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何事も買った私の責任なのよ。@ふらんす
19日、ポストに入っていました。(^_^)
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5月31日にAmazon.fr で注文したヒルデガルド・フォン・ビンゲン Hildegarde von Bingen のCD。恥ずかしながら、生まれて初めてワールドワイドだと聞く Amazon を利用して購入いたしました。「ちょっと日がかかりすぎぢゃねいか?」と思われますが、実は注文してすぐの確認メールに書かれていた到着予定日は6月9~11日の間でした。初めての買い物でもあったので11日になっても届かなかった時には不安になりました。翌12日にAmazon.fr からメールがあり、注文した三枚のうち一枚の入荷が遅れているせいで発送できないとありました。しかも、その一枚をキャンセルすることも、三枚キャンセルするのも可能だとのこと。そして、変更のタイムリミットまでに変更がなければ、二度に分けてお送りいたしましょう、とまでおっさる。こんな決め細やかな心優しい申し出をいただけるなんて、仏蘭西の現実世界では考えられないことでございます。例えば、お店で店員さんを通して買ったものを後日引き取ったり、配達を客であるわたくしが願ったとします。商品の現物引渡しの日に行かないのも客の勝手であり、現物が約束の日に届かずに文句を言わないのも客の自由であって、客に頼まれた業者はその約束当日に何らかの事情(到着遅延など)で商品を渡すことができなくても、その日に客の自宅に配達できなくても連絡しなかったりします。つまーり、客が店に足を運んだり、または、電話を店にかけるというアクションをしたことで、店側が理由を話してくれることもありますが、まず
謝ることはありませんっっ。
こういうことが常識だと思われるフランスという国に住んで数年経ち、インターネット販売とは言え、目に見えない「何か」にこうも親切にされるとホロっとしてしまいますわね。だって、Amazon.fr サマったら、発送した直後にその事実までメールで知らせてくださったのですよ。この実体なくともハートヲーミングな接客精神をフランス共和国内のナマの動く店員に沁み込ませるにはどーしたらよろしいのでしょうねっっ!?

そもそもこんなことでブツブツ言いたくなるのも、ちょっと聞いてくださいます、奥さま。
ほれ、先日、お話した リシュリュウ卿 のこと。そう、この世でもっとも美しい紫の薔薇と呼ばれるCardinal de Richelieu カーディナル・ド・リシュリュウ の苗を近所の演芸、いえ、園芸店で見つけたので買い求めましたのよ。蕾が出て、ふくらんで、ガクが割れたのはよろしいのですけれど、咲いた花が、どっからどう見ても
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白い薔薇

そこはかとなく紅をさしたような白さではありますが、仏蘭西びとはこれが紫色に見えるのでしょうか?もちろん買い求めたお店に苗鉢を持って行きましたが、同値段の別品種に交換するのは「客の自由」であって、客が求める「本物のリシュリュウ苗の仕入れ」の要求には応じないと返事されましたのね。「もしかしたら白い蕾がそのうち真紫になるかもしれませんよ」と言われながら。(●`皿´ ●#) キィーッ

ああ、もし青紫の美しいリシュリュウ薔薇が咲き、その香りの中でヒルデガルド・フォン・ビンゲンの音楽を聴きながらカモミール茶をすすりつつ、ケルゴナン les moniales bénédictines de Kergonan の女子修道院で作られる 薬膳ビスキュイ をつまめたら...。
私はどうなっちゃうんだろ?ヾ(`◇´)
エラそうな店員の愛想のない対応も赦せる広い心が持てるようになれるのかも。

le 20 juin 2008, Silvère
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by ma_cocotte | 2008-06-20 20:27 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(14)
Commented at 2008-06-21 14:36
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-21 16:30
★ 鍵14H36@06212008 さま、はい、夏至になりましたので。
今宵はもちろんフェット・ド・ラ・ムヂィックにいらっしゃいますでしょ?
今から体力を蓄えて、夏至の夜を楽しみましょう。

リシュリュですが、私の苗だけ間違ったのかと確認に行ったら、他の
リシュリュ苗も割れたガクから白い花びらが見えていました。
どういうことなんでしょうね。先日、同じお店に行ったらもう鉢がなく、
次回は秋になっての販売だそうです。こうなるとどうしても欲しくなります。
Commented by Lys at 2008-06-22 13:23 x
で結局この白い薔薇の名前は?
対応がフランス的というか、酷いですね。園芸に通じていない園芸店なんでしょう。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-22 15:12
★ Lys さま、
そう、そうなのです。この薔薇の名前は何でしょう?
オールドローズには違いないと思います。
お店の方はこの薔薇がリシュリュウだと主張を曲げませんでした。
白いリシュリュウがあるのでしょうか?
秋の苗販売シーズンに希望を持ちたいと思います。
Commented by きなこもち at 2008-06-23 08:26 x
はじめまして、いつも楽しく読ませて頂いております(^_^;)
ちなみに夫も中1の息子も貴ぶろぐのファンです
ある映画がきっかけでふらんすに興味を持ち、いまや独学でふらんす語と悪戦苦闘の毎日でございます。
う~ん放置+謝らない文化ですか・・開き直られて逆切れよりはまだマシなのかしら・・
いろいろと勉強になります。
Commented by anbai at 2008-06-23 12:46 x
 ヒルデガルド・フォン・ビンゲン…ああ、確か植物療法関係の本とか
サイトとかに出てきますよね。で、そのジャケット写真を頼りに通販サイトで
探してみました。試聴した感じ、非常に好みでした。

 それにしてもバラ。いったい、どういう突然変異が起こったのか?
 店員さんのおっしゃる通り、紫のバラになったら見せてくださいませ…
Commented by ma_cocotte at 2008-06-23 16:54
★ きなこもち さま、はじめまして。ようこそ。
中一の坊ちゃまがご覧になってらっしゃいますか。

  そ、それはいけません。

必ずきなこもちさんやご夫君がご一読くださってから、坊ちゃまにお知らせ
くださいませ。
私もフランス語は習い事をきっかけにして始めました。ですから、現在も
悪戦苦闘中です。一緒にコメント欄を通して「机を並べ」ましょう。
よろしくお願いいたします。

フランスの生活文化は言葉は二の次、三の次で楽しめますけれど、
フランスには「お客様は神さまです」という感覚はまるでありません。
店員がお客さまに喜ばれようという態度も示さなければ、客である
こちらが店員にされてうれしいと思ったことはなぜかこちらが感謝の
意を述べたりします。面白いですよね。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-23 16:58
★ anbai さま、
フォン・ビンゲンですが、anbaiさんが好きな世界かもしれません。
古楽の更に前みたいな雰囲気が漂っていますが、いつだったか週日に
教会美術を見たくて教会に飛び込んだら、フォン・ビンゲンのCDが
流れていて、ひんやりした空気とあいまって、何とも言えない世界を
醸し出していました(面白いと思いました)。

フォン・ビンゲンですが、お料理レシピをたくさん残しているそうで、その中には
お菓子もあるのだそうです。それを作っているのがフランスだとケルゴナンの
女子修道院。ここのブティックが人気らしいです。いつか行って見たい!

んもー、薔薇には泣けましたぜい。ガクが割れて白い花びらが見えた日の
ショックと来たら。
Commented at 2008-06-24 00:06 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-24 00:44
★ 鍵00H06@24062008 さま、
それは私もいただけるものならいただきたいほど興味ある資格です。
フォン・ビンゲンのレシピによるお菓子は薬膳お菓子らしく、「美味しい?」
と聞かれて、即答で「ええ、とっても」とは言えない世界がお口に広がる
らしい(爆笑。でも、カモミールティーなどと一緒にいただいてもみたい
ですよね。

リシュリュ苗ですが秋に期待します。ガクが割れて花びらの色を確認して
買うことにします。まさかこんな結果になろうとは。白では「おぬしも
悪よの~」とつぶやけません。
Commented by きなこもち at 2008-06-24 12:52 x
ma_cocotte さま、こちらこそよろしくお願いいたしますm(_ _)m

息子ですがこちらの生活・スポーツネタにハマっております。(特にヂャウ・ハランバン夫人シリーズ)
一方宗教・政治系時事ネタは彼にはまだ??ですのでどうか ご安心くださいませ。御気遣い痛み入ります・・・

ところでフォン・ビンゲンのレシピによる薬膳お菓子とありますが、昔「清浄歓喜団」というお菓子を口にしたときにスパイス風味に!?となった経験が・・それに近いのかしら、気になります。
Commented by ma_cocotte at 2008-06-24 16:18
★ きなこもちさま、
お恥ずかしい限りです。素人ヲッチャーのつぶやきに過ぎませんので、
スポーツの話題などは私よりはるかに詳しいでありましょう坊ちゃまに
補足いただきたいです。
宗教や政治もフランスでのそれぞれの絡み方が日本の絡み方とは
異なりますね。特に宗教は生活文化で外せないように見ています。
(信仰うんぬんというより土着文化であり、道徳根幹であるような感じ?)
完全政教分離と言っても、スッパリ分かれていないというか、この二者
関係においても仏蘭西びとが好んで使う「Respect」が生き続けている
ように思います(この感覚に欠けているのがサルコかも)。

さて、フォン・ビンゲンのお菓子ですけれど、ミネラル、炭水化物、ビタミン、
繊維質を多く含む「かなりスパイシー」なビスキュイだそうです。
チョコレートと赤唐辛子が実は相性がよく、このチョコを初めて口に
した時のような戸惑いならいいですけれど(爆笑。どうもビスキュイは
更に神秘の世界のような気がします。彼女の音楽も宙に浮きそうな
曲ばかりです。
Commented by あぐねす at 2008-07-06 21:59 x
ma_cocotte さま、コメント書いたけど、スパム判定になってしまって、送信できません。残念。(大したコメントではないんですけど)
Commented by ma_cocotte at 2008-07-07 00:33
★ あぐねす さま、

なんですとっ!? スパム判定???
・・・と、エキブロ側から指定してきますか?
なぜだろう・・・。添付URLなどありましたか?それとも、御文の中に
引っかかりそうなKWが入っていましたでしょうか?

えーん、ぜひ拝読したいどす。
めげず、お送りくださいませ。(アンブロワーズにマクリーヌ ⇐ わけわかりーぬ
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