「ほっ」と。キャンペーン
カテゴリ:よっ、大統領!2007( 22 )
Sarko est horrible.  サルコは怖い。 (・_・)ゞ ハテ?
明日の今頃はサルコぢが大統領なんだなあ、という時間になってしまいました。明日水曜日は朝10時から大統領職引継式の生中継が放映されます。それを前にきょうの夜8時からはヂャック・シラク大統領の「共和国民への最後の語りかけ」が放映されます。Adieu de Jacques Chirac aux français なんて国営放送France 2でタイトルを流していますが、Adieu って「永遠の別れ」に用いる言葉ではありませんか。
ε= (´∞` ) いよいよです。
大統領選挙期間中、何度も「サルコは怖い」と耳にしました。理由を知りたいので「なんで?」と聞くと、決まって誰の口からも「みんながそう言っている」という返答が返ってきました。ココはセゴ姐の所領地ですし、セゴ姐の住まいと同じ県内でもあります。故に私の周りはセゴ姐贔屓が多くて当然。どうやらこの「サルコは怖い」というのはセゴ姐を支持する左傾政党員が流している噂だったようです。

第一次選挙が終り、決勝候補がサルコぢとセゴ姐の二名と決まってからも相変わらず「サルコは怖い」という台詞は何度も耳にしましたが、一方で「セゴ姐の頭は空っぽ」という悪口も耳にするようになりました。ちょと考えてみると隣の県はラファラン前首相のお膝元なので保守より右がこういう噂を流し始めたのかもしれません。このあたり、隣の別の県は左傾のスーパースター、ミッテラン大統領の地盤ですし、その向こうにはヂャック・シラク氏の地盤がござる。
長い歴史を振り返ると中世やら絶対王政の時代からこの大西洋側のあたりはリベラルというかお上に反抗することを繰り返す歴史を抱えている土地なので政治家が多く出るのかな、と思ったりもしますが。

で、決戦寸前まで世論ではセゴ姐もサルコぢもどっちもどっちと言われていました。そしてセゴ姐の頭が空っぽという理由もサルコぢが怖いワケも語る「どっちつかずのニュウトラル」なヒトも出てきました(大抵は第三位のバイルゥ氏に投票した人々)。それによると「セゴ姐の頭が空っぽ」なのは彼女が社会党の「お人形」「踊り子」だからであり、単に党の意向を世間に知らしめるための存在に過ぎないからだそうです。ですから共和国民はセゴ姐本人は何をどう自分で考えているのか不安になるのだそう。確かにセゴ姐のようなきれいな国母さまが共和国民に語り掛ければDSK やファビウス氏が語るよりは信憑性がないことでも真実に思えたりするマジックはあるかもしれません。一方、サルコぢがなぜ怖いのか、というと、彼は自分の頭で考えたことばかりを口にするからだそうです。つまりサルコぢは他人の意見を聞かないのでいずれ独裁になるだろう、だから「サルコは怖い」のだそうです。
。___φ( ̄^ ̄ ) ウム~、ナルホドネー。
どちらが大統領になったとしてもガイジンの私にはあまり関係ないし、フランス政府が「ガイジン、出て行け」と命じて来たら母国に戻るしかないのでありますが、おフランスにいる移民の方々は何が何でもフランスに居続けたいと思われている方が多いようであります。選挙期間中、地元のフランス語講座ではたびたび選挙の話題になりました。土地柄、教員も左傾が多いので、やたら私たちに
サルコになったら移民のためのフランス語講座はなくなるだろう。
私は失業だ。
とか、
セゴ姐になったらあなたたちも地方選挙投票権がもらえるようになる。
来年の市長選はあなたにも投票権があるのだ。
と繰り返していました。ε= (´∞` )・・・bof もちろん寄留するこの国で選挙権がもらえることに喜んでいるクラスメートもいました。サルコになったら自分たちの生活が苦しくなると心配していた方々です。なんだかな。

まあ、結局、共和国民によってサルコぢが第五共和制の六代目大統領に選ばれたのです。彼が独裁かどうかは On verra~ (なるようになるだろう)ですわね。
今から他人を怖がらせて何が面白いんだ? ヽ(`Д´)ノ ッキーッッ!

le 15 mai 2007, Denise
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by ma_cocotte | 2007-05-15 23:48 | よっ、大統領!2007 | Comments(4)
一夜明けて、
コレ ↓ を見て、
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中央山脈近くの Corrèze コレェズ県が桃色、つまりセゴ姐の得票がサルコぢより多かったことがわかりました。
( ゚Д゚)ハァ?
Corrèze コレェズ県と言えば、ヂャック・シラク大統領のお膝元、昨日もヂャックとベルナデットはコレェズの地盤Sarran サランで投票されたはずなんでありますが。
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証拠写真par la Provence

シラク大統領のお膝元でセゴ姐の勝利・・・。Σ(゜ロ゜)ノノ シンジラレマセン。
大統領引退後はサランのシャトーに戻られるはずだったご夫妻がパリのセーヌ河畔のアパルトマンを購入した話が流れたことで支持者がご立腹の三行半という結果でしょうかね。それとも単にヂャック・シラクという一人物が彼らの崇拝対象だったということでしょうか。


le 7 mai 2007, Gisèle
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by ma_cocotte | 2007-05-07 19:19 | よっ、大統領!2007 | Comments(8)
ナ マ セ ゴ 。
行って参りました。
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2007年5月6日12時18分、ナマのセゴ姐でございます。


ご自宅から投票会場まで徒歩でいらっしゃったセゴ姐でございます。
今晩8時にセゴ姐が大統領閣下におなりあそばすかどうか発表されます。
ワクワク ((o(⌒∇⌒ o)(o ⌒∇⌒)o))ワクワク

↑ これだけでもお宝ですのに、↑
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by ma_cocotte | 2007-05-06 22:31 | よっ、大統領!2007 | Comments(18)
Ultra français 究極の仏蘭西びと
数日前に初めて聞いた語であります。
Ultra français ウルトラ・フロンセ
日本語に訳すと「究極の仏蘭西びと」でしょうか。
意味は両親双方がフランスの苗字を持つ仏蘭西びとをさすのだそうです。ε= (´∞` )・・・Bof

これを私に教えてくれた人はウルトラ・フロンセだけれど、配偶者はポーランド系仏蘭西びとなので彼らの子供はウルトラ・フロンセではありません。が、この人は自分の思想が左派に近いという自覚があり、「Ultra français 究極の仏蘭西びと」本人だって祖父母、曽祖父母まで辿ればたいていイタリアやらスペインやらドイツやらベルギーの人がいるのでウルトラ・フロンセなんてくだらない造語だと私に話し続けました。5月6日はセゴ姐に票を入れると既に決めてましたわ。

共和国大統領選挙決勝に残った二人を見ると、ニコラ・サルコぢはハンガリー移民の父親とスファラディ系ユダヤ人の母親の間に生まれたハンガリー系仏蘭西びと2世なので「とりあえずフランスで生まれたのでフランス国籍者」でありますが、セゴレーヌ・ロワイヤル女史についてはJacques Royal ヂャック・ロワイヤルという共和国軍大佐である父とHélène Dehaye エレーヌ・ドゥエという母の間に生まれたウルトラ・フロンセーズなんでありますね。

4月22日の共和国大統領選一次選挙で12人の候補者のうち前出の二人が決勝に残り、残り10名がどちらに支持するか、というのが当然話題になりますが、左派は「敵はサルコ、ただひとりなり」で全員セゴ姐支持なんですが、第一次選挙で左派候補5名のうちで最も高い得票率だったのはオリヴィエ・ブザンスノ氏の4.5%で、それ以外の4名は2%以下。全員足してもセゴ姐の支持率に15%上乗せ程度にしかなりません。

世間が注目しているのは得票率3位(18.5%)だったフランソワ・バイルゥ氏と4位(10%)のヂャン・マリ・ル・ペン氏の票がどちらに流れるか、ということなのです。フランソワ・バイルゥ氏は自ら「ミギでもなければヒダリでもない、我こそが真の中道」とおっしゃる人物ですから、ど真ん中の彼が果たしてどちらに傾くのかで決勝戦の勝負は決まりです。逆に言えば、セゴ姐にしてもサルコにしてもバイルゥ氏支持者の票がどうしても欲しいのです。そこで先週土曜日にセゴ姐はバイルゥ氏と公開討論を行いましたが、結局バイルゥ氏はセゴ姐と自分の考えは違うと宣言し、5月2日のセゴ姐vsサルコぢの公開討論放映後にサルコぢも支持しない、と表明しました。故にバイルゥ氏率いるUDF の党員はバラバラにそれぞれが支持者を選ぶことになりました。18.5%は塊から粉になってしまったのです。

次にあの極右政党FN のヂャン・マリ・ル・ペン氏の持ち票はいずこへ?なんですが、ココの場合、第一次選挙日に至るまで14~15%の支持率がまったく動かず常に3または4位を不動の位置にしていたル・ペン爺なのに、22日の投票結果が10%弱の得票率だったということで、5%の支持者の裏切りがあったことにヂャン・マリ・ル・ペン爺はご立腹のプンプン。しっか~も第一次選挙直前にル・ペン爺はサルコぢが「移民の子」という理由を掲げてサルコぢ支持者を減らそうとしたこともあるので、決勝戦についてはまず「ミギでもサルコは支持しない」表明。更に5月に入って、支持者に決選投票には白票を投じるように壇上から叫びました。ル・ペン爺にしてみればセゴ姐は理想のウルトラ・フロンセお嬢さまなのに、「ガイジンに優しすぎる左派」だから支持なんて絶対できません。
・・・・・ったくね。ε= (´∞` )
ル・ペン爺が5月6日に白票を投じたとしても、FN支持者の多くはサルコぢに投票するのは間違いないだろうと言われています。となると、バイルゥ氏支持者の幽霊票が決勝戦の勝負の決め手になりそうです。
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le 5 mai 2007, Judith
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by ma_cocotte | 2007-05-05 05:09 | よっ、大統領!2007 | Comments(4)
苛苛+憤憤=セゴ、∴Pas les Royal
結局、これにて終了のゴングが鳴って
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セゴ姐が74分20秒恫喝してサルコぢの72分00秒しゃべくりに2分20秒勝ったようです。

ε= (´∞` ) ...bof


5月2日夜9時から始まった大統領候補二人の公開討論生放送が国営放送France 2と民放TF1 で同時放映され、放映時間2時間の予定が2時間40分に及び、約2040万人がテレビ観戦したそうです。ココんちの二人もそのうちの二人(ガイジンの私が果たして含まれるのかどうか存じませんが)でありましたが、何度も二人の声が重なることがあり(サルコぢのクセでもある)、聞き苦しいことが多々ありましたが、声を低めながらも圧すセゴ姐と、どこかtimide ティミド(恥かしがりや)というかはにかんだ印象になるサルコぢが対照的ではありました。が、そんなことより討論の途中で、障害者の教育問題になったところでサルコぢの話の持って行き方にセゴ姐がかなり興奮して、サルコぢが《Calmez-vous. かるめ・ヴ、=落ち着いて》とたしなめたところで、
Je ne calmerai pas. Je suis très en colère! 
穏やかになんかなりません。私は怒っているのです!
と言い返した瞬間が妙に心に残りました。翌日のニュウスもこの瞬間ばかり取り上げられており、社会党側は上層部から党員高校生までセゴ姐の闘いを讃美し、右派は興奮しすぎのセゴ姐に失笑なんでありましたが、これは贔屓目に見るか見ないかによって口から出る表現が変わるだけだと思われます。私にはサルコぢが上目遣いで攻めてくるのに苛苛しながらムカついているセゴ姐に見えたけれど。

こちら↓ で5分過ぎあたりから怒らせたら怖い苛苛憤憤のセゴ姐がご覧になれます。
http://www.youtube.com/watch?v=P0ka4Z9I-6Y&mode=related&search=

公開討論放映後のアンケートではサルコぢ支持が53%で、セゴ姐支持が47%
投票日まで3日となりましたが、この6%の差がどう動くか注目です。

le 4 mai 2007, Sylvain
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by ma_cocotte | 2007-05-04 05:25 | よっ、大統領!2007 | Comments(6)
ハ ツ モ ノ   
まもなく、でございますよ。
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ワクワク ((o(⌒∇⌒ o)(o ⌒∇⌒)o))ワクワク


実はわたくしにとって初めての大統領候補公開討論生中継の観戦でございます。
5年前の前回大統領選では決勝に残ったシラク氏が対抗馬であるヂャン・マリ・ル・ペン氏との討論を拒んだため公開討論会が行われませんでした。フランスで初めて大統領選挙公開討論が行われたのはジスカール・デスタン vs. ミッテラン 対決で、1974年5月10日のことでありました。http://www.ina.fr/elections/index.phpvue=notice&id_notice=CAF97104963

先月22日の第一次選挙でセゴレーヌ・ロワイヤル女史とニコラ・サルコぢ氏の二名が決戦候補に選ばれてまもなく5月2日夜に公開討論生放送が決定されましたが、セゴ姐がENA出身の社会党員であるとは言え、ENAを出ていなくても本業が弁護士だったサルコぢの方が絶対勝利だろうと私は踏んでおりましたが、
甘かった
セゴ姐って本番で強いかも。というのも、この二人、今回の討論対決が初めてではなく、既に1993年3月21日にテレビカメラの前で戦っていたのでありました。
セゴ姐はスゴいかも?な証拠はこちらよ、おくさーん。http://www.ina.fr/archivespourtous/index.php?vue=notice&id_notice=I06336692

公共のおナマ放送でサルコぢに向かって 
Fatigant! Arretez! ça suffit!
うんざりだわ。止めて。いい加減にしてよ。
と声高におっさるブイブイなセゴ姐。そう言われて対面のサルコぢの苦笑い。ε= (´∞` )Bof
14年前とは言え、セゴ姐ったらかわいキレいやねぇ。

さて、今宵はどちらに勝利のマリアンヌが微笑むことになりませうか。しばし。

le 3 mai 2007, Jacques et Philippe

今宵のおナマ討論のビデオはこちらで。
http://videos.tf1.fr/video/live/0,,3285502,00-direct-sur-tf1-.html
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by ma_cocotte | 2007-05-03 03:54 | よっ、大統領!2007 | Comments(4)
親思いのお子たち
こないだからテレビで見かけるこの方、
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彼のパパとママンはこちら↓です。
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フランス社会党第一書記(=党首)のFrançois Hollande フランソワ・オランド氏と共和国大統領選決勝進出を果たしたSégolène Royal セゴレーヌ・ロワイヤル女史の間の長男Thomas Hollande トマ・オランド氏、21歳であります。既に投票権を持つ彼はパパのため、ママンのため、フランス社会党のため、社会党を支持する高校生、大学生向けの集会での人気弁士でもあるようです。よく見るとオランド・ダッシュだよねぇ。・・・・。


さて、次にこちら。
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サルコぢの右となりからJeanne-Marie ヂャンヌ・マリさん、Judith ヂュディットさんにCécilia セシリアさん。セシリアさんはサルコぢ夫人で、一時別居されてましたが何とか復縁。サルコぢとセシリアさんの間のお嬢ちゃま方は・・・・・
いや~、ママンにそっくりで良かったね。
いえ、このお二人はサルコぢにとって Ses Belle-Filles (← belleに s が付かないことメモざますよ)、つまり義理の娘、すなわちセシリア夫人の連れ子のお二人ということです。

サルコぢですが、1982年9月23日に初めての結婚。前妻との間に1985年生まれのPierre ピエールと1987年生まれのJean ヂャンという二人の息子がおります。そして現夫人セシリア女史とは1984年に最初の出会いがあったものの、1989年彼女が前夫の家を出るまでは不倫関係にあり、1996年10月に結婚。現在までセシリア夫人とサルコぢの間は決して円満という噂は流れませんが、1997年二人の間にLouis ルイという男児が誕生しております。
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2003年5月16日発行のParis Match に掲載された写真。
この後、セシリア夫人は一度NYに家出しております。息子を置いて。


le 27 avril 2007, Zita
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by ma_cocotte | 2007-04-27 21:14 | よっ、大統領!2007 | Comments(6)
選ぶ決め手、それは
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長年見慣れたこの写真より サマになるヒト。

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7月14日、この車に乗って、シャンゼリゼを走り抜けて サマになるヒト。


4月22日の共和国大統領選第一次選挙でサルコぢとセゴ姐が最終決戦候補の二名として選ばれましたが、このお二人の違いはサルコぢが右派で、セゴ姐が左派・・・つまり立場の違いしか違いがないと巷では失笑されているのでございますね。ですから、自分がミギならサルコに、ヒダリならセゴ姐に入れれば?なんて軽い意見が飛び交う始末です。
どちらに我が一票を投じて、どちらが選ばれても大してフランスの未来は変わらんだろー?はーはっはっは。
と、乾いた笑いをもらしつつも、いや、決め手はあるんだよ、キミガタ。

例えば一枚目の写真であります。共和国内の六角形内だろうがDom-Tom(ドムトム、=海外領土県)だろうが、公共施設(役所、学校、病院、警察、消防署、職案、裁判所、etc)に入れば必ず目にするこの写真。そう、『国家元首の尊影』でありますが、長年見慣れたこのシラク大統領の公式ポートレートも新しい大統領、第六共和制国家元首が選ばれれば、5月16日以降新しい国家元首のご尊影が一斉に7つの海に浮かぶフランス共和国領土の公共施設くまなく掲げられることになります。さて、みんなたち、
あなたならサルコぢとセゴ姐のどちらがサマになると思いますか?
次に、二枚目の写真でございます。共和国大統領になったら国家元首だからして、フランス共和国軍全軍の長上なんでありますから、7月14日革命記念日の軍事パレードでシャンゼリゼを軍用車に乗って駆け抜けます。さて、みんなたち、
あなたならサルコぢとセゴ姐のどちらがサマになると思いますか?
く、くだらん。実にくだらん。
と思われるかもしれません。が、意外にもこれは大切な要素なんであります。皇帝も、王も存在しないフランス共和国の大統領はそれに相当するイメージが求められることになります。もしサルコぢがなれば「国父」であり、セゴ姐がなれば「国母」であります。これまで1958年第五共和制発足後以降、シャルル・ド・ゴール、ヂョルヂュ・ポンピドー、ヴァレリ・ジスカール・デスタン、フランソワ・ミッテラン、ヂャック・シラクと5人の大統領が出たけれど、それなりの風格と共和国民からの信頼やら尊敬やら思慕がありました。
が、今回はどーだろね?
私は今回の選挙戦が始まった時点から立候補者12名を尊影やら軍事パレードにあてがって妄想してみたんですけれど、なかなかピンと来る人物が見つかりませんでした。てか、バイルゥ氏よりヒダリの場合、バイルゥ氏の隣の隣である「緑の党」ヴォワネ女史よりヒダリ5名が大統領になったら7月14日の軍事パレードはまずなくなるでしょーから(とりあえずなくなる、という表現の方がいい?)、公共施設の尊影のみのシミュレーションになりますが、裁判所にT-シャツお召しの33歳のブザンスノ氏というのもなんだかなー、ですわね。ジョゼ・ボベが大統領になったら尊影においてもトラクターに乗っての写真だろうし。(〃 ̄ω ̄) プ
バイルゥ氏よりミギで妄想すると、ちびサルコが軍用車に乗るにゃあチャイルドシートがいるなあ、なんてついうっかり思っちゃうし、ル・ペン爺になっちゃったら軍人がストライキを起こして軍事パレードに参加しないという前代未聞のスッキャンダールが起こりかねないでしょう。

・・・まあ、そんなこともあってバイルゥ氏がもしかしたら最終決戦に残るかなあ、とも思ったのですが、ハズレ。サルコぢとセゴ姐のどちらの尊影が飾られ、今年の7月14日革命記念日の一連の儀式をこの二人のどちらかがどのように国家元首らしくこなされるのかあたしにゃ想像も付かないのでありますが、どちらかが必ずコンコルド広場で威厳ある態度を全共和国民に示すことになります。
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そういえば、フランス共和国内の役所に必ず鎮座ます『自由の象徴』 Marianne マリアンヌの胸像ですが、セゴ姐の美しさは歴代マリアンヌに匹敵するかと思います。が、
マリアンヌは無言だもんね。φ(`▽´)φ
フランスの近未来は国父の御世か?それとも国母の御世か?決めるのは共和国民だ。

le 24 avril 2007, Fidéle
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by ma_cocotte | 2007-04-24 03:46 | よっ、大統領!2007 | Comments(6)
なんだ、つまんないの。
どちらが共和国大統領になっても大して変わらぬフランスの未来が待っているということだな。


20時ちょうどに発表された二人はこちら。 photo par REUTERS MOLT
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サルコぢ vs. セゴ姐


12人候補者の得票率(但し、第一報)は以下のとおり。 par FRANCE 2
SARKOZY Nicolas : 29,6%
ROYAL Ségolène : 25.1%
BAYROU François : 18,7%
LE PEN Jean-Marie : 11.5%
BESANCENOT Olivier : 4.3%
DE VILLIERS Philippe : 2.7%
BUFFET Marie-George : 1.8%
VOYNET Dominique : 1.7%
LAGUILLER Arlette : 1.6%
BOVÉ José : 1.4%
NIHOUS Frédéric : 1.3%
SCHIVARDI Gérard : 0.3%
こんにちの大統領選出第一次選挙で注目すべきことは投票を棄権した共和国民がたった16%だったことだと思います。前回5年前の大統領選第一次選挙の棄権率は28%、その結果、極右FNのルペン爺が最終決戦に残るというアンビリーバボーな事実が現実となりました。今回は84%の共和国民がまじめに投票したことになります。これもまた 
アンビリーバボー (フランス語なら アンクワイヤーブル)
ざます。...あ、トロツキ主義者(ブザンスノ、4.3%)がマルクス主義者(ビュフェ、1.8%)よりフランスでは愛されているという結果も
アンクワイヤーブル
フランスのみんなたちってたいちょぷなのかあ?

・・・さーてさて、と。

あ、あてくしの予想ですか? ハズれましたよ。(`Д´#


le 23 avril 2007, Georges
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by ma_cocotte | 2007-04-23 03:17 | よっ、大統領!2007 | Comments(10)
エコロジストの翼
「エコロジスト」にミギもヒダリもない、地球に生まれた人間ならば誰もがエコロジストであるべきだ、と私はこれまで考えていました。ところが、フランスの大統領選挙ではミギのエコロジストとヒダリのエコロジスト2名が今回も立候補しました。

フランスには「Les Verts 緑の党」という政党があり、エコロジスト政党で知られています。大統領選にも毎回、この党から立候補者が出ますが、前回まではNoël Mamere ノエル・マメェルという元ニュウスキャスターであったクチから生まれたようなムッシュウがこの党から選出された立候補者でありましたが、今回はDominique Voynet ドミニク・ヴォワネという長らく副党首であった女性がこの「緑の党」の公認候補となりました。前回、ノエル・マメェルが立候補した時、テレビのトーク番組で繰り返し彼に「緑の党はミギか?ヒダリか?」と質問され、ノエル・マメェルのクチのうまさであらぬ方向に話が持っていかれて時間切れの繰り返しでしたが、今回はアムネスティ活動がきっかけで政界に入り、社会党のジョスパン内閣時代に環境相であったドミニク・ヴォワネが緑の党の代表に選ばれたことで、「緑の党」は左翼とはっきり位置づけられました。
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このDominique Voynet ドミニク・ヴォワネ女史ですが、今年49歳。結婚はしたことありませんが2人の子供の母親であり、女史本人は16歳でバカロレア試験に合格した秀才で、麻酔専門医でもあります。学生時代からCFDT という労働組合組織に関わり始めた延長線上にアムネスティ活動があり、その流れで1985年から緑の党の女子活動員となり、登りつめ、現在に至っております。
まあ、これまでのドミニク・ヴォワネ女史の主張はノエル・マメェルに比べれば誠意あるように思えますが、エコロジスト党なので「地球温暖化」の問題を必ず挙げ、続いて「核問題」、「捕鯨問題」うんぬんかんぬんと人間が自然に遠慮して生きなければならないような心地になっていく窮屈さが感じられるようになります。

b0070127_413738.jpgさて、一方、ミギのエコロジストでありますが、Frédéric Nihous フレデリク・ニウス という今年40歳になる男性で大統領立候補締切日直後の発表時には共和国民のほとんどがフレデリク・ニウスという名を聞いて
誰、それ?
と口にした人物でもあります。どうもベルギーと国境を合わせるフランス北部でつとに知られる人物らしく200名の推薦署名も楽々と集めた彼の本職は「(天才的)猟師」であります。政治的にはRuralité 田園農村主義なんだそうです。・・・田園主義とは何ぞや?となりますが、ニウス氏によるとフランスは太古の昔から狩猟と農業と漁業で歴史が受け継がれてきているのだからそれを認めながらもフランスの大地をあらゆる破壊から守ろう!という考えみたいです。彼の父方は共産主義者のポーランド移民(ユダヤ系という話もある)で、父親は医師、祖父は薬剤師であったけれど、彼はフランスで狩猟に目覚め、狩猟の中でも鳩撃ちの天才として知られているそうです。彼の考えではもちろん大地を破壊する核には反対ですが、狩猟、漁業、闘牛のどこが悪いんぢゃいっっ!? というもの。太古の昔からのフランスの習慣をここ数十年に沸いて出た屁理屈でつぶすな、と。
面 白 い こ と を 言 う ぢ ゃ な い か 、 キ ミ 。
毎秋、狩猟解禁になればパーンパーンという発砲音で夜明けが告げられるこの共和国にはアマチュア狩猟家がそこいら中にゴロゴロいるので、彼らにとってはお喜びの人物が現れたことになります。5年前、オリヴィエ・ブザンスノという一郵便配達員が大統領に立候補して以降、彼はマスコミで常に注目を浴びる存在となりましたが、今回はこのフレデリク・ニウスが世間の「面白クン」になったようであちこちのトーク番組で彼が出て来るようになりました。これから5年間、フレデリク・ニウスはテレビ出演で忙しくなりそうです。

というわけで、おフランスのエコロジストは左右にふたつの色違いの翼を携えているのでありました。今のところ、エコロジストの羽音は不協和音なのであります。

le 22 avril 2007, Alexandre
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by ma_cocotte | 2007-04-22 03:22 | よっ、大統領!2007 | Comments(11)