カテゴリ:よっ、大統領!2017( 24 )
チクワの穴をゴボウ抜き
昨日11月20日は中道右派7名の次期大統領立候補者の第一回予備選挙の日でした。
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ココんちあたりは夜明け前から悪天候でしたが、ココんちの仏人♂は朝一番に2ユーロ片手に投票所へ。おフランソワ・フィヨン François Fillon に投票したとのこと。いい子だっっ!

そして、夜になり、開票速報ナマ番組がFrance2とニュウス専門チャンネル3社で放映。
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あんれま、フィヨンさんがぶっちぎりの第一位ではありませんか。
番組始まってすぐ早くも40%越え、そして、第二位のアラン・ヂュペ Alain Juppé が25%前後で、第三位のニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy が20%前後。他の4候補はぐーんと下がり、ブルノ・ルメェル Bruno Le Maire とナタリ・コシュスコ・モリゼ Nathalie Kosciusko-Morizet 姫が3%前後で争い、その後には限りなーく極右に近いキリスト教民主党のお魚さん(フランス語で言うとポワソンさん Jean-Frédéric Poisson )、そして最下位にパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペ(パン) Jean-François Copé さん。

私の記憶が確かならば、公開ナマ討論中継全3回の開始前までおフランソワ・フィヨンの人気は第4位あたりでした。首位と第二位は常にアラン・ヂュペとニコラ・サルコぢが争っていた感じ。ところが、先週はじめに突然、全国紙おル・フィガロさまがやたらとフィヨンの人気が首位になったと報じ始め、一方、カトリック全国紙のラ・クロワはなぜかカトリックに絡めながらアラン・ヂュペ推しを始めました(これは昨日の選挙が終わった今も進行中。摩訶不思議)。そんな中、先の木曜夜9時頃からFrance 2で最後の、第三回公開ナマ討論が放映されたのです。選挙権を持たない私もその番組を視聴していましたが、ニコラ・サルコぢの態度が悪くてねwww いや、それは私の印象に過ぎませんが、表情は「我、ココにあらず」でつまんなそうな顔つき、そしていつもにも増して落ち着きのない動きを続けていたのです。こちとら、サルコぢはわかりやすい、もう死に体でココに二時間以上突っ立ってんだなあ、とね。捨てたんですよね、サルコ。一方で第三回討論でも真面目にぴちぴちとがんばっていたのは、意外や、ナタリ・コシュスコ・モリゼ姫ではありませんか。先のパリ市長選挙で移民一世のイダルゴちゃんに負けた世間を知らないナタリ姫はこうして大統領予備選でも浮かばれないのに言いたいことはしっかり強い語調で言い続けた。大したもんです。もしかしたらナタリ姫には未来があるかもしれません。

さて、話戻って昨日。
選挙当日まで、下馬評では首位と三位がフィヨンまたはヂュペ。なぜかサルコぢは二位の座を動かないままでした。ですから、多くのひとはおそらく一位がヂュペ、二位がサルコぢ。もしおル・フィガロが口走り始めたフィヨンが首位に抜きん出たことが本当だとしたら、一位がフィヨン、二位がサルコぢ・・・でも、それはあり得ないンぢゃない?という心の声だったかもしれません。

結果、結局、今度の日曜の最終決戦はフィヨンvsヂュペになりました。サルコぢが二位の椅子から離れた!
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コレ ↑ は上位三名が共和国内のどの件でトップ当選だったか示す地図でござんす。
青がフランソワ・フィヨン。
オレンジがアラン・ヂュペ。
黄色がニコラ・サルコぢ。
地図の左に縦に並んでいる島々は共和国の海外県です。そして、右の黄色に染められた島はコルシカ島。ひえぇええ、サルコぢ皇帝の最初の妃の出身地ですわい・・・二人の王子を産んだ後、身を潜めた最初の妃よ。こんな結果ってあるの?
そして、共和国本土の左下のオレンジ、ココはアラン・ヂュペの本拠地ボルドオを囲む一帯ですわね。共和国の地方再編でボルドオはヌゥヴェルアキテエヌ地方という巨大地方に変身しましたが、この地図を見る限り、ヌゥヴェルアキテエヌ地方全体がヂュペを支持したのではなく、ヌゥヴェル・アキテエヌ北部(旧ポワトゥ・シャラント地方)はいずれの県もフィヨンを支持したことになります。昨晩もポワティエ(=ヌゥヴェルアキテエル地方のハブ都市)を拠点にしているヂャン・ピエル・ラファラン元首相が相変わらずのハイテンションでアラン・ヂュペ支持でがむばってましたけれど、ラファランが騒げば騒ぐほどアラン・ヂュペの支持者は老人層なのかなあ?と中青年層はドン引いてしまうように思えました。一方のフィヨンは中継先も若い世代が多い。これはフィヨンの子女の年齢層と合致するのではないかなあ。兎に角、この地図を見てしまうと「フィヨン、地震クラスのぶっちぎり」の首位です。


さて、落選した3位以下の立候補者に投票したひとびとがこのお二方のどちらに投票するかで今度の日曜の最終決戦勝利者、=次期大統領候補(中道右派大代表)の予測ができることになります。昨日はフィヨンさんがある意味、地震に喩えられるほどのぶっちぎりで首位になったとは言え、3位のサルコぢがヂュペを支持すると宣言したら、ヂュペが今度の日曜日に首位になる可能性がどーんと高くなります。
昨日は来週の決戦がフィヨンvsヂュペになると発表後、次々と落選した候補の敗退宣言がありましたが、最初に行ったブルノ・ルメェルはフィヨン支持、次に登場のナタリ姫はヂュペ支持、そして、トリを飾るニコラ・サルコぢはなんとまあフィヨン支持を宣言したのでした。・・・ですから、単純計算するならば、最終決戦はおフランソワ・フィヨンの「楽勝」になります。キリスト教民主党のお魚(ポワソン)ちゃんとパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペぱんの敗戦宣言も、最終決戦で誰を支持するのかも月曜朝の時点で私個人は未だ知りません。ただ、たぶんですけれど、お魚ちゃんは深海で極右政党のFN支持を決めている臭いがするので、今度の日曜の決選投票には「行かない」ということでしょうか。コッペぱんについては知らないけれど、ユダヤんつながりでサルコぢを支持するつもりがサルコぢ落選となったわけで、そのサルコぢがフィヨン支持と発表したのだからコッペぱんに投票したひとびとはフィヨンに流れるのではないかなあ・・・でなけりゃ、よくて五分五分にコッペぱん支持票が分かれるか。いずれにせよ、サルコぢ支持者たちの投票予想のような影響力はまったくない。血を吸い過ぎてヨロヨロの蚊みたいなもんだな。

ま、ココんちは今度の日曜日も、迷わず、フィヨンにガウっっ!(ひゅるるるる~)ざます。

政治とはまったく関係ないレベルで、おフランソワ・フィヨンさんの奥様は大英帝國人(正確にはウェールズびと)で、名前がペネロオプ!!!← 萌えぇえええっ。奥様が大英帝國びとぢゃ、そう簡単に国境閉鎖できないというフィヨン家のハンデがガイジンの私にはうれしいでありますw(余談、フィヨン氏の弟さんも英国女性と結婚しているンです)。 そして、おフランソワとペネロオプお二人の間には5人の子女がおり、末っ子の坊やは長子(正確には長女マリィさん)が20歳、フランソワ・フィヨンが47歳の時に誕生したお子なんざますね。サルコぢが大統領だった当時、フィヨンは首相を務めていましたが、激務であってもこの末っ子くんの登下校の送り迎えにできるだけ関わっていたという美談、あたしゃ今でも忘れません。これ、カト的に信頼の萌え事項w
それと、票を得るためかどうか存じませんがフランソワ・フィヨンがかのソレム Solesmes の修道者たちと蜜であるという噂もあたくしにとってはがーぶちょんであります。というか、フィヨンさんの私宅はソレムにあります。この秋のうちでも、フランソワ・フィヨンの方がヂュペよりはるか先にフランスの司教団に親書を送っていましたし、ここ数日、ラ・クロワがやたらヂュペとカトリックの関係を喧伝していますが、そのカトリック団体ってドコ?(ニヤリ、だってねぇ、奥さん。ヂュペはフランスの司教団に訴えられて敗訴してんのよ。うふふ)ですもん。私個人はなぜ全国紙ラ・クロワがヂュペ推しなのか理解するのが難しいです。普通、カトリックならフィヨンでしょ、まる


兎にも角にも、今度の木曜夜にフィヨンvsヂュペのナマ討論が放映されることになっているので、楽しみです。ヂュペの声はキライではないけれど、サルコぢほどではないにせよ、限りなく黒に近い灰色ですからね、我が良心が黄信号発してます。


le 21 novembre 2016, Dimitri

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by ma_cocotte | 2016-11-21 16:13 | よっ、大統領!2017 | Comments(1)
今夜のナマ次第
きょうの朝一番で自分のフェイスブックを覗いたら、わが地元の友人の仏蘭西びと♀から「私の周囲は皆、フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票するわ」というエントリィが届いていました。ポワソンというのはキリスト教民主党に所属するヂャン・フレデリク・ポワソン Jean-Frédéric Poisson 氏のこと。今度の日曜日の中道右派のための次期大統領予備選挙の候補者7人のうちのひとりです。「キリスト教民主党」という名称であっても、キリスト教のカトリックが主流であることは仏蘭西が南欧の一国である証拠とも言えますが、私が傍観する限り「カトリックだろうけどなんだか怪しいカトリック」な臭いがする政治家が集っているように思います。彼らの主張は正論だろうけれど、現実味がないように思えるのはおそらく彼らには他人への慈愛が欠けているせいぢゃないかと思うのは私だけかもしれません。

ま、キリスト教民主党については横に置いて、我が地元。冒頭の「私はポワソンに投票するわ」と投稿した我が友人の周囲が皆、今度の日曜日にフィヨンに投票すると言っている事実に、以前からフィヨン贔屓の私はちょと安心。昨日から全国紙のおルフィガロさまがやたら中道右派予備選を直前にし、フィヨンが首位に躍り出たと信じられない報道を繰り返し送信し、私はずっと疑っていたけれど、今朝早くテレビのニュウス専門チャンネルを見たら同じくフィヨンが首位に躍り出た!と報道していたので・・・・それでもどこまで信じてよいのやら・・・と思っていたら、カトリック系全国紙ラ・クロワが今朝から仏蘭西のカトリック教徒はアラン・ヂュペに投票!とフェイスブックで何度も知らせて来たという・・・・おい、ちょっと待て。いくらなんでも仏蘭西のカトリック教徒がアラン・ヂュペに投票というのはロジックがぶっ壊れているだろう?と首を傾げたまま、現在に至っている私です。(と、今、フェイスブックでラ・クロワ紙ページを確認したら、この話題が見つからない。私が見た時点でコメント欄に反論が多々あったから、見直しで引っ込めたのかしら??)

兎に角、仏蘭西共和国内で、普通に教会に通い、ミサだけでなくちょっとは教会活動に参加しているならばアラン・ヂュペと仏蘭西カトリック協議会との間の不和について知っているだろうし、アラン・ヂュペがいくらカトリック王国のアキテエヌ(数年前までボルドー大司教は仏蘭西カトリック氏教団の最長上でありました)はボルドオの市長であってもカトリック教゛会音痴であることはカトリック教゛会では周知の事実です。こんな報道を流した全国紙ラ・クロワはカトリック系左派と渾名されるカトリック系出版社から出ているので、先々週だったか仏蘭西カトリック司教団に書簡を直接送ったフランソワ・フィヨンを落とすために長らく中道右派候補絶対一位だったヂュペを最後にもう一押ししたのかもしれませんが、だったら昨日立候補した仏社会党のエマニュエル・マクロンくんをラ・クロワ紙はオップレスしたらどうなのかね?と正直。だって、エマニュエル・マクロンくんはキリスト教左派のガッコ(って、イエズス会のガッコなんだけれどw)育ちのプチ・ブルヂョワ坊やで、29歳の時に愛を第一に24歳年上の女性と結婚し、彼女との家庭を今に継続中という実におフランスの今っぽいカトリック世俗の見本ぢゃあありませんか。同じ「カトリック左派」を頭に乗っけているラ・クロワ紙はカト音痴のヂュペよりカトの基礎知識はアタマにしっかり刻んでいるエマニュエル・マクロンくんを推すのが我々にピンと来るような気がします。

その中道左派よりヒダリの次期大統領(予備選)候補のエマニュエル・マクロンくんも置いて、今度の日曜日が投票日の中道右派よりミギだけれど極右を省く次期大統領予備選挙。今宵午後8時半からFrance2で最後の、立候補者7名が集っての公開討論会が生放送されることになっています。今晩の討論のデキ次第でヂュペが首位に留まるか、フィヨンが二位のサルコぢを踏んづけて一位に上るか決まると噂されてもいます。

・・・抜本的になんでニコラ・サルコぢが二位にいるのか摩訶不思議。

お金のチカラだよね・・・ふん。


le 17 novembre 2016m Elisabeth de Thuringe




【余 談】
以下、中道右派からミギの予備選絡みだけれど、どーでもいい話。
冒頭の「私の周囲は皆フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票する」と言った我が友人。彼女は生まれ育った家もドつきで、婚家もドつきの婦女子です。この発言を私がココんちの仏人♂に話したら、彼女はロワイヤリスト(=王党派、王政復古希望者)だからポワソンを支持しているのだろう、と。その証拠にここンところでポワソンが極右政党FNの若きリーダーであるマリオン・マレシャル-ルペン(FN創立者の孫、FN元党首の姪)に挨拶し、FN支持者が今度の日曜にポワソンに投票する道を作ったと。なるほどねぇ・・・と頷きつつも、我が友人は自分の子供をココんち近所にある聖ピヲ十世会につながる団体運営の私立学校で学ばせることを拒んでいるので矛盾に思えなくもないのだけれど。自己都合に良いとこどりなのかしらねぇ。
ココに詳細は書きませんが、キリスト教民主党はカトリックの模範信者の集まりのようなアピールをしながら、その中身はヴァチカンから発せられる思し召しとは必ずしも一致していないわけで。その点から眺めると、やっぱりフランソワ・フィヨンが最もカトリック教会の思し召しと同じ流れに乗っていて、フィヨンは世俗政治家としてうまく教会文書の硬さを丸くして聖俗の間の蝶番役に徹していると思うのだけれど。だから、彼女と私には共通の友人カトちゃんが複数いるので、彼女の周囲が皆フィヨンに投票すると言っているのはストンと腑に落ちます。普通の、カトリックの保守層(中道右派支持とかル・フィガロ紙愛読者層)はポワソンには投票しません。ポワソンに投票するのはかぎりなーく政治においては極右やら王政復古派に近く、日常生活においては教条主義のひとですわい。
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by ma_cocotte | 2016-11-17 21:22 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
出たな、マクロン。
さっき、お昼手前にエマニュエル・マクロン Emmanuel Macron が次期大統領に立候補しました。社会党員で、ついこの間まで経済産業大臣の椅子に座っていました。1977年12月21日生まれなので、この年末に齢38歳となります。

速報で彼の立候補を知ったので、お昼ご飯をこさえながらニュウス専門チャンネルを視聴していたら、コメンテーターの女性が興奮気味にマクロンは医師の父親を持ち、カトリック左派の学校で育ったおフランスなエリートなのだとやたら繰り返します。気になったので調べたら、アミアン Amian で生まれ育ったマクロンくんは高校入学まで地元のイエズス会のガッコに通っていたらしい。高校からはパリのアンリIV校だそうなので、彼もまたおフランスの地方のおブルヂョワ家庭でありがちな高校からは大都市の高校で寮生活を送られたようです。

私のような選挙権を持たない傍観者から眺めると38歳のマクロンくんが国父になるのはちと早い気がします。大学卒業後、シアンスポ、ENAも修了しているどえりゃーエリートですけれど、早いよね。38歳の共和国民が大統領の椅子に座れるほど、今の仏蘭西は人材不足とは思えません。

こんなこと ↑ より、マクロンくんは29歳の時、24歳年上の、ご自分の高校時代の恩師と結婚しているのね。こっちの話題のヴェールがもそっとずれ落ちてくれないかと日々祈っているのですがw


le 16 novembre 2016, Marguerite d'Ecosse

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by ma_cocotte | 2016-11-16 20:43 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
11月20日には投票所へ、ガウっっ!
昨日のお仏蘭西は国定固定祭日でした。第一次世界大戦終戦(休戦)記念日。そして、暦の上では聖マルチノ(仏語だとサン・マルタン Saint Martin)のお祝い日でした。世界中のマアチンやらマルタン、マルチ~ノさん、おめでとさんでござんす。

今年の11月11日は金曜日でしたから、今日の土曜日はいつもならば動いているところでも休業して連休にしてしまっていたりします。それでも、ココんち旧市街の朝市はいつもの土曜より幾分小さめながら営業。でも、天気予報では生憎の雨模様らしいです。きょうの朝市に行こうか行くまいか悩みつつ、行ったところで朝市の出入り口に例の人々がビラ配りしているのだろうなあと思うと、大根足がいっそう重くなります。例の人々というのは来年に選挙を控えている共和国大統領選挙で中道右派政党 レ・レピュブリカン Les Républicains (=和訳すると共和党)の党員でもあるアラン・ヂュペ Alain Juppé の 支援者さんたち です。 彼らはこの夏の終わりくらいから土曜の朝市の出入り口に立ち、敬愛するアラン・ヂュペが次期大統領になれるよう熱心に支援を求めるビラ配りをし続けています。ココんちあたりはアラン・ジュペが長年市長職にあるボルドーから北に向かって車で3時間ほどの所ですので、もしかするとココんちあたりにもジュペ贔屓がかなり潜伏しているのかもしれません。

昨晩は寝ぼけ眼でテレビ画面を眺めていたら、その中道右派(レ・レピュブリカンとキリスト教民主党)の大統領予備選立候補者7名の人気投票で現在のところ、第一番の人気がアラン・ヂュペで36%、第二位がニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy 前大統領で26%、第三位がフランソワ・フィヨン François Fillon が20%なのだそう。この状態で11月20日の中道右派大統領候補決定選挙になるのか、それとも、まだ7候補の順位逆転はあるのか。

この順位を見たココんちの仏蘭西びと♂が突然、「ボクは11月20日、フィヨンに投票してくる」とつぶやきました。それを聞いて私は「あら、あーたはレ・レピュブリカンの党員でもなければ、支援者でもないぢゃないの!それでも投票するの?」と苦笑いしたら、彼曰く「IDカードを持参し、2ユーロを払えば誰でも投票できンだよ」とのこと。へぇえええ、そうなんだ。

ま、この時点で彼の口からヂュペに投票するなんて出ようもんならば、家庭崩壊(と言ってもココんちには彼と私しかヒトはいないンだけれど)でしたら、フィヨンに投票するならば、私は三軒家万智のごとく彼に向かって「ガウっっ!」ひゅるるるるるぅ です。なぜなら、私は昔からフランソワ・フィヨン贔屓だからです。一方、私が昔っからアラン・ヂュペを毛嫌いしているのは(ただし、サルコぢよりヂュペの方がかなりマシです)このブログでも明白で、先月から活発化している共和国大統領予備選ネタで常に1、2位をヂュペとサルコぢが争っている点は変わらねど、この二か月ほどで人気四位あたりだったフィヨンが第三位につけていたブルノ・ルメール Bruno Le Maire と逆転したのは吉報に思えます。

私はたまたま仏蘭西共和国に長期滞在しているガイジンですので選挙権を持っていませんし、新しい大統領が「黄色いお前はとっとと出て行け」と命じてきたら、とっととこの国から出て行くので、今度の大統領選挙でも私は員数外の傍観者に過ぎません。

ただこうして眺めていると、第二位のニコラ・サルコぢは悪役、ヒールのダークサイドにしか私には見えず、この下品なサルコぢをはさむ二人が天から指す光で輝いているように見えるのです。一位のアラン・ヂュペはシラク大統領時代の首相経験者であり、三位につけているフィヨンはサルコぢ大統領時代の首相経験者なので、どうしてもフィヨンの方にサルコぢの影がかぶりがちなんですな。でも、実際はサルコぢとヂュペの方が「おぬしも悪よのぉ。ぶゎははははは」仲間なんだけれどさ。

そのフランソワ・フィヨンの本拠地はサルト Sarthe 県で、ほれ、あの有名な24時間耐久レースの開催地ル・マン Le Mans がある県で、フィヨン本人も趣味のひとつが車のレース。ココんちあたりとル・マンはココんちから北に向かって車で3時間弱なので、ええと、ココんちあたりを中心にすればボルドーもル・マンもほとんど同距離なんですわ。なのに、旧市街ではアラン・ヂュペ応援団ががんばっている・・・というのが現状の現実ですかね。ふぅうううむぅううう。

余談、西方教会との関係はヂュペよりフィヨンの方がハニーです。
そりゃ、そうだわな。ヂュペと西方教会は不動産の一件で裁判沙汰になり、西方教会が勝っておりますけんw

11月20日の投票まで8日となり、ココんちの貴重な一票はフィヨンさんに投げられるので家内安泰。
ですが、私の友人、知人はかつてのサルコぢストが複数おりまして、彼らが今回、誰を応援しているのか未だ私は知りません。カト(=西方教会)的観点ならば、フィヨンぢゃろ、おい!なんですが、あんまり政治の話をしたくないしなあ、あたし。

私個人は員数外ながら次期大統領にフィヨン、その後継にブルノ・ルメールでどうかひとつ、と夢見ています。寄留民にも、夢ぐらい見させろよw



le 12 novembre 2016, Josaphat

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by ma_cocotte | 2016-11-12 15:37 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)