キーワードは「わが身に降りかかる危機」?
5日午後マルセイユの職業訓練校へ。
アルジェリア系フランス人のアゼディンがいた。この青年はもちろんイスラム教徒であるが昨日も教室内で唯一の,以前のクラスでも3か月間唯一の男子だったが四方八方を女性に囲まれようが妙に落ち着いたいい青年である。感心。
昨日彼の隣で私も自習をしていたけれど、時同じくして二人は勉学に挑まんとする集中力に欠け始めた。てなわけでなぜか机上に残されていた「20minutes」というマルセイユのメトロ入口で毎朝無料配布される新聞に二人で目を通した。もちろん1面はアメリカ大統領選挙。二面にはアメリカ全土地図上で両候補の獲得分布が載せられていた。

青がKerry,赤がBush。
青は元祖アメリカの北東部と太平洋岸,五大湖西岸州,赤は「メソジスト大国」南西部と中部・・・色が入り乱れることなくきれいに収まっていた。
アゼディンが「アメリカ人は馬鹿か?」とその地図を見て一言つぶやいた。
「大都市部はKerryで農村部はBushだ」
そうだね,アゼディン。

凡女も思うに超高層ビルが立ち並び国際的に有名な都市を抱える州ではすべてKerry,ほぼ絶対間違いなくビン・ラディンのターゲットにもならない州はBush。
元祖13州(北東部)やコスモポリタンステイツは支持政党や宗教を二の次にして「何が何でもBush以外」という目標でKerryに投票したように思える。自分を守るため,自分が愛するすべてを守るためにはBush以外。単純理由だ。私もそう
一方「おらの町にはビンちゃんなんて来んめーよぉ。それよりUFOをおらは見たんだ。」という果てしなく広がる草原内在住の方々はBushくん。これは支持政党や宗教が自身の危機より優先したのであろう。田舎の人は「絶対アメリカは戦場にならない」と信じ込んでいるのも要因。世界中が戦場になってもアメリカだけはHappy!空襲なんてありやしないと信じている。
神に守られた国だもんね,アメリカは。
選挙結果が明らかになって「日本にとってはブッシュで良かった」と論ずるメディアや専門家が多い。でも単純に関連付けをするならば日本は「まさか日本にはビンラディンは何もしないだろう?」というベースがありこのまま経済政治面でブッシュ政権と連携すれば良いということだろうか?支持政党も宗教も危機感も「他人事ですから」という日本が今回の大統領選で最も重要視したのは「こいぢゅみくんとチンパンブッシュの個人的信頼関係」でしゅか?
そんなに甘くないよ,ウッサマ・ビンラディンは。
チンパンと仲良くしていればアメリカは日本を守ってくれるとでも思っているのでしゅか?
あっちゃー。
そんなに甘くないよ,ユゥナイテッドステイツも♪
ブッシュは「アメリカ合衆国大統領」であっても単なる「個人」であり、ブッシュは「アメリカ合衆国」そのものではあるまい。

私は7月中旬の米民主党全国大会HPを開催中毎日読んでいた。3日目まで素晴らしい演説の数々だった。Mr. & Mrs. Clinton もEdward Kennedyも感動せずにはいられない有権者へのメッセージが続いた。まさにアメリカン・ドリーム!彼らが推薦するKerryのイメージは英雄のごとく私の頭にイメージされた。
4日目・・・John Kerry登場。
私はある瞬間「がっくーん」となった。というのはKerryが敬礼をする時に決まらなかった。ただそれだけ・・・。緊張したのかもしれないけどあそこで震えちゃいかんでしょ?あれを見た時から「Kerryぢゃだめだ」と思った。お金持ちで頭はいいかもしれないけどそこらに転がっているように思えた。私にとってJohn Kerryはあの瞬間カリスマどころか凡人に失墜した。

こうしてヂョーヂ・ヲーカー・ブッシュが選出されちまって心に思うのは
「ヒラリーを出し惜しみするからだいっっ」
ヒラリー・クリントンならほぼ間違いなく絶対に勝つことができただろう。Bush以外で誰でもいいのなら。Kerryでひっかかる宗教的背景は彼女には引っかからない。それにブッシュなら4年後に地球があるかどうかなんてわからない。対抗馬がヒラリーだったら初の女性大統領,初の夫婦大統領経験者・・・どうせ残り4年で地球がなくなるならアメリカらしくド派手なエンターテイメントショーにしてもらいたかった。
ヒラリーさんには候補になることをためらわず「ダチョウの羽」を背負って大階段を降りて欲しかったわ・・・・ああ,うっとり。
ほんと悔やまれてならない。


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# by ma_cocotte | 2004-11-24 17:11 | 『?』なエイメリカ | Comments(0)
『私はこのオンナよりいい教育を受けているのよ。』
昨日ジャック・シラク大統領(またの名を Jackass byチンパンブッシュ)がアジア歴訪の旅に出ました。シンガポールを皮切りに「法国(=フランス)文化年」イヴェント開催の中華人民共和国を訪問。2008年北京オリンピックや上海開発に惜しむことなく疑うことなく「力」を入れているフランスです。今回の歴訪,シラクさんは日本に「寄りまっしぇん」。(忍んで寄るのかも・・・なんてな)
1999年1月にフランスに入国した私は当初1年または1年半の語学研修目的の滞在でしたが予定を変更。そのまま外国人向け語学クラスに滞在しても良かったのですがエクサンプロヴァンスで最も安い学費のSCEFEE(文学部内の外国人用仏語学校)で年学費が7500フラン,大学正規留学が認められれば年学費(=登録料)が約1000フランです。

1000×7.5=7500・・・・。(←こんな計算でも不安になる数字音痴とは私です)
私は迷わず正規留学手続に挑戦しました。日本で高校を卒業後英米文学を修了しているので文学部編入が可能です。卒業証明書,成績もろもろの法定翻訳もろもろ・・・もろもろすぎる準備をし,提出指定月(6月)に文学部事務所に書類を持っていきました。書類偏重主義のフランス,窓口によって言い分がまったく違うフランスですから一度で書類が受け付けられる幸運というのは稀です。もちろん私も何度も「欠落書類」を指摘され行ったり来たりの繰り返しでした。(この欠落書類も前回は見逃されたのに今回は見逃せない・・・など納得できないことばかり)。受付にいる人間によってその場ではじき返されることもあれば運良く秘書室の前まで行ける事もあります。秘書室前まで行っても秘書がサボっていないこともあります。編入受付秘書室には二人の秘書。この二人もまったく言い分の違う二人なので「運命を左右」します。

2000年当時,中国の好景気,日本・韓国の不景気の波が留学生にも押し寄せてきました。エクサンプロヴァンスですれ違うアジア系もほとんどが中国人,日本人・韓国人がみるみる減っていった年でもあります。

秘書室で自分の受付を待っていた私の後には中国人の女の子がいました。彼女もそれまでSCEFEEに在籍していた子です。かわいらしい容姿だったのでクラスは違えども彼女の存在は私も知っていました。彼女は暇つぶしだったのか私にご自身のことを話してきました(私が聞いたわけではないのですが)。
★私は中国人の男性と同棲しています。(ほ,ほえー,中国人でも同棲するのね?)
★彼は法学部に在籍しています。
★私も編入したい。できれば学士課程に。
★エクスの大学,もしくはモナコの大学に行きたい。(中国人ってリッチなのねん)
やがて私の受付となり秘書室に入りました。いやらしいほど厳しく書類をチェックする秘書。実は私の卒業証明書の正本で秘書二人が私の目の前で声高にもめましたが何とか受理。ラッキー!! 「沙汰を待つように」という言葉で私は秘書室を出ました。私は外で提出書類の整理を始めました(そりゃ莫大なコピー数です)。
私の後は前述の中国の女性。彼女が入室して数分後,室内から甲高い声が聞こえてきました。突然ドアがバッターン!と開いて彼女が私を指さし
「私はね,このオンナよりいい教育を受けているのよっっ!」
と叫んだのです。

「・・・・へ?・・・・・」

その瞬間の私,おそらく誰が見ても思いっきり間抜けな顔だったと思います。
個室での会話ですから私には想像もつきませんが,彼女も自宅と事務所を何度も行ったり来たりの書類提出で疲れていたのかもしれません。

・・・だけど,言うか?普通。

フランスで正規留学をする場合「学業比較」の書類提出が義務です。それは出身国だけでなく教育を受けた時代も鑑みられます。残念ながら出身国によってはフランスでの評価が本国より低くなることもあります。
彼女は中華人民共和国出身,私は日本です。
私達が知りえない国家間の評価(信用程度)もあるでしょう。

・・・だけど,言うか?普通・・・。(繰り返させていただきます)

結局10月の新学期後彼女を学部内で一度も見かけませんでした。モナコの大学に彼と行ったのかな?

フランスがここ数年あからさまに中国贔屓になっているのは事実です。日本贔屓でつとに有名なシラク大統領ですが,次期大統領候補ナンバーワンのニコラ・サルコジ氏は中国に訪問し身モダえるような中国礼賛,日本バッシングをしました。
先日France 3でファーストレディであるベルナデット・シラク大統領夫人が主催するチャリティーショーが放映されました。番組内で孫が大統領夫妻にプレゼントしたファースト犬(と本当に呼ばれています)「SUMO(=相撲)」が登場しました。このチャリティ番組は毎年恒例ですが来年SUMOの名前が変わっていたりして・・・なんて想像してしまった私でした。
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# by ma_cocotte | 2004-11-24 01:04 | 『?』なアッジア~ん | Comments(0)
とりあえず「引越しスパゲッティ」をだうぞ。
先ほど2004年11月23日午前11時すぎ「自爆」いたしました。
日本時間同日19時すぎです。

・・・呆気ないものですね・・・。

設定画面の左の一番下にある事項をクリックし自分のパスワードをタイプしてもう一度クリックすると自爆完了です。その後自分のアドレスをクリックしても「まだ作成されていないブログです」と出るのみです。「嘘でしょ?」と何度か同じことを繰り返しましたが返事として現われる画面は同じでした。今年9月8日に始めたウェブログ。たった2か月と15日の記録でしたがこんなに呆気なく読めなくなってしまうのならもう少し何も書き込まないままほっておけばよかった・・・と後悔もしました。

さみしいです。
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とりあえず フランス風Spaghetti Bolognaise を用意させていただきました。

今はやうやう白くなった昔ですが私は母校のイタリア人シスターによるイタリア料理講座に半年ほど参加しました。もちろんパスタも作りました。シスターがそのたびに口をすっぱくしておっしゃるのは「必ず茹で汁をソースに混ぜること」でした。茹で汁を捨てずに料理に混ぜるなんて灰汁が入っているように思ってしまうけれど・・・。
こんにちのpâte(パット。フランス語でパスタの意味)にももちろんソースに茹で汁が入っています。パスタには無塩バターをからめ,チーズはスイスのエマンタルチーズとイタリアのパルメザンチーズ。ソースには赤ワインを利かせてみました。
Bon appétit à tous!

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# by ma_cocotte | 2004-11-23 20:32 | Ça était? | Comments(8)
2004年11月22日『仕切り直し』の月曜日。
ごきげんよう,Ma_Cocotte です

気持改めての「はじめの一歩」です。
何も変わりません。今までどおり。

日本人のわたしがこうしてフランスに住むことで脳味噌に浮かび上がる「?」は日本に住む方々にとってはもっと「?」であることは当然です。
ある時は「嘘でしょ?」と思われるかもしれません。
が,フランスに住んでいればこそ日本人誰もが思う不思議を表現することができます。

なにせ私は素人です。
文章も稚拙です。
でも『凡』な私が一生頭蓋骨の中に携えなければならない凡な脳味噌にふつふつ沸く不思議や喜怒哀楽を「ぎゅっ」と搾って浮かんだ言の葉を素直に書いていきます。

「知る」という喜びを分かち合いませう

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Ma_Cocotte, le 22 novembre 2004, Sainte Cécile
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# by ma_cocotte | 2004-11-22 16:47 | 『?』なたわ言 | Comments(6)