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全ての人の友となり、決して仕返しをせず、快く赦す、なのだ。
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きょう1月31日はヨハネ・ボスコ Giovanni Melchior Bosco (le 16 août 1815 près de Turin, Italie - 31 janvier 1888 à Turin) というピエモンテびとのお祝い日です。
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↑ 青ざめて横になってる方が、最近のボスコ丼 ↑

このボスコ丼、いえ、ドン・ボスコは1854年1月26日に、自身が敬愛する聖フランソワ・ド・サル François de Salles の名を拝借し、「サレジオ会 (ヴァチカンでの略称はSDB)」という男子修道会を創立、1869年に当時の ピオ9世 教皇から正式に認可をいただきました。更に1972年には女子のための修道会(同、FMA)を創り、この男女修道会に集った者はアタマの良い子のアタマを更に良くして下々を高見に引っ張る役割として育てるという目的ではなく、アタマが良かろうが悪かろうが一人で生きていける術を信仰と共に心身につける手伝いをすることを目標のひとつにしました。当時は孤児や浮浪児の更正で多忙だったそうです。
今年はサレジオ会がピオ9世から認可を賜ってから150年という節目の年にあたるそうですが、数多ある伝統ある諸修道会から「屁」と失笑されるほどの短い歴史にもかかわらず、今や欧州では貴重な「生き残りカトリック強国ポーランド」で最も会員数の多い修道会が男子サレジオ会なんだそうな。なんとなくかつて数年でも「カマとトンカチ」を国章に掲げた国々で「ひとりで稼げる、生きていけるヒトを育てます」というスローガンは人民にも魅力的なんだろうなあ、という気がします。女子修道会の方も歴史が浅いのに、1980年頃には既にイタリア国内で1、2の会員数を誇る大修道女会に成長していました。(2006年3月22日現在のサレジオ会強勢は こちら
この男女サレジオ会、青少年教育のためならば世界の果てまですっ飛んで行くそうで、日本に男子サレジオ会の宣教師がイタリアからお船に乗ってやって来たのが1926年、女子サレジオ会の初来日は1930年。と、これまた日本カトリックにおいても新参者であります。サレジオ会精神を知るみなさん、ばんがってください。
KTO でドン・ボスコ特集番組を見つけました。
LA FOI PRISE AU MOT Don Bosco
http://www.ktotv.com/cms/videos/fiche_video.html?idV=00042882&vl=video_a_la_une
男子サレジアン神父さまも、女子サレジエンヌ・シスターも仏蘭西固有の外見です。

さて、お仏蘭西にもサレジオ会は点々とあるにはある。http://www.salesien.com/
フランスに限らず世界中のどこでもそうですが、大都市の下町に行けばたいていサレジオ会に委任されている教会や教育施設がちょこまかとあります。パリもマルセイユもそうね。男女サレジオ会はどちらも青少年教育を目的とした修道会ですから、サレジオ会に関わる聖人名(仏語表記ならば Jean Bosco や Dominique Savio など)を頼りに検索すればこんな名前の教育施設(↓)もきょうびインタネットで簡単に見つけられたりします。
Ecoles pour garçons en France 男児教育】
Ecole St Jean Bosco : 01240 Marlieux
Ecole Saint-Jean-Bosco : 31200 Toulouse
Ecole Saint-Dominique-Savio : 34690 Fabrègues
Ecole Saint-François-de-Sales : 76000 Rouen


Ecoles pour filles en France 女児教育】 
男児教育施設と重複した施設は省略
Préceptorat Saint-Jean-Bosco : 29200 Brest
Préceptorat Saint-Dominique-Savio : 34690 Fabrègues
実は上に青字で列記したサレジオ会に関連する聖人名を冠した学校です サレジオ会経営のサレジアン・スクールではなく
FSSPX経営のガッコ
です。サレジオ会は青少年教育で世界的に知られているから、この学校名でまずは惹かれちゃう親御さんもあるかもしれませんけれど、サレジオ会にしてみれば 縁ある諸聖人名をFSSPXに勝手に無断使用されているだけ なのです。ですから前出のFSSPX学校に入学したところでボスコ丼の精神はなんら教えられず、
ドン・ボスコがもし今、生きていたら
もちろんFSSPXに同情するのだよー。
なあんて教え込まれFSSPX信者脳にされるだけなんですが・・・。
返してください、これらの聖人名。そして、聖堂やら学校建物、土地もフランス司教団または国県市町村に返還するように(居住権のみの不法滞在中に過ぎませんから)。

風が届けた噂ではなんでもサレジオ会が二枚舌で表で聖座、裏ではFSSPXと蜜月なんて日本國内では囁かれているそうです。確かにB16の御世になってから国務長官タルチッシオ・ベルトオネ師もSDBだし、列聖省長官 アンジェロ・アマアト 師もSDBだし、B16が中國政府の意向を無視して選ばれた 枢機卿ゼンゼキウン香港司教 もSDB、そしてロッセルバトオレ・ロッマアノ紙の編集スタッフもSDBだけど、それはB16が枢機卿時代にサレジオ会顧問だったつながりもあるでせう。(写真は2000年当時のラッツィとタルベネちゃん)
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だがなー。


こんな噂はカトリック道徳やら生活文化が土壌にしみこんでいない日本國だから通じる「まことしやかな嘘」ですね。そもそもヒトの言動の裏表やら二枚舌自体がサレジオ会では3ちゃいの子供にさえ教えている
あなたがひとりぽっちの時でも、たとえ地平線の果てまで誰も見ていないと思っても、神さまはあなたの何もかもをご覧になっています。だから神さまに常に正しくありなさい。
という考えと矛盾するのですよ。サレジオ会ぢゃ「隠れて何かやっても無条件に何でも赦してくれる神」なんてあずかった子供たちに教えていません。そういう会の精神を知らずに、自分の立場に都合の良い作り話を流す「ワレこそは本物のカトリック」って・・・・別にあたしたちはいいけれど、いつか対面する神さまのみ前でアジャパーぢゃないんですかね?

1月22日から世間で騒がれている件にしても、なんかFSSPX側の弁明のロジックがぶっ壊れているし、破門解除が撤回と流すことでヴァチカン側が回心したという話に摩り替えられているのも日本語に訳すとボヤける欠点があるからでしょう(日本國における両形態ミサの独善解釈なんて最たるもんだけれど)。

ヨハネ・ボスコなる聖人は青少年の教育に関わったこともあり、凡人を励まし向上させる言葉を多々残していますが、こんにちのお題「全ての人の友となり、決して仕返しをせず、快く赦す」ことも彼が会員に残した言葉のひとつ(SPS366)ですし、「他人に対しては全てを赦し、あなた自身に対しては何も赦さないこと」(MB3、617)という言葉も残しています。ああ、その言葉を知る人がそれを実践したのね、とふと思ったりもしますが、30日お昼の国営放送地方局France 3 ニュウスに登場した神学者さんは今回のウヰリアムソン発言についてヴァチカン側は怒り心頭であり、この怒りをなんらかの形で公にするのは時間の問題だろう、と予測されていましたが、これは仕返しでなく正当防衛ではないでしょうか。
Poitou-Charentes 12/13
画面右の  Vendredi 30 Janvier をクリック。
ビデオ開始後4分30秒あたりから約3分間がウヰリアムソン発言問題について、です。
ま、出演者の口調、表情からいかにとてつもなく深刻な事件かわかります。
ヨハネ・ボスコはこういう言葉も残しています。
教皇と一致していない人はカトリック者ではありえない。 (MM41)
ですから、ドン・ボスコが もし今生きていても、教皇と一致している のです。もしサレジオ会員が裏やら隠れてFSSPXと一緒に第二ヴァチカン公会議を否定するなら、まず堂々とサレジオ会から去るのが神がなんたるか知るヒトがとる行動だと思うのは私だけでスカイ?

「個人ぢゃなくて組織犯罪なのよー、奥さーん」とかアホ臭い話に変えないでくらさいよ。陰謀論くらい心をそそのかす話もないこと。神さまってそそのかすことはしないから。あのね、聞けば聞くほどなんかカトリックぢゃない。第二ヴァチカン公会議前の公教要理だってそんな裏表をヒトができるなんて教えていないし、勧めてもいないのに、なんでできるの?

こんなわけで今年の1月31日はボスコ丼も実は迷惑してるのよ、って話をしました、まる

le 31 janvier 2009, Marcelle

学校ネタついでに、FSSPXは花の都はパリ6区に最高学府も持ってたりします。
Institut Universitaire Saint-Pie X
共和国内だけでなく世界中からFSSPX信者の青年男女がここに集うンだにゃ。月謝はべらぼうに高いですよ。召命をきいたわけでもなく、ただ自分のためだけの宗教やら神学のおベンキョならば国立大学で神学専攻するのが普通の家庭に育ち、普通のアタマの共和国青年男女が進む道なんだがな。
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by ma_cocotte | 2009-01-31 17:01 | 『?』なKTOりっくん | Comments(4)
リシャアル・ドブリャ を待ちながら、
マクド McDonald's にて、キャトルーゥ Quatre heure
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季節のサンデェ Sandae de Saison


冬限定のクフンブル・エ・マホン Crumble & Marrons (アーモンド粉丸めと栗)どす。
なんだかHPの見本 とまったく違う、ごっついサンデェが出て参りましたが、お口に入れば世界の恋人、どこでも同じ「まくだぁなるど」なんだ、と信じましょう。

この日の午前中、路上教習中にマクドの前でこの栗パフェのポスターが目に入った途端、食べたくなってしまいました。というのも、ココんちの仏蘭西びと♂が栗餡嫌いなんですね。焼き栗は食うのに。和食や魚介類にしてもそうですが、外出時やこういう企画時を利用するのが吉。午後になって最終安値になっているバーゲンをひやかしつつ、マクドに寄っておやつ 4 heures 。
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仏蘭西の栗餡はお砂糖にヴァニラを加えて作ったものです。マクドのような廉価な栗餡でも凝視するとヴァニラ粒が見えます。仏蘭西では大都市なら兎も角、地方ではまだまだ元祖固くてこってりしたフレンチアイスクリームが主で、日本びとが大好きなソフトクリームはマイナーです。なぜかハンバーガーチェーン店でありつける。仏蘭西は酪農国ですのでソフトクリームも味はこってり、限りなくアイスクリームに近い硬さの軟らかさですこぶる美味でございます。
はー、おいしうございました。
1ユウロ95サンチーム。
ちなみに仏蘭西びとはこの栗餡をヨーグルトに混ぜて食べます。美味しいと思います。

le 30 janvier 2009, Martine

余計なお世話【 解 説 】 リシャアル・ドブリャ とは、
リシャアル=Richard
ドブリャ=W と書きます。
ウヰリアムソン はアルファベト表記だと Williamson、だから W 
cf. ヂョウヂ・ドブリャ・ブッシュ
いい加減、出て来い、りしゃある・どぶりゃ。
誰か天岩戸の前で演芸でもしてみてはどう?070.gif071.gif070.gif
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by ma_cocotte | 2009-01-30 20:50 | The ou Cafe? | Comments(18)
大丈夫か、おいっ、しっかりするんだっっ!
2009年1月23日午前の我等がCEO、いえ、教皇さま。
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Le pape Benoît XVI lors de son audience générale au Vatican, ce mercredi (Reuters)

この写真で思い浮かぶ言葉はなんざんしょ? 
疲労困憊 ひろうこんぱい? 心ここにあらずぅ?
我等がシャチョさん、今月初めにお声が出ないほどの風邪をお召しになり治ったところでコレだもの。きょうになって3月のアフリカ訪問日程が変更されたという情報も流れ始めました。

それにしてもだな、ウヰリアムソン司教さんよ。
上司や、その上司の上司に謝らせておきながら、キミはいったい今どこに?
ルーテル教国のスウェーデンならバレないとでも思ってあの発言をしたのなら、キミの頭が第一ヴァチカン公会議当時のまんまぢゃあるまいか?おぬしの最長上であらせられるベネディクト16世聖下は マイiPod nano を持たれた歴史上初のローマ教皇 であらせられるぞ。

.....てか、La Croix 紙に速報
28/01/2009 20:29

CITE DU VATICAN, 28 jan 2009 (AFP) - Le pape a été "troublé" par les propos de l'évêque négationniste (cardinal Bertone)

Le pape Benoît XVI a été "troublé" par les propos négationnistes tenus par l'évêque intégriste Richard Williamson, qui ont constitué un épisode "très douloureux et inattendu", a affirmé mercredi le secrétaire d'Etat du Vatican, le cardinal Tarcisio Bertone.
L'évêque britannique - parmi les quatre qui ont été réabilités samedi par le pape après avoir été excommuniés en 1988 - a nié dans un entretien jeudi dernier l'existence des chambres à gaz.
Ces propos ont "troublé le pape et l'Eglise catholique" et ont représenté un épisode "très douloureux et inattendu", a déclaré le cardinal Tarcisio Bertone, cité par l'agence italienne Ansa.
"L'épisode ne doit pas être exagéré, car les clarifications à ce sujet ont été nettes et précises", a-t-il estimé.
Dans le processus de rapprochement entre l'Eglise catholique et les adeptes de Mgr Lefebvre, "cette intervention (de Mgr Williamson) a été une entrave, un acte inattendu qui cependant ne pouvait arrêter le processus de révocation de l'excommunication" en cours, a affirmé le cardinal.
Mercredi, Benoît XVI s'est démarqué des propos négationnistes de l'évêque intégriste - qui ont provoqué de vives réactions dans le monde juif mais aussi des remous dans l'Eglise catholique - en exprimant sa "solidarité" avec les juifs.

"Je crois qu'il n'y a pas eu de chambres à gaz (...) Je pense que 200.000 à 300.000 Juifs ont péri dans les camps de concentration, mais pas un seul dans les chambres à gaz", avait déclaré Mgr Williamson.
以上、国務長官ベルトーネ枢機卿自らの発言でございまして、この件で教皇さまのお心の動揺がハンパぢゃないようです。あの表情ぢゃねぇえええ(↑)。そして、ベルトーネ師がおっしゃるには、カトリック教会にとってこの件は予期できなかったことであり、教会の肉体的苦痛と精神的苦悩となってしまったそうです。
罪なヒトだよ、ウヰリアムソン。
救ってもらってこの返礼ぢゃあっていろんな新聞記事に書いてあったよ。
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出てらっしゃいっっ、ウヰリアムソンっっ!
Mgr Williamson avait publiquement nié l'existence des chambres à gaz. [TSR]

ウヰリアムソン師本人による謝罪を公で堂々と求めた司教方も既にいるらしい。これはFSSPXが仮想敵にしているフランス司教団 やらスイス司教団だからFSSPXに対してのいじめなんだなんて言っても通用するのは限りなくアジア諸国限定ですね。聖ピオ十世会の本部はスイスのエコン Ecône にありますが http://www.seminaire-econe.ch/frcom/index.htm、スイス司教団の長上であらせられるコッホ Kurt Koch 師は現時点でウヰリアムソン師との赦し合いはないとおっしゃっています。
Le Temp.ch
«Pas de réconciliation avec Mgr Williamson»
教皇さまは1月28日が水曜日だったこともあり、一般謁見の中でユダヤの方々に対し、これまでの連帯も友好もカトリックは変わりなく続け強めて行きたいとお話になりました。証拠ビデオはこちら(↓)。
Audience générale Diffusé le 28/01/2009 / Durée 75 mn
http://www.ktotv.com/cms/videos/fiche_video.html?idV=00043003&vl=video_nouveautes
午後になって寝込まれてしまったのでしょうか。なんせ、速報。
教皇さま、今はビタミン摂取と睡眠です。
le 29 janvier 2009, Gildas

【追 記】
Wispers in the Loggia でこの件について連載が続いています。
中でも興味深いのは帰天されたニュウヨオクのラビからのメッセージの転載ですね。
Amid Clash, a Kaddish
http://whispersintheloggia.blogspot.com/2009/01/amid-clash-kaddish.html
FSSPX側が2007年7月7日に発表されたモツ・プロプリオ《Summorum Pontificum スュンモリュム・ポンティフィクム》で禁止された(実は禁止されていない)聖伝のミサが自由化されたことばかり喜んでいますが、絶対になぜ教皇B16がこの日に発表できたかの経緯にまったく触れません。そこからして既にどーかしているのであって、狭いFSSPXは兎も角、広い世間では前教皇JPIIが在位期間中に謝罪行脚を行ったこと、終戦から63年(欧州では1944年に大戦が終結)経ちカトリックの旧典礼で悪夢を思い起こす世代の多くが帰天したことなどから旧典礼を再度公にできる機会と判断したと言われています。今回の件はヴァチカン側の第二ヴァチカン公会議以降現在に至るまでの長年の努力と償いと他者(つまり異教徒)への思いやりで築いた基礎を地震的破壊力で亀裂を招くに値する・・・と、ヴァチカンに対して軽率を指摘する表現をされちゃってもしょーがないかなーですね。
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by ma_cocotte | 2009-01-29 04:52 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(8)
身内ではご慶事でも、世間ぢゃ迷惑らしい。 Embarassant!
先週1月22日夜8時のニュウスで見聞してしまったことで、私は ココに ヴァチカンが1988年に破門した5司教の破門撤回を1月24日または26日に発表するだろうと書きました。翌23日夜8時には民放TF1 のニュウスでも取り上げたことも ココに 書きました。どうやら時間制限ながら共和国民が見れる権利がある民放Canal+で20時頃から放映される超ウルトラど人気の諷刺ニュウス番組Les Guignols des Infos (れ・ぎにょる・であんふぉ)の23日のゲストはローマ教皇ぶのわ・せーず Benoît XVI だったようです。
興味ござる方はこちら(↓)をクリック。
http://www.canalplus.fr/index.php?pid=1784
クリック後、画面右下で Emission du 23 janvier 09 を選んでくらしゃい。
あんれま、教皇さまはラテン語しかお口になさらなくなってしまってます(爆笑。

翌日土曜日になり日没頃だったか、花の都はお巴里9区で1988年以降 司教認可 の下、ずーっと1962ミサをあげている Saint-Eugène - Sainte-Cécile 教会有志のブログにこの件が既決の形で掲載されていました。
Liturgia
“Nul n’est de trop dans l’Église” ! - Retrait de l’excommunication de 1988 des 4 évêques sacrés par Mgr Lefebvre
24 janvier 2009 - 14:12 par Archiparaphoniste
まあ、ココ(↑)に仏蘭西語訳されたヴァチカン公文書番号 Prot. N. 126/2009 が掲載されており、文末にはご丁寧にもイタリア語で書かれた原文に誘ってくださってます。http://212.77.1.245/news_services/bulletin/news/23250.php?index=23250&po_date=24.01.2009&lang=fr
注目すべき点は日付でしょ。
仏蘭西語だろうが伊太利亜語だろうが、日本語に訳すと 2009年1月21日 です。一般公開が2009年1月24日付と来たもんだ。上のギニョルショウで司会者PPDA がシルヴェスタ(スタロオン)司教に「昨日(=22日木曜)、ウヰリアムソンがガス室を否定する発言をしたスウェーデンでの番組ビデオを見たぞ!」と言ってますし、共和国内のニュウスでもこの事実を知った司教方が次々とヴァチカンに飛び込んでいるとも流れていましたけんども、結局、毎度おなじみ@ヴぁかちんで
時既に遅し
だったンですよねぇ。なんか聖俗どちらも知らずに振り回された方々がお気の毒すぎなお話になりそうです。24日夜8時のニュウスで破門撤回された旨のニュウスが流れ、この件は紛れもない事実となりました。
TF1 : Le Journal Télévisé du 24 janvier 2009 - 20h
どうも土日分はアーカイヴを作成しないようなので、
ビデオ開始後
23分30秒過ぎあたりをご覧くださいませ。
週が明けて、インターネット内でも反応多々多。
*Da Mihi Animas : Pope lifts excommunications of Lefebvrite bishops
*Whispers in the Loggia : They're Back
以上(↑)は聖側の中にあらしゃる方や限りなく近い方。以下は一般紙から一本。
Evêque négationniste : des propos "inacceptables" pour l'évêque de Sées  NOUVELOBS.COM | 26.01.2009 | 19:15
http://tempsreel.nouvelobs.com/actualites/international/europe/
20090126.OBS1577/eveque_negationniste__des_propos_inacceptables_pour_lev.html
あんあくせぷたあぶる inacceptables というのは「受け入れ難い」という拒絶する時にしばしば用いる語ですが、記事の中でバス・ノルマンディ Basse-Normandie 地方の3司教を代表してヂャン・クロォド・ブゥラヂェ Jean-Claude Boulanger 司教が教皇さまが決めたことだから今回の発表を受け入れるものの、ウヰリアムソン師の「ガス室は存在しなかった」という発言が既に傷ついている他者の心をいっそう傷つけるものであると表明しています。加えて、この発言そのものが非人道であり、実の母親を強制収容所で亡くしたリュスティヂェ枢機卿 を侮辱するものだとも語っています。
この記事に投稿されたコメントでもいろいろ考えさせられます。リュスティヂェ枢機卿だけがこの世で唯一のユダヤ教からカトリックに改宗したユダヤびとではありません。ココんちの二人の友人もアシュケナジ系ユダヤんで、60歳を前にしてカトリックに改宗した女性です。母上はユダヤびととして2006年に帰天しました。コメントの中にもユダヤびとと共存している方が今回のウヰリアムソン発言で自分の生活環境が不穏になることへの不安が書かれています。仏蘭西国内でも年々ネオナチによる異教徒、移民への犯罪が増加傾向にあります。実は今回のこの件、1988年に破門された5司教の破門解除「だけ」で、ルフェーヴル師が自ら創立した聖ピオ十世会はまだヴァチカンに認可されておらず、現時点で聖ピオ十世会所属の司教や司祭職にある会員がカトリック教会の活動(7秘跡)をまったく実行できないことが事実なのに、そういう信者生活には無関心な、洗礼を受けたものの教会にまったく通っていない欧州人や、聖ピオ十世会に敵視されているユダヤびと、みゅぢゅるまんにとっては報道による情報だけでは誤解や妄想が先走り、それこそ現実的に受け入れ難い事件が勃発しかねません。私個人は限りなくそれが心配なんであります。

1月27日の時点でこの件について仏蘭西語環境でニュウス検索しても390件も引っかかります。というのも、この日1月27日はホロコースト犠牲者を思い起こす国際デーでもあるからでしょう。1月24日のヴァチカンからの公式発表を境に報道側が選ぶタイトルもどんどん過激になっているように思います。おル・フィガロさまのタイトル Evêque négationniste: "dangereux" はウヰリアムソン師が『危険』とズバリですね。SOS Raciste が27日付で公にしたレッテルですね。France soir には Le péché contre Dieu… というタイトルで、これは訳せば「神に対する罪てんてんてん」ですね。文中にウヰリアムソン師は黒山羊とまで書いてあります。
く、黒山羊って・・・・ 031.gif
おル・モンドさまに掲載されたコチラは極めつけのタイトルかも。。
"J'ai honte d'être catholique", par Matthieu Grimpret
LE MONDE | 27.01.09 | 14h44 • Mis à jour le 27.01.09 | 14h44
http://www.lemonde.fr/opinions/article/2009/01/27/j-ai-honte-d-etre-catholique-par-matthieu-grimpret_1147111_3232.html
訳しましょう。
私はカトリックであることを恥じる、マチュ・グランプレ
マチュ・グランプレ Matthew Grimpret 氏はエッセイスト、歴史科教員、政治神学研究者だそうです。はー、なんだかなぁ、もう。時間が経てば経つほど検索できる記事数が増えています。堂々と意見を表明する司教方も次々と登場しております。仏蘭西国内でもカトリックの勢力が強いと言われているボルドーの地方紙ウェスト・フランス Ouest-France 紙にはこんなタイトル。
Intégristes réhabilités : trouble dans l'Église
教条主義者の復権:教会内は混乱
なんだか教会の「一致」どころか新たな分裂を招き始めそうでわあありませんか。
おととい1月25日はパウロの回心 la conversion de Paul というカトリックのお祭り日であり、今年は「パウロ年」という特別年でもあることから、この日を前にカトリックが破門者を受け入れたことは「教会の一致」を連想させるので、カトリック内では本当ならおめでたいらしいです。が、どうもここ数日の展開を傍観しておりますと、本家は周りの迷惑顧みず「めでたい」としか言わないっちゅうか。どうも大喜びしているのは家長のまわりの親族だけで、親戚の中でも遠戚であればあるほど突然の本家の縁組発表に当惑しているように見えます。
で、回心したのはヴァチカンでしょうか?聖ピオ十世会でしょうか?
現状では聖ピオ十世会はヴァチカンに認可されておりません。なんでもフェレ総長自ら、受け入れていただきたいとヴァチカンに直訴したらしいですが、それにも関わらず第二ヴァチカン公会議精神は拒むと明言し続けております。聖ピオ十世会のHPでは創立者ルフェーヴル師の以下の予言めいた言葉を掲載するようになりました。
ローマは天主の栄光と霊魂の救いのために
信仰を維持したことを感謝するだろう
どうやらローマが回心したことになるようです。ローマは「教皇」をさし、信仰を維持したのは「ルフェーヴル派」をさします?
なんか違うというか、醸し出すものがカトリックぢゃないと申しましょうか・・・。権威を取り戻したいそうだけれど、権威が逆転しちゃってないか?

le 27 janvier 2009, Angéle

【湧いて出てくる、出てくる】 以下、ご参考までに。
*AFP : Réintégration d'évèques intégristes: émotion des juifs, trouble des catholiques
*Europe 1.fr : Colère sur le web contre la main tendue aux évêques intégristes
*Le Monde : La Vie lance une pétition "pas de négationnistes dans l'Eglise"
*Le Monde : Le scepticisme des catholiques après la réintégration des évêques intégristes

...結局のところ、ウヰリアムソン師について なんですな。
んなわけで、お仏蘭西のカトリック系全国紙 La Croix を覗いてみました。
こんなん出ました。
L’Église catholique peut-elle sanctionner Mgr Williamson ?
カトリック教会はウヰリアムソン司教を処罰できるのか?
教会法の番号がぼんぼこ出てくる記事でございます。
掲示板 は仏蘭西でもメラメラ炎上中。

【追記】 
どうやら1月27日付で聖ピオ十世会フェレー総長から聖座に謝罪が送られたようです。
ZENIT の記事は以下のとおり。
Mgr Fellay demande pardon pour les propos négationnistes de Mgr Williamson
« Les affirmations de Mgr Williamson ne sont pas la position de notre société »

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by ma_cocotte | 2009-01-27 16:44 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(12)
こりゃ、こぢれるだけで済みますでせうか。
一夜 明け、2009年1月23日金曜日。
正午を30分過ぎて放映された国営放送France 3 の全国ニュウスですが、ここでも 昨晩のニュウス を受け継いで、早ければ明日にヴァチカンから発表されるであろうマルセル・ルフェーヴル Marcel Lefebvre 司教の破門解除についての報道が流れました。
France 3  Le Journal de 12│13 http://jt.france3.fr/1213/
画面の下方 Archives : の右、Vendredi 23 をクリックしてください。↑
繰り返させていただきますが、今週末か来週はじめに教皇B16が1988年に破門されたマルセル・ルフェーヴル司教と彼が独断で任命した4司教の破門を解くという発表があるだろうことがほぼ絶対間違いないらしいのです。
まあ、この破門解除が本当にヴァチカンから発表されますとこれまで21年間、ルフェーヴル師が1970年に創立した聖ピオ十世会(Fraternité sacerdotale Saint-Pie-X、略はFSSPX、カトリック側はこの団体を認可していないからルフェーヴル派、仏蘭西語で言うところの Lefebvriste を好んで用います)が今日に至って明日になっても発表の瞬間まで主張し続けるであろう「ルフェーヴル師はヴァチカンから破門されていない」 がヴァチカンの、しかもこの件に深く関わり過ぎているジョゼフ・ラッツィンガー Joseph Ratzinger (=現ローマ教皇ベネディクト16世)が自ら破門解除することでルフェーヴル師と4師が破門されたことが証明されちゃいます。嘘はいけませんね、はい。告解。
みんなたち、以下の主張をご覧あそばせ。
【質問】ルフェーブル大司教様は、新しいミサを認めなかったために聖座から破門されたと聞きましたが?
http://fsspxjapan.fc2web.com/qa/qa11.html
FSSPX JAPAN 伝統的ローマ・カトリック教会のサイトへようこそ! より
いつかどこかで聞いた私の記憶が確かならルフェーヴル師とラッツィンガー師の間には私たちには理解できないほどの深く強い友情と憐憫があるので破門なんかされてないンだいっっ!ぢゃなかったっけか?(遠い目)。1988年5月5日公文書 から、そう主張する彼らにはラッツィンガー枢機卿とルフェーヴル司教の間に流れる友情が読み取れるらしい(そんな公文書なんて世界に通用する公文書にならないんだが)。現在は教皇であらせられるとは言え、同一人物であるラッツィンガーが辻褄の合わない言動を21年かけて演じているなんて風刺画が流れるのもお仏蘭西ぢゃ時間の問題でしょうか。

きょうのニュウスを見ていて面白いと思ったのはマルセル・ルフェーヴル師についてはTraditionaliste (とらでぃしおなりすと、=伝統主義者)を用い、現在も生きていりんぐなルフェーヴル師に按手されて司教を名乗っている4師についてはIntégriste (あんてぐりすと、=教条主義、原理主義、非妥協者)という語を用いて説明していることです。けんども、今回のお昼のニュウスにははじめにリチャード・ウィリアムソン Richard Williamson 師が登場しますが、
第二次大戦時にユダヤ人収容所が存在したことは事実だけど、
ガス室は存在しなかった
とおっさってます。あわわわわ、金曜日のお昼のニュウスってぇのもユダヤんに気ぃ使ってるというか、ユダヤんがこの件で怒髪天突けるのは土曜日日没後なのは確定ではありますが。以下、おル・モンドさまの記事からどすえ。
L'information d'Il Giornale coïncide avec la diffusion, jeudi, en Suède, de propos négationnistes tenus par l'un des évêques concernés, Mgr Richard Williamson. Il y déclare notamment : "Je crois qu'il n'y a pas eu de chambres à gaz. Je pense que 200 000 à 300 000 juifs ont péri dans les camps de concentration, mais pas un seul dans les chambres à gaz".
-Le Monde, Pourquoi le pape va réintégrer quatre évêques lefebvristes
2006年5月28日、ベネディクト16世がアウシュヴィッツで祈り始めてまもなく雨が止み、空に虹がかかったこと。あの虹を見たのはカトリックだけでなくユダヤんもミュヂュルマンも見たのです。ったく、教皇直結絶対従順とかほざきながら、教皇がアウシュヴィッツ訪問で和解の種を蒔いたのに、この発言で瞬時に根こそぎ、発芽を絶やす発言をするとわな。

...あ、シャバットタイムまでの見積りをま・ここっつぁんは誤っちゃいました。日没までに時間がありすぎた。既にユダヤんからこの件について抗議運動が始まりましたよ。
L'Express.fr
Les Juifs contre la réintégration d'un évêque révisionniste
Par Reuters, publié le 23/01/2009 à 13:28
畏れ多くも畏くもユダヤんによる運動が始まるのは至極当然だと脳ツルの私でもそう思いますよ。いずれミュヂュルマンも運動し始めることでせう。
Église : Mgr Williamson met en doute l'existence des chambres à gaz
Publié le 22/01/2009 à 20:07 Le Point.fr
更に画面では続いて、聖ピオ十世会総長のベルナール・フェレ Bernard Fellay 師が登場されますが第二ヴァチカン公会議を否定されてますねい。この二点だけでドンビキ条件が全て整っちゃいました。カトリック内の問題なのでニュウスでは突っついていませんが、FSSPX は1990年に当時の教皇ヨハネ・パウロII世が提唱したInculturation インキュルテュラシオン、世界文化の相互理解)も微塵も受け入れないこと、抜本から否定で知られています。

同じ報道画面に登場の歴史家のいんたヴゅうでは、ローマ教皇がイスラーム勢力を恐れていることでの対抗措置にすぎないとおっしゃってますが、「~にすぎない」で締めくくられるような軽いネタではあるまいぞ。イスラーム対策のために極右とバロムワンしてる自称カトリック団体の受け入れとなると、その闘いによる犠牲者はカトリックのエラい人々ではなく平らで凡な世俗ぢゃないでしょうか。L'Express.fr が1月23日12時51分付で発信した記事 Vatican: une unité cher payée、「ヴァチカン:大きなツケ」というのはまんざら嘘ではないような気がします。
ニュウスに登場した歴史家が語る教皇B16の究極目的が本当だとすると「み旨のままに」とは言えないだろう私です(聖側の人々は聖霊の働きだから疑わないとしかおっしゃらないでしょうが)。
今のところ、近未来のヴァチカンからの発表は既に故人であるマルセル・ルフェーヴル師についてはよく左傾社会で見聞する「名誉復権」に過ぎず、現役司教と司祭には全秘跡遂行停止命令が出るので、彼らにとっては試されることになるのでしょうか。例えばスイスはエコンÉcône におぢゃる FSSPX の神学校で学ぶ神学生についてその停止命令が解除されるまでは叙階もできなくなりますね。2007年、オーストラリアでの叙階式が最後になることになりますか。きょうのニュウスで拝察する限り、創立者の破門解除が発表されたところでFSSPXが第二ヴァチカン公会議を受け入れることはないのでは。
Le Figaro : Benoît XVI se réconcilie avec les intégristes
↑ 既に94も読者コメントが付いちゃってますよ。炎上かえ?
Le Figaro : Levée de l'excommunication : l'étape capitale avant la fin du schisme intégriste
毎週日曜日にミサに通う信者は5%、幼児洗礼を受けたことでの自称カトリック信者が共和国民の50%いるかどうかの仏蘭西共和国で「ルフェーヴル師破門解除」が日本國で語られている典礼美の復活やらミサの真贋とはまったく別の次元で問題になり始めていること、しばらく 注視 することにします。

le 23 janvier 2009, Barnard

追 記 【ああ、やっぱりね。】
Wispers in the Loggia にも今回の破門解除がカトリックとユダヤ教の環境に天災のごとき亀裂をもたらすかも、と。
SSPX Rehab Gets "Gassed"
http://whispersintheloggia.blogspot.com/2009/01/sspx-rehab-gets-gassed.html
きのうの夜は一日遅れだと思われますが、たふたふ民放の雄 TF1 でもヴァチカンが故ルフェーヴル師と他4師についての破門を解く件について触れました。
Vatican : Un évêque négationniste réintégré dans l'Eglise ?
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4236257,00-un-eveque-negationniste-reintegre-dans-l-eglise-.html
映像の中にかのおル・モンドさま傘下の宗教雑誌 Le Monde Religions の編集長が登場しますが(この方ご自身は神学部卒の神学者だったと記憶)、彼がおっしゃいますには現カトリックの教えでは神は全人類を救済するが、ルフェーヴル派はじめとする伝統主義者においては今もカトリック教徒のみが神に救済されるとしていることも一致するにせよ、一致できない問題点だと。そりゃ、そうだわな。どちらかが妥協に値する歩み寄りをせにゃならん。カトリックにはヒトが決めた国境ではなく、教会が決めた二分(宣教国、布教国)がありますが、日本のようにミッション国となりますと果たして信者数が増えるのか、減るのか・・・難しいところでありますね。そうかと言って自治権が認められ日本固有の、日本の道徳風土に適したカトリックが誕生すると「そりゃ、カトリックぢゃないのでは?」と、結局、脳内便秘に陥るのは道を捜し求める羊さんたちなんでR。

次々と多くの高位聖職者方がヴァチカンに血相変えて詰め寄ってるらすぃ。当然だわな。

「パウロの回心」にルフェーヴル師&4師の破門解除っつぅのがいやはやなんとも...
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by ma_cocotte | 2009-01-23 21:12 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(0)
今週末か来週はじめに "en fin de semaine ou début de semaine prochaine"
21年前にカトリック教会から破門されたマルセル・ルフェーヴル Marcel Lefebvre 師の破門が解かれるそうです。さっき、20時からの国営放送France 2 のニュウス で流れました。ご本人は既に1991年に帰天されてますので、帰天後18年目にして破門が解かれることになります。

今朝、私は1月21日付で掲載された Welcome Home, SSPX? という記事を読んでいたので真偽のほどは時間の問題とは思っていましたけれど、仏蘭西語版Google で benoît xiv のみで検索しても22日20時半すぎで53件、21時過ぎには63件引っかかるようになりましたし、全国紙おル・フィガロさまでも既にこの件についての記事が掲載され、カトリック系全国紙La Croix も掲載したのでまず間違いないのではないでしょうか。
Le Figaro
Le pape a annulé les excommunications
La Croix
Rome pourrait lever l’excommunication des intégristes 22/01/2009 15:36
ですが、どうもルフェーヴル師についての破門は解かれても、ルフェーヴル師が1970年に創立した聖ピオ十世会(Fraternité sacerdotale Saint-Pie-X、略はFSSPX )に現時点で所属する司教、司祭がローマ・カトリック教会の秘跡全てに関わることは一切認められないようです。彼らについていわゆる聖職停止の言葉が適当かどうかわかりませんが。となると、FSSPX にしてみれば念願の創立者の破門が解かれたところで、これまでよりこれから先はヴァチカンの下、まったく動けなくなりますね。動いちゃうのかな?

おル・フィガロさまにおかれましてはこの記事についての 読者意見欄 にはさまざまな意見が既に書き込まれておりますが、うぅう、みゅ、みゅみゅう。贔屓の方々が喜ぶのはまだ早い気がしないでもない。
先ほどのFrance 2のニュウスではFSSPXとネオナチとの関係がこれで切れるのか?と問いかけられていましたよ。実は宗旨を守ってないけどカトリックな多くのフランスびとにとってはこちらの方が深刻な問題だったりします。さて、どうなりますことやら。

le 23 janvier 2009, Barnard
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by ma_cocotte | 2009-01-23 05:30 | 『?』なKTOりっくん | Comments(10)
ヂャック・シラク氏、お相撲さんに嚙み付かれる。 Jacques Chirac mordu par "Sumo"
おはようございます。
今朝、まい・こんぴーたに火を入れた直後に目に入ったおフランスのトップニュウス。
どうもフランス共和国の前国父ヂャック・シラク Jacques Chirac さまが『相撲』に噛まれたと、前国母であらせられるベルナデット Bernadette さまが昨日発表なさったそうです。この『相撲』はフランス語で Sumo と大文字始まりで書き、発音は「スュモ」が近いでしょうか。「モ」の後に微妙な余韻が残りますが、日本語表記は難しかったりします。大文字で始まることから想像つきますが格または固有名詞でして、フランス共和国内ではシラクとスュモがひとつのテーマで聞こえれば「ああ、シラク家の愛犬か」と察しが付くくらい、有名犬の個犬名だったりしやす。

さて、前ファーストドッグであらせられます「シラクさんちのお相撲さん」はコチラです。
b0070127_16231857.jpg
Jacques et Bernadette Chirac se promènent avec leur chien Sumo
le 20 juillet 2007 à Biarritz. @ AFP

まあ、なーんて白コロぽっちゃりなチビ犬でしょう。私の記憶が正しければ、ご夫妻のお孫さん♂がどちらかのお誕生日祝いにさしあげた犬がこの「お相撲さん」であります。このお相撲取りが前国父さまに噛み付きやがったそうですが、報道ではこの小さな動物に抗欝剤を打っていることが原因でご主人さまに噛み付いちまったことに注目されていたりもします。

お犬サマの欝とわ・・・・。

犬猫におかれます上流世界もあてくしのような三角形の底辺には想像もつきませんが、欝を穿ってアグレッシヴというのもいやはやなんとも。最近は公の席にお出ましになるヂャック・シラクさまの老いが目に見えてわかったりもします(一方、現役 マルタのオンナ騎士 であらせられるベルナデットちゃんはお元気がおモリモリ×∞)。

大西洋の向こうはワッシントン・ディシィで大統領就任式が行われた翌日に、ベルナデットさまが「私の夫が相撲に噛まれたのよっ!」と公言されたことになりますが、おフランスでは先週末からオバマ大統領就任の話題が繰り返し流れ、その話題の中にはなんとオバマ氏がホワイト・ハウスに引っ越す際に妻子のみで犬猫を伴わなかったことまでありました。日本國ではどーでもいいことですが、おフランスでは注目すべき事項らしい。歴代大統領 で初めてだそうで。家族の誰かがアレルギーがあるらしいけれど、近い将来、犬か猫を引き取るンぢゃないかとまで推測されてもいます。ほっとけ。
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こりは、クリントンさんちのソックスさまでスカイ?
© Fondation 30 millions d'Amis

無原罪の大統領か・・・・オバマ氏の未来より安泰かもしれんぞ。
ぜひぜひご覧あそばせ(↓)。
http://www.30millionsdamis.fr/acces-special/web-tv/tv-fonda/chien-de-president/les-compagnons-des-presidents-americains.html
オバマ氏ですが、近いうちにエイメリカのSPA(動物愛護協会)から孤児犬を引き取る予定だそうです。

le 22 janvier 2009, Vincent  

あ、サルコぢサマんちですが、異性人ネタは定期的に浮かび上がっても犬猫ネタは聞いた記憶なし。サルにしてみれば犬猫はお金がかかるだけで、お金をご主人さまのポッケに集め入れててくれないもんね。
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by ma_cocotte | 2009-01-22 16:54 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
いつ、どこで、誰が、何を、どうした? → きょう、仏蘭西で、誰が、米大統領就任式生中継を、見るのか?
まっこと、ま・ここっつぁんは、不思議なンで、アルがー。
国営放送France 2 ではこんにち16時半から、民放の雄TF1 では15時55分から海の向こうはエイメリカ合衆国大統領就任式の生放送を含む大特別番組を放映いたしやす。
France 2 : Edition spéciale Obama
http://video-direct.france2.fr/player.php?id=344
TF1 : En direct : Investiture d'Obama
http://tf1.lci.fr/infos/endirect/0,,4229015,00-investiture-d-obama-la-speciale-de-lci-.html
↑ どちらのURLでも生中継が放映されるようです。
なんか先週末からニュウスを見ればオバマ、オバマでオバマの話題ヴぁっかりでR。
週明けの昨日なんか、あっしの大好きな生討論番組C dans l'air の御題がこれ
Gaza attend Obama
http://www.france5.fr/c-dans-l-air/index-fr.php?page=resume&id_rubrique=1068
オバマを待つガザ ・・・・・こ、こぢつけ?...と言う単語が一瞬閃きもしましたが、ちょと考えたらバラク・オバマ氏という方は自ら願ってハワイにお住まいの母方祖父母の家にお世話になるまでは、アフリカ出身の実父、母親の再婚相手であるインドネシアびとの継父もイスラームなのでイスラーム道徳の中で育ったのです。「・・・・だったら、オバマさんはガザに同情してくらっしゃってるかも」と期待するのもわからなくはありません。昨夕のこの生デバ番組での識者の見解の中には「そうは言ってもオバマはエイメリカの国父になったのだから、期待どころか今のうちにガッカリしてしまった方がいいンぢゃない?」なんてのもありました。

さー、どっちなんでしょー?
オバマさんは内政のみでガイコクのことなんて考えないと言うか、下流には平等に憐れまれる程度なのでは、とま・ここっつぁんのツル脳による予想です。

それにしても、エイメリカの大統領就任式の生中継なんてこれまでお仏蘭西で流れていたのでしょうか?記憶にないというか、そのものに興味がないのでこれまで一度も見なかっただけなのかもしれませんが、今回ばかりはコマーシャルタイムのたびにしつこく流れるのでうっかり記憶してしまったようです。

1905年12月より完全政教分離を実行している仏蘭西とは言え、元は「ヴァチカンの長女国」という渾名まで持った国だからローマ法王関連の生中継が流れることはわからなくもありませんが、なぜエイメリカ大統領の就任式にここまで力(リキ)を入れているのでしょう?

今一度まわりを見渡せば、先日紹介したアンリ・カンソン Henry Quinson 修道士も、昨年末に選ばれたミス・フランス2009 もエイメリカびとと仏蘭西びととの間に生まれたモワチエ・モワチエ moitié moitié ですし、これまでま・ここっつぁんが棲息した南仏にも、現在のクソど田舎にもエイメリカで恋に落ちて愛を確認した日本びとと仏蘭西びとの間に生まれた子供が米、仏、日の三か国国籍を持つアイデンティティがおりましたので、おそらく花の都のおパリにはエイメリカの国籍を持つ人々がうぢゃうぢゃいらっしゃるでしょう。んならば、こんなヨソの国の国家元首就任式にもパップコーンとコカ、いや、エイメリカ風にコークでテレビ画面を楽しむご家庭も多いでせうね。
・・・え・・・あ、、、、るーとびあ...でしか。 020.gif

le 20 janvier 2009, Sébastien

私はどうしようかなあ。.....YouTube で 嵐 でも見るか・・・
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by ma_cocotte | 2009-01-20 18:17 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(2)
永 遠 の 謝 罪
2009年1月18日日曜日夜8時35分、国営放送France 2でこの映画が放映されます。



LA LISTE DE SCHINDLER、「シンドラーのリスト Schindler's List」ですね。丸に「-10」が付いていますので、10歳未満の共和国民にはお勧めしないことになっております。

おそらく昨年12月20日(← 私は「12月27日」とは書きません)以前に今月今夜にこの映画が流されることが決まっていたのでしょうけれど、世の現実に絡めれば放映中止もできないことはないでしょう。サルコぢサマがコマーシャル禁止を命じたことを受け入れた国営放送なんざますから。

ユダヤ系フランスびともいれば、パレスチナ系フランスびともいる。ユダヤ教徒もいれば、イスラーム教徒もいるフランスでは昨年12月20日以降、ガザ紛争はニュウスのトップ事項、全国紙一面トップ扱いであり続けています。
France 2 : Conflit à Gaza
http://info.france2.fr/proche-orient/
TF1 : GAZA
http://tf1.lci.fr/infos/monde/moyen-orient/
Le Monde : La guerre de Gaza
http://www.lemonde.fr/web/sequence/0,2-1137859,1-0,0.html
La Libération : Israël-Palestine : le conflit sans fin
http://www.liberation.fr/israelpalestineleconflitsansfin
報道だけでなく、フランス共和国民が大好きな討論番組も繰り返し中東和平について取り上げられています。おそらく日本國とは比べられないほどガザ紛争ではセンシティヴになっているフランスで、今、この映画をあえて流すとはなぜだ?



「シンドラーのリスト」は私個人としては思いいれのある映画ではありますが、「戦場のピアニスト The Pianist」(↑)や「ライフ・イズ・ビュウチフォ La vita e bella」(↓)も一見の価値ありますです。



ただこの一ヶ月に限らず、今も、いつも、毎度のことですが、この手の映画が流れる度に「ユダヤんがこんなことされて当然なのだ」と言う人が出てきます。France 2 が、今改めて、共和国内の視聴者に「ユダヤんがかつてこんなことされたのは当然なんだ」と思わせたいのか、その意図はわかりません。
私個人は「こんなことされて当然」という発想自体、元はカトリック国だったフランスっぽい考え方ではないと思っています。こういう因果応報的発言が喜んで受け入れられるのは、「今度生まれ変わったら何になりたい?」という会話を不思議がられない国かもしれません。フランスでこんな質問したら失笑されますのよ。一度きりの我が人生は楽しまなくっちゃなりません。

le 18 janvier 2009, Prisca

...と、一度〆ておきながら、
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by ma_cocotte | 2009-01-18 21:34 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
ああ、勘違い -Land of Hope and Glory-
少女の頃から気分が落ち込んだ時に聞いていたりなんかします。
エルガーの「威風堂々」 Land of Hope and Glory by Edward ELGER
きょうびYouTubeがございますので、お天気やら世知辛いことで気分が滅入ったら、
これ ↓ (どうぞ画面をクリック!)を見るようにしています。




ど、アホや、エゲレスびと....
今日の今日までこの勘違いが受け継がれてエゲレスびとは生きているンだなあ。
この映像を見るたびに、
留学先でハメをはずすのはエゲレス人とドイツ人
という定説を思い出し、この目でしかと英國人についてはそれが事実であると確認するのであります。実に幸せそうに、楽しそうにみんなでぴょこぴょこ、みぴょこぴょこしてますよね。パピヨンにタキシードをお召しなのに両こめかみにユニオン・ヂャックをはためかせたら、赤塚富士夫の世界になっちゃうんですけれど...。
それにしても気になるぞ、最前列のヴァチカンの国旗。
気持ちよく大きく振ってらっしゃる方のお首元がパピヨンではなくて白一文字のローマンカラーだったら大爆笑ですけれど、この自己中心的、独善の「ああ、勘違い」な雰囲気、

好きだわぁああああ。


まここっつぁんの夢は死ぬまでにこのロイヤル・アルバート・ホールの特上席に、頭の天辺から足のつま先までぬかりなくめかし込んで、日の丸持って、上下にぴょこぴょこすることでさーね。

b0070127_1882651.gif
このぉ、身の程知らずめがっっ!


b0070127_1873021.gif単なる夢でごぜぇます、どうかおゆるしを。

もしこの夢の日を迎えるとしたら数日前から徹底的禁欲をしないと、同じ場に集う大英帝國民とはひとつになれないまま「夜明け前のハイド氏」になっちゃいそうざます。偽善はこういう愛国心ソングで発散しちゃうとよろし。他人が見ると「愛国のあまり発散しているんだ」にしか見えないという、ああ、勘違い。脳内便秘をすっきりさせるにはめかし込んではじけちゃいましょう。

le 17 janvier 2009, Roseline

さあ、みんなたち。はじけきっちゃいましょー!
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by ma_cocotte | 2009-01-17 18:50 | 『?』な大英帝國 | Comments(2)