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Bonnes Vacances! おヴぁかんすの始まり。
旧市街の裏道のシャビィなパン屋さんのショーウィンドウに飾られていたお祝い菓子。
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なんだか幸せそうに美味しそう。

6月最後の週末だと言うのに、うすら寒いココ新天地です。
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ぷぁーっっ!

と、植木等さんが発声するような感じで空が気持ちよくスカッと晴れてくれません。
昨年7月27日まで住んでいた地中海側おフランスの気候がうらめしくなったりもしますが、
どーやらアチラもいつもの「晴れ」には至らない「晴れ」らしいです。それでも「晴れ」は「晴れ」なんだけれど。商売あがったりというのもヴァカンスのために稼いでいる共和国民にはお気の毒であります。

さて、2007年6月最後の日は6月最後の週末になったので、きょうからおフランスは昨年のヴァカンス最後の日から指折り数えて待ちに待ったヴぁかんすの始まりです。ε= (´∞` )

le 30 juin 2007, Martial
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by ma_cocotte | 2007-06-30 21:41 | 『夏』 Rien de spécial | Comments(0)
誰がジュペを思わざる。ヽ(`Д´)ノ
先日6月17日の共和国下院選挙の第二次選挙でシラク元首相の側近であり、現在ボルドー市長でもあるAlain Juppé アラン・ジュペ氏が落選した。
至極当然である。
一ヶ月ほど前、サルコぢが大統領にならしゃったことでヂュ屁はフィヨン首相に次ぐと言われる国務大臣の椅子に座ったのも束の間、下院選に落選したことで退任することになった。
あったりめーだのクラッカーである。
そもそも、である。首相経験もあるアラン・ジュペ(以下、ぢゅ屁)なる人物が2004年に架空給与による公金横領(政治資金への流用)の罪で禁固18か月(執行猶予付き)、被選挙権はく奪10年の判決を受けたのに、なぜその後、カナダはモントリオールに休暇を兼ねてヴァカンスに出、現地のグロンゼコールで半年間教授を務めて莫大な給与を得、フランスに帰国してからボルドー市長選に当選したり、大臣の椅子が用意されていたりするンだあ?2006年、彼がボルドー市長に再当選した時はあたしゃ、ボルドー市民には良識がないのだと思いましたね。アラン・ぢゅ屁の罪が問われたのは1988年から95年までシラク氏がパリ市長だった当時、ぢゅ屁はRPR(現サルコぢが上皇であるUMPの前身)の幹事長で、パリ市庁の要職も兼任。この時期にぢゅ屁はRPR職員7人をパリ市庁に架空雇用させ、その給与を公共事業発注の見返りとして企業に負担させており、この手口で少なくとも240万ユーロの政治資金を稼いだそうだ。
そーんな前科のある ぢゅ屁 を、だ。
もし自分がボルドー市民だとして、自分の住むボルドー市の市長に選ぶか?公金横領の前科ですぞ?尋常とは思えん。繰り返すが、1995年から2004年有罪判決後辞任するまでボルドー市長だったアラン・ぢゅ屁はカナダで優雅に禊を終えたからと2006年のボルドー市長選で再選されたのである。
今でも鮮明に私の脳裏に焼きついているのは、ぢゅ屁の有罪が決まった直後、ベルナデット・シラク國母さまがである。
Mais, il est très intelligent.
アランはとっても頭がよろしいのに。
と、憐れみのみ言葉を公共電波に乗せたことである。...._| ̄|○ 聞くなりムカつきましたね。アタマがおよろしかったら公金横領していいンですかい?そんな必要条件文が成り立つのか?素朴な疑問が蝶々のように軽やかに脳内を飛び回りましたとですよ。いっくらヂャック・おシラク氏と結婚する前はde付きだったベルナデットさんとは言え、こんなアントワネットさまな発言をなさるとは。毎日ロザリオを唱えるのが習慣ならどうかご自身の良心に頭がよければ公金横領していいのかどうか問いかけていただきたいものだが、この事件、シラク大統領は大統領特権なるもので罪を免れ、アラン・ぢゅ屁が罪をひとり纏ったと言われているのだ。ぢゅ屁の悪行はおルモンドさまに「システム・シラク」と命名されたのだが。
シラクさん、泥まみれだよ、あーたは。
しかも、サルコぢも痔だ。フィヨンもフェニョンだ。
なぜヂュ屁に首相に次ぐ大臣の席を与えるのだ?この席を与えれば、ヂュ屁の下院選当選は間違いないと思ったのか。それとも逆で、一ヶ月だけの夢を見させたのか?(これは首相経験者であるヂュ屁なのであり得ないか)

6月17日翌日からアラン・ぢゅ屁の落選が大きく取り沙汰され、あれよあれよと大臣退任の話になり、ココんちなどでは
至極当然。ドロボーは去るべし。
と高笑いしていたら、なーんとアラン・ぢゅ屁が、
大臣の椅子は明け渡しても、
ボルドー市長の椅子には座り続けます。
と宣言。にゃっに~っっ!? とぶったまげましたが、ぢゅ屁の発表にその場で泣いて喜ぶ支持者の顔、顔、顔。・・・・この国の良識を疑いますね。この国のガッコではいったい何を教えてんだ?

一部にしか受けない話だけれど、ぢゅ屁が前回ボルドー市長だった時代(1995-2004年)に、彼は或るヴァチカン非公認の自称・カトリック団体にボルドー市内の教会を勝手に譲った。このことでフランスのカトリック司教団がぢゅ屁とボルドー市を相手に民事訴訟を起こし、勝訴。この教会堂を取り戻した。アタマはよろしいかもしれないけれど、このアラン・ぢゅ屁という人物は悪魔に魂を売ってるンとちゃうやろか。どんなにぢゅ屁が口のうまーいことを発言してもココんちでは苦笑いしかできないのであった。
ボルドー人の脳みそは大丈夫か?
共和国民の良識はいかに?
はっきりしているのはサルコぢの良識は彼の良識に過ぎないということである。
UMP という団体はいったい・・・・

le 29 juin 2007, Pierre et Paul
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by ma_cocotte | 2007-06-29 05:18 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
菩提樹の木の下で
初夏という季節限定ではありますが、菩提樹の花が甘く香り、葉音が涼やかに聞こえる頃、
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週末だけという限定でもありますが、午後のほんの数時間だけでもありますが、
Bouquinistes、ブキニスト、=古本屋さんが鄙びた町の河川岸に出ます。
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菩提樹の木の下に折りたたみの椅子とテーブルを出して、不機嫌そうに店番をしている女性が二人ほど、川の向こう岸の図書館やお店の手前の市で買い物を終えた人が歩道を通りがてら箱の中を覗いていくようです。

最も右の箱の中は幼児用の本の世界でした。
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そこはかとなく、小学校の図書室を思い出す品揃えです。
この箱の左隣は10歳くらいの子が好んで読みそうな本、その隣はさらにもうちょっと大人・・・と、左の箱になればなるほど読者対象年齢が高くなっているようでしたが、

最も左の箱の中身は、
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ちょっとでも触ったらばらばらになってしまいそうなほど古い本でした。
本そのものが高齢者 (^_^)

le 26 juin 2007, Fernand
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by ma_cocotte | 2007-06-26 02:06 | Promenons-nous! | Comments(4)
夏至の夜の夢
旧市街に向かって四方八方からヒトが集まる、集まる。
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市場の前からはスターウォーズの変奏曲が聞こえて来た!
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不思議な踊りを踊っているマダムがいた。
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ん~~~っはっっ


路地を抜けたら歌の上手なラッパーがラップ。
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市庁舎に向かうヒトにくっ付いて行ったら、
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あ゛~~~~~~♪
怪しい美声があああああああああ♪


兎に角、ちょっとでも気になったら立ち止まって冷やかしてみる。
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私のお気に入りはいつでもどこでもカントリーの群舞、
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つまらそうに黙々と延々に踊っているのよね。この脱力感が貯まりません。

こうしてお月さまに見守られながら夜明け前3時まで La fête de la musique 音楽の祭典 は続くのでした。
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翌22日は朝から晩まで風雨でありました。

23日は洗礼者ヨハネの前夜祭だにゃ。 ヾ(o゚ω゚o)ノ゙ 祭りだ、わっしょいっっ ヾ(o゚ω゚o)ノ゙

le 23 juin 2007, Audrey
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by ma_cocotte | 2007-06-23 02:57 | Promenons-nous! | Comments(4)
26回目の夏至祭り Fête de la musique
今年も夏至の日がやってきました。
今年も 昨年のごとく 夕刻から翌朝3時まで共和国内全土でFête de la musique フェット・ド・ラ・ミュジィク、=音楽の祭典が開かれます。芸を持っているヒトは玄人であろうが素人であろうが路上で芸を披露することができる無礼講な一夜なンであります。
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このお祭りが初めて開催されたのが今から26年前、当時の文化相Jack Lang ヂャック・ラングの提唱と実現によるものでした。ヂャック・ラング氏も先日の決選投票で当選を果たし、今宵は創始者として方々で賛美されもしますが、いまやこの国民総出の【音楽の祭典】はフランス共和国内に留まらず世界各地で同様の趣旨で行われるようになりました。
こちら↓ は同じ趣旨で夏至の夜にお祭りを行う世界各地のポスターです。
http://fetedelamusique.culture.fr/209_Affiches_internationales_2007.html
どうも日本國は趣旨に賛同していただけないようで、芸術に関しての理解や心の広さやら大きさは後進国なのかもしれません。治安最優先なんでありましょうね。

さて、フランス文化省によるこの【音楽の祭典】の公式HP http://fetedelamusique.culture.fr/programme_france.php で今宵地元で開かれるコンサートについて調べてみたところ、既に20箇所で玄人さんの演芸が楽しめるそう。となると、街角や歩道にもかなりのゲージツ家が現れることと思われ。
こりゃ、楽しみだ。ヾ(o゚ω゚o)ノ゙
ただひとつ、心配なのは、お天気。晴れてくれいっっ!( ̄人 ̄)

le 21 juin 2007, Rodolphe
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by ma_cocotte | 2007-06-21 03:52 | 『夏』 Rien de spécial | Comments(4)
或る別離 «Nous avons décidé de ne plus être ensemble»
昨晩ですが、セゴ姐が同居人であるフランソワ・オランド氏(フランス社会党第一書記)との別離を発表しました。どーもフランス共和国内では翌朝から大騒ぎしているのですが、なぜだかガイジンのあてくしは
そんなこったあ、5月下旬に知ってたよ。( ̄ε ̄)b
なんであります。こんなに世間が大騒ぎすることなら、おしゃべりしちゃえば良かったかなあ。
懐、ガッポガポ ←妄想щ(゚Д゚)щ カッモ~ン

どこで知ったかと言うと、5月29日にココ新天地地元の神父さまとの雑談で聞いたのです。セゴ姐とオランド氏がかなり前から別居状態にあるらしいよ、と言う話でした。ココ新天地はセゴ姐の本拠地と同じ県内なのでその手の情報も早いのかなあ、とまずは思いましたが、そもそもセゴ姐さんはきょうび流行の表現である「Une ultra française 究極の仏蘭西びと♀」であり、とっつぁまもぢっつぁまも親方トリコロールな職、しかも超上級国家公務員軍人さんなのでありますね。セゴ姐のママンなんぞは9年間で8人の子供を産んだカトリック教会から見れば「母の鑑」。そんな家庭環境で育ったマリ・セゴレーヌ姫さまは大学進学が決まって一人暮らしを始めてまもなく、社会主義思想に傾倒、社会党に入党し、1978年にはフランソワ・オランド氏とENA(パリ政治学院)で出会い、 いわゆる"bébés Mitterrand"、ミッテランの赤ん坊達と呼ばれる確固たる社会主義思想支持世代を築き上げていきました。私生活でのセゴ姐はオランド氏との同居関係の中でThomas, Clémence, Julien, Flora と、現在22~14歳に至る4人の子にも恵まれました。が、ロワイヤル家はセゴ姐を勘当扱いにしている、というのも神父さまから聞いた・・・。おん年50も過ぎ、子供4人もいる女性に勘当なんて語を当てはめるのもおかしいかもしれませんが、イタリアほどでないにしろフランスも大家族主義が愛された長い歴史があるのでこのような家庭の問題も神父の耳には入ってくるようです。

いずれにせよ、大統領選挙期間中、カトリックにはカトリック的な選挙分析があったようです。フランスは政教徹底分離の国ではないの?とまず頭に思い浮かびますが、そこいらの神父だろうが離島や秘境に隠れる修道者も共和国民なら有権者でありますからして、彼らの票も貴重な重い一票なのであります。TF1 などはそのあたりに着目して選挙運動期間中、共和国内の修道者がどういう分析やら準備をしているのか、を繰り返しお昼のニュウスで流したりしていました。今回の大統領選挙戦においてはサルコぢはいちおうカトだけれど人道的に過激な考えの持ち主、セゴ姐は厳格なカト家庭に育ったけれど彼女個人の生活は何から何までずずずずいーっとカト的にハモーンであり、自称有神論者でありながら公約では同性婚姻の認可などを挙げているのでカト的には最早カトでないカトなセゴ姐であり、この両者の後ろに控えるバイルゥは毎日曜日ミサに通うPratiquant プラチカン(=生活宗旨を守るヒト)だけれど、政治においてカトリックの教義に反する事項(同性婚など)に寛容なので今イチ信用しきれない、とカトリックが諸手を挙げてバックアップな決定打がなかった大統領選挙戦だったようであります。第一次選挙でPhilippe de Villier フィリプ・ド・ヴィリエという次回大統領選では極右ル・ペンに代わる脅威になるか、と噂された右突き当たってちょっと手前に戻ったような立ち位置の候補者がいましたが、彼はココ新天地からさほど遠くない土地が本拠地。ドつきとは言えピヲではなく現カトリック教会の忠実な信者で、7人の子供のうちひとりはドミニコ会のシスターだそう。ド・ヴィリエ夫人も教会で熱心に奉仕してくださっているとかで信者としては好人物なのだけれど、ド・ヴィリエ氏の思想も移民政策に過激過ぎておフランスのカトリックが自信を持ってお勧めできるには至らなかったようであります。ま、こうゆう選挙の本筋とはつながらないような下世話な候補者の事情についてカトリックの耳に届くのが妙に早く、ヴァチカンの教皇さまのお耳にまで届いちゃうんだ、とも気づいた次第。

が、今後のセゴ姐、どーするんでしょっっ?

両親が別居したからとて4人の子供のうち未成年者は半月おきに双方の家に住み替えたり、それが無理ならヴァカンス時に相当日数分の同居をすることになりますし、どっちの親が親権を握ろうと4人の子供の苗字はオランドのまんまだし・・・何を今更な Meci, tonton Mitterand! ミッテランおぢちゃん、ありがとう!なんでありますが、セゴよね、セゴ。

社会党公認候補になって以後、彼女の後見人のひとりであったベルナール・クシュネルが社会党を去り、外務大臣就任。まさかセゴ姐まで社会党を去る!?....なんてことはまずないと思いますが、もしも万が一ひょっとして、昨日の決選投票で落選したAlain Juppé アラン・ジュペ ヽ(`Д´)ノの代わりに環境大臣に就任したら
妄想的にうれしいのだけれど。(^_^) 
そんなことあるわけないわね。

いんや~、それにしてもジュペ ヽ(`Д´)ノの落選はガイジンの私にもうれしかったですよ。
おフランス人の良識も捨てたもんぢゃないやね。シラク夫妻やサルコぢにお尻ペンペンだ。
世の中、そんなに甘くねーよ。


le 18 juin 2007, Léonce
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by ma_cocotte | 2007-06-18 18:10 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
ズ ッ ト ホ シ カ ッ タ モ ノ
が、やうやく手に入りました。
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オリーヴの木で作られた台所用品。

近所のスーパーマルシェで 地中海フェア が始まり、スペイン、マグレブ、イスラエル、レバノン、トルコ、イタリア、フランス国内のコート・ダジュール、プロヴァンスやらラングドックの名物が食も生活文化もダダダダダーっと涙ちょちょ切れのうれしい価格で並んだので
買うっきゃないっっ (^_^)
とりあえず、まな板(大、小)、サラダのまぜまぜ棒、調理に使う何某2本を買いました。
他にもアイオリマヨネーズを作るすり鉢やスープ用のドでかいおたま、お塩や胡椒挽きなどもありましたが、どケチなマイうずらハートが警報を発したため、敢え無く諦め。それでも来週は多分サラダボウルを買っちゃうンぢゃないかなあ、と予感→思い込み→Allez!ヽ(`Д´)ノ
はー、素直にうれしい。ヾ(T▽T)ノ゙ アコガレダッタノヨォ。
帰宅して、ブツを出した途端、ココんちの猫がスリスリを始めて、レアたんなどはよだれをまな板の上に垂らしていました。オリーヴの板の香りのせいでしょうか?そーいや、昨年引っ越してすぐオリーヴの苗木を買ったら、猫が葉っぱをかぢかぢしちゃったので外に植え替えたことを思い出しました。オリーヴの木が醸し出す雰囲気とオリーヴの木陰でくつろぐ猫・・・なんとなく似合う気がします。


le 17 juin 2007, Hervé
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by ma_cocotte | 2007-06-17 16:12 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(4)
Américanisme アメリカかぶれ
かぶれると痒いよ、痛いよ。

まさにフランス共和国は共和国民の脳みそをエイメリカなるものにかぶれさせる菌が蔓延しているのだと思います。10日日曜日に行われた国会議員第一次選挙の結果はサルコぢ現大統領が党首であった政党UMPの圧勝です。全議席577のうち7割強がUMP党員になっちまうそうです。普通なら大統領に就任したことで党首職から離れるのが通例だったにも関わらず、UMPはサルコぢの後任党首を決めぬままの今があります。院政であるな。院政といえば「悪の後白河」を思い出すけれど、院政なんてロクなもんぢゃないのもこの世の通例なんぢゃないでせうか?

兎に角、サルコぢが大統領候補になった時から「共和国をアメリカのごとくする」という発言があり、5月6日にサルコぢが勝利しました。その約一か月後に国会議員選出選挙が行われ、UMPが圧勝。この一か月のサルコぢを支持しての結果だそうだけれど、サルコぢが共和国民を勘違いさせているのか、それともUMPが圧勝することでますますサルコぢの勘違いが妄想へと加速変化するのか、こうなると鶏卵な∞話であります。「サルコぢ自惚れ独裁政権」の誕生でしょうか。

そもそもフランスがエイメリカのごとく変身できるのか?
できるはずがない。ヽ(`Д´)ノ
EU(欧州連合)ならば遠い将来もしかしたら多分エイメリカのごとくなれるでしょう。でも今のフランスが成り代われるのはエイメリカ合衆国の一州(=Un Etat)であって、決してLes Unis (=The united)ではありません。サルコぢも現エイメリカに例えるならGouvernment 州知事です。決して合衆国大統領ぢゃない。EUがアメリカ合衆国の建国のように元祖13州が未開の地を開拓しつつ50州に増えるならともかく、21世紀にもなって経済力の差があれ、既に近代国家として機能している国々をEU元祖12か国に取り入れて27か国にまで拡大しても隣国でさえ言葉が通じない、通じるのは硬貨のみ。その貨幣単位も共通にしたおかげで物価急騰、その事実に鈍感なのは元から物価の高い国々のみ・・・と問題山積で、EUがエイメリカ合衆国と化し、EU大統領なるものがエイメリカ合衆国大統領と同等になるまで後何年かかるのでしょうか。同等になる前に崩壊する可能性だってあるかもしれません。国土ばかりデカくて、肩書きが「大統領」でもプーチンみたいのもいるのがこの世で明らかな事実でもあります。

サルコぢが「おフランスをエイメリカのようにする!するのだっっ!」と宣言したところで、EU内で最も強くて裕福なun état (=州)にするつもりなんでせうか?フランス共和国という多面体のどの面から考察しても現在のフランスはエイメリカのようにならないし、現時点でフランスが簡単にエイメリカの真似をできるのはアメリカの欠点部分なのではないかと思います。国営企業をすべて民営化ですか?

サルコぢが大統領に就任して数日後に、南仏のある企業が所有工場を突然閉鎖しました。低賃金で生産向上が期待できるチュニジアに工場を移転すると経営者が判断しての強権執行です。もちろん工場に勤務していた人々は青天の霹靂のごとく解雇、失業者となりました。この企業は安定企業でもあったので、労働者の多くは定年を想定してのローンで固定資産を手に入れていました。突然の失業でせっかく手に入れたものを失うことはほぼ確実となりました。チュニジアは旧植民地ではありますが、アメリカ合衆国のようにある州にあった企業が他の州に引っ越すのとはまったく違います。しかもフランスという国は高給取りは世界中、国内中を定年まで引越しして廻ったり、遠距離通勤をするものですが、庶民は一集落にある一企業に勤務というのが基本だったりします。工場おとりつぶしになると村そのものの衰退を意味したりもするのです(日本のTOYOTAがフランスの寒村に工場建設したことで村全体が栄えたのはフランスでの伝説かつ美談です)。
これまでのフランスでは「羊飼い」が最も尊敬される職業だったのに、サルコぢの考えやら吹聴でこれにもピリオドです。弱肉強食、果ては貧富の完全二分化でしょうか。そうなったらフランスはフランスでなくなってしまいますね。アイデンティティを失いかねません。

大統領就任式の日、サルコぢ夫人はご自分の前夫との間にできた二人の娘、サルコぢの前夫人との間にできた息子二人、そして二人の間に生まれた一人息子と横一列に並んでエリゼ宮(大統領官邸)に入りました。テレビぢゃ繰り返しまるでケネディ・ファミリーのようだと叫んでいたけれど、サルコぢの現在の家庭環境は就任当時のケネディ大統領の家庭環境(妻、息子、娘)よりはるかに複雑、それさえ「フランスの理想」なんだそう。男女双方のこれまでが複雑でも眼に見えてハッピーならいいって奴ですね。しかも1905年に徹底政教分離法を施行して以後、カトリック精神を世俗に置き換えながらの今があるのに、フランス共和国を「強者のための強いフランス」にしちゃったら、フランスの生活文化史なんて根こそぎ消去ぢゃありませんか。おフランスがアメリカの保守的部分より先進であることもサルコぢにおける肯定なんでありましょうか。日本ぢゃ1970年代にテレビで見れたカートゥーンが今も流れるおフランスで若い者は漠然とエイメリカに憧れていたりもします。若者が好んで万引きするのはエイメリカを象徴するブランドもんばかりです。そんなにいいか、レゼタズュニ?

もしかしておフランスの普通の人々はサルコぢのたわ言に騙されているンぢゃないか、とあたしゃ思います。ココんちの場合、目の前でサルコぢに騙されている仏蘭西びと♂を目の当たりにしているとそーとしか思えないのです。フランスのアイデンティティが絶やされたところで「昔が良かった」と庶民が嘆いてももうかつてのフランスが戻ってくることはありません。悪いことは言わない、共和国民のみんなたち、早く目を覚ましなさいませ。

大統領選挙に敗れたセゴ姐が「民主主義は左派の大きな力を必要としている」と述べ、権力均衡のために第2回投票での支持を訴えましたけれど、ココんちの仏蘭西びとなんぞは「コアビタシオンはもういいよ」と一言。私にしてみればサルコぢの思い上がり政権に歯止めをかけるためにもコ・アビタシオーンは悪くないと思うのだけれど、サルコぢにその気は微塵ともあるわけないし、共和国民がUMPの大勝利を作り上げたことでコ・アビタシオーンなんて誕生するはずがありません。おそらく大統領選の間、セゴ姐の主席参謀だったベルナール・コシュネ氏が外務大臣に就任したことで共和国民が満足しきってしまったのかもしれません。それにしても今の社会党は情けないのであります。ぶよぶよのぼそぼそで簡単にもろけてしまいそうな団体にしか見えません。弱者救済にしても「無条件救済」ぢゃ幼稚園の砂場遊びでだって眺めることができますよ。無条件に救済することでフランスがどうフランスらしくあることができるのか、具体的に説明して欲しいっす。言っちゃなんだが仏蘭西社会党はセゴ姐のダーリンに第一書記を辞めていただいて、もっとカリスマチックな人物をあてがった方がよろしんぢゃござんせんかと思うのですがね。それくらい今のPSは非常事態のように見えます。

le 13 juin 2007, Antoine
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by ma_cocotte | 2007-06-13 22:05 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(14)
どっきん、どっきん。
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きょうは fête du Saint-sacrement 。
∴ 1ère communion des enfants 子供達の初聖体式なんである。
この日のために、勉強し、
この日のために、生まれて初めて罪を告白し、赦していただき、こころを純白にして、
この日のために、真っ白いおべべを着て、
この日初めて、Hostie オスチと呼ばれるパンをいただくのだな。

この儀式は日本の七五三みたいなもので、きょうの好き日を迎えた善き孫の姿を見るために
めかし込んだ親だけでなく、ぢっつぁま、ばっつぁま、ひぃ爺、ひぃ婆も集まる、集まる。

はじめてホスチアを口に入れた子供の神妙な顔、
他の子が口に入れたのを見ていたずらっぽそうな目で見つめる子、

おもしろかった。

le 10 juin 2007, Landry
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by ma_cocotte | 2007-06-10 22:01 | 『春』 Rien de spécial | Comments(13)
ああ、そういう月だった。
6月である。

ここ数日、やたら玄関の呼び鈴が鳴るのであります。今朝もハヨから、かなりアグレッシフにピンポンピンポポーン、ピンポーン♪と。玄関ドアを開けてみると10歳にも満たない少年が二人立っており、自分が通う学校で行われる納会で開催されるトンボラ(籤引き)を買ってくれないか、と上目遣い。
「もう買っちゃったからごめんなさいね」  (いや、買ってないンだけれど)
と、ドアを閉める。この繰り返しがまだしばらく今月一杯は続きそうです。

6月のフランスは一年の締めくくりの季節ですが、フランスの暦をまじまじ見ると移動祝祭日でキリストが天に昇り(今年は5月17日)、その10日後にキリストの縁者に燃えるベロ、すなわち聖霊が降臨して彼らは世界の四方に散らばっていくのですが、フランス人もこの祭りを過ぎると四方に散らばる準備でソワソワになるのですね。つまり去年のヴァカンス最後の日から待ち焦がれていたヴァカンスの準備です。

6月である。

昨晩深夜のニュウスをぼけーと見ていたら、哲学者が招かれており、それで思い出したのはバカロレア(大学入学資格)取得試験。今日から共和国内で始まり、月曜日に哲学の論文試験だそう。確か4時間で書き上げるのだったよね。
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キミがたよ、ばんがってくれたまへ。


6月のバカロレア試験で思い出したのが、大学の6月は後期末試験だったってこと。その年にも寄りますが、たいてい聖霊降臨の(移動)祝祭日あたりから大学はréviser レビゼと呼ばれる試験のための予習復習期間に入り、試験に突入なのです。
この試験ってのが日本ビトにはクセモノでして、ほとんどが論文試験なのです。10教科の試験があり、そのうちひとつの教科の試験のうちの一問題にマークシートのような取捨選択問題があれば運が良い方でしょう。まあ、3題中の一題が取捨選択でも残り2題が論文試験ぢゃ稼げて1点、良くて2点。それがなぜなのかと言えばおフランスの試験は20点満点であって、100点満点ではありません。一点の重みが重すぎ。しかも論文形式でどうやって点数をつけているのかは、
  なぞ (・_・)?
大昔、某大学の小論文採点バイトをしていたヒトの話では出題者から10のキーワードを渡され、受験者の論文をざっと読んで、出題者キーワードとビンゴ!のワードをチェックする・・・
だけ 
なんだそう。ヽ(`Д´)ノ ッザッケンナーっっ!
おフランスの論文試験の場合、そんなキーワードの数で合否が決まるなんて生ぬるく甘ちょろいもんぢゃないと思いますが、一般的には20点満点で10点以上は合格、なぜか8点の壁を越えるのが難しいのであります。

6月のおフランスと言えば、窓の外は日差しがキラキラ、若葉萌え萌えなのに、自分は机に向かって4時間の論文・・・ま、書き終わったところで6月のフランスなら夜8時近くても外はお昼間のごとく明るいので、それが教員からのせめてもの慰めなのか。
いらんわ、そんなの。
わたくし個人の思い出と言えば、後期末試験のド真ん中でいきなり予告なしの教員ストライキ。しかも試験日に大当たり。準備万端で大学に行けば玄関閉鎖。試験は一週間後に延期。踏んだり蹴ったりな悪夢でしたわね。ストライキとデモ行進は共和国万民の権利だ、と言われれば返す言葉もないのだけれど。

兎にも角にも大学生ならば6月の後期末試験に通れば、10月まで麗しの夏休み。前後期末試験で基準点に達しなければ、9月に再試で進級できるか、できないかが決定です。6月次第で夏休みが甘く切なく美しいものになるか、それを横目で見ながら生き地獄を味わうかなのであります。

共和国の社会人の6月は、というとヴァカンスをいつにするかの取り合い時期であります。こればかりは優先順位があり、一番は未成年の子供を持つヒト(既婚未婚は問わない)、二番は同居人あるヒト、最後は独身者です。子供を持って最高の時期に夏休みを過ごしたい、とオトナに思わせるのも共和国民数増加に貢献していたりなんかしてね。( ̄ー ̄) ニヤリ

いずれにせよ、6月のおフランスびとの頭ン中はほとんど おヴぁかんす のことしかありませんので、運命を左右させられるような重要な事務手続きはできるだけお早めに。( ̄ε ̄)b

le 9 juin 2007, Diane
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by ma_cocotte | 2007-06-09 20:27 | 『春』 Rien de spécial | Comments(2)