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【五月病】発症注意報 -というわけでLa pizza française-
いえ,そんな理由ぢゃなくて本当は生まれつきなンだと思いますが・・・・
料理なんかしたくない,億劫です。
でも警戒域のほんの数歩手前なので一縷のやる気を振り絞ってピザを作りました。
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Pizza avec fromage Roquefort et jambon
ハムとロックフォールチーズのピッザ

近づいて見るとこんな感じでするるるる。
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南仏はイタリア系の住民が多いせいか,先日書いたとおり,町のそこここにピッツェリアやピザ屋台がゴロゴロあります。ココんち在住のフランス人なんぞは「ピッザはフランス料理だろう?」と真顔で言うくらいピッザはフランス人にとって身近な一品。スーパーに行けばピッザ用の粉,半生のピザ生地も数種類,カルフールなどのHypermarché ハイパーマルシェでは焼きたてパンコーナーで練りたてのピザ用の生地が廉価で売っています。

何もしたくない日にはこのパン屋さんの練りたての生地が本当に便利です。
写真のピザの生地は隣町のカルフール内の焼きたてパンコーナーで0.66ユーロ(約92円),約30cmのピザを作ることができます。ありがたいこってす。

○ フランス食材を使ったピッザでおぢゃるよ ○
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by ma_cocotte | 2005-04-30 23:12 | Ca etait? | Comments(16)
Pains Azymes -種無しパン-
私はこれまで3回ほどフランス国内でStage (スタージュ)と呼ばれる職業研修を受けたことがありますが,職場の女性陣が空腹時に口にしていたのがこれです。

12 Pains Azymes Croustillants par Biscuiterie d'Agen
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アジャン・ビスケット工場製  カリカリの種無しパン 12枚入り

Agen (アジャン)というのは大西洋岸の大都市Bordeaux (ボルドー)の東に位置する町の名前で,フランスで最も美味しいプラム Pruneaux d'Agen が収穫されることで有名です。
あの美味しいプラムと同じ土地で作られるこの種無しパンですが,箱には「塩,脂肪,砂糖,膨らし粉,化学調味料は一切入っていません」と明記されており,内容は「小麦粉,水」の二品目だけです。私も女性陣に勧められて食べましたが,味は「粉と水」で練ったものの味です。そのまんま。Croustillants (カリカリ)と箱に書いてあるものの噛んだ瞬間ムギッという感じでカリカリから程遠い食感です。が,この種無しパン,食べ慣れてくると妙に美味しい不思議な食べ物で,口の中で甘味が出るとでも申しましょうか。空腹がまぎれるのは確かです。
おそらくフランスの女性たちは美に気を使ってローカロリーのこのパンで口の寂しさを紛らわしているのかもしれません。そう信じている私は最近この種無しパンを朝ごはん代わりにボリボリかじることにしています。「下り坂がちょっと上り坂になりますように・・・」

先日,Notes from New YorkMiki さんが「パスオーバーのマッツァブライ」を紹介されており,写真のユダヤ系女性が手にしていたのが形は違えどまさにこの「種無しパン」!! 紀元3世紀フランスの地中海岸にたどり着いたユダヤ人が西へ西へと向う途中Agenでこのパンを伝承したのでしょう。1800年後の今はフランスの働く女性に愛される食べ物になっているのも「時の流れ」ゆえなのかもしれません。


今までの私は種無しパンをただボリボリ食べるばかりで,もしこのパンで何かを作るにしてもせいぜいカナペにするしかないだろうと想像していましたが,Mikiさんのエントリーで美味しそうな甘~いレシピが。今度メイプルシロップをたっぷりかけたマッツァブライを作ってみようかな。
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by ma_cocotte | 2005-04-29 06:12 | The ou Cafe? | Comments(24)
新緑の季節に「みどりのポパイ・カレー」 
先週,冬に逆戻りしたような薄ら寒い日が続いたのに,今週は日ごとに暑さが増し,何と明日28日のプロヴァンス地方の予想最高気温は26℃だそうだ。

ぽってり腹のチャ~リィの身体は果たしてこの急激な温度変化に追いつけるのだろうか?
答えは即答で「無理」。チャ~リィはブー・高木状態で汗がダラダラ,息がハァハァになってしまうのである。こんな時は幼い頃見たアメリカンアニメのPOPEYEのようにほうれん草の缶詰を片手でポンっと開け,ガガっと飲み込んで,鉄人に変身したいものである。いや,本来,チャ~リィはもぎたてのほうれん草をさっと茹で,ぎゅっと搾って,お醤油をちょろり,おかかをぱっぱで食べるのが好きなンである。がだな,フランス人はクタクタに茹でたほうれん草に生クリームとバターを混ぜて食べるンである。ビタミンなんて流れ出尽くしているンだろうなー。あー,拾って顔に塗ったくりたい。クタクタほうれん草が主流のせいか,フランスでは缶詰や冷凍のほうれん草が一年中売っている。実はココんちの冷凍庫にも冷凍クタクタほうれん草が入っている。うう,暑さが襲ってくる前に鉄人になりたいよ・・・・。
クタクタほうれん草で何を作ろう?

・・・・そうだ,Chick_peaさんちで見た「三色カレー」の「ほうれん草カレー」だ!!!!!
この一週間,やまだフォーティさんちの「ツナカレー」,Lovinluvさんちの「ドライカレー」とおいしそうなカレーを次々と見てしまうと,おいらもカレーが食べたくなっちまうぜっっ! 
ぶる~ん,ぶるんっ,ぶるんっっ・・・pp

・・・・とチャ~リィのエンジンかかってできたのがこちら。
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ココんちの冷蔵庫で見つけたもので作った「緑のポパイカレー

適当にチャッチャカチャっと作ったらブォ~ノ,ブォ~ノの片腹バンバン!でした。ご飯が入る,入る♪

▼へい,オリ~ヴ!おいら,Popeye the Sailor になるぞぉ!▼
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by ma_cocotte | 2005-04-28 02:39 | Ca etait? | Comments(40)
朝市にも春が来た。
あなたはナニジン?国籍占い なるものを試したら私はなんと「フランス人」だった・・・。
あらま,ヤだわ。ちなみに「私だったらこれだけは絶対にしないだろう」という項目をクリックしていったら結果は「日本人」でした。私っていったい・・・?身も心も味噌くさいオンナなのに。

さて久しぶりにおらが町の朝市に行ったら,出ていました。
Fraises de Carpentras カルパントラのいちご!
籠に入ったものが「カルパントラ産のいちご」です。
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春になると朝市にはまずスペイン産の苺が並び,5月近くなるとリュベロン地方の小村 カルパントラ で生産される苺が並び始めます。ひと籠3kg入り。1kgあたり4~5ユーロで店頭に出ます(スペイン産に比べると高い)。もちろん量り売りも大丈夫。
そしてフランスの春と言えばasperge (アスペルジュ)!アスパラガスです!!!
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取れたてのアスパラガスは茹でて食べたり,スープにしたり♪
今日始めておしゃれな香辛料屋さんを見つけました。目にも鮮やか,鼻にも強烈!
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季節も良くなったことだし,ベランダでオリーブをかじりながらパスティスを飲むのもいいね!
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南仏の夏はもうそこまで来ているようです。
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by ma_cocotte | 2005-04-27 00:27 | Promenons-nous! | Comments(34)
ぶん,ブン,ぶん,蜂が飛ぶ♪
午前中,隣町のSaint Victoret (サン・ヴィクトレ)に行って来ました。
この街はマルセイユ国際空港の滑走路にまっすぐ通ずる町なので目に収まりきらないほど大きい飛行機が上空を飛んでいます。とは言え,こじんまりとしたとてもかわいらしい町で,なぜか美味しいパン屋さんやレストランが軒を連ねているというグルマンディーズな町なのです。ふ・し・ぎ。
ここ数日,冬に逆行した天気が続きましたがやっと初夏の青空が見え始め,木々も一挙に芽吹き始めました。美しい季節の始まりです。
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Saint Victoret の並木道の木々は花が満開!
たくさんのミツバチが蜜を求めてたかっていました。
美味しい蜂蜜を作ってね♪・・・となると,この木は「アカシア」かしら?

そして現在南仏で満開の木花といえばリラ(ライラック)の花です。
薄紫,濃い紫,赤紫など美しい小花を誇らしげに咲かせています。本当に美しい紫!
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毎年ライラックが満開になるとあらためて私が住む町は地球の高緯度なのだなあと自覚します。
私はライラックの控えめな香りが好きですが,昔,ロンドン郊外のKew Gardenに行った時ライラックの香りに酔いしれていたら,そばを通った外国人に「くっさーい」と笑われたことがあります。こちらのヒトはライラックの香りが嫌いなのかな?

"Notes from New York"のmikiさんが紹介してくださったNew Jersey&New Yorkの美しい花々を拝見すると,冬の寒さが厳しい町であればあるほど木々は春を待っていたかのように色濃くふくよかな花を結ぶのかしら?とふと思った私でした。

こういう時に口ずさむのは
春のうららの隅田川 上り下りの舟人が 
櫂のしずくも花と散る 眺めを何に 例うべき


♡ 桜だと思ったのだけど・・・ ♡
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by ma_cocotte | 2005-04-26 16:32 | Promenons-nous! | Comments(14)
8日前にテディ・ベアを話題にしたら・・・。
↓ むーちょ・欲しいドす。↓
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POPE BENEDICT XVI Cardinal Joseph Ratzinger
教皇ベネディクト16世(ジョセフ・ラツィンガー枢機卿)

↓ あんまり欲しくないけど・・・ちょっと欲しいかも。↓
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Charles and Camilla Wedding Bear
April 8th, 2005 April 9th, 2005

チャールズ&カミラ結婚記念ベア 2005年4月8日ぢゃなくて2005年4月9日

どちらも独逸はHermann社のテディベアです。
教皇さまのテディ・ベアは数日前に販売が公になりましたが,新教皇さまが 第265代ローマ教皇 であることにちなみ限定265体(世界で)のみの提供だそうです。
一方,上方夫婦漫才ベアのようにも見えるチャー&カミちゃんテディベアですが,限定250体。
チャールズはんはズボンをはいていませんが別売りは決していたしません

ほなよろしう。

どのテディベアも小首をかしげた感じがかわいいやねぇ。
・・・本物の教皇さま(78歳)やチャールズ皇太子(58歳)が小首をかしげてもかわいいかしらん。
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by ma_cocotte | 2005-04-25 15:24 | 『?』なたわ言 | Comments(16)
何も作りたくない夜は屋台のピザ。
どうも水曜日夕方の外出で久しぶりに夜風を浴びたら風邪をひいたようである。ここ数日,身体がそこはかとなく重い(って本当に重いのだけど)。身体の節々も痛いし,頭痛もする。土曜日の夜だというのに何も料理を作る気持になれなかった。こういう時は近所の屋台でピザを買うのが手っ取り早い。毎夕5時を過ぎたあたりから街の角々にピザの屋台が立つ。
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屋台と言っても改造トラックで,コンテナの中に大きなピザ釜を抱えた台所とカウンター,冷蔵庫,水道も備えられている。どのトラックも屋根からきのこのようなクラシックな煙突がちょこんと出ているのがなんともかわいらしい。今は携帯電話という便利な代物があるので,電話で注文すれば家まで無料で配達もしてくれる。
私の住む町はイタリア系の住民が多いせいか,大きな町でもないのに毎晩10軒以上のピザ屋台が立つ。

b0070127_2472978.jpgピッツェリアと呼ばれる店舗も数軒あるので合計20軒前後のピザ屋がこの町に存在することになる。

どこも注文してから主人が生地を伸ばし,具を乗せて,薪釜でピザを焼いてくれる。ピザができるまでの間,カウンターのこちら(客)と向こう(主人)の雑談も楽しい。
でも競争が激しいのか,2枚買うとワイン一本(または炭酸飲料1リットルボトル)おまけとか10枚買うと1枚おまけなど各店の味だけでなくサーヴィスを比較するのも面白い。
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ここ(↑)は2枚買うと1枚チーズピザとワイン一本がおまけでついてくるというありがたいお店なンである。どこのお店も18時頃に開店し21時から22時の間に閉店する。日没後の闇の中,町の角々にボワーンと浮かぶ真っ赤に燃える薪の火が寒い心身を温めてくれるのもなんとも言えずいいものである。
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by ma_cocotte | 2005-04-24 03:23 | The ou Cafe? | Comments(18)
Un café français 【仏蘭西の珈琲】
今日は子供たちにとって4月9日から始まった休暇最後の週末だというのに,南仏は小雨混じりの薄ら寒い夜明けを迎えました。ここ数年,南仏らしくないはっきりしない空模様の日が増えているように思います。21世紀になる前は今の時期は真っ青な空と初夏の陽気で本当に気持が良かったのに・・・こんなうざったい天気が続くならパリに住む方がましですね。

これまで「カフェのたたずまい」と「カフェが飲める店種」について書きました。こんにちはフランスの珈琲そのものについて書きたいと思います。

フランスのコーヒーはオランダのコーヒーよりは濃く,イタリアのコーヒーよりはほんの少しだけ軽い味わいでしょうか。フランスのバーやカフェで「Un café, s'il vous plaît!(あん・かふぇ・すぃるヴぷれ)」と注文すると日本で言うデミタスサイズのカップにエスプレッソメーカーで作られたカフェがたっぷり入ってきます。カップ半分の量で出されるイタリアのエスプレッソに比べるとなんだか得した気分になります。そして大抵のお店では一口サイズのブラックチョコがコーヒーに添えられています。
フランスは移民の国ですが,どの国の料理店,スナックに入ってもコーヒーだけはほぼ間違いなくエスプレッソメーカーで抽出されたフランス式のものが出されます。おそらくフランスの珈琲が美味しいからでしょうけれど,コーヒーで有名なトルコやアラブのお店でも珈琲を注文すればフランス式珈琲が出てきます。・・・これはちょっと残念かも?

b0070127_16293812.jpgフランスの濃い珈琲は食後に飲む胃酸の役割も果たしているようです。午餐,正餐(夕食)でたらふく食べた最後の〆に一口の珈琲を一気に飲んで胃を整えるのだそうです。
注文してすぐにコーヒーが圧縮して抽出される「シュワー」という音が耳に届くと心地よい気分になるのは私だけでしょうか?

フランスではコーヒーを頼んだ時に冷たい水を一緒に持ってきてもらうのが「通」です。濃い珈琲を飲み終えたら冷たい水をぐいっと飲んでお店を出る,という感じ。これがなぜか美味しいものなのです。

次回は「Café au lait カフェオレ」について書きませう。

写真はマルセイユ日本総領事館近くのMalongo caféにて。
手前はカフェ・モカ・ジャワ,奥はブラジル。malongo は珈琲豆会社で全国チェーン店を展開しています。フランスの珈琲チェーン店では今までフランスに存在しなかったアイスコーヒーやこんなイキな飲み物が出されるようになりました。これは果たしていいことなのか?
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by ma_cocotte | 2005-04-23 16:21 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(10)
窓だらけのココんち。
春の朝,ココんちのSalle de séjour (サル・ド・セジュゥル,リヴィング)はこんな感じです。
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私が住むアパルトマンは1975年に建てられたものです。外観は何の変哲もない建物なのでドラマチックから程遠い印象です。が,フランスではこの年代に建てられたアパルトマンが最も信頼できるものだそうです。「トラブル知らず」とでもいいましょうか。
私の住まいは5階(フランスでは4階)の最上階,1LDK(フランスではT2)で,床は今も水平を保っています(クラシックなアパルトマンのほとんどの床は水平ではありません)。床から天井までは2m50くらいでしょうか。クラシックなアパルトマンの天井高に比べると低いですね。玄関を入って右に曲がると台所とリヴィング,左に曲がると寝室とバス・トイレという公私をしっかり区切った作りも私が気に入っていることです。そして何よりうれしいのが全室(玄関,バス,トイレ,廊下とにかく全て)が石油による床下集中暖房です。24時間入ったままで,使用料は管理費に含まれています。暖房が入り始めると猫が床でごろごろするようになるのですぐわかります。ベランダも1975年という建築年代には珍しく8㎡あるので季節が良くなるとベランダで食事やお茶をすることができます。ベランダのはるか先はマルセイユ国際空港とベール湖なので飛行機の離発着を眺めながらぼーっとするのも楽しいです。
この住まいの難を言えば5階なのにエレベーターがないこと,集中暖房の温度調節を個人で行えないことでしょうか。1階の玄関を入ってから我が家の玄関までの道のりが長いこと,長いこと。玄関の前で息がはあはあ言ってしまいます。

冬至を過ぎてから太陽が一日に付き3分ずつ伸び続けているので,4月下旬だと日没は21時近くです。こんにち4月21日午後8時のココんちのリヴィングはこんな感じでした。
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夜8時なのにお日様さんさんです。日本では考えられないことです。緯度が高い証拠ですね。これからどんどんもっと強い日差しが夏至の日まで毎晩この窓に入り続けます。
ココんちのこの窓は北西向きになります。ミストラルという南仏名物の強い風が吹き荒れると直撃を喰らうのもこのベランダ。前回のミストラルは風速130km/hだったのでせっかく芽を出した植物のほとんどが枯れ果ててしまいました。
北西向きは決して良い条件ではありませんが,このアパルトマンは主柱一本を支えにして全てガラス窓なのでかなりの採光です。上の写真の柱(ほぼ中央)に続く左の窓はこんな感じです。
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右と中央の二枚が内開きのドアになっており,左の窓は壁代わりです。
ココんちのこの窓の扱い方も私のお気に入りです。が,今はこういう窓を組んだ家はほとんど存在しません。必ず窓の左右に壁があります。そして窓枠も木組みのものは少なくなりました。フランス窓と呼ばれる独特な内開きの窓もスライド式窓にかわりつつあります。

日本では引越経験のない私が1999年にフランス入国してからエクサンプロヴァンスのクラシックなアパルトマンに1年,このアパルトマンに5年住んでいます。このアパルトマンは私にとって実家の次に長く住んでいる場所になってしまいました。
何はともあれ日本人の私がこういうスタイルの家に住めた運命に感謝しつつ,この家での生活を創意工夫しながらまったり楽しみたいと思っています。
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by ma_cocotte | 2005-04-22 04:14 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(34)
フランスのバーは明朗会計です。
うすらざむぅございます。
ここ数日,天気は冬に逆戻り。おまけに夜8時半の日没近くなると雷雨という日が続いております。
さて先日はカフェの外観について話しましたが,
フランスで突然まとまった雨に降られてしまい,目の前にほぼ同じたたずまいのCafé(カフェ)とBar (バー)が並んでいたとしたら,どちらで雨宿りをしますか?
フランスではカフェもバーもほぼ同じ業であり,日本における喫茶店とバーほどの格差はありません。カフェ,バーのどちらもたいていは早朝から夜までの営業,コーヒーはもちろんビールやリキュールを廉価で飲むことができますし,店によっては定食を食べることもできます。
この二つのどこが違うのかというと,カフェは昔ながらのギャルソンスタイルの従業員がいたり,店内もきちんと掃除されており,雰囲気も良い。一方のバーは店内にバーカウンターがあり,カウンターの周りの床には煙草の吸殻や角砂糖の包み紙が散らばっているのは当たり前です。慣れないとちょっと不潔に見えるかもしれません。そして店の片隅にTabac タバックと呼ばれる煙草の販売所があり,煙草以外にもLoto (ロト,くじ)やPMUと呼ばれる競馬の場外馬券を購入できたりもします。そのため店内に設置されたテレビの画面には常にLoto の速報と競馬中継が映し出されています。カフェはテレビを置いていないところもありますし,もし置いてあってもMTVなどが流れているものです。イメージ売りのカフェに比べるとバーの熱気や喧騒はかなりのものかもしれません。最近の傾向としてはテレビに加え,カラオケや大スクリーン画面のテレビゲームを置いているバーもあります。
中高年者になると朝から日がな一日Carte (カルト,トランプ)を楽しむためにバーのテーブルを陣取ります。どこのバーにも必ずひとつかふたつ煙草の煙をモクモクさせながらトランプに興じている常連テーブルを見つけられるものです。ほとんどの方々は右から昇ったお日様が左に沈むまで居座っています。今もこんな感じ(↓)。
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Paul Cezanne "les Joueurs de cartes"

衛星放送も備えたバーの大型テレビジョンはサッカー中継が放映される夜には「街角テレビ」と化し,町中の人が集まって試合を楽しみます。日本ならば昭和30年代前半の光景でしょうか?フランスでは21世紀になってもまだ生き残っている娯楽であり,客が一丸となって贔屓チームを応援しながら飲むビールの味は格別だそうです。
こうして比較してみるとフランスのバーはカフェの要素にプラスαされ「庶民の娯楽場」の役割を果たしていますね。

というわけで,もし「夢のフランス」を見つつ時間をつぶしたいのなら「Café カフェ」に入るのが無難,「現実のフランス」を見たいのならば「Bar バー」と冠したお店に入るのが良いでしょう。

「バー」と聞いて連想する語は「Snack スナック」(?)ですが,スナックももちろんフランスに存在します。が,お昼開店の軽食店を指します。これも日本の紫ネオン系「スナック」とはちょっと業が異なりますね。

フランスの観光地に行けばCafé カフェは簡単に見つかりますが,私が住むような小さな町ではBar バーが優勢です。やっぱりフランスは現実主義なのかな?
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by ma_cocotte | 2005-04-21 00:14 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(28)