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2005年2月28日お昼前、空に初雪
Il neige・・・雪だ・・・・・。
如月(きさらぎ)最後の日,南仏蘭西に雪降り積む。
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30分もしたら「まっしろけのけ」。

なごり雪も降る時を知り。
春はすぐそこ。
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by ma_cocotte | 2005-02-28 20:44 | Promenons-nous! | Comments(42)
「静かな日曜日」はいつまで続くのでしょう?
フランス共和国の日曜日は本当に静かです。前日土曜日の日暮れも過ぎると町はしーん。一方それぞれの家庭の窓から温かい光がもれ,明るい話し声が響くようになります。
私が住むような田舎町になると,日曜午前中パン屋さんやお惣菜屋さんなど数軒が開いていますが,ほとんどのお店は完全休業です。日曜午後の旧市街はまるで「死の町」。おまけに町と町をつなぐ公営バスも日曜は完全休業。自家用車のない家庭は遠出ができません。日差しも柔らかくなった午後遅く,旧市街の商店のシャッター絵を見れるのも店舗完全休業の日曜午後だけのお楽しみです。この写真はおらが町でもっとも高級そうに見える宝石屋さんのシャッターです。もしかしてユダヤんかな?(核心まったくなし。でも真ん中の人物がダイヤモンドを持っているのでやっぱりそうかも) そこはかとなく異国の匂いがぷ~んとする絵です。
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なぜ日曜日フランス全国の商店が休業なのか?というと元々はカトリックの安息日だからです。1905年政教分離の法令発布後,この習慣は「フランスの生活文化習慣」という位置付けで,政府は決して「宗教の習慣」とは公言しません。が,フランス国内の商店が日曜日に休業することは法律で定められており,前述のように日曜午前に開店している店は国・自治体に営業許可を申請した結果,日曜営業を認められての開店です。この他にも週35時間労働も法律で決められているため土曜日開店の店はたいてい月曜日を代休日にしています。

ココんちから車で北東に20分ほど向うとPlan de Campagne (プラン・ド・カンパニュ)という大商業地区があり,フランス国内で唯一,商業地区内の数百に及ぶ店舗が日曜開店していることで有名でした。日曜日になるとここに通じる幹線道路は大渋滞,駐車場の車ナンバーは他県のものばかりという大盛況ぶりです。なぜ「でした」と過去形なのかと言うと,ここ数年パリ郊外でもPlan de Campagne の日曜集客率に目をつけて日曜開店月曜休業を実施する大型店舗が次々に誕生し始めました。
ところがどうもプラン・ド・カンパニュもパリ郊外店も相当の稼ぎを見込んで政府に払う罰金までも収入予算に組み込んだ違法日曜営業だそうです。政府としては罰金収入があり内心うれしいものの,違法行為を奨励してはまずい!と昨年まずプラン・ド・カンパニュに日曜閉店命令を通告。罰金額と折り合いのつかない儲けの数店が日曜閉店に応じたものの,ほとんどの店が現在も頑なに日曜開店を続けています。
全国チェーンの大型店舗ならば従業員のシフト勤務や全体収入で政府も法律も軽んずことができますが,昔ながらの小規模店舗は今も厳しい法律に従っての営業です。

本来すべての国民が平等に家族と神さまを思って静かに過ごすための「安息日」に大規模店舗が「金の力任せ」にお国に向ってお尻ペンペンするのは「日本型エコノミックアニマル」はたまた「Américanisér アメリカニゼ,アメリカ化する」と失笑,揶揄されるフランスですが,果たしてこれは良いことなのでしょうか?悪いことなのでしょうか?

私は「静かな日曜日」が好きです。 みんなが休みなのだから不便はまったくありません。
例えば日曜日の公園で楽しそうに遊ぶ家族連れを垣間見るのはなんとも心温まるひと時であります。心の癒しです。やっぱり家族を忘れちゃいかんよ。一日まったくお金を動かさないでも見出せる「楽しみと喜び」はあるはずです。
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by ma_cocotte | 2005-02-27 17:58 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
こんな小春日和の穏やかな日は。 
昨年秋マルセイユ3区Belle de Mai ベル・ド・メという地区に大きなアジア食材マーケットができました。このお店,これまで南仏に点在していたアジア系移民が経営する食材店タイプではなく,外見は普通の欧州系スーパーマーケット!10機近く並ぶレジには各種アジアん美女がずららららでチーンです。店内に入るとアジアが世界の中心(それをヒトは中華と呼ぶ,これ本当)の品揃え。遠慮がちに並べられているフランスの食材を見るとどうも大手hypermarché ハイパーマーケットチェーン Géant がパトロンという匂いがプンぷプンとする店舗です。

今月23日からフランス国内ほぼ全域で相当量の雪が降っており,ニュースでは教皇さまの容態を告げるトップの次に「雪」の話題,そしてさよならゲマーさん,25日とうとうゲマーさんは辞職しちゃいました。
ココんちもいちおうフランス共和国ブッシュ・デュ・ローヌ県にポチンと存在するわけですが,雪を眺めて歌を詠むどころか,窓からは陽光がふりそそぎ,春を告げる黒歌鳥の軽やかな声がピチュチュチュチュと心地よく耳に入るここ数日なんであります。とはいえ,先週まで1か月近く風速100以上の北風が吹き続けた日々を耐え抜いて皮下脂肪をたっぷり付けた私,このアジアんマーケットにむくんだ足を運んでみました。
実は私は日本人なんですが子供の頃はチョコやパン,グラタンとバタくさいものが大好きでご飯・お味噌汁なしで生きていました。が,こうして海外に住むと突然無性に日本のものを何でもいいから食べたくなることがあるのです。花の都おパリなら日本食材店が数軒あるので慣れ親しんだ懐かしいものを手に取ることができますが,私のようにド田舎暮らしとなるとアジア系食材店で眼底が痛くなるほどシラミツブシで店内を見回り,棚最下段で埃にかぶった日本食材を見つけては「I got it!!! あ~いがーりっと!」とニヤけるのが実情です。そんなわけで今回も果たしてどれほどのズバリ!日本に出会えるのか?とドキドキワクワクしながらアジアんマーケットを探検してみました。

題して「そこの奥さ~ん,籠ん中見せてください」

「え?奥さんってあたし?あら,やだ」と思いっきりインタビュアーの肩をぶったたいて,奥さんが籠をひっくり返して出したもんがこれ(↓)ざんす。
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写真奥: アジアんスーパー「巴黎超級市場」のビニール袋
〃奥左: 「えのきだけ」と信じたい缶詰 0.69ユーロ
〃中左: はっきり言える中国産乾麺 0.56ユーロ
〃奥中: はっきりくっきり台湾の油麺 1.10ユーロ
〃奥中右: 小豆白玉と思い込んで食べることにしたヴェトナム「椰子乳小豆」二人分 2.20ユーロ
〃右から二番目: パッリパリの「茹でモヤシ」であってほしいと祈ってしまった缶詰 0.55ユーロ
〃右: どの角度からどう見てもズバリ韓国白菜キムチ」 0.85ユーロ
〃手前右: 薩摩揚団子とマインドコントロール!実はタイの白身魚すり身団子 3.20ユーロ
〃手前中右: そんなに大きなフォントで書かなくても味噌とわかる府中味噌 3.20ユーロ
〃手前中左: 厚揚げと信じたい「何か」 1.91ユーロ
〃手前左: 絹ごしと一応日本語が書いてあるけれど誰が作ったかわからないお豆腐 0.85ユーロ
以上,15.11ユーロ!(約2085円)
奥さ~ん,協力あっりがとうございました。記念に洗剤一本どうぞ。

というわけで,上記リストで顕著なのは台湾までの食材は出自が明確なのに,日本についてはお味噌以外,買い手の想像力と思い切りで手にしなければならないことです。しかも台湾や韓国までの商品や怪しげな日本食材はお手軽お気楽価格なのに日本とはっきりわかる製品だけ2倍から3倍の値段に跳ね上がるのは当たり前です。お財布の中身と相談して「きっと日本と同じよね?」と他のアジア諸国製品のおしょうゆ,酒,米,酢を代用することもあります。食品のあたりはずれでドキドキするのは本当に日常茶飯事です。

何故なんでしょう?
食材だけに限らず,車は右側通行に始まって衛星放送,コンセントの電圧に至るまで日本は孤立しており,日本海から東シナ海にかけて日本を包む見えないバリアーがあるのでは?と疑ってしまうくらいです。21世紀に入り欧州ではアジア諸国が身近な国とクローズアップされていますが,日本だけは敷居の高い国であり明らかに他のアジア諸国と異なる位置付けであることはこうして生活しているとひっしりひしひしと感じます。

・・・・泣かないでください・・・・私まで泣きたくなります,うっっうっっ。

Bon dimanche


*「ぼん・でぃもぉんしゅ!」=すてきな日曜日を!

この食材で何を作ったのでしょう,まここっつぁんは・・・。
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by ma_cocotte | 2005-02-26 18:01 | Promenons-nous! | Comments(35)
出たな・・・・おぬし。
こやつめ,帯をぶった切って力の限りひねらないと中身が見えないのぢゃ。
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Bonne Maman 社の新製品。
Création Gourmande 
"Fraises et Fraises des Bois"

美食家の創造 「苺と木苺」 190g

白濁色の瓶,深緑のギンガムチェックの蓋,そして赤をそこはかとなく効かした外見は限りなく新鮮。これぞ今までのボンヌママンのジャムの雰囲気を逸脱する斬新さ。しかも封印なんてもったいぶったことしてさ。
ニクいね,この。

中身がどんなものか知りたくなるではないか。
どれどれ・・・瓶の中はなんとな。
Fraises 苺 76%
Fraise des Bois 木苺 24%
Sucre 砂糖 
Sucre roux de canne 赤砂糖
Jus de citrons レモン汁
Gélifiant ジェリ: Pectine de fruits ペクチン
100gにつき50gのフルーツ,砂糖は100gにつき60gで準備いたしましたとさ。

・・・ちっっ,どっからぶった切っても無駄なものが見つからない内容ぢゃ・・・・。消えるぞ。
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by ma_cocotte | 2005-02-25 07:45 | The ou Cafe? | Comments(42)
引っ越したばっかりで再び引っ越すことになった大臣-おら,ぶったまげたっぺよ-
この方,Hervé Gaymard エルヴェ・ゲマーとおっしゃる。
1960年5月31日Savoie サヴォワ地方生まれの44歳。
このムッシュウ・ゲマー,44歳という若さでフランス共和国の財務大臣であらせられる。

b0070127_425943.jpg彼の家族構成は妻ひとり,子供人(まだ増える可能性があるそうだ)。
この驚くべき子沢山の家族構成はまさにふた昔くらい前の典型的フランスインテリクラスのカトリック信仰が深~い家庭環境なんである。ゲマー氏も自他共に認める信仰厚いカトリック信者だ。だから彼の子供が8人と聞いて「Bravo!ブラヴォ!それでこそフランス人だ!」と賞賛する人もいれば,「古いわよね,8人ですってよ」と皮肉な笑いを浮かべる人もいるわけです。(私の場合,理由は何であれ「大したもんだっぺ」と聞くなり感心したっぺよ)
さて先週2月16日発行された週刊誌 Le Canard Enchaîné (ル・カナル・アンシェネ,鎖につながれた鴨という意味)の一面にはなんと財務大臣の名前 Hervé Gaymard が赤やら黒でドン!どどん!と飛び交っているではありませんか。今年で創刊90周年を迎えるこの伝統ある風刺週刊誌になぜエルヴェ・ゲマーさんの名前が飛び交っちゃったのでせう?
それはナニかと尋ねたら~♪
べべんべんべん♪
昨年11月末サルコジ前財務相が次回大統領選挙に向けての準備のため職を辞したことにより,ゲマーさんが後任の財務相に選出されました。彼は選挙地盤でもある生まれ故郷のサヴォワ地方から家族9人を2月初めパリに呼び寄せましたが,借りたアパルトマンがフランス庶民の誰もが行くのに躊躇っても大胆な日本人がうぢょうぢょ闊歩しているアヴニュ・モンテーニュ(パリ8区にある超ウルトラ高級ブティックが立ち並ぶ通り)近くの物件。なんとその面積は600平方メートル,一ヶ月あたりの家賃は14000ユーロ (日本円にして約1,932,000円也,チーン!),おまけにその家賃は国費,つまり国民の税金で支払われている!・・・とゲマーさんはLe Canard Enchaîné(鎖に繋がれた鴨さん)にガアガアとスッパ抜かれてメッタギリされてしまったのであります。
この鎖に繋がれた鴨さんの紙面右には,赤ん坊を背負った黒人移民女性が「私には子供8人がありアパートを探しています」と役所の窓口のムッシュに相談したところそのムッシュが「ああ,あなたはゲマー夫人ですね?」と確かめる風刺画まで掲載されています。実は国庫が払うゲマーさんのアパルトマンの家賃14000ユーロはフランスにおける最低賃金(SMIC)の10倍なのでありますっっ。国民の多くがこのSMICの算定基準で何らかの生活保護をもらっているフランスではまさにゲマーさんの賃貸アパートは

C'est Scandale!!! スキャンダルゥ!!!

ずばり,醜聞でございます。もちろんココんちではそれを聞くなり「っざっけんな,ヴァッキャロー」の雄叫びと遠吠えの不協和音が・・・。
しかも鎖に繋がった鴨さんにメッタギリされた翌日,国営放送France2の公開討論生番組「100 MINUTES POUR CONVAINCRE」にエルヴェ・ゲマーさんは生出演という運命・・・。元財務大臣Dominique Strauss-Kahn氏にこの痛い話を更にチクチク突っつかれてしまいました。その場でゲマーさんは「私は多忙だったゆえ役所任せで見つけた物件で,自分はそんなに高い家賃だと知らなかった。すぐに引っ越します。」と宣言。入居後わずか1週間あまりで豪華アパルトマンからゲマーさん一家は出て行くことになりました。

新聞・雑誌でさらし者になってしまった財務相ゲマーちゃんをラファラン首相は「So you don't have to worry, worry, 守ってあげたい」と大臣の公邸国費負担について新しい規定をすぐに発表しました。その規定は
*夫婦の場合80平方メートル以上の物件は国家負担しない。
*子供ひとりにつき20平方メートルが加算できる。

(つまりゲマーさんちの場合,80+(20×8)=80+160=240平方メートル)
*既に私邸を持っている大臣にはこれは適用されない。
というものです。
とっころがだ。 ぱしっっ!べべん!!!
鎖に繋がれた鴨さんにぐわぐわがあがあとスッパ抜かれてメッタ切りされて1週間,どうやらエルヴェ・ゲマー財務相は
既に私邸を持っていたにもかかわらず国費で高級アパルトマンを借りたとか(え?そりゃひどい!)
*しか~もその持ち家を他人に貸与して自分は国費で借りた高級アパルトマンに引っ越したとか(ゲマちゃん,あんた極悪人だぜ!)
*その600平方メートルの室内を思いっきり国費で改装したとか(・・・うっうっ・・・←日曜大工女まここっつぁんが言葉にならずむせび泣いている)
*実は本当の家賃は約150000ユーロだったとか(なにぃ!? ぶ,ぶった切ってくれようゾ。)
*そして高額のアパルトマンを選んだのはClara夫人だとか(「他人任せ」という大臣の発言は嘘だったのか?)
などなど何から何までずずずいーっっとニュースでゲマー家のその後が逐一発表される日々が続いております。
てなわけでフランスのマスコミはこの話題で

そりゃもう大騒ぎさっっ!!!


France2の公開討論生番組「100 MINUTES POUR CONVAINCRE 説得するための100分」
http://info.france2.fr/emissions/272520-fr.php
これ↑をクリックしスクロール,画面が出てきたら左上のカメラマークをクリック!
シュトラス・カーンおぢさんに突っ込まれる青年ゲマーくんがそこに!
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by ma_cocotte | 2005-02-24 16:50 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(20)
仏蘭西にとっては『馴染みの濃い国』 -Malte マルタ-
b0070127_21434462.jpg2000年6月「夫になる前」の夫が私の両親に会うため,日本に行くことになりました。出発が近くなり「夫の祖母」宅に昼食に招かれた時のことです。まさか自分の孫がインドシナの更に向こうの国の女性と結婚することや彼女の国に観光に行くとは「夫の祖母」には簡単に信じられないことだったようで,「無事に孫がフランスに戻ってこれるように」と夫には彼の洗礼式で代母(洗礼の証人)がくださった十字架(写真右)を,私にはマルタ十字のペンダントヘッド(写真左)をお守りとして渡されました。

マルタ は地中海東南寄りに浮かぶ島国です。日本で育った私にとってはマルタは世界史の授業で「マルタ騎士団」という語で聞いたことがあること,友人からもらった雑誌にマルタが有名な猫島として特集が組まれていたことくらいしか脳味噌に刻まれていませんでした。
ところがフランスでは一生のうちに訪ねるべき巡礼地のひとつがこのマルタです。夫の祖母が私にお守り代わりに与えた独特な十字のペンダントヘッドも,彼女がかつて巡礼(と言っても観光を兼ねていますが)に行った時に記念として手に入れたものだそうです。私は高校卒業時に母校から記念にいただいた十字架のペンダント(写真中)に添えて身に着けることにしました。
余談ですが,フランス女性が首周りをネックレスで重たそうに見えるほどキンキラキンに飾るのはつとに有名ですが,ペンダントヘッドをそれぞれ見るとカトリックのお守り(medailleメダイユ)であることが多いです。ありったけの幸運・好運・縁起を身に着けていることになりますね(笑)。

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これまで何度かココんちの隣町Vitrolles ヴィトロールを紹介しましたが,その旧市街に建つ教会はなぜかこのマルタ(聖ヨハネ)騎士団を結成したGérard Tencque ジェラァル・トンクの名を冠しており,看板には1744年の祝別と記載されています。・・・革命前だゼ,おっかさん。

教会の中はこんな感じ。
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「こんな綺麗なもん隠しておいていいのかあ・・・・?」というのが第一印象。
ヴィトロールの旧市街は観光地ではないのでカトリック祭事とノエル市開催時にだけ大扉が開かれます。
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マルタ十字の紋様が出てくるたび,夫の祖母からもらったペンダントヘッドを思い出す私です。
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by ma_cocotte | 2005-02-23 00:00 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(32)
今日から学校:フランスの専業主婦はマッタクモッテ楽ぢゃない
ココんちの地元の学校は2週間の冬休みが終了し,こんにち午前から授業再開です。

なぜ「地元」なのか?というとフランス国内を3ゾーンに分割し長期休暇をずらして設定しているためです。こうすることで誰もが観光地でヴァカンスを気持ちよく過ごせるようにと言う国家の国民への配慮です。社会人の長期休暇も優先順位は(結婚していようがなかろうが)子供を持つ者が最優先,次に家族がある者,独身者という順番で配分されます。

フランスの就学制度では3歳から前初等教育過程(3年)が始まりますが,2歳になった段階で登録可能,たいてい2歳半から入園します。ほとんどの場合Ecole matenelle (エコル・マテルネル,幼稚園)は小学校付属として併設され,同じ敷地内に置かれています(稀に数軒離れていることがある)。初等教育過程と呼ばれるEcole primaire (エコル・プリメェル,小学校)は10歳まで。就学時間は3歳児であっても朝8時半から夕方4時半までとなります。

b0070127_20252148.jpg学校が始まると毎朝8時頃,午前11時45分頃,午後2時頃,午後4時半頃の計4回,ココんちの階下の歩道からひっきりなしに子供達とママンの声が聞こえるようになります。そして車道は午前8時半と午後4時半に軽い渋滞というのも恒例です。これは親が子供を学校に送り迎えをするために起こる現象です。フランスでは幼稚園から小学校卒業まで園児・児童が単独で家庭と学校を往復することを禁じています。かならず親が学校の正門前まで子供に付き添うのが義務です。門も決まった時間にのみの開閉で就学時間内に門が意味なく開かれることはありません。そして児童の登下校のため門が開く時間は地元警察官が学校周辺に配置されます。(写真は子供を迎えに行くママンたち)

さて,この就学時間内にはもちろん昼食があります。フランスの学校にはCantine (キャンティン)と呼ばれる食堂棟が校舎と別に設置されており教室内で昼食はとりません。このキャンティンで昼食をとれるのは両親が働いている場合に限ります。就学年度始めに親は就職先から「就業証明書」を発行してもらいそれを学校に提出すると子供のCantineでの昼食が可能になります。ですから専業主婦・主夫の場合は午前8時半に子供を学校に送り届けた後,午前11時半には門前に待機,子供と帰宅してきちんとした昼食,その後午後2時前に子供を学校に送り届け,午後4時半に子供を迎えに行く・・・という4往復の義務を果たさなければなりません。(最低8年間。フランスは小学校から留年があります)更に厳密に言うならば「必ず親と子は手をつないで歩く」ことも義務です。こうすることで判断力も未熟な園児・児童が公共で孤立することは決してありません。
それぢゃ午後5時までの就業条件ゆえに4時半に迎えに行けなかったらどうすればいいの?
学校内には教職員寮が併設されているので園児・児童を6時まで預かることが可能です。心配はいりませんよ。(逆に親が4時半に迎えに行けても子供の勉強が遅れている場合は6時までの残り授業を宣告されることもあります)更に夜6時を過ぎても親が子供を迎えに行かないと「親権者の義務放棄」として学校が警察に子供を渡すことになります。ひぇっっ,裁判沙汰ざんすよ!

Cantineのmenu(ムニュ,献立)は学校の正門前の掲示板に張り出されるので,門が開いて下校する子供が出てくるまでママンたちはそのムニュを見て自宅の献立とバッティングしないようにします(一方まここっつぁんは何を作っていいのか行き詰ると学校前のムニュを参考にしますです)。最年少は2歳半からCantineで他人に混ざって食事をとることになりますが,食事はフルコースでスプーン,ナイフ,フォーク使用,給仕人が料理をそれぞれのテーブルに順に従って配膳します。こうしてテーブルマナーを日常で身に着けることになります。

というわけで,フランスの専業主婦お母さんはおせんべボリボリでテレビが熱くなるまで見ている暇はまったくございません。お昼だって学校給食を食べている同級生と同じ細やかさでマナーも教えなければなりません。子供の送り迎えがおっくうで仕事を探す女性もいるくらいです(笑)。

先週15日全国規模で高校生の「学業地方分権政府案反対」デモ行進が行われましたが,フランスの公立校は全国をAcadémie アカデミィと呼ばれる23学区に分け,各学区にRectorat(レクトラ,大学区庁)を置き,幼稚園から大学まで監督するという中央集権システム(つまり国立)です。高校生がデモを決起してまで恐れているのは地方分権にすることで学業不均衡や学費格差が生ずることです。国家が定めた前初等教育の目的は
「園児・児童の想像力や知力の発達を促し,
身体や行動の発達欠陥を早期発見し,
自由を尊重しながら人格発展をうながすことにある」
です。フランス共和国国家にとってフランス国民の子供は「未来の納税者」であり「知恵を無限大に秘めた」なのであります。宝を蔑ろにする親権者への公的制裁も厳しいのであります。

冬休みは20日で終了しましたが40日後には復活祭休暇が始まるココんち周辺の学校でした。
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by ma_cocotte | 2005-02-22 00:27 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(45)
Milkaよ,キミはなんて罪なチョコなのだ。
ところが,だ。
これを見つけてしまうとマスタークレンズを延期することになってしまう。
が,仕方あるまい,見つけてしまったのだからして。
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Milka "CHOCO-SWING" チョコレートビスケット入り
Milka ミルカ のチョコならなんでもいいの。どれも美味しいのだもの。
このミルカのチョコスウィング,300g なんである。
300gなんてちゃんちゃらちろりんの小鈴ちゃんよ。
ドン!とかかってらっしゃい!請けてたつわよ!! うぉーふぉっふぉっっ
なのであります。
で,請けてたってしまったところ
おっ?あっっ!うっっ!?
期待・想像以上の美味しさなのでありました。
そして包み紙の背面を見てしまったら姉妹品が書かれてしまっていた。
ミルクビスケット入り,ゴーフレット(ウェハース)入りが姉妹品なんですと・・・。
・・・・私にはMilka 全製品を食べるという義務喜びがあるのである・・・・。
てなわけでマスタークレンズ再延期になってしまった。

Milka よ,はっきり言おう。本当にキミは罪なチョコだ。
Chicago "Will you still love me"
聴きながら
カリっとかぢるMilkaチョコ
なんて切なく甘いのだろう
涙ほろり     (字あまり)

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by ma_cocotte | 2005-02-21 04:48 | The ou Cafe? | Comments(58)
Thé minceur 痩身茶-ピ~ぃっピっピっでオーライっと!きたもんだ。
エイメリカはNYCにお住まいのタクスき~ラ雅子さま,そして地中海はマルタ島にお住まいのSahoさまご推奨のMaster Cleanse マスタークレンズ。ダイエットと言うよりも体内に貯まってしまった不要物(毒素)を一掃して本来のあるべき健康体を作るのが第一目的の療法である。そうすることでお肌はつるつる,身体も無駄な毒素が放出され引き締まるのでダイエット効果もあるンである。
ぶよんぶよぶよ~んの私としては,ほら!すぐそこの近未来でぜひともマスタークレンズを実行したいんだな。そしてこれを実行するにあたり,毎晩「痩身茶」を飲むと一層効果が増すそうなんである。
とりあえず手始めにココんちの地元で「痩身茶」を見つけた。
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左はヴェトナム系アジア食材店で購入のGreat Impression
漢字で書くと「大印象」,そのまんまとはこのことなり。ほとんどまったく同じ箱で西洋女性がビキニでうっふんな「痩身茶」も店頭に並んでいたが,やはりここは目標を見据えるためにも(私とは似ても似つかないけれど)アジア系女性が「ビキニでうっふん茶」を選んだ。
右は地元のスーパーのBio食品コーナーで見つけたThé Minceur テ・マンスゥル
日本語に訳すと「痩身茶」,やっぱりそのまんまなりなり。なんとスウェーデン系のBio食品会社Distriborg から出ているのだ。

「大印象」茶の内容を見ると,純天然中薬,降脂植物糖,羅漢果,烏龍茶ですと。
抽出したお茶にちょっととろみがあり甘いのはこの内容のせいかしらん?
そしてテ・マンスゥルの内容は緑茶42%,しもつけ草35%,とねりこ15%,天然パイナップル香料8%だそうだ。両方のお茶とも夕方5時から飲み始めると翌朝「効く」。
五人囃子の笛太鼓 週末楽しく 痩身茶 ずっビズビズば

Bon dimanche


*「ぼん・でぃもぉんしゅ!」=すてきな日曜日を!
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by ma_cocotte | 2005-02-20 00:03 | The ou Cafe? | Comments(20)
Adieu, Francs・・・フランさんよ,さようなら。 
こんにち2005年2月17日を限りに旧通貨単位 Francs フラン硬貨は失効です。
(ちうか人民共和国で溶かされてお鍋になるとは本当でせうか? あなおそろし)。
2002年1月1日からフランスの通貨単位はEuros ユーロになったけれど,数字音痴の私は今でもフランに換算しないとピンとこないことばかりです。ユーロになって欧州内の国々が密接になったのは確かですが,一方で物価は泣きたいくらい急上昇し続け,庶民にとっては手放しで喜べないユーロの現状でもあります。

硬貨両替最終日の今朝は「整列」なんて知らないだろうフランス人がBanque de France に両替のため長い行列を作っています。へそくり交換かしら?
今日の硬貨失効期限以降,フラン旧紙幣が徐々に失効になります。
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1993年に生まれた「星の王子様」50フラン札は色といい,デザインといい,大きさといい,最も人々が使う通貨価値(1000円弱)に定めたことといい『貨幣界のホームラン王』だと思います。この「星の王子様」紙幣ですが,2017年2月17日までBanque de Franceでeurosに両替可能。価値は7.62ユーロ。(あら?換え得よ,奥さま)

使わないとは言え,過去のものとは言え,このお札を見るとほとばしり出るような思い出がいっぱいあります。慣れ親しんだフランが本当に消えてなくなってしまうのはさみしいものです。
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by ma_cocotte | 2005-02-17 23:59 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(6)