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身動き取れない貴方のためにできることは何でもします、喜んで。
フランス共和国首相フランソワ・フィヨン François Fillon 氏が日本時間10日夜来日し、翌日から48時間フル稼働で「フランス商人の頭領」となられているのであります。
こちら(↓)、4月11日夜20時のTF1 ニュウス。
Fillon en visite au Japon
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3817910,00-fillon-visite-japon-.html
海老..ぢゃない団十郎さんやら、常陸宮殿下、天皇皇后両陛下...щ(゚Д゚)щ わぉ、わお。
このニュウス(↑)の最後にも語られていますが、日本はシラクの時代を懐かしんでいる傾向にある、ということがポイントかもしれません。フランスびとのほとんどがシラク前大統領がハンパぢゃない日本贔屓 pro-japon だったことを知っていますが、サルコぢ現大統領がハンパぢゃない中國贔屓 pro-chine であることもよーく知っています。(cf.来仏するには今!この時しかなかった安倍ちゃん。

その上、昨年11月末にサルコぢ閣下はお気に入りと大好きなヒトだけを選んで初のアジア訪問国として中國に。最新型エアバスA380を160機お買い上げ、チーン!原子力開発契約で、チーン!と携帯電話提携でリンリンリリン!と商談を次から次へと大成功させました。(cf. そーいや、サルちゃんは今、どこに?)言っちゃなんだがこの中國サマとの大商談の基礎固めはサルコぢ閣下が大統領になる前から長年の「何かが流れているのに不思議と基礎がぎゅっと固まること」を続けていたからですが、この中國公式訪問以降、ヴェネズエラやらリビア、アラブ連邦との商談にも成功したことで、サルコぢの鼻はますます高くなって、背中は仰け反り、一方で言動に落ち着きがなくなったのであります。

私たちが忘れちゃならないのが、この2007年11月の中國訪問時にサルコぢ閣下が何を公言し、中國のどエラい方々を満悦させたかということです。それは、
中國はひとつ。
¢( ・_・) アレ? 最近よく聞くフレーズでございますわよね。そう、サルコぢ閣下はこの時既に中國サマの御前で「台湾もチベットも中華人民共和國の下«l’unicité»、つまり単一である」とはっきり述べたことで、お手手バンバン叩いて大喜びした胡錦濤国家主席がその場で北京オリンピック開会式にサルコぢ閣下を「招いてあげた」のです。(cf.皇帝サルコぢ一世におかれましては、千里を暴迷走する。

ココまであからさまにやっちゃ、サルコぢ閣下が今更、日本向けに何をやっても中國さまに「私だけを見て~ん。約束でしょ?ウリウリ」と甘い声でたしなめられるだけでございます。しかも、年が明けてから「フランスの良心(フランスで「良心」という単語は=「神」になる。元カトリック長女國ですけん。)」と臣民からあだ名を付けられても、所詮、サルコぢは「ヒト」に過ぎず、この3月のチベット暴動なんて予測もしなければ預言さえもらえなかったのです。こんな想定外なことがオレさまの身に起こっちゃって、世界で一番プンプンなのは中國さま、二番はサルコぢ閣下であります。

てなわけで、中國サマの手前、身動き取れなくなったサルちゃんは筆頭手下のフィヨよんに「僕が中國でできたことを、お前は日本でやってごらん。」と命じたわけです。日本は日本で「今度の大統領さんはシラクはんと違って日本のことなんてどーでもいいんだ(T_T)」とウヂウヂイヂイヂしていたところにフィヨよんの来日です。フィヨよんから「仏製品の日本市場におけるシェアは2%以下に低迷している!貿易環境を整備せいっ!」とガツンと言われても「覚えていてくれてありがとー」な日本國なのかもしれません。いつまでも感動に浸ってないで動きましょう。今回の初来日でフィヨよんはペネロープ夫人(パーカーなしよ)を伴い、EADS(エアバス親会社)、Areva(原子力関連企業、5月に日本原燃と提携建設された六ヶ所村再処理工場の操業が開始)、AXA(大手保険会社)など各最高幹部を商談のため、仏海軍軍人も国際協定提案のために同行いたしました。おそらく東京湾沖合いに仏軍艦2隻が浮かんでおりますよ。何でも国際連合の規定に則った海賊対策としての国際海上憲兵隊を設立したいそうです。щ(゚Д゚)щ 格好いいぢゃーん。こちら(↓)は12日13時からのTF1ニュウス。
Piraterie maritime : Fillon pour une ''force internationale''
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3818005,00-piraterie-maritime-fillon-pour-force-internationale-.html
あらま、すてきな水兵さんですこと・・・。
この2日間の公式日程において、フィヨよんは商談だけでなく日仏交流150周年式典やら今年7月の洞爺湖サミットの下準備まで愛するサルちゃんのためにこなしました(まだ、こなしている最中か)。12日なんて青森県の六ヶ所村にもおみ足運んだらしいよ。
フランスでのニュウス報道を拝見すると、現在、日本国内にエアバス機はほぼないに等しいそうです(シェア4%)。経団連での演説でも最新型エアバスA380型機、A350型機が燃費も良く、必ずや日本國を助ける買い物になるとフィヨよんは述べられていますが、この商談を受けて日本航空がボーイング機からエアバス機に一部切り替えを検討すると示唆したとか。中國サマの160機には至りませんが、ボーイング一筋だった日航が一部でもエアバス機を採用するとボーイング社は大打撃を受けることになるらしいし、日航がこれを決定したら他社の追随もほぼ間違いないそうです。
フィヨよん、やるぢゃーん♪ 
ただ、日曜日に帰国して愛するサルちゃんが自分を認めてくれるかどうかが現在のフィヨよんの心配事なのかもしれません。フィヨよん、お疲れさまでした。Bon dimanche!

le 13 avril 2008, Ida

ちょっと気になったのはこんにち お昼のFrance 3全国版ニュウス です。
CEO という中国製四輪駆動車がフランスで近日中に販売開始されるそうですが、このニュウスによりますと車の値段と質が不一致ではないかとか何とか。___φ( ̄^ ̄ ) マァ、私ハカイマセンケレド。
なんというか思うに、おフランスのマスコミは常に反中國 Anti-chine を貫いていますなあ。特に France Télévisions は強烈に皮肉っぽいというか(民放の雄 TF1 はサルコぢに掌握されていると言う専らの噂)。まあ、国家元首があれだけはっきりとした Pro-chine ですからマスコミによる Anti-chine 警鐘がやかましく鳴らされることで平らに等しい共和国民の思考のバランスが保たれるのかもしれません。

【追 記】 海賊対策のために国際海上憲兵隊を創立する件についてのニュウスはこちらを。
La piraterie maritime, fléau difficile à enrayer
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3818096,00-piraterie-maritime-fleau-difficile-enrayer-.html

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by ma_cocotte | 2008-04-13 00:05 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
Commented by rice_shower at 2008-04-13 07:34 x
数年前に公開された、仏中合作映画『(バルザックと)小さな中国のお針子』はとても良い映画でした。
中国の芸術志向(非商業主義)の強い映画には、何れにもそこはかとなくフランス映画のテイスト(トリュフォーとか一昔前の)が漂い、この二つの文化には意外に親和性が有るのだな、と以前から感じておりました。
さて、フィヨン首相来日で日仏の原子力発電の協力強化の合意が為されたようですね。  原発と言えば、何といっても中国が今後の最大導入国。 中国における商談では、日仏間で不毛な競争をして、中国にだけ甘い汁を吸わせるような事がないように、うまくやって欲しいものです。
Commented by LYS at 2008-04-13 11:40 x
フィヨン来日のニュースここ日本ではあまり報じられていません。新聞で少し動静が報じられましが。

ねじれ国会に焦点があたってます。韓国大統領、コキントーの来日と親韓、媚中の国会議員が多い中、国民の心配の種はつきません。
Commented by ma_cocotte at 2008-04-13 15:50
❒ rice_showerさま、フランスは欧州における「中華國」と呼ばれてますよね。
今は蜜月でもいつか「世界唯一の中華」になるために闘うことになるかも。
純正フランス映画ですがファンタジーやSF映画がほとんど作られません。
これはテレビドラマでも同じですが、心理学士の地位が高い国だけあり
規制が厳しい(だからTVゲーム普及率ものろい)。
一般の共和国民が今不安に思っているのはサルコぢが金の亡者であること。
人権も、道徳も二の次以下です。こちらで問題になっているサルコぢが
新興宗教布教自由化を認める云々の話もサルコぢは金が欲しいから
共和国民を危険に晒しているという意見の方が多いと思われます。サルコぢは
自らが「La conscience」ですから。誰もそんな「格」を選んだつもりはない。

ところで、「Chirac Pro-Japon」または「Chirac Pro-japonais」の
KWsでググるとrice_showerさんが興味ムフムフの例の問題に
引っかかりますよん。

中國の原子力開発の話が4年未満で勝負をつけるとするなら、フランス
圧勝かも。チベット問題がサルコぢの肝を縮み上がらせているのは
まーず間違いありません。
Commented by ma_cocotte at 2008-04-13 15:57
❒ LYSさま、日本であまり報道されていないこと、知人からも伺いました。
フランスではニュウスのたびに空港到着時からフィヨよんの仕事ぶりを
丁寧に紹介しています。ボーイングの現状についてのレポートも流れましたし、
上の文末に追記しましたが、昨晩は国際海上憲兵隊構想について
国連からの条件もろもろレポートが放映されました。

上のエントリーを書くためにいろいろ検索をかけましたが、やはり商談が
中心なので日経の記事が中心でした。日航がエアバス購入する記事は
産経系でしたが。

こうなると日本もあまり流れの良い報道体制ではないのかもしれませんね。
こちらは久しぶりに海老ぢゃない団さまの踊りや天皇皇后常陸宮さまなど
お見上げ申し上げられてありがたく存じました。Vive la France!
...なんか変な話ですね。にゃはは。ヾ(`◇´)
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