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800という数字。
先ほど、午後1時10分頃でしたか。ルルド・タルブ空港から教皇さまがお乗りあそばしたエールフランス機がローマに向けて飛び立ちました。空の全ての道もローマにつづくんだな。

この4日間、教皇さまは多羅尾伴内のようでありました。サルコぢの前では国家元首、コレーヂュ・ベルナルダンでは神学者、聖堂においては司祭であり、ユダヤんやミュヂュルマンコミュニティではカトリック代表者、司教会議ではまるで大企業の代表取締役社長のようでありました。B16が凄いのは、この役割を完璧に分けていたことではないでしょうか。サルコぢの前でも、ミサの祭壇でも誰にでもわかるお話をしました。ごミサでは誰もができる善行を勧めました。が、コレーヂュ・ベルナルダンではちょっと難しい話をしました。ですから、全国紙おル・フィガロさまに
Au collège des Bernardins, la leçon du professeur Ratzinger
コレーヂュ・ベルナルダンでのラッツィンガー教授の授業
なんて見出しで記事が掲載されてしまいました。しかも、出だしが
Et soudain, le professeur…
と、突然、教授が・・・・・
爆笑です。突然、教授が来臨だか降臨してしまったようです。
ちなみに教授の講義はこんな感じでした。ぜひ。
http://www.ktotv.com/cms/videos/fiche_video.html?idV=00040852&vl=video_nouveautes

コレーヂュ・ベルナルダンでの講義は世の中平和な反応で済みましたが、昨日14日午後、ルルドで行われたフランス司教団会議での会議内容は直後からナマ討論番組やニュウスで話題騒然となりました。会議に入る前の会議場の様子と教皇さまの開会にあたっての演説は以下のとおりです。
http://www2.ktotv.com/cms/videos/fiche_video.html?idV=00040869&vl=video_nouveautes

こうして画面を眺めますと、株式総会、いえ、代表取締役会議のようです。取締役数が異様ですけれど。夕方5時以降、会議場の外にいる世俗っちゅうか世俗が見るナマ討論番組やらニュウスで会議内容をヒステリックに語り始め、その余波は翌日にも残っています。なーにが世俗の民には波乱かっちゅうと、我らが教皇さまが
1.司祭の結婚を認めない。今もいつも世々に至るまで。
2.離婚、再婚者の聖体拝領はいかん!
3.若者を育て続けること。召命、召命、召命。
と司教さまがたにおっしゃり、特に離婚なんて問題のためには結婚準備の要理をしっかり教えること、そして召命のためにも幼児期、青少年期の要理教育を丁寧にしっかり教えるようにと結論づけたのでした(お見事ロジック)。これ、フランスの左傾カトリック(1968派など)の主張は司祭の結婚を認めないから司祭数が減少しているのであり、離婚を認めないから信者が教会離れをするのだ、です。さーてさて、ニワトリ卵の世界に突入でしょうか。

私もかつてフランスで結婚準備講座に参加したことがありますが、真面目な話、途中で教会婚を諦めるフランスの男女はかなりおります。で、問題なのは、フランスの場合、教区によって秘跡準備についての甘さ厳しさがまちまちであることです。つまり司教によって考えがマチマチ。同じカトリックだろうに月とスッポンくらい違います。が、スペインやポルトガルは国内中央集権が徹底していると言うか、堅信を受けていない子供オトナの婚姻はまったく受け付けないようでござんす。フランスは一方が洗礼を受けていれば教会婚を喜んで受け付けるし、離婚者の聖体拝領もモニョモニョ だったりします(詳細はココには書きませんが、離婚より「離婚後の同棲」が問題ということだけ臭わせておきませう)。昨晩19時半からのFrance 3の全国ニュウスで女性プレゼンテーターがGap教区の司教さまに向かって「離婚したらEx-communier なんですね!?」と詰め寄って、双方の声がかぶさってとんでもない生放送が流れてもしまったけれど、司教さまが「Ex-communier は語弊がある」とおっしゃろうとしたことを彼女がさえぎろうとしたから司教さまも剥きになった・・・としか思えん。あれぢゃ、女性の印象操作になりかねんもの。まあ、当事者は噂に流されず、自分のことなんだから、自分で教会に行って確認すりゃあ良いことです。なにもフランス・カトリックに限ったことではないでしょう。

で、今回の教皇B16来仏で聖俗共に、もしかしたらB16ご自身がヴぃっくりだったことは若者たちがどこでも大漁で、教皇さまを熱烈歓迎し、要所要所でボランティアにも励んだことだったようです。この四日間、B16が繰り返し、口酸っぱく「N'ayez pas peur 恐れるな、懼れるな」と世俗に語り続けたことはちょっとした流行語になっているし、ミサの説教だけでなく若者達、病者方にB16はただただ「聖母は私達みんなの母だから愛そう」、「おそれず神を見、召命を聞こう」と繰り返したことも印象的でした。

そのせいか、昨晩20時からのTF1 ニュウスでこんな話題が取り上げられました。
Qui sont les nouveaux séminaristes ?
新しい神学生は誰?
http://videos.tf1.fr/video/news/0,,4087939,00-qui-sont-les-nouveaux-seminaristes-.html
プレゼンテーターであるクレール・シャザル Claire Chazal が「年々、フランスでの召命 vocation は減っており、危機的状況にありますが」という出だしで始まりますが、ビデオに映っているのはパリ司教区の神学院のようです。最初に登場の方は2年後に叙階予定で、ご自分で「お金をたくさん稼いでいた」と豪語できるほどの学歴と社会経験があったのにこの道を選んだそうです。次に登場の方も御年27歳で、複数の学歴証明書を持っているのにこの道に進んでしまった。「奇跡です」なんて笑いながらおっしゃってますが。フランス国内で教区司祭になるためには7年の修学が基本であり、志願者の30%が世俗に戻り7割が叙階の秘跡の日を迎えられるとのこと(9/16 訂正 m(_ _)m)。で、で、で、現在、フランス国内の神学生の数は

800人

Σ( ̄△ ̄; ハッ、はっぴゃくにーん?
この数字を聞くなり、私の顎はあんぐりかーんだったンですけれど、国内に800人もの神学生がいていったいどこがどういうクリーズ crise、すなわち 危機的状況 なんでしか?800人中の7割だとしても560人でっせっせ?

そ、それって、23枢機卿さま、贅沢な悩みなんぢゃござんせんかい?

800という数字は多いの?それとも少ないの?¢( ・_・) ハテ? わからなくなってきたぞ。

・・・・クレール・シャザルが「危機」と言っても、私には恵まれた数字に思えますが。 
ちなみにフランスでは1968年の学生革命後、幼児洗礼者は激減しましたが、B16世代になって成人洗礼者数が年々上昇しているそうです。そして、なぜか60歳より年長の司祭は私服を好み、近年叙階された司祭はローマンカラーまたはスータンを喜んで着用するという保守回帰傾向にあります。この4日間で教皇さまのおっかけを続けた欧州中の青少年層をおフランスでは彼らをB16世代と呼ぶらしいです。そしてかつてJPIIがブイブイだった頃の青少年層(30台中心)をJPII世代と位置づけるそう。JPII世代はエレキぎんぎんミサ世代ですね。両手を天にあげてゆーらゆらしながらエンマニュエル聖歌とか唄っちゃうの。どうも彼らはB16の地味なミサにはモニョモニョらしいです。JPIIは所作が役者さんのように格好よかったけれど、B16は確かに地味。それでも、説教がまじめに心を打ちます。感涙。

こちら(↓)は野外ミサ直前に告解にあずかるヒト呼んで「B16っ子」ですにゃ。かわゆす。
b0070127_22182391.jpg
Une fidèle se confesse avant la messe célébrée par le pape, dimanche 14 septembre à Lourdes (Photo Ciric)

le 15 septembre 2008, Roland
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by ma_cocotte | 2008-09-15 22:21 | 『?』なKTOりっくん | Comments(8)
Commented at 2008-09-16 07:37
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Leonie at 2008-09-16 14:32 x
告解photo、みた0.5秒後に涙がにじんできました。こっかいしにいこっと・・・
Commented by ma_cocotte at 2008-09-16 15:43
★ 鍵07H37@160908さま
ご指摘、ありがとうございます。すぐ訂正いたしました。けれども、うれしい
訂正でした。7割叙階でしたら560人の司祭がこの先6年間に生まれます。
はー、なんという朗報でしょうか。
昨日、地元のカルメル売店に行き、召命の話になりまして、ひたすら
召命のために祈るしかないのでしょうが。ああ、お知らせくださったことに
感謝です。

私、実はアンチJPIIと自称していいかもしれません。パウロ6世時代も
子供ながらに覚えていて、JPIIの典礼よりポルシスの時代のカトリックに
愛着があったりします。現在のカトリックを修正するのはB16でなくても
誰が着手しようと批判されると思います。B16は有名な神学者かもしれ
ませんが、カトリックの世界では「教区司祭の鑑」ではないでしょうか。
お説教を拝聴して、あらためてそう思いました。

続きます。
Commented by ma_cocotte at 2008-09-16 15:55
★ 離婚と再婚と教会の関係については実は書こうと思えば書けなくも
ありませんが、この公共域で書くには限界があると考えています。それは
おとといのFrance3の19H30からのニュウスでキャスターと司教さまの
声が重なるほど、司教さまが言いたかったことにつながるというか、
世間で言われていることやキャスターが起承転結ではなく起結で市井の
人間にわかりやすいように伝えようとしているのもわかりますが、まずは
当事者本人が教会の門を叩き、はじめの一歩が始まるとだけ私の立場
でここでいえることです。

離婚後ですが告解した独身者、告解しない独身者では聖体拝領の考え
が変わります。離婚した独身者が告解しないまま新たに誰かと同棲した
場合、離婚した独身者が新たに愛する人を見つけ別居のまま恋愛関係
という場合、これも同列にはなりません。同棲は教会側が知ったその
時点から Ex-communier です。逆に教会婚を挙げず市民婚のみの
夫婦も Ex-communier です(経験者は語る(笑)・・・が68派の司祭
だと「いずれ教会婚するから」という理由で聖体拝領を許したりします。
Commented by ma_cocotte at 2008-09-16 15:56
★ さらに。
ルルドでのB16とセレモニエェルのホスチアの件は驚きましたが、どうも
初めてではありませんね。あの冷静さ。
B16は週一金曜日にドイツ人の聴罪司祭に告解を必ずなさってるそうです。

先生から「楽しみにしている」とおっしゃられてしまうと、身がよじれる
ほど恐縮です。私の脳みそは本当にツルツルなので、これからも
脳みその皺を刻むためにも、どうぞよろしくご指導をお願いいたします。
Commented by ma_cocotte at 2008-09-16 16:05
★ Leonie さま、

この写真、かわいいと思いませんか?
女の子がどこかもぢもぢしているのも気持がわかる!(爆笑
手を合わせて聞いてくださる神父さまだけどもしかしたらフランス人では
ないかもしれませんね。フランスで手を合わせる世俗信者って珍しい。
跪いて告解するのも実は珍しすぎる。背後のおぢいちゃまの帽子から
してバスクの方々かも?

そうそう、10月19日にリジューの大聖堂で小テレーズのご両親の
列福式ですよ。
http://mission.cef.fr/article2213.html

これから私は空港に向かいますが、日本でテレーズの本を探してみようかなあ
(遅すぎですね、反省
Commented at 2008-09-17 00:27 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by ma_cocotte at 2008-09-17 22:17
★ 鍵00H27@17092008 さま
そうだったのですね。
母上ご自身もヴィジタシオンに志願を考えていたのでしたっけ?
今回の列聖で「だったらレオニーは?」とおっしゃる方が多いですね。
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