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祈りながら働くひと、働きながら祈るひと
ブルゴオニュはラ・ピエル・キ・ヴィル La Pierre qui vire にて。
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売店でイ動く修道士さん

わかる奴にだけわかればいいことですけれど、修道士さんのお召し物は私服ではなく、上半身は男子ベネディクト会の制服なのです。わかる奴だけにはわかることですが、フードの形で制服だとわかるのです。

さて、このラ・ピエル・キ・ヴィルというところ。
車がある今の時代ならば行けるところですけれど、車がない時代だったらそう簡単には行けないところにあります。
上手に説明できませんが、車で山の頂上まで昇ると、そこに谷があり、その谷の斜面にそれは広大なベネディクト会の修道院があるのです。その名は聖母マリア修道院 Abbaye Sainte Marie de la Pierre qui Vire
これはル・ピエル・キ・ヴィルの聖母マリア修道院の全景の模型。
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山頂の谷間にある修道院なので、車でその場を去ると一分もしないうちに修道院の影も形も視界から失せてしまいます。中世の時代ならば「隠遁修道士が生きる場」だったのでしょうね。そんな不便な場所にある修道院ですのに、建物は全て立派で今の時代の設備が整っているし、売店の品揃えにしても(良い意味での)富裕さが感じ取れます。


ベネディクト会ですので、巡礼宿 があります。写真突き当りがそう。
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巡礼宿の玄関。さりげなく、聖ベネディクト。

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玄関扉上のタンパン。さりげなく羅典語の標語が。

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巡礼宿の裏に行くと、聖堂。この聖堂、古い聖堂を新しい建材で覆ったものです。
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外見はこうですが、中に入ると古い聖堂。ただし、ステンドグラスなどは新しいものに入れ替えてあります。

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見学しつつ、このような山頂の谷あいなのに、よくもまあ、こんなに立派な建築物が点在し、共同体が生きているものだと感心します。私の耳に漏れ聞こえてきた話では、どうやら独逸からの寄付が多く届く修道院らしく、潤っているように感じ取れるのだと言うこと。

こちら ↓ はアトリエ、工房がある建物です。
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この修道院について驚くべき話がもうひとつ。
それは、こんな山頂の山奥の谷にある修道院ですのに、志願者が絶えないということ。
既に迎え入れられた修道者が今年9月の時点で50名。最年少が19歳、最年長が98歳ですと。

私が富裕に感じ取れたのは建造物だけでなく、そこに生きている修道士方の働きのおかげだったのです。

le 28 octobre 2013, Jude

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by ma_cocotte | 2013-10-28 19:54 | 『巡礼』 Rien de spécial | Comments(0)
胸に輝くご尊影
昨日の午後4時以降、繰り返し繰り返し、ひつこいくらい繰り返し仏蘭西でも放映されている、未来の大英帝國国王であらせられるヂャウヂ王子の洗礼式のニュウスビデオ。

そこに登場する聖職者のおひとりの装束が、ワタクシだけかもしれませんが、気になってしかたありません。夢に出てきそう。これ ↓
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胸元のヂィザァス・クライストのご尊影w
Photo: http://www.news.com.au/

ナニコレ?意味不明・・・いや、信仰宣言、くれど、くれどで、絵の意味はわかっちょるわい。が、しかし。
(司 祭)このご尊影が目に入らぬか!?
(おいら)いや、見たくなくても見えてしまいましてね・・・妙にデカすぎませんか。
(司祭)こっかーい!
大英帝國国教会の習慣で幼児洗礼式に司祭がこのような装束をなさるのか、はたまた、この神父様個人のセンスなのか。「おお、愛のしるし、神の首飾り」(← わがる奴にだけわがればいい)なのか、それとも、マントのブローチ?真面目にワタクシには謎だわ、デカいヂィザス・・・・

「肩に霊が乗って重い、重い」ではなく、お首に聖霊がぶらさがって重すぎませんかね・・・(そぼくなぎもん

le 24 octobre 2013, Florentin



【追 記】 le 25 octobre, 2013
洗礼式から二日経ち、ご家族の記念写真が次々と。
これ ↓ は注目の一枚。なんと、大英帝國国王四世代が一枚に写っていることになります。
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by ma_cocotte | 2013-10-24 18:39 | 『?』な大英帝國 | Comments(4)
穏やからしからぬ空気の逆流
昨日の朝、キリスト教の出版、新聞、雑誌関連の代表者有志による『「特定秘密保護法案」に反対する共同声明』文について知りました。
『「特定秘密保護法案」に反対する共同声明』
https://docs.google.com/file/d/0B_uVqAznKssYSkNLT0NHVy1McU0/edit?usp=sharing&pli=1
文末の連名を拝見したら、新教諸派と聖公会による共同声明で、旧教系出版社の名前は連ねられていませんでした。旧教さん、いつ声明文を出すのでしょうね。

この『「特定秘密保護法案」に反対する共同声明』文を目に通しながら、数か月前の日本國の元首相・外相経験者によるナチスの名を出しての改憲意見騒動がまた我がツルツル脳内フロッピー上位に持ち上げられ、同時にぼんやりとではありますが、第二次世界大戦中の日本国内においてのキリスト教側の運動と迫害を思い出しました。私自身は戦後の生まれではありますが、偶然、イタリアに本部を置く宣教修道会が運営する耶蘇女学校で育ったし、新教女学校で学んだ過去があるので、戦時中のキリスト教信者への迫害を知らなくはありません。

第二次世界大戦が日本國で終戦を迎えたのは1945年8月15日ですが、今は2013年10月。68年の年月が流れているのに、なぜ2013年の10か月と数日の間に第二次世界大戦時代の出来事を思い返すような事柄が続いているのだろう?と不思議でなりません。こうも68年以上前の情勢がフラッシュバックするような出来事が繰り返されるということは、日本國は後退、劣化している、いえ、後退・劣化させられている最中ということなのでしょうか?

そんなことを一日考えていた日から一夜明け、こんな記事を見つけました。
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昨日一日の自分が思い巡らしたことが油とするならば、この記事によって着火されたような気持になりました。単純、
また ナ チ ス かよ?
とまず思いました。次に、なぜに元首相・外相経験者のお口から滑ったナチスねたで世間が炎上したのに、ストレエトな表現ではないとは言え、かつてのナチスによるプロヴァガンダ常套句の「意志の力」を元首相経験者で現在首相の座に再び着座したオトナがお口から出すのか、自分の目はすっとんきょうな、豆鉄砲を食らった鳩のような目になってしまいました。

どういう場のお勉強会や研修会でかつてのナチスの政策や広報手段についての講義が繰り返されているのか私が知れる術はありませんけれども、どこぞのお席で大らかに飛び交う単語であっても、必ずしも世間のどこでも出せる単語や文章であるとは限りません。現在の日本國首相は一般企業での就労経験が過去にありますが、例えば「社外秘」「部外秘」と赤い朱肉で押された回覧板を手にしたり、目にしたことがないのでしょうか?内閣のエラい方々から次から次にNGな語句を出して、時代を逆行するさまざまな提案に同意してくださいよ、というお願いが続くのは、正直、不気味だし、気持悪いです。

日本國において「意志」という言葉はいかほどか存じませんが、欧州のキリスト教生活文化において、われわれひとりひとりの「(自由)意志」というのは天主さまが他のなによりも重んじ、尊重してくださっているものです。ナチスはそういう民ひとりひとりの心理を根底に踏まえて悪用し、ああいう力を起こしました。本当に本物の意志は善によるものであって、決して悪から造られるものではありません。
日本國はどんどん世界の中で後退していくのかなあ。
「特定の秘密を保護する」ですか。だったら、秘密のお勉強会で飛び交う世間のNG単語を世間で披露しないことをまず自ら示すのがよろしいでしょうにね。日本国内は兎も角、国際においては単語だけで「裁かれます」からして。


le 24 octobre 2013, Florentin

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by ma_cocotte | 2013-10-24 16:17 | 『?』な日本國 | Comments(0)
ピリっと甘い
今年のボンボンアリボ Bonbon HARIBO を見つけました。
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年々、万聖節前日の罰あたりなイヴェント、ええ、ハロウヰン関係の物品セールスが前倒しになっているせいで、スゥパァマルシェには既にハロウヰン特設コーナーができており、きょうの買出しで見つけたのがワタクシの大好物ボンボンアリボの今年のお味、なんとまあ、これまたワタクシの大好物のオランジナとのコラボなのであります。

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袋に PIK とあるので、お口にボンボンを入れるとお砂糖がピリピリピリっと、なんぢゃこりゃぁあああ!なのでしょう。
食べ過ぎに気をつけねヴぁ・・・

le 22 octobre 2013, Elodie

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by ma_cocotte | 2013-10-22 23:31 | Thé ou Café? | Comments(0)
天使のお名前は天使の名前から
引くことの好戦につながりかねないミシェル Michel、=大天使ミカエル。つまり、ラファエルとガブリエルの名前をいただく赤ん坊が多く生まれることになる(ほぼ断定)w

きょう、10月15日の朝一番から、テレビやラジオのニュウスで毎年恒例の赤ん坊に付ける人気のお名前が発表になりました。
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http://www.leparisien.fr/laparisienne/


自分は日本人なので、こうして名前の一覧を見ると、女児名の人気ナンバーは閻魔ちゃんなのね。男児の五位は老眼のせいでツネオにしか読めないわ、六位はあいかわらずの円蔵ね・・・とニヤニヤしながら独り言をブツブツブツ。

命名法が緩やかになっても、やはり前例のある名前を選ぶ家庭が今でも多いお仏蘭西。
その年によって流行や傾向も分析されますが、近年は仏語派生ではなくギリシャ語や羅典語のまま名づけたり、省略できない短い名前を選ぶ親御さんが多いと聞いています。なるほど、上の写真に掲載されている名前を見ても納得ですね。

仏蘭西共和国内では誕生日以外に、暦に掲載されている名前の日にお祝いする習慣もあるし、アルファベットを並べるしか表現方法がないこともあり、日本国内でしばしば取り沙汰される「読めない名前、キラキラネーム」は存在しないに等しいです。

le 16 octobre 2013, Margritte-Marie




【追 記】
2013年10月16日の午後になって、Le Nouvel Observateur 紙に2014年に生まれるであろう赤ん坊に人気の名前について、日本語で言うところのDQNネームが登場し始めたという記事が掲載されました。ざっと見たところ、タイプするのもはばかられるようなお名前が・・・・
と言う理由で、以下をクリックすると記事に飛べますので、よろしかったらだうぞ。
Vagina, Hashtag, Jedi... Les prénoms les plus excentriques
http://tempsreel.nouvelobs.com/vu-sur-le-web/20131016.OBS1301/vagina-hashtag-jedi-les-prenoms-les-plus-excentriques.html

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by ma_cocotte | 2013-10-16 22:06 | actualité 現時点の現場から | Comments(2)
我らを試みに引きたまわざれ。
きょう、2013年10月15日の朝の仏蘭西国営放送ニュウスのトップ事項が、
キリスト教の祈祷文の一部が変更になる
というものでした。
"Et ne nous soumets pas à la tentation
(我らを試みに引たまわざれ)"

"Et ne nous laisse pas entrer en tentation"
に変更されるのだそう。
きょうび仏蘭西共和国内でカトリックの祈祷文変更をトップの話題にして、どれだけの共和国民が注視するだろうか?そもそも、カトリック洗礼を受けていない共和国民の方が多いだろうに。

ついでに、仏語聖書内の仏訳表現も変更されることになるとのこと。

le 15 octobre 2013, Thérèse

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by ma_cocotte | 2013-10-15 15:19 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
来る年のための備え
今年も残り2か月とちょいとになりました。
今もって携帯電話を持たない私には毎日の手帳が欠かせません。
来年の予定もそろそろ入り始めたので、買いましたよ、来年の手帳。
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右の緑色の手帳が2014年度。左は今年、現在使用中の手帳。

はい。写真のとおり、左と右で形がかなり異なります。
左はBayard 社製、右はBrepols 社製です。
左右の共通点は日本語で言うところの「カトリック手帖」なのです。
こんな風 ↓ に毎日に聖人名と聖書朗読箇所が添えられています。

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私は前世紀の終わりまで毎年、伊東屋さんでBrepolsの手帖を買っていました。毎年買うようになったのは確か職場の取引先からナイトブルー色の革カバーに収められたBrepols社の手帖をいただいたことがきっかけで、当時は伊東屋さんに行けばBrepols社の手帖の中身だけを探すことができたのでした。

ところが、前世紀の終わりに私は仏蘭西に移動してしまい、どういうわけか日本で手に入る仏蘭西製、ベルギー製の手帖を見つけることが難しくなってしまいました。(もちろん大都市の書店や大規模小売店舗に行けば、手帖そのものは見つけられはしましたが、必ずしも自分の条件に適う内容ではありません)

ココ新天地に引越し後、旧市街にカトリック書店を見つけ、そこの二階に10月を過ぎれば翌年の手帖が出ることがわかりました。学生向けの9月始まりの手帖もあれば、新年1月始まりの手帖もある。私が選んだのはBayard 社の手帖です。中身は暦以外のおまけ事項(例えば地図、主要電話番号一覧)が充実しているので、大満足。次の年もBayard社と決めること数年。ところが、仏蘭西国内のシューキョー嫌いの加速に伴い、仏蘭西で一、二を争う非カトリック年のココ新天地のカトリック書店はつぶれてしまいました。次に見つけたのが、ココんちから車で30分ほどの山中にある観想修道院の売店でしたが、納品が不確実。運が良いことに、そのあたりからインターネット販売が仏語圏でも整い始めたので、電脳販売でBayard 社のカトリック手帖を買うようになりました。(市井の文具店や大規模小売店舗に手帖が出ても、カトリック手帖は店頭に出ません)。

さて、今年。
9月にブルゴオニュまでオンナ一人旅に出たことで、パレ・ル・モニアルのイエズスさまがマルグリット・マリ・アラコックの前に姿を現された場所の前の書店の棚に来年の手帖数種類を見つけることができました。
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お店の出入り口の様子から拝察するに、日本国内ならばサンパウロにあたる書店。棚にはBayard 社、Brepols 社の手帖も揃っていました。
10年以上ぶりにBrepols 社の手帖を眼にした私。本当にうれしかったです。
ただし、私にとってBrepols 社の「カトリック手帖」は初めての使用になりますが、私が求める毎日の聖人と聖書朗読箇所が掲載されているので、地図や電話番号などのおまけがなくても「それはスマアトなのでよろし」と思うことにしました。お値段もBayard 社の手帖は例年10ユーロですが、Brepols 社の手帖は8.20ユーロで出ており、無職の身にはこんなちょびっとの価格差でもありがたく、感謝の射祷などつぶやいてしまいました。

Brepols 社のカトリック手帖は私の力が足らず、未だ電脳販売で見つけられませんでしたが、へそくりはたいてオンナ一人巡礼旅に出て良かったです。来年一年は久しぶりにBrepols の手帖を楽しみます。おそらく再来年からはまた電脳販売でBayard 社の手帖を求め、使うことになるでせう。

le 13 octobre 2013, Edouard

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by ma_cocotte | 2013-10-13 17:36 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(0)
失敗もまた天においては必然なりなり
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メンドクサイことは端折りますが、ユダヤ&キリスト教世界の歴史において葡萄酒はかかせません。ですから、その5千と数百年に及ぶ歴史においてこんにちまで酒造りが絶やされたことはないし、きょうも明日のために醸造中であり、この習慣は世々に至るまで続けられるのであります。

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歴史は遡れば遡るほど単純曖昧でもありますから、造っては飲み、造っては飲むの繰り返しであり、その時間の途中で修道僧がお酒を造る時代もありました。

そして、その長い歴史の途中でいくつもの革命があり、醸造所も兼ね備えられていた修道院が解散したり、修道僧が還俗もしました。それでも、名称だけは今に継がれていることがおいろっぱでは普通によくあることです。そんなわけで、近年、巷に次々と開店する麦酒専門の酒屋さんには修道院の名前や紋章を掲げた箱が其処個々彼処に点々と置かれているのです。ほれ。

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この手の麦酒専門カーヴの奥には立ち飲みのバアが併設されており、おいらもちょっと一杯のつもり。

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いつのまにやら梯子酒だったことは秘密にしておきませう。


le 9 octobre 2013, Denis

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by ma_cocotte | 2013-10-09 16:54 | Thé ou Café? | Comments(4)
二年と八か月ぶりではなかろうか。
私は冷たいアイスコーヒーを飲みました。
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9月の第三週目を過ぎた頃だったか、ココんちに近い旧市街にアイスコーヒーを出すお店ができたのです。
お店の名前は French Coffee Shop と言い、どうやらボルドオ方面で誕生したお店だそうで、なぜか花の都お巴里には未だ進出していないようです。

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開店してまもないこともあり、お客様は外まで行列。
ですが、アイスコーヒーを知らない田舎の仏蘭西びとは温かい珈琲を注文しているひとが多かったです。

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私が頼んだアイスコーヒーはミディアムサイズで4ユーロちょい。地元のカフェの相場からしますと生ビールの約2倍、グラスワインの1.5倍という高価なお飲み物なんざます。

実家では毎日、アイスコーヒーを風呂上りに飲んでいた自分ですから、二年八か月ぶりのアイスコーヒーをとても美味しくいただけましたけれど、このお値段ではお気軽に立ち寄れそうにない。しゅぅうううん。

le 4 octobre 2013, François

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by ma_cocotte | 2013-10-04 23:24 | Thé ou Café? | Comments(0)