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トコロ変われば、少しだけ身近
この一ヶ月、其処此処彼処の角々でよく見かける大看板です。
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↑ 日曜日の午後、交差点での左折待ちの間に 061.gif パシャリっ ↑


よく見えませんか?もう少し寄ってみましょう。
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¢( ・_・) アレ? ...ムッシュウ、どこかで私とお目にかかったことがございません?


そう、この方(↓)なのですよ。
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カール・ラガーフェルド Karl Lagerfeld 


この7月1日から、フランス共和国において、全自家用車にラガーフェルド氏がお召しの蛍光黄色のチョッキ Gillet 2着と車がトラぶった時に走行中の他車に気づいてもらうための三角板 Triangle を乗せることが義務付けられたのですね。上のポスターの右下端の「三色マリアンヌ証」でお察しのとおり、政府広報にカール・ラガーフェルド氏がご出演あそばされたことになります。Cf http://www.securiteroutiere.gouv.fr/article.php3?id_article=184

ラガーフェルド氏がお召しだとサマに見えてしまうから不思議ですけれど、私なんかがこのチョッキを羽織ると同窓会の温泉旅行時の宴会のような雰囲気が漂います。

町のあちこちでこうしてラガーフェルド氏のポスターが見られるお気軽さには、それこそ言葉を選ばなければ「トコロ変われば、品変わる」です。ガイジンの私には当初戸惑いも覚えたりしましたが、カール・ラガーフェルド氏が街中だけではなく、テレビ番組に登場することも多々あり、硬い番組から軟らかい番組までまんべんなく出演されているようにも見えます。数年前は衣料激安量産店の洋服デザインをラガーフェルド氏が担当したこともありました。あの時は驚いたけれど、その仕事を引き受けたラガーフェルド氏の服への思いや「ヒトとして」の思想がわかって、私のような平らで凡なヒトにも興味を持ってくださっているのだとうれしく思ったりもしました。やたら「お気軽」なラガーフェルド氏だけでなく、世界的に有名なクチュリエ Couturier、=デザイナーはフランス国内に多々いらっしゃいますが、少し前の ユーロヴィジョン音楽祭がFrance 3で放映 された時のコメンテーターはなんとヂャン・ポール・ゴルチエ Jean Paul Gaultier 氏でした。テレビ画面でペラペラと表情豊かに楽しそうにおしゃべりになるそこはかとなく美男なゴルチエ氏を見るというのも、ゴルチエと言えばどこかゴツゴツゴワゴワという偏見イメージを持っていた私にとっては距離感がぐっと縮まったように思えて、一人勝手に画面前でモヂモヂしたりもしました。たまーにニュウスのコメンテイターにクリスチアン・ラクロワ Christian Lacroix 氏も登場されたりします。フランス語を話す高田賢三氏もこれまで数度、トーク番組で拝見したことあります。

話がズレますが、ラクロワさんがデザインした エールフランス やTGV(=新幹線)の乗務員(↓)のユニフォームですが、いいですよね。奇抜な色の取り合わせといい、制服を着こなして動く職員を見るたびに惚れ惚れするのですが。
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日本國のお江戸あたりなら丸の内の界隈に敷居のやたら高いブティック(ひんぷく、ひんぷくと唱えながらチャカポコと歩いたところで、ヒン!で敷居を踏みそうになってやり直し・・・みたいな状況を想像してしまう)やら百貨店やらホテルの絨毯が敷かれたフロアにお店を持つ彼らの「人となり」を雑誌に掲載るような止まった写真と編集された対談集で知るのではなく、こうしてテレビでクチュリエの発言を見ていると、言葉にするまでの表情や目の動かし方、仕草、口からこぼれる真摯な意見など、凡人の目を覚まされるとでもいいましょうか。「何かを編み出せる人」の持つ「才」を察することができたりします。

こうしてフランスのド田舎に住んでいますが、崇められるような有名な人々をこういう角度から眺めることができたことはありがたいチャンス、そう実感しているけふこの頃です。

le 7 juillet 2008, Raoul   
どうもラウルという名を聞く度に「オペラ座の怪人」を思い出します。

【 で、この7月1日からの義務付けなんですけれどね、(-。-) ボソッ 】
7月1日以降、この2チョッキ&三角形が車に乗っていないと罰金・・・なんて焦りが市井に漂い始め、なんとどこのスーパーでも売り切れ状態になってしまいました。しかも、入荷時期や金額を尋ねるとどうも「手に入らない、手に入るようにしてやる」から「高い金額」設定になるらしいとのこと。なんか変ですよね。
7月3日からフランス共和国内の公立校が一斉にヴァカンスに入ったことで、毎夏恒例、共和国内の幹線道路際にはやたら警察や憲兵隊が突っ立ち始めました。でも、車に乗っていなければ罰金。車に乗せたくてもブツが入らない。しかも値段がつりあがる?

わが地元では7月最初の週末に或るスーパーマルシェでチョッキだけ棚に並びました。一着3ユーロです。どこの店でも品切れになる前ですが、チョッキ2枚&三角形のセットで4ユーロくらいで棚に並んでいました。

この法律ですが、なんでもサルコぢさまが臣民に命じている「購買意欲」のための一端だそうです。義務にすれば全員が「買わねばならない」、「買えなければ罰金で国に収入」

このカラクリを知ってしまって、ほんと脱力すますたわいな。私だけぢゃあるまい。
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by ma_cocotte | 2008-07-07 18:23 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(8)
Commented by 黒猫亭主人 at 2008-07-08 23:59 x
ニポンではチョッキまではまだですがね。後部座席のシートベルトは義務化になりやした。
洞爺湖では、やっちゃんが所在なさげですが、やっぱ、外国語でけへんと、ツライもんですわ、G8。早く、非印欧語圏を糾合すればよいのに、と思ったら、サル公が中印を入れよとのたまうてるさうで、そこまでくると、絶対利権が絡んでるとしか思へない小生は、タイガーマスクの伊達直人のごとく、ひがみぐせがついてしまったんでせうか??
洞爺湖ジャイアン8会議も、ジャポン政府は600億円を勝手につかって、しかも、わざわざ洞爺湖くんだりに持ってったのには、やはり利権が潜んでるさうです。いやはや。我が大阪は、前府知事の時代にジャイアン8会議の誘致には失敗してたわけですが、末端会議のせゐだか、現在、地下鉄のゴミ箱は、テロ対策とかで全部封鎖されてをり、ゴミは棄てさせないてふ、超エコ状態ではあります。いやはや。世界の一部の――しかも不人気の連中の――長屋会議で
、世界のゆくへを決められちゃたまんねえや、ってえのが、一般ピーポーの感覚ではあらしまへんのやろか??
Commented by ma_cocotte at 2008-07-09 02:56
★ 黒猫亭主殿、おひさしぶりでございます。
こちらですが、G8についてほとんどニュウスになっていません。背後の
ニュウスから聞こえてきた話では明日、サルがオリンピック開会式出席を
公表するとか。そりゃ、出席含めての公式訪問での利権モヨモヨですものね。
サルは私欲の塊、「金の亡者」のようにしか見えません。中国でもインドでも
引っ越して、そちらでサルタンでも主席にでもなってくださいですよ。
サルがいない今のうちに誰かがクーデタってくださらないかすら・・・。
イングリッド・ベッタンクールとか、ケベック行幸中のセゴ姉やフィヨよんの
方がニュウス登場時間が多いです(=おっとーさんのワイドショウ講座(嘘

フランスですが9歳までは助手席に座れないという法律もあるみたいです。
(現在、L'école de conduite に通っているわたす(^_^)
Commented by しぇリ~ at 2008-07-09 05:50 x
西バスクはすでにこの黄色が義務化されてますが、確かトランクに入れたままでよしでした。一昨年仏バスクに行った際、国境越え(なつかしい響き)する際、コントロールがあるということで大手スーパーLへ。義母が「使うかどうかもわからないのに。。」とポソといったところ、袋を破かなければ返品可ということで、わずか数時間の滞在後に返却しましたわ。

SNCFのユニフォームは、どんな人でも素敵に見えるのが不思議。
天才デザイナーですわね。

私も自動車学校に通わなきゃ。。。(汗)

開催地とメインテーマのせいか欧州ではニュース性ゼロですね。
環境は世界共通のテーマで、報道に値するものだと思うのですが、いかんせん内容が。。(汗)

まあイットサミットよりはいいかな?(苦笑)
Commented by ma_cocotte at 2008-07-09 20:14
★ しぇリ~さま、

SNCF のユニフォームですが、みなさん、着こなしの応用が上手?
田舎路線でも、勉強になる着崩しというか。ひたすら目で盗み、応用(^_^)
私が他に気になっているユニフォームは女性空港職員の裏地が
オレンジの濃紺のロングコートです。あれ、かわいい!

サルコぢサマはご自分のタイトルを増やすことに懸命で、世の中の動向には
二番煎じをいただく傾向が明らかかも。最近のスペインはフランスより
先に行っていると思うのは私だけでしょうか。

自動車学校、ぜひぜひ。(と、勧めつつ、私は既に諦めかけていますが
Commented by 黒猫亭主人 at 2008-07-10 05:34 x
おばんです。
結局、ジャイアン8は、予想どほり、なんだかよくわかんない結果で終はりましたね。まったく、ジャイアンが8人もゐた日にゃあ、ドラえもんも8人(8体?)くらゐないとやってけまへん。
サル公は、こんなときこそ、CO2削減を渋る中印を説得して株を上げる機会やったんですがね。ニポンぢゃ、カルラの来なかったことばかりがクロース・アップされ。笑。
元女優のベルルスコーニ夫人も来なかったため、ワイドショーは、しかたなしに、地味なメドヴェージェフ夫人を特集してましたよ。おそるべしニポンのワイドショー。いやはや。

しかし、「黄色い、ダサい」と書かれてるわりには、ラガーフェルドが着るとサマになってんのが。あら懐かしの70年代ファッション「ヘビーデューティー」ですな。笑
Commented by きなこもち at 2008-07-10 09:18 x
流石サルコぢ、このテの集金能力には長けておりますね。

ポスターのラガーフェルド氏、すっかり精悍になられて見事な美フォーアフターぶりにびっくりです。
でも、実際夜道このシチュエーションで彼に遭遇したらビビッて即行で逃げます。
Commented by ma_cocotte at 2008-07-10 15:55
★ 黒猫亭主殿、
こちらのニュウスではゴルフ場あたりをヂョギンするサルが映りましたよ。
神聖皇帝はどうもチビでガッシリ体型とお見受けいたしました。
「賞賛を浴びる」「株を上げる」「儲けを得た」・・・サル閣下がウホウホする
言葉の数々。私利のためなら女房も泣かすのがサルです。

ワイドショーがなく、毎日午後はテレビ画面からチリリリンとトゥール・ド・
フランスの実況というフランスは平和というか、何せ「バ閑ス」(^_^)

ラガーフェルドさまはトーク番組など面白いです。10本指に指輪ギラギラ
あの首の中はどーなっとんだろう。既に彼はマトリックスなのかもしれない。
Commented by ma_cocotte at 2008-07-10 15:59
★ きなこもちさま、おっしゃるとおりです。
神聖皇帝サル一世の「金への執着」は手段を選びませんものね。
ベタンクール救出の件で、サルがおチャベにいくらお小遣いをあげたのか。

ラガーフェルド氏ですが減量されてからのイメージが定着しましたね。
あの独特の襟のブラウスとスーツの装着は現在の定番ですけれど、小物
づかいなどやはりラガーフェルド氏だ!と思われる細やかさがあると
思います。テレビ番組での発言など聞き眺めていても「格好いい」ですね。
夜はサングラスをはずしてくださーい、と言っちゃったりなんかして?
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