<< 悪夢を見ても 三歩で忘れる コ... 寒い冬でなくても、求められ、求... >>
この紋所が目に入り始めたら、
サッカーも面白いけれど、紋所(エンブレム)からいろいろな方向へ興味が広がり始めました。
先日語った ロシアチームのエンブレム の不気味さというか威圧感ですが、1917年の革命後ソヴィエトという社会共産主義時代を経た後、ロシアという民主国家を(建前上)名乗っているはずなのに、エンブレムのほとんどが帝政ロシア時代のロマノフ家の紋章そのものだということがわかりました。
b0070127_21414250.jpg

なぜだろう?この紋章を見たら、パチンコに行きたくなったというか・・・例えば、聖アンドレのところに球が入ると、ダヴィンチの絵みたいに動くのかなあ。赤い部分に描かれている人物が聖ゲオルグだということも知りました。馬に乗っている聖人というと、どうしても聖マルチノを思い出してしまう私ですが、拡大して見ると、馬上のヒトが悪魔を槍でツンツンしているので、「馬に乗った聖ミカエルか?」と思いきや、聖ゲオルグさんですと。フランス語で呼ぶところのヂョルヂュだにゃ。どんなヒトなのか聖人伝を探してみよう。
それにしてもロマノフさんちの双頭のワシさん(↑)ですが、ココんちの近所のモザイクなジーザっさん(↓)と所持品が同じようです。
b0070127_23174992.jpg


さて、昨晩の試合がこれまた妄想ワクワクな取り組み(お相撲?)で、ドイツvsオーストリアでした。ゲルマン対決、いや、ハプスブルグ?脳裏にはアルプス越えをするタラップ大佐一家が・・・。ヴァスイストダスのアフトゥングで、アウフヴィーダーゼーエンのゲーエンガンゲンゲガンゲン。脳内運動会が止まりません。予選だというのに、観客席にはドイツの女帝アンジェラ Angela Merkel さまが ドドンとお出まし
試合をきっかけに、オーストリア・チームのロゴを調べたら、こんなん出ました(↓)。
b0070127_21504789.jpg
¢( ・_・) アヤヤ? カマトン、鎌にトンカチですか・・・・いえ、トンカチではなく斧でしょうか。オーストリアというと、神聖ローマ帝國やら、女帝マリア・テレジアにシェーンブルグ宮殿、「マリア・アントニア王女しゃま、僕の妻になってくらしゃい。@7ちゃいのヲルフガング」という妄想域に私は突入してしまいますが、カマトン、カマオノ。どちらかというと、ロシアのワシがカマトン&オノを持ち、21世紀に入って極右が強くなっているオーストリアの鳥さんが真の王権のタマコロを持っていた方がピンと来ますが。しかも、両足を鎖につながれているとなると、このオーストリアの鳥さんのお名前は
ぺ.....ペ ト ロ
ロマノフに続きまして無知晒しまくっているま・ここっつぁんであります。教えて、エラいヒト。

こうして見ますと、おフランスのかのブルボン家の百合の紋章って単純に思えますが、王家と皇帝家では身分の違いから表示する条件が違うのかしら?知りたくなって参りましたね。 
紋章を見ていて思い出したのが、ココんちの近所のキャラメル会で展示されている石碑(↓)。
b0070127_2216227.jpg
おもちゃカメラと素人であるミーによる撮影なので申し訳ございませんが、上方に目ぇをこらしますとうっすら二つの紋章が左右に見えます。この石板、1675年3月14日にこの土地の上にカルメルの女子修道院が築かれた時の石(Pierre de fondation)だそうで、1880年に見つけられた当時の記録がこれ(↓)になります。
b0070127_2224498.jpg
すごくないかい?

しばしば日本國の学び舎の壁に「定礎」と石がはめ込まれていますが、同じ意図になりますでしょうか。UがVの文字が散見されるので、ラテン語ですよね。ぱはっぷす、めいび。

せんろっぴゃくななぢうご年って、サンキン、三金いや、Sun King、太陽王の御世ぢゃ。

紋章3つのうち、真ん中のロゴはきょうびキャラメル会で好んで用いられているトレードマークだと思いますけれど、三金(ひつこい!)、いや、太陽王の時代に既にあったとなると、近未来を予見したようなスマートさ。おっされ~。おぬしもやるよの。(わけ、わからん)


今宵はここまでにしとうございますのも、ほれ、イタリア対フランスの試合ぢゃけね。

昨晩は地の利でオーストリアに勢いがあったとは言え、ドイツが無難に一点ゲッツで勝利。
ドイツの試合というのは品行方正なので安心して観戦していられたりしますが、どうも毎回、ドイツの監督さん Joachim Löw がテレビ画面に映るたびに、なぜこんなにも「恭兵柴田」にお似ましなのか。ウリが二つではござらぬか。そのことばかりが気になってならないのです。次回のドイツ戦はシュークルートを食べながら観戦しましょうかね。

le 17 juin 2008, Hervé
[PR]
by ma_cocotte | 2008-06-17 21:41 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(12)
Commented by あんとに庵 at 2008-06-18 05:02 x
双頭の鷲はハプスブルグ家の紋章だよ。
政略結婚でヨーロッパ全土を支配せんとした人々でございますな。

それと東ローマ帝国の紋章でもあり、ロシアはその伝統を受け継ぐのだと。まぁそう言いたいのがロマノフさん達か。そして東ローマと来たら、正教会。正教会も双頭の鷲を用いておりやすね。

手にもつ王杓と宝珠、そして王冠とで、王の三種の神器なのでござる。王様の肖像にはこれを持ってるのが多いのです。エリザベス女王の肖像とか。
その為「王たるキリスト」の画像でも同じものを持ってるんですよ。
Commented by mosu at 2008-06-18 15:31 x
良いですね。シュークルート。私も食べたくなりました。

と、言っても私には某輸入スーパーでキャベツの瓶詰め買ってお肉とじゃがいも入れるくらいの芸当しかできないんですけど。
Commented by at 2008-06-18 15:47 x
ロマノフの紋の中央にあるゲオルギイの下にいるのは悪魔ではなく(まあ似たようなものだが)龍ではないでしょうか。蛇のような頭と尾をもっていて、翼がある。

古代末期の聖人ですが、異教徒につかまり改宗を拒んで斬首されたといいます。龍退治は中世盛期の伝説だそうですね。ヴォラギネなどに記事がありますが、もともとは東方の伝承です。なおウィキペディアによるとモスクワ市の守護の聖人だそうで、ロマノフはもともとモスクワ公として出発していますから、それで紋章に取り込んでいるのかも。上の大紋章でもいろいろな領土の紋章が取り込まれていますね。
Commented by at 2008-06-18 16:11 x
つづき。

ゲオルギイさんはロマノフの大紋章にもう一箇所でてきますよ。おきづきかしら? これはグルジアの紋章ですね。

オーストリアはおもしろく思ったので調べてみました。やはりハプスブルクの紋がベースにあるようです。こちらが詳しいです。ていうかウィキペディア。
http://is.gd/A17
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 16:30
★ あんとに庵さま、
オーストリアの紋章だと一頭の鷲ですよ。
私個人は「双頭の鷲」というとなぜか最初にエイメリカ合衆国が思い浮かびます。
ローマ教皇の冠は兎も角、王杓と宝珠を教皇は持ちますか?

というか、オーストリアの鷲が労働用具を持っているのが、何とも現在の
オーストリアの傾向と矛盾していて面白いと思います。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 16:32
★ mosu さま、
ソーセージをぜひ。そして、黒胡椒の粒や粗挽きを補うとシュークルート
に限りなく近くなりますね。いつかアルザスに行き、シュークルートを
食べ、国境を越えた向こうでザウワークラウトを食べてみたいのです。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 16:44
★ 鰤さま、
ぜひこちら(↓)で悪魔の様相の比較を楽しんでくださいませ。
http://malicieuse.exblog.jp/7506378

中には龍のようで、舌が矢印の形で悪魔を表している像もあります。
わが地元ですが、まさに中世の龍伝説の「拠点」でして、旧市街の
商店街の歩行者と道路の境には龍のフェンスや中世時代の龍の石彫
などが点々とあります。元のギロチン広場は駐車場になっています。

正直、聖ジョージと言うとロマノフより先にイングランドを思い出します。
龍もウェルシュ・ドラゴンという名だそうで、私の知人のアイリッシュ系
エイメリカびとの苗字がヲルシュなので、勝手にアイルランド方向の
方言などを思い起こしています。

続きます。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 16:49
★ 鰤 さま、
一番左がグルジア紋章ですか?
グルジアですがフランス語だとGéorgie と「そのまんま」な国名に
なります。文字が美しい。友人がここからの移民ですが、カリグラフィの
美しさに感動したことがあります。
グルジアやアルメニアの料理も美味しいですよ~。ヘルシィです。

オーストリアの紋章ですが、両手に持っているものに興味津々です。
社会主義国の国旗に好んで用いられそうな具ですよね。でなけりゃ、
マッキンアッポーが故障した時に出てくる死神さまの持ち物か。
Commented by at 2008-06-18 18:18 x
はい、左下の金地の紋章ですね。グルジアは現在の国章も聖ゲオルギイなんですよ。グルジア文字は美しいですよね。よめないのですが。

オーストリアの紋章の小物は王冠を除けば実際ソ連邦の紋章にあったものと同じですよね。。1910年代の空気がそうさせたといったところでしょうか。なお王杓はメイスから来ているものなので、そりゃローマ司教が平生もってたらまずいんじゃないかしら^^; そのかわりに主教杖があるのではないかな。羊飼いの竿。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 18:38
★ 鰤 さま、
私が南仏にいた頃、職業訓練校の外国人クラスでヂョルジアの女性と
一緒だったのです。ご夫君がフランスに労働移住したことで彼女も移住
したことになりますが、グルジア文化の美しさを広めたいと、ファイルに
グルジア文字アルファベトのカリグラフィーがいつも入っていました。

こちらに引っ越してからはチェチェンやらアルバニアの友にも巡り合いましたが
かつてのコメコン諸国はロシア語が共通語でコミュニケーションできるのが
うらめしかったりします。

オーストリア→ウヰーン→シェーンブルン宮と、ヴェルサイユなんか馬の
後ろ蹴りで吹っ飛ばせそうなほどの豪華絢爛世界が目の前に広がって
しまうけれど、オーストリアがローマン・カトリック国だと前提するなら、
タマコロや杓を手にするのはロジックではなくなりますでしょうか????

司教杖(拙ブログではゼンマイワラビ棒と呼ばれる(爆笑)も司教職に
とっては自分のアイデンティティを表すアイテムのひとつですね。
ココんちの地元の教区長の杖は駄木、イカ帽子は麻が目立つ素材
だったりします。
Commented by ヴぇろにか at 2008-06-18 20:16 x
 皆様の知識が並べば並ぶほどますます興味深い紋章たちですね!
J.F.ワーグナーのマーチに「双頭の鷲の旗の下に」という曲がありますが、これはやはりオーストリア・ハンガリー帝国のことをあらわすのだと今wikiで知りました。またおろしや国滞在中にも何やかやで見かけたもので、当時を思い出して恐ろしくもあり懐かしくもあります。

 グルジア文字、なんともかわいらしく美しいです。やはりこれもおろしや国滞在中にかの地のワインを味わいました。赤は甘く、白は酸味が強いワインでした。ラベルの写真を今でもとっておいてあります。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-18 20:37
★ ヴぇろにかさま、
鷲について調べると面白いですね。
エイメリカでは白頭鷲もシンボルマークのひとつであることを思い出しました。
久しぶりに聞いてしまいました、双頭の鷲の旗の下に。
http://www.youtube.com/watch?v=uEcvIJT4n_k

運動会を思い出してしまいます(爆笑。

おろしやですが、歴史がドラマチコのハランバンヂョろろんですね。
どの時代を振り返っても、私個人にはグワシッとハツを掴まれるような
魅力があります。それは華々しくもあり、時にはおどろおどろしくもありますが。
現実的にはチェチェンの難民やロシア人から内情を聞いたりしているので、
もにょもにょだったりもします。真の平和は遠いのか。

そう、グルジア文字ですが、乙女チックな、刺繍にしたらかわいい文字
だと私も初めて見た時に思いました。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 悪夢を見ても 三歩で忘れる コ... 寒い冬でなくても、求められ、求... >>