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2008年5月、この一か月
まもなく五月も終わろうとしておりますが、今年のこの一か月、ほぼ毎晩、どこかの放送局でイスラエル建国60周年に関する番組が放映されています。ニュウスもそうですね。
France 2 & France 3 : Israël, un Etat créé il y a 60 ans
http://info.france3.fr/dossiers/monde/42064239-fr.php
TF1 : Israël - Israël a 60 ans
http://tf1.lci.fr/infos/jt-tf1/reportages/0,,3839366,00-israel-ans-.html

5月14日がイスラエルの建国記念日だったようです。
フランスにもユダヤ系の人がたくさんおり、年に一度、チャーター便を使ってイスラエルに移住するという行事があることもこれまで何度かテレビで見たことがありました。移住していく方もいれば、フランスに定住されている方もおり、2年程前まで私が住んでいた南仏では日常生活の中で普通に ユダヤの生活文化 が垣間見れたりもしました。
当時の私にとってはたまに遊びに行くマルセイユ旧市街の路地裏に点在するユダヤ人が経営するレストランやサンドイッチ屋さんをひやかすのが好きでしたが、結局、全店制覇できないまま、あの地方を出てしまいました。悔やまれる。

そして、こうして800kmも離れた新しい土地に来たものの、近隣の複数の旧市街に行ってもユダヤのカルチエがないので、あの美味しいファラフェルサンドイッチも今の私にとっては夢に出てくる贅沢な一品となってしまいました。ああ、食べたい。でも、マルセイユは遠すぎるし、ココらへんで最も近いのがボルドーらしいです。いつかパリに上ることがあったら、食べられるかな。観光客相手ではないお店に行ってみたかったりします。

ココ新天地でひとつだけ「ユダヤ」らしきものを発見したことがありました。
それは墓地で見つけたのです。
ココんちの仏蘭西びと♂の母親が南仏からやって来た昨年夏、墓参りに行ったところ、遠方に見えるガラス張りの温室のような中に鎮座ましている墓石を見て「あれはユダヤ人のお墓だ」とおっしゃる。そんなことは初めて聞いたので、すぐ疑ってみたら、自分は南仏出身だからわかるという返事。んなわけで、そのガラス張りのお墓のそばに行って、墓石を覗いたら、こんな感じでした。
b0070127_18351113.jpg
Vous avez raison, ma belle mère.


近寄ってみますと、
b0070127_1991689.jpg
摩訶不思議 かも?

墓石には、ユダヤの象徴のひとつである「8本の蜀台」、ハヌキヤ もあれば、手前には磔十字。イエズスのボディが乗っておりますからカトリックですわな。ふたつでひとつ?一つの中に二つ?墓石から拝察して一族(Famille)のお墓のようです。ご家族の苗字は Helfrick 、ヘルフリック...。この苗字を調べてみたらTsigane ツィガーヌ系のユダヤ系の苗字らしい。昨年の今頃はサルコぢ Sarkozy という苗字だったセシリア Cécilia さまと同じ出自でしょうか。セシリアさま、今年の3月23日からAttias アティアスという苗字ですわね。

フランスという土壌では、そこに住み始めた人がそれぞれの生活をそれぞれのスタイルで営んでおりますが、昨夕(5月28日)、France 5 で放映された生討論番組 C dans l'Air のお題は Israël-Syrie : la paix sur un plateau 、イスラエルとシリア:平和のお膳立て、とでも訳しましょうか。トルコが仲介に入っての平和交渉が先の5月21日から始まったとか。番組の討論内容は平和を模索する熱い討論であり、政治的にも文化的にも外交的にも経済的にもどこから照らしても興味ある討論内容です。

レバノン もそうですが、ボスボラス海峡から時計回りにジブラルタルまで が平和となり、青い空と海、白い雲、緑と赤土の大地が戻りますように。それが実現しないと神聖皇帝サルコぢ一世が唱える地中海共同体構想の実現は難しいでせう。...Peut-être

ああ、それにしても揚げナス入りのファラフェルサンドが恋しい。がるるるる。

le 29 mai 2008, Aymard
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by ma_cocotte | 2008-05-29 18:19 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(5)
Commented by 伊望 at 2008-05-29 21:43 x
うーん本当に摩訶不思議。混宗婚の方なのでしょうね?

ユダヤ教徒-改革派などを除く-は生物全てを形に表してはならない、ということは世間に広く知られていますけれど、あまり知られていないのが、お墓ではお花は供えることは無い、というか供えてはいけない、ので写真の花にびっくりしました(通常墓参者は花の代わりに小石を墓石の上に一つ置きます、2・3個を塔のように積むこともあります)。

ファラフェル、ご自分で作ってみては?この前初めて作ってみたら結構美味しく出来ました。作り方VTRです丁寧で判りやすいです。お試しあれ!
→http://www.videojug.com/film/how-to-make-falafel
Commented by ma_cocotte at 2008-05-30 02:20
☆ 伊望さま、不思議でしょ?
私も義母からユダヤのお墓だと指摘されるまで気付かなかったのです。
墓石を見てヴぃっくりでした。混宗婚か改宗者かどちらかでしょうか。
伊望さんにはお時間がある時にぜひこちら↓ で
http://malicieuse.exblog.jp/8590037/
レバノンのキリスト教事情をご覧いただければと願っております。
上にリンクした昨晩の番組でもそうですが、このままだと宗教迫害に
なりかねない危機感があります。おかしいですよね、改宗したのは
イスラーム系パレスチナ人でしょうに。

ファラフェルのビデオレシピありがとうございます。
ありがたい世の中になったものです。(感涙
こ、これ、物凄い分かりやすい!英語もグーd
Commented by rice_shower at 2008-05-30 06:25 x
ユダヤ人については先日のご教示に基づき、折を見て学ぼうと思っているのですが、日本では“イスラエル人と言えば露天商”との印象を持つ人も少なくない。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa86322.html?ans_count_asc=2
この認識は正しいのかな? そう言えば、最近はあまり見かけないような気がするが、イスラエルの国内情勢との相関は有るのだろうか?
Commented by ma_cocotte at 2008-05-30 15:43
☆ rice_shower さま

ユダヤ人とイスラエル人は別に考えた方が良いと思いますよ。
フランス語では厳密に分かれていると捉えています。
前者は宗教や文化を含む生活史的表現で、後者の第一定義は国籍
です。だからイスラエル国籍のパレスチナ人はイスラエル人になります。

で、前世紀末あたりから「イスラエル人と言えば露天商」のような山川問答
が定着しているようですね。漏れ聞いた話ではイスラエルの兵役後の
青年男女が露天商をしながらバックパッカーっぽい放浪期を過ごすとか。

フランスでのユダヤ人はフランス国籍またはイスラエルとの両国籍を
持っており、生活文化が完璧に揃った環境で普通に暮らしている感じ
です。

続きます。
Commented by ma_cocotte at 2008-05-30 15:44
☆ 「最近あまり見かけない>イスラエルの国内情勢」というのは日本が
国際的視野では遅れを取っていると思います。パンダで騒いでいる場合
ではにゃい。
特に今月はイスラエル建国60周年記念月間ですし、隣国レバノンで
内戦勃発もあったことで、トルコが仲介してのイスラエル・シリア間平和
交渉が始まっています。これが成功するとトルコの立場がどうなるか?

地図を広げ、イスラエル・レバノン・シリア国境を凝視して、山本勘介に
なりましょう♪

とーっても面白い。知ることで近未来にいろいろ見えてくるものがあると
思います。トルコが第二のエジプトになるか?・・・それより、トルコの
国内問題はどーなってんのか?
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