jamais!を。
この番組、なかなか上質なのに、この晩に限っては脳みそをチョムスキに
洗われたおねいさんのせいでε= (´∞` )bof な出来上がりになりました。
南米の誰もがアメリカの言いなりになんて考えちゃあいないんですが、
だからといっておチャベスさまに盲目にはなれませんわなあ。
南米のカトリック教会も二分しているらしいです。

Commented by siojake at 2007-11-30 22:43 x
>ma_cocotteさま、Ce soir ou jamais!はそんな状態でしたか。
リアルタイムでは見ていなかったので、先ほどちょこっと。
ワタクシの語学力では「はらひれほ~」状態で呆けておりました。
とはいえ、先日のアルゼンチンの選挙でペロニストという言葉が耳に引っかかり、
あれこれネット読み漁ったばかりだったので、興味深かったです。

皇帝どのの放送は終わりの方だけちょっと見る事が出来ました。
最初にロングの画像が目に入った時、しら~っとした空気が感じられて
何なんだ?と思ってしまいました。
ま、PPDAは元々そういう顔をなさるお方ではありますがねぇ。

このバンドデシネって…就任間もない頃に出まわった記憶がうっすらと(笑)
Commented by ma_cocotte at 2007-11-30 23:33
> siojake さま、Ce soir ou jamais!の掲示板にも「あの黒髪のせいで」
なんて批判が書かれていました。南米が本物の成熟した国家群となる
ためには確かに米国や旧宗主国への依存が微塵もなくなることでしょうが、
それを反米と表現すると自動的にマルクス主義というのも「違うよ!」と
言いたくなりますよね。黒髪のおねいさんは「チャベスに興味があるだけ」
と言いながら機関銃プロバガンダちゃん・・・呆れましたわ。
サルコぢさまについてはいかにも共和国民のためと言いつつ、最後まで
聞いているといつも彼と彼のお仲間の利益につながる話ばかりなのが
不思議です。内政は皇帝、外政はマルクス主義という二面もいやはや。
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