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一年前の きょうの夜
飛行機に乗り遅れたっけなあ。
真夜中のシャルル・ド・ゴール空港は電気はほとんど消され、暖房も止められ、寒かった。
けれども端から端まで全速力で走ったので汗だらだら、帽子をとったら肉まんみたいな
湯気が立ったっけ。

もうあんな思いはしたくないけれど、これまでに飛行機に乗り遅れたことは二度あったので、
三度目があるかもしれない。(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 覚悟!


le 30 novembre 2006, André
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by ma_cocotte | 2006-11-30 18:32 | 『?』なたわ言 | Comments(12)
一斉に、平等に。
今宵からフランス共和国内各市町村のクリスマスイルミネーションが点灯されます。
今晩から点灯しても良い、と決められているのだそうです。

年二回、夏冬のバーゲン開催日が国で決められているのは知っていたけれど、まさかクリスマスイルミネーションの点灯初日まで国が決めているとは知りませんでした。今朝のニュウスで発表されて、在仏7年目にして驚き!まだまだ私にとって「知る喜び」がこの国に隠されていそうです。

le 28 novembre 2006, Delphine
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by ma_cocotte | 2006-11-29 00:04 | 『冬』 Rien de spécial | Comments(10)
Un seigneur s'en va
Philippe Noiret, l'hédoniste élégant, est mort
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Je t'aime bien....
Au revoir, Tonton Philippe.

le 24 novembre 2006, Flore



びょー (T_T)


Philippe Noiret フィリップ・ノワレ氏が11月23日夜、亡くなりました。
76歳、長いこと患っていた病気のせいだそう。
23日はTF1 の20時のニュウスで突然「ニュウ・シネマ・パラダイス」のテーマが流れてこの悲報が知らされました。私はフィリップ・ノワレの独特な妙な間合いが好きだったので、それをこれからは映画でしか見れなくなるのが寂しいです。(T_T)

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お葬式は27日14時半から花の都は巴里7区の Basilique Sainte Clotilde (聖クロチルド大聖堂)にて。葬儀後、cimetière Montparnasse モンパルナス墓地に埋葬されることになりました。


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すぐにでも見たいよね、ニュウ・シネマ・パラダイス。

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by ma_cocotte | 2006-11-24 15:25 | 『?』なたわ言 | Comments(2)
おい、そこのホタテ。

どこに行くのだ?
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「おい、そこのホタテ」の ホタテ って
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あっしのことですかい?



b0070127_17403100.gif あったぼうだ、にゃろめっ!おつむにホタテ、腰にホタテとは なかなかいいコーディネートぢゃないか? いや、

あ、怪しい奴めっっ!



ホタテマン : おそれいります。私はただの通りすがりのもの。これから更に南に下り西へ折れ目的地に参る予定です。


b0070127_17403100.gifなっに~ぃ!? 目的地とはどこぢゃ? 手形はあるのか?


ホタテマン : はい、目的地はコチラでございます。



バサっ!
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ホタテマン : わたくしめの目的地はここらあたりでは Saint Jacques de Compostelle サン・ヂャック・ドゥ・コンポステル、目的地ではサンチアゴ・デ・コンポステ~ラと呼ばれているそうでございます。中世の時代からこの土地に向うものは空に散る星、浜辺の砂のごとき数だそうで、わたくしも死ぬまでに一度先人に倣ってみたくこうして今この町にいるのでございます。現地までの通行手形はこのホタテ、聖ヤコブのシンボルでございます。このホタテを身に付けることで聖ヤコブに守られながら容易く国境(くにざかい)の抜けることができるそうでございます。

b0070127_17403100.gif合点承知した。これは長い、長い道程ぢゃ。途中、山もあれば谷もある。ホタテよ、道中気をつけられたし。

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ホタテマン : どこのどなたか存じませぬが、温かい言葉をありがとうございます。道中は愛犬も一緒なれば、星に導かれるまま慈しみ深い旅にしとう存じます。途中にはホタテを見止めて宿を貸す方、ホタテに水や食物を乗せる温情ある方との出会いもございます。もしこの巡礼を果たし、折り返しの道で再びここに寄ることになりましたら、わたくしも他の巡礼者同様感謝の石碑をこの壁に納めましょう。
どうかあなたさまの上にも神のご加護がありますやうに。さらばっ!




。。。てな会話が中世から現在に至るまでフランス国内の路上では絶え間なく繰り返されています。装束こそ軽くなりましたが、ホタテを身に付ける伝統は現在も変わらず、欧米の多くの人が「一生にせめて一度」とスペイン大西洋側の聖地サン・ヂャック・ド・コンポステルに徒歩で巡礼します。この習慣が始まったのは宗教革命以前なので現在も新旧教に関わらず実行する人が多いのです。働き盛りの人だと毎年ヴァカンスを利用しての長期計画で少しずつ歩を進めたりもしているそうです。上の地図は欧州全体のサン・ヂャック・コンポステルに向う道ですが、フランス国内ではもっと細分化され、わが新天地のようなド田舎でも3本の巡礼路があります。花の都・巴里では14区にBoulevard Saint Jacques サン・ヂャック大通りがありますが、ここもサン・ヂャック・ド・コンポステルへ向うための巡礼路です。

サン・ヂャックへの巡礼者の必需品は、首にホタテ、片手に杖、片手にロバくんで、近年の流行はロバの代わりにラマを伴ってピレネー山脈を越えるのだそうです。写真のホタテ・マンはわが新天地で最も古い教会(16世紀建立)の脇祭壇のひとつに置かれた彫刻ですが、犬を連れて帽子とバッグにホタテをあしらったこの格好はいつの時代の装束でしょうね?19世紀末くらいでしょうか。そこはかとなくおしゃれだったりなんかして。


le 23 novembre 2006, Clément
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by ma_cocotte | 2006-11-23 17:29 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(14)
とーとー、とーじょー>日本婦女子
昨晩は日曜日だったのでいつもどおり民放 M6 の Zone interdite (ゾーン・アンテルディト、=進入禁止)という時事情報番組を見ました。毎回この番組では3つの実例を流して検証するのですが、今回は
▼Mon père est-il vraiment mon père?
  私の父親は本当に私の父親なのか?
▼Benjamin : c'est mon fils, ma bataille.
  私の息子、私の戦い : ベンジャマンの場合
▼Recherche père génétique désepérément.
  父親の遺伝を必死に探すこと
今宵のテーマは一言で表すなら「子供と親権」とでも言いましょうか。
フランスでは親子関係ひとつ取っても日本のそれに関する一般論とはかなり異なります。まずフランス人同士の男女は必ずしも結婚という手段を取りません。例の社会党大統領候補となったセゴレーヌ・ロワイヤル女史も同居人フランソワ・オランド氏とは非婚のまま、二人の間に4人の子供がいる形を まだ今のところ 取っています。この二人の場合、一つ屋根の下に住んでいるので他人が見れば(日本で言うところの)「普通の夫婦」です。が、調べれば婚姻関係の資料は皆無になります。さて、この二人の間に生まれた4人の子供の苗字は?となるとオランド氏の苗字だと思われます。「だと思われる」と言うのはフランスでは子供に「父親姓-母親姓」またはその逆というように双方の親の苗字をハイフンで結ぶことで新しい苗字を与えることができるからです。
フランスの親子関係にはまた、親子別居という形があります。結婚、非婚カップルが同居関係を解消した後、未成年の子供はどちらかの親と同居するのが原則であり、別居している親との距離などによって子供の両親が子育てをほぼ平等に分担する方法で裁判所が監視する形になります。更に親子別居については(日本で言うところの)シングル・マザーもフランスではそこら中に転がっているケースであります。が、日本と大きく違うのは女性が一人で産んで、一人で育てていても、多くの場合、子供には父親の苗字が与えられていることがフランスでは「普通」だったのです。例えば愛人関係にあった場合でも男性側が子供を認知することがごく普通だったのです。とっころが、昨晩の番組によりますと近年、30人につき一人の子供が父親から認知拒否されているというのです。これは悪い傾向に傾きつつあることでしょうか?

番組内ではある女性から「子供を認知してくれ」と言われて、「そう言われても父性を覚えない」という38歳になる独身フランス人男性のケースが取り上げられていました。

あたくし、興味深く拝見しましたわよ、奥さ~ん。
だってね、このフランス人男性を訴えた女性は 日本人 だったんですもの。

何でも巴里在住の Emi さんという日本婦女子。番組では自転車に乗って現れ、セーヌ河畔でのインタビューでしたが、「もし私が今ここでいなくなったら私の息子はどうなるのですか?」とフランス語で訴えておりました。番組ではこのEmi さんの息子はフランス国籍も持っていないと報告しておりましたが、つまりEmi さんは息子さんの父親だろう男性に認知してもらうことで息子にフランス国籍が与えられればもし明日何かあった場合でも息子は安心して生きていける、という考えらしい。とっころがEmi さんの息子さんの父親と指名された男性は「父性を未だにもてない」と正直に弁護士に告白、裁判所では双方の弁護士の前で「彼は父親であるのは間違いないが父権放棄になる」ので金銭的解決に持っていこうという話になりました。番組ではEmi さんとフランス人男性の過去の経緯については語られませんでしたが、Emi さんの子供はいわゆる「un enfant, né d'une liaison furtive」、秘められた関係において生まれた子供という位置付けになるようです。

ふーむー、私はまもなくフランスに住んで8年目に入りますが、この手の番組内容で日本人が登場したのは初めてかも。フランスには出産を理由に独身でありながら「フランス国籍を持つ子供の養育義務」をもらって滞在する外国籍女性が多々おり、近年はアジア系や東欧系女性によるこの養育義務の悪用例が目立っているのは事実です。が、それについてテレビ番組で検証される場合、アジア女性では中国やタイの女性が例に挙げられることは多々ありました。日本人女性がこのように登場したのは初めてと言っていいかも。これまでこの手のテーマがどこで流れても「日本は裕福なので法を悪用するようなヒトはいないわね」と慰めだかなんだかわからないような結論をフランス人から聞いたことは何度もあったけれど、昨晩を限りにそういう慰めはもう聞くことはないだろうなあ、と思いました。(・_・)
それにしても、Emi さん。
お子さんは日本国籍を持っているでしょうに。
訴訟を起こして息子さんにフランス国籍を与えてまでフランスにどうしてもいなければならない理由があるのでしょうね。もしかしてこの夏は無国籍未成年者の修業権獲得でサルコぢ閣下の温情を得ようとあの長い列に加わってらしたのでしょうか?ε= (´∞` )アッチャー


le 20 novembre 2006, Edmond

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by ma_cocotte | 2006-11-20 21:44 | actualité 現時点の現場から | Comments(6)
ロワイヤル蜂起兵、戦いの最前線へ。
昨晩10時をまわってからのこと、フランス社会党(PS)から正式に2007年フランス共和国大統領候補としてSégolène Royal セゴレーヌ・ロワイヤル氏が選出されたと発表になりました。10月中、衛星放送を利用しての社会党内候補者3名による公開討論が3度放映された後、フランス社会党員による投票でロワイヤルさまに決まり!こうして一本化されてロワイヤルさまは来年の共和国大統領選挙に向けてC'est parti!セ・パルティのゴー、ゴー、ゴー!なんであります。
なんでもフランス社会党員約22万人のうち82.4%にあたる約17万8000人が投票。ロワイヤルさまが60.62%の票を集め、10月はじめに「彼女は蜂起兵」とぼそっとつぶやいたローラン・ファビウス氏は18.54%、ドミニク・シュトラス・カーン氏は20.83%だったそうで、社会党内ではロワイヤルさまの圧勝となりました。

セゴレーヌ・ロワイヤルさまですけれど、こんな方↓ですのよ。
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1953年9月22日セネガルはダカール生まれの53歳。4児のおっかあさまでございます。パートナーは社会党第一書記(党首にあたる)のFrançois Hollande フランソワ・オランド氏で非婚夫婦(=marital、マリタル、市民婚を挙げていないカップル)なのです。

実はわが新天地においてセゴレーヌ・ロワイヤルさまは一番偉いヒト、地方知事閣下でありまして、おとといもココ新天地から車で5分ほどの隣町の公民館でロワイヤルさまは勝利にむけての総決起集会を開いたのでございました。・・・勝っちゃったわねー。

b0070127_193316.jpgちうことで、社会党からはロワイヤルさま、政権政党UMPからはほぼ間違いなくちび・サルコぢが選出されますでしょう。「女性大統領候補」をUMPが立てるなら現国防相のミシェル・アイヨ・マリ氏が出ると予想されていますが、そんな英独の二番煎じになるようなダサいことなんぞ真面目に共和国の将来を考えるなら実現しないと思いますが。フランスならやりかねないか(しらー)。この写真→はできれば左右反転したいところ、ロワイヤルさまが左派、サルコぢは右派でございますからね。

ロワイヤルさまの勝因として
▼保守側有力候補のサルコジ内相に唯一勝てる可能性がある
▼初の女性候補という点で新鮮
▼社会党政権の負の遺産を背負っていない
▼教育や家族、治安問題などで従来の社会党にはみられない厳しい姿勢を示した
などが挙げられているそうでございますが、_| ̄|○ シラ~。
このひと夏、小耳に挟んだロワイヤルさまの噂からして、サルコぢだろうがロワイヤルさまだろうがどちらが共和国大統領になっても似たような結果しか目の前に現れないような気がしゅるんだけれどにゃ。右に曲がっても左に曲がっても行き着くところは同じとでも言いましょうか。
共和国のみんなたち、もっと真面目に考えようよ。
昨晩、社会党から正式に候補者が発表されるまでフランス国営放送では極右政党党首のJean-Marie Le Pen ジャン・マリ・ル・ペン氏と中道政党UDF党首のFrançois Bayrou フランソワ・バイルゥ氏の生討論番組が流れていました。番組タイトルは À vous de juger あ・ヴ・どぅ・ぢゅじぇ、「判断するのはあなた」とでも訳しましょうか(仏文タイトルをクリックするとIE環境であれば右画面で番組を見ることができます)。ル・ペン氏は前回の大統領選挙で最終二候補になぜか選ばれちゃったヒトなのですが、昨晩は「社会党大統領候補が誰になるだろう?」という本筋からかけ離れたこのお二人の舌戦は面白かった・・・おかげさまでよく眠れましたわ。


le 17 novembre 2006, Elisabeth
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by ma_cocotte | 2006-11-17 18:34 | よっ、大統領!2007 | Comments(23)
ぶん、ぶん、ぶん、蜂が飛ぶ
ココんちの蜂蜜がなくなったので蜂蜜を買いました。
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フランスはConfiture コンフィチュール、=ジャムに比べるとmiel ミエル、=蜂蜜の値段は高く、蜂蜜はジャムの2倍から3倍の値段になります。故にドけちの私が手に取ったのはhypermarché イーパーマルシェの蜂蜜コーナーで最も安かったこの蜂蜜↑です。あまりにシャビーなプラスチックポットに入っているのは「ひまわり蜂蜜」です。ラベルから拝察するに地元の養蜂屋さんによるもののようです。

フランスではいろいろな花の蜂蜜が売られていますが花によってはかなり強いクセのある、薬に近い味なので料理の隠し味に使えません。私は花別で選ぶならラヴェンダーの蜂蜜が好みですが、できれば写真のような不透明のクリーム状の蜂蜜がよろしいのです。このひまわり蜂蜜ですが味は軽く、バターと合わせてもすんなりと食べられます。クセのある蜂蜜だとバターと一緒でも口の中に入ってから胃に落ちるまでチリチリしたりするものです。蜂蜜そのものは写真のごとくかなり硬いので掬った場所が陥没したままで、常温に置いてもこの穴は残っています。面白いですね。毎朝、蓋を開けるたびに「おお、きょうも穴は元気だあ!」なんて感動しつつ、これでもか、これでもか、とほぢほぢしております。いつまで穴が残っていられるのか。まるでゲームですけれど、おいぢい。

久しぶりにドけちが幸いしてのうれしい見つけ物でした。Tant mieux!


le 15 novembre 2006, Albert
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by ma_cocotte | 2006-11-15 21:43 | Thé ou Café? | Comments(18)
病人が外出せねばならない国なのだ。
先日、コメント欄で「8月に手続した健康保険証がまだ届かない」とボヤいたところ、翌日金曜日、新しいカードが郵送されてきました。ボヤいてみるものですねぇ。偶然とはいえ、一安心いたしました。

b0070127_2131424.gifフランスの国民健康保険証はクレジットカードと同じ大きさの緑色のカードでCarte Vitale (カルト・ヴィタル)と呼ばれています。16歳以上であればこのカードを個人で所有することになっており、このカードの中に個人のアイデンティティが登録されています。万が一、道でこのカードを拾った場合、郵便ポストにこのカードを投函すれば落とし主に戻されるようにもなっています。

お医者さんに行くとこのカードの提示が求められ、診察料を支払うとこのカードと(投薬があるならば)処方箋、そして「三枚綴りの紙」を渡されます。この三枚綴りの紙ですが、保健所に提出するもの、職場や学校に提出するもの、本人のための予備の三枚になっています。

フランスに住むようになって不思議なことですが、給与をもらう環境において常に健康でいられる方が稀だと思いますが、例えば「ちょっと熱っぽい。だるい」という症状程度で会社を休むとすると、日本ならば会社に連絡の上、有給休暇を利用して自宅休養できますが、フランスの場合、医者に出向いて診断書をもらわないと有給扱いにしてもらえません。ニッポンびとの私には厳しく思えるシステムです。
一方で病院や医院に行った場合、保健所へは診察日から2日以内に診察証明書を提出しないと医者に支払った金額が戻ってきません。診察料が戻ってくるのはMutuelle ミュチュエルと呼ばれる相互保険会社に登録すればこそなのですが、ミュチュエルから変換されるお金もなぜか保健所経由で会社側に連絡が行くようになっています。医者でもらった三枚綴りの紙のうちの一枚は自分の住民票がある市町村の保健所に届けねばなりません。郵送ではなく持参が原則です。大抵保健所前の専用のポストにこの紙を投函するのですが、門にくくりつけられた簡易ポストに投函した大切な書類が果たして無事、担当者の手元に届き、手続されるのかしら?と小心かつドけちの私はつい不安になってしまいます。こんな不安を抱える一方で家族と同居しているならば心配無用のことですが、もし一人暮らしで高熱が出た場合、診察から2日以内に保健所まで行くことは必ずしも可能ではないと思うのです。足の捻挫で歩行が困難な場合もそうでしょう。例えばココんちの場合ですが、旧天地の保健所は自宅から歩いて20分未満でしたが、新天地の保健所はココんちから車で10分ほどで歩くにはちょっと、健康ならともかく病者には難しいと思われます。でもこれをしないと診察料が戻ってきません。(T_T)

だから、なんなんだ?ココはフランスなんだから郷に入らば郷に従え!なんですけれど、フランスの健康保険システムや会社の病欠対応はガイジンの私にはまだ馴染みきれないものなのでした。が、先日届いたカードに添付されていた説明書に朗報が書かれていました。b0070127_21532093.jpgまず、このカルト・ヴィタルは近いうちに写真添付のカードに変更されるそうです。カードを盗んで無料診断を受けようとする輩がいるための新たな防御策です。私も実際、ミュチュエル会員のための無料診療所で盗んだカードを利用して診察を受けようとしたヒトが受付で揉めているところを目撃したことがあります。
次にフランスでもイントラネットが発達したことで開業医が診察証明書を保健所に電脳転送するシステムが整ったので診察後2日以内に証明書を持参する義務が必要なくなりました。診察後、5日以内に口座に振り込まれるそうです。私が留学生だった頃、外国人にはこのカードは発給されませんでしたが、現在は住民票があれば外国人もこのカードを携帯することができます。こうして生きていくために大切なシステムが改善され、スマートになることは良いことですね。ぶらヴぉ。

le 12 novembre 2006, Christian
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by ma_cocotte | 2006-11-12 21:32 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(36)
The long and winding road @ココんち
ココ新天地に引越して3か月と12日ほどになりました。この新居を予約したのが2004年6月4日、新居に入居したのが2006年7月28日だったので、引越が実現されるまで2年と一か月と24日かかったことになります。確か2004年6月、契約書にサインした時に、引越は2005年末、遅くとも2006年の3月と聞いていたのですが、結局7月の終わり、しかも建築主さんが翌日から1か月のヴァカンスに入るので28日の17時までに来なかったら鍵は渡さないよ、とまで言われての引越でした。どちらが客なんだかさっぱりわかりません。この発言のせいで引越の移動計画を抜本的に修正しなければなりませんでしたから。

今回引越までの流れですが、契約書を交わした時点で価格の5%を納め、その後、土地を耕す段階で15%、壁を作る段階で10%、水道管を引く段階で15%、内装の壁ができた段階で20%、配管で20%、最後に鍵をもらう時に15%を払うというものでした。小切手での支払いになりますが、行き違いなどがあったりすると工事がピタっと止められてしまいます。

今年に入ってすぐだったと記憶していますが、建築主にこちらから連絡したところ6月には住めるだろう、と答えをもらったので当時の住居の売出しを始めました。運良く簡単に売れ、新しい世帯主と6月末に公証人の前で家を交換することにもなっていました。が、直前になって建築主から入居可能日が7月末に延びた、となぜかこちらからかけた電話でその事実を聞かされました。6月末に家を出なければならないのに入居日までわたすたちはどこにいれば良いのでしょう?7月はヴァカンス月なのでキャンプ場も値段が釣りあがりますし、ココんちには猫が3+1匹もいます。キャンプを借り、猫をSPAに預けたとしてもベンラボーな出費になります。しかも引越日が延びたのは
私たちのせいぢゃありまっしぇん。
こんなことってあるの???とニッポンびとの私は面食らいましたが、低姿勢で新しい世帯主に電話をし、7月末までアパルトマンを貸してくれないか、と出てみました。運良くこの願いを受け入れてもらえました。ラッキ。

改めて6月末だったか建築主に電話をし7月末に引越可能と返事をもらったのですが、その時に入居15日前までにEDF(フランス電力公社)と市役所に入居申請をしないと電気も水道も使えませんよ、と伝えられました。すぐEDFに電話をしましたが「7月28日入居ですか?工事は8月半ばですかねー。なにせヴァカンスですから。」と軽々しく言われました。「7月28日から8月半ばまで電気なしってことですか!?」と声高になったら「はい、そうですよ♪」という返事。これってヒドい!です。建築主に電話したところ、「似たようなトラブルがあるんですよー。もう一度頑張ってください。それより28日17時にこれなかったら鍵は渡せませんから知りませんよ。ガッチャン。」です。もう一度EDFに電話をしたら住所を聞かれ、新しい住所を伝えたら「地図に載ってません」という返事です。「隣は誰ですか?」とまで尋ねてきやがりました。こちとら800km離れた場所に住んでいるのですから、隣が誰かなんて知りません。というか、分譲地なので隣も空き家のはずです。しょーがないのでココんちの仏蘭西びと♂の親戚に電話をして4軒先の住人の苗字を教えてもらいました。が、EDFには「も、もし28日に電気がなかったらあたすたつはどーすんべ?」と言い続けました。

どうも建築主からもEDFに電話をしてくれたようでなんとか電気も開通。28日朝、新天地に到着しました。着いて驚いたのは家という三次元空間はあるものの、家の周りは未開発のまま、道は懐かしの舗装前の泥道状態でした。仏蘭西という国はほとんどの市町村が一番古い教会を中心に同心円状に広がり続けていますが、わが新天地も現在のところ最も外心円に当たる場所です。新居の目の前は牧草地!つまり入居できるまで2年かかるのも荒れ野を耕し、水道管と電気やガスを引き・・・というところから始まるのです。仏蘭西の住所は=通りの名前ですが、こんな理由で原野に道なき道を作っている最中なのでまだ地図に通りさえ載っていないのです。

子供の頃、学校の図書室で手にした「ちいさなおうち」という真四角で水色の童話を思い出しました。あのお話のような世界の途中に今、わたしはいるのです。ココ新天地の近所には近い将来、ショッピングセンター群やサッカー場ができるそう。あの絵本の中のちいさなおうちのように我が「ちいさなおうち」も窮屈な環境になってしまうのでしょうか。ちょっと心配です。でもそんな心配なんかする前に・・・なんですが、無事新居について、鍵をもらって、新居の中に入ったものの、27日午前中、私たちより先に出た引越屋さんが新居に到着したのは8日後のことだったのです。
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引越屋さんが旧ココんちに来たのは木曜日だったので、土日は休業を前提に到着は火曜日だろう、と言われていたのですが、到着したのは金曜日午前でした。ココんちの仏蘭西びと♂の親戚がキャンプ用のテーブルと椅子、折りたたみベッド、調理用ボンベを置いておいてくれただけでも運が良かったかも。

7月下旬だというのに引越屋さんが到着するまでの間、冷蔵庫なしで過ごしました。 もちろんテレビもありません(T_T)。屋根と壁と床があれば雨風を凌げるのだし、電気と水道が通っていただけでもありがたいと思うべきなんでしょうけれど。建築主の説明不足で引越から丸2日間、お湯が出ない蛇口だった、そういえば(遠い目)。これについては夏で良かった。というか、お湯が出た日から寒波が押し寄せた新天地なのであった。
ちなみに電話が開通したのは引越から約2週間後の8月9日、ADSLが使えるようになったのは9月下旬でありました。新居の前は現在も工事中でありまして、この一帯が完全に工事終了になるのは順調に行って12月末なんだとか。(絶対、クリスマス休暇を理由に延長するよ!)
たかが引越なんでしょーが根性いります@ふらんす


le 9 novembre 2006, Théodore
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by ma_cocotte | 2006-11-09 23:14 | 『?』なたわ言 | Comments(14)
日曜日午前11時ちょっと前、
スタンバイOK!の L'enfant de coeur ランファン・ドゥ・クゥル、侍者諸君である。
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ココ新天地から最も近い教会での主日ミサです。抹香は侍者がこのように持って運びます。うっかり擦るとジーニィが出てきそうです。いや、出て来い、ジーニィ!
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ホスチア(ご聖体)が ブリオッシュぅ?

ブリオッシュは初聖体を済ませたお子たちのためのもののようです。冬時間になってまもない今、つい数日前は正午だった時間が午前11時となりミサの開始時間です。わたくしのような凡女はこうして美味しそうな焦んがりブリオッシュを目にすると煩悩が脳内運動会を始めてしまいます。イケませんね。ヾ(`◇´)

更に侍者たちのスタンバイの直前、10時55分頃でしょうか。
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大きい侍者坊やが小さい侍者坊やと打ち合わせです。小さい坊やは自分より小さい坊や(後輩ってことだな)が現れたらこのおにいさんのようにならなければならないので、一生懸命聞いています。大きい坊やは自分が小さい坊やだった時に大きいおにいさんから教えてもらった所作や注意ごとをこうして今、教えていることになります。ずーっとこの繰り返しが何百年も続いているのですよ。もちろん子供同士の会話ですが、小耳に挟むと妙に微笑ましかったりします。写真右の式次第を配ってらしたおばちゃまもそうだったようで、仕事を忘れて侍者の会話にニヤニヤなさってます。

子供たちのミーティングが済んだ頃、天井からパイプオルガンの音が流れ始め、司式される神父さまや聖書を携えた助祭さまも定位置に付きます。で、振り出しのスタンバイ写真に戻るのでありました。
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■今、話題の Messe en Latin ラテン語ミサ
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by ma_cocotte | 2006-11-06 15:34 | 『?』なKTOりっくん | Comments(14)