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カテゴリ:よっ、大統領!2012
  • 時の人々、過去の人々
    [ 2012-05-17 05:31 ]
  • 新 し い 主
    [ 2012-05-15 19:00 ]
  • オランドだ。 C'est Hollande.
    [ 2012-05-07 03:49 ]
  • 超ウルトラの、すこぶる、かなり微妙
    [ 2012-05-01 03:55 ]
  • サルコぢ帝におかれまして終始一貫していたことは、ただひとつ。
    [ 2012-04-28 16:27 ]
  • 無知なら赦されるけれど、嘘なら赦されないゾ。
    [ 2012-04-02 16:03 ]
  • なんにもないところから二人目の統領が出るのかしら。
    [ 2011-10-17 17:16 ]
  • 妻子はいずこに?
    [ 2011-10-14 22:01 ]
  • Don't cry for me, mes Poitevins...
    [ 2011-10-11 16:10 ]
時の人々、過去の人々
5月16日午前、花の都はお巴里の首相府マティニヨンで首相交代の儀式がございました。
Photo : Le Figaro

首相官邸から離れていくフランソワ・フィヨン François Fillon 前首相夫妻を乗せた車を見送りながら、別れを惜しむ職員方。中には涙目のご婦人もいました。職員のみなさま方、今ひとつ昨日のエリゼ宮殿の職員さん達とは違った反応でした。まっ、ワタクシは納得。だって、サルコぢはああで、フィヨよンはこうだもの。もし与党UMPがニコラ・サルコぢではなくフランソワ・フィヨンを大統領戦公認候補に挙げていたら勝てたと今でも思います。

さて、昨日、オランドのフランソワ王から首相指名されたヂャン・マルク・エロゥ Jean-Marc Ayrault 氏は1950年生まれの62歳。幼少時はカトリックな環境で育ったにも関わらず1968年学生革命後は仏蘭西社会党に入党。お若い頃は限りなくヒダリな高校の獨逸語教員だったそうだ。現在は穏健と言われています(ヂャン・リュク・メランションなんかがはぢけ出ちまったからエロゥ氏が穏健に見えるだけかもしれん)。

まっ、それはまたそのうち。

5月16日夜になり、エロゥ首相が新しい大臣を発表しました。
Photo : Le Figaro

それぞれの枠、左の影が薄い方が前任ですが、昨日から眺めているとあれもこれもなにもかにも真面目に見えてなりません。ただ、上の大臣一覧を眺めると上段左から二つ目の外務大臣の前任がアラン・ヂュペで後任がロラン・ファビウスなのでパっと見ただけでは見分けがつきません。でも外見が似ていても、頭がお二方ともよろしくても、心は月とスッポン。ロラン・ファビウスなら信用できるかも。ヂュペは仏蘭西の悪左府よ。

ただひとつ引っかかっていることは、この一覧には出ていないけれど、ヨーロッパエコロジー・緑の党の女性事務局長セシル・デュフロ Cécile Duflot 女史が環境相に起用されるかもしれないということ。つい先日までナディヌ・モラノ Nadine Morano ちゃんについて腸煮えくり返っていたのに、今度はセシル・デュフロでキリキリさせられるのかと思うと気分悪くなります。まぢめに苦手。

le 17 mai 2012, Pascal



セシル・デュフロ、入閣してしまった・・・_| ̄|○
Ministre de l'égalité des territoires et du logement : Cécile Duflot
住居関係・・・ううう、セシルちゃんのヒステリィな語りを聞かねばならなくなった・・・。



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by ma_cocotte | 2012-05-17 05:31 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(0)
新 し い 主
先ほど、

花の都はお巴里のエリゼ宮殿の主(あるじ)が変わりました。


こんにち5月15日正午まで宮殿の主であるサルコぢ帝は任期が切れる前、午前10時40分丁度に寵妃カルラさまと共にエリゼ宮からお離れになりました。

思えば5年前、ニコラ・サルコぢさまがエリゼ宮の主となられた日、サルコぢさまは仏蘭西にケネディ家そっくりの家庭が誕生したと宣伝いたしました。どこがケネディ家なんだか私にはさっぱり理解できませんでしたが、直後、サルコぢ氏は当時の夫人と離婚。あっと言う間にイタリア豪族の姫カルラさまと三度目の結婚をなさいました。

当時、サルコぢの恋愛喜劇を眺めながら、ああ、これがサルコぢが臣民に教える新しい家族のスタイルなのだとなんとなくわかりました。

そして、きょう、エリゼ宮の新しい主となられたフランソワ・オランド François Gérard Georges Nicolas Hollande さま。これまでの生涯に婚姻暦はなく、二男二女の父であります。お子様方の母親は前回の仏蘭西大統領選挙でサルコぢに破れたセゴレエヌ・ロワイヤル Ségolène Royal 女史。確かお二人はセゴ姐の大統領戦出馬直前だったかPACSという仏蘭西共和国における新しい男女の契約をお役所で結ばれましたが、2007年に契約解除。2010年にフランソワ・オランド氏はヂャアナリストのヴァレリ・トリエヴァイレ Valérie Trierweiler 女史と2006年当時から既に恋愛関係にあったことを公式に発表。こんにちのエリゼ宮への入城におかれまして、フランソワ・オランド王は恋人ヴァレリさまを伴われたのでありました。以下の写真、右がヴぁれりさま、いちおうバツ一。

おさらいすると、セゴ姐とPACS契約を解除する前から既にフランソワ・オランド王にはヴァレリさまという「愛しいひと」がいたことになります。2010年にヴァレリさまの存在を公式に発表したからとて、お二人の関係は今も恋人同士のままですので、ヴァレリさまにつきましてはパルトネェル partenaire、(和訳だとパートナーが近いでしょうか?)と冠されてお立場を説明されることが多ござあます。

仏蘭西共和国第五共和制の第七代大統領にして初めて、エリゼ宮の主は独身の王となりました。

と、まあ、こんにちからフランソワ・オランド王とヴぁれりさまはエリゼ宮殿にお住まいになります、まる


le 15 mai 2012, Denise





by ma_cocotte | 2012-05-15 19:00 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(0)
オランドだ。 C'est Hollande.



...ふぅ。
なんという僅差。

それでも、オランドだ。ほ。

le 7 mai 2012, Gisèle


仏蘭西共和国各地方の両候補の各投票率が次々と発表になっており、オランドが常勝だけれど、地球上の7つの海の上に海外県を持つ仏蘭西で、最も早く投票が始まったのは太平洋上の仏蘭西領土のニュウカレドニア Nouvelle-Calédonie ではなんとニコラ・サルコぢが72%という大勝利だったという・・・この数字のおかげで僅差になったのよね、たぶん。



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by ma_cocotte | 2012-05-07 03:49 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(2)
超ウルトラの、すこぶる、かなり微妙

2012年4月最後の日のアンケート調査でフランソワ・オランド氏が減、ニコラ・サルコぢ氏が増。

( ̄□ ̄;)エ? なんで?

le 30 avril 2012, Aphrodise






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by ma_cocotte | 2012-05-01 03:55 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(0)
サルコぢ帝におかれまして終始一貫していたことは、ただひとつ。
仏大統領:「福島行った」虚言を弁明 「分かりやすい」と

毎日新聞 2012年04月27日 10時10分(最終更新 04月27日 12時32分

【パリ宮川裕章】フランスのニコラ・サルコジ大統領(57)は26日、仏国営テレビの討論番組の中で、今月6日の選挙演説で「フクシマに行った」と事実と異なる発言をしたことについて「(実際に行った)東京と言うより分かりやすいと思った」と弁明した。サルコジ氏は東日本大震災後の昨年3月31日に来日したが、滞在したのは東京だけで、発言を巡り最大野党・社会党から「虚言」と批判されていた。
 サルコジ氏は番組で記者からの質問に答え、「フクシマには行きたかったのだが、実際には規制があり行けなかった」と説明。演説時に「フクシマの(原発事故の)話をするのに、東京に行ったと言うより良いと思った」と語った。
 サルコジ氏は原発推進を訴えており、仏原発の安全性をアピールする文脈の中で、東京電力福島第1原発事故について触れた。訪日時に菅直人首相(当時)から「困った時の友こそ真の友」と歓迎されたという。


http://mainichi.jp/select/news/20120427k0000e030167000c.html





神聖賢愚帝サルコぢ一世のこの5年の御世において、サルコぢ帝が終始一貫、まったく考えを変えなかったことは「中国サマをお見上げし、日本を見下す」ことでしたね。正確にはサルコぢが帝位に就く前、内務大臣時代からこの姿勢、態度、思想は既に彼の中で確固たるものでしたが。

先日の「アルザス地方にはフクシマのように海岸線がないから津波は来ないので原子力発電所を存続する」とお笑い芸人のような話しっぷりで、会場内に下品な笑いを蔓延させたサルコぢ帝ですけれど、この一件でさえ、仏蘭西に寄留させてもらっている一日本びと(=私)の心は傷ついたのに、今また大統領選挙決戦に残ったサルコぢが上の記事のごとき発言をしたことで、私なんぞは「死に体」状態ですよ。私はガイジンだから大統領選挙の投票権はありません。正直申せば、最終決戦に残ったフランソワ・オランド氏もニコラ・サルコぢ氏もカトリックな面から見れば、どちらも「もー、だめぽ」な中年親父です。(フランソワ・オランド氏のかつての恋人だったセゴレエヌ・ロワイヤル女史の方がまだ救われようがあった)

つまり、次期大統領がフランソワ・オランドだろうがニコラ・サルコぢだろうが、仏蘭西という国が「カトリックの長女国」という異名からいっそう遠ざかる生き物になることだけは既に明らかなのです。

サルコぢの公約を見聞したところで、「どうせ前回同様、なーんにも実行しないでしょ?嘘つきだもんね」くらいしか感想はありません。前回、多くの共和国民はサルコぢの公約を信じたからこそ票を投じたのに、彼は公私全てにおいて共和国民を裏切りながら私腹を肥やし、自分の一族と友の名誉のためならば何でもしました。その犠牲になったのは共和国民です。

そう、だから、簡単に見抜けるのです。今回の大統領戦でサルコぢを支持するのはサルコぢのおかげで私腹を肥やした連中ばかりです。彼らは弱っている他者を思いやる気持もなく、サルコぢの御世が継続することで更に自分の心身が肥満することだけを望んでいるのです。

狂ってますね、はい。
彼らと一緒になったら、天国が遠のきますわい。

しっかし、サルコぢ。
現在はまだ国父の立場であるのに、自国の臣民に「日本に行った、東京に行ったでは通じないから、フクシマに行った」ということにした、と平気で言えるなんて、そりゃ、サルコぢさん。ご自国の教育があまりに低いと世界に明らかにしただけではありませんか。前回の大統領最終戦の時、決戦2候補のサルコぢ、セゴ姐いずれも外交音痴と叩かれたけれど、大統領になったところでサルコぢ個人はなんら世界史にも地理にも目を通さないまま、外交を楽しんでいたことになります。「ボクちゃんにお金をくれる国がしゅき~」ですか。

まぢ、呆れる。
段ボール箱を探すとするか。


le 28 avril 2012, Chanel



by ma_cocotte | 2012-04-28 16:27 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(6)
無知なら赦されるけれど、嘘なら赦されないゾ。
昨日13時過ぎ、仏蘭西国営放送のニュウスの中で21日後に控える仏蘭西共和国大統領選挙第一回投票を踏まえてこの一週間の各候補者の動向をおさらいしたのだけれど、先日3月28日夜のニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy 現大統領による演説が仏蘭西に住む日本人の私にはあまりにひどい内容でした。

サルコぢ一世は先日のトゥールーズとモントバンで起こった連続乱射無差別殺人事件を境に人気急上昇で、この事件の前まではるか向うにいた最有力候補である仏蘭西社会党公認のフランソワ・オランド François Hollande 氏と分刻みで天秤の左右がゆらゆら動くほどになりました。第一回投票日までにあともうひとつ、警察や軍隊が動かなければ共和国民の生命に関わるような恐怖や事件が仏蘭西国内で起こったとしたら、間違いなくニコラ・サルコぢは次期大統領に当選しちゃいます。

兎にも角にも、先週末にはきっちり沈静化したトゥールーズの事件の気圧に圧されてか、3月最終の週、サルコぢはサルコぢなりに饒舌になりました。その頂点が先週水曜夜の演説だと思います。サルコぢは前回と同じ攻略で極右を飲み込みこもうとして、先々週のトゥールーズの事件で容疑者は極右支持者の仕業とマスコミに流したことでほぼ達成。次につぶすはもちろんご自分の前にたかるウルさい蝿、つまり仏社会党公認候補のフランソワ・オランド氏をコテンパンに叩きつぶすことです。それゆえ、先日水曜日の演説の中で饒舌になったサルコぢの口から出始めたのは、フランソワ・オランド氏が公約に出しているアルザス州はフッセンハイム原子力発電所 la centrale nucléaire de Fessenheim の閉鎖について
フッセンハイムはフクシマとは全く違う。フクシマはツナミが原因でああなった。アルザスのどこに海岸があるのだ? Fessenheim ça n'a rien à voir avec Fukushima. D'ailleurs, "c'est où la plage en Alsace ?"
このように観衆に面白おかしく語りかけ、会場から爆笑を取ったのです。
以下のビデオが証拠です。現大統領おでましの政治集会なのに三流コメディアンのドサ周りみたい。



ビデオの中でサルコぢはフッセンハイムとフクシマを比較するために学校で習った地理を思い出したと語っていますが、津波が起こった原因は地震にあるということをサルコぢという仏蘭西びとは学校でも家庭でも教えてもらえなかったのでしょうか?
いつ、どこで、昨年3月11日の東日本大震災と、3月12日以降の福島第一原子力発電所の事故を何の関連性もない別物として語りましたか?

先の水曜夜のサルコぢ一世漫談ショウは花の都パリから程近いエランクール Élancourt という町で行われました。もちろんガイジンの私だって仏蘭西という国が欧州の中華思想大国であることも、仏蘭西びとが欧州一のドメスティック国民であることも存じております。それ故、多くのドメスティック仏蘭西びとの頭の中の妄想で昨年の東日本大震災の犠牲者が福島第一原子力発電所事故の放射能による死であるというフィクションになってしまっていることも知っています。これを一年かけて識者と事実を知るニンゲンが地震直後の津波による犠牲であって福島第一原子力発電所の爆発による即死ではないと語り続けていました。

ところが、です。
一年も過ぎて、仏蘭西共和国の国家元首、国父さんが上のようなパーな発言をし、拝聴している聴衆が一生に爆笑するというこの事実。どんだけドメスティック?シェンゲン条約破棄しなくても仏蘭西国内のニンゲンのレベルはなんら変わりないのではありません?
サルコぢのフクシマ漫談に爆笑した仏蘭西びとに事実を突きつけるならば、内陸のアルザスでもしマグニチュード9級の地震が起こったらフッセンハイムだけでなく、石造りの都市計画で作られたほとんどの市町村で日本以上の悲劇が待っているということ。日本人と違って些細なことで簡単にパニック状態に陥る欧州人事態が救済の邪魔をしかねないのも事実です。10,000kmむこうの東の果ての小さな島国で起こった悲劇をお笑いにして爆笑するサルコぢの存在そのものが良心なんて吹聴する支持政党UMP。狂っている。

ニコラ・サルコぢってどれほどの馬鹿なんですかね?仏蘭西国内で笑いを取れても、この発言内容は国際においてサルコぢの教養と知識があまりに低レベルであることがバレただけではありませんか。だいたい世界一のパーフォマンス王サルコぢ一世が東日本大震災直後に来日したのは慰問ではなく商売ですぜ?原発関連の商売。世界最高最良の原発修理部品はMade in Franceとね。サルコぢが世界を股にかけた死の商人であることはわかりきっていたことですけれど、次期大統領選挙を前に世界に知られる「死のお笑い芸人」にもなったことになります。

こんな嘘をついて、無知の共和国民を騙してまで、もう一度、大統領になりたい本人と、サルコぢをどうしても次期大統領にしたいニンゲンの仕業に呆れ果てつつ、聖週間。仏蘭西は週明けから空港内ストライキでござんす。

この二日、選挙権がない自分に腹立ってなりません。


le 2 avril 2012, Alexandrine




by ma_cocotte | 2012-04-02 16:03 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(6)
なんにもないところから二人目の統領が出るのかしら。
昨日、2011年10月16日にちようび。一週前の日曜日に続き、仏蘭西社会党(Parti Socialiste、略称PS)の次期大統領代表選出選挙が行われました。一週前の上位2候補についての決選投票。結果、前書記長のフランソワ・オランド François Hollande 氏が現書記長マルティヌ・オブリ Martine Aubry 女史を破り、次期共和国大統領戦の仏蘭西社会党公認候補となりました。


このフランソワ・オランド氏。コレェズ Corrèze 県選出の代議士でもあります。仏蘭西びとにコレェズの鍵語を出してまず連想する人物はフランソワ・オランド氏ではなく、前大統領ヂャック・シラク Jacques Chirac 氏でありましょう。もし来年、フランソワ・オランド氏が共和国大統領に選ばれ、共和国と共和国民のために善い(「良い」ではなく「善い」です。念のため)治世を実現したら、将来、ヂャック・シラク氏は過去の偉人、フランソワ・オランド氏が「コレェズ」と耳にした共和国民の誰もがまず思い浮かべるナマ偉人になるかもしれません。

さて、コレェズと言う県。ご存知の方は少ないと思います。共和国を縦横に割ったとして、左半分の上下を分ける線上の中心点寄りにある県です。http://www.correze.net/

私はこれまで何度か南仏と今住む土地を行き来する際、コレェズ県を横切りました。国道沿いはなーんにもなく、森林と丘陵地帯に牛がテンテンテンです。延々とこの眺め。人家に気づけたらあなたの目はいいですねとほめたたえられます。往復路どちらともコレェズ県を抜けるといきなりリモーヂュ、クレルモンフェランという大工業都市にぶつかることでいっそうコレェズの超ウルトラスーパーど田舎さが際立って見えてしまうのです。そんななーんにもないコレェズ県内の道で目に付くのはヂャック・シラク大統領博物館 Musée du Président-Jacques-Chirac の案内ですね。深夜から明け方にかけてコレェズ県を横切った経験が私にはあるけれど、真っ暗闇の道でトップライトにして車を爆笑中にいきなりライトが当たって浮かび出るのがヂャック・シラク博物館の案内看板で、驚かされたものです。恥ずかしい話ですが、その時、クレルモンフェランで車のガソリンメーターの赤ランプが点滅し始め、真っ暗闇の国道をいくら走ってもガソリンスタンドがない。コレェズ県に入り、しばらくしてガソリンスタンドが暗闇に浮かんだ時くらい安堵したことはありませんでしたが、そのガソリンスタンドを出てまもなく隣県だったことでどれほどぶったまげたことか。

まあ、そんなワタクシ事は兎も角、人っ子ひとりそう簡単には見つけられないコレェズ県からもし二人目の大統領が選ばれるとしたら、当選した人物がミギだろうがヒダリだろうがちょっとヴぃっくりです。

私個人としては昨日の予備選挙でマルティヌ・オブリ女史のヒダリではなくミギに座すフランソワ・オランド氏が選ばれたことはガイジンである身でもちょっとだけホっとしました。マルティヌ・オブリ女史はこれからも共和国内の労働組合の方々を先導し共闘する姿の方が Martine のお名前にぴったりで似合ってますわ。
フランソワ・オランド氏についての拙印象は、おどおどしているところが気に食いません。これは現大統領サルコぢにも言えることだけれど、オランド氏の方がサルコぢのような泳ぐ目線ではないだけ好感持てます。国父たるもの凛とした態度と強い目ヂカラを携えていること、理想に過ぎないことなのでしょうけれど。

le 17 octobre 2011, Baudouin



ヂャック・シラク夫妻も党員であるUMPが次期大統領戦に公認候補として現大統領である神聖賢愚帝サルコぢを選ぶという話だけで、どこが民主共和なんだか理解に苦しむンですがね。ガイジンの私でさえ理解に苦しんでいるのに、共和国民にこんな難解な種を蒔くUMPっていったいどういう政党なんですかね?冗談でなく「帝政」はたまた「院政」でしょ。21世紀から10年も過ぎてこんな古めかしい政党を支持する人間がいるということがまっこと摩訶不思議。どこかに土地でも買い、UMP支持者だけで帝國ゴッコで遊んでいただきたい。


まぢ、うんざり。この4年間でどんだけ庶民の生活が改悪されたと思います?


by ma_cocotte | 2011-10-17 17:16 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(0)
妻子はいずこに?
きょう、10月14日のお昼のニュウス。トップニュウスは先の日曜日の仏蘭西社会党内の大統領候補予備選挙で想定外の第三位となったアルノ・モントブゥ Arnaud Montebourg 氏が、同選挙で第一位となったフランソワ・オランド François Hollande 氏を支持すると発表したことについてでした。おとといの夜、国営放送France2で同選挙で第一位、二位となったフランソワ・オランド氏とマルティヌ・オブリ Martine Aubrey 女史のナマ討論が長時間にわたって放映されたので、当日の感想もあってのアルノ・モントブゥ氏の決断なのかもしれません。

で、このアルノ・モントブゥ氏。今月30日に48歳となられる。
彼には1997年5月31日に結婚した子爵令嬢オルタンス・ドゥ・ラブリフ Hortense de Labriffe 姫(1968年生)という名の妻がおり、二人の間に一男(2000年生)一女(2002年)がいます。オルタンス姫は現在も花の都はお巴里でバリッバリに活躍されるご婦人でもあります。

ところが、です。
2011年、仏蘭西共和国大統領選挙を控えた今、アルノ・モントブゥ氏のそばにいつもいるのは奥様ではなく、仏蘭西に長く在住している方ならご存知の元は国営放送France3のニュウスキャスター、オドレ・ピュルヴァ Audrey Pulvar 嬢なのです。(アルノ氏を熱く見つめる左のお嬢さんね)
La journaliste Audrey Pulvar aux côtés de son compagnon Arnaud Montebourg (PS), au moment de son discours le soir du premier tour de la primaire socialiste, le dimanche 9 octobre 2011. DUPUY FLORENT/SIPA

「Arnauld Montebourg Audrey Pulvar」の鍵語で検索すると、 compagnon という単語が散見できますが、compagnon という語を仏和辞書で引くと「連れ合い、伴侶」なんてある。

どうやらアルノ・モントブゥ氏は妻子を置いて家出し、現在はオドレちゃんと同棲しているのであります。

┐(-д-`;)┌ Bof, bof, bof

なんちうか、前回の共和国大統領選挙でも候補者の家族の形が話題にのぼり、仏蘭西社会党から選出されたセゴ姐が、同党のフランソワ・オランド氏と学生時代からの友人で市民婚さえ挙げないマリタルという同棲の形で二男二女の母親であったことが、当時は円満家庭を披露していたサルコぢに対して、グッドポイントでもマイナスポイントでもありました。結果、サルコぢが当選し、落選したセゴ姐とフランソワ・オランド氏の関係は2007年6月17日に公に終わったことが表明されました。

まあ、ご存知のように共和国大統領になっちゃったサルコぢが離婚してすぐ再婚するというスッキャンダアルな事実があったので、未婚でもセゴ姐とフランソワ・オランド氏の関係の方がサルコぢなんかのライフスタイルより真面目に見えたこともウソではありません。でもね、あれから5年。今回の仏蘭西社会党予備選挙候補者の家族の形はセゴ姐とフランソワ・オランド氏だけでなく、アルノ・モントブゥ氏もこんな ↑ 現実ですし、第二位となったマルティヌ・オブリ女史はどういうわけか1973年に結婚し、その後離婚した最初の夫の姓を現在も名乗りながら、2004年に再婚しています。フランソワ・オランド氏もセゴ姐と別れた後、新しい伴侶がおり、15kgも痩せられたのも彼女のおかげという噂まで流れています。

で、昨日の午後。おらが地元で私がお世話になる神父様と雑談となり、当然、先の日曜日の仏蘭西社会党大統領候補予備選挙の話題について10月3日に仏蘭西司教団から発表された Déclaration à l'occasion des Présidentielles 2012 (2012年大統領選挙についての声明)を踏まえて触れるに至りました。毎度、仏蘭西のカトリックは共和国大統領選挙前になると共同祈願で繰り返し「仏蘭西とカトリックのためになるリーダーが選ばれますように」と祈るし、政治の難しい話以前に国父たる共和国大統領が我らの生活の見本であることが昔は当たり前だったのに、仏蘭西社会党候補だけを見るなら候補者選択以前に「選べない」というトホホな方ばかりと失笑してしまいました。余談だけれど、マルティヌ・オブリ女史の父上は仏蘭西語で言うところのCatholique pratiquant (生活宗旨を守るカトリック信者)で、欧州議会でも地元でもカトリックとして活躍された方だそうだ。マルティヌという名を娘に与えたのも妙に納得。だけれど、娘マルティヌは社会党で大活躍、どこかのセゴ姐と同じくマルティヌ・オブリ女史は実家からアバヨされちゃった方なのです。しっかも、マルティヌ・オブリ女史の今の夫さんヂャン・ルイ・ブロシェン Jean-Louis Brochen 氏はイスラーム教徒という実しやかな噂が流れております。(エイメリカでは次期大統領がモーモンになりそうだと昨晩の国営放送ニュウスで取り上げられたばかりぢゃ)

現実においては今や仏蘭西でマイノリティなカトリックの表なんか!と中道よりヒダリのお仏蘭西びとは口にされるでしょうけれど、一円をバカにする奴ぁ一円で泣く以上に魂ある人間ひとりを軽んじる奴ぁ一票で泣くんだよっっ!と頭の中にこんな台詞が走りまくるココ二日なのでありました。
こんな私の家族の形について疑問を持つなんてことは仏蘭西びとだけでなく、仏蘭西にここちよく住む日本びとからも「あんた、古いわよ」とカラカラ笑われるだけなのもわかってます。ま、私は棺おけに片足の膝くらいまで突っ込んでますしね。古くて何が悪い。


しっかし、どーなっちゃうんだろうね、仏蘭西の次期大統領ちゃん。(なんだか閣下とか国父・国母なんて当てる気もさらさらないわい)


le 14 octobre 2011, Calixte




by ma_cocotte | 2011-10-14 22:01 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(2)
Don't cry for me, mes Poitevins...
先の日曜日、2011年10月9日。
日曜日だというのに、仏蘭西共和国内の社会党の党員による次期大統領選に出馬する代表者選出予備選挙が行われました。(と、どうかひとつ岸田今日子さま風に)





選挙の結果、不動の一、二位(=前第一書記のフランソワ・オランド François Hollande 氏と現第一書記のマルティヌ・オブリ Martine Aubry 女史)に次ぐ第三位に着くだろうと予想されていた「我らが女王セゴレエヌ・ロワイヤル Ségolène Royal さま」がなんと四位となり、この結果にセゴ姐さま、不覚にもお目から涙がおこぼれあそばしてしまったのでございました。(と、鈴木保奈美さま風にどうかひとつ)

いやー、おいらもヴぃっくりでしたけれど、予備選挙前に仏蘭西社会党の予備選候補者についてのドキュメンタリ番組が流れており、今回、セゴ姐を抜いて三位につけたアルノ・モントブゥ Arnaud Montebourg 氏がセゴ姐に負けず劣らずの好印象だったのでこんな結果になっちゃったのかなーとふと思ってしまいました。(と、芸能レポーター風にどうかひとつ)

「時のひと」とか「時、満てり」とか文学な言葉がありますけれど、前回2007年共和国大統領戦当時、セゴ姐さまとマリタル(市民婚を経ていない家庭を築く男女)な関係にあったフランソワ・オランド氏は今回、当時より15kg減量という外見だけで、なぜか支持者が増えてしまったと申しましょうか。逆に当時、隣国獨逸でアンゲラ・メルケル Angela Merkel 女史が初めての女性首相として誕生した直後で、仏蘭西国内に獨逸以上の女性国家元首を!といずれの党も考えて、仏蘭西社会党から躍り出たのがそれは、それは第一印象が美しく上品なセゴ姐だったンざます。当時、光り輝くセゴ姐にハレーションしている小太りな男がフランソワ・オランドさんでした。結局、この5年を振り返ると仏蘭西社会党ってリーダーの内面より外面が第一なのかしらん?と思ってしまっても、こんな愚見に叱られるどころか「そーそーそーなのよ」とお返事をいただくことも期待できそうです。

2007年当時は獨逸のアンゲラ・メルケル女史の度量について仏蘭西びとはわかりきれていなかったかもしれませんが、こうして5年経ってみると、アンゲラ・メルケルという御方は単に仏蘭西の神聖賢愚帝サルコぢ一世にとって唯一の欧州内のお友達にしか見えず、強いのか弱いのか、政治的手腕については「よくわかんない」。そこで仏蘭西社会党で次期大統領候補として力を伸ばしたのがアンゲラ・メルケル女史にふてぶてしさとドスをきかせて膨らませたようなマルティヌ・オブリ Martine Aubry 現第一書記です。先日9日の予備選挙まで共和国内の移民居留区を訪問しては「慈愛ある国母はワタクシなのよ」でアピールのセゴ姐に対し、壇上で構え、鋭い目線と低い叫び声でマニフェストを語る女性戦士マルティヌ。仏蘭西の歴史においてマルティヌ Martine の男性名はMartin マルタンで、Martinというヒトは4世紀頃、ハンガリーから仏蘭西に渡ってきた戦士であったことから、マルタンは現在も共和国軍の守護聖人でありますからして、マルティヌ・オブリ女史はまさに仏蘭西を守る聖人の名を冠した女性なんであります。

セゴ姐さまの苗字はロワイヤル Royal なんて優美ですけれど、セゴ姐さまが今回の予備選のため、支持者共々「赤」を必ず身につけることで美や強さを強調しても、既にセゴ姐さまには「前回大統領戦で敗退した」という事実もあるし、何より「5年前に美しく咲き誇っていた候補者」なのです。
一方、セゴ姐さまが醸し出す優美さ華やかさを何ら持たないマルティヌさまにとりましてもフランソワ・オランド氏同様、「時が来た」「時、満てり」なヒトなのでありましょう。その見地から眺めるならば今回第三位についたアルノさまなんぞは「次かその次だっぺ」とほぼ断定だったりします。

次期大統領は仏蘭西共和国にとって初の女性国家元首で、「ゲルマンの国母 天使なアンゲラ Angela ちゃん」さえ、ガツンと一発で説き伏せるマルティヌちゃんとなりますかしら。それともいくら痩せてもまだどこかオドオドのフランソワ・オランド氏でしょうか。

Σ( ̄△ ̄; え?サル?・・・知るか。Bof 

それにしても、セゴ姐の涙。
BGMはまちがいなくエヴァ・ペロンさまの「泣かないで、あるぜんち~な」ざましたよ。うづぐぢずぎるぅ。
あああ、我らが女王、セゴ姐さま、ワタクシは着いてまいります、どこまでもぉおおお♪

どこまーでも行こう、道はきびしくともー の歌詞で始まるフォークソングがありましたな、そーいえば。何だっけ?


le 11 octobre 2011, Firmin



しっかし、日本という國では「カーラさんは、結婚前にエリゼ宮(大統領府)を散歩したとき、サルコジ大統領がチューリップやバラなどについて詳しく説明したり、ラテン名を教えてくれたりしたとコメント。*」がニュウスとして活字になっても、9日の社会党内での予備選挙結果について報道されないのかしらね。これもまた、Bof×無限大だわさ。

* ロイター 9月28日(水)16時10分配信

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by ma_cocotte | 2011-10-11 16:10 | よっ、大統領!2012 | Trackback | Comments(0)