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混沌にまみれたまま、悪夢が続くよ、いつまでも。
花の都はおパリでの聖火リレー開催から一週間を過ぎ、聖火はヨソの大陸に移動したにもかかわらず、フランスではまだあの日の話題で盛り上がっていたりします。
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『パリ市は世界のどこであっても人権を守ります。』
聖火リレーの日@パリ市庁舎。


щ(゚Д゚)щ かっちょええ、べるとらん・どぅらのえぇええ!
現パリ市長であるベルトラン・ドゥラノエ Bertrand Delanoë 氏はフランス社会党(PS)党員ですが、本当なら聖火がパリ市庁舎前を通過する際に予定していた余興も中止して、この声明文を掲げました。社会共産主義vs.民主主義という構図においては単純にヒダリなら中國贔屓 Pro-Chine の反チベット Anti-Tibet だろ?と考えてしまいがちですが、ちょっと調べてみたところ、例えばフランス共産党(PCF)は中國贔屓 Pro-Chine、トロツキスト政党の LCR はチベット市民を最後の最後まで贔屓すること Pro-tibetains を公式表明しています。ミギよりヒダリのヴァリエイシャンがはるかに極彩色のフランスの場合、おヒダリでも必ずしも団結一致で中國サマにハハハーというわけではなさそうです。

ほんぢゃ、サルちゃんところはどうなの?となりますが、現在、神聖皇帝サルコぢ一世であらせられるサルちゃんは既に昨年11月の訪中時に「中國は単一である」と表明して、北京オリンピック開会式の指定席券を胡錦濤サマから直々にいただいてウッキッキという共和国民なら誰もが知ってる中國贔屓 Pro-Chine であります。が、皇帝になってもサルちゃんが上皇状態で居座り続けている中道右派政党のUMP 議員たちは完全二分しています。
こちら(↓)、チベット贔屓を表明した議員ズのニュウスビデオ。
JO Pékin 2008 : Les députés pro-Tibet donnent de la voix
フランスのテレビ番組ですが、日本のようなバラエティ番組がない代わりに毎日、数本の生討論番組(デバ débat と呼ばれます)が放映されます。この一週間は聖火リレーの話題がどこでも取り上げられていましたが、日曜お昼過ぎのこの番組のデバが面白かった~。
France 5 "Revu et Corrigé"
Flamme olympique : haro sur les Chinois !
討論途中で流れる当日のとてもヴィオロンス violence な様子に目がクギ付けです。このパリ在住の中國人特派員はこの一週間、各局のデバで何度も見ました。生きるプロバガンダ戦車であります。彼の脳みそが丁寧によく洗われているのがこのビデオの中でも顕著です。

この番組の中でも取り上げられている「フランスでの悪夢」ですが、それは聖火リレーの護衛に参加した警察官が明らかにPro-Chine/Anti-Tibet (親中/反チベット)を態度で示していたことです。
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Les policiers emmènent un manifestant anti-Chine et pro-Tibet, qui porte un drapeau tibétain, alors qu'il tentait d'interrompre la parade de la flamme olympique, peu après le départ de la tour Eiffel. 聖火リレーを阻もうと聖火がエッフェル塔を出てまもなく、警官たちに連行されたチベット国旗を手にした「反中國・親チベット」デモの参加者。Photo @ Nouvel Obs.com

フランス共和国の警官や憲兵隊、消防隊員に与えられた「聖火の安全を守る」使命はガイジンの私にだって理解できますが、なぜフランスの警官たちはPro-Tibet のみんなたちが掲げるチベット国旗だけを力ずくで取り上げることを最初から最後まで止めなかったのでしょうか?ここはフランスですよ。中國でもチベットでもありません。フランスは第三国なんだから双方の支持者が半々に存在するのが自然です。が、内務省は警官にチベット国旗を沿道に見せないようにすることだけを命じたことになります。警官は誰ひとり、中國国旗(五星紅旗)を奪い取りもしませんでした。
これ、おかしいよね?
と、この疑問が討論番組で繰り返し流れているのです。上の討論番組ビデオで中國内の報道番組の様子も流れていますが、沿道はちびっとも映さず、翌日の新聞は「パリでの成功」だけを報じたのです。

確かに共和国内務省は現在の内務大臣がミシェル・アイヨ・マリ Michelle Aillot-Marie 女史であっても、かつて現皇帝サルコぢがかなり長い間内務大臣職に居座ったので(彼は首相の座を断っても内務大臣であり続けた)、内務省管轄である警察がサルコぢに完全掌握されているというのも誰もが知るところでありますが、誰がこんなアンバランスな命令を下したんでしょうか。中國サマにチベット旗奪還を懇願されたという情報もありますけれど、いつからフランスは中國の言いなりになったんだ?中國サマは今回の聖火の守り方次第で「真の中國の友人がわかる」とおっしゃったとか。フランスよ、正義のためには孤独になることもあるんだぞ。ココはフランスなんだからチベットの旗を振ったって
いいぢゃあないか。(-。-) ボソッ

le 15 avril 2008, Paterne
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by ma_cocotte | 2008-04-15 06:37 | どろりんぴっく2008北京 | Comments(4)
Commented by xiaoli at 2008-04-15 23:31 x
パリ副市長御自ら手錠五輪Tシャツを着込み、「パリは人権を守る!」宣言をしていたのをテレビで見ました。さすが!消火器で聖火を消そうとしたのはこの副市長という噂も聞きましたが本当でしょうか?

そしてわれらが日本では・・・聖火リレーイベント担当の長野市職員はパリを見て「ばかなことしてるなあ」と思われたそうです。フウ・・・。
Commented by ma_cocotte at 2008-04-15 23:48
❒xiaoli さま、あの日はノートルダムにも黒手錠旗が掲げられたのですよ。
このビデオ(↓)、国会議員の抗議の様子もノートルダムの様子もご覧になれます。
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3809782,00-militants-pro-tibet-invitent-sur-parcours-flamme-.html

凄いでしょ?馬鹿なことなんですかねぇ。
ちなみにフランスではデモは共和国民平等の権利です。
高校生の教育改革意見デモも3週目に突入しましたぞい。
Commented by siojake at 2008-04-16 19:48 x
先週金曜にはこんなのが出ました。パリの東のはてら、PSの仕切る20区です。
http://www.mairie20.paris.fr/mairie20/jsp/site/Portal.jsp

あと他にも1~2軒、似たようなのを出してる区役所があるそうな。
パリはドラノエの対抗馬だったマダムも議員さん横断幕に参加してたし、
左右どっちもプロ・チベタン傾向の様相です。

市庁舎前に来る直前の中国側責任者、湯気立ってましたねえ。
そういうのもちゃあんと放送してくれるフランスのTVって好き。
Commented by ma_cocotte at 2008-04-16 21:15
❒siojakeさま、
ヾ(°0°)ノ まあっ、これは露な意思表示ですことっっ!
PSの中も二分していますよね。日曜日のデバでやたらい「徹底政教分離」を
あげながら中國特派員を庇っている議員がいました。
人権の問題は宗教を超えたものだと私ゃ信じてたんですが、人権と
宗教をまぜこぜしているのもまっことおかしな話です。

結局、中國は中國内で放映する映像にチベット国旗が映るのを恐れた
のでしょうね。だったら五星紅旗も振るなよ、となぜフランスが言えないのか。

そこでしょー、第三国としての問題は。尾を引いているのはこの不平等に
突きますね。警察は聖火を守っているだけで十分なのです。
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