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なぜノートルダム「寺院」なのだろう?

昨日の午後に発生した、花の都はパリのノートルダム「寺院」前広場での蛮行事件。
一夜明けたきょうはニュウスを見れば必ず現場の周囲に配置された防犯カメラが記録した蛮行と、その直後の警官による容疑者への発砲の様子が繰り返し紹介されておりまして。ぼーっと見ながら、こりゃ、警官に勘違いされたら、こんなにもいとも簡単に発砲されちゃうンだなあと実感しました。私のような落ち着きのない顔が平たい黄色いヒトなんて警官の脳が「チョー危険」と発信した途端のパーン!でしょうねぃ。それと、昨日のこの発砲事件ですが、今まであそこで何もなかったのが不思議なくらいで、正直、「驚いた」という表現より「ああ、やっぱりね」みたいな感情が脳を過りました。昨日の私は外出を繰り返していたので、この事件を知ったのも午後6時前後だったと記憶していますが、ミーのフェイスブックの壁をスクロールしていたら、仏蘭西の司教団からの知らせでノートルダムで毎日行われている夕祷は中止となりました、という報告がありました。これ、毎日、テレビのカトリック専門チャンネルでナマ放送されているので、放映中止のお知らせも兼ねていたようです。こうゆうことがあるととばっちりは世俗にあり、いつもだったら、当たり前に夕方6時にノートルダムに飛び込めば、抹香の薫りとパイプオルガンの調べ、優秀な方々による先唱やら歌唱など心身で察することができ、なんだか清められたようでカトリック信者でなくてもその場に居合わせて運が良かったと思うひとも少なくないのにね。今朝は在仏日本大使館から緊急メールが届いており、

報道等によれば、6月6日午後、パリ中心部のノートルダム寺院前で、男が金づちのような物で複数の警察官に襲いかかったことから、警察官が男に発砲し無害化した事件が発生しました。現在、現場はパリ警視庁の警察官により封鎖されており、捜査が行われている模様です。当分の間、現場付近には近づかないようにお願いします。

2017年6月6日在フランス日本国大使館より



と、記されておりました。せっかく6月の美しい季節、パリを訪問したのに、限られた時間の中で観光名所のノートルダム「寺院」に近づくことも、中に入ることもできないなんて悲しいかもしれません。ですが、ノートルダム「寺院」前のあの広場ってパリ警視庁からそんなに離れていないですよね。容疑者は40歳のアルヂェリア人男性(仏国籍も所有しているのかどうかまだわからない)で、どこぞの大学に留学中だとか。その彼があの広場で観光客を縫って警官に走り寄り、飛び込むようにしてハンマーを警官の脳天あたり目がけて振るったンですね。「シリアのため~」と叫びながら。これを知った時は軽くポカーンとなりました。シリアのためにフランス共和国内の警官を殴ってもシリアの国内情勢はちびっとも変化しないぜ。殴るなら、海軍や空軍の軍人でしょうにね。でも、そういうどこか的外れなところはマグレブからの移民さんにはよくある当たり前。でも、笑える勘違いは良しとしても、笑えない勘違いはよろしくない。しっかし、ラマダンに入ってから欧州のあちらこちらでのイスラム国が関わっているらしきテロが多すぎであります。今年のラマダンは一年で最も日照時間が長い時季にぶつかってしまい、仏蘭西あたりだと外がしっかり暗くなるのが22時あたり、夜が白むのは午前6時ですから、北欧だと23時でも薄明るいだろうし、午前5時には白んでいるでしょうね。(私が夏至の日にエジンバラにいた時は24時でも銀夜でした) だから、世の中が真っ暗の間にいくら腹持ちの良い食事をフルコースで食べても、日中の我慢はかなり厳しいのではないかと想像します。いっくら数珠をつまびいても解消するかどうか。ラマダンの間、信徒は口腔内に出たツバも飲み込んではいけないのだよ。空腹による苛立ちも加わっての蛮行なのかなあ。確かに私が南仏に住んでいた時、ラマダーンの間の市井は要注意で、路上での喧嘩やほうぼうの家庭から聞こえてくる罵声や不穏な音などは当たり前でもありました。当時はたいていイスラームを生活宗旨とする方々の間でのこういう奇行でしたが、イスラム国がその苛立ちを「十字軍に向けてやっちまえ」とそそのかす行いは、彼らが崇拝する神さまが求めていることではないと思うよ、まる

le 7 juin 2017, Gilbert


夕祷(仏語で Vêpres ヴェップル)はミサではなく聖務日課(仏語で Offices )のひとつなので、今回のようなことがあって世俗さんや観光客があの聖堂で参列できなくても、ノートルダムだったら多分、右隣にある司祭館の小聖堂で司祭方がおつとめしたと拝察します。大聖堂を壊せば礼拝できなくなる、と考えるイスラム国は甘いンだよっっ。ミサも聖務日課も野外でできるし。ふん。それにしても、表題に記したけれど、なぜノートルダム「寺院」なんでしょうね。ローマ法王の「法王」と同様に和訳で既に決まった用語なのでしょうね。でも、変なの。


・・・あ。でも、イスラム原理教条主義者だったら「寺」を襲撃するよね。明らかに拝む先が神ではないからさ。



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by ma_cocotte | 2017-06-07 15:46 | actualite 現時点の現場から | Comments(0)
高学歴な方と裕福なひとが集うおままごと内閣のお誕生までもうすぐ。
おかあさま、がんばってください。9割がた出ていますよ。
あともうひとふんばり、もう一息です。
2017年5月17日正午、ニュウス専門チャンネルによりますと組閣9割ほぼ内定なンですと。となると、スムースに行けばこんにちの夕方までには新しい内閣人事発表となるのでしょうか。
そんな中、先ほどからどうにもナタリ・コシュスコ・モリゼ Nathalie Kosciusko-Morizet やブルノ・ルメール Bruno Le Maire の名前が繰り返しこちらの耳をつっついて止まりません。なんかいい大人になっても「パリのメトロの乗り方、知りません。ひとりで乗るの、こわーい」な方々が新内閣のお大臣さまになられるンですかねぇ。

そもそもどっちが名前だか苗字だかわかんない首相は親原発だし、これぢゃ、今の日本の政権だけが「余は大満足ぢゃ。ちこう、寄るw」ではありませんか。

あー、どっちらけだわ。

le 17 mai 2017, Pascal



8割がた飛び出た時点での報道、貼っとくわ。


【追 記】

15時頃だったか新しい閣僚の発表。
午前中からやたら聞こえてきたブルノ・ルメールは経済大臣。でも、ナタリ・コシュスコ・モリゼの入閣はありませんでした。
22大臣のうち11名が男性、11名が女性であります。






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by ma_cocotte | 2017-05-17 19:22 | actualite 現時点の現場から | Comments(0)
流石にナマナマしい夜でした。
昨晩、仏蘭西は花の都お巴里、それもあのシャンゼリゼェ通りのど真ん中、(おそらくですが)マアクス・アンド・スペンサアの前でテロ事件がありました。公表では警官3名と容疑者が銃撃戦となり、警官1名が死亡(他の二名はかなりの重傷)。容疑者は射殺。

で、昨晩なンですけれど、テレビがあるおうちでは午後9時あたりからFrance 2で次期大統領候補全員が次々と登場するナマ面談番組をご覧になっていたのではないでせうか。ココんちもそうでした。今回の次期大統領選において道化役に思えるほどのフィリプ・プゥトゥ Philippe Poutou の出番の直前に司会者が速報でテロ勃発を口にしましたが、現場に画面が切り替わるわけでもなく、見ているこちらも事件のTPOに至れない苛立ちもあり、せっかくプゥトゥさんが画面に現れたのにチャンネルをニュウス専門チャンネルに替えたら、そちらでは当然「現場からナマナマしく生中継中」でした。こちらは「どこでテロ?」と思いつつチャンネルをかえたので、画面を眺めてすぐは「あ、ココ、どこだっけ?」と何かが脳内の記憶とガチンコしたものの、すぐにはわからず。数秒して、画面中央奥に凱旋門らしきものが見えたところで「も、もしかしてシャンゼリゼだ!」と脳内ビンゴになったのでした。

現場からナマ中継と言っても日本の報道のように事件現場にカメラが入り込んでパニックしているひとびとが映るということはなく、ほどよく離れたところからのレポート。興奮気味のレポートから何度も「マアクス・アンド・スペンサア」の単語が出てくるので、こちらもシャンゼリゼのほぼ真ん中あたりだなと想像できました。でも、想像しつつ、あんなシャンゼリゼのど真ん中で銃撃戦となってしまったのに、よく一般人の犠牲が出なかったものだと感心すると同時に、あの場所は私もパリ観光すれば必ず行ったり来たりする遊歩道だけに、かなり心底から怖くなりました。

このテロについて既に例の「イスラム国」から犯行声明があったらしいですが、仏蘭西共和国内では今週はじめだったかマルセイユの3区で今度の土曜日にテロを実行しようと準備していた2青年が逮捕されており、その直後に昨晩のテロ(認定事件)が発生したわけです。どうにも今度の日曜がフランス共和国次期大統領選挙第一回投票日なので、それを意識しての犯行らしいンですが・・・
あまりに幼稚ぢゃないかね、イスラム国くんよ?
だよね。誰が真のボスだか知らないけれど、インタアネットを使って頭の弱い子たちに「これで国家転覆だあ!キミがヒーローだよーん。」とそそのかしているンでしょ。でもさあ、こんなテロで世界5、6位あたりの勢力に位置するフランス共和国の国家が転覆なんてしないよ。かなり重篤なテロが発生したとしてもだよ、選挙日変更でオシマイですよ。大統領の任期を数日、数か月延長したところで長い歴史と先の時空間から眺めれば、屁にも値しないでしょ。前世紀後半に日本国内でカルト教団が実行したテロ事件にしろ、今のイスラム国の犯罪にしろ、どうにも幼稚さが見え隠れしている点が情けなく感じるところです。数行上に書いたけれど、大統領選の直前にテロを実行したところで現実は仏蘭西共和国が象であり、イスラム国は蟻、蚊です。柔軟に変更できる余裕を持っているのは象であって、蟻や蚊は象のごく一部の皮膚しか見えず目の前が灰色一色で、思いつめちゃって余裕もない。まあ、どこの団体であれ、思いつめちゃって相手の応用力を想定できないのは末期ですよね、まるただ昨晩のシャンゼリゼの様子を知りながら、パリ市がオリンピック候補地に立候補していることを思い出しました。これは減点材料でしょう。実のところ、2020年の東京大会だって決戦はトルコだった。もしトルコが勝利していたら、今、どうなっていたのだろうと思ったところであまり良い予想がつきませんね。兎にも角にも、イスラム国については木曜、金曜が要注意だけれど、金曜午前だけは静かだろうね。彼ら、金曜午前に必ずしっかり祈祷しなくちゃいけません。「祈る前にやっちまえ」か「祈ってすぐにやっちまえ」とそそのかされているのよね。あーあ。きょうは金曜日なのでお昼あたりからユダヤん街に行かない方がいいかもね。共和国内のあらゆる所にイスラム国の戦士(気取り)がパラサイトしてるから。le 21 avril 2017, Anselme昨晩のFrance 2の生放送で23時あたりだったか、一度、司会者から重症の警官二人目も死亡と発表があり、ちょうどフランソワ・フィヨンの面談が始まるところで、フィヨン本人は警官一名が犠牲になったことについて話し続けていましたが、一夜明けた今日の発表だと銃撃戦で死亡した警官は一名、他の2名は重傷なので、昨晩は情報がかなり混乱していたのだと思います。ひとつ心配なのは犯人が単独なのか複数なのかまだ我々にはよく知らされていない点で、昨晩も一人射殺、他は逃亡と流れていたこともあり、私なんかは「メトロ、ちょーきけーん」なんてつぶやいていました。こわいよね、まじ。でも、もし共犯が逃げているとすると、シャルリ・エブドとほぼ同じ展開で、あの時はシャルリエブド襲撃が水曜、木曜に女性警官殺害、金曜昼あたりにユダヤん食料品店襲撃でした。なんだかな・・・
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by ma_cocotte | 2017-04-21 16:36 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
瑞典はストックホルムでテロが発生したようである。
たった今、フェイスブックに届いた情報。
本当???
・・・と、ニュウス検索してみたら、どうやら本当らしい。
だとすると、添付の写真のとおり、きょうの13時(ほぼ)ちょうどに、スウェーデンの首都ストックホルムの、本当に本当の中心でトラックが歩行者に向けて突っ込んだと思われます。

なんだな、おい。
多分だけれど、元はキリスト教が国教だった国々においては来週16日が復活祭の大祝日なので、彼らはそのお祝いができないように欧州のほうぼうで躍起になっているのではないかしらね。彼らが異教の慣習を邪魔するのは毎度毎度の常套手段ですもん。加えて、金曜の午後はユダヤんがシャバットの準備に入りますしね。あーあ。

le 7 avril 2017, Jean-Baptiste de la Salle


*全国紙おルフィガロさまの速報によりますと、既に死者2名確認とのこと。





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by ma_cocotte | 2017-04-07 23:14 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
仏蘭西びとにおける根本的毛嫌い
昨日の午後は5時あたりからニュウスセンモンチャンネルでエイメリカ合衆国大統領就任式を毎度ながらの「~ながら視聴」しました。私個人は宣誓だけ見たかったこともあり、それまでのダラダラさがイライラしてしまいそうなほど長く続いたのが気になりました。

どーでもいいことですが、頭のてっぺんから足のつま先まで美しい水色のお召し物で揃えたダアナルド・トゥランp次期大統領夫人メラニアさんが挨拶もそこそこに我らがオバ美に手渡した箱があり、あの色からして「ティファニだ」と直感したのに、その生中継特番に登場のお仏蘭西人解説者♀が「きっとチョコレエトね」とはっきりつぶやいたことで、こちらは「え?いつからニウヨオクのテファニでチョコを売り出したのだ?」と軽やかに混乱。もしかして彼女はティファニをご存知ないのだろうかとひとしきり・・・それともトランプタワアのお隣のテファニで箱だけいただいて、よそでチョコレエトを詰めてもらったのだろうか、メラニアさんは?

そして、その場面から数十分が過ぎて、トゥランp次期大統領のご家族の入場の様子が映し出され、前から三番目に映った女性がずーっと口半開きのままで鼻が悪いのか、それともひどい風邪をひいているのか気になってしまいました。調べたら、トゥランp氏の第三女子だそうだ。名前がティファニィ。トランプタワア隣の宝飾店ティファニィから名前をもらったのだそう。なんぢゃ、つまりトゥランp家はメラニアさんが嫁ぐ前から「ティファニィ贔屓の、ティファニィ好き」だったんだ・・・。

最後の最後にネクタイを長くしめたダアナルド・トゥランp氏がリング・アナウンス(!)の美声と共に会場に現れ、就任式が開始。副大統領と大統領の宣誓の前に諸宗教から4代表による祈祷が行われたんですが、それまで同時通訳を懇切丁寧に耳障りなほど流していたニュウス専門チャンネルが突然、エイメリカも仏蘭西同様、ライシテ(完全政教分離)国家なのに宗教家が祈ると始まり、別の解説者が「これって危険ぢゃありませんか?」と。なんとまあ、4宗教家の祈祷の間、同時通訳は完全に中断し、番組の司会者や解説者が祈祷とは関係ないおしゃべりをずっとしていました。そして、4宗教家の祈祷の後から、再び同時通訳。

・・・これの方が気持ち悪いし、危険ですよ。
4宗教家が唱えた祈祷文の内容は視聴者にわからないままに終わりました。
仏蘭西ってこういう国だったんですねぃ。怖い。仏蘭西共和国の自画自賛の礼賛、中華思想にもほどがあります。祈祷文聞いたくらいで、共和国民ひとりひとりが洗脳されるわけねーだろと思いますが、三角形の底辺にうごめく共和国民には祈祷なる行為を教えたくない、知らないままでいてほしいわけだ。だから、祈祷文は訳さないで、大統領の就任式に宗教家が登場するのはどーかしている、聖書に宣誓なんて糞くらえ、と。こんな仏蘭西だから、思想に迷って危険なイスラム国に入り込んでしまう共和国民(白い肌のひと)が出てくるんだよね・・・。

そして、この4宗教家の祈願、祈祷の後、副大統領の宣誓、大統領の宣誓となりました。

妙に思ったのは副大統領の宣誓文の方が大統領の宣誓文より長かったこってす。
なんぢゃこりゃ? 西方教会における使徒信条とニケア・コンスタンチノープル信条の違いのようなものでしょうか?もちろん、副大統領、大統領それぞれご指名の牧師先生は違いましたし、もしかするとお二方の新教における宗派も違うのかもしれないので、そのせいで副大統領の宣誓文の方が長くなってしまったのでしょうか? ま、長かろうが短かろうが宣誓したらアーメンですw

それにしても、メラニア夫人の頭の天辺から足のつま先までずずずいぃいいいっと独特な水色の装束というのがどうにも聖母マリアを連想しなくもなく。うむ、あのトゥランp大統領の妻とは言え、夫君が大統領となったらメラニア夫人も国母。国母と聖母マリアのイメージを重ねれば「わらわは慈悲深い女性、臣民よ、安心なさい」となるか・・・と妄想しつつ、でも、今後、ずっと4年の間、メラニア=ティファニーブルーってどうよ?と気にしていたら、就任式の夜のパーリーではベージュのドレスだったので、なぜか「ほ」っとした私なのでした。

ま、メラニア夫人は坊ちゃまの学校が6月に修了するまではニウヨオクにお住まい。ワシントンDCに住まなければならない夫君とは別居だそう。

そんなに真剣にはなれないけれど、すずやかにしばらくヲッチしようと思います@トゥランp家


le 21 janvier 2017, Agnès de Rome




【追 記】
写真誌 パリマッチ Paris Match 紙によりますと、メラニア夫人のあの水色の装いはラルフ・ロオレンによるもので、夜会のドレスはエルヴェ・ピエエルだそうでおま。
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by ma_cocotte | 2017-01-21 21:05 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ヤな想像をしてしまった。
きょうは朝10時半過ぎくらいに、先日19日夜に独逸は首都ベルリンで開催されていたクリスマス市にトラックを暴走させ突入し、12人の死者(重軽傷者を合わせると約60名)を出した容疑者が伊太利の大商業都市ミラノで発見、射殺されたという速報が私の耳に届きました。きょうはたまたまテレビのニュウス専門チャンネルをつけっぱなしだったこともあり。

驚きました。
ベルリンの事件の翌日から容疑者はパキスタン人ではなくチュニジア人で、2011年に北アフリカから難民船に乗り、まずはシチリアの諸島に上陸。その後、独逸まで歩を進めたとか、今もチュニジアで生活する容疑者の兄弟二人の証言など繰り返し紹介されながら、容疑者の行方を追っていました。なんとなーくに過ぎませんが、私は灯台下暗しで、容疑者(アニス・アムリ)は独逸の、それもベルリン市内のどこかに潜伏しているのではないかしら?と想像していましたが、なんとイタリアはミラノにまで移動していたとゎ。

これ ↓ は仏語版の国際手配書ですな。この写真も事件翌日くらいから関連報道で必ず掲載されていました。
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容疑者がチュニジア人とわかってから不思議に思っていたことはチュニジアの第二外国語はフランス語なので欧州に移住するにしても仏蘭西に入国するチュニジア人が多い(チュニジアはフランスの旧植民地だから仏国籍取得でも特別優遇があるので長期滞在が難しくない)のに、なぜ容疑者は独逸に入国したのかな?ということ。もしかしてチュニジア出国前後から既に欧州でテロる使命をもらっていたので独逸に入国したのかなあ? それとも、1992年生まれなのでもう仏蘭西語を話せない世代であり、祖父母にひとりも仏国籍を持つ者がいないので、「欧州入国ならどこの国でも同じ」だったのか。

そういう事件前のことを置いて、今度は事件後に「なぜイタリア?」とこれまた首をかしげることになりましたが、きょうは12月23日、クリスマスの二日前ということで、ゾ。背中にヤなとろみの汗が浮き流れました。まさか、容疑者はミラノから更に南下して、25日正午にヴァチカンの聖ピエトロ広場で行われるロオマ教皇による「ウルビ・エ・オルビ」に何かをやらかす計画だったのではないか、と地獄に落ちそうなほどの悪い想像をついうっかり自然に頭に思い浮かべてしまいました。だって、年に一度、12月25日正午に行われる恒例の「ウルビ・エ・オルビ」の行事を見物したいがために世界中からの巡礼観光客が広場に集うのです。もしそこでテロられたらどうなりますか。

ですが、この私の悪い妄想は外れました。
どうやら容疑者はチュニジアから難民船に乗って最初に上陸したのがイタリア領土の島だったことで、同志がイタリア国内に多々滞在している。なので、彼らを頼って容疑者はイタリアに入国したらしいです。・・・・でもさ、その同志って「同じココロザシ」なのかしらね?・・・だったら、やっぱりあさってのヴァチカンで大変なことになりかねなかったのでは・・・と思うのですが、今は午後12時半を回ったので、お昼のニュウス番組で新たな情報を知りたく。


le 23 décembre 2016, Abashade

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by ma_cocotte | 2016-12-23 20:36 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ヤな悪寒、ヤな予感
おとといの午後遅く、フェイスブックで偶然、シリアはダマスの警察署に女児が「両親を探している」と飛び込み、その直後に自爆したというニュウスを目にしました。その記事に添えられた写真のうち一枚がかろうじてわかる女児の頭部とミンチになった身体の写真でした。乳幼児のお腹にダイナマイトを巻き付け敵を脅す、更にはその場で爆発するという方法はヒトが決めた国境を取っ払ったイスラーム原理教条過激派が生きる世界での伝統だということをよく知っていますが、もういい加減、この慣習を捨てることはできないものかと改めて思いました。(もちろん彼らが生きる世界において乳幼児の殉教はそのまま天使にヘンゲ(変化)するという教えがあるので、乳幼児がオトナが信じる聖戦のために生命を落とす慣習はヨソ者がつべこべ動いたところでなんら廃れないとわかってはいます)。

この報道を見てから1、2時間後だったか、今度はトルコは首都アンカラで在トルコのロシア大使が射殺されたことを知りました。知ると同時に、私のツルツル脳には横浜生麦事件や大津事件が滑走し始めました。(上手な言い方が見つかりませんが)民間人なら兎も角、外交官に対しての殺害(未遂も含めて)があると、世の中の流れが大きく変わります。この事件については翌朝になり、ロシア大使を警備していた男性が突然、大使に発砲したと。その際、「アッラーアクバル」、「アレッポ(云々)」を大声で叫んだとか。トルコ人はアラビア語でなくトルコ語を使うので、イスラム教徒が多い国と言えども、実はアラビア語に堪能なトルコ人はそれほどいません。シリアは隣国ですがアラビア語を用いる国。でも、両国民の間には高い垣根だか深い溝があるのです。フランスに住むトルコ人がしばしばアラビア語を話すミュジュルマンと一緒にしてくれるな、と言うのは意志の疎通が必ずしもスムースでないのだよ、という表れでもあります。まあ、それは横に置いても、冒頭に書いたとおり、ココ十日間に次々と届くシリアはアレップ(アレッポ)での惨状はひどすぎます。嘘か本当かわからないけれど、例えば一集落に100人が住んでいたとして、そこに1、2名の「イスラム国戦闘員(支持者)」がいたら、アサド政府軍またはロシア軍は集落全員を殺めているそうです。だから、私たちの目に届く映像でも、生き残りたいシリア人は他人の目に届くところにシリア国旗を背景にしたアサド大統領の肖像写真を掲げて、公衆を難なく横切るわけです。私はココんちの近所にアサド親子の洗脳教育で育ったシリア人母とパレスチナ移民父を持つ娘をどうしても思い出してしまうのですが、あのおばさん、今、どうしているのだろう?あいかわらずユダヤんや異教徒差区別を周囲のひとに強く同意を求めているんかいな? アレップの惨状を見ながら、アサドへの忠誠と礼賛で嬉々としているのかな? 彼女は私が嫌悪するタイプの存在のひとりですわい。二度と関わりたくない。兎に角、アレップの、特に東部で身動きできなくなっている庶民の無事を願えば願うほど、ロシア軍、アサド支持者について疑問を持つのは当然で、果たしてトルコでロシア大使を殺めた人物が心の内でどこまで追い詰められてああいう行いに至ったのかが知りたいところです。

さて、昨日の朝。
午前五時過ぎに起床後、テレビに火を入れ、いつものニュウス専門チャンネルに合わせたら、トルコでのロシア大使射殺だけでなく、前日の夜、隣国は独逸の首都ベルリンで、大きな教会前広場に立つクリスマス市にポーランドナンバーの大型トラックが突入し、少なくとも12名の死者が出たという報道が繰り返されていました。この手の報道は実感をつかむまで私はどうしても数分を要してしまいますが、悲しい現実であると悟りました。その報道で、この事件が限りなくテロであろう、と推測されていましたが、聞いているこちらとしては「ポーランド人がキリスト教のお祭りのための市を妨害する?」とどうにも脳内で混乱が始まったのでした。なぜなら、ポーランドという国はきょうび欧州で一番の「カトリック大国」で、それまでの「カトリックと言えば、アイルランド」を抜きん出ているのです。そして、移民についても元はコメコン(ソヴィエト連合)のポーランドは西欧に比べていくぶん勢いに欠けるので深刻化していない。肌が白くて目の色が明るいポーランド人がイスラム原理教条過激派に化けるというのはどうにも想像するのが難しい。西欧諸国のようにカトリックだろうがプロテスタントだろうが幼少期に洗礼を受けた成人の方がマイノリティになっているならば、15、6歳を過ぎた青少年がイスラム原理教条に心酔し、テロリストに化けるのもわからなくもありません。でも、ポーランドという国の国民が西欧人のような心境になるのはまだ数年先のように思えます。

そんなことを頭の中で考えていたら、昨日の午前6時過ぎだったでしょうか。報道で、このポーランドナンバーのトラックからポーランド人男性の遺体が見つかったと明らかになりました。つまり、実行犯はトラックを強奪、その場で運転手を殺害し、自らが運転してクリスマス市に飛び込んだ、と。凄いところに目をつけたな、おテロリスト集団め、と思いました。なぜなら、西欧で(特に大型車両の運行規制が多々ある仏蘭西共和国内で)、高速道路や市街を結ぶ道路の脇に点々と長距離トラック向けの休憩所があります。だから、テロリストはそこで待ち伏せしていれば、いとも簡単にトラックの乗っ取りは可能になります。何もどこぞの運送会社に登録し、運転手になる必要も手間も要りません。これ、盲点。たいしたもんだと正直、思いました。

昨日の共和国のマスコミの中心は当然ながらベルリンでのテロ事件、トルコでの外交官射殺事件ばかりが中心になりましたが(きょうの朝はベルリンばっか)、ココんちは数時間インターネットが不通になったにも関わらず、私がたまたまフェイスブックでキリスト教系のシリア情報発信ページを見ていることで、アレッポでの最新被害についても知ることができました。その写真にも頭蓋骨が半分吹っ飛んでしまった乳幼児の姿がありました。血の色がない写真は一枚もありませんでした。今のアレッポは廃墟同然です。ちょっと前までそれはエレガントな商業都市だったのに。・・・もう半世紀近く前のレバノンはベイルートの風景がオーヴァーラップしました。この世で形あるものは必ず滅びるのですから、壮麗な遺跡が失われたことについて延々と悔やむのはヒトとして間違っているとはわかっていても、なぜわざわざヒトが野心のために破壊せねばならないのか、ヒトの魂を奪わねばならないのか、理解できません。

兎に角、連日、見聞する報道は知れば知るほど「戦争に刻々と近づいている」という印象を拭えないままです。19世紀ではなく今は21世紀ですから、そう簡単にイクサは始まらないとわかっていても、「待てよ、これ、やっぱりイクサになるンぢゃないかな?」「日本国はどちらに付くのかな?」と思ってしまいます。国際において毎度、音痴な日本国ですから、今回はロシア、シリアにくっ付いて、米国と西欧の連合を敵に回すのかしらねぇ。あーあ。いずれにせよ、エイメリカvsロシアになったら、地球そのものが亡くなるだろうし・・・きょうから新約聖書の黙示録を読むことにしよう。


le 21 décembre 2016, Pierre Canisius

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by ma_cocotte | 2016-12-21 16:06 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
タイムリィな隠れ蓑
ココ数日くらい、戦争をまったく知らない私が「もしかすると戦争前夜とはこういうことなのかもしれない」と妄想したことはありませんでした。私にとって生まれて初めての衝撃と実感かもしれません。

それは、今のシリア情勢が発端です。

きょうから四日前、確か火曜日だったと記憶しています。
ロオマ教皇がシリアのアサド大統領に枢機卿(俗世間で言うところの最高幹部職)を仲介し親書を送り、そこにはアサド大統領に人道を第一に尊重できないかと強い希望が書かれていたという報道を私は目にしました。個人的にはこれが発端です。それから数時間経たないうちに、今度はシリアはアレップ(日本語だとアレッポ)で虐殺があったらしい、という速報を知りました。はっきりと Genocide の文字を見たので、これは見過ごせない重大な知らせだと察しました。そのうちに虐殺はアサド政権とロシアによる反アサド派の市民を標的に(その周辺のひとびとも含めて、つまり、結局は無差区別)に実行されたというニュウスが流れ始めました。これが本当ならば明らかにあってはならないことです。そもそもイスラム国殲滅を第一義にアサド大統領とロシアのプゥチン大統領が組した時点で気持悪さはほぼマックスでした。アサド大統領親子の偏ったイスラムにおける選民思想と国民洗脳を知らない欧州人はいませんからね。そのアサドの野望にを助けるプゥチン大統領の野望は間違いなくアサドの野望を包括するものです。私個人はプゥチンは21世紀型の帝政ロシア復活のために「南下政策」が必須で、できればシリアまで南下したいのだろうと想像しています。ついでにイライラも政情安定を旗に手に入れたいのではないですかねぇ。イスラム国に戦勝すりゃ、それは夢ではないかもしれません。どこぞの米国みたいに治安のためにロシア軍無期限駐在の形を取りつつ、どんどんロシア社会を「ソヴィエト式」に実行すればいいだけなんですから。ソヴィエト式ってなーに?ですけれど、土地の人間を入れ替えるのです。スラブ系を次から次にシリア、イライラに引っ越させればいいンですよ。

その話は横において、そのプゥチン大統領の来日が15日。北方領土問題、共同経済活動についての話し合いが主軸で、シリア情勢について安倍首相は人道状況のさらなる悪化を強く懸念しているとロシアの建設的対応を強く求めたのだそうです。私はてっきり安倍首相がロシア支持をプゥチン大統領に明言し、北方領土返還につなげようとしているのではないかと心配しましたが、シリアの市民(虐)殺について意見することに間に合ってよかったです。

兎に角、欧州ではシリアのアレップの、特に東部の住人が八方塞がりで脱出できない状態になっていること、その住人が次の虐殺のターゲットではないかと噂されていることが繰り返し報道されているのに対し、プゥチン大統領ご本人が滞在する日本国ではシリアのことより北方領土返還ばかりが話題になっていることがとても引っかかりました。だったら、アレップで動けなくなっているひとびとを殺さずに救出し、取りあえず、申し訳ないけれど、北方領土に避難してもらったらどうなのだろう?という思いが私のツルツル脳に走りました。で、彼らのために日露両国で生活や教育、就労援助を行う。・・・・ノーベル平和賞、ゲットできるかもしれないわw

これまた、そんな妄想は横に置いて、今回の日本国内での日露首脳会談は前々から決まっていた日程でしょうけれど、ロオマ教皇からアサド大統領への手紙に始まり、シリアはアレッポでの虐殺疑惑報道からまもなく、プゥチン大統領がモスクワから時差足すことの6時間の日本に移動できたことは、プゥチン大統領個人には好都合だったのではないかと思えてきました。なぜなら、この5日間の欧州のエラいひとびとの動きを知ると、もしプゥチン大統領がモスクワにいたら、例えば独逸のメルケル女帝などモスクワ日帰り訪問しかねなかったと想像します。独逸と露西亜の時差は二時間ですが、更に六時間足した先に日本があり、流石に時差8時間、飛行時間ほぼ半日の日本までプゥチンを追っかけはできません。とは言え、プゥチン大統領が日本滞在中に遅刻を繰り返したのも、欧州でのシリア問題加熱の様を見れば、遅刻の理由はシリアにありとわかります。もし本当にアサド大統領が反アサド派を中心とした自国民を虐殺し、その行いをロシアが加担していたとなればアサド大統領は明らかに罪びと、彼を幇助したロシアも罪になります。だから、日本滞在中のプゥチンさんにはそれなりの諜報機関もろもろからひっきりなしの情報が届き、プゥチンさんは自己救済のためにもすばやく駒を動かさねばならない「今」なンでしょうね

今週の水曜日だったか、今はクリスマス目前の華やかな夜を楽しむ時季ですのに、花の都パリではシリアはアレップでの惨状に抗議し、エッフェル塔の夜のイルミネーションを完全消灯しました。たいしたもんだと思います。日本国もシリアは遠い国かもしれませんが、善良な市民の生命を守るためにもっと強い意志表示をしてくれたら、と願います。

そうそう、おとといだったか、パリ市長イダルゴちゃんにロオマ教皇から親書が届き、全文40数ページだったと言う話を漏れ聞きました。中身はなんだろう? そりゃ、シリアの難民救出のための援助依頼ぢゃない?とかなんとかボソボソボソ。これ、このまま、消えちゃう話題なのかなあ? 

それにしても、アサド大統領はロオマ教皇から「人道を第一に尊重せよ」と手紙を読むと同時に「どこでばれた?いや、すでにロオマ教皇は知っている」と内心、気がおかしくなりそうだったのではないかなあと想像しています。アサドとプゥチンがシリア国内でやってること、ヴァチカンに筒抜けのバレバレだったんだよね。

ミュヂュルマンのアサド大統領には関係ないとわかっていますが、歴史を振り返ればいずれのオオイクサにもクリスマス休戦という事実があります。シリア国内にもキリスト教徒の国民がいるのですから、これからクリスマスまでの7日間、どうか彼らを殺さないでください。武器も持たず、動かさず、目の前のイスラム国浪人兵士たちを英知をもって戦ってください。


le 17 décembre 2016, Judicaël

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by ma_cocotte | 2016-12-17 21:51 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ヴぃくりぽーん!だけれど、嫌いぢゃないので、ま、いいや。
昨晩6時半ちょっきりから、予想どおり、マニュエル・ヴァルス元首相が次期大統領選挙に出馬を表明。それゆえ、ヴァルスくんは首相の座を離れねばならず、昨日の午後からオランド大統領がいったい誰を新しい首相に任命するのか「これから始まる大レース」予想状態になりました。興味深かったのは新しい首相に女性政治家が指名されるのではないかという話で、その中にはオランド王の元パートナーであるセゴ姐の名前もありました。

が、さっき。午前9時頃だったかな。オランド王がこういうつぶやきをご自身のおフェイスブックに投稿なさいました。
François Hollande
J'ai nommé Bernard Cazeneuve Premier Ministre et je l'ai chargé de former le nouveau gouvernement.
ひょえぇえええ、おどろき、もものき、さんしょのき♪ ざます。まさか、ベルナアル・カズヌゥヴ Bernard Cazeneuve 現内務大臣が首相に任命されることになろうとゎわわわわ。というのも、近年の残忍なテロ事件を筆頭にベルナアル・カズヌゥヴさんのテレビ画面登場率はすこぶる高く、しかも、お仕事が結構スマアトなもんだから悪い印象を持つことが難しく、昨日までの下馬評でも内務大臣としての務めがあまりにハアドだからカズヌゥヴ氏は優秀なれど内務大臣職に留まるであろう、とされていたから。あたしもそう思いました。ですが、一夜明けて、首相任命。来年の初夏に新しい大統領さんが着座するまでの任期ではありますが、首相としてのカズさんのすばらしい働きを拝見できたら、と願っています。

兎にも角にも、私はカズさんを嫌いではありません。
かっけーと思ってます。もしカズさんが石工ぢゃなかったら、べたボレだったのだけれどなあw


le 6 décembre 2016, Nicolas de Myrea


【追記】
午前10時30分頃、新しい内務大臣にブルノ・ルルゥ Bruno Le Roux 氏が任命されたと発表がありました。ですから、カズさんはきょうから首相一筋でござんす。
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by ma_cocotte | 2016-12-06 17:45 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
慰めを求める道
今日の午前中、Hommage national aux victimes du terrorisme と言う「テロリストの犠牲者についての追悼式典」がパリのアンヴァリドで行われました。



230名もの、共和国内で発生した複数のテロ事件の犠牲者の名前が読み上げられましたが、その中にはもちろんイスラムに由来する名前を持つ方が多々おり、あらためてテロというものは無差別殺人、殺戮なのだと実感しました。

この式典が今日行われることで、今日は朝から繰り返しニュウスのたびにこのことと、7月14日にテロがあったニースにおける近況が紹介されました。ニースの現場周辺で涙するひとびとの様子を見た限り、いくつかの市町村長が海岸でのブルキニ着用を禁じたのは仕方なかったのかもしれないと思いました。日本人は感情を抑えながらの喜怒哀楽を表す傾向がありますが、欧州人の多くはどちらかというと感情を明らかにする言動があるように思えます。今日の朝の報道を眺めていても、海や道路、ろうそくの火を見ただけで泣き崩れるひとがかなりいて、これぢゃ、ブルキニ姿を見ただけで吐き気を催したり、卒倒するひとがいるかもしれないことが容易に想像できました。

だからと言って、私は「ブルキニ着用禁止」には反対の立場ですけれどね。

お昼のニュウスで、ニースの事件で犠牲となったモロッコ系のムスリマ女性の遺族(=もちろんイスラム教徒)が近々、ヴァチカンまで教皇に会いに行くと紹介されてもいました。「慰めてくれるひと」を求める気持は宗教を超えたヒトとしての素朴な感情だと思います。イスラム原理教条過激派の連中からすれば、イスラム教徒が恐怖によって自分たちに従うのではなく、自分たちの宿敵の長上に慰めを求めたというのは激怒に値すると想像もしますが、これこそまさに真理ではないでしょうか。

フランスでは先週からひと雨ごとに気温が下がり始めてもいますから、ブルキニのスキャンダルも下火傾向にあると思います。まったくイスラム生活文化や信者さんに関わりのない方々からすれば、ブルキニでネガティヴな興奮を覚えたことも仕方のない今年の夏でした。どうか来年の夏までに悲しみや憎しみが小さくなりますように。

もし自分が大統領に選ばれたらブルキニ着用を禁止する、と断言したサルコぢと言う人物はまったくイスラム生活文化や信者さんに関わりない方なのかもしれません。←イヤミよ、Bof



le 19 septembre 2016, Emilie

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by ma_cocotte | 2016-09-19 20:19 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)