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仏蘭西で秋菊を買うならば、
ざます。
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来る11月1日がトゥサン Toussaint 万聖節の国定祭日、翌2日が暦の上でデファン Défunts というこの世の有史後全ての物故者を思い起こす日でもあることで、共和国は年に一度の墓参の時となります。この墓参には菊の花を墓石周辺に飾ることが習慣なので10月も後半に入るといずれの大型店舗も生花店も菊の花々で溢れますが、今年は月曜日が11月1日になることで菊の販売もこの週末、10月30日にクライマックスを迎えます。11月2日を過ぎるとどこのお店も菊が片付けられクリスマスに照準を合わせた草花木が並ぶので、私も今のうちに菊を買うことにしました。

数日前から品定めを始め、今年、私が選んだのはこれ↓
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地元のカルフール Carrefour で見つけた菊です。なんとひとつ2.95ユーロ!
菊は土付きで、外鉢は後々、室内観葉植物に用いることができます。普段、園芸店でもスーパーでも外鉢を3ユーロ未満で見つけることが難しいですから、泥付きの菊というおまけ付きの外鉢が2.95ユーロと捉えてもバチはたからないでしょ。こんな秋だけのお買い得、心からウッホウホなのでした。

菊はじかに植えても越冬できるかしら?

le 29 octobre 2010, Narcisse
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by ma_cocotte | 2010-10-29 20:11 | 『秋』 Rien de special | Comments(10)
いつかまた行けたら。
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仏蘭西中西部の山中にある遊園地 ピュイ・デュ・フゥ Puy du Fou には中世、18世紀、19世紀の町並みが点在しています。

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動物も放牧されているので、視覚だけでなく嗅覚でも仏蘭西そのものです。

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んー、スメル・オブ・カウントリィなんざます。

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さて、舗装もされていない森の木々に覆われた道を進みつつ、18世紀の村 Le village 18ème で見つけたお店。

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中に入ったら、21世紀に生きる18世紀のマダムがせっせとお仕事中でした。

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マダムがせっせと何をなさっているのかと申しますと、
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カリグラフィです。
ヂャンヌ・ダルクの物語や、他の諸聖人の御絵など。仏蘭西びとの名前は基本、カトリックの諸聖人の名前と重なるので誰もが記念にと手に取りやすいおみやげ物であります。

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どれもこれも美しい作品ばかり。右の作品、とても惹かれましたけれど買えませんでした。
店内の造りも18世紀のままなので、

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室内装飾などプラスアルファのお勉強にもなりました。___φ( ̄^ ̄ )

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↑ クジャクさん、見ぃっけ ↑


ところで、ピュイ・デュ・フゥ。
冬季休業ですのに、11月の終わりから12月いっぱい Le Mystère de Noël という名で再開です。
以下、上から二行目の vidèo をぜひ。こりゃ、行って見てみたいよね。
http://www.puydufou.com/#/le-mystere-de-noel/

le 27 octobre 2010, Emeline
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by ma_cocotte | 2010-10-27 21:46 | 『旅』 Rien de special | Comments(4)
今は昔、中身は真っ白でした。
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十年一昔とは言いますが、一昔前なら食卓に中が真っ白ふわふわで、外がキツネ色でパリパリのバゲットが外食だろうが家庭だろうが主だったのに、今ではこの外がキツネ色で中が真っ白のパンは家庭では見られても外食では滅多にお目にかからなくなりました。この頃は中は灰色がかった茶色でドシリと重く、外は粉をふいたこげ茶色でカリカリと歯ごたえ良い部分が5mm前後あり、旧来のバゲットより口内を傷める率高しなパンが出て来ます。いわゆるパン・ド・カンパアニュ Pain de campagne 田舎風パンなんでしょう。ココんちがある超ウルトラスーパーど田舎でさえこの事実なのだから、おそらく花の都お巴里やマルセイユなど地方大都市では数年前から当たり前だのパンだろうと思います。今では昔のバゲットが「田舎庶民のパン」ですね、この現実。

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↑ 左が懐かしの中が白くふわふわ、外がこんがりキツネ色でパリパリのバゲット ↑


もちろん質や重さだけでなくお値段も昔のバゲットときょうび主流になりつつあるパンでは2倍以上違います。
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形が40cm程度の細長いパンと同様であっても、この頃は粉の違いで複数の選択肢があることも一昔前と違う点です。お子たちにパンを買いに行くお手伝いをさせるのも難しくなりました。
パンを美味しく贅沢にいただける。
高価で美味しいパンを「買える私」
なんだかニヤリと笑うサルコぢの顔が目の前にちらつき始めました。
パン焼き器を購入し、廉価なパンの素で「節約、節約」とこの頃の私はパンを焼いてはいるものの、「そのパン焼き器はサルコぢ次男が婿入りした先で買ったではないのか!?結局はサルコぢの私腹をお前が肥やしているではないか!」という空耳が聞こえたり、「いえ、パン焼き器はダアティで買ったのではありません」とおでこを地面に擦り付けて返事している自分が目の前に浮かんだり、どうもサルコぢが隠れる蟻地獄から抜け出る努力の中に自分がいるような気がしてならん。2012年になったら私達の税金が誰かのポケットを膨らますのではなく、万民のために有効に使われるようになるのかしら。

le 25 octobre 2010, Enguerran
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by ma_cocotte | 2010-10-25 16:45 | mon chemin du pain | Comments(12)
あっさりと
通り過ぎてしまいました。
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モワサックの教会のエレミヤさん。

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↑ この南玄関の真ん中の柱の右側面にエレミヤさんがいらっしゃる ↑


エレミヤ(מְיָהוּ )さんとは旧約聖書に登場する預言者です。仏蘭西ではヂェレミ Jérémie と言う名で知られています。エレミヤは「立ち上がる神」という意味です。

日本國で発売されている有名な海外旅行ガイドブックには写真つきで「近くの町スーイヤックのサント・マリー修道院にあるイザヤ像はしばしば類似性が指摘される。実際に(写真を)並べてみるとこんなにソックリ」と丁寧な説明が書かれているのに、私が参加した巡礼団では何も説明がありませんでした。いちおうガイドさんはこの教会の主任司祭で、聖堂と、聖堂に隣接する聖ピエェル修道院の美術の専門家でもあらせられるのですが、真ん中の柱以外の壁面彫刻についてはそれは丁寧に説明くらしゃったのに。なぜだろう?

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なぜかしら?


私が素人ながらちょっこし思い浮かぶのは、新旧聖書の登場人物の男性がハゲという設定でない場合、(真ん中わけの)長髪と頬の下から顎を被う髭を伴うのはユダヤ教の生活習慣に基づくことだから、二者の頭部や表情だけをソックリというのは少々無理があるのでは、ということですね。

それにしても柱という壁に比べると幅や高さに特長ある空間に納められたと感心したのでありました。「踊る」と表現されるのも当然の、線の流れの美しさです。モワサックのエレミヤとスーリヤックのイザヤの共通点は躍動感ある立ち姿にあるのではないでしょうか。

le 22 octobre 2010, Elodie
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by ma_cocotte | 2010-10-22 15:48 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(2)
三歩進んで、二歩下がる。
人生はワン、ツー! パン ...無しでは生きられない。

失敗ばかり繰り返しつつも、とうとう焼いてみました。
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干しブドウとオレンジ皮、レモン皮にヒマワリの種が入ったパンです。
なんてことはない、フランシィヌ Francine 社のパンの素 Pain Fruits&Fibres を買い、275mlの水を加えてパン焼き器で焼いただけなんですけれど、美味しくいただ「け」ました。

パン焼き器を購入してから我が家の食卓のパンをずっと焼いており、成功例があったかどうかもわからない腕ですが、今のところ「買って良かった」と思えます。ココんちの人間二人だと一度焼くと36食分くらいいただけ、しかも、数日後でもパンは巷のパン屋さんのパンのような奇妙な硬さやスープやソースの吸い方にならず、常温放置のままであってもオーヴンで軽く温めると表面はカリカリ、中はもっちりとほど良い重さのある食べ応えなのです。

私は素人ですし、面倒臭がりやなので割高な一斤用の袋で購入していますが、スーパーマルシェの陳列棚を凝視したら予め膨らし粉が混ざったタイプでも1kg以上の製品が揃っているので(ただし水の他にお塩を自分で加える)、もう少し慣れたらそちらに移行して、はじめの一歩からパン焼きを楽しんでみようと思います。

le 20 octobre 2010, Adeline

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ブリオッシュ brioche ↑ もパン・オ・セレアル Pain aux céréales ↓ も美味しかったです。

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by ma_cocotte | 2010-10-20 17:25 | mon chemin du pain | Comments(10)
天国よいとこ、一度はおいで。
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モワサック Moissac の聖ピエール教会 l'église Saint Pierre の脇扉の上、

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西暦1110年から1130年にかけて新約聖書のヨハネ黙示録の記述に基づいて造られた「天国」なのだそうです。
ヨハネの黙示録を覗いてみると第五章の六節からがこの彫刻の登場(人)物の数につながる記述と思われます。
また私は、一方玉座と四つの動物、また一方老人たちの間に、七つの角と七つの目のある屠られたような小羊が立っているのを見た。それは、全世界につかわされた神の七つの霊である。かれは、近づいて、玉座に坐るお方の右手から巻物を受け取った。かれが巻物を手にしたとき、四つの動物と二十四人の老人とは小羊の前にひれふした。かれらは、おのおの竪琴と香にみちた金のさかずきとをもっている。香は聖人たちの祈りである。
                 -ヨハネの黙示録5:6-8、新約聖書(ドンボスコ社)より

写真の彫刻でも誰もが楽器を持っていますが、果たしてどのような曲が流れているのか私には想像つきません。彫刻が醸し出す印象ではかなりにぎやかなようにも思えます。

写真ではわかりにくいですけれど、真ん中のムッシュウの周りに黙示録の記述どおり四つの動物がおり、それは四福音の著者マルコ、マテオ、ルカ、ヨハネを表わす獅子、人(天使)、牛、鷲なのです。なぜ四人の福音史家と四つの動物が結びつくのかと言うと、旧約聖書のエゼキエル書の第一章の全文に端を発しているのだ、と大昔、シスターから私は習いました。

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モワサックのこの彫刻の真ん中のムッシュウは神だけでなく、5世紀から6世紀にかけて活躍したフランク王国初代国王クロヴィスにもヒントを得ているという説もあります。クロヴィスは496年にキリスト教に改宗していることもあるのでしょうね。仏蘭西共和国の地図を縦に二分し左側、つまり大西洋側に点在する古い教会を訪れるとクロヴィスが開いたメロヴィング朝にゆかりある聖人たちを知ることができます。

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神とクロヴィスという二つの人格を兼ね備えているせいなのか、いや、神は三位一体なのでジーザスさんだとすると真ん中のこの方、33歳にしてはちょっと老けているようにも見えますが。ま、そんなことどうでもいいぢゃな~い・・・なーんて言えるのも私が素人ゆえ。


文章に綴られていたものを一目でわかるように絵画や彫刻に表現できる人間という生き物は神秘ですね。

le 16 octobre 2010, Edwige
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by ma_cocotte | 2010-10-16 18:11 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(0)
午前中 dans la matinée
モワサック Moissac という小さな町の朝、
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石畳にあたる箒の音だけが響いていました。

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le 13 octobre 2010, Géraud
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by ma_cocotte | 2010-10-13 20:57 | 『巡礼』 Rien de special | Comments(2)
クセがないけれど、クセになりそう。
先月の旅の間、それはエレガントな老婦人が好んでガズ入り水を頂かれるので、私も真似してみたくなりました。これまで何度かガズ入り水を飲んだことがあるものの、どうも泡の重さや臭いが気になってしまい苦手ではありましたが、ガズ水は内臓にも良いというみんなたちの勧めに従い、数あるガズ水の中でも日本人の口に合うとのことで伊太利亜のサン・ペッレグリ~ノ San Pellegrino を買ってみました。
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ガズ入りのお水を好まれる方は紳士淑女が多いですけれど、ガズ入り水のボトルは彼らのためにあるかのように美しい姿形のものばかりですね。サン・ペッレグリ~ノのボトルが醸し出す雰囲気、よろしおす。

いただいてみるとなるほど泡の重みはあるにせよ、臭みなく飲みやすいガズ水でした。

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伊太利亜産の直輸入でしょうけれど、ラベルをよく見ると仏蘭西向けラベルなのですね。

le 12 octobre 2010, Wilfried
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by ma_cocotte | 2010-10-12 04:33 | The ou Cafe? | Comments(8)
仏国王ニコラ一世、教皇謁見 Notre président Nicolas 1er se rend à Rome.
2010年10月8日は夜明けと共にラヂオでもテレビでも神聖賢愚帝サルコぢ一世がこんにちヴァチカンを訪問あそばすことばかり繰り返されていました。



それゆえか、国営放送France 5 で毎夕放映されるナマ討論番組 C dans l'air のこんにちの御題も L’Elysée vaut bien une messe (=大統領府はミサをささげる値打ちがあるのか<・・・という和訳でよいのかどうか難しいところです)。こんな御題なのも、サルコぢ大統領が教皇謁見直前になんと聖ピエトロ大聖堂内でミサを枢機卿さまや司教方、そして自ら選ばれた県知事方と共にささげたからなのかもしれません。あのサルコぢが十字を切ってたよ。ナマ討論番組の中でもニコラ・プルミエ Nicolas Ier、=ニコラ一世という渾名が飛び交ったので調べてみたら、なるほど既にサルコぢ大統領の渾名のひとつにニコラ一世がありました。まあ、そう揶揄されちゃってもしょーがないのでね、私も使っちゃうことにしました。

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ナマ討論番組の中で仏蘭西共和国内の生活宗旨を守るカトリック信者 Catholiques pratiquants 数が約300万人であると紹介されていました。これが多いか少ないか判断することは日本人の観点からでは難しいですが、生活宗旨を守るカトリック信者におけるサルコぢ一世支持率は年々低下しており、むしろ仏蘭西社会党(PS)の我らが女王 セゴレェヌ・ロワイヤル女史への支持率が常に安定傾向にあることなど興味深い話題でもありました。

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我らが女王セゴ姐は菩薩さまだからね。彼女が醸し出す慈愛は付け刃ではなく、幼少時から培われたもので、学生時代にマルクス思想に傾倒したところでいくら周りが努力しても彼女から拭い去れなかったものだと実際、彼女に会えばわかります。サルコぢには残念ながらそれがありません。

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昨日もどっしり構え落ち着きある教皇ベネディクト16世に比べ、サルコぢ大統領の一挙手一投足の落ち着きなかったことと言ったら、教皇謁見の日程が決まった直後から調教訓練できなかったンでしょーかねー。

UMPの次期大統領候補がフィヨン氏ならば悩むところですけれど、もし懲りずに再びサルコぢだったら間違いなく票は社会党にどどどっと流れるね。

le 9 octobre 2010, Denis
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by ma_cocotte | 2010-10-09 18:42 | 『?』なサルコぢ屋 | Comments(8)
Si t'aimes pas Sarkozy, tapes dans tes mains!
『もしサルコぢが嫌いなら、手を叩こう!』

きょうはテレビやラジオのスピーカーから"Si t'aimes pas Sarkozy, tapes dans tes mains!"と聞こえてくるたびに、ついうっかり一緒に手拍子してしまったではありませんか。

きのう7日から共和国内の各地で高校生による政府の就労定年改革案に反対する大規模デモ行進が行われ、きょうも高校生によるデモ行進が各地で続けられています。
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Photo par E.CABANIS / AFP


これからの将来ある高校生たちがおぢいちゃんやおばあちゃん、パパやママンの愚痴を聞いたことで、自らの将来を儚んでの抗議行動でしょうか。高校生だけでなく、国鉄、郵便局、電気ガス公社(EDF/GDF)、公務員など次々と無期限ストを予告しており、こちとら憂鬱になりつつも今からストライキ対策を立てつつ要領よく動かねばならないのでした、まる

le 8 octobre 2010, Pélagie
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by ma_cocotte | 2010-10-08 23:53 | actualite 現時点の現場から | Comments(0)