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どれにしようかな?かみさまの言うとおり、あれれのれれれ?
5月は五月、聖母月です。

ココんちから車で一時間ほどの山の中になぜかぽっつーんとココらへんの聖域 Sanctuaire と呼ばれる巡礼地があります。フランス語でバジリク Basilique と呼ばれる格の聖堂が建っており、ここに納められている聖母子像が中世の時代から「病を治す」という言い伝えがあるのだそうです。年に一度の 大祭 にはバスも電車も通っていない、この山村に5000人以上の人々が集って「病者のために祈る」そうです。私が母の病気が少しでも癒されることを願いつつ、この村に行ったのが2月11日でしたが、その時は、
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しぃいいいいいいん。  カァカァカァ


聖堂の中に入ってみると、カジモド(鍵番)のムッシュウがおひとりでお掃除中でした。
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右に小さく見えるのが病を治す聖母子像、Notre Dame de Pitié 哀れみの聖母という名前で親しまれています。
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こちらがNotre Dame de Pitié 哀れみの聖母像のドあっぷです。


このご像、14世紀に女子修道院で造られたそうで、その当時、聖母の膝の上の絶命したキリストの姿をもってDouleur de Christ キリストの痛みを表現することが流行でもあったそうです。cf. La statue de Notre Dame de Pitié
なーんて、いろいろ知れたのも、このムッシュウが私を見つけるなり「いきなりガイドさん」となって、いろいろ説明してくださったのです。
-バジリカと普通の教会の違いをご存知か?
-のん。
-バジリカってぇのは結婚式や葬儀を行わない教会堂なんだよ。
これが嘘か真か調べる気もなく、聖堂のお掃除を任せられるようなムッシュウのお話だから、脳に ___φ( ̄^ ̄ )メモメモってことで。で、ムッシュウから説明いただいたことですが、この教会のステンドグラスにはフランス共和国内各地で昔から崇められている聖母像が描かれていることで知られています。例えば、こちら(↓)
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珍しいと申しましょうか。お肌の色が 黒い 聖母子です。
左はフランスで「黒の聖母」と言えばNotre Dame de Le Puy サン・ヂャック・ド・コンポステル巡礼の拠点のひとつであるル・ピュイの聖母ですね。
右はにゃんとNotre Dame de Chartres シャルトルの聖母です。シャルトルには2度行きましたが、黒い聖母像を拝見した記憶がございません。どうしてもステンドグラスを仰ぎ見てしまうので気付かなかったのでしょうか。(これだから ヾ(`◇´) 次回はよっしゃ!


コチラはどうでしょう?日本國ではあまり知られていない聖母出現の土地かも。
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左はNotre Dame de La Salette 涙なーみだのアルプス山中のラ・サレットの聖母
右はNotre Dame de Pontmain ポンマンの聖母ですね。




そして、ユーのハツにグっとくる聖母はフー?
.....って、どれも聖母ですけれど( ̄ε ̄)b
ココんちのおもちゃカメラで撮った写真ですので、没写真は以下のとおり。紹介いたします。
このステンドグラスから聖母の特徴とその下の教会の外観を見て、土地名をあてるのも面白いかも。

まずは、入門 
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左はNotre Dame de Fourvière リヨンの聖母。
右はあまりに有名なNotre Dame de Lourdes ルルドの聖母です。


お次は、初級 ★★ 
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この二枚、ツーリスティックに有名どこでございます。
左はNotre Dame des Victoires 花の都おパリは2区の「勝利の聖母」でござるね。
右はNotre Dame de la Garde わーい、マルセイユの鎮守さま であらせられるぞ。


次は、中級 ★★★ えぇと、あてくしはここでギブアップ。
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左はNotre Dame de Verdelais ボルドーあたりで知られる聖母のようです。
右は.......¢( ・_・) ど、どこ?  ご存知の方、教えてくださいませ。m(_ _)m


次は私の好きなコロっとした聖母子像。フランスの、特に南仏の聖母行列の輿に鎮座ましている聖母はたいていこのようなマントを羽織ってコロコロしたおちびちゃんです。
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左は、これまた、¢( ・_・) どこ? ご存知の方、教えてくださいませ。m(_ _)m
右はNotre Dame des Clefs 鍵の聖母と言う名前で、なるほどおん自ら鍵を携えてらっしゃる。( ̄口 ̄;)!! あっ、もすかしてこれ、ポワチエの聖母教会のマリアたんだっ! cf. 何処も彼処も、Notre Dame に、Vierge Marie

次はいわゆるひとつのピエタですね。
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ココまで来ると、上級 ★★★★
わたくしには調べる気力、なし。拡大して、教会名を推測後検索しても探せず。
どこぢゃ、どこなのぢゃ?


こちら(↓)も調べる気力なしでありましたが、
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右の一枚は拡大するとNotre Dame de Celles と読めます。となると、もしかしたらこれまた獣道の向こうにある王立修道院聖堂 Abbaye royale de Celles sur Belle かもしれません。
だったら、見物行った あるねー。
この祭壇奥の聖母だっぺ?突然訛り始めたのは悪魔の降臨きゃっ?
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あああ、一眼レフカメラがあればもっときれいに写真が撮れるのでしょうね。
欲しくなってしまったかも。

le 24 mai 2008, Donatien
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by ma_cocotte | 2008-05-24 05:04 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(10)
Commented by Leonie at 2008-05-24 20:31 x
こんにちは、待者関連のHPを教えてくださりありがとうございました。おふらんすも女の子の待者がいらっしゃるのですね。(気づかなかったのかしら?わたくし)おしえていただいたHPを翻訳してわが息子に教えていきますわ~!ありがとうございました。

さてさてミーのハツにグッとくる聖母様はシャルトルの聖母でしょうか。拝見したときなぜか、いなかの仏様みたいな感じがしてとても身近に感じました。でも、ダントツは大浦の聖母子像です。あのマリア様をみるたびに「わたしのむね、あなたのむねとおなじ」「さんたまりあのごぞうはどこ?」という声が聞こえてきて、即号泣モードになるのです。うるうる。
Commented by siojake at 2008-05-24 22:23 x
壮観でござります。全仏から集うとは素晴らしす。しかもおわすお堂も
ご一緒に描かれているのがグーです。
この中で行った事あるのはシャルトルとリヨンとマルセイユ、パリ2区のは
はて?何処でしょう?と思ったら、ヴィクトワール広場のそばなんですね。

マイハツはマルセイユの鎮守様にググっと寄せられました。
訪れた時の記憶には不敬にも聖母様が全然残っていないのですが、お堂の
明るい雰囲気と外の眺めがとても気持ちよかったのを覚えています。
Commented by ma_cocotte at 2008-05-24 23:10
☆ Leonie さま、
そうそう「さんたまりあのごぞうはどこ?」ですよね。
ノンフィクションのドラマチコとはまさにこのことだと思います。

侍者ですけれど、仏蘭西でも教会によってまちまちです。
ココんちからもっとも近い教会は現在も男子のみです。侍者というのは
ご本人の「やりたい」という気持が最優先だと聞いていますし、女子が
侍者をできるようになってからでも本当は男児優先だと聞いていました。
最近(特に日本國は)そういう優先さえ不平等扱いになってしまうのでしょうか?
以前は香部屋も女人禁制でしたし、侍者所作や香部屋、侍者部屋の備品
などは目と耳で覚えさせたらしいです。今もフランスだと、絵を子供に
見せて名前をラテン語かフランス語で言えるように特訓したりしている
ようですよ。(普段の日に聖堂に入ったら、特訓に出っくわしたことが
おぢゃるねヾ(`◇´)

シャルトル大聖堂のどのあたりにいらっしゃいますか?教えてください!
Commented by ma_cocotte at 2008-05-24 23:18
☆ siojakeさま、
なーんとリヨンのフルヴィエールにいらっしゃってますか!?
うらめしや。
私はまだなのですよ。先週土曜日朝のThé ou Café に枢機卿さまが
登場され、そのトークを伺って尚更一層。日本語版タンタンを貢物として!
パリは教会が軒を並べて建っていたりしますよね。
サントノーレの教会はご存知ですか?実はポーランド系の溜まり場だったり
します。確か楕円形のような聖堂の作りで個性的でした。

マルセイユはあそこに辿り着くまででハァハァですね。
私、一度だけ登山道から登ったことがあります。(あの頃は若かった...
聖堂内は水色の天井に金色の星がちりばまっていて美しいし、その
天井から吊り下げられている船や飛行機の模型がなんともクラシコで。
ああ、マルセイユが懐かしい。びえーん(T_T)
Commented by あぐねす at 2008-05-25 21:29 x
おおー、NDさま、オンパレードですね。
シャルトルの黒聖母さま、N.D du Pilierですね!
http://cathedrale.chartres.free.fr/pg91.htm
http://cathedrale.chartres.free.fr/pg91.htm
そのお姿が何とも印象的だったので、記念にメダイ買いました!
シャルトルは広くて、ステンドグラスはさることながら、見所てんこ盛りだから、地図が必要ですよねー。
黒聖母と言われてるのは、なぜに、こんなおべべを着ているんですかねー???
ピエタも、イエズスさまの体と手の位置によっては、違和感が感じられるのがあるなんて(3枚目のは、顔・体・手の位置がなんとも...)!

私の好みは、ラ・サレットの聖母かも。泣いているのは珍しいし、ものすごく人間チック。ポンマンの聖母は、眉毛が日本人ちっくで、ものすごく親近感があり!それに、眉毛とまぶたの距離も微妙。
Commented by ma_cocotte at 2008-05-25 22:48
☆ あぐねすさま、
おお、すばらしいシャルトルHPのURLをありがとうございます。
これぞ、ザ・白百合。(白百合の校章と立教の校章の違いを述べよ、
というクイズが昔あったぞ)
シャルトルはどうしても目がステンドグラス方向に行ってしまいますね。
私の知人は開門と共に入って閉門まで太陽の動きとステンドグラスを
観察するというライフワークを持っております。あれだけの細やかさ
なので抹香の煙があたるとこれまた神秘の世界でしょうね。
ピエタですが、中世時代の作品だとどうしても線の流れがカクカク
みたいですね。(本文中に上の教会のピエタの写真を添付しますね)

ラ・サレットの聖母ですがお召し物と装飾品がいかつくありませんか?
私がこの聖母についてはじめて知ったのはなぜかリジューの街中の
教会のチラシでした。あの冠と胸あたりの鍵のような飾りにぶったまげました。
ポンマンの聖母はお召し物がかわいいですね。

それにしてもなぜ聖母はいつも羊飼いの未成年者を選ばれるのだろう?
Commented by あぐねす at 2008-05-26 22:30 x
ma cocotteさま、
ラ・サレットの聖母は、この地方の農婦の衣装に、受難具(多分そうだと思います)付き十字架、鎖とばらが印象的で、涙を浮かべているのや、空を見上げているのもあったと思います。美しい!http://jesusmarie.free.fr/apparitions_salette.html
場所が場所だけど、いつか巡礼したいですな。

ポンマンの聖母は、星柄青のドレスでおしゃれですね。聖徳太子のポーズ(あのヘラみたいなものが、十字架にすればそっくりじゃないですかー?)に似てると思うのは、私だけでしょうか...
Commented by ガブリエラ at 2008-05-27 11:56 x
ここっと様
素晴らしいステンドグラスですね。
私のハートにぐっときたのはラ・サレットの聖母です。
「悩める母」そのものですね。
お母さん、できの悪い子どもでごめんなさいorz

ここにはありませんが「扶助者聖母」もぐっときます。
「何かあったらお話しなさい。我が子に任せなさい」
と言われているように感じます。
Commented by ma_cocotte at 2008-05-27 15:04
☆ あぐねすさま、なるほど。
あのおぐしの雰囲気などベールをかぶっておらず独特ですよね。
私にはどこかアジアティックな雰囲気を醸し出すお召し物にも見えたりします。

ココんちの仏蘭西びとの母親が昨夏、ラ・サレットに行きましたよ。同僚が
Pratiquante でラ・サレットの聖域まで歩ける距離に家を買ったそうです。
が、昨年はポーランドの巡礼客を乗せたバスが谷に転落するという惨事
もありました。そういえばラ・サレットの近くGap にも聖母が現れた場所
がありますよね。
こちら↓ France 2で生中継だった記念野外ミサの記録です。
http://www.lejourduseigneur.com/emissions/2008/28_04/messe_au_sanctuaire_notre_dame_du_laus

そうだ!昨日はサント・マリ・ド・ラ・メールで集会ヾ(`◇´)だった。
http://videos.tf1.fr/video/news/0,,3859447,00-air-gitan-plane-sur-camargue-.html

あいかわらず凄いものがありますな。
Commented by ma_cocotte at 2008-05-27 15:10
☆ ガブリエラさま、
おお、扶助者聖母をご存知ですか。
富士山にぜひおみ足お運びくださいませ。

ラ・サレットの聖母はあの格好でかがまれて泣かれていたとか。
子供達、驚いたでしょうね。
ご絵などでも聖母のお顔の眉がさがり気味でこちらの胸までしめつけられる
ようなものもあります。

が、私は子供の頃、神さまにいち早く聞き入れて欲しいことは聖母に
お取次ぎを願いなさい、と習いました。聖母に関するどこの巡礼地でも
聖母にお祈りすると聞き届けられていると(私は)思います。

それにしてもなぜ羊飼いのお子達は聖母をご覧になれるのだろう。
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