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なぜ、これが、『ぢぇずぃっと』?
そんぢょそこらで見かけるヴィエノワズリ(Viennoiseries、=菓子パン)棚です。
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ここ(↑)はココんちの近所のイィパァマルシェ hypermarché の片隅にあるサンドウヰッチ屋さんの棚で、ま・ここっつぁんが買出しに行くたびに小休止を取ったりしますが、この棚の美味しそうな菓子パンを眺めるたびに「なんで?」と凝視してしまう菓子パンがここには常備されています。そ、れ、は、こちら(↓)。
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Jésuite ぢぇずぃっと

ぢぇずぃっと Jésuite ですが、日本語に訳すと『イエズス会の修道者』です。
なぜまた、この菓子パンが、ぢぇずぃっとぉ ? 
この菓子パン「イエズス会の修道者」ですが、形は二等辺三角形で、長辺が約20cm弱、底辺が10cmほど。パイのようなクロワッサン生地の中にアーモンド繊維がしっかり残っているクリームがたんまりと入り、上にメレンゲ、更にその上にアーモンドスライスをたっぷり乗せて、オーヴンでぢっくり焼いてあります。

で、すこぶる美味しいのですよ、この『イエズス会士』が ヾ(`◇´)

調べてみましたら、
Le jésuite est une pâtisserie française célèbre. Il s’agit d’un petit triangle de pâte feuilletée fourré à la frangipane et recouvert de glaçage. Le nom vient de ce que, à l’origine, ces pâtisseries étaient recouvertes de praline ou de glaçage au chocolat en forme de chapeau à bords relevés comme ceux des Jésuites.  -Jésuite (pâtisserie)

___φ( ̄^ ̄ ) フムフムム。どうも本物のヂェズィットなる菓子パンはメレンゲではなくシュワシュワ砂糖(グラサァヂュ、glaçage)が表面を覆っているようですね。この菓子パンの元祖はプラリネクリームが詰まったチョコレートにシュワシュワ砂糖がかかったもので、その形がはねっかえったイエズス会士の帽子(!?)に似ていたからだと。
イエズス会の帽子ぃ?....んなもんあるンかい?
調べてみましたら、こんな絵をめっけました。
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17世紀後半、中国に宣教に出た数学者でもあるイエズス会司祭だそうです。小さくてわかりにくいですけれど、帽子のふちがはねっかえっていますね。ヂェズィットなる菓子パンにおかれましては縁が跳ね返って見えませんが、パンの縁のパイ生地がこんもり膨らんで、サクサクだけれど、パンくずがボロボロ落ちるのは事実でござるぞ。このヂェズィットを上手に食べ尽くす(!)にはテクが要ります。

さて、フランス語における ぢぇずぃっと jésuite ですが、『イエズス会士』という意味以外に『偽善者』とか『猫かぶり』なんて意味もあるのだ、ぞっと。

まあ、こんな菓子パンの名前ひとつで自らが「調べる」方向にいざなわれるのも、
ぢぇずぃっと jésuite のせいだっっ。
いや、我がツルツル脳に皺を入れるきっかけを下さるイエズス会士に感謝。
でお・ぐらしあす。今後ともおよろしく。

にしてもだな、フランヂパンやプラリネ・クリームがイエズス会士の脳味噌とは・・・ぢゅるるる。

7月31日に向けて、ぢぇずいっとを繰り返し食べたら、少しは頭が良くなるかな。いや、太る。

le 26 juillet 2008, Anne et Joachim
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by ma_cocotte | 2008-07-26 17:38 | The ou Cafe? | Comments(12)
Commented by あぐねす at 2008-07-27 14:44 x
ma cocotteさま、
おフランスには、おもしろい名前のお菓子、たくさんありますよね、そんな名前つけるなんてフトドキ者!って感覚は全くないんでしょうね。それだけ身近なんだろうなー。
尼さんの屁pets de nonnesやら、るりじゅーずreligieuseやら、きゃとる・まんでぃあんquatre mandiants(干しいちじく=フランシスカン、あーもんど=カルメル会士、干しぶどう=ドミニカン、くるみ=アウグスチノ会士)とか、ま・ここっとさま、南仏のお菓子だそうですが、食べたことありまーすか?ノエルに族続く3日間に食べるらしいので、期間限定品ですね。

私がドキッとしたのは、tête de nègre。ネグロっていうと、どうも差別的な言葉に思っちゃうけど、むこうじゃ、黒っていう意味もあるから、単なる”黒頭”なのですねえ(でも、ハリボーてだしてる、同じ名前のグミは、黒人の顔...ちょっとなぁ)。

Commented by ma_cocotte at 2008-07-27 16:56
★ あぐねすさま、
Religieuse は私の大好物です。(しゅうくりぃむとえくれあに目がない私)
Quatre mandiants ですが、Treize Desserts の中の4つですね。
かなり古い記事ですが、どうぞご笑覧くださいませ。

http://malicieuse.exblog.jp/1470139

お菓子というより、単に干しただけ(このシャビーさがマンディアンなのかも?
たいてい籠に13種類の詰め合わせで売られています(南仏だとスーパー
でも待降節以降に買えます)。
tête de nègre、ぢゅるるるる。中のメレンゲが決め手ですが、美味に
出会えたら幸せでする。

そう、先日、地元の修道院廃墟に行きましたが、なんとアウグスチノ会の
僧院だったそう。私にとってお初のオーグスタンですた。
Commented at 2008-07-28 08:55 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2008-07-28 21:22
★ 鍵08H55@28/07/2008さま、
ご指摘ありがとうございます。ムーチョグラシアスです。
すぐ確認し、訂正いたしました。
女子パの聖人カレンダーを拝見しましたら、25日が聖母のご両親の
祝日になっていますね。私の手元のサレジオ版では25日が大ヤコブ、
26日が聖母の両親です。フランス司教団の典礼暦もサレジオと同様ですね。

7月25日ですが、フランス司教団HPによりますと
http://nominis.cef.fr/contenus/fetes/25/7/2008/25-Juillet-2008.html
大ヤコブ以外に6名の聖人のお祝い日みたいですよ。
Commented at 2008-07-29 08:40 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by きなこもち at 2008-07-29 10:10 x
わぁ美味しそう、こちらまで甘い香りが漂ってきそうな・・・(私もぢゅるっ

菓子パンにもしっかりと歴史があるとはさすがおフランス、あなどれませんね。(しかもネーミングが『イエズス会の修道者』て・・・
日本の菓子パンと違いミテクレは素朴ですね、どのパンも使われている材料がシンプルなんでしょうか。
でもからだには良さそう・・添加物とか余計なものが入ってなさそうで。

暑いせいもあって仏語の学習サッパリですが(特に動詞の活用がぁ)、食べ物が絡むと・・・覚えますね~!(笑
Commented by ma_cocotte at 2008-07-29 16:18
★ 鍵08H40@29072008 さま、

そうです!いつかはサンチアーゴです。
あの大香炉の抹香煙を浴びまくりましょう。

・・・・・大聖堂の側廊(十字架の両手ウヰング)が着席ポイントです。
こちら、ぜひご覧くださいませ。うっとり~♪

http://www.youtube.com/watch?v=8jV8t3uqoYo

ヾ(T▽T)ノ゙ ミ・ディオス、グラーシャス  ヾ(T▽T)ノ゙
Commented by ma_cocotte at 2008-07-29 16:25
★ きなこもち さま、ヴィエノワズリの甘さはただなりませんが、ぢゅるるるる。

フランスですが、高級店なら兎も角、市井のお店で売られているお菓子も
パンも繊細さに欠けた外観のように思います。パンについて言うと、日本と
同じ大きさのパンを買って天秤に乗せたら、フランスのパンの方がドスンと
一気に落ちるくらい重たいです。口の中にパンを入れてしゅわーと溶ける
ような軽さはフランスではあまり経験できないと思います。

コンヂュゲゾンですが、私は今もってまったくダメです。いや、コンヂュゲゾン
だけではないのですが(むしろ男性名詞と女性名詞につく冠詞で苦しみ
続けています)
Commented by きなこもち at 2008-07-30 21:03 x
ma cocotteさま、
>ドスンと一気に落ちるくらい重たいパン
 凄い食べ応えありそうですね、日本のヤワなパンとちがってなんか噛んでたら顎が疲れてきそう・・・
 (食べすぎなくてダイエットにはいいかもォ?

コンヂュゲゾンって言うのですね、(覚えました
私がma cocotteさまの境地に達するのには・・・まだまだかかりますねいつになることやら~
Commented by ma_cocotte at 2008-07-30 21:38
★ きなこもち さま
そうです、Conjugaison と書きます。(ju が仏語にしては珍しい表現ですよね)
conjugaisonの本はフランス共和国民なら必需品と言ってもまったく
豪語ではない代物でして、Hatier 社の赤い表紙のConjugaison、
Grammaire, Orthographe の三冊が公共機関(学校もろもろ)で
最初に勧められる本です。私はあまのじゃくなのでLe Robert &
Nathan 社のConjugaison を愛用していますが。
ついでの話ですが、仏仏辞書はLe Petit Robert が公共機関で
基準とされている辞書です。私はこれより一回り小さいMicro Robert
を手元に置いています。
いずれも日本で買えると思います。ぜひぜひ。

パンですが、重いと言ってもドイツ風とは異なる重さで、同じバゲットを
買ったとしてフランスのバゲットは口の中でずっと残っている感じです。
フランス庶民はパンにスープをしみこませて食べますが、それをしても
溶けません(ただし近年の冷凍ものだと溶けることがあります)。
塩をかなりきかせたバゲットを売っているお店もまだだいぶありますね。

関西だとBigot のパンがこちらのパンに近いと思います。
Commented by きなこもち at 2008-07-31 11:18 x
ma cocotteさま、いろいろ情報ありがとうございます!
Hatier 社のconjugaisonの本、フランスではとてもポピュラーなものなんですね。amazonで英語版のもありました。(赤い表紙を目にしたら学習意欲盛り返してまいりました。
どちらか決めて早速購入したいと思います。
辞書は未購入ですが「仏仏」だと私のばあい結局解説理解のため更に「仏和」か「仏英」をカマす必要が・・・(まだ現状幼児レヴェルなもんで。

おおっBigot のパンですね!(たしか神戸国際会館にあったはず・・
でかける楽しみがひとつ増えました、Merci beaucoup!
Commented by ma_cocotte at 2008-07-31 20:23
★ きなこもちさま、
例えば教室の本棚においてあるのがHatier のConjugaison と
Le Petit Robert だと思って大丈夫と言えるかも、です。個人的には
Le Robert & Nathan のConjugaison も使いやすいですよ。
携帯用のConjugaison一覧がおまけについていたりします。

仏仏も一冊持っていると便利だと思います。仏和で補足するにしても、
ニュアンスの違いや、その語を別の単語に置き換える場合の適切な語や
フランスでは重んじられている語のOrigin や初めてフランス語として
用いられた年代など簡単に調べることができます(仏和ではここまで
できませんし、派生語などの点では自分ひとりの孫引きだとあらぬ
語を選んでしまう可能性が高いです)。

Bigot のバゲットはフランスの重さに近いです。
もし銀座木村屋がデパ地下に入っていましたら、そちらもぜひ。
関東だと神戸屋キッチンのバゲットもフランスに近いと思うけれど、
それは広尾店(フランス大使館、領事館)のそばだからかもしれません。
神戸のBigot は確かシラク夫人がお店に寄られたことがあるはずです。
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