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12月は『施しの月』
東京に雪が降ったそうです。b0070127_18124724.jpg
南仏のココんちでまとまった雪を最後に見たのは2001年12月14日でした。2001年夏生まれのぷろすぺえるが初めて雪を見てベランダに積もった雪に足跡を残しました。買ったばかりのデジカメでパチリ・・・いい思い出です。
おとといは昼過ぎから氷雨が降り始めたので「こりゃ雪かしら?」と重い空を見上げましたが雪には至らず。そのかわりに強い風が吹き,雪雲を散らしてしまいました。

12月。この一か月はフランス人にとって「施しの月」です。自分よりもほんの少しでも弱っている人に手をさしのべる月です。イスラム教のラマダン月の精神に近いものを感じます。「弱っている人」と一言で言ってもそれは千差万別です。金銭的に困っている人もいれば,精神的に弱っている人もいて,その両方を抱えている人もいます。一方,それに手を差し伸べる方法も金銭を出す人もいれば,物品を提供する人もいるし,道で物を乞う人に黙って手を握って声をかける人(私の夫はこのタイプ)もいます。動物愛護協会の犬猫を主とした養子縁組会も「飼い主の勝手で捨てられた動物に温かい寝床とご飯を与えましょう」という主旨であり,決して犬猫がプレゼント対象になっているのではありません。

1999年から2000年にかけてエクサンプロヴァンスに住んでいましたが,年末のある日,市役所の時計台を過ぎカテドラルに向かうゆるい坂道を夫と登っていたら,目の前に絶妙のタイミングで空からカゴが降りてきました。籠には「どうか私たちを助けてください。食べ物を買いたいのです。」とメモが付いていました。籠に結び付けられた紐を目で辿っていくとアパルトマンの最上階の窓からつり竿が飛び出ていました。「だまされちゃいけないよ」と私はつぶやき夫の腕を引っ張って坂道を歩き続けました。旧大司教館あたりまで登った頃だったか夫が「・・・やっぱり」とつぶやくなり振り返って坂道を走って下り始めました。私はびっくりして後を付いて行ったら,先程の籠落下地点で夫は停まって籠が下りてくるのを待っているではありませんか!ほどなく籠がおりてきて,夫はその籠の中に自分のお財布をまっさかさまにして振るっているのです。空からつり銭籠のように降りてくるカゴやお財布をまっさかさまにして振るう人を映画や漫画で見たことがあっても,目の前で見るのは初めての私でした。ちゃりーん,ちゃりーんと銭が籠の中で生き物のように飛び跳ねました。ささやかに重さを感じたのか籠はしゅるるるるぅと天上に上っていきました。見上げるとワケーモンが「Merci bien! めっるしびや~んg」とニコリと笑って私たちに手を振っています。夫は「ああ,これで満足だ」とにっこり。当時,私が借りていたアパルトマンに転がり住んでいた夫の方がこのアパルトマンの最上階に住むワケーモンより金銭的に苦労していたと私は今でも思うのですが・・・「満足だ」と口に出されてしまったら受け入れるしかありません。

ある時は(12月ではありませんでしたが)夫と私が大喧嘩。エクスに住んでいた頃は私がアパートの借主だったので夫に出て行ってもらいました。夫はエクスの路上で夜を明かしましたが,明け方になって彼の目の前を通り過ぎた老夫婦が夫の前に戻ってきて,夫に10フラン(約180円)を渡したそうです。「これだけあれば温かいコーヒーとおいしいパン・オ・ショコラを買えるでしょう?」と一言添えて。
決して笑い話でも美談でもありません。フランスに住んでいるとしばしばこの手の話を耳にします。

2004年12月26日インドネシア・スマトラ島沖で大地震がありました。
年末年始休暇中のフランス人も多数タイ,モルジブなどリゾート地でこの天災を経験しました。30日21時12分現在,フランス人の死者は22名,行方不明は96名,けが人は244名です。次々と帰国する生存者たちの口から出る言葉は「こうして我が身が存在していることは奇蹟です」「想像を絶する惨状です」と。もちろん衣料だけでなくパスポートも天災に奪われた人もいます。国際法の特別措置でこうして戻ってきたのです。個々のバックグラウンドがどうであれ何であれ,異国の地で天災にあったという犠牲者に変わりはありません。ヴァカンスを楽しむ彼らが予告なく目の前で見た惨状,臭い,手ごたえなどの五感に与えた精神的心理的ショックは相当であると判断したフランス政府は空港に赤十字社職員,医師,心理カウンセラー等を待機させています。もし夫や私がこの天災を経験して成田かパリの空港に着くなりインタビューに応じたらどうなるかなあ?命を失わずに済んだ奇蹟に感謝し,帰国できる国があることに喜び,ついニヤけてしまいそうです。かといって,天災を味わった数日後に優越感や英雄譚を語ることができるほど夫と私の人格は「天下無敵の完全無欠」ではありません。人生の半ば,まだまだ脆くて弱い人間です。テレビ画面に登場した方々も五体満足に歩けたとしても,実は精神や心理がぶっ壊れておりテレビカメラの前で不敵な笑いを浮かべてしまったのかもしれません。更には我が家に着いた途端,骨が抜けたようになって寝込んでいるかもしれません。それは精神科医でも心理カウンセラーでもない私には判断できません。

もし私が天災を経験して万が一助かったとしたら,空港に着くなりテレビカメラの前でぴんと背筋を伸ばして美辞麗句を述べるどころか,ヘラヘラ笑いながら踊るように腰を抜かして失禁するかもしれません。もし私がこうなったら画面の向こうの見知らぬ人に冷笑され評論までされるのでしょうか?

南仏は100年に一度くらいとてつもない大地震が来るそうです。ノストラダムスで有名なサロン・ド・プロヴァンスに聳え立つ軍事博物館を訪れた時に20世紀初めの大地震で完全崩壊した町の写真が数枚展示されていました。石の土壌と石造りの町で重篤な天災に見舞われたら,今回の南の島での災害とはまた違ったツボで南仏が深刻な状況に陥ることは間違いありません。ここ数年の異常気象で山火事が相次いだ南仏では特殊薬剤や火の勢いで他人に見せられるような「顔を失った」消防隊員も多くいます。多くの消防隊員が火に飲まれ亡くなったこともあり,「勇敢なる」犠牲者や遺族を助けるための募金CMもこの冬流れました。

ここ数日,テレビではインド洋上の被災地の現状が流され続けています。フランスのニュースでは「覚悟のいる場面が流れます。見る,見ないはあなたの判断です」とキャスターが前置きして,戦場だろうが天災だろうが惨状がそのまま画面に流れます。今晩は震災から数日経たからこそまとめられた特別番組がFrance2で放映されます。待降節に入ってから「寝床のない人に毛布を!食べ物を!」と個人のできる範囲で手を差し伸べました。集められた寄付金で本当に貧しい人々がイヴの夜にバトームッシュの船上で豪華な食事を取りながらセーヌ川下りを楽しみました。普通の人々は家庭で食事をするのがノエルの夜のしきたりです。「レストランは生まれて初めて」と目を輝かせる子供がニュースの画面で語るのを見てホロリとするのもフランスのノエルです。

ノエルという節目直後の震災でマスコミは「できる範囲で寄付をお願いします」と繰り返しています。その場を去ることができる人々にも,その場に住み続けなければならない人々にも,この天災が与えた各々の苦悩があります。迷う彼らに何らかの力になることは意味のあることです。
高温多湿の土地に住む,住み続けなければならない方々が物質はもちろん精神的にも深刻な状況にあります。そして気候が災いして被災地に疫病が流行するのも時間の問題でしょう。それを防ぐために遺体を火葬すると関連諸国は発表していますが,これも宗教によっては禁忌であるにもかかわらず現状では受け入れざるを得ない状況です。

新年を迎えるにあたり,私なりに考えて何かできることを見つけ出したいと思います。

■30日午後,地元の赤十字社に行きました■
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by ma_cocotte | 2004-12-31 05:51 | 『冬』 Rien de special | Comments(12)
腹が減っては『年末の買い物』はできぬぞえ。
毎週水曜日はココんちの「買出し日」です。
いろいろと買うので知力と体力がたかが買い物にも必要です。ところが火曜日夜にすでにパンを食べ尽くし,冷蔵庫の中も「なんだかなあ」という調理意欲をそそらない食材ばかり。おまけに調理師(つまり私)が昨日からの氷雨と北風の影響か「動こう」という意欲はまるでなし。時計を見ればランチタイムはとうに過ぎている・・・でもお腹はぐーぐぐーぅ。こういう時はマクドクイック(フランスで誕生したハンバーガーショップ,おいしいよん♪)に飛び込んでもよいのですが,なんだかお腹が「マクドさん,いらっしゃあい」と脳中枢に声をかけてくれない変な水曜日。

そんな時はア~ラブんブン♪

雑用がてらVitrollesの長距離バス停へ。
このバス停のそばにおいしいアラブんサンドイッチ店 Les 2 Palmiers (2本の椰子の木)があるのです。
時刻は午後3時を過ぎ,閉まっているかな?とちょっとだけ心配になったけど,やっぱりアラブん!

b0070127_4341969.jpg働き者だよ,おっかさん。開いていましたわ。
私は「いつもの」シシケバブサンドイッチを頼みました。

シシケバブというのは羊(または牛)の肉の落としと玉ねぎやピーマンなどの野菜に香辛料を混ぜて作られた肉団子です。これを鉄板で焼いてぎゅーっと押さえつけて団子を崩してバゲットにはさみます。シシケバブと一言で言ってもトルコ,レバノン,チュニジア,エジプト,アルジェリア,モロッコなどそれぞれの国で使う香辛料が違うので「味わう楽しみ甲斐」があります。
ソースは好みでマスタード,ケチャップ,マヨネーズなど選べますが,私が選んだソースは「いつもの」ソースブロンシュ(白いソース)です。

サンドイッチができるまで・・・とテーブルを探しましたが,ひとつのテーブルは片付けないでフライドポテトがちらかったままの状態だったのでひとつ奥の席へ。
さらにもうひとつ奥の席にはスカーフにモロッコの民族衣装をおめしのおばちゃんがサンドイッチを頬張っておりました。食後,調理カウンターに入ったところを見るとどうやらこのお店の「影のオーナー(つまりサンドイッチを作る青年たちのママン)」ですね。
待つこと5分ほど・・・できました,サンドイッチ!
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どこのアラブんサンドイッチ屋さんもたいていこんな感じ。
「キャンディ包み」のサンドイッチに紙ナプキンを一枚添えて手渡しされます。
紙をほどくと・・・

b0070127_5131277.jpgどっばーん!

バゲットと呼ばれる細長いフランスパンの中にはサラダ,トマト,たまねぎにシシケバブ,そしてサンドイッチの上には山盛りのフライドポテト。揚げたてホクホクのフライドポテトにエキゾチックなソース・ブロンシュ♪
みゃーで,おみゃーさん♪
3ユーロこっきりでございます。

さて食後,「いざ,Carrefourぢゃあっっ」と意気込んで行ったのですが,Vitrollesの巨大ショッピングセンターにたどり着く前に車の大渋滞。ノエル直前に勝るすんごいヒト,ひと,人!
人込みに弱い私はしゅるるるるーと疲れ果ててあっさりちゃっかり帰宅しました。

よく考えてみたらノエルというのは「宗教行事」なので,各自の信仰によっては「無関係の平常営業」であり,キリスト教信者にとっては騒ぐどころか聖家族を思いながら祈る数日を過ごします。ですが,大晦日から元旦は誰もが祝うめでたい「年越し」。フランス人が無礼講で大馬鹿騒ぎするのも大晦日の夜です。
なんてすばらしくすてきなことでしょう!
「おらんちは太陰暦だでよ」なんて言わないでよ。
そうそう,フランス国内はほとんどの市町村で新年が明けると同時に打ち上げ花火をあげる習慣があります。きれいな音楽に乗ってさまざまな花火が打ちあがる。ちょっとしたショートストーリー。素朴に生きるフランス人は誰もがうれしそうに花火を見上げるものです。花火もきれいだけど空を仰ぎながらうれしそうに花火を見上げる老若男女の表情をちらりと見るのもこれまた楽し。

どどーん!と見に行かなくっちゃね♪
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by ma_cocotte | 2004-12-30 04:46 | Promenons-nous! | Comments(10)
寒い夜。そして年末といえば「手抜きの鶏と牛」
ノエルから新年くらいささやかに楽をしましょう!
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ということでココんちではノエルのためにいつもの「鶏のオリーヴ煮」を作りました。
冬の寒い夜,身体の芯から温まります。

いつもこれを作るとスープがあまってしまうココんちでは,そのスープを利用してBoeuf Bouguignon(ブフ・ブルギニヨン,ブルゴーニュ風牛肉の赤ワイン煮)もどきを作ります。

b0070127_3513769.jpg鶏肉を骨ごと白ワイン,オリーブ,コンソメ,ハーヴと煮込んだスープは捨てるにはもったいないほどおいしいだしが出ています。これを利用しない手はありません。
でもこのスープには白ワインが入っているので正統派ブフ・ブルギニヨンではありません。
だから「もどき」くんです。

フランスの家庭ではブフ・ブルギニヨンはTagliatelle タリアテッレと呼ばれる幅広のパスタに添えることが多いのです。おいしいですよ。


細かいことにこだわらない方にぜひ!のほぼずぇったい間違いなく「失敗はあり得ない」二品でございました。

▲「手抜き鶏と牛」の作り方▲
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by ma_cocotte | 2004-12-29 02:57 | Ca etait? | Comments(8)
さよなら、Bûche du Noël さん。こんにちは、Galette des Rois さん。
もう私のことは忘れてください。』とBûche du Noël さんが私に言いました。
ノエルを過ぎるとあっという間にパン屋さんやケーキ屋さんのウィンドウは一新されます。
もうあの甘くかわいらしいブッシュ・デュ・ノエルさんたちは見当たりません。

b0070127_18235252.jpgカトリックの暦で1月第一日曜日は「主の公現の祝日」。東方からやってきた三人の王(賢者)が馬小屋の幼子イエズスを訪問し祝辞を述べたことをお祝いする日で,この祝日にフランスで食べられるお菓子がこれ。Galette des Rois (ガレット・デ・ロワ,王様たちのお菓子)です。

右はアーモンドクリームが入ったパイ生地の元祖Galette des Rois、左はフリュイコンフィ(果物の砂糖漬け)が乗ったブリオッシュで作られた「王様ケーキ」で、南仏のみで食べられるもののようです。

このお菓子を買うと必ず紙で作られた王冠が付いてきます。
それはなぜかと言うとこのお菓子を食べるにあたり同時にある「お遊び」をするからです。

b0070127_18384472.jpgその「お遊び」はこのケーキの中のどこかにたったひとつの陶器の人形とたったひとつの乾燥ソラマメが入っており,「主の公現の祝日」の食卓でこのお菓子を切り分け家族一同が揃って食べた時,陶器の人形が入っていた者はその日一日「王様」になり,ソラマメが入っていた者はその日一日「従者」になるのです。陶器を発見した人が口から陶器の人形を出して宣言すると,即座にこの紙の王冠が頭上に乗ります。

b0070127_18403640.jpgサントン人形のコレクターも数多く存在しますが,この「王様のお菓子」に入っている陶器の人形コレクターもフランスにはたくさん存在します。朝市でこの人形ばかりを売っているお店もあるほどです。
右はココんちの「王様人形」たちです。
カトリックにちなんだものもあれば,ディズニーやアメリカ映画のキャラクター,世界の民族衣装や建築物などとにかくお菓子をガブリと食べてみないと何が出てくるかわかりません。でも強く噛めば人形も歯もかけますのでご注意を。
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というわけで年末の朝市にはガレット・デ・ロワを自宅で作るママンのためにドライフルーツやFruit Confits(フリュイ・コンフィ,果物の砂糖漬け)も出始めました。

このFruit Confitsはリュベロン地方の村Aptで作られたものです。

私は以前プロヴァンス地方とコートダジュール地方境界の鷲巣村にあるFruit Confits工場を訪ねたことがありますが,口に入れて噛んだ途端に虫歯すべてにしみわたり,すべてのかぶせものがこぼれ落ちてしまうのではないかと錯覚するほど全身が悶える甘さでございます。
フランス人はパクッとほおばって「C'est très très bon!(セ・トレ・トレ・ボン。とてもとてもおいしいわん♪)」なんて平気で言いますが,日本人には要注意の強烈な甘さです。メロンやさくらんぼうに比べるとオレンジやクレモンティーヌなど柑橘系のコンフィはちょっとは日本人にアプローチできる甘味かもしれません・・・。
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by ma_cocotte | 2004-12-28 19:19 | 『冬』 Rien de special | Comments(16)
ノエル直後の日曜日は「聖家族の祝日」-親と子を考えてみる-
ノエル直後の日曜日はカトリック暦で「Sainte Famille 聖家族の祝日」です。今年のノエルは土曜日だったのでいきなり翌日の日曜日がその祭日となりました。人々がそれぞれ「家族」について考えるための一日でもあります。こんにちは「親と子」について私が最近思うことを書いてみます。

毎年「聖家族の日曜日」のごミサで読まれる福音はマタイ2章13-15節と19-23節です。このエピソードも四福音のうちマタイにのみで語られており,以下のように記述されています。
主の使いが夢でヨセフに現れて言った,「立って,幼な子とその母を連れて,エジプトに逃げなさい。そして,あなたに知らせるまで,そこにとどまっていなさい。ヘロデが幼な子を捜し出して,殺そうとしている」。そこで,ヨセフは立って,夜の間に幼な子とその母とを連れてエジプトに行き,ヘロデが死ぬまでそこにとどまっていた。それは,主が預言者によって「エジプトから我が子を呼び出した」と言われたことが,成就されるためである。(マタイ2章13-15節)

この文章での「主の使い」は大天使,「幼な子」はイエズス,「その母」はマリア,「ヘロデ」は当時ユダヤを治めていた王のことです。
ルカ福音にはベトレヘムの馬小屋で誕生したイエズスが8日目に割礼を受け,モーセの律法による彼らのきよめの期間が過ぎた時にエルサレムに上り,律法に定められたとおり長男であるイエズスを神に捧げ,山鳩ひとつがい(または家鳩のひな二羽)を犠牲として捧げたと書かれていますが,マタイ福音にはこのエルサレムでの話は書かれていません。時系列に謎が残りますが,エジプトへの家族三人の逃避行はこのエルサレムでの割礼やきよめを過ぎてから実行されたのだろうと言われています。
聖家族三人がエジプトに去ってまもなく,ヘロデはベトレヘムとその付近の地方に住む2歳以下の子供をすべて殺しました。天使がヨセフの夢枕で告げたことが本当に起こったわけです。
さて,ヘロデが死んだのち,見よ,主の使いがエジプトにいるヨセフに夢で現れて言った,「立って,幼な子とその母を連れて,イスラエルの地に行け。幼な子の命を狙っていた人々は死んでしまった。」そこでヨセフは立って,幼な子とその母とを連れて,イスラエルの地に帰った。しかし,アケラオがその父ヘロデに代わってユダヤを治めていると聞いたので,そこへ行くことを恐れた。そして夢でみ告げを受けたので,ガリラヤの地方に退き,ナザレという町に行って住んだ。これは預言者たちによって「彼はナザレ人と呼ばれるであろう」と言われたことが成就するためである。
(マタイ2章19-23節)

今から2000年前の話です。今よりも天と地が近くにあったのでこういう不思議な話があったのでしょう。聖書に限らず日本書紀や古事記,ギリシャ神話でも天上の神々はたびたび地上にやってきては善行やら気まぐれをやらかしました。今の地球は神様が遊びに行くのを躊躇ってしまうほどの環境なのかもしれません。

それにしてもナザレの工務店経営ヨセフさんが経験したことは不思議なことばかりです。夢枕に天使が現れて彼に助言するのですから。私たちが不思議に思う以上にヨセフさん本人が「マジかい?おい?」と疑問に持ったのは確かでしょう。でもヨセフさんは天使さんの言葉を信じてみることにしました。結果として天使が彼に告げたことはすべて実現されました。もしヨセフさんがちょっとでも疑い躊躇ったなら現代にキリスト教は存在しません。

一家の大黒柱のヨセフさんが天使の言うことを信じて従ったこと,そのヨセフさんに妻マリアさんが従ったこと,赤子のイエズス(神の子)がこの両親に従ったことがこの箇所における重要点です。家庭の中で互いに尊敬し信じ合うという単純な図式です。

21世紀を迎えた現代では幼児虐待もあれば,親を疎んで殺す子まで現れるようになりました。そういう事件が起こるたびに「親子関係」を大それた理屈で語る人々も登場するようになりました。
果たして親子の関係はそんなに小難しいものでしょうか?

キリスト生誕前の話を思い起こしてみましょう。
石女(うまずめ,子供を妊娠できない女性)と揶揄された老女エリザベトは神の意志で男児を出産しました,15歳の処女マリアも神の意志で男児を身籠りました。神にできない業はありません。
でも悲しいかな,今は神さまが地上に遊びに来ることはありません。(おそらく)
だから神さまは遠い存在なのでしょうか?
この世には畏れ多い神なんて存在しないのでしょうか?

いえ,「神」という言葉をはぶきましょう。
この世には「畏れ多いもの」は存在しないのでしょうか?
「畏れ(おそれ)」は発音は同じでも「恐れ」でもなければ「怖れ」でも「懼れ」でもありません。「尊敬の念」に等しい語が「畏れ」に当たります。
最近,無神論者だろうが何らかの宗教を信仰していようが,お金,地位,成績など目に見えるものしか信じない人が増えているように思います。目に見えずとも「畏れるような何か」を個々人が身近で感じることができたら幼児虐待やら親殺しの愚行なんてできないはずです。
「畏れ多いもの」を知るというのは立派な勉学を積まなければならないような大それたことではなく,親子が互いに尊敬しあう家庭なら自ずと見出せるのです。一家庭の中で子は親の生き方を見て「畏れ多いもの」を知ることができます。親は神さんが与えてくださった子供から「計り知れない力(畏れ多いもの)」に気付いていきます。
親は子育てによって更に精神的に成長し,子は親を見て肉体が成長しつつ心身ともに一人前なっていく。
新約聖書には13歳から布教に出る30歳までのイエズスさまの生活について何も書かれていません。ナザレトという田舎町で工務店を経営する父ヨセフの勤労する後姿を見,ある時は手伝って,そうすることで何かを学びながら「工務店の長男坊」は成長したはずです。2000年前の異国の話ですが,現在の親子関係の抜本とまったく同じです。目に見えるものをことごとく省いた「ひとつ屋根の下の家族の在り方」は時空を超えて同じではありませんか。

何世紀もの間カトリックを信仰してきたフランスでは子供は「我が子」である前に「神さまから預かったもの」です。いくら努力しても子供が宿らないこともあれば,望まないのに子供が宿ることもあるのは「神さまがいるからこそ」と信じられてきました。結婚する時も子供に洗礼を授ける時も教会では「神さまから預かったものに最良の生き方を与えるように。子の模範となるように。」と夫婦に指導します。そんなフランスでも最近では幼児虐待の話が多く出ており,「神さま(=畏れ多いもの)を忘れたからだ」という言葉も聞こえてきます。

最近の日本では子育てのために胎内教育,はたまた生後3か月から赤ん坊に通信教育を施している方々がたくさんいますが,家庭外や他人に我が子の教育やら性格向上手段を見つけ出す前に,先ずは我が身の心身を省みることが現代21世紀だからこそ大切ではないでしょうか?
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Vitrollesのノエル市にいた「愛の逃避行屋」ロバくんです。
ロバは「力持ちの働きもの」としてフランスで愛される動物です。
南仏では至るところでロバさんに会えます。
かわいいよぉ♪
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by ma_cocotte | 2004-12-27 10:03 | 『冬』 Rien de special | Comments(0)
12月26日午後5時ちょっと前。ココんちから見た空。
神さんがずるっと落っこちてくるのか?
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ノエルの朝から降り続いた雨ですが,26日の日暮れ間近になって突然空が燃え始めました。
20秒後。
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子供の頃,教室の窓から外をぼーっと眺めては雲間からさす三角形の光を「聖母マリアさまのマントかしら?」と想像したことを思い出しました。
こんにちのMarignane。1分後にはもう「聖母のマント」は空から消えていました。
この空の果てには北アフリカの大地が広がっています。
マリアさまはイエズスさまとサハラ砂漠に降り立ったのでしょうか?

さらに30分後,午後5時24分の空。
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ああ,阿弗利加は燃えている!
午後5時42分「南仏の空」はナイトブルーに変わる直前でした。
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by ma_cocotte | 2004-12-27 00:57 | Promenons-nous! | Comments(17)
『夢のまた夢』の夢。
もしも私が生まれ変わることができたなら『ヴァチカンの兵隊さん』になるのでせう♪
昨晩テレビで放映されたヴァチカンの深夜ミサで任務遂行中の彼らを拝見したらあらためてそう思いました。
なぜ?Why?Pourquoi?Perchè?
理由は単純です。ヴァチカンの兵隊さんの「制服」を着てみたいのです。

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かのミケランジェロ(1475-1564)がこの斬新な制服のデザイナーであります。
この色あわせといい,スタイルといい,チューリップズボンのビランビランのチラリズムといい,天下無敵の究極とはこのことざますね。平安時代にワープできるのなら,女御さんの十二単の襟重ねと色目勝負ができます,はい。
英語でSwiss Guardと呼ばれるヴァチカンの兵隊,来年は結成500周年にあたるそうです。ヴァチカン市国のHPを見るとなんとSwiss Guard募集要項が5ヶ国語で載っております。とりあえず英語で紹介いたしませう。
Admission Requirements
其の壱: I am a Swiss citizen. 
     私はスイス国籍者である。
其の弐: I am a Roman Catholic faithful. 
     私はローマン・カトリック信者である。
其の参: I am of a good moral ethical background. 
     私は良質の道徳的かつ倫理的素(質)である。
     (似たような語を二つ重ねているところにミソがこってり塗ってある)
其の四: I attended a military school in Switzerland. 
     私はスイス国内の軍人学校で教育を受けた。
其の伍: I am between 19 and 30 years old. 
     私は19歳から30歳の間である。
其の六: I am at least 174cm tall. 
     私の身長は少なくとも174cmある。
其の七: I am not married. 
     私は独身である。
其の八: I have either a professional diploma or high school
       degree. 
     私は専門分野の修了書または高校卒業証明書を持っている。
以上なのであーる。
身長174cm以上ならばスイス国籍の女性でもOKかしらん?とフランス語とイタリア語でHpを再度見ました。すべての条件が男性形の名詞と動詞で書かれていました。故に女性には資格がありません。
ぎょっ,フランス語(イタリア語も)では【其の参】が英語とまったく違う文章になっていました。
J'ai une réputation irréprochable.
日本語にすると「私は非の打ち所がないと評判です」。
あっちゃちゃー,私なんて非の打ち所のツボが全身に張りめぐっちゃってるもんね。
「眉目秀麗」が条件に入っていないのは良心的ではあるけれども,スイス国籍であってもカトリック信者でなければならないし,熱心なスイス人のカトリック信者がアメリカのウェストポイントやフランスのサンシール陸軍士官学校を卒業してもスイス国内の学校ではないのでこれまただめ。興信所が身辺調査をして誰か一人でも「あいつに泣かされたのよ,あたしっっ」なんてぽろりと言ったら致命傷になるわけです。本人の素養だけで入隊できるほど広い条件ではありません。とは言っても一昨年だったかスイス人家庭の養子となったアフリカ出身の男性がヴァチカンの兵士に選ばれたことは欧州では朗報となりました。
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「非の打ち所のないスイスくん」の頭の上に鉄兜
赤の羽飾りの無駄が素晴らしいヂャござんせんか!
ミケランつぁん,あなた,本当にブラヴォーよ!

兎にも角にも私が次の人生で「ヴァチカンの兵隊さん」になるためには死んですぐ天国の門前ハローワークで次回希望就職先を真面目に述べ,担当者と懇ろにならなければ「ヴァチカンの兵隊さん」になるための条件に適う環境に落としてもらうことは難しそうです。

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「甘いで,しかし」
と天から横山やっさんの声が聞こえてきました。

←普段の制服の「非の打ち所がないスイスくん」。

これでも十二分にかわいい!!!!!
白襟にこのタブリエの色目・・・Chouette!(シュエット-フランス語で「素敵!」)
せめて試着して数時間ヴァチカン宮殿の中で忍者ごっこをしてみたいものです。
隠れたつもりが迷子になってしまうのは確実です。

夢の中で遊ぶとしますか。

【Rétroliens*Trackbacks】
* *園丁日記* : こちらは無防備とはいかないらしき…そして中国。

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by ma_cocotte | 2004-12-26 00:45 | 『?』なKTOりっくん | Comments(25)
12月24日夕方,旧市街へもう一度。
クリスマスイヴの日没間際,お散歩がてらおらが街の旧市街へ。
午前中だと光線の加減で「いまいち」の写真ばかり。再度パチパチざます。
これぞ,まここっつぁんのリヴェンジ(復讐)ぢゃ。

やっぱり夜だね,おっかさん。
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ババン!とBûche du Noël (ビュッシュ・デュ・ノエル クリスマスの薪)。
どれも重さで売られます。良心的でしょ?
一本12~18ユーロくらい。
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左はプチフール。一口サイズのケーキです。
これはノエルだけでなく毎週土曜日夕方から日曜日にかけて安息日の「家族の食卓」に出すため店頭に多く出ます。いろいろな味を試せるのがうれしい!
ひとつ1ユーロ。多く買うと割引になります。

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夕方になっても雪だるまは微笑をたたえて宙に浮かんでいた!
そしてPère Noël (ペールノエル,=サンタクロース)は電子レンジの上。
シナモンの薪を抱えてらっしゃる。

流石,惣菜店のサンタさんなのであーる。

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ほんとに夜だよ,おっかさん。
左はシャケのテリーヌ。
真ん中は伊勢海老のパイ包み焼き。
上は小エビと帆立のソース和え。
左は蟹のグラタン。

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そして忘れちゃいけない京唄子ペンギン。
いとしの「けいちゃん」にお勧めメニューぢゃ。
Bloc de foie gras de canard en gelée 「あひるのフォワグラ」ゼリー寄せ
Langouste Belle Vue 「美しい伊勢海老」
Civet de Sanglier Grand Veneur 「偉大なる狩猟者によるイノシシの赤ワイン煮」
Pomme Caramelisée 「キャラメル焼きリンゴ」
Frômage du Berger 「羊飼いのチーズ」
読んでるだけでよだれが出ちゃう・・・。なかなか良いムニュぢゃね。メモメモ。

▼ココんちのノエルの夜のムニュムニュは▼
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by ma_cocotte | 2004-12-25 04:21 | Promenons-nous! | Comments(19)
冬の砂漠は冷えたことでせう。
12月24日の日没後はカトリックではすでに12月25日に入ったことになります。そして深夜ミサの開始と共にカトリック暦の新年が始まります。
世界の果てに至るまで地球上のカトリック教会はヴァチカンで決められた同じ聖書箇所を毎日のごミサで読み上げます。毎日曜日のミサでの朗読箇所はもちろん年毎に変わっていきますが,12月24日深夜のミサだけ毎年同じ箇所を読みます。
それはルカ福音2章11節。
「きょうダビデの町に,あなたがたのために救い主がお生まれになった。」
野宿をしながら羊の群れの番をしていた羊飼いたちに主の御使(天使)が現れて彼らにこう告げたのです。更に天使は彼らに話し続けます。
「この方こそ主なるキリストである。あなたがたは,幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが,あなたがたに与えられるしるしである。」(ルカ2章11-12節)
天使が去った後,羊飼いたちは「ベツレヘムへ行って主がお知らせ下さったその出来事を見てこようではないか」と話し合い,すぐにベツレヘムに向かってマリヤ,ヨセフと飼葉おけに寝かしてある幼な子を探しあてました。羊飼いたちは天使から聞いたことが何もかも本当だったので神を崇め,賛美しながら帰っていきました。

・・・とルカ福音にのみイエス誕生直後の話が書かれていますが,他の3福音(マタイ,マテオ,ヨハネ)には書かれていません。
だから12月24日深夜は毎年この箇所しか読めないのです。

この後のエピソードで,時の王ヘロデは自分の地位を脅かすような力があり,財を持ち,器量も良い男児が「救い主である」と思い込んでいたのですが,ナザレトという小さな町の工務店の家に生まれ,親は宿さえも取れずに馬小屋で生みおとされた男児が救い主であるはずがないと思いつつも,この年に生まれた男児をすべて殺そうとします。

ヘロデ王がそう思ったのも無理はないでしょう。それまでのユダヤの王は栄華を極め才色兼備の色男ですもん。天下のユダヤ王が馬小屋で生まれるなんてなかんべよ,と思っても不思議はありません。

11月最終日曜日から始まった待降節の間,教会も家庭も幼子イエズスの人形を飾りませんが24日深夜から飾るようになります。待降節の間にはミサで唄わなかったグロリアも斉唱します。
カトリックではこの日から来年春の復活祭,更に初夏の聖霊降臨までキリストの生涯を思い,考えながら毎日を過ごすことになります。フランスのカレンダーもカトリックの移動祝祭日に従っています。

今宵24日は馬小屋の聖家族3人を思い,祈ります。
深夜の砂漠は寒かったでしょうね。
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by ma_cocotte | 2004-12-24 06:17 | 『冬』 Rien de special | Comments(4)
第四待降節を過ぎ-ノエルのために揃える食べ物-
ノエルを迎える週になりました。b0070127_19192577.jpg
子供たちも先週金曜日午後からクリスマス休暇に入ったこともあり,どこの商店街も大賑わいの今週です。
ノエル直前週となり誰もがノエルから元旦までの食料買出しを始めます。
南仏の家庭ではいったい何を食べるのか?意外にも夕食の主菜以外は手抜き料理の数々です。いわゆるハムやテリーヌなど保存食を買い集め,ノエルから元旦までそれをちびりちびりと繰り返し食べます。夕食の主菜もオーブン料理が多く,余熱調理ができ繰り返し温めなおして食べられるものです。こうすることでママンが家族と一緒にテーブルにいる時間を長く保てます。ノエルから元旦の一週間は一年中食卓を守るママンに楽をしてもらう8日間でもあります。
そこはかとなく日本のおせち料理の考えと似ています。

さて南仏ではどんな食料を揃えるのでしょう?
もちろんスーパーに行けば合理的に買い物ができますが,待降節以降各地で開かれるノエル市でも買い揃えることができます。
こんにちはノエル市で見つけた南仏の「おせち」を紹介します。

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牡蠣をはじめとする魚介類を食べつくします。
たいてい食卓につく前のオードブルに出されます。
バターをたっぷり塗ったカナペと呼ばれる楕円のパンと一緒に出します。

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エスカルゴはいかがですか?
これもカナペに乗せてパクリ!
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ガチョウペーストとガチョウ料理の瓶詰め。
鍋にあけて煮ると一品料理に変身します。
オワ,オワ!
Oie! Oie!
Oie(オワ)はフランス語でガチョウのことです。


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ソシソン!
日本のサラミに近い食べものでしょうか。
サラミより数百倍おいしいですけど。太るんだな,これが。
左はいのししのソシソン,右上はハーブを塗りたくったベーコン・ソシソンです。
牛はもちろんですが水牛,山羊,馬など肉別,ハーブや胡椒,唐辛子など風味別といろいろなソシソンを選べます。

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南仏の食卓にはかかせないオリーブオイル。
灯油タンクで購入する人が多いです。
味見をして好みの渋み,甘味,深みを見つけます。
バターの代わりにパンにつけて食べることもあります。
13デセールに添えるPompeという丸く大きく甘いパンもオリーブオイルをたっぷり混ぜて焼きます。

b0070127_2124837.jpg生ハムとチーズとバター!!!
フランスのハムは本当においしい。塩がいいのかしら?
お肉の身のしまり具合も肉汁も味も日本では味わえません。
骨付きハムは枚数と厚さを告げてその場でスライスしてもらいます。
チーズももちろんおいしいけれどバター。これも涙が出るほどおいしい。
フランスのバターはほんのりと甘いのです。塩が入ったバターはもちろん売っていますが主流ではありません。
再来年,私が引っ越すポワトゥシャラント地方にはエシレという世界一おいしいバターを作る町があります。

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やはり13デセールにかかせない胡桃です。
毎日,これを割ってはボリボリ。
顔中にきびだらけになりそう。

こんなに買ってどうするのかしら・・・?
そういえばイタリア料理でくるみソースのパスタ!
手間がかかるけどとーっても「ぶおのぶおの」♪
南仏はイタリア系が多いもんね。

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そして蜂蜜!
左の白濁したものは南仏名物のラヴェンダー蜂蜜です。
ずばり申し上げますが「涙チョチョぎれるほどおいしい」んざます。
硬くなったパンにバターとこの蜂蜜をたーっぷりつけて朝食♪
右の黒い蜂蜜はローズマリーの蜂蜜。これはかなり濃い味です。

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栗とヴァニラのペースト。
朝食にはもちろん,これを混ぜてパウンドケーキを作ったり,ヨーグルトや生チーズに混ぜて食べたり・・・ゴーフルやクレープに塗ったり。
すこぶる美味ぢゃよ。

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パピィ(おぢいちゃん)とマミィ(おばあちゃん)はお孫ちゃんたちに渡す「お年玉」。
ボンボンと一緒にお小遣いも添えましょう♪

ムッシュウ,かわいらしく包んでくださいね。
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マルセイユといえばこのお菓子「Navettes ナヴェット」です。
船の形をしたこのお菓子,ちょっと硬いクッキーで口に含むとオレンジの香りがほわーんと広がります。

ノエルの夜,これを食べると来年も縁起の良い年になります。


▲ところで私の厄・・・▲
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by ma_cocotte | 2004-12-23 00:01 | 『冬』 Rien de special | Comments(30)