「ほっ」と。キャンペーン
カテゴリ:『?』なアッジア~ん( 10 )
仏蘭西の越南は近くて遠い國なのか。
遠方の友からしばらく前にヴェトナム料理の調味料である海老塩を勧められました。どんなお料理にもひとふりすると美味とのことなので、超ウルトラスーパーど田舎とは言え、ココんち市内のアジアん食材店二軒に探しに出かけてみました。どちらもヴェトナム人が経営するお店ですが、調味料の売り場の前で海老塩を探していると店員さんに話しても、拙者の拙い仏語では通じず、帰宅してから遠方の友にその旨を話し、「muoi ot」という鍵語をもらいました。
余談ですけれど、仏蘭西語のグーグル環境で「crevette sel」の鍵語で検索しますと、以下のビデオ。うまそ~♪
Crevettes au poivre et sel 
http://www.dailymotion.com/video/xibe78_crevettes-au-poivre-et-sel_lifestyle

鍵語の「MUOI OT」をポストイットに書き、再度、アジアん食材店二軒を訪問。ココんちがココ新天地に引っ越してくる前から経営のお店ではけんもほろろに「知らない」と営業時間中にレジ横のこんぴーたで遊んでいるおねいさんに返答され、もう一軒の今年開店したばかりのお店に行ったところ、店頭に商品がないものの店主が奥の住まいだか休憩室から持ってきた一瓶に「muoi ot」の文字がしっかりありました。

店主がおっしゃるには毎週火曜日にパリまで買い付けに行っているから「来週水曜日にまた来い!あんたのために買って来てやる」とのこと。店主の仏語文法は私のそれより初歩なのだな。そんな先週だったので今週水曜日にお店に行って見ました。ご主人が「オレが食ってるのとおんなじだ」と出して来たのがこの一瓶。
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「あ、これ!」とまず思いましたが、数秒後に「なんか違う」とアタマの中で叫ぶ声が聞こえたので、ご主人に「海老塩?」と質問したら、「オレが食ってンのと同じ」としか繰り返してくれず、3ユーロ80サンチイムで取引を終了しました。帰宅してこんぴーたで調べてみると、海老塩は「Muoi ot tom」で、私が買ってきた壜には「muoi ot rang」とありました。そして更に凝視するとラベルのイラストで前者には海老の絵があるけれど、後者には赤いとんがらしの絵しかありません。

ウワァァーーーー。゜(゜´Д`゜)゜。ーーーーン!!! 海老塩が我が手に入るまでの道は遠い。

ついでにいろいろ調べてみたら、私の手元に入った唐辛子塩をヴェトナムでは果物にも付けて食べるそうです。スイカにアジ塩をふりかけて食べるような感覚でしょうか?だとするなら、海老抜きがよろしゅござんすね。

それにしても、海老塩。
こんなにヴェトナム人やらメコンデルタの各国人がゴンロゴロいる町なのに簡単に買えないなんて。
まぢ、仏蘭西、疲れまふ。
世界食材の宝庫、日本國、裏飯屋である。

le 19 mai 2011, Yves

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by ma_cocotte | 2011-05-19 17:48 | 『?』なアッジア~ん | Comments(4)
ココんちのヒットスタヂオ
今週の第一位はこちらっっ!



歌 唱 祖 国

「歌唱祖国」は中華人民共和国の政府が認める Ode of Motherland、つまり愛国叙情歌らしく、建国後永遠に歌い継がれるらしいですけれど、上のビデオは2008年風の「歌唱祖国」らしいです。

こちら(↓)が元祖の楽譜に乗っ取った仮称、いや、歌唱祖国でございますらしいです。



щ(゚Д゚)щ  な、なんと。


同じ曲、同じ歌詞でありながら、リズムや楽器を変えると聴視する者に伝わる印象は違うものですね。元祖は力強く勇ましい印象を醸し出しているようにわたくしには感じられます。そして、こちら(↓)こそ、編曲の妙、歌詞のわからん観衆に胸きゅうんの感動を与えた一品でありましょう。




一分につき300万円のギャラをゲトするこの可愛的小姑娘チャンが口パクで愛らしく、童謡のように唄ったところで、歌詞は同じ。この歌「歌唱祖国」が今もいつも世々に至るまで地球上の(いずれ中華に飲み込まれるだろう)万民に伝えたい中身はなんら一言一句変わらなかったりします。毛主席、ヴぁんずぁい。
我们领袖毛泽东、指引着前进的方向.我们的生活天天向上
なんであります。

この歌、一度耳についたら離れないというか、包丁を握ったり、床を拭いたり、風呂桶を洗ったり、雨戸を開ける時にうっかり鼻歌っていたりしますね。もちろんリズムは上から二番目の元祖です。口パク可愛的小姑娘ちゃんヴァージョンではあてくしの労働への士気が萎えますから思いも浮かびません。この歌曲の歌詞は日本語に訳されたところで私は真心込めて唄う気持にもなれないけれど、曲の方はなぜかリフレインが叫んでしまいます。ふと、思い出したことですけれど、四半世紀近く前のリゲインという健康飲料のCMに流れていた歌のメロディと「歌唱祖国」のそれはそこはかとなく似ていませんか?



....なんやかんやでまもなく北京オランピックも閉会を迎えますけれど、今宵もこの歌が唄われるのでしょうか。2週連続ココんちヒット第一位だった「歌唱祖国」でありますが、果たして来週も一位になりますかどうか。リゲインがリヴァイヴァル大ヒットになりそうかも。

le 23 août 2008, Barthélemy
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by ma_cocotte | 2008-08-24 16:50 | 『?』なアッジア~ん | Comments(4)
「母国にいられなくなる」という事実。
旧ソヴィエト連邦内の一国、グルジアで非常事態宣言が発令されたそうです。
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La police géorgienne tente de disperser des manifestants,
le 7 novembre 2007 à Tbilissi.
Photo par Zviad Nikolaishvili@AFP

ロイター電にはこの件についてこんな感じで書かれていました。


グルジア大統領、全土に非常事態宣言を発令

2007年 11月 8日 12:24 JST [トビリシ 8日 ロイター] 

グルジアのサーカシビリ大統領は7日、大統領辞任を要求する反政府デモ隊鎮圧のため機動隊を投入し、全土に非常事態宣言を発令した。
2003年に権力の座に就いて以来、最大の政治危機に直面している同大統領は、米国との関係強化を進めることに不満を持つロシアがグルジア国内の騒乱を煽っていると非難している。
ノガイデリ首相は、当局がクーデター計画を未然に防いだと述べ、アルベラゼ経済発展相は、15日間の非常事態宣言下ですべての独立系テレビのニュース番組は放送禁止となることを明らかにした。
サーカシビリ大統領は、反政府活動にはロシア情報機関が関与している証拠があるとして、ロシア外交官3人を国外追放するとともにロシアから自国大使を召喚した。

Cf. http://jp.reuters.com/article/domesticEquities/idJPnTK806499920071108




私個人といたしましてはソヴィエトがああなっちゃった後、ゴルバチョフ氏とシュワルナゼ氏というのは改革のヒーローズのように見え、後にシュワルナゼ氏がグルジアの大統領におなりあそばしたと漏れ聞いて「グルジアは平和になってよござんしたね」と安堵した時期がありました。ところが1992年から2003年まで11年もの長い間、シュワルナゼ氏が国家元首の玉座に長居しすぎたせいかグルジア国内が不安定になり、シュワルナゼ氏が玉座を去って後、ますます不安定になってしまい、とうとう非常事態宣言発令という深刻事態にまでなってしまいました。(シュワルナゼ氏ご本人は失脚後、ロシア国内にお引越しちゃったと漏れ聞いておりまふ)。

さて、グルジアですが、お仏蘭西語だと Georgie ヂョルヂィという国名になります。
ヂョルヂィという国名を聞いてちょっと思い出したことがありました。

今年の7月はじめ、地元の納涼会に行きました。初夏の夕暮れ、みんなで一品持ち寄りでのバーベQパーチィです。30人以上集う盛会になりましたが、その宴席の隅に3歳になるかならないかの子を連れ、臨月を迎えた大きなお腹を抱えるマダムと彼女のご夫君がいました。彼女のそばに彼女が持ってきてくれたパイが置いてありました。私はそれをひとつ摘み、ポン!と口にいれたら、酸味のあるチーズが口でほろっと溶けてとても美味しい料理なのです。フランスではじめて食べた味だったので彼女に質問したら、グルジアのパイだと教えてくれました。フランスの中西部のド田舎町でカスピ海の向こうのグルジア料理を味わえるというのも摩訶不思議な気分になりました。
このグルジアからいらしたマダムの話によりますと、一年ほど前、この一家はグルジアを「追われ」、フランスに入国したそうです。なぜフランスに来たのかというと、ご夫君がBrigade Criminel (ブリガァド・クリミネル)だったためグルジアに「いられなくなった」のだそうです。ブリガァド・クリミネルという職種は日本語に訳すと何が適当でしょうか。「国家警察の刑事班所属隊員」かしら・・・兎に角、ごっつい職というか、心に疚しいことがあるヒトの前でこの職を挙げたらちびる職だと思われます。
このご夫妻、フランスに移住してからSecours Catholique スクゥル・カトリック、=日本のカリタスの好意で日常生活指導や仏蘭西語の勉強を続けているのだそうです。そこはかとなくロシアっぽい雰囲気のマダムは美しい笑顔でご自分たちの事情を話してくださいましたが、その間、ウクライナっぽいゴツさが漂うご夫君は無言のまま。もしかしたらブリガァド・クリミネルだったかしら・・・なんて内心思ってしまったりもしました。それから一時間以上もして宴会も盛り上がっていたところ、突然このご夫君が私に日本語で話しかけてきたのです。
щ(゚Д゚)щ 驚きましたねぇ。
旧ソ出身でカスピ海の東岸の本当に小さい国から地中海やらアルプスを越えてフランスに亡命状態の彼がですよ、いっきなりフランスから自分の母国を飛び越したはるか向こうの国、日本の言葉を話し始めたのです。それも流暢なの。
なんとこのご夫君さん、グルジア国家警察時代に水道橋の講道館に柔道留学なさってたそうであります。いや~、膝ポン!なお話ですわよね。私の知らない世界ではありますが、聞けば納得の留学事情といいましょうか。柔道や空手のような武器を使わない護身術や「警棒」をつかっての防衛はきょうび欧州各国の警察で流行の技であります。なんとあのヴァチカンのスイス兵(=ガーブチョンズ)におかれましてもこれらの武術取得は必須だとも伺っております。

そういう交流が国境を越えてできるのに、グルジア国内ではクーデターの危険があるとかで大統領閣下が非常事態宣言を発令しているというこの矛盾。

そもそも、日本人が自分の生業のせいで母国にいられなくなることってあるのでしょうか?私なんぞこうして海外に住んでいますが「何かあったら母国にとっとと帰る」と勝手に心に決めており、その思いが海外で生きていける強い支柱の一本であったりもします。日本に帰りたくても帰れなくなったらどうしよう。「日本に帰れて当たり前」と思っていた私は平和ボケ婆です。

現在のグルジア国内の問題は親エイメリカの大統領閣下に対し、ロシア政府が納得しておらず、親ロシアなグルジア国民に国内反乱を起こさせるようロシア政府が裏で操っているという話まで聞こえております。となると、前出のおらが町に住むグルジア男性は親ロシアな刑事さんだったためにグルジアにいられなくなってしまったのでしょうか。だいたいグルジアの国が二分するのもソヴィエト時代に共産党が国民を東西南北に強制移住させた結果ぢゃないかね。
ほんと、旧ソ連内ってソ連時代のツケだらけだと思うよ。(-。-) ボソッ
グルジアの非常事態宣言について日本國での報道はあっさりしたものですが、お仏蘭西には他にも多数のグルジア難民がいるせいか、関連報道もかなり詳しく流れています。ここ数日の暴動で360人以上が負傷し、既に109人が入院中だとか。
グルジアのみんなたちがプロの操り師が操作する操り人形にならず、
自分で自分の平和を考えることができますように。
そしておらが町の彼らがいつか一時でいいから帰国できる日が来ますように。

le 8 novembre 2007, Geoffroy
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by ma_cocotte | 2007-11-08 18:40 | 『?』なアッジア~ん | Comments(2)
Un photographe, peut-être japonais, tué à Rangoun
Un photographe, peut-être japonais, tué à Rangoun

(おそらく)日本人カメラマンがラングーン(内乱)で死亡
日本國ではまだ報道されていませんか....? ミ○(;`_´)o パーンチ 
おフランスでは12時半から始まったお昼のニュウスで流れています。
ロイター電でとりあえず。
RANGOUN (Reuters) - Un photographe, peut-être japonais, a été tué jeudi lors d'une manifestation de l'opposition contre le régime militaire à Rangoun, a-t-on appris auprès d'un hôpital de la ville.
Auparavant, un témoin avait raconté qu'un homme, apparemment un Chinois ou un Japonais, portant une petite caméra, s'était effondré alors que les forces de l'ordre dispersaient un millier de manifestants près de la pagode de Sule, dans le centre de la ville.
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photo@AFP


le 27 septembre 2007, Vincent de Paul

(`Д´# ボヤきたくなくてもボヤきたくなる、と言いましょうか。
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by ma_cocotte | 2007-09-27 19:44 | 『?』なアッジア~ん | Comments(10)
やっと来れたので帰らない中國姐たち
食っちゃ寝の私にとって木曜の夜の楽しみと言えば、France 2で放映されるEnvoyé Spécial(あんヴぉわいえ・すぺしある、特派員報告)という番組を観ることです。国内外で話題になっている事項を3~4項目取り上げ、一項目について30分ほど丁寧に解説してくれる番組なので手っ取り早く「世間話」の概要を把握できるのです。

昨晩の第一報は"Les marcheuses de Belleville"、「ベルヴィル地区をうろつく女性たち」とでも訳しましょうか。marcheuse(マルシュウズ)というのはmarcheur(マルシュウ、健歩好きの人)の女性形ですが、このタイトルに使われたmarcheuseは近年、仏蘭西に現れ始めた「新種」のprostituées(プロスチチュエ)、つまり「売春婦」をさします。

仏蘭西における元祖な売春婦ですが、夕暮れになると街道沿いに一定感覚を置いて立っているおねいさんが多く、花の都お巴里だと元祖お立ち道路はブローニュの森沿いの街道、地方ではストラスブールの仏独国境橋近辺、マルセイユだと8区プラド界隈です。近年は不法滞在の東欧系おねいさんが立つことで知られていました。

ところが既に東欧系のおねいさんズは『古い売春婦』できょうびお仏蘭西で『流行の売春婦』は花の都はベルヴィル地区でめっけることができるマルシュ~ズちゃん達なのです。Belleville ベルヴィル地区というのは花の都お巴里は20区にある中華商業&居留街です。元々、巴里の中華街と言えば13区のイタリア広場近辺だったのに、私の記憶が正しければ1998年頃からベルヴィルからMénilmontant メニルモントンあたりの中華街が見る見るうちに力を付けました。両者の勢力抗争でもあったのでしょうか。
きょうび仏蘭西でパラサイトし始めた新種の売春婦というのは
中國人女性なのです。
ベルヴィル地区に中国系売春婦が現れ始めたのは7~8年前からだそうで、2003年の時点で既に100名強のおねいさんがパラサイト。元祖お仏蘭西の売春婦さんにはない新種売春婦さんの特徴はと言いますと
▼朝から晩までずっと歩道を行ったり来たりふらふらしている。
 (元祖にはないド根性を持っている。故に marcieuse 健歩家なんですね)
▼時には二人で、女性同士なのに腕を組んでふらふらしている。
 (元祖は単独行動、おレズな行動を公衆ではしません)
▼化粧が薄く、慎み深い態度とセクシーからかけ離れた服装である。
 (元祖は化粧濃く、慎みない態度と裸同然の服装)
昨晩の番組で私は警察に捕まっちゃったマルシュ~ズ姐を拝見しましたが、黒のタンクトップにスケスケのピスタシオグリーンのブラウスというイデタチは仏蘭西♂にはセクシーさのない慎み深い服装かもしれませんが、日本♂には十分にチラリズム&セクシーな格好でした。

この捕まっちゃった女性はじめ多くのマルシュ~ズ姐達は仏蘭西にはもちろん観光ヴィザのみの入国による期限切れ不法滞在。お巴里での滞在先はマフィアが絡みの寝床で、天井までぎっしりの段積みベッドと劣悪衛生の共同洗面所を月120ユーロで借りねばなりません。管理人は「前月きっちり前払いで一泊でも一か月滞在でも120は120」と蒸したての肉まん抱えておっしゃってましたある。こんな劣悪カプセル宿を月額120ユーロは高すぎると私は思いましたが、花の都の感覚だと安いのでしょうか。

そしてマルシュ~ズ姐ズがなぜ売春婦になったのかというと中國から仏蘭西に旅行するためには最低8000ユーロが必要で、一生懸命貯めた8000ユーロで仏蘭西に来てしまうと帰るのが惜しくなる、故にこうなっちゃったある、なんだそうです。彼女達の多くはフランス語を一言も話せません。花の都お巴里の中華街ならば中国語だけで生きていけ、困ったことは仏蘭西語を話せる同胞に頼ればいいのです。

一方、お巴里の警視庁さんの言い分なんですけれど、この仏蘭西入国の第一歩から現在に至るまで不法実行しまくらちよこな中國人のおねいさん達を検挙するのに難儀してるっちゅうんですね。というのも、一人捕まえると、腕を組んでいた一方のねいちゃんが姿をくらましてしまい、新たなねいちゃんが歩き出すという繰り返しなんだそうです。
まじ、パラサイト。中國姐のパラサイトっす。
パラサイトがどのように行われているかというとベルヴィルの中華街を開発した中国人が中国東北部(旧満州)出身者で、満州つながりでの「人材集め」であり、中國国内では「巴里で仕事を!」という売り文句で仲介金が8000ユーロということらしいのです(ひょえ~、悪代官は誰だ?)。近年、中國東北部の工場大量閉鎖によって失業者が溢れすぎており、なぜか女性失業者のみが仏蘭西に送られているんですね(実のところ、誰が送っているんでしょー?)。しかも、捕まっちゃったおねいさんたちの証言によりますと、母国には子供がおり、子供の学費稼ぎのためにお巴里でこんなことをしてるあるよ、とのこと。不法滞在がバレそうになるとベルヴィル地区の同胞♂が「あたしの妻あるね」とお巴里の警察の魔の手から庇ってくれることもあるそうです。が、一方でこのお仕事の延長線上で結婚してくれる仏蘭西♂いないあるかなあ、という夢と希望と期待も持ってこの仕事に日々励んでいるマルシュ~ズ姐達なんですけれど。
どーなっちゃってんだろね、きょうび中國の中身は?
++++++十++++++

昨晩のこの放送に限らず、仏蘭西では月に一度は中國の実体、しかも日陰の面を紹介というか暴露するような番組が流れ続けています。以前、一時期は中國さまさま×∞のような仏蘭西だったのに、徐々に共和国民に知らしめるべき中國への印象が厳しいものになっています。きっかけはおそらくおととし、次期大統領候補と噂され始めたばかりのサルコぢ氏が中國訪問をして公式の席で日本國をけちょんけちょんに貶して中國を褒め称えたことだったように私は偏見しています(笑)。おとといから日本に隠し口座を持って私腹を肥やしていたと吊るし上げられているシラク現大統領 は「病的日本贔屓」として仏蘭西では知られているので、サルコぢ氏の気味悪いほどの中國礼賛はシラクとの違いを見せ付けるための発言か?とも当時推測されていました。
そして昨年5月、EU法批准選挙のための啓発討論番組が繰り返し各局で放映されていましたが、そこで繰り返し流れていたのが「近未来のEUは合衆国型になるのか?それとも中國型になるのか?」という論点で、多くの見識者が「中國型になるだろう」と予想して、具体的に多民族国家と地域経済格差でEUは発展するより自滅の道を歩むだろう、と結論づけました。故にフランスにおけるEU法批准は失敗に終わりました。(cf.:大統領の言うことを聞かないフランス人。

この結果に追い討ちをかけるように昨年夏のフランスでは、
▼中国製布地と衣服の大量輸入によって共和国内の産業妨害が
 始まっていること
 (cf.:ブッチブチの「ブチ」屋さん! Voilà, c'est boutis!
▼中国人不法入国者による無免許調理によって腐ったものを共和国民が
 知らずに食べさせられていること
 (cf.:夏のバーゲン@巴里と極猛暑。・・・そして,ため息。
▼中国から長期留学生として入国し、そのままフランス系ハイテク企業などに
 就職し、スパイとなっていること
▼中国内で作られた偽ブランド商品が陸路9000km横断してイタリア(!)
 国境の町ヴァンチミルからフランスに納品されていること
などが次々とテレビ番組で丁寧に放送され、とうとう昨晩は「中国製売春婦」の誕生と繁殖について分析番組が流れたのです。こうも定期的に中國の日陰部分を見せ付けられるとただでさえ毒舌の仏蘭西びとの言葉は電波上でも辛らつになります。こういう検証番組が流れる一方で中國の文化や経済、2008年北京オリンピック開催などについて太陽を燦燦と浴びている面を紹介しても、司会者が白々しく「まあ、ショーウィンドウしか私たちは見れませんから」とボソっと声に出してしまったりするのが最近のお決まり展開です。

EU(欧州連合)なんてものを作ろう!なんて計画の言いだしっぺのひとりである仏蘭西が一度は9000km東の中國における廉価な土地と人材を求めたのは事実ですが、EUを作り拡大しようなんて野望を持ったからには遠い中國より手前の東欧諸国に廉価な土地と人材を求めつつ、それらの国と人々を救済する、という「歴史的美徳」を選んだ仏蘭西が中國に冷たくなるのも簡単でもあります。TGVやら空港建設、オリンピック会場準備などお仏蘭西のゲージツ家が口出ししているようですが、これらの事業が完了した時に果たして仏蘭西が残っているのでしょうか?peut-être たぶん、probablement おそらく、sans doute ほぼ確実に、
中國オタクの仏蘭西人しか残留していないと思うよ。

le 12 mai 2006, Achille de Larissa

書き忘れました、お巴里ベルヴィル地区のマルシュ~ズ姐ですが1回40ユーロが相場です。
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by ma_cocotte | 2006-05-12 15:09 | 『?』なアッジア~ん | Comments(27)
見た目は同じでも味が違うもの。でも元祖は?
中國さま御用達「つきぢ朝日」、平成十八年五月八日夜の献立から見つけました。これぞ、珍味。名店の味は美味しいはずですので黒板に書いておきます。

司教任命 中国公認教会「今後はバチカンに不通告も」
               2006年05月08日20時43分 朝日新聞

中国政府公認のカトリック教会「天主教愛国会」が独自に中国人司教2人を任命し、バチカンとの対立が表面化している問題で、愛国会の劉柏年副主席は香港メディアに「今後は(人選の)バチカンへの事前通告をやめることもあり得る」との考えを示した。双方の不信感は深まっており、外交関係復活への見通しは一層不透明になってきた。 ▼中国系香港紙文匯報などが8日、伝えた。 ▼劉副主席は「任命は教区運営の必要に基づき、民主的な手続きを経て行われた」とし、「(独自の司教任命に対するバチカンの批判は)司教任命を政治問題化させるものだ」などと反発した。今後の対応次第で、司教任命の際の事前通告を取りやめる意向を示した。 ▼香港紙などによると、バチカンと断交状態が続く中国ではこれまでも愛国会が独自に司教を任命してきたが、バチカンには事前に通告。これに対し、バチカンがその任命を受け入れたこともある。 ▼任命権の所属問題は両国の国交樹立交渉の最大の障壁とされるが、愛国会は4月末から雲南昆明教区、安徽教区でバチカンの反対を押しきって新司教を任命。バチカンの批判に、中国政府が「中国のカトリックの歴史を顧みない道理に欠けた批判」と応酬した。


こ、これは!? 読んだだけでマズいですね。「つきぢ朝日」という名料亭の調理場はいったいどのようになっているのでしょう?料理長と調理師や常備の食材、調味料など調理場の中を知りたいところです。・・・というか、読み直したら参考文献を公表していないだけでどこかの文章を横滑りに日本語訳して掲載しただけのようですね。こういうの、ありなんですね、きょうび日本國の全国紙は。

まんず、中國さまがヴァチカンに内政干渉されたとして立腹されている お破門 でございますが、地球をくまなく網羅するローマン・カトリックチェーンの社則(ひと呼んで、カトリック新教会法典)第1382条にこのように書かれております。  

カトリック新教会法典
第1382条
 
教皇の指令なしに、司教叙階を行う司教、かつ、その司教から司教叙階を受ける者は、使徒座に保留された伴事的破門制裁-excommunicationem latae sentiae- を受ける。


4月30日雲南昆明教区で中國天主愛國協会傘下の司教団秘書長を務める馬英林神父、続いて5月3日安徽省蕪湖で劉新紅神父にヴァチカンの許可なく司教認証(叙階)式を行ったことでヴァチカンの聖座(ベネディクト16世猊下)が烈火のごとく激怒されたのです。上述カトリック新教会法典第1382条に照らし合わせて無認可認証式の写真をあらためて拝見しますと、
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跪いている司教になろうとする劉新紅神父も、彼に手をかざしている四人の高位聖職者(さつまいも色は司教)ももれなく はっ、も~ん になります。

4月30日付の asahi. com には
ローマ・カトリック教会系メディア「亜州新聞」などによると、バチカンは馬神父が「愛国会の権益機関に近く、経験も足りない」と任命延期を求めたが、愛国会が強行した。
とあります。ヴァチカンの反対を押し切ってまで中國天主愛國協会が認証式をこの日に行わねばならなかった理由があったのでしょう。「愛国会の権益機関」ってなんだろ?

兎にも角にも、冒頭の名料亭「つきぢ朝日」の献立ですが、何から何までマズい。同じ材料で通すなら最初から発想の転換をせざるを得ない内容だと思われます。以下にマズい原因を挙げてみます。


■愛国会の劉柏年副主席は「今後は(人選の)バチカンへの事前通告を
■やめることもあり得る」との考えを示した。

例えば中國さまが気に入られた聖職者をヴァチカンに知らせ、ヴァチカンが調べ尽くして許可を出して挙式というのは理解できますが、この手順を通らないのなら中國天主愛國協会にはヴァチカンなんて必要ありません。この際、きれいさっぱり獨立なさい。ヴァチカンと関わらなければ好きな時に好きなことを好きなだけ中國さまが思うままに行うことができるのですよ。
なぜそうしない~?
つぎっ。

■劉副主席は「(独自の司教任命に対するバチカンの批判は)司教任命を
■政治問題化させるものだ」などと反発した。

愛国会の劉柏年副主席って信者か???
推測ですが、彼は信者ぢゃないんぢゃないだろうか? 中國政府出向?
抜本からローマンカトリック教会の組織をご存じないようです。こんな体系は信仰なくても読めますし、読んだところで信仰が芽生えることはたまにあるくらいなので、強固な共産教信者であれば安心してまずはカトリック組織体系を学ばれてみてはいかがでしょう。どっからどう見ても中國さまがカトリック教会という政治からかけ離れた聖域に政治を吹き込んでいるのでありますが。
も、もしかして中國の歴史教育ではキリストが中國人と教えている
のでしょうか?
ま、まさかね? え? ・・・かもよ?

もういいっ! つ、つぎっ。


■バチカンの批判に、中国政府が「中国のカトリックの歴史を顧みない道理に
■欠けた批判」と応酬した。
・・・・い、いかれてる・・・・ぶくぶくぶく・・・。
お仏蘭西ではこういう発想を放射型ロジックと言い、循環ロジックを良しとする仏蘭西では好ましからざる物言いになります。

中華思想の体現、ここにあり。(楊夫人←おいしかったねー、ハウスのマダム・ヤン)
中國のカトリックの歴史を顧みるためにはなぜカトリックという語がこの世にあるのか考えねばなりません。ローマンカトリックの歴史と体系を顧みてなぜ現在中國にカトリックが存在するのか考えねばならないのは中國さまです。
中國さまにとってカトリックは日本における西洋料理のようかもしれません。西洋から伝わった料理ながらも日本人の口に合うように味付けされたのが西洋料理です。今回の献立「カトリック」の元祖はどこでしょう?中國さまはヨソから伝来されたカトリックに自ら好みの味を加えてできたのが中國天主愛國協会です。見た目は同じなのに口に含むとまるで味が違うし、胃に落ちてから中毒を起こしたヒトもいるようではありませんか。中國さまが完全と見做したカトリックを元祖ヴァチカンに見せたら「いや、本物にはまだまだ」と言われてもしょうがありません。更に努力して本物に近づくのか、ここで見切りをつけて独自の道を歩むのか決めるのは中國さまです。江戸時代初期の日本のように元祖に拘って変革しようとしないカトリックに門を閉ざしますか?

そもそも共産思想というのは宗教否定、つまり非神論であって、日常に宗教なるものはないはずです(除く、イスラーム)。が、この思想の下、「信仰の自由」を受け入れるといきなり箔の中身を抜き取ってしまうのでしょうか?しかも「余の国での信仰を認めてあげたのだから余の言うことを聞け」と元祖を自身の色に染めようとするなんて♂がズラかぶってブルマーはいていばりくさっている時代のような話ではありませんか?時代遅れだ。が、そんな絶対帝政的思考がまかり通っているとなるといずれ革命が起こるというのが世の常であります。

ヴァチカンでは上の写真で手をかざしている聖職者の中には本当は参加したくなかったのに参加せざるを得なかった者もいるのだろう、と推測されてもいるようです。本当なら、勇気があれば「聖座の許可なき式は挙げられない」と中國さまに反発もしてもらいたかったがそうできない事情があったのだろう、と。でもいつか彼らが「あれは無理やりさせられたのであって私の意ではありませんでした」と言われたところで、それは「神のみぞ知る」事実なのです、と立場上口にするしかできないのが今のヴァチカンです。スパイとずばり言えないこのつらさ~♪

「羅馬に所要ついでに」とすぐにでも飛行機に飛び乗って本場の味を味わえる高位聖職者は私にとってどうでも良いですが、怖い思いを見せ付けられてもそう簡単には逃げられず、自分というより家族のために、一見似たようなものを美味しそうに食べてみせることで身を守らなければならない小さなひとびとが気になります。


le 10 mai 2006, Solange
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by ma_cocotte | 2006-05-10 00:07 | 『?』なアッジア~ん | Comments(8)
「される」のはイヤ、でも、「する」のは好き。
ここ数日、中國天主愛國協会について調べています。

b0070127_20503996.jpg中國天主愛國協会というのは中華人民共和国政府が認めている「ヴァチカンとつながりのある」カトリックを信仰する団体です。キリスト教に縁の深いフランスでは「教会」という言葉も細分化されており、ヴァチカンとつながりのあるカトリック教会は église 、プロテスタント教会や神社仏閣は temple を用います。で、この中國天主愛國協会をフランス語にしますと

l'Association patriote chinoise catholique

となり、églisetemple も含まれずなぜか association アソシアシオンという直訳すると結社、協同組合に相当する語を当てています。

右の写真は5月4日付でAP通信から配信されたもので、北京のWanfujing カトリック教会前の広場だそうです。あてくしは初めて中國は大都会の若い二人を拝見しましたが、中國の若い二人は曇り空の下でもちゅっちゅくと大胆に熱いのですね。中国政府公認のカトリック教会前で偶然カメラマンが見つけた中国政府公認の理想の若い二人でしょうか? 女性の足の組み方も中国政府公認なのかもしれません。おつかれさまです。

さて、4月30日、5月3日に中國天主愛國協会がヴァチカンからの承認なしに司教認証式を行ったことで、5月4日ベネディクト16世猊下が司教となった二人とバチカンを無視して中國政府の言いなりになった四人を破門しました。ヴァチカンでは声明文を同日に発表、公式HPにも掲載され、ラジオ・ヴァチカンから担当司祭Joaquín Navarro-Valls師の声による発表も世界に流れました。フランス語の公式声明文に目を通しますと、いやはやfortes pressions(強圧)、menace(威嚇、脅迫的言動)、更にはviolation(冒瀆)と女の子が口にしたらおかーさんに叱られちゃうような単語の羅列なんであります。ここで今一度、日本のマスコミでは柔らかい語調に訳されたviolation(冒瀆)の単語が含まれた部分を前後含めて味わって読んでみましょう。
On se trouve ainsi face à une grave violation de la liberté religieuse malgré la prétention de présenter ces deux ordinations comme une acte du pour pourvoir des diocèses vacants.
ドラマチックに訳してみますと、
空位の司教区を任せるかのごとく二名を認証した野望により(我々は)
宗教の自由が重大な冒瀆に直面したことを見抜きました。

訂正訳です(5/10)
「この叙任を、空位の司教区への権力行為として示さうてふ野望にたいして、われわれは宗教的自由の深刻な冒涜に直面してゐるのである」
・・・こわー。読んでいるうちにお尻を引き締めちゃいました。日本の新聞発表、和訳がなまぬるすぎざます。誰に気を使ってなまぬるくしているんでしょ?この文から察するに、多分おそらくヴァチカンは瞬間高血圧になるか、瞬間貧血になるほどの真相を掴んでの「破門」発表だったのかもしれません。

と、傍観者のあてくしがお尻引き締めてびびっているのに当事者の中國さまですけれど、Nouvel Observerteur 紙によりますと、昨日7日も中国東北部最大の都市Shenyang(瀋陽)で、Paolo Pei Junmin(パオロ・ペイ・ジュンミン)師を大司教にしちゃうショーを開催しちゃったのです。式典が行われるナンガン大聖堂に列席希望者が入り切れず、聖堂前に大型スクリーンを設置して認証式を中継したそうです。式の途中でペイ・ジュンミン師が「国土の統合、社会の安定、国家の統一を監督する」という中国政府の立場を反映したことを教会の役割のごとく宣言もしました。表面上、今回の認証式はヴァチカンの承認を既に得ているとも言われていますが、7日以降ヴァチカンはこの件の質問に回答することを控えています。

一方の中国政府は同じ日曜日、あらためて台湾との絶縁と中國政府不干渉を2大条件に「君が言うとおりに君の好きな人のために立派な式を僕が開いてあげたぢゃないか。だから僕と仲良くしてみない?」とヴァチカンに向けて恋文を投げました。わずか8日の間に3人の司教任命式を中國各所で実施した中国政府の思惑は一体なんなんでしょう?
ヴァチカンを翻弄させるアカ色のニクい奴です、まったく。
・・・と思ったのは私だけでなく、フランスでは中道左派全国紙おル・モンドさまのヒダリに座しますおリベラシオンさまが祭日だというのに5月8日付で
Politique vaticane à la sauce aigre-douce
すなわち「甘辛ソースにまみれたヴァチカン政治」というタイトルでこの件についての記事を掲載しました。サブタイトルまで
Pékin souffle le chaud et le froid dans ses relations diplomatiques avec le pape Benoît XVI.
「教皇ベネディクト16世との外交関係に時には熱く、時には冷たい息を吹きかける北京(=中國政府)」ときたもんだ。はぁ、甘辛だったり冷たかったり熱かったりと手練手管で教皇にせまる中國とでも言いたいンでしょうか?
あたってると思うよー (←棒読み)
で、Saint-Siège(サン・シエヂュ、=聖座、フランス語ではヴァチカンを表すのに好んで使います)のお尻きゅっ!のコミュニケにもあったprétention(ぷれたんしおん、野望)ですけれども、まず第一の野望は2008年北京オリンピックの開会式に中國さまはベネディクト16世猊下を主賓にしたいンだそうです。

・・・はっは~ん、なーるほどー (これも、棒読み)

そーゆーことだったんですかー (しつこく棒読み)

どっかのコーテーでもオーでもダイトーリョーでもなく、キョーサン主義国で
行われるオリンピックの主賓がローマきょーこーですかー。 (もちろん棒読み)

ざっけんなよー、にゃろめー。いろいろ頭ン中を駆け巡ったり、目の前にちらつく事項がありすぎてめまいをおこしそうぢゃないのよっっ。

そして第二の野望ですが、今年2月22日ヴァチカンは15名の枢機卿を任命し、うち2名がアジア系(中国1、韓国1)でした。この人選にあたって中國政府公認のお墨がついた上海大司教であるAloysius Jin Luxian (アロイシウス・ジン・ルシアン)師を中國さまは推薦したのですが、ベネ16猊下が選んだのは香港司教のJoseph Zen(ヨゼフ・ゼン)司教ひとりのみ。そこで中國さまは「猊下、どうか上海ちゃんと香港ちゃんの抱き合わせでひとつお願い♡」と懇願したにもかかわらず、あっさり却下されちまったんだそうでございます。どうやらその恨みを今回の無許可営業ぢゃなくて無許可認証という形で中國さまが表現されちゃったようでございますね。しかも中國さまは「バチカンにひどいことされた!馬鹿にされた!」と日本國にまるでバチカンが内政干渉したように話を持って行き、それを確かめもせずに鵜呑みにした日本のマスコミ各社は「バチカンって宗教権力をふるって中國ちゃんにいじわるしてんだって!ひっどーい!」とニッポンびとに話を広めておる。・・・民主党メール事件みたいだな、こりゃ。嘘つき狼が誰だか気づけってば。ちょっと調べりゃわかることなのになんでサボるのよ?まだわからんか。このヴァチカンと中國の外交関係を冷静に眺めて美味しいものはヴァチカンに何一つございません。中國でしょ?オリンピック開会式のメインゲストに欲しいヒト、それはローマ教皇であり、どうしても上海大司教を枢機卿にしたかった「何らかの理由」も中國さまにあるのです。ベネたんは上海ちゃんはいらないの、香港ちゃんだけでいいの。

もういっちょ、日本國は靖国神社という宗教施設に中國政府が何を願っているのか忘れちゃいけません。中國さまはヴァチカンに内政不干渉を外交再開条件に出しております。どうも中國さまは内政干渉するのは好きだけれど、されるのは嫌い、今回の件ではっきりしました。
この際、日本國も中國さまがヴァチカンに願った同じ台詞を中國さまに申してみてはいかがでしょ?ラッキーチャンスを逃がさないでー♪

まるで選ばれただの捨てられただの旧約の「カインとアベル」はたまた「ヤコブとエサウ」の話みたいですが、レベッカな中國さまは上海大司教さまのために中国製の売るまでは安くて良質なのに買った途端に翌日ほつれる毛ゴロモを探しているかもしれません。

フランスの新聞を斜め読みすると、中國内の4~5百万人といわれるカトリック教徒が現在「人質」のようになっており、中國内のカトリック聖職者の90%はヴァチカンが知る者で、残り10%はヴァチカンの知らない自称・カトリック聖職者だということです。なんだか私個人としましては今回の中國さまにおかれます対ヴァチカン外交問題は頭ポリポリなレベル域の話になりつつあります。中國共産党主催のメインエヴェントの主賓にろーまきょーこーかー。
しら~~~。
こんなにしらけたのひさしびりー。


le 8 mai 2006, Désiré

【Rétroliens*Trackbacks】
*知れば誰でも激怒する、これが中国だ!: 
                カトリックなのに“愛国会”とは、これいかに?
*あんとに庵◆備忘録 : 産経新聞はバチカンが嫌い?



【関連エントリー】
【冒涜による破門】ドグマ大使、現る。
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by ma_cocotte | 2006-05-08 21:15 | 『?』なアッジア~ん | Comments(18)
『苗字のない国』で天災が起きたのです。
16日夜はスマトラ沖大震災から3週間目ということもあり,国営放送France2で第二回目の「スマトラ救済」特別番組が3時間半にわたって放映されました。おりしもこの2005年1月16日は6000人以上の死者を出した神戸大震災から10年の日。朝からニュースでは繰り返し神戸大震災から10年を迎え,神戸がどう変化し,どのように地震対策に取り組んでいるか取り上げていました。フランスにとっては旧植民地モロッコ,アルジェリアで数年おきに大震災が起きることもあり,日本の最新技術には興味津々であります。

昨晩の番組はあらゆる分野の著名人に混ざって内閣の関連大臣も登場し,現状を訴えました。
たった3週間かもしれませんが,フランスのテレビを見ていると国民が寄付する先をうまく操っているように思えます。大震災発生直後は「国境なき医師団」,「赤十字・赤三日月社」,「スクール・カトリック」など被災地でまず行動する目的の諸団体の名前が何度も繰り返されました。2週間後には寄付が活動予算費用に十分到達した「国境なき医師団」が募金一時打ち切りを公表したことも話題になりました。
b0070127_2063932.jpg第三週目を迎えた昨晩,強調された団体名は「Action Contre la Faim(飢えに対する行動)」と「UNICEF」でした。フランスでは寄付を募る時にかつてのWe are the World のように歌手が集まって一枚のCDを作成するのが恒例で,今回はUniversal Music Franceで発売,収益金は「Action Contre la Faim」におくられることになりました。
特別番組は午後9時頃から始まりましたが,開始当初から強調されたのは「子供の売買」です。この「子供売買」の話題は日本では「地震をきっかけ」と思われるかもしれませんが,決して欧州では地震がきっかけではなく以前から底辺に流れる陰湿な問題でもあります。地震がきっかけとなってあからさまな行動が目に見え始めたというのが正しいでしょう。昨晩の番組ではマフィアが暗躍しているとはっきり言葉となって電波に乗りました。

フランスの現保健大臣Philippe Douste-Blazy 氏の本業は医師でもありますが,彼からは五体満足に現在動いている被災民のメンタリティは決して尋常でないことを私達が気遣わなければならないこと,そして言葉を発する前の子供たち(三歳以下になるでしょうか?)の身元確認が難航を極めていると切実に語られました。

インドネシアのスマトラ最北端のアチェでは人口の半数が亡くなりました。天災はナンピトにも等しくもたらされても,個人の失う「何か」はその個が素数となってかけられた数が「我が身に起こった現状」です。家族全員無事だった人もいれば親も兄弟も親戚も見つからない人もいます。もちろん多くの孤児が存在するわけで,しかも自分の名前もいえない年齢の孤児が多いそうです。人身売買を防ぐためにも身元確認をするのが最優先にもかかわらずうまくはかどらないそうです。

で,この話を見聞して私が思い出したこと。
インドネシアは『苗字(Family name)がない国』なのです。一つ屋根の下に住む家族全員がまったく違う「名前だけ」を持っています。私のジャカルタ出身の友人はEvi Yuriza(エヴィ・ユリザ)と言いますがユリザは苗字ではありません。彼女の言い分だと「苗字がある方が不思議」だそうです。だからフランスで書類作成する度に苦労したそうで,フランスの役人は頭から「苗字がない国なんてあるわけない!」と彼女に声高に言うそうです。私は電話帳はどうなっているのだろう?郵便配達は大変だろう?と想像しましたが,彼らにとってはそれが生まれながらにして自然な習慣なので,エヴィに我が心配を話しても笑い飛ばされてしまいました。(それにしても電話帳はどうなっているのかしら?)
そして今回被災しなかったインドネシアの島には逆に苗字があっても長男,次男,長女,次女という家庭の位置づけで同じ名前を子に与える島もあります。島中,同じ名前だらけだそうです。(日本に例えるなら長男=太郎,次男=次郎・・・という感覚です)
戸籍登録の在り方も日本とフランスでさえ大きな違いがあります。おそらく南アジア諸国とも大きく異なるものでしょう。こういう戸籍登録の背景をすべて日本國や欧米諸国の尺度で見,判断することは良いことではありません。ですから被災地で活動している方々は身元不明者を確認することも,孤児の身内を探すことも,日本や欧米で行うより何倍も苦労されているはずです。

ヒンズー教のカーストには「死ぬために生まれてきた」という階級も存在します。インドの路傍で生活するヒトの多くはこの階級だそうです。マザー・テレサのインドでの活動は有名ですが,イエズス会をはじめとするカトリック修道会もインドで布教活動を長くしています。宣教師が路傍の人々に声をかけお粥を与えると,彼らは真面目な顔をして「私は死ぬために生まれてきた者です」と言うそうです。宣教師が「あなたにも生きる喜びがあるのですよ」と言っても理解できないそうです。死ぬための階層同士が「生の営み」の中で出産を繰り返す現状も私には理解しかねますが,これが宗教なのです。タイで信仰される上座部仏教の輪廻思想もこういう状況になると少女売春や子供売買に対する罪悪感を薄めると言う悪作用に転じるそうです。深刻な飢えを我慢できずに冷静に考えれば大した金額でないのに子供を売ってしまう成人もいるのでしょう。このような生活に密着した宗教文化の中で偶然にも「生」を得,疑うことなく生きている人々が選ぶ「人身を売る」という行為を,頭ごなしに私達の道徳で裁くこともできません。マフィアがそういう思想の弱みに付け込んでいるのも事実です。

これらの背景を尊重しつつ,弱者の尊厳を魔の手から守ることを考えなければならない「私達のスマトラ大震災3週間後」です。
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by ma_cocotte | 2005-01-18 00:00 | 『?』なアッジア~ん | Comments(25)
予測すること。予防すること。
2005年1月5日,スマトラ沖大地震・津波発生第11日目。
b0070127_2541028.jpg
今朝のYahooニュースに載ったタイ被災地での医師救護団の写真です。
そして同日朝,国営放送France2の「地震関連HP」に載った写真を以下に紹介します。

b0070127_18491785.jpg
インドです。
いちおうこの地方は「観光地」ではありません。

b0070127_18505247.jpgモルディブです。
海抜0mゆえの水と一体となった美しいリゾート地です。
近年,フランスで大人気の「天国に近い島」です。
今回の津波の高さは最大5mありました。
私の身長の約4倍の波。助かるはずはない。

b0070127_18524972.jpgスリランカです。
津波で横倒しになった鉄道です。
先日,少女がひとりここから奇跡的に助かりました。
彼女の両親,姉は亡くなりました。
偶然,祖父と巡り合えた途端,彼女は現実がわかって泣き始めました。

b0070127_18542229.jpgタイです。
最初の医師団の写真もタイです。
全身防御の欧州系医師団がドライアイスの中で遺体身元確認作業を行っています。
本文を読むと,遺体の状態は骨まで組織分解され始めています。


b0070127_18571098.jpg

フランスで公表された被災国は7か国です。
震源地から同心円内は地学的に影響を受けていることになります。


こうして震災から11日経た今も約8000km離れたフランスのトップニュースはこの大地震についてです。これまでしばしばフランスのマスメディアでは被災地の現状を原爆投下直後の広島,長崎に例えました。

ここで私は考えてみました。
私の実家は関東ですが,今月末に広島・長崎旅行を予定していたとする。でも恐るべきかな,年末に原爆が投下された。果たして私はそれでもこの計画を決行するだろうか?
しません。絶対。
今回の大地震で重要な点はこうして被災地の惨状を原爆やテロ,戦地と比較しながらも,原爆やテロ,戦争はあくまでも人災であり,大地震と津波は天災であるという違いなのです。人災はヒトの手によって計画的に本人の思惑で実行できますが,天災はいつ起こるのか,それがどの程度の被害をもたらすのか,私たち人間には予想がつかないことを忘れてはなりません。

タイの首相が「大丈夫です。観光客の方々,Welcome!」とインタビューに答えている場面はフランスでも流れました。現在のタイはアジア一の観光立国です。しかも今回の大地震で壊滅的被害を受けた地域はタイの国庫を潤すリゾート地ばかりです。数年前に日本の援助を打ち切ったタイとしては大きな打撃であることは間違いありません。でも同じタイ国内で上の写真のようにまだ遺体確認作業を行っているのは事実です。地続きです。

私がもしこの同心円の中に住んでいたら,タイのシュショさんのように簡単に「大丈夫ですよ」とは言えません。それはなぜかといえば,震源地がたまたまこのポイントだっただけで,月の満ち欠け,発生時刻,風向き,潮流が偶然にも被害を及ぼさなかっただけだからです。単に「運が良かった」だけです。この同心円の中にいながらまったく別の断層,水で人々が生活しているのでしょうか?
タイのシュショさんはこういうメッセージを発表する時に,現地の上下水道の仕組をなぜ私達に説明しないのでしょう?とてつもなく危険極まりないように思います。上下水は浄水しながら循環しているはずです。被災地の土地に沁み込んだ湿気や水は地下水になるものもあれば天に昇って雲にも化します。
原爆投下直後,広島も長崎も川辺や岸辺に多くの遺体がしばらく残っていました。現在もインド洋地震で果たして海や川の中にどれほどの遺体が残っているのでしょうか?行方不明者数を考えると相当数です。潮流でどこの浜に辿り着くのでしょう?(いやだよね,せっかくの観光で海に入ってうっかり死体の肉片や骨を触ってしまったら。)

昨晩私がテレビで見たインドネシア・スマトラの現状ですが,リゾート地ではないせいか遺体はまだ放置されたままです。もう水を含んでぶよぶよで簡単に分断できます。その死体の体液を含んだ水は地中に,川下に流れています。スリランカの被災民たちは地下から湧く泉から泥のまざった水を汲んで生活用水としています。トイレは板を組んだ囲いのみで穴に排泄します。もちろんトイレットペーパーも,それを流す水も下水道も,手を洗う水もありません。まだ水が町から引いていない地域もあります。町民は膝の高さの泥水の中を歩いています。青年が食卓塩程度の袋につまった消毒粉をまいていましたが,あれに効き目があるのかは虚しい疑問です。この泥水には人間,動物のし尿が混ざっています。高波は最大5mでしたから,あの瓦礫にも,無事だった家屋の屋根にも,やしの木々にも,し尿の混じった泥がこびりついています。風が吹けばそれは埃となって飛沫し,雨が降れば水滴となって地面に落ちます。その汚水は水蒸気となって雲になります。雲の流れに国境はありません。今一度,上の被災国の地図を見ても,今回被害が少なかった地域に同じ雲は届かないのでしょうか?海水も川の水も別のものでしょうか?そんなことはないと思います。ロシア・チェルノブイリの事故を思い出すと,放射能雲は欧州に届いたという話を聞いています。

さてフランスでは繰り返しépidémie感染症または伝染病)という言葉を流し続けています。

この感染症・伝染病は天災の副産物です。早い話,ほぼ天災なのです。だから人間がコントロールできません。どんなにお金を投じても,ナンピトにも平等に感染症は忍び寄ります。疲労や心労がたまって体内免疫が弱くなっていれば,ここぞとばかりに感染症はたかります。
これまでコレラ,赤痢,チフスなどの病名が挙げられていますが,この病名はあくまでも予想です。こうして震災から11日を過ぎても高温多湿地帯に数千人の行方不明者,放置遺体が残っています。もちろん動物の遺骸も多くあるはずです。この遺体と自然が生み出す「伝染病」はいったいなんでしょう?それは「神のみぞ知るもの」です。予想病名が的中して,それが発症し,すぐに抗生物質が用意できれば「運がよい」。でももしエイズや鳥インフルエンザのように新種の病が発症した場合,私達はどう対処すればよいのでしょうか?
タイのシュショさんは「伝染病を発生させません」と断言したそうですが,これは希望観測発言です。というのは感染症というものはこの世に発症しないかぎり対処法がないからです。

命を失わなかった人々が病院に担ぎ込まれても3日は遺体の間で診察を待つような現状だそうです。臨床系医師だけでも不足しているのに,万が一「感染症」が発症した場合,基礎系医師,薬学系,生物学系,化学系のスペシャリストがすぐ一同に介して「新薬」を生み出せますか?新薬というものは通常,治験を経ます。市販許可が出るまで10年なんて当たり前です。治験の間は患者は実験扱い。「万が一」(つまり死に至る副作用がありうるということ)のため署名をします。どう考えても伝染病が蔓延する方が新薬開発よりはるかに早い。

欧米の学校ではディベートという授業があります。あるひとつのテーマに対して,二つの仮説を立てながら議論しあいます。日本人はディベートを経験する機会が少ないため,この二仮説設定に疎いとよく言われます。
「大丈夫です。通常通りです。遊びに来てください」
とタイの首相のように言葉にするのは簡単ですが,これだけ大きな地震があった後です。もし地震が再発したら,もし感染症が発症したら・・・と対極仮説を予測しても足が向きますか?
私は我が身がかわいいし,せっかくの観光なら瓦礫のない綺麗な道を通りたいし,防波堤もしっかり整ったリゾートで「この世の楽園」を味わいたい。もし今月「元」楽園に行って再び同規模の地震と津波が来たとしたら,やっぱり同じ現状の繰り返しになるのではないかしら。まさか犠牲者が一人も出ないという奇蹟は起こらないでしょう?これもOnly God Knows,神のみぞ知るですね。同じ人間が現時点で「大丈夫です!」とは言えません,普通なら。

それに突然雨が降ってもせっかくの観光なのに恐怖に陥りたくない。笑って「ぬれちゃったね。すぐ乾くよ」と言いたいよねぇ。

もしタイのシュショさんがおっしゃっていることが真実ならば近いうちに「感染症の恐れはない」とWHOなど国連機関から公式宣言が出ることでしょう。現時点ではあくまでも感染症発生の「可能性はある」のです。
その確固たる宣言が出るまで被災地を傍観できる母国がある幸運な私達は,その被災地にこれからも住まなければならない方々への救済の道を探ることが「最良の救援」です。
健康あっての経済交流です
感染症が脳にまわるようなものだったら交易なんてできません。
今回の地震で日本人の個人旅行者の犠牲者が多いのは事実です。
被災地に派遣される公務員や駐在員には国家間で決められた厳しい保険制度もあります。万が一の場合は労災も下りるでしょう。ですが,個人旅行で万が一大変なことになった場合,南アジア諸国では日本人が満足いく賠償金がおりることはまずありません。

もし我が身にたったひとりでも愛するヒトがいるのなら,気になる人がいるのなら,これらのリスクを今一度考えてから被災地観光に出発することです。
どうしても「今,旅立つのだ!」なら誰も止めません。
なぜならそれは「成人」が決めた行動だからです。万が一,新種伝染病を日本に持ち帰っても「成人の日本人」として責任のある行動を取ってください。「自分が伝染病を発症したら最初に誰にうつるのか?」と想像するのを忘れないでください。

私にとって成人式ははるか昔の思い出ですが・・・私なら「今は行かないよ。」
2005年1月5日正午,外ではサイレンが響いています。
テレビからはモーツァルトレクイエムのキリエ(「主よ,哀れみたまえ」という意)が流れています。
被災地と被災民へ3分間の「黙祷」です。
そして私は被災地で救援活動を行っている世界中の人々に神の加護があるようにささやかですが祈ります。
*11日前の大震災をきっかけに感染症についてまとめましたが,世界中のどこであろうと,このような天災があれば感染症が発生する可能性はあります。
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by ma_cocotte | 2005-01-05 20:00 | 『?』なアッジア~ん | Comments(42)
『私はこのオンナよりいい教育を受けているのよ。』
昨日ジャック・シラク大統領(またの名を Jackass byチンパンブッシュ)がアジア歴訪の旅に出ました。シンガポールを皮切りに「法国(=フランス)文化年」イヴェント開催の中華人民共和国を訪問。2008年北京オリンピックや上海開発に惜しむことなく疑うことなく「力」を入れているフランスです。今回の歴訪,シラクさんは日本に「寄りまっしぇん」。(忍んで寄るのかも・・・なんてな)
1999年1月にフランスに入国した私は当初1年または1年半の語学研修目的の滞在でしたが予定を変更。そのまま外国人向け語学クラスに滞在しても良かったのですがエクサンプロヴァンスで最も安い学費のSCEFEE(文学部内の外国人用仏語学校)で年学費が7500フラン,大学正規留学が認められれば年学費(=登録料)が約1000フランです。

1000×7.5=7500・・・・。(←こんな計算でも不安になる数字音痴とは私です)
私は迷わず正規留学手続に挑戦しました。日本で高校を卒業後英米文学を修了しているので文学部編入が可能です。卒業証明書,成績もろもろの法定翻訳もろもろ・・・もろもろすぎる準備をし,提出指定月(6月)に文学部事務所に書類を持っていきました。書類偏重主義のフランス,窓口によって言い分がまったく違うフランスですから一度で書類が受け付けられる幸運というのは稀です。もちろん私も何度も「欠落書類」を指摘され行ったり来たりの繰り返しでした。(この欠落書類も前回は見逃されたのに今回は見逃せない・・・など納得できないことばかり)。受付にいる人間によってその場ではじき返されることもあれば運良く秘書室の前まで行ける事もあります。秘書室前まで行っても秘書がサボっていないこともあります。編入受付秘書室には二人の秘書。この二人もまったく言い分の違う二人なので「運命を左右」します。

2000年当時,中国の好景気,日本・韓国の不景気の波が留学生にも押し寄せてきました。エクサンプロヴァンスですれ違うアジア系もほとんどが中国人,日本人・韓国人がみるみる減っていった年でもあります。

秘書室で自分の受付を待っていた私の後には中国人の女の子がいました。彼女もそれまでSCEFEEに在籍していた子です。かわいらしい容姿だったのでクラスは違えども彼女の存在は私も知っていました。彼女は暇つぶしだったのか私にご自身のことを話してきました(私が聞いたわけではないのですが)。
★私は中国人の男性と同棲しています。(ほ,ほえー,中国人でも同棲するのね?)
★彼は法学部に在籍しています。
★私も編入したい。できれば学士課程に。
★エクスの大学,もしくはモナコの大学に行きたい。(中国人ってリッチなのねん)
やがて私の受付となり秘書室に入りました。いやらしいほど厳しく書類をチェックする秘書。実は私の卒業証明書の正本で秘書二人が私の目の前で声高にもめましたが何とか受理。ラッキー!! 「沙汰を待つように」という言葉で私は秘書室を出ました。私は外で提出書類の整理を始めました(そりゃ莫大なコピー数です)。
私の後は前述の中国の女性。彼女が入室して数分後,室内から甲高い声が聞こえてきました。突然ドアがバッターン!と開いて彼女が私を指さし
「私はね,このオンナよりいい教育を受けているのよっっ!」
と叫んだのです。

「・・・・へ?・・・・・」

その瞬間の私,おそらく誰が見ても思いっきり間抜けな顔だったと思います。
個室での会話ですから私には想像もつきませんが,彼女も自宅と事務所を何度も行ったり来たりの書類提出で疲れていたのかもしれません。

・・・だけど,言うか?普通。

フランスで正規留学をする場合「学業比較」の書類提出が義務です。それは出身国だけでなく教育を受けた時代も鑑みられます。残念ながら出身国によってはフランスでの評価が本国より低くなることもあります。
彼女は中華人民共和国出身,私は日本です。
私達が知りえない国家間の評価(信用程度)もあるでしょう。

・・・だけど,言うか?普通・・・。(繰り返させていただきます)

結局10月の新学期後彼女を学部内で一度も見かけませんでした。モナコの大学に彼と行ったのかな?

フランスがここ数年あからさまに中国贔屓になっているのは事実です。日本贔屓でつとに有名なシラク大統領ですが,次期大統領候補ナンバーワンのニコラ・サルコジ氏は中国に訪問し身モダえるような中国礼賛,日本バッシングをしました。
先日France 3でファーストレディであるベルナデット・シラク大統領夫人が主催するチャリティーショーが放映されました。番組内で孫が大統領夫妻にプレゼントしたファースト犬(と本当に呼ばれています)「SUMO(=相撲)」が登場しました。このチャリティ番組は毎年恒例ですが来年SUMOの名前が変わっていたりして・・・なんて想像してしまった私でした。
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by ma_cocotte | 2004-11-24 01:04 | 『?』なアッジア~ん | Comments(0)