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今日は私の「マイカー爆発記念日」です。
こんにちは3月31日

今日は何の日? フッフゥ♪

今から5年前ココんちの車が爆発した日!

なのですよ,みのさん。
1999年1月26日にフランスに入国した私がその後「私の夫になる前の夫」に遭ってしまいまして2000年2月から彼のアパルトマンに住むことに相成りました。留学生の引越ですから大した荷物ではありませんがそれでもささやかに荷物は増えており,エクサンプロヴァンスと彼の住む町には長距離バスが通っているとは言っても一日数本,料金も高い! てなわけで,いろいろ考えて中古車を買うことに決めました。ディーラーで見つけると高くつく中古車も情報交換誌の個人売買で探すと廉価な車が見つかります。私達が見つけたのはフィアットパンダ,5000フラン(約90000円)でした。広告主に電話をかけ,まず待ち合わせ。待ち合わせ場所にいたのはそれは素敵なマダムで,売車のある彼女の自宅に行くとなんとエクスからVauvenargues(ヴォヴナルグス,ピカソの墓がある小村)に向う途中の大邸宅でした。売車はトゥーロンの大学に通う息子さんのものだそう。ワインレッドのパンダちゃんでした。色は私好みで迷わず購入を決めてしまいました。

こうして手に入れた初めてのマイカーは私の引越に120いや150%以上の大活躍をしてくれました。イタ車ってかわいいのですよ,外見も中身も。うきうき楽しく乗っていたものの,ある日「夫の母」が「この車,油くさいわ」と指摘,考えてみるとガソリン消費量も早い。でも改善する術も知らず乗り続けていた2000年3月31日夕刻,突然走行中のパンダくんのボンネットから煙がもやもやと出てきました。びっくらこいた私達はすぐ停車しエンジンを止めましたが煙は収まりません。私のかわいいパンダちゃんが白い煙を吐いている・・・・もちろん人がたくさん集まってきました。そして


BOMB!!


そしてボンネットから火柱が一本ドーン!と,・・・ああ・・ああ・・ああ,あああぁ・・・。
さ,エッヴリバディ,ご唱和願います。
♪さよなら大好きなひとぉ さよなぁら大好きなヒト まだ 大好きなひと~ぉ♪
♪くやしいよ,とてもぉ  かなしいよ,とてもぉ  もう帰ってこない♪
♪それでも 大好きなヒト~ぉ♪
・・・と言いたいところですが,夫は「二度とイタ車は買わない」ですと。
この決心はどんなにかわいいフィアット車を見ようが,身悶えるほど格好いいアルファロメオを見ようが変わらないそうです。一方,私はかわいい新型フィアットパンダを見るたびに「フィアット,いいよね・・・ね?」と未練たらたらタランてぃ~ノです。

4月1日はご存知「エイプリル・フール」。
フランスではPoison d'avril (ぽわそん・だヴりる)と呼ばれ,他国同様「大嘘をつくビッグイヴェントデー」です。忘れもしない2000年3月31日パンダくんが火柱をあげた直後,天地をひっくり返したような大雨が降り始めました。こうして土砂降りの雨の中,即死したパンダくんと私たちはレッカー車に乗ってドナドナの旅が始まりました。
ドナドナドォナ,ド~ォナァ♪ 
フィアットを乗せてぇ・・・ドナドナドナ 揺られて行くのぉ♪
エイプリルフール前夜祭にしてはあまりにも派手なビッグイヴェントでした。
おそらく「滝のような雨,天にのぼる火柱」なんてプリンセス・テンコー級です。

一生忘れることはないでしょう。
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by ma_cocotte | 2005-03-31 18:01 | 『?』なたわ言 | Comments(8)
Ça va pas la tête !? たかが筆記体,されど筆記体 
3月もそろそろ終わり。
彼岸を過ぎたあたりから私の持病である花粉症が顕著になり始めました。
先週23日夕方に突然左目が腫れあがり膿のようなものがドクドクドクというオカルトな現象!
19時閉業間際の眼科に飛び込むなり,仏頂面の受け付け嬢(ただし50代後半)に
「Venez plus tôt possible! できるだけ早く来て頂戴ね!」
と思い切り真面目に怒鳴られました。私にしてみればできるだけ早く来たら閉店間際だったワケでして・・・。初対面で怒鳴られたので私もはっきり「なら結構です。クリニック(私立病院)の救急に行きます!」と言ってその場を立ち去ろうとしたら,
「あそこには眼科はないのよ!」
結局,奥から物静かな男性が出て来まして彼が眼科医。診療3分で済みました。治療費を小切手で払い,医師から渡されたのはコレでございます。

↓ フランスの「お薬処方箋」 ↓
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Do you read it?

実は私は数年前から日本國の「ゆとり教育」なるものに疑問を持っておりまして,その疑問たるや挙げたらキリがありません。円周率,当用漢字・・・。とうとう一昨年だったか文部科学省が「筆記体を教えません」と発表した日にゃあ,あたくし怒髪天を突いて突いて突きまくっております。アルファベットたった26文字の筆記体,いや大文字と小文字で52種にしても,いやいや活字体の大小文字を含めて104文字にしても,それさえ暗記するのが今のニッポン人には「苦痛」なのでしょうか? アルファベット筆記体たった52文字習得が「詰め込み教育」なんてちゃんちゃらおかしい話ぢゃござんせんか?
(「でも今の日本は円周率の小数点2桁の暗記も省略するほど「苦痛」なのよ,うふふ」と悪魔の囁きが!)

私がかつて学校で習った筆記体はアメリカのものでした。それを習った頃,私は世界中どこに行ってもこの筆記体で通じるものだと信じていました。年齢を重ねてイタリア語,ドイツ語を学びましたが各国ごとに筆記体は異なります。そしてフランスで生活するようになってフランス式筆記体が独特なことに驚きました。子供の頃にアメリカ式筆記体を習ったことがどれほど解読の手助けになっていることか! 

アメリカ式筆記体とフランス式筆記体でどれほど異なるのかと言いますと,例えばアメリカ式「T」はフランスでは「S」,同様に「J」または「F」 は「I」,数字の「2」がフランスでは大文字の「Q」とほぼ同じ綴りです。もちろん小文字や数字にも違いが相当あります。この基本に各自の筆圧やクセが入ります。上の処方箋も私には解読不能でも,薬局に持っていけば薬剤師が迷うことなく手際よく薬を出してくれる・・・つまりフランス人同士では解読できるのです。子供の頃から覚え,日常で当たり前だからこそです。

日本の文部科学省は「未来を担う日本人を国際で通用するよう育てる」と銘打ってますが,筆記体も教えなければ,未来の日本人は新聞・雑誌の活字は読めても人間同士の交流は現在・過去に比べ更に音痴になるのではないでしょうか? 語学留学ならともかく正規留学で筆記体の基礎のない日本人が海外に行ったら,教授が黒板に書いている文字にさえ追いつけなくなるのは確実です。スタート地点で他国の留学生から数十歩遅れを取ることになります。今だって登校1週間で消える日本人留学生がいっぱいいるのに基礎も教えないで海外留学を安直に勧めるってぇのもどうかと思いますゼ。

あ,未来の国際はE-mailやインターネットが主流だから構わない? ・・・「他」だけ認める世界第一位おタク排出国?・・・あーこりゃこりゃですね。

日本國は私の母国ですが がっく~ん。

本気で総国民を『平らに等しい馬鹿』に育てたいのかしら?
何考えとるンぢゃ?日本國よ。

Ça va pas la tête !?


*サ・ヴァ・パ・ラ・テット!?=「あったまおかしいんぢゃないの!?」
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by ma_cocotte | 2005-03-30 17:45 | 『?』な日本國 | Comments(34)
今日はちょっと贅沢をして・・・Fast Food Restaurant
ケンタにする? それとも向こうに見えるマクド?
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2003年7月マルセイユ11区にあのKentucky Fried Chicken 南仏第一号店ができました。南仏広しと言えどもケンタはここ一軒です。しかもマルセイユ11区は旧港からはるか遠く,車を持たない観光客が簡単に立ち寄れる場所ではありません。

私が初めてフランス共和国に足を踏み入れたのは1993年11月末のことです。当時フランス国内初のマクドナルド第一号店がリュクサンブール公園近くにできて間もない頃で,パリ市がマクドナルドのトレードマークでもある「赤」を店舗に使用することを認めなかったことが話題になっていました。初めてのフランスということもあり,ミーハーな私はリュクサンブールのダロワイヨ本店で食事をしましたが,2階のレストランの窓からマクドナルド第一号店が見えるのです。深い緑のひさしが印象的でした。
その後1995年,'97年,'98年とフランスを訪ねましたが,来るたびにマクドナルドが増殖! しかもフランス・おパリでは緑のひさしだったはずなのにやがてどこのマクドも他国と同じ赤のひさしに代わり,今ではほとんどの町境にドライブスルーや子供の遊び場を備えたマクドナルドを簡単に見つけられるようになりました。21世紀に入り外国人観光客が多いパリにはアメリカ起源のFast Food店が次々と進出していますが,マクドナルドのように全国規模の展開に至るのは稀のようです。(マクドが最先鋒なら続くはハーゲンダッツかな)

日本においてマクドナルドは子供でも気楽に行けるハンバーガーショップですが,なんとフランスではマクドナルドやケンタッキーは「レストラン」としてイエローページに登録されています。
というのも,フランスには伝統的なサンドイッチやピザ屋台があり,ほぼ同じ内容のものをマクドより更に安く食べることができるからでしょう。フランス人にはほんのちびっと贅沢な存在です。

さて,マルセイユ11区のケンタッキーですが,ココんちからコートダジュール方面に向う時の通り道にあるのでついつい寄ってしまいます。(鶏肉は私の大好物なのです)
昨年,私が初めて行った時はカウンターのおねーさんが思い切り無愛想でした。笑顔なし,目もあわせません。私達が食べ始めた頃には私達から見えるところで煙草をふかしていました。これぞフランスです。これはケンタッキーに限ったことではありません。それでもケンタッキーに寄る度に客数が増えているのは目に見えてわかります。おねーさんの愛想もまあまあ上に向きつつあります。ケンタッキーは扱っている商品が鶏肉なのでアラブ系の客が多いのもうなずけます・・・。基本メニュー(バスケットやバケツ)は日本とほぼ同じですが,サンド類は日本とおそらく異なるのではないでしょうか?

フランスのKFCのHP http://www.kfc.fr/

私が気に入っているケンタッキーのサンドイッチはこれ! "Tower" という名前で出ています。
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日本のケンタでも食べられますか? ハちゃめチャくちゃに美味しいです。

ちなみにフランス国内のマクドナルドもケンタッキーも国産肉,国内製造パン,国産野菜のみを使用しています。
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by ma_cocotte | 2005-03-29 21:44 | The ou Cafe? | Comments(64)
Lundi de Pâques 復活祭の月曜日 「ま,お茶でも」
大したものではないンですけど,これっ,お茶請けにいかが?
おいしいのよ♪ さ,ささっっ。
そんなぁ,遠慮なさらずに。大したモンぢゃないって言ったでしょ?
あンらぁ,いらないの? そ~ぉ? いいのよ,あたしが食べるから。
私の大好物,Palet パレ です。
こんにちのパレはSaint Michel 社から Roudor ルゥドォという名前で出ています。
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Palet パレはフランス語で「アイスホッケーのパック」のことです。厚さ1cm程度の単純なバタークッキーですが,バターと小麦粉,お砂糖そしてほんのり利いた塩味と口に含んですぐ何で構成されているのか簡単に想像がつく素朴なお菓子です。

パッケージに書かれている内容を見ると
*Farine de froment 上質小麦粉
*Beurre 31%   バター 31%
*Sucre    砂糖
*Oeufs frais     新鮮な卵
*Jaune d'oeuf   卵の黄身
*sel    塩
*Poudre a lever   膨らし粉
だそうです。バターが31%も入っているのでサクッサクボソボソの歯ごたえになるのでしょうか?
とにかくどこのお店から出ているものでもPaletならばおいしいはずです。Saint Michel社からは元祖Paletの他にレモン味,チョコレート味が出ています。

ぜひぜひお茶の時間にどうぞ。

▲でね,ちょっと聞いてくださる?▲
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by ma_cocotte | 2005-03-28 17:06 | The ou Cafe? | Comments(40)
C'est le jour de Pâques, et puis, l'heure d'été, ça commence!復活祭,そしてこんにちから夏時間。
今日はキリストが十字架刑に処されて3日後,マグダラのマリア(Marie Magdelaine)が墓参りに行くと墓は「もぬけの殻」。墓前にいた天使が「キリストの復活」を告げた日です。息絶えたキリストを十字架から下ろす時に両足脛の骨を折ったこともあり,死後とは言え3日後に歩けたのも不思議といえば不思議ですが。なにより命を吹き返したのですものね。
これぞ,Only God knowsです。
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昨晩はVeillée Pascale (復活徹夜祭)。
夜9時ちょっと前にココんちから徒歩5分ほどのSaint Laurent Imbertカトリック教会に行きました。この教会に冠されている聖ローラン・アンベールですが,この町に縁があり韓国に布教に行きましたが韓国でのカトリック迫害で斬首刑に処された神父さまです。

さて昨晩はあいにくの雨,すでに多くの人が集まって教会玄関前で蝋燭と式次第をもらって教会の裏へ。
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神父さまがこの火を祝別し,各自の蝋燭で火を分かち合い聖堂内まで移動します。

「復活」に関する旧約・新約聖書の長い購読の間,ずっと蝋燭の光のみの自然光で儀式が進められます。この後,司祭から「主の復活」の宣言があると同時に鐘が鳴り響き,教会内に電気がともされミサ祭儀に入ります。
「キリストの復活」は「一度死んだものが蘇る」象徴なので,復活徹夜祭で成人のための洗礼式が行われます。洗礼によって新たな人生を歩む,ということに重ね合わせて・・・。昨晩,2名の成人(サンドリーヌさんとバルテルミィさん)が受洗しました。丁度,私の席の目の前に洗礼盤があったので久しぶりに洗礼式をぢっくり拝見しましたが,やっぱりお二人とも洗礼直後に泣いた・・・。大人なので目頭を押さえる仕草が印象的でした。なぜか成人洗礼には涙が付物です。

一晩明けて,今日は雨も止んで晴れそうです。
とは言え,夜が明けた途端,昨晩の雨のせいでモヤが立ち込めてしまいました。


そしてこんにちから欧州は夏時間 (L'heure d'été)に入ります。
フランスと日本國の時差は7時間。数式にすると,
日本時間-7Hs=フランス時間  です。
いつ調節するのでしょう?正式には日曜午前2時丁度に針を一時間進めます

私はこれから小羊を焼いて昼食♪
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by ma_cocotte | 2005-03-27 17:39 | 『春』 Rien de special | Comments(12)
2005年3月27日午前0時丁度に
『誰がために鐘は鳴る』のです。
バンドルの教会も・・・
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サナリィ・シュル・メールの教会も・・・
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復活祭(Pâques,パック)を迎える日曜午前0時。
世界中のカトリック教会の鐘がキリストの復活を祝して鳴り響きます。
日本は騒音妨害になるので鐘を鳴らせないのかな?
深夜丁度に鳴り響くはずだけど。もうそろそろ日本時間午前0時です。
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おらが町Marignane,Saint Nicolas(サン・ニコラ)カトリック教会の鐘楼です。
来週末4月2日からおらが町のCarnavalが始まります。
祭りだ,祭りだ!(鼻に花吹雪♪)

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by ma_cocotte | 2005-03-26 23:08 | 『春』 Rien de special | Comments(26)
こんな遊歩道,こんな路地裏。
先日帰天された建築家T氏は都市計画が専門だったそうです。彼が設計した素晴らしい建築物を私は何度も拝見し,実際足を踏み入れたことさえありました。が,日本というか東京のどこに彼の計画に基づいた町並みがあったのだろう?とK氏のHPで代表作品を調べてみました。やはり東京における彼の作品は建築物のみ。唯一見つけた「東京築地再開発計画」は志途中で依頼者の死により頓挫してしまったそうです。これだけ才能ある人物にドン!と巨大な空間を与えて好きなようにしてもらえば良かったのに。彼によって海外に造られたという数々の計画都市のリストを見つつ残念に思いました。
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・・・なんて思いながらバンドルの町の遊歩道を思い出しました。先日紹介した物件の一番手前から一般歩道,生垣を挟んでこの遊歩道,続いて車道,再び遊歩道となり砂浜,地中海に至ります。南仏の小さな町バンドル,日本で言えば伊豆あたりの町でしょうけれど,素晴らしい都市計画に基づいて町ができているように思えます。メインストリートに面して住んでも生活を侵害するほどの騒音とは無縁でしょう。
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フランスの町並みの基本は教会や市役所を中心に放射状に路地が広がり,同心円状の環状路地が放射路地をつないでいます。
この写真(↑)はサナリィの環状(横)路地。突き当りを右に曲がれば地中海。
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この路地は同じくサナリィの放射(縦)路地。まっすぐ進むと地中海前の遊歩道に戻ります。
路地裏にも右のようなレストランがぽつんぽつん。季節が良くなると外の席での食事も楽しい!美味しい!
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カトリック教会右横の路地を入ってすぐ左にある教会事務所の通用口。なぜかChiot (シオ,子犬)がつながれていました。飼い主さんは教会の中にいるのかしら? 通り過ぎる誰もがこの子犬に何か一言かけていました。その言葉が面白くて思わず目を合わせてにっこり・・・こんなことがきっかけで恋が始まるのもフランスならでは。
 

+こんにちは復活祭前日+
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by ma_cocotte | 2005-03-26 03:56 | Promenons-nous! | Comments(44)
花*花*花=春*春*春
遥か昔,私はフラワーアレンジメントとブライダル・ブケーを勉強していました。その学校の授業はアメリカの暦や行事に従ってプログラムが組まれており,毎年3月頃になると併設の生花店にはクロッカス,チューリップなど春を代表する花と共に枝物のミモザが並びました。花を学んでいながらも花音痴に等しい私には枝物の概念を越えて繊細な葉と美しい明るい毛羽立った黄色の花をつけるミモザがちょっと不思議な存在でもありました。1999年2月イタリア国境に近いMenton という町で開催される有名なレモン祭りを見に行った時,長距離バスの窓から野生のミモザを見つけました。東京の花屋で切り枝を何度も見ていたものの明るい日差しを浴びて強く根を張るミモザの群木を見たのは初めてです。

青空と白い大地の間にレモンイエローの花,本当に美しかった・・・。

2005年になってからの南仏は曇りがちの日が多いせいか,例年より花の開花が遅いように思います。3月に入りブログ徘徊をしていたら,「ナオミの夢」のMonica嬢が東京都内で美しいミモザを見つけたことを「春の訪れ♪」と題して,そして呵呵大笑記re. のえゐち嬢が街で見つけた美しいミモザの花をそれぞれ紹介していました。春風が心地よく感じられた先日,ぶらりと散歩に出てみたら,私も美しく咲くミモザの花を見つけました。
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ミモザにはもっともっと青い空が似合います。

そして、ココんちの近所でアーモンドの花を見つけました。既に「葉桜」ならぬ「葉アーモンド」。
ほら,真ん中にアーモンドの実が!
グリコアーモンドキャラメルの箱のイラストと同じ実でしょう?
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3月27日の復活祭を過ぎれば花咲き乱れる季節がやってきてあっという間に夏になってしまうのでしょう。

こんにちは聖金曜日(Vendredi saint,ヴァンドルディ・サン)。
復活祭直前の金曜日はキリストが十字架上で亡くなった日と想定され,カトリック教会ではこの日のための特別なミサが行われます。家庭ではお肉を食べないヒトが多いのも今日です。

♡ 早春お花見TB ♡
桜の開花を待つ間,ご近所やご自宅の「春を告げる花」を見せてくださいな。

「ナオミの夢」のMonicaさんが見つけた「
「呵呵大笑記re.」のえゐちさんが見つけた「

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by ma_cocotte | 2005-03-25 04:40 | Promenons-nous! | Comments(27)
雨の聖木曜日。婆ひとり,メルゲーズサンドイッチを食す。
今朝からかなりまとまった雨が降っています。南仏で雨というのは本当なら珍しいはずなのに,ここ数年なぜか曇天日が増え始めているように思います。太陽がない南仏に住むくらいならパリに行っても同じ・・・と思う今日この頃です。

復活祭直前の木曜日の今日はカトリックの暦で聖木曜日(jeudi saint,ジュディ・サン)と呼ばれます。明日処刑されるキリストが「最後の晩餐」を弟子と共に過ごしたのが「今夜」。地元の教会では18時半から聖木曜日のミサだそうです。これから日曜日まで教会では復活祭を迎えるための特別ミサが繰り返されますが,先ほどココんちそばの教会前を通ったらお葬式の最中でした。

雨が降るとずんどこに動けなくなる私。台所に立つ気力もなくお昼は近所に新しくできたフランス風サンドイッチ屋さんに行ってみました。歩いて2分ほどです。東京都内にもフランス風カフェが多く見られるようになりましたが,まだフランス風サンドイッチを出すお店は少ないように思います。
今日頼んだのはこれ。Sandwich Mergez(メルゲーズサンドイッチ)!
私の大好物です。
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半分に切った長さ30cmほどのバゲットにメルゲーズソーセージ(Harrisaというチュニジア風唐辛子ペースト入りの牛肉ソーセージ)2本とフライドポテトという基本に,トマト&サラダ,ソースはケチャ&マヨ(ケチャップとマヨネーズ)です。なんとオランジナ(炭酸が入った果肉入りオレンジジュース)はおまけ。Youpiiiiiiii!!!!! (ユッピー!,やっほー!)
で,3ユーロ(約414円,19.6%の税込み)

このサンドイッチの中身をお皿に並べてもらい,ナイフとフォークで食べることも可能です。が,そうすると「贅沢」なので値段が倍以上跳ね上がります。今日のお店の場合はワイン1/2カラフ付で8ユーロだそうです。
メルゲーズサンドイッチは南仏の屋台では定番ですがパリや大西洋岸では必ず見るものでもないようです。Mergezというスペリングでも想像できるようにスペインから入ってきたもの,しかも香辛料や牛肉でできたソーセージとなると北アフリカからジブラルタルを渡ってきた食べ物でしょう。
フランス=高級食材と信じ込まれている日本ではあまりに貧乏臭い大衆向けサンドイッチは出したところで売れないのかもしれません。カルフール撤退に通じますね。

Sandwich chaud (サンドイッチ・ショ,熱いサンドイッチ)と呼ばれるこの食べ物は注文してから調理が始まるので5分ほどの待ち時間。お店のムッシュウは欧州系白人で,突き当たりの大画面テレビでサッカーゲームに興じていたのはアラブ系青年3人でした。常日頃私が気になっていることは日本が「欧米」という言葉で合衆国,カナダ,欧米諸国を「十把一絡げ」にしていますが,フランスにこうして住んでみるとフランスが日本人の考える「欧米」というカテゴリーから逸脱している多くの事項があります。例えば労働の問題でも「欧米は白人がしたがらない仕事を移民がする。」と日本で言われていますが,フランスの場合はそれには当てはまりません。粉塵にまみれて労働しているヒトは欧州系,宗教上の理由を持ち出して汚い仕事を拒むのが移民です。

サンドイッチができるまでの間,せっせせっせ黙々とイスラム教徒が食べられる食材(Haral,ハラル)を使って調理する欧州系青年,彼を横目に歓声を上げてゲームに興じる「お客さま」である移民青年達を見ていると21世紀の新しい人間関係を見せてもらっているようでした。かくいう私もアジア人。こんな私に「ジュースはおまけですよ。好きなものを選んでください」と笑顔で物静かに言うムッシュウには頭が下がりました。

    「わけーのに大したもんだよ,おまいさん」
     とちょっとレイコ・オオハラっぽい江戸弁で内心つぶやきながらペコリ。
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by ma_cocotte | 2005-03-24 19:47 | The ou Cafe? | Comments(18)
ふらんすの土曜日午後と言えば『結婚式』!
♪♪♪  ぱぱぱぱーん!ぱぱぱぱーん!!  ♪♪♪
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3月19日16時半すぎサナリィ・シュル・メールの中心にあるカトリック教会前は人,ひと,ヒト。
丁度,結婚式が終わったところにぶつかったようです。
フランス共和国の土曜日の午後はたいていの市町村で結婚式が執り行われています。というのも,フランス共和国が認める法的な結婚「市民婚」は原則として土曜日午後に各役所の「結婚の間」にて執り行われており,結婚に関する法律に新郎新婦が従う旨を宣誓して晴れて夫婦になるのです。南仏ではたまに火曜日や水曜日に結婚パレードを見かけることがありますが,どうもユダヤんの場合が多い。土曜日午後は正統派のユダヤ教徒にとっては安息日の最中であり,車など文明の利器は一切つかえないので,市役所と交渉して週日に挙式するようです。弱冠の例外があるにしてもほとんどのフランス人は土曜日午後に挙式することが多いのです。たいていの家庭は市役所での挙式(約20分程度)とその前後どちらかにカトリック教会での宗教婚を組み合わせます。この二つを済ませることで「本当の結婚」と他人に見なされます。ちなみにココんちは市民婚は済ませても教会婚はまだなのでヨソ様に「それなり」に扱われておりますです。
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兎にも角にも人だかりを凝視すると,
   きゃあ,軍人さんだらけ!!!!!!
もすかすて軍人さんの結婚式ぃ?????
・・・と想像するだけで胸ときめくお婆さんひとり,その名はマココット。しばらく教会前で怪しい行動を取ることに決めました。

新郎の制服はどうも空軍のようですなあ・・・。

新郎新婦の凱旋を待つ人々の中には胸元に赤いポッチンをつけたおじいさまもいらっしゃいました。フランス共和国で胸元に「赤いポッチン」と言えば天下無敵のレジオン・ドヌール勲章最高位。どうもブルヂョワくさい結婚式のようですな・・・と見回すと,教会の式なので肌を露出していないとは言え着飾ったマダムがどっちゃり。マダムヲッチング開始であります。b0070127_1882767.jpg


エントリーナンバー【1】
空軍軍人に囲まれるマダム。
どうも二人の子供あり。
フランスのマダムは出産後も細い。
生活臭まったくなし。いつも不思議に思う。

薄いピンク,ショッキングピンクを黒で引き締めた着こなし。
黒がなければ好印象にはならない。
帽子のリボンとショール,上着と靴,スカートとストッキングをしっかり色でリンクづけ。
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エントリーナンバー【2】
教会隣はハーゲンダッツ。
その出口そばにいらしたマダム。
帽子が品良いぞなもし。つばの折り方がGood!
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エントリーナンバー【3】
全身玉虫なマダム。
出産後一年未満のよう。Poussette (プセット,乳母車)に鎮座ます赤ちゃんと一緒。

この上着とスカートのバランスは絶妙!!!!!

ご夫君は陸軍軍人と拝察。
帽子も決まっております。
付け刃,眉唾ぢゃかぶりこなせないのが帽子というもの。
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エントリーナンバー【4】
ご夫君はGendarmerie (ジャンダルムリィ,憲兵隊)と思われる桃色玉虫マダム。

彼女もやっぱりプセットに乗った赤ちゃんと一緒。
とにかくブルヂョワのフランス女性たるもの
「産めよ,増やせよ,地に満てよ」
聖書の教えに忠実です。
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エントリーナンバー【5】
素敵なご夫妻。これぞ円熟。
マダムの着こなしが素敵です。

この形の帽子でバランスをとるのは難しいけれど,鮮やかなチェックで見事!

右奥にはやはり赤ちゃん連れのマダム。


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エントリーナンバー【6】
左のマダムは地味な色の組み合わせですが,スカートの両端に入ったスリットが絶妙の深さでした。b0070127_18414050.jpg



エントリーナンバー【7】
マダムの帽子は本当に素敵でした。
人込みの中でも一番目を惹いていたのは彼女ではないかしら。帽子のボリュームと華やかさにはボレロ,何と素晴らしいバランス!!!!!


世界中どこに行っても結婚式のざわめきはなぜか独特な雰囲気を醸し出しますが,そこはかとない緊張感が入り混じったざわめきに身を置いてみるのも楽しいものです。
おめでたいことですものね。

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by ma_cocotte | 2005-03-24 00:32 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(43)