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カトちゃんたちにとっての、大統領戦
前々からフェイスブックでお仏蘭西の全国紙ラ・クロワ La Croix に「いいね!」を押して情報をいただいておりますが、ココんところ、次期大統領選に関係した記事が届くことが多くなりました。カトリックという宗教につながる全国紙であっても、政治に触れる、触れる。丁度1週間前に次期大統領選挙第1回投票が終わり、最終決戦の二候補が決まってからは日替わりでどこそこの教区の長上さま(俗に司教、大司教と呼ばれる方々)やどこそこの修道会の有名人がどういう考えがあって、誰それに投票する(更には他人さまにもお勧めする)という記事も飛んでくるようになりました。

こういう記事が飛んできて、興味深いのは、記事本文よりコメント欄だったりします。
昨日だったか某修道会の有名司祭が小童エマニュエル・マクロンを支持、投票するという記事が掲載されましたが、コメント欄には本文に賛成の意見もあれば、マリィヌ・ルペンより更にカトリック的ではないマクロンではないか!という意見もあり、そういう意見に対して「あなたはどういうカトリックの位置にいるのですか?という問いかけまでありました。つまり、それは「あなたはルペン家と同じ聖ピオ十世会の礼拝に通っている信者さん?」と深読みできるけど、とどめを刺さない問いかけなんざますね。

でも、いくら小童マクロンが自ら「我はイエズス会の学校で教育を受けた」と繰り返しても、世間では彼はしっかり「実はフリーメーソン8割内閣」の一員だったこともバレているし、マクロンははっきり家族の形を変革する、つまり、家族に父母は必ずしも要らないことを支持しているので、どこがカトリックやねん?と突っ込みを入れる、神学や教会法など難しいことにはまったく関わらない普通のカトちゃんはいくらでもいるンです。(だから、マクロンは自らがイエズス会の学校で教育を出たという事実だけを露わにして、何も知らないカトちゃんを信用させようとしているのです。)

と、ココまでで、実は聖ピオ十世会とつながるマリィヌ・ルペンにしろ、いくらイエズス会の名を出してもカトリックについてよくわかんない小童マクロンにしろ、普通のカトちゃんにしてみれば「どっちにも投票したくないけれど、投票しなくちゃいけないの?」となります。この決選の2候補者のせいで、棄権を決めているカトちゃんも相当数。あんなに聖ピオ十世会に優しかったアラン・ヂュペさえマクロン推しを明らかにして、聖ピオ十世会支持の聖俗信者さんは落胆していると思いますけれどね。政治家と宗教なんてそんなもん。真理なんてない。いずれにせよ、おんな党首も小童も世俗信者として見本となる私生活ではありませんので、それを省いて、見極めて、投票するしかないンでしょう。おんな党首にしろ、小童にしろ、今のところどちらの人生も列聖の対象外w 

le 30 avril 2017, Pie V

↑ この話題で、こんにちの聖人が聖ピオV世教皇というのは偶然とは思えん。天においては必然だな、こりゃw






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by ma_cocotte | 2017-04-30 19:07 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
わたしの、おともだち
知り合って半年が過ぎましたか。

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今では私のお友達、「山羊のべぇちゃん」です。
ココんちの犬が好きな散歩道の途中に、山羊のべぇちゃんが住んでいます。
もともと足にハンディキャップがある山羊で、飼い主も隣県ヴァンデにお住まいらしく、山羊のべぇちゃんはほっぽらかされがちで、先の晩冬の長雨を境に栄養失調がいっそうひどくなったように見えました。

山羊のべぇちゃんの具合の悪さに気づいたのは私だけでなく、近所の方々もそうで、それぞれが勝手にこの山羊に善意を示すようになりました。私はかなりの後発のワルもんですが、今はココんちの庭の草木の若芽を刈り取ってはほぼ毎日、午後遅くに山羊のべぇちゃんにご飯として持っていくようになりました。

山羊の好物ってイバラなのです。
私は今まで知りませんでした。
たまたまこの散歩道で、教会のごミサでお見かけするマダムに遭い、彼女から山羊の好物がイバラであることを聞きました。ほっほー、そりゃ、感謝。だって、イバラがココんちの庭のあちこちで発生し、大変なことになっているからです。できれば山羊のべぇちゃんがココんちに引っ越してくれたらいいのに・・・と思うくらい。でも、それができないのがちょと悲しいくらい、山羊のべぇちゃんの栄養失調と足の不自由さが進行しているのも現実です。
山羊のべぇちゃんがたったひとりぽっちで飼育されている場所の囲いの外に住む私たちができることしかできません。でも、善意の結集であることは間違いありません。私もべぇちゃんとお友達になったことがきっかけで、山羊について調べるようになりました。胃が四つもあるらしい。ヒトとコンタクトが取れるらしい(これについてはなんとなく私も気づいていました。山羊ってアタマいいよ。)
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で、山羊ですが悪魔のイメージがありますでしょ。
べぇちゃんの角の形なんて、悪魔を描いた絵画や彫像で見たような記憶があります。
その山羊の好物がイバラ。
山羊のべぇちゃんのイバラの食べっぷりはそれは見事で、それはおいしそうにイバラを残さず食べてしまいます。
そのイバラと言えば、ああ、ヂーザっさんが処刑直前に頭に乗せられ、押さえつけられ、おでこから血をダラダラ流したのは「イバラの冠」です。山羊はイバラが大好き、いとも簡単に食べてしまう。妄想を馳せると、悪魔はイバラを乗せた神の子なんていとも簡単に食べてしまう・・・となる。なるほどねぇ、悪魔ってそれくらい最強なんだねぇ・・・と改めて。

ですが、山羊のべぇちゃんは悪魔の精神とはほど遠い。無原罪のアニマルざます。
むしろ、原罪を抱える飼い主にこんなところに閉じ込められてひどい仕打ちにあっているのは天にも地にも明らかなンざます。
ゆるされないよ、まぢ。

山羊のべぇちゃんがイバラを喜んで食べてくれるので、私は毎朝、イバラ刈りを続けていますが、おかげさまで両腕、両掌にはイバラのとげによる蚯蚓腫れだらけ。爪も人差し指と中指の爪が見事、割れました。イバラのとげですが、飛び上がるような痛みが走ります。服にとげが絡んだら丁寧に外さないと布は簡単に破けます。ヂーザっさん、どんだけ痛かったのだろう・・・。ああ、「眠れる森の美女」の王子さまもねぇ。実はお姫様の目の前で血だらけの蚯蚓腫れだらけだったでしょーねぃ。

と、それでもめげずに私は今朝もイバラ刈りして、新たな蚯蚓腫れをこさえちゃいました。

冬に戻ったかのような日が続いていますが、それでも良い週末になるよう努めねば。


le 29 avril 2017, Catherine


山羊のべぇちゃんを見ていると、「囲いの中の飼い殺し」は本当に恐ろしいし、囲いの外から眺める者の心を痛めます。私は二週間近い暴風雨の後、山羊のべぇちゃんの具合がいっそう悪くなったのを目の当たりにして、「ここはアウシュヴィッツだ」と口から言葉がこぼれました。それと同時に山羊のべぇちゃんにご飯を与えることに熱心になりました。ウワサで、上に登場の私が教会でお見かけするマダムが暴風雨の間、車を運転してべぇちゃんに餌を与えていたと聞きました。ああ、私はなんて遅い、恥ずかしくなりました。そして、今、仏蘭西の庶民が次期大統領によっては塀の中の飼い殺し状態に成りかねないと私は危機を感じ取っています。ミギに巻こうがヒダリに巻こうが巻き切れると「鎖国」を好むというのは気持ち悪い現象、現実、事実。こういうことになると、脳内にはクイーンの「手を取り合ってこのまま行こう、愛するひとよ」の一節が流れ始めます。




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by ma_cocotte | 2017-04-29 17:13 | Promenons-nous! | Comments(2)
首位:小童マクロン、二位:変人メランション@にふぉーん

たった今、フェイスブックの在日フランス大使館から届いた、日本國内での在日フランスびとの投票結果。
タイトルのとおり、首位が小童、二位が変人・・・
フィヨンぢゃないのね・・・と先ず思うに思ったけれど、ちびっと考えたら、在日仏蘭西びとにおかれましてはニッポンの原発でおんお働きあそばされている方以外は中道よりヒダリが多いので、二位がフィヨンでなくメランションというのも納得です。ちなみに日本国内の投票率は60.8% 仏蘭西共和国では複数国籍所持が認められているので、日本国内でもかなりの数値(有権者が6005名、投票者3653名)。

フェイスブック版では日本国内での投票結果が一目でわかる棒グラフで掲載されています。
よろしかったら、ぷれ~ご。↓ クリックしてみてくださいね。地球儀マークだったので、どなたもご覧になれる(と思う)。
le 27 avril 2017, Zita






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by ma_cocotte | 2017-04-27 15:45 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
男は目で惚れ、女は耳で惚れる。
他人についての印象ね。
「男は目で(他人に)惚れ、女は耳で(他人に)惚れる」---えてしてそうらしい。
この話は一昔も、ふた昔も前から聞いていて、なるほど、女性は受話器の向こうから聞こえてくる声に恋に落ちる・・・ということ、一方の男性は写真で第一印象を持ったところで現実でのヴィジュアルで確信するということも。なるほど、なーるなると腑に落ちることが多すぎた。

そんな個人の過去は吹っ飛ばして、昨晩。
偶然、アラース Arras という都市で開催された次期大統領候補エンマニュエル・マクロン小童小僧の演説ナマ中継をテレビで見てしまったワタクシ。ずーっと敵の、それも個人というより組織そのもの(=極右政党FN)の固有名詞を出しての叩きを繰り返し、最後には小童マクロンの絶叫ですよ。以前にも増して新興宗教教祖っぽくなっているので驚いたと言うか、飽きれたと言うか。「あなたにはボクしかいません。あなたを救うのはボクです。だから、あなたはボクを選んでください」ってな導きを連想する誘惑のセリフを叫んだンですよ、カレ。

うへぇ・・・きんもー・・・と現代日本語が脳内滑走しつつ、テレビ画面の焦点を小童小僧マクロンから外した、カレの背後左右にいる支援者が口を開けた無表情で旗を振っていたとゆう・・・なんちゅうか、エイメリカで始まった政治家の背後に支持者を置くというイメージですが、人選を間違えると視聴者の反感や失望をもたらしはしませんかねぇ。昨晩の小童マクロンの背後左右は明らかに中高年の白人さんだけど、お二人とも鼻が悪いのか口が半開きで、笑顔でもないし、そもそも目が死んでいるというか。演説拝聴に飽きたあたりだったのか・・・もちろん、この印象は私個人のバイアスがかかったもんだから、小童マクロンの支援者はあの小童の甲高い絶叫と同時に感涙の滝涙を会場やら画面の前で流していたのでしょう。だって、新興宗教の集会クライマックスもそうぢゃんね。

共和国のガイジンである私は今週月曜以降、小童マクロンを見れば見るほど、平行移動で引いており、最終決戦が十日後とは言え、こちらの引いていく心は十日も持つのかな、途中で壁にぶつかってしまい「拒否、嫌悪」になってしまうのかな、と思い始めている木曜の朝ざます。

小童マクロンは自己暗示をかけて最終決戦に挑んでいるのかもしれませんね。

でも、あんたはナポレオンぢゃないぞw 勘違いしないでくり。

兎にも角にも、巷でもささやき始められておりますが、小童マクロンくんはあのサルコぢの真似を好む二番煎じぢゃないかということ。児童の下手な芝居は一度見れば十分なンですが、世間には「何度見ても飽きない」方々もいることもココんところでよくわかってきました。サルコぢに倣うなら、小童マクロンの再選は「ない」、ポワン!

まあ、敵が極右のおんな党首なので、小童マクロンがすでに当選を確信して浮かれるのも無理はない。どんなに頭が優れ良くても、そこいら辺がまだ「不惑前のにーちゃん」なんでしょうな。私も昨晩は、小童マクロンの左右のヘの字のお口ぽっかーんぢっさまばっさまとは心の機微は違えど、お口ぽっかーんですた。あたちの顎が外れるようなこと、残りの十日間であるのかなあ。

あたちの荷物、どこからまとめるかな。ぼんやり考え始めよう。


le 27 avril 2017, Zita


と、昨晩のこんなようつべを見つけたけれど、ここに映っている小童背後の男女は未だ口がぽかーん状態ではありません。
っくしょー。証拠になんねーぢゃねーかw それでも、あたしが小童嫌いなのは事実現実。まぢ、フィヨンがなぜ残らなかったのか(涙






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by ma_cocotte | 2017-04-27 15:16 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
「コレラとペスト、どっちがいい?」
どっちもヤだね。

って、このタイトル。何を譬えているかと言うと、仏共和国次期大統領選挙の決戦に残った二名、つまり、小童マクロンとおんな党首マリィヌです。第一回投票からたった二日で共和国内にこの譬えが蔓延したのですから、かなりの伝染威力であることは確かです。

私は詳細を知らないので、小童とおんな党首のどちらがコレラでどちらがペストか存じませんが、正直、こんな譬えがなくても「どっちもヤだ」でしたし、この譬えの質問をされていっそう「どっちもヤだ」、もんのすごい嫌悪感が心中、脳内を駆け巡っています。

ほんと、どうして、フィヨンが最終決戦に残らなかったのだろう?と改めて思いもしました。

歴史修正主義を露わにしたおんな城主マリィヌ・ルペンなんぞ国際で通用するわけがなく(ま、当のご本人が内に籠ることを我々にも強く勧めておりますが)、かつてのサルコぢと同様に極左から極右までイイとこ盗み取って勝ち抜いたマクロンが大統領に座したところで「夢破れたり(本人弁)」、「あー、また騙された(三角形の底辺に凄む民の言い分)」という近未来はほぼ間違いないので、どちらが共和国の国父になっても臣民にとって明るい未来は絶望的だったりします。

それでも、どちらか選んで、投票せねばならンのですからねぇ。

・・・って、第一回投票でフィヨンを選んだココんちの仏蘭西びと♂は最終決戦投票日当日は南仏のママンちにいるので「投票しないよ。どーせ、マクロンだ」の一点張り。はい、棄権です。困ったもんです。

ところで、昨晩は午後8時過ぎからFrance2に小童マクロンが、午後9時過ぎからTF1におんな城主マリィヌがナマ登場しました。
投票権のないガイジンの私の私見ですが、やっぱり、生理的と言ってよい域で小童マクロンがダメです。話術が、あたくし、もうダメでありんす。声が高い、持論を勢いつけてまくしたてるの繰り返し。話の中身を除いたら、オンナであっても声が低く、ハスキーで、相手が話し終わるのを待てるおんな城主マリィヌの方に私個人は好感を持ってしまいます。でも、おんな城主の話の中身、内容がまるでダメだから、お話にならない。でも、小童のヒステリックな話っぷりを聞き続けるのは相当の根気がいるわな。そもそも、こちらの話を出だししか聞かない、それが小童マクロンだもの。

向こう5年、次の大統領選挙まで共和国内はコレラかペストが蔓延し続けるのです。
たまったもんぢゃありまへん、まる

でも、あたしはガイジンだから逃げる場所があるけれどね。その逃げ場所も薄気味悪い裏極右という小心者が集まった政治中枢だしさ。ふん。「地上に天国はないよ、マルクスさん」


le 26 avril 2017, Alde


そうそう、復活祭連休が終わってから、ココんちの近所で突然、やたらの道路工事が始まっており、少し考えたら今度の6月に選挙があるンよ。・・・となると、おそらく、主に公共施設への雇用も活発化しているよ。日本であれ、仏蘭西であれ、どこであれ、この手を使って支持率を上げようとするの、いかがなものかと思います。



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by ma_cocotte | 2017-04-26 15:30 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
あーあ、つまんないの。おもしろくないよのー。
昨晩、午後8時ちょうどに次期大統領選挙の決選2候補が発表されました。
結果は
「黙れ、小童!」エマニュエル・マクロン
vs
おんな党首 マリィヌ・ルペン

ざます。つまり、次期大統領はこの発表でほぼ間違いなく「黙れ、小童!マクロンちゃん」に決まったようなもンなンです。あーあ、つまんない。本当につまんない。だって、選挙というのはどちらが勝つのか予想するのが面白いのであって、最初から勝ちが決まっている戦なんぞ、参加する気もしません。

ココんちにおいては、選挙権を持つ仏人♂が午前9時には投票所である近所のガッコに。フィヨンに投票しました、はい。ところが、一夜明けたこんにち、共和国内の県別人気投票結果が発表され、ココんち地元紙で我が地元市町村の得票結果を見たら、一位が小童マクロン 31.96%、二位が道化のメランション 23.51%、三位がフィヨンで16.50%。そして、第四位におんな党首マリィヌ・ルペン 10.55%です。ココんちあたりは伝統的に社会党が非常に強いので、この結果はわからなくもありません。フィヨンに投票したのは仕事のせいでヨソから引っ越ししてきた方々で、地元民が主ではないというのも容易に読めます。そういう土地柄で社会党公認候補のブノワ・アモンは10.28%ですから、おんな党首マリィヌとどっこいどっこい。おんな党首に票を投げたのはほぼ間違いなく保守王国ヴァンデ県に親戚縁者がいる者か仕事で引っ越してきたヨソモンというのも簡単に引き出せるし、一方で社会党が絶対のココんちあたりでアモンが5位というのは明らかに共和国全体において社会党そのものが危うくなっている証になります。フランソワ・オランド王率いる仏社会党政権で内閣に引っ張り出されたマクロンが社会党から離れて立候補してもマクロンに票が流れたのも目に見えて明らか。

そのエマニュエル・マクロンですが、パパは神経内科医。小童マクロンくん本人はエリートを育てるのがお得意のイエズス会運営ガッコで初等・中等教育を受け、最終学歴はパリ政治学院出のエナルク。成人してからは超一流の銀行家として成功した、いわゆる「ボボちゃん」なんですよね。ボボ Bobo というのはブルヂョワ趣味の社会党支持者に冠せられるあだ名です。これから夏になると、大西洋に浮かぶレ島なんぞ、パリから静養に来たボボで溢れ返り、庶民が島内に入ったところで怖気るだけという珍妙現象になります。しかも、このレ島に行くには有料道路を通らねばならない。お金のないひとは橋を渡れません。

レ島 l'Île de Ré には、一昔前に今回と似たような現象で大統領戦一回戦で敗退し、政界を去ったリオネル・ヂョスパン元社会党代議士が余生を送るためにお住まい。そのレ島はココんちあたりから一時間ちょいざますので、昨日の我が地元でボボの小童マクロンくんがトップに出たのもロジック。ココんち近くの旧市街には大邸宅にお住いの自称社会党支持者がゴロゴロいますからね。ふん、社会党員を名乗っても必ずしも清貧で、他者のために尽くすわけぢゃないんだぞっと。そういう小童マクロンですから、社会党から飛び出て、独自に極右から極左までご都合イイとこ取りができるのです。チェスの駒を指先でちょいっとつまむボボざますぅ・・・うへぇ。

そんな、本音が本当に庶民の味方かどうか限りなく怪しい小童マクロンであっても、二週間後の決選では尋常なアタマを持ち、良心に従うヒトビトならば、今となっては小童マクロンに投票するしかありません。てか、歴史修正主義者が一国の国母になって国際で活躍するなんて大きすぎる矛盾、ロジックの破たんでありましょ?気持ち悪い、悪すぎる。

そして、道化のヂャンリュック・メランションさん。
なぜ彼が道化かというと、この方、次期大統領に立候補する前から、おっしゃることが滅裂なので「かなりの変人」として知られていたわけで、今回も投票直前になってメランション自らがヴェネズエラのチャベスに心酔していることを公言したのです。ユダヤ人迫害はフランス政権のせいではないと公言したミギ巻きおんな党首マリィヌがイカレならば、メランションはポンチです、はい。そのメランションは昨晩の敗北演説において唯一、決選で小童、おんな党首どちらを支持、投票するか名言しませんでした。そりゃ、そうだろ。だって、メランションの主だった提案はヒダリ巻きの彼とは逆にミギに巻き切れのおんな党首とほぼ同じだもん。脱EUを貫くならメランションはおんな党首に投票するしかないのさ。Bof、ぽわんっ。

とまあ、失笑止まらない選挙結果となり、二週間後には小童マクロンくんが大統領に選ばれ、エリゼ宮の住人となるでありましょう。第五共和制史上最年少、39歳のフランス共和国大統領、国父さんのお誕生でございまするるるるぅ。これから5年、小童マクロンくんが国父だぢょ。

le 24 avril 2017, Fidèle


万が一、おんな党首が国母に選ばれたら、あたしゃ、荷物をまとめて日本に戻りもすw

あー、そして、書き忘れ。昨日の次期大統領選挙の投票率78.69% 棄権が20%ちょいでした。もし投票率が低ければ、フィヨン有利と噂されていましたが、この投票率ぢゃ、ドボン!ですね。なんか左傾週刊誌がフィヨン一家の不正についてひつこく噂を流したのが元凶だろうけれど、そういうことをした社会党方面も一緒にドボン!という結果。悪いことはするもんぢゃない、お天道様には御見通しという善例に思えてなりません。共倒れぇえええ。






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by ma_cocotte | 2017-04-24 14:30 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
流石にナマナマしい夜でした。
昨晩、仏蘭西は花の都お巴里、それもあのシャンゼリゼェ通りのど真ん中、(おそらくですが)マアクス・アンド・スペンサアの前でテロ事件がありました。公表では警官3名と容疑者が銃撃戦となり、警官1名が死亡(他の二名はかなりの重傷)。容疑者は射殺。

で、昨晩なンですけれど、テレビがあるおうちでは午後9時あたりからFrance 2で次期大統領候補全員が次々と登場するナマ面談番組をご覧になっていたのではないでせうか。ココんちもそうでした。今回の次期大統領選において道化役に思えるほどのフィリプ・プゥトゥ Philippe Poutou の出番の直前に司会者が速報でテロ勃発を口にしましたが、現場に画面が切り替わるわけでもなく、見ているこちらも事件のTPOに至れない苛立ちもあり、せっかくプゥトゥさんが画面に現れたのにチャンネルをニュウス専門チャンネルに替えたら、そちらでは当然「現場からナマナマしく生中継中」でした。こちらは「どこでテロ?」と思いつつチャンネルをかえたので、画面を眺めてすぐは「あ、ココ、どこだっけ?」と何かが脳内の記憶とガチンコしたものの、すぐにはわからず。数秒して、画面中央奥に凱旋門らしきものが見えたところで「も、もしかしてシャンゼリゼだ!」と脳内ビンゴになったのでした。

現場からナマ中継と言っても日本の報道のように事件現場にカメラが入り込んでパニックしているひとびとが映るということはなく、ほどよく離れたところからのレポート。興奮気味のレポートから何度も「マアクス・アンド・スペンサア」の単語が出てくるので、こちらもシャンゼリゼのほぼ真ん中あたりだなと想像できました。でも、想像しつつ、あんなシャンゼリゼのど真ん中で銃撃戦となってしまったのに、よく一般人の犠牲が出なかったものだと感心すると同時に、あの場所は私もパリ観光すれば必ず行ったり来たりする遊歩道だけに、かなり心底から怖くなりました。

このテロについて既に例の「イスラム国」から犯行声明があったらしいですが、仏蘭西共和国内では今週はじめだったかマルセイユの3区で今度の土曜日にテロを実行しようと準備していた2青年が逮捕されており、その直後に昨晩のテロ(認定事件)が発生したわけです。どうにも今度の日曜がフランス共和国次期大統領選挙第一回投票日なので、それを意識しての犯行らしいンですが・・・
あまりに幼稚ぢゃないかね、イスラム国くんよ?
だよね。誰が真のボスだか知らないけれど、インタアネットを使って頭の弱い子たちに「これで国家転覆だあ!キミがヒーローだよーん。」とそそのかしているンでしょ。でもさあ、こんなテロで世界5、6位あたりの勢力に位置するフランス共和国の国家が転覆なんてしないよ。かなり重篤なテロが発生したとしてもだよ、選挙日変更でオシマイですよ。大統領の任期を数日、数か月延長したところで長い歴史と先の時空間から眺めれば、屁にも値しないでしょ。前世紀後半に日本国内でカルト教団が実行したテロ事件にしろ、今のイスラム国の犯罪にしろ、どうにも幼稚さが見え隠れしている点が情けなく感じるところです。数行上に書いたけれど、大統領選の直前にテロを実行したところで現実は仏蘭西共和国が象であり、イスラム国は蟻、蚊です。柔軟に変更できる余裕を持っているのは象であって、蟻や蚊は象のごく一部の皮膚しか見えず目の前が灰色一色で、思いつめちゃって余裕もない。まあ、どこの団体であれ、思いつめちゃって相手の応用力を想定できないのは末期ですよね、まるただ昨晩のシャンゼリゼの様子を知りながら、パリ市がオリンピック候補地に立候補していることを思い出しました。これは減点材料でしょう。実のところ、2020年の東京大会だって決戦はトルコだった。もしトルコが勝利していたら、今、どうなっていたのだろうと思ったところであまり良い予想がつきませんね。兎にも角にも、イスラム国については木曜、金曜が要注意だけれど、金曜午前だけは静かだろうね。彼ら、金曜午前に必ずしっかり祈祷しなくちゃいけません。「祈る前にやっちまえ」か「祈ってすぐにやっちまえ」とそそのかされているのよね。あーあ。きょうは金曜日なのでお昼あたりからユダヤん街に行かない方がいいかもね。共和国内のあらゆる所にイスラム国の戦士(気取り)がパラサイトしてるから。le 21 avril 2017, Anselme昨晩のFrance 2の生放送で23時あたりだったか、一度、司会者から重症の警官二人目も死亡と発表があり、ちょうどフランソワ・フィヨンの面談が始まるところで、フィヨン本人は警官一名が犠牲になったことについて話し続けていましたが、一夜明けた今日の発表だと銃撃戦で死亡した警官は一名、他の2名は重傷なので、昨晩は情報がかなり混乱していたのだと思います。ひとつ心配なのは犯人が単独なのか複数なのかまだ我々にはよく知らされていない点で、昨晩も一人射殺、他は逃亡と流れていたこともあり、私なんかは「メトロ、ちょーきけーん」なんてつぶやいていました。こわいよね、まじ。でも、もし共犯が逃げているとすると、シャルリ・エブドとほぼ同じ展開で、あの時はシャルリエブド襲撃が水曜、木曜に女性警官殺害、金曜昼あたりにユダヤん食料品店襲撃でした。なんだかな・・・
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by ma_cocotte | 2017-04-21 16:36 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ミギに巻こうが、ヒダリに巻こうが根っこはおんなじw
何のこと?って、お政治のこってす。
今度の日曜に第一回投票日を迎えるフランス共和国次期大統領選。
先週あたりからほうぼうの識者から常に首位を争っている極右政党FNのおんな党首マリィヌ・ルペンと、ここンところで人気急上昇中の限りなく極左に近い、その一歩手前あたりを陣取っているヂャンリュック・メランションが掲げる政策が「そっくり、同じぢゃねーかよ?」というつぶやきがぼそぼそ出始めているのです。メランションという御仁は元はフランス社会党に所属していたけれど、仏社会党が集会の最後にインターナショナルぢゃなくて国歌斉唱するようになったあたりから右傾化を憂い、党を脱藩し、かぎりなぁああく極左に陣取りました。一方のおんな党首マリィヌは実父が初代党首だったFNを受け継いだ二代目で、最近はマリィヌの姉の娘が20歳代ながらFNの政治家としてデビュウし、いずれFNの三代目になるのでは?と・・・ま、早い話、漁師のおっちゃんが築いたルペン王朝が極右政党FNの箱庭でリカちゃんごっこしていることになります。そーんなおままごと遊びに惹かれている共和国民が多いというのがガイジンのあたしには摩訶不思議なンですね。だって、これまでフランス共和国という国はなんでもかんでも「世界一」をアピールしたがり、確かフランス大革命とか人権宣言とかも人類史上初とか自画自賛していませんでしたっけね? そんな国で生まれ育った国民の多くが魚屋のおっちゃんが始めた箱庭のおままごとに惹かれるって、たいした初等中等教育が受け継がれていない、浸透していないのではないでしょうかね?・・・と呆れるばかり。

兎にも角にも、極右のおんな党首マリィヌも極左手前に着座しているメランションも欧州連合から独立するとかなんとか言っちゃっているわけで、そうなるとこの点だけに魅了されている限りなくドメスティックな、一生、飛行機に乗らないと決めている方々にすれば「ミギでもヒダリでもいい」わけです。そんな気持ちになったところで、おんな党首マリィヌは愚かしくも第二次世界大戦時のユダヤ人迫害について当時のフランスになんら責任はない、と発言し始めた。おいおいおい、これってとてつもないマイナスポイントではありませんか。いくらドメスティックな共和国民だって歴史修正主義のおんな党首に票を投げるのは止めようとなりますよ。FNとしてはこの発言をしても勝算があると見極めたことで、立候補者おんな党首マリィヌの口を開かせたのでしょうが。

おそらく、ほぼ間違いなく、おんな党首マリィヌが歴史修正を公言し始めたことがきっかけとなり、こんにち、復活祭の連休明けの今日発表されたアンケート調査で、おんな党首マリィヌの人気は1%落ちの22%、そして彼女と常にトップを争っているエマニュエル・マクロンが22%と安定のタイ、そして、なんと中道右派の仏共和党の公認候補であるフランソワ・フィヨンが21%にまで上昇し、トップ二人を脅かし始めたのです。先週から急上昇と騒がれているメランションは18~19%で今のところ4位。

この数値やら順位を眺めて思い出すのは今世紀はじめの共和国大統領選挙で、こうして投票日一週間を切ったところで公開された予想において最終決戦はヂャック・シラクvsリオネル・ヂョスパン(当時の仏社会党党首であり、首相経験者)と楽観していたのに、いざ第一回投票の結果が出たら、ヂャック・シラクvsヂャンマリ・ルペン(FN初代党首で、おんな党首マリィヌのパパ)だったのです。あり得ない結果、現実に、ヂョスパンは政界から完全引退。今に至るまでココんちからさほど遠くない島で余生をお過ごしでらっさる。当時は、この決選となり、決選の二名によるテレビでの公開討論についてヂャック・シラクが拒否しましたっけね。まあ、そんな過去は横に置いても、諷刺週刊誌からのスキャンダル攻撃でイットキは候補辞退するだろうとまで言われたフィヨンが上位二名と1%差となった。

こりゃ、今度の日曜の結果はわからなくなってきました。

私個人は今もまったく、先週と変わらず、いつも、世々に至るまで、今度の大統領戦の決選はマクロンvsフィヨン。で、大統領になるのはどちらかわからんわい。そうでないと、おもしろくない、退屈だw 無責任だから選挙くらいはおもしろくあってほしいのね。そんだけ。

le 18 avril 2017, Parfait




とかなんとか書いちゃってるけれど、正直なところ、齢39歳のマクロンに大統領の座というのは早い気がするのよね。世界情勢に冷静になれる器がマクロンにあると思えないのよ、あの他人の話を聞く余裕がまったくない自己主張をオップレスする態度を見ちゃうと。





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by ma_cocotte | 2017-04-18 15:37 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
次の次の日曜日が
次期大統領選挙第一回投票日だよーん。
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写真はココんちに先日(おそらく投票日10日前にめがけて)届いた全候補者のチラシです。2、3ページにはそれぞれの公約が書かれています。投票日までに有権者はよくよく内容を読み、よーく考えて、自らの国父(国母)さんを選びなさいよ、ということなのでしょう。読まずにポイ!の共和国民もかなりいるのが現実だけれど。

le 15 avril 2017, Paterne


【追 記】

先週後半からエンマニュエル・マクロンがちょっと失速中。これは失速直前の木曜夜のマクロンを招いてのナマ討論番組を見てりゃ、「ああ、やっぱりね」となります。他人の質問も話もまともに聴かずに自己主張で圧そうとするマクロンを信頼するのは難しいのは私だけですかね。マクロンは明らかに聖徳太子タイプではありませんでした。
が、マクロン失速とは言え、今も人気投票では一位、二位はマクロンとおんな党首マリィヌ・ルペンで、3位に元社会党員だったジャンリュック・メランション、4位にスキャンダルでつぶされたフランソワ・フィヨンです。この3,4位も僅差で両者がウロウロ。こんな上位四名のうち二人が決選投票に残るだろうという仮定が主流マスコミで流れているのが今日の時点。不思議なもんで、常に25%前後の支持を集めている上位1、2位の二人が残ると決めずに、
20%にもうちょっとだけれど届かない3、4位の二人にもチャンスがあるとしている。ふぅうむう。実は脳みそツルツルの私も無責任に最終決戦はマクロンvsフィヨンではないかと妄想しています。おんな党首マリィヌ・ルペンの支持層は「絶対、FN(=Font National (党名)の略)」ではなさそうなので、直前になって割れそうな予感がするのです。そんだけw







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by ma_cocotte | 2017-04-15 17:39 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
「そんなの、ありえなーい」ことにも屁理屈があったりする。
きょうの朝、フェイスブックを開いたら、在日フランス大使館 から【復活祭(Pâques, パック)には、たまごやうさぎ🐰など色々な形のチョコレートを見かけますが、それぞれに意味があります。】という文章と共にこんなお写真が届いておりました。
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なんだか今週はじめあたりから日本国内でクリスマス、ハロウィンに続いて復活祭商法が盛んになっていると話題が飛び交い出したところで、この話題のご提供。実にタイムリィであります。こういう理由を抜きに、知らせず、知らないまま、復活祭の賑わいだけ日本に取り込んでお金を稼ぐというのは、なんたる島国、なんたるドメスティック、なんたる国際的孤立でありましょうか。日本国民よ、たまごをたくさんいただいて、子供をたくさん産みましょう!が、日本国内で復活祭を広める理由に現在の日本政府が選びそうだよね・・・

「聖書なんて童話」「キリスト?なにそれ?」と失笑しながら言ったり、「ヒトは死んだらそれまで。(だから、地上天国で自己中心の繁栄幸福)」とか「一度死んだ人間が3日で生き返るなんてない、ない、ない」と信じているひとが多い日本で写真のように卵やうさぎにさえ意味が含まれている復活祭をどう生かすンだか。ちなみに復活祭直前の金曜日はキリスト教の宗派の中には「断食、絶食」を実行している方々もおります。商売あがったり~。

とかなんとか書きつつも、きょうびフランス共和国では幼児洗礼さえ受けていない白いひとの方が多いくらいで、土曜の日没から始まる復活徹夜祭において今年は4503名のオトナが受洗するのだそうです(フランスカトリック教会大本営からの 発表 による)。ですから、共和国内のキリスト教を知らない家庭では復活祭は年に二度ある「ファミリーデイ」だから、金曜夜から大騒ぎに突入されることもある。

今年の復活祭は正教と旧教が久しぶりに同日祝賀です。実におめでたいこってす。


le 14 avril 2017, Vendredi saint







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by ma_cocotte | 2017-04-14 16:52 | 『春』 Rien de spécial | Comments(2)