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母の月から心の月へ。
五月最後の日曜日、仏蘭西の暦では母の日 Fête des Mères でした。
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三年ほど前にココんちの庭に植えた薔薇の苗も三年目にしてようやく花らしい花をいくつも咲かすようになり、今年はこうして切り花にして部屋に飾ることもできました。

五月の最終週ともなると例年ならば共和国内は初夏の陽気ですのに、残念ながら今年の五月最後の日曜は雨模様で気温も20度に届かないまま夕方を迎えることになりました。おそらくココんちの近所で先週、庭を整え、プールを出し、バーベQ台の準備をしたご家庭は昨日、今日で楽しむつもりだったでしょうに一週間先延ばしになりました。

仏蘭西共和国の暦は深読みすると農事暦とカトリック典礼暦が絡んでいます。農事暦においては「五月の温かさがその年を価値あるものにする」「寒い五月は誰も豊かにしないが、落雷があれば大豊作になる」など秋の実りの予言に絡む言葉が多いらしいです。この農事暦に更にカトリック典礼暦を絡めると、明日5月31日は聖女ペトロニル Pétronille という聖ペトロの家で召使をしていたおねぃさんの祝日であり、「ローマ教会の長女 la fille aînée de l'Église 」と自称していた仏蘭西では17世紀まで彼女が国の守護聖人だったそうです。んなこともあり、農事暦では「聖ペトロニルの日に雨が降ると、彼女のみすぼらしい着物を乾かすのに40日かかる」と長雨を予言されているとか。今のところ、明日の天気は雨ですがな。

毎年五月は聖母月、六月は聖心月と呼ばれていますが、六月は日本國では梅雨の時季であっても仏蘭西は陽も長く、花咲き乱れ鳥唄いと一年で最も美しい季節のはずなんですが、この寒さ、なに?五月の終わりと言うのに
暖房に火ぃ入れて、猫は丸くなってるよ
なんであります。

le 30 mai 2010, Jeanne d'Arc
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by ma_cocotte | 2010-05-30 23:02 | 『春』 Rien de spécial | Comments(0)
雨戸を持ち開けて驚いた。
昨晩なかった物体が目の前に、ドドンっ!
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あまりに大きく派手な色なので UFO かと瞬時妄想したほどです。
この物体が近年、仏蘭西の田舎で流行の家庭用簡易プールです。簡易とは言え、水を清浄する装置もついており、プールまわりや水に使う諸々もこの頃は外環道に点在するスゥパァマルシェや日曜大工チェーン店で買えるようになりました。

今朝のココんちあたりは昨日に比べるとぐっと気温が下がりましたが、どうも仏蘭西びとはじめ欧州のひとびとは復活祭も過ぎて気温がカっと上がると、キャベツのように身につけた洋服をどんどん脱いで、そこらへんの横になれるところでコロっと横になるようです。日本びとは畳で生活するのに地べたに直に座ることに躊躇いますが、欧州びとは床に座ることは学生時代に決別しても大地にべっとり座ることは死ぬまで止めません。

やっぱご先祖さまが狩猟農耕民族だからでしょうかねぇ。

あの公園で寝そべっている全身毛むくじゃら男子や顔が金産毛の腋毛ボーボーのおねぃさんたちを見てしまうと、同じ人間であることに間違いなくても明らかに極東生まれ育ちの私とは違います。それは町ですれ違うメロン胸にスイカ腹の桃尻を持つアフリカ女性や地中海人を見ても実感することではありますが。でも、みんな、心はひとつよ。

今週末、天気次第でココんちにもプールの水の臭いと日焼けローションの香りに合わせてバーベQの炭焼きの臭いが風に乗って届きそうです。

le 29 mai 2010, Aymard
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by ma_cocotte | 2010-05-29 01:32 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(0)
既に+コチラ+は準備万端。щ(゚Д゚)щ カッモ~ン!
サッカーワールドカップ南アフリカ大会開幕まで15日を切りましたが、現地では...


http://www.churchontheball.com/


えヴりばでぃ、いつでも告解OK!щ(゚Д゚)щ カッモ~ン!
必勝祈願?ええ、もちろん、喜んで。ふぃあっと、ふぃあっと 070.gif060.gif071.gif
ローマンカトリックにおかれましては世界中から南アフリカに集うカトちゃんのための用意既にが整いましたようでございます。
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さて、上のYouTubeにご登場のスカーレットさまは、カーディナル・ウィリィ cardinal Willie、正式には Cardinal Wilfrid Napier OFM Archbishop of Durban、和訳しますとダーバン大司教ウヰルフリド・ナピエ枢機卿(フランシスコ会所属)さまでござるぞ。
m(_ _"m) はっはーっっ!
世界中からの選手団や観戦客が南アフリカに入国する前に「サッカー・ワールドカップのためのお祈り Soccer World Cup prayer」も準備されました。

====== 十 ======

Soccer World Cup prayer

Almighty God,
creator of all, as people from
every nation gather with excitement
and enthusiasm for the 2010 World Soccer
Cup may South Africans be good hosts, our
visitors welcomed guests and the players from
every team be blessed with good sportsmanship
and health. May your Spirit of fairness, justice and
peace prevail amongst players and all involved. May
each contribute in his own positive ways to prevent,
control and fight crime and corruption, hooliganism of
any kind and exploitation and abuse, especially of
those most vulnerable. May those far away from
home and those in their families find much joy
in this occasion to celebrate the beautiful
game of soccer and the beautiful
game of life according to Your
plan for the common good
of all.

Amen


====== 十 ======


英文のお祈りですので、唱える前に"In the name of the Father..."を唱え、主祷文"Our Father who art in Heaven"または"Hail Mary"を合わせて唱えて、再度"In the name of ~"で〆ますと「ユーもカト」。ま、ご自由に、あず・ゆぅ・らいきっと。こむてゅヴ。
ああ、本当にもうすぐ開幕なのですね。わくわく。
仏蘭西、いいのか、おい?ですけれど、ま、いいや。(-。-) ボソッ

le 27 mai 2010, Augustin de Cantorbéry


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Copyright Southern African Catholic Bishops' Conference

このお写真は南アフリカ司教団の司教様方だそうです。It's official: South African Bishops will play with France! とのことです。まー、司教さまったら、バシバシバシっ!
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by ma_cocotte | 2010-05-27 04:45 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(2)
世界のどこにいても、今、私はココで生きている日本国籍者なのに、
数日前、ココんち地元の歯医者さんに行きました。今年2月に里帰りした際、滞在二日目の朝に奥歯の詰め物が取れたので、それを治療していただくためです。今回の実家滞在は4週間だったので、実家滞在の残り26日は口内に多少不便を感じながら過ごし、共和国内のココんちに戻ってから歯科医に予約したので数日前の治療となりました。仏蘭西において専門医の治療待ちで半年以上先の日時を言い渡されることもありますから、これでも早い方です。私個人は既に日本國の国民健康保険には登録しておりませんので、滞在二日目の口内不具合で、しかも実家滞在ならば地元の役所で国民健康保険登録して治療すればよいではないか、という意見も多分にあります。しかし、私だけかもしれませんが、海外に長期滞在中であれど、正真正銘の日本國国籍保持である私自身が既に一度、里帰り中の国民健康保険登録で実に納得行かないことに直面した経験があります。

それは、2008年9月。
その年の2月に母が永眠したことで納骨や繰上げの一周忌を行うことになり、一か月の予定で私は里帰りの計画を立てました。この滞在中に私が動かねばならない諸事があり、そのひとつは印鑑証明書作成でした。実家地元の役所に行き、まず印鑑証明書作成の受付に行ったところ、もし印鑑証明書を作るなら同時に国民年金と国民健康保険に登録する義務があるとのことだったので、待ち時間の間に年金と健康保険の手続きをすることにしました。受付を見渡すと国民年金の係が空いていたのでまず国民年金手続きをし、ここでもまた待ち時間の間に健康保険手続きをすることにしました。健康保険の受付で私の番となり、カウンター向こうの男性と向き合い、その方が私の書類に目を通し始めたところで「たった一か月で病院悪用逃げするつもりヂャねーだろうな!?」と大きな声で叫んで来ました。その役所は昭和30年代の建築物なので天井が高く、声の響きも生かされていますから、ごった返していた待合席の人々が一斉にこちらに目玉を動かしました。彼は第一声を大きく発した後、ブツブツと「あんた、海外在住なんだろ?またあっちに「帰る」ンだろ?この頃、海外在住者が国保登録し、病院や歯医者に通ってすぐ消える奴が多いンだよ!」と。確かに私の実家がある地方の小都市には近年、アジアだけでなくアフリカや中南米からの労働移民が増えています。実際、その日も役所の中に一割近く外国籍と思われる人々がいました。

ですがね、ワタクシ。
思い切り自己中心で語るなら・・・つうか、その男性にも話したことですが、生まれた直後から海外在住直前まで一度たりとも引越を経験せず、住民票の住所で成長した私なのです。しかも、印鑑証明登録の条件が国民年金、国民健康保険登録であるのに、なぜこのような罵声を飛ばされるのか理解に苦しむ、と。確かにもし印鑑証明登録と同時に国保取得となるならば、私としてはガタが来ている身体ほうぼうの検診に行きたいと考えていました。私はその回の帰国時にも実家の住所で私宛に届いていた(過去においての)国民健康保険の請求も支払い、過去の年金登録を確認する何通もの書類にも全て決まりに従って行いました。もし今回の、印鑑証明登録「ついで」だけれど「しなければならない」国保登録に納税が発生したところで私は逃げも隠れもせず払います。

しかもね、印鑑証明書ですが、私のような海外在住者は住民票記載の土地から離れる前に役所に変換せねばならなかったのです。国民年金も同様。(現在もこの条件なのか私は自己中なんで存知ません)。いちおう、多分、おそらく良心を携えたミーは印鑑証明書変換時に国保も一緒に変換しますよ。だってね、日本國内に自分の身体が存在しないのに納税義務が発生するわけです。親からも、企業からも援助がないミーは超ウルトラスーパーどけちでもあるのでこんなことはこちらから契約解除です。

一方、仏蘭西ですが、私は共和国民との婚姻によって長期滞在が認められているだけのガイジンという立場です。私は仏蘭西でも日本國民。長期滞在なので納税義務もあるし、共和国の国民健康保険にも強制登録させられています。昨年3月にイタリアはローマに参りましたが、事前に旅行会社から連絡があり、社会保険庁でEU保険証を作成するよう命じられました。クレジットカードと似たような外見ですが、これさえあれば共和国外であってもEU国内ならば保険治療していただけるのだそうです。私は共和国民でも、EU国民でもないのに、この恩恵にあずかることができました。
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そこはかとなく2008年9月の実家地元の役所での一件は小心者の私にはトラウマになってしまいました。ですから、今年2月の実家滞在第二日目に歯の詰め物が取れても「日本では我慢しよう」と日本国民の私が結論を出したのです。日本國の役所では海外に出た日本人が母国に戻ったところで、そう簡単にそういう条件の日本人を救わないという考えであるなら、日本で生まれて日本で育ち実家滞在中の私が健康面を自分の母国では我慢して寄留国で治療を選んだ方が良いと。

2008年9月の件も、今年2月の不便を我慢した件も私にはどこかおかしい気がするけれど、私が「おかしい」と思うのも私個人が自己中心だからなのでしょうね。頭のイイ方々が国際の見地から涼やかに眺めるならば、日本国内の、役所が海外在住の一日本国民にこう指導したことは当たり前だのクラッカーなのでしょう。

歯医者さんではまな板の鯉のように診察椅子の上で動けなくなった私が大きく口を開けたところで、医師が助手を呼んで「御覧なさい、御覧なさい」と。その後、レントゲン室に医師と移動中にどこで治療したのか質問され、「日本で、です」と返答すれば「すばらしい治療ですね」と十年以上も前の技術をほめるのが仏蘭西です。

が、私のような三角形の底辺の一存在の立場の判断では社会保険もろもろについては仏蘭西のミッテラン時代でも現時点の日本では感心されるように思います。
感心して止まらずに、実行してください。
日本國は大金持でアタマのイイ島国なンだから。


le 26 mai 2010, Bérenger
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by ma_cocotte | 2010-05-26 16:50 | 『?』なたわ言 | Comments(4)
三日前の『みくぢゃが』
三日経った今日もおいしい『みく・ぢゃが Mick Jagger』です。



三日前の夜8時過ぎ、私は光栄にもナマのみくぢゃが Mick Jagger ↑ をいただきまして、あまりの美味しさに感動。ああ、なんて幸せ。みんなたちにもおすそわけ。さあ、召し上がれ。

最後にサングラスを外したミックがこれまた愛らしい。
そして、ほんのり英國びと特有の訛りある仏蘭西語が愛らしい66歳、吟醸のミクヂャガ Sir Michael Philip Jagger なのでありました。

le 22 mai 2010, Emile
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by ma_cocotte | 2010-05-22 20:32 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(8)
果たして「黄金の棕櫚」は天に帰るのか。
5月12日に開会された第63回カンヌ映画祭 も終盤となり、二日後の23日に最終日を迎えることになりました。連日、各分野での審査が続けられていますが、残り二日となりマスコミで予想が繰り広げられるようになりました。
カンヌ映画祭ではパルムドールと日本語でも伝えられている名称の賞が有名ですが、そのパルムドール獲得の最有力候補がこれ ↓ です。



おそらく日本びとの多くに「変な宗教やってんの~?危ない、危ない、触らない。」とつぶやかれてしまうかと思われますが、仏蘭西共和国においてはその手の発言が失笑を買うというのもこの映画が最有力候補のひとつとなったことではっきりすると申しましょうか。思っても言の葉には乗せない。もし乗せたら逆に偏見を貰いかねない仏蘭西かもしれません。

映画のタイトルは"Des hommes et des dieux"(英語タイトルは、"Of Gods and Men")で、内容はこれまで何度か拙ブログでも紹介しました1996年にアルジェリアで実際にあったカトリック観想修道会のひとつシトー会の修道士7方 ↓ が誘拐殺害された事件を扱ったものです。cf. 正義が真実を語るのです。"que la justice dise la vérité" http://malicieuse.exblog.jp/11485565
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アルジェリア国内とは言え、人知れず観想生活を送っていた修道士方が世俗の思想に追い詰められ始めたにもかかわらずアルジェリアに留まるか、それとも出国するか選択する場面も映画では以下のように表現されています。



どうでしょうか。ご覧になる方が各自の立場を置き換えて、もし自分ならばどう返答するだろうと考えている中で感じ取られる余韻などなど。
事実においては1996年3月26日に彼ら7名のシトー会修道士はイスラムゲリラに誘拐され、同年5月30日に切断された7名の頭部が発見され、十か月後にイスラーム戦闘派le Groupe islamique armé (GIA) から暗殺が公式宣言されています。7名の犠牲者のうちお一方はココんちからほど近い町にいらした方でもあり、今回のカンヌ映画祭のコンペに選ばれたことで私個人としては何とか賞を獲得し、この事件について世界中のひとりでも多くの方に向き合っていただきたいと願っているのですが。先日18日にカンヌにおいて上映、直後の映画関係者は満場一致の大絶賛だったようです。

偶然にも今年の5月23日は仏蘭西の暦の上で聖霊降臨の主日 Pentecôte であり、もしパルムドール Palme d'or 、和訳すると黄金の棕櫚がいただけたなら、棕櫚はイエズスさまのエルサレム入城のシンボルでもあるのでこれはまっことの戴冠でありまして、栄冠が天に帰り、7修道士の冠となり、天で喜ばれるという誉れになるのではないかと思うのですが・・・ね?
ですから、カンヌは仏蘭西共和国内の一都市だから、この美談を製造する可能性がなきにしもあらず。ですけれど、カンヌ映画祭のパトロンはユダヤんでやんす。が、行き過ぎたイスラーム原理過激思想に異議を唱えるには無言でこの映画に黄金の棕櫚を抱かせることが知的戦略のような気もいたします。

ツルツルの脳味噌なりに私が着目した点は映画のタイトルの中に「des dieux、=Of Gods」と英仏いずれも「神」が複数になっている点です。キリスト教とイスラームはいずれも一神教で源泉は同じはずなのに、なぜ複数なのでしょう。深い思考にいざなわれるタイトルであります。

le 21 mai 2010, Constantin

もちろん自由・平等・博愛の理想を掲げる仏蘭西共和国でありますから、今宵のカンヌではアルジェリア戦争を描いた"Hors-la-loi"が上映されます。予告編は以下をぽちっと。





ご覧のとおり、いろいろとタブーに触れまくった内容であることから既に世間では賞獲得予想とは別の面で大騒ぎになっておりますです。

上の二作品共、日本國で上映されたところで共観共感福音となりますかどうか。
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by ma_cocotte | 2010-05-21 20:47 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ええいっっ!持っていきゃーがれぃ!
ココんちの近所のスーパーマルシェで目に入りました。
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特価品


お値段を見ると、
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2.99ユーロ


プラスチックの箱を開けてみると、
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苺のタルト。


タルトの直径は約20cm、バタアこってり、小麦粉バフバフのサクサクタルトの中は卵ごってりのカスタアドクリイム。とれたての苺でおおい、杏とレモンのシロップが塗られています。

で、3ユーロ弱。

おブルヂョワの方々は決して手を出さない・・・いや、こっそり買っているのよ、彼らって。(-。-) ボソッ けれど、仏蘭西共和国庶民ならまとめ買いするこのタルトがなぜこんなにも安いかと申しますと、ココんちあたりではバタアも小麦粉も卵も牛乳も地元の名産で、今年の五月は寒いと言えど苺やフランボワーズも次々と実を付け始めているのでこのお値段なのです。スゥパァマルシェだけでなく巷の洋菓子店やパン屋さんにおいても5月はフルーツタルトの価格がぐーっと下がり、この時期だけシュウ・ア・ラ・クレームやエクレールより安くなります。

甘いタルトとクリームに甘酸っぱいフルーツがお口の中で混ざり合う時の幸福感と言ったら。

le 18 mai 2010, Eric
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by ma_cocotte | 2010-05-18 22:23 | Thé ou Café? | Comments(12)
まだまだいろいろと足りないことだらけですけれど、
目で納得する形を無から作り出すには、まずはじめにお祈り。
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ココんちの隣村にある観想修道女会の聖堂にて先月より毎月第三日曜日に仏蘭西語で言うところの la forme extraordinaire du rite romain、和訳すると「非日常の究極のローマ典礼形式」でしょうか、その形のミサが捧げられるようになりました。故に、きょう5月16日、今月第三日曜日ですので私も行って見ました。
ミサ開祭の十分ほど前に参りましたら、既に駐車場に車が一杯。聖堂では既にこうして最後列の通路で祈る侍者坊だけでなく一般席の老若男女も跪いてお祈りしたり、男性の先唱者方が婦女子のオルガンに合わせて聖歌の練習をしていました。
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ココんちあたりに数多あるカトリック聖堂のうち最も新しい聖堂で16世紀に定められたこの古い典礼(La messe selon le rite de Saint Pie V、=ピオV世ミサ)が捧げられることになったのも教区長さまのご意向ですけれど、本当に本物のピオV世ミサらしい絢爛豪華かつ重厚な装飾品のすべてが揃えられず、許された空間と装束、備品共に在る物のみでミサがささげられました。何もかも豊富に持てる人々から見たら荘厳さから程遠すぎて失笑のミサの外見かもしれませんが、こうしてこのミサに参列した生きている人々のお口と所作から出る、時の流れと同時に消えていく言の葉と祈りは16世紀と何等変わりません。こうして繰り返していくことで、ミサを成す有形無形全てが少しずつ、少しずつ、完成していくのだと私は思います。いろいろあったけれど振り出しに戻って、はじめの一歩から第二歩目なのですから。
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国によっては1970年頃に姿を消した「究極のローマ典礼ミサ」ですが、おらが地元においての復活第二弾のごミサには、ご老人より子供の方がはるかに多ございました。
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子供が多く集う場所には希望も、未来も、あります。
当たり前のことですけれど。

le 16 mai 2010, Honoré
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by ma_cocotte | 2010-05-16 21:33 | 『?』なKTOりっくん | Comments(2)
土曜の朝、夜が明けきる前に
午前7時30分過ぎに電話、「おたくの住所が見つかりません」
ココ新天地に引越してから毎度の問い合わせ電話である。2006年7月28日に引越して来た時、ココんちの玄関前はあぜ道で舗装されたのはその翌年だったと記憶している。もちろん引越して来た時に役所から与えられた住所には通りの名前と番地があり、目の前のあぜ道が舗装され、歩道ができた時には看板が建てられた。が、通りができた(正確には通りができる前から役所が計画していた)にもかかわらず、四年経った今もココんち周辺は地図にも印刷されず、電脳地図にも登録されないままなので、郵便局を経由しない届け物(それはピザの配達さえ含まれる)があるたびに携帯電話で「おたくはどこにあるのです?」と問い合わせが来る。それが冬ならば真っ暗闇の午前7時台でも容赦なく電話が鳴るのが仏蘭西でもある。「朝早くすみません」なんて言葉は全くない。彼らにしてみれば任務遂行に過ぎないから。

で、電話で地図に掲載されている通り名を教えたところ、これから十分ほどで御宅に行きますから、と。午前八時きっかりに社名も腹にない真っ白いトラックがココんち玄関前に到着。軽くて大きな段ボールが、トン!
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軽くて大きな箱の中身はこれザマス。
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ヽ(`Д´)ノ またコレかよーーーーーー!? ヽ(`Д´)ノ


はい、一週間のご無沙汰です。
クロックスの第二弾。
初クロックスの電脳購入時のサイズ選びなどの反省をふまえて、忘れないうちにもう一度。
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↑ これが、わたしの、初くろっくす ↑

お買い物も集中力が大切よ(いや、単に私が浪費家に過ぎないンだが)私がすかさずクロックスを再度電脳で買い物したことをココんちの猫が知っていたのか、昨日、買ったばかりのクロックスのメディカルシューズ(上の写真の右)に猫がツメやら歯を立てた痕を見つけてしまったのでした。先の日曜日に下ろしたばかりなのに既に傷。いくら靴は消耗品とわかっていても昨日はしばし涙を流しました。よよよ。ですから、今日届いた箱の中身は猫から隔離保存せねばなりません。きりっ。

今回はクロックスのWorking Shoesを買ってみました。
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試着しただけでも大満足。
猫にいたずらされてしまったメディカルシューズも大満足。
この二足は次回の里帰り、日本國まで10000km+αな旅に大活躍すること間違いありません。

le 15 mai 2010, Denise
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by ma_cocotte | 2010-05-15 18:30 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(2)
今宵のカンヌはカンヌらしいカンヌであろうか。
先程耳に入ったラヂオの音声で今宵からカンヌ映画祭 Le Festival de Cannes が開催されることを知りました。第63回だそうで、今宵から5月23日まで。
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私の目にはヂュリエット・ビノシュ Juliette Binoche に見えますが・・・なんだか醸し出すものがしばらくお目にかからない間に変わったような気がします。
前世紀の終わり頃、私はヂュリエット・ビノシュに憧れ、髪型だけを真似ましたが、仏蘭西に住むようになり仏蘭西びとから「日本びとに彼女は美しく見えるかもしれないけれど、仏蘭西では彼女はあまりに普通の女性で、なぜ彼女が映画女優なのか今ひとつわからない」と言われたことがありました。当時は好きだったから「何をぉおお!」と内心思ったけれど、こうしてポスターを目にすると「ああ、なるほどね」と彼らの意見を聞いてから十年以上も経ってストンと納得できたというか。

そんな2010年5月12日の朝を迎えたばかりですけれど、
この寒さはいったいどうして?
寒い、寒すぎる。暖房入れてるあるよ。
ココ新天地で5月半ばに暖房を入れた記憶が私にはありません。アイスランドの火山灰がそこはかとなく気温に関わっているのでしょうか?まさかね。

私の身辺は兎も角、カンヌ映画祭と言えば開催中は連日、Canal + と言う放送局で現場からの生中継番組があり、共和国民は美しい地中海と青い空、白い砂に美男美女が集う初夏のカンヌの様子を眺めながら、自分たちのつましい今年のヴァカンスの計画を始めたりするのです。が、今年の天候の悪さは美しい地中海の色さえ灰色になってしまいそうで、よよよ。

そして、今年は天候以上に気になることがひとつ。
今宵のオープニングセレモニーにミク・ヂャガがお出ましになるって、ほ、
本当!?
ミク・ヂャガは日本語風に表わすとミック・ジャガー、英語で書くとMick Jagger。

le 12 mai 2010, Achille
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by ma_cocotte | 2010-05-12 16:01 | 『春』 Rien de spécial | Comments(12)