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この夏の出血が噴出し始めました。Soldes de l'été 2010, c'est parti
こんにち6月30日より仏蘭西共和国内のほとんどの県で5週間の夏のバーゲンが始まりました。(ただしPACA、=アルプス・コートダヂュール地方の6県は7月7日より、コルシカ島の2県は7月14日より開催。他の海外領土県の開催日は大きく異なるので以下参照のほど。http://www.date-soldes.fr/date-soldes-ete-2010-france

仏蘭西共和国における毎年夏と冬に行われるバーゲンの日程は政府に指定されるという伝統がありますが、神聖賢愚帝サルコぢ一世の御世となってからこの伝統も形骸化しつつあり、バーゲン解禁日を待つ楽しみも良品を廉価で購入できた時の喜びや満足感も庶民において半減したように思われます。とは言え、バーゲン解禁日というショーはまだ一縷の伝統として共和国に残ってはいるのでバーゲン(仏蘭西語で言うところのソルド Soldes)初日の有名店の開店、つまりシャッターが持ち上がる瞬間に客が店内になだれ込むというコミックドラマチックな様子は各ニュウスで紹介されもしますが、たった今、国営放送France3のニュウスでの映像だけでなく、近年ソルド解禁日を伝えるニュウス映像において、ココは確かに仏蘭西だと言うのに、お店のシャッターが半分ほど持ち上がり、外から扉を押し開いて店内に飛び込むトップランナーというか最初の客がどっからどう見ても日本人であることに毎度驚くというか、もう慣れたと申しましょうか。

日本人は何事においても、国境を越えて、地球において第一番であることで満足の民なのかもしれません。

le 30 juin 2010, Martial
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by ma_cocotte | 2010-06-30 23:19 | 『夏』 Rien de spécial | Comments(2)
さて、黄色いスイッチをポッチン。
2010年6月29日夜、まるで後楽園球場のキャンディーズのように燃え尽き、長嶋茂雄のように「我が日本軍は永遠です」と一礼し、6月30日という新しい朝を迎えましたけれど、ふと視線を数メートル先に広げれば今週末から第97回ツール・ド・フランス Tour de France 2010 という自転車レエスが開幕されることに気付けました。

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b0070127_305715.gifあい ヲんとぉ らいど まい ばいしっこー♪

今年2010年度の行程は以下のとおりです。
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今年の会期は7月3日から7月25日まで、全行程は3、642キロメートルになります。

今年の特長は初日の出発地点がオランダはロッテルダムで、位置が最北端になることでしょうか。南下を始めてまもなく南隣国のベルギーの首都ブラッセルに寄り、仏蘭西共和国内でも北部地方からひたすら平野を避けて山伝いに南下、共和国南端のスペイン国境北端に接したら、国境線を西に移動し、大西洋岸の大都市ボルドーまで自転車をこぎまくる、と。そして、おなじみの花の都はお巴里旧市街の大レースです。

ふむぅ。地図を眺める限りはずーっと山岳地帯を抜けるので山や緑が大好きなウォッチャーにはうれしい行程かもしれません。海好きのヒトには例年に比べるとちょっと物足りないかもしれませんが、小さな湖水や川のせせらぎは多分に出るのではないかと期待しています。

私個人におけるお勧めの車窓の風景はギャップ Gap からシステロン Sisteron です。日程ですとなんと7月14日、15日です。革命記念日の日の共和国内は基本「何をしたくても何もできない一日」ですから、アルプスの自然をハッカ飴でも舐めつつミント水を飲みながらテレビ画面で楽しみませう。南仏蘭西はプロヴァンス側のアルプス山脈の自然と生活文化を存分に楽しめるかと思います。

le 30 juin 2010, Martial
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by ma_cocotte | 2010-06-30 17:05 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(0)
どうも、いけませんね。
連日、サッカーワールドカップのテレビ観戦を楽しんでいるとどうしてもグラウンドを囲む広告が目に入ってしまい、マクドナルドの i'm lovin' it Ⓡもそのひとつです。私はアンチ・ファストフードではあるけれど完璧に宣言できない弱さを秘めており、今回も連日、広告を目にすることでなんだかとてもマクドをいただきたくなってしまったのでした。
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そうは欲してもそこはかとなくダイエットを続けている身としましては夕食にマクドをいただくことには何とか歯止めをかけられ、よだれをたらしつつ就寝できたものの、目が覚めるとマクドが脳内滑走、しかもマラソンランナーのごとく。財布の寂しい中身を眺めつつも清水の舞台を飛び降りるがごとく久しぶりにマクドお持ち帰りをしました。

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こちらは我が地元のビッグマックです。

そして、こちらはフィレオフィッシュ。
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日本國のマックのビッグマックやフィレオフィッシュと比べてどうでしょう?
バンズに皺がなく、赤ちゃんのほっぺのようにぷっくりしていことが違いかしら?


さて、最近のお仏蘭西のマクドナルドですけれど、お店の外装や従業員さんの制服が独特な深緑色で、四半世紀前、マクドナルドがはじめて仏蘭西に上陸した時のような雰囲気を醸し出すようになりました。例えるならば、現在のローマ旧市街のマクドナルドの外見のような感じ。私が生まれてはじめて花の都巴里を訪問した時はリュクサンブール公園近く、ダロワイヨの道挟んで反対側に深緑色のひさしに黄金色のMの字が浮き出された小さな店舗があり、それから数年後、南仏の地方都市を周ったらどこの旧市街を囲む環状道路沿いに日本と同じ赤のひさしに黄金色のMの字が浮かび出た子供の遊び場つきのマクドナルドがあり、仏蘭西でのマクドナルドの急激成長に驚きましたが、またこうして再び深緑に黄金色のMに回帰するのも単に戦略に過ぎないのでしょうか。

le 28 juin 2010, Irénée
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by ma_cocotte | 2010-06-28 20:04 | Thé ou Café? | Comments(2)
10000kmあればノンフィクションをフィクションに置き換えられるようで。
何が?って、サッカーワールドカップ2010における「仏蘭西チームの内紛」問題だか事件についてであります。
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↑仏蘭西チームのシンボルである鶏と、La honte 「恥」↑

地球と言う星で仏蘭西と日本國の間は約10000kmの距離がありますが、近年は電脳域の急速な発展により両国の間の距離10000kmも急速に動け、おそらく電脳域では0. 何秒かで文章が行き交うこともできるでしょう。ですがね、ここ数日の、特に6月19日のニコラ・アネルカ選手の仏蘭西選手団からの追放以降の日本語で伝えられている「仏蘭西チームの内紛」について、見聞すればするほどどうも仏蘭西国内で問題視されていることと大きな違いがあり、もう日本語の報道はほぼ「作り話」の域に達しているのではないかと思うほどであります。

日本ではどうも監督vs選手の対立であり、読者に善悪判断をさせて、読者から「自分はどちらを贔屓する、かばう」という返答を待っているような記事が多いように見えます。「監督」と「選手」の二つの一方と善良とし、一方が悪で、悪と見做された方を「叩く」「裁く」でしょうか。武器を持たずとも闘いとか、最近の「いぢめ」の基本。ですが、仏蘭西では監督にも選手にも問題があり、その両者を甘やかした仏蘭西サッカー協会(Fédération Française de Football、略称FFF)に一番の問題があると考えています。日本國では未だにFFFに触れないまま、監督vs選手の内紛対立を強調し、しかも一次予選敗退を境に政府がサッカー界に介入、FFFも選手に制裁としてエコノミークラスで帰国させたとスキャンダラスに書き立てているけれど、これも上手い脚本のように思えます。

日本國よりはるかに政府と企業の関係が密接な仏蘭西においてFFFの人事に政府が関わっているし、今回のワールドカップについては開催前に南アフリカでの仏蘭西選手団の滞在先があまりに贅沢なので世間から政府に対して痛烈な批判が始まってもいました。この開幕前の時点において対応していたのは今槍玉にあがっているロスリン・バシュロ保健スポーツ担当大臣ではなく、ラマ・ヤデ保健スポーツ担当国務長官でした。19日のアネルカ選手の暴言による追放といよいよ一次予選敗退がほぼ確実になったところでバシュロ女史がラマヤデちゃんより前面に出て来ました。

勝利をもたらすであろう超ウルトラ優秀な選手が無能な監督に取り返しのつかない暴言を吐いたところで監督が我慢しろ!監督が無能ゆえだろう!という解釈をするヒトもこの世には少なからずいるかもしれませんが、仏蘭西ではむしろ98年ワールドカップ優勝経験者であるジネディヌ・ジダンが21日にこの「内紛」について言葉にしたとおり「選手たちについては練習を拒否したことには賛同できない。私は現役時代もチーム構成に口を出したことがない。私はキャプテンだったが、自分の上に指揮官がおり、私は彼を尊重していた。ルールに従っていたし、そうであるべきだと思う」という意見に賛同した市井の人間が多いと思います。つまり、「指揮官の決定に選手たちが介入するのは正しくない」という主張です。監督がどんなに愚鈍であろうと解任されていないなら従うのが選手の「分」なんですよ。だから、ジズゥ発言直後だったか次期監督就任が決まっているロラン・ブロン氏が20日の練習ボイコットを扇動したエヴラやリベリを自分が指揮する仏蘭西チームには招かない可能性があることをほのめかしてもいます。アネルカ選手追放後のスポーツ番組や生討論番組にアネルカと同じ移民としての立場にある選手が登場し、自らは国歌斉唱もしないとまで公言していたけれど、日頃の試合と国別対抗試合には違いがあるのだから、もし個人の出自や境遇もろもろの事情で寄留している国の国歌も唄えないなら国の代表として出場してくれなくても良いような気が私個人的にはしています。

ジズゥは21日の会見で、2006年ワールドカップ独逸大会でドメネク監督が指揮官であり自分が選手だった立場も踏まえつつも「彼に好感を抱いたことはないが、監督として尊重した」と証言しています。人間は誰ひとりとして完璧ではないけれど、たとえ自分には愚鈍に見えても監督と選手という二者の関係においての従順などジズゥは既に悟られているけれど、現在の仏蘭西チームの選手にはそういう心がまだ育っていない野生の状態であると言っていいのかもしれません。だから、野生の選手が集ったチームであればこそ、監督が選手たちを甘やかすことなく愛情と謙虚さをもって育てなければなりません。ですが、ドメネク監督の傲慢とも思える公私混同の奇行や妄言は既に数年前からあり、選手との亀裂が生じていたのに監督を温存したのもFFFです。

エコノミークラスで12時間の空の旅を終えた仏蘭西チームのキャプテンであり、20日の練習ボイコット扇動者のひとりであるパトリス・エヴラは「フランス国民は真実を知る必要がある。チームはコーチ陣の手に属しているってことをね」なーんて「怒りを露わ」にしたそうですけれど、監督がロラン・ブロン氏になったら選手は今よりもいっそうコーチ陣の手に属することになるでしょう。選手を放牧したままの監督なんて優秀だろうが愚鈍だろうがそうはいない。というより、選手を放牧するヒトなんて「監督の器にない」だけです。エヴラが「コーチ陣の手に属さない選手になる」という野望を持つなら、去るのはエヴラです。エヴラはじめ選手の思い通りにならない監督ではありません。Bof

le 25 juin 2010, Prosper

【追 記】08H12@26 juin 2010
昨晩、民放Canal + の番組に仏蘭西チーム元主将のティエリ・アンリがビデオ出演、民放TF1の20時ニュウスに現首相のパトリス・エヴラがビデオ出演、エリク・アビダルがバルセロナからの生インタビュウの形で登場し、今回の「内紛」について語りました。この三方のうちティエリ・アンリを除く二名は先日20日の練習ボイコットを扇動した一味と言われています。この三人はそれぞれ別席でインタビュウを受けたけれど、20日のボイコットについてティエリ・アンリまでもが選手全員の総意によるボイコットだと主張しました。

私個人としてはそれはおかしいと思います。なぜなら、上に書いた前大会まで仏蘭西チームの一員だったジズゥの意見を元にするなら、仏蘭西チームには練習ボイコットという概念が存在しないからです。種も蒔かれていない習慣がなぜ選手一同の同時総意になるでしょうか?

サッカーは仲間に対しても相手に対しても互いを思いやる気持がないと勝てないスポーツで、他人から誉めそやされる花形選手も自我を張っていないからこそ称えられもします。が、今回のボイコットの件を全体責任として選手が互いにかばいあったところで、逆に話の流れの分断が見えてきます。

この分だとティエリ・アンリは年齢などを理由に第一線から退く方向が強いでしょうし、ブロン次期監督がボイコット扇動したとされる選手(3~4名)を新しいチームに招き入れることは微妙です。なぜならブロン次期監督はジズゥと共に戦った選手でもあるからです。今回の件がきっかけで選手が監督・コーチ陣より発言権があるという現主将エヴラの希望が叶うなら、それこそ仏蘭西サッカーにおける新しい制度の誕生ですが、ブロン次期監督がエヴラの意のままになるでしょうか?
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by ma_cocotte | 2010-06-25 21:34 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(2)
+ オ ミ ヤ ゲ バ ナ シ +
或る日の朝、司祭館にて。
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「一生の宝です」と神父様から司祭らしからぬ台詞をもって私の目の前に出された本二冊。

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もそっと寄って見ましょう。

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これは、今は昔、たった二週間ほど前に永遠の都ロオマの西のはずれにあるヴァチカン市国の大広場で催されたカトリックという世界における司祭年というイヴェントの閉祭で配布された式次第であります。神父様は仏蘭西からこの催しに参加した約750人のカトリック司祭の中のひとりでしたので、式次第をこうして持ち帰られました。

本の紙は良質ですし、中は典礼文だけでなく聖歌の楽譜やウンマ譜も納められ、数ページごとに美しい御絵も印刷されており、もしかしたらこの本は一年前の司祭年が始まった日か、それともそれより以前から念入りな準備をもって作られたものだと簡単に想像つくほど丁寧な製本でした。

カトリック世界における司祭年を閉じる儀式は先の6月10日、11日にメインエヴェントがヴァチカンで行われましたが、その両日に集ったカトリック司祭は約15000人で、全員にこの式次第だけでなく同時通訳を拝聴できるイヤフォンも配られ、世界中から集った司祭方誰もが不自由なく参加できたそうです。

神父様の土産話になりますが、6月10日の夕刻から深夜まで行われた式典の最後に、仏蘭西語で言うところのL'adoration ラドラシオンという聖体賛美式が厳かに行われましたが、まさに教皇さまはじめ聖ピエトロ広場に集った司祭全員が跪いた瞬間に物音ひとつない静けさがあり、(良い意味で)恐ろしくなったそうです。あまりに驚いて恐る恐る後ろ(つまりローマ市内に通じる道、コンチリアツィオーネ通り方面)を振り返ったら、あの聖ピエトロ広場の大噴水の水音のみがさあああっと耳に入ったとか。

「ああ、それは天使が通ったのですね」と返答してみた私でした。

le 23 juin 2010, Audrey
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by ma_cocotte | 2010-06-23 19:55 | 『?』なKTOりっくん | Comments(2)
お片づけが間に合わなかった。
2010年6月22日午前、ココんち近くの旧市街の路上にて。
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南アフリカで開催中のサッカーワールドカップのフランスチームから先の19日に追放されたニコラ・アネルカ Nicolas Anelka 選手が写っているハンバーガーチェーン Quick のポスターです。道路の対側から撮ったのでわかり難く申し訳ありません。以下は数日前まで共和国内で流れていた同じQuickのコマーシャルです。今はもう見れません。今の内に動くアネルカさんをどうぞ。



なぜこの美味しそうなCMを共和国民が見れなくなってしまったのかと言うと、もちろんアネルカ選手がフランスチームから追放されたことが原因でありますが、20日の日曜日に南アフリカ滞在中のフランス選手がフランスサッカー協会の判断に対しての抗議行動として練習をボイコットし、翌日21日にスポンサー企業が広告中止を決定したからです。

ところで、先週木曜日17日の対メキシコ戦途中でアネルカ選手がドメネク監督につぶやいた台詞ですが、仏蘭西語で書きますと Va te faire enculer, sale fils de pute という一文で、和訳すると「カマを掘られろ。売春婦から生まれた穢れた息子めが」でしょうか。これでもニュアンスとしては甘いというか、日本語では強烈な真意を表現できないかもしれません。フランスの世間ではどこの世界であれ「それを言ったらオシマイよ」で、その言葉が発せられた空間から「出て行け!」は必ずある結果だと思われます。ただし、この下品極まりない台詞はスポーツ紙のスッパ抜きであり、当事者からはこの発言について否定も出ているので、過激な台詞のみが電脳域を駆け巡っているだけのなのかもしれませんが・・・もし仏文を正しく発音できても、決して使っちゃダメよ。なのであります。気をつけましょう。

思い返すと4年前のサッカーワールドカップ獨逸大会の決勝試合中に、イタリアのマテラッティ選手がフランスのジダン選手にささやいた暴言が素で、ジダンがマテラッティの胸に頭突きし退場という件がありましたが、あの時、マテラッティがジダンにささやいた台詞も言語がイタリア語とは言え、今回のアネルカ選手が監督に発した文章とほぼ同じ内容なのでした。ジズゥはその場で激昂し頭突きと言う態度で怒りを示しましたが、ドメネク監督の場合はフランスサッカー協会が介して追放という形で表されたことになりますでしょうか。年月が流れても、場所が異なっても、「それを言っちゃあオシマイよ」だったということです。

残念ですけれど、口から出ちゃったのだから、もうオシマイ。

le 22 juin 2010, Thomas More

【追記】フランスvs南アフリカ戦も2-1で終了。前大会では準優勝だったフランスは一次リーグA組最下位で予選敗退となりました。なにもかも水に流して、一から基礎作りですな、フランスは。二年後の欧州杯、四年後のワールドカップに間に合うかどうか。
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by ma_cocotte | 2010-06-22 17:20 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(0)
歌姫さんも歌男さんも、きょうだけ三時間延長できますよ。
なんだかとても寒い夏至の日を迎えたココんちあたりです。
が、夏至の日の夜と言えば、フェット・ド・ラ・ミュヂィク la Fête de la Musique が仏蘭西共和国内全土で催されることになっています。今年は第29回目の開催。
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夏至の今宵、万民が公道で唄い、演じ、踊ることができます。夢の終わりは翌朝午前三時。夜明け前に夢を閉じねばなりません。午前0時に魔法が解けたシンデレラよりは三時間多く非日常を万民が楽しめるのです。

一年前の今月今夜はこんな感じでした。
例えば、仏蘭西の超ウルトラスーパーど田舎の市役所前。
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例えば、新教礼拝堂の前。
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例えば、カフェ酒場の前。
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花の都お巴里やら共和国内の芸術盛んな地方都市の夏至の夜を知ってしまうと、田舎の夏至の夜の様子は雰囲気も芸術の香も「だ~みだこりゃあ」でどっちらけなんですが、それでも祭りの夜の華やぎはよろしおす。ココんちも既に旧市街の観光案内所で今宵の路地津々浦々の演目一覧をいただき、要領よく見物できるよう準備に入りました。

ただ、寒い。夏至の日にこの寒さはいったい?
日没は午後十時近いとは言え、今年の夏至は防寒できる羽織を持っていこうっと。

le 21 juin 2010, Louis de Gonzague
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by ma_cocotte | 2010-06-21 21:14 | 『夏』 Rien de spécial | Comments(0)
34年後の同じ日に、
昨晩のニュウスで知りましたが、昨日6月19日に北欧スウェエデン王国の次期国王であるヴィクトリア王女のご結婚のご慶事が首都ストックホルムの大聖堂にてござったそうです。
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http://www.rtbf.be/info/

大聖堂内はこのよう ↑ です。
仏蘭西語の報道での文面だとこの大聖堂は la cathédrale Storkyrkan de Stockholm とあり、Storkyrkanとは何ぞや?と調べたところ、聖ニコラ教会の別名だか愛称のようであります。 la cathédrale カテドラルという名称は旧教や正教会、英国国教会ですと司教、主教の椅子が聖堂内に置かれた聖堂になりますが、はて、かのスウェーデン王国の国教は何であっただろう?と調べたら福音ルーテル派でした。となりますと、上の写真は福音ルーテル派の聖堂内になりますが、祭壇の設えも聖職者の装束も興味深いものがあります。福音ルーテル派は今のカトリックより昔のカトリックに近いように見えます。

さて、昨日、2010年6月19日のヴィクトリア王女の婚姻ですが、遡ること34年前1976年の6月19日、同じ大聖堂でヴィクトリア王女のご両親が婚姻されたそうです。

le 20 juin 2010, Silvère
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by ma_cocotte | 2010-06-20 22:51 | 『?』なオイロッパ | Comments(4)
徹底抗戦の第一声から70年目
きょう6月18日は、大英帝國に亡命したシャルル・ド・ゴール(将軍、後の仏蘭西共和国大統領)がラジオを通じてナチスドイツへの徹底抗戦を呼びかけた日から70年目にあたる日だそうです。
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Lepoint.fr

そんなわけで、きょうは午前中から仏蘭西共和国大統領なんかに身を窶している神聖賢愚帝サルコぢ一世と寵妃カル~ラさまが倫敦はチェルシィ王立病院での式典にお出ましあそばしており、ずぅうううっと国営放送France2では特別生中継番組を流し続けているのであります。↓ きょうの朝の彼と、彼女と、チャアルズ皇太子 ↓ AFP
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大英帝國にしてみれば、同年同月同日にかのウィンストン・チャアチル首相が"This was their finest hour"という演説を行った日でもあります。そんなわけで今日のご慶事となりました。

傍観者である私のツルツル脳においては、第二次大戦中、共和国の外から働きかけを続けていたシャルル・ド・ゴールという人物が戦後の流れで大統領となられたものの、戦時中のナチスに占領された共和国内の事情を知ってしまうと本当にシャルル・ド・ゴールが英雄だったのか?と首を傾げてしまうことが多々あります。冷めた発言が許されるなら、彼はもしかしたら挑発者に過ぎず、彼の挑発で動いた庶民が心身に傷をおった真の戦士ではないかと思ってしまったりもします。


今宵は式典会場が倫敦から巴里に移るとのことです。神聖賢愚帝サルコぢ一世の寵妃カル~ラさまが国母陛下としての使命を横において生業であるモデル兼歌手として華やかに振舞われるのでしょうか。指と指の隙間から拝見したい気もいたしますが、私ももしかしたら大英帝國民同様にそんなことよりワールドカップ!なンであります。あれから70年、今宵の戦はイングランド対アルヂェリアの真剣勝負でございますからして。

le 18 juin 2010, Léonce
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by ma_cocotte | 2010-06-18 20:20 | 『?』なオイロッパ | Comments(2)
2010年のバカ
ロレア哲学試験日のきょうでした、まる
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photononstop

拙ブログに試験の御題を掲載したところで私はその世界では員数外なのですが、懲りずに掲載しておくことにしてみむとてすなり。<・・・ 何語だ、いったい。
試験問題はヴぉわら、ヴぉわし。例年どおり、伝統どおり、各自が希望専攻に従い、好きなお題を選んで4時間で論文を仕上げるのことあるね。
▼文系 : Filière littéraire coefficient 7 :
- Sujet 1 : La recherche de la vérité peut elle être désintéressée ?
     真理の探究は私心なく公平に行えるものか?
- Sujet 2 : Faut il oublier le passé pour se donner un avenir ?
     将来を手に入れるために過去を忘れなければならないのか?
- Commentaire : Extrait de Somme théologique, de Thomas d'Aquin
     トマス・アクィナスの「神学大全」の要約について解説せよ。


▼理系 : Filière scientifique  coefficient 3 :
- Sujet 1 : L'art peut il se passer de règles ?
     芸術に規則など必要ないのか?
- Sujet 2 : Dépend t-il de nous d'être heureux ?
     幸せになれるかどうかは我々次第なのか?
- Commentaire : Extrait de Léviathan, de Hobbes
     ホッブスの「リヴァイアサン」の要約について解説せよ。


▼経済社会系、Filière économique et sociale  coefficient 4 :
- Sujet 1 : Une vérité scientifique peut elle être dangereuse ?
     学術的真理は危険になれるのか?
- Sujet 2 : Le rôle de l'historien est-il de juger ?
     歴史家の役割は裁いたり批判することなのか?
- Commentaire : Extrait de L'Education morale, de Durkheim
     デュルカイムの「教育道徳論」の要約について解説せよ。
うへぇ。「トマス・アクィナスの神学大全の要約について解説せよ」という御題にヴぃっくり。バカロレア試験は日本國における大学入学資格試験のようなものですが、受験勉強より以前に、はたまた平行して、キミガタはトマス・アクィナスの神学大全を読破しているのかね?と、校門が開くまでけったるそうに煙草をふかしている門前の男子や女子に問いかけてみたくなりました。

以上、今年は共和国内の327.785名の受験生が挑戦したそうです。

le 17 juin 2010, Hervé
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by ma_cocotte | 2010-06-17 17:50 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)