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理想と現実の大違い
私個人の心の中ではかなりどうでもいい事項になってしまった、明日の中道右派の大統領筆頭候補選出最終決戦。はい、フランソワ・フィヨンvsアラン・ヂュペ。

おとといの夜に放映された両者のナマ討論番組以降、なんとなくアラン・ヂュペが挽回しているように思えます。その翌日の昨日の夕方からはフィヨンがパリ、ヂュペがナンシーで決戦前最後の演説をしたので、これについてもニュウス専門チャンネルで「なんとなく視聴」しました。内容はともかく、フィヨンよりヂュペの方が演説のスタイルがよろしい。米国人がスピーチ指導しているのかしらね。目線の動かし方がとてもうまい。フィヨンは原稿凝視する時間が長く、これは米国だったらダメダメです。ところが、スピーチ上手だったヂュペさん、ナマ討論の時はなぜか上半身が右に左にかなり揺れていたので、これはマイナスポイントだった気がします。

王様が存在しない仏蘭西共和国という国は不思議なもので、近隣諸国の王族とヴァチカンの教皇(カトリック教会での最長上さん)について尋常でない意識を持っています。こんなに意識するならば国王をギロチンにかけなきゃよかっただろうに、と思いますけれど、あの革命での行いはそれなりに賛美しているひとがいるにはいます。これも、共和国の観点からであって、そのカトリック教会からの見方をすれば革命から始まった残忍なカトリック聖俗信者への迫害は今でも絶句に値する涙、な~みだの過去なんでありますな。

だから、今も影でコソコソ涙を流している共和国民がたのハツをつかまないと、革命賛美だけでは票獲得に安心できないのが中道よりミギなんです。中道よりヒダリはそこまでの意識はないし、かなぐり無視の票田だったりします。

フィヨンもヂュペも「ロオマ教皇は我の味方」と錦の御旗を掲げたいのは当たり前ですが、仏蘭西のまじめなカトリック信者の多くは田舎に散らばったゾンビですので、フィヨンさんとヂュペさんが次々と提案する難しい話についてよくわかりません。農業改革についても村のたまり場あるバアなんぞでそれぞれのリーダーの話を通して「そうなんだっぺ。んだんだ。」となります。でも、単純な水域だと、どうしたって、誰もが一度は学んだ要理(カテシズムというもので、信者としての生き方のベースがわかりやすく箇条書きされている本)をもとに「他人(ひと)を見る」。その短絡的な域だと、どうしたって離婚経験なしの子沢山で毎週日曜に必ずミサにあずかっているらしいフィヨンさんが「わしらにはいいんでねーの」となるわけです。国父さまはみんなの見本であってほしい、というのも手繰り寄せれば要理やら結婚の準備講座で教えていることにつながったりします。
だから、きょうの時点でもフランスのカトリックヲールドではフランソワ・フィヨン優勢でごわす。

でも、何度も繰り返しになっちゃうけれど、21世紀に入って15年を過ぎた仏蘭西共和国に生活宗旨を守っているカトリック信者(家庭)は5割を大きく切っているので、上に長々書きなぐったことは勝敗を見定める票読みの参考にもなりゃしません。

でも、単純に言えることはロオマ教皇は宗教者であって、フィヨンもヂュペも政治家であることです。

前者はこの世における究極の理想を語るけれど、後者は現実において究極の理想を語るなんてしません。

この点でフィヨンが同性婚法案と堕胎法について曖昧なのはカト的に正解。
明日だけれど、ヂュペ逆転もあるンぢゃないかなあ。ひんやりw
月、火、水と徹底的に低俗なフィヨンについてのウワサ、デマ、批判を流し、木曜からは徹底して人が変わったようにヂュペの知性を売るってなかなかの戦法ですよ。まるで、目からウロコのパウロぢゃん。勉強になりました。


le 26 novembre 2016, Innocent

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by ma_cocotte | 2016-11-26 18:06 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
たとえ暴言吐こうとも、そこに理がなければやかましいドラに等しいw
昨晩、8時半頃から始まった中道右派大統領候補決定のためのフィヨンvsヂュペ最終ナマ討論番組を「~しながら視聴」しました。あたし、選挙権を持たない共和国での員数外なのであんまり真剣になれないの。先日もつぶやいたとおり、今後、中道左派からそれはあたし個人にとってチャアミングな人物が大統領候補になったら、あっさりフィヨンにさよならすることもよくわかっているので。ええ、柳に風なんです。

で、昨晩。
二時間の長丁場も穏やかに終わったって感じです。
もしこれで一方にサルコぢがいたら、両者がワーワーと同時にわめきたてる頂点が必ずあったと想像するのはあまりに簡単(だって、サルコぢがいるところ、対話の相手が誰であろうと必ずそのシチュエイシャンがあるw)。サルコぢがいると、まじめに第一言語が仏蘭西語でない私には耳からやがて脳までおかしくなります。やかましいドラぢゃね。両者おそらく何かをきちんとしたフランス語で叫んでいるのだろうけれど、私には内容がまったくつかめない。単語も拾えない。それくらいのやかましさでした。ところが、昨日はフィヨンvsヂュペ。何度か同時にしゃべくることはあったけれど、サルコぢみたいな無駄な高波にはならずに済みました。

思うに、だけれど、ヂュペ陣営は昨日木曜夜のナマ討論前日ギリギリまでフランソワ・フィヨンの人格に関わるデマ、ウワサ、批判を次々とあらゆる手段を使って流すけれど、昨日のナマ討論当日は朝から本番まで終始、ヂュペ本人の言動で「知性」しかアピールしないっちゅう作戦だったンでしょうね。だから、昨日のナマ討論番組でヂュペが紳士的に、あの低めの甘い声で理路整然と自己計画を説明するのは好感度アップ効果が増すわけ。・・・・あっは~ん、参謀の誰が仕組んだのか知らないけれど、悪い作戦ぢゃないわよ。今朝のニュウス専門チャンネルの報道だと、昨晩のナマ討論番組終了後、アラン・ヂュペの支持率が40%台に達したのだとか。

おとといまでのアラン・ヂュペ陣営から次々と発出するフランソワ・フィヨンについてのウワサのせいで、フィヨンの味方は「カトリックの生活宗旨を守っているひとびと」であり、ヂュペの味方は「幼児洗礼(良くて堅信)を受けただけでその後は教会から完全に離れているひとびとと非神論&地上天国信者」というお取り巻きのアイデンティティの違いがいっそうはっきりした感があります。だから、今週に入って、今世紀に入って以降、出たり引っ込んだりしている限りなく極右に近い有名政治家(その筆頭はヴァンデに君臨するフイリプ・ド・ヴィリエ元貴族)がフィヨン支持を表明しており、それがわかればもちろんアラン・ヂュペ側は「フィヨンは極右とつながっている。」と騒ぐわけで。でも、アラン・ヂュペの人生そのものはどうにもカトリックで生まれ育ち、今も生きているひとびとには「受け入れがたい」のです。これはどうにも日本人にはわかりにくい点なんですが・・・。

・・・で、ちょっと、しばらく前から気になっていたこと。それは「フィヨンのカトリック(信仰)」について。もちろん、カトリックっちゅうのは(宣教国でない)欧州においては家族宗教であり、代々受け継がれる生活宗教です。これは同じ祖であるユダヤ教でもイスラームでもおんなじ。だから、フランソワ・フィヨンの信仰は「親あっての今がある」というのが大前提になります。そこで、フランソワ・フィヨンの親。お父さんがヴァンデ県の出身だったのです。ああ、なるほどね。今の仏蘭西共和国の中で大革命直後から独自のカトリック信仰を地元民が守っていることで知られているのがヴァンデです。で、ちょいと上に書いたヴァンデの超有名人フイリプ・ド・ヴィリエ(元貴族)とその一族がフィヨンを贔屓するのだな・・・とちょっとね、私はそう思いました。


兎に角、アラン・ヂュペが我こそ、フィヨンよりフランシスコ教皇の考えに近いというアピールは、間違いなくボルドオ大司教でありヴァチカン本丸の枢機卿であるリカアル師がついうっかりプっと噴いています。

ヂュペは今日からまたフィヨンの悪口を次々と噴くのかなあ。
全国紙がこの事実についていい加減にしてくれ、と記事にするくらいですから、止めた方がいいと思うけれど、陣営の作戦であってもこの行為で泥をかぶるのは長上のアラン・ヂュペですからねぇ。

ま、ココんちでは現段階で、あさっては2ユーロ持ってフィヨンに投票!です。



le 25 novembre 2016, Catherine d'Alexandrie

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by ma_cocotte | 2016-11-25 16:26 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
ゴボウ抜きで飛び出た杭は打たれまくる。
その杭の名前はフランソワ・フィヨンで、アラン・ヂュペのトンカチに打たれ、ピストルで撃たれまくられている状態がずぅううっと月曜から続いています。
先の日曜夜に中道右派の次期大統領候補決定予備選でフランソワ・フィヨンが首位、アラン・ヂュペが二位となり、決定直後にアラン・ヂュペが「私は戦う!」と勝利宣言演説を締めくくったところまではどこか詩的に思えなくもありませんでしたが、翌月曜日からヂュペはただただフランソワ・フィヨンについて公私混同で批判と子供じみた嘘を次々と流し続けて、きょう木曜日。きょうの夜はFrance 2(当初はTF1だったのに)でお二方のナマ討論番組が放映されることになっています。

兎にも角にも、その連日、ヂュペ陣営から発表されるフィヨン批判とウワサがあまりにくだらなすぎて、どうにもヂュペ陣営の戦法は誤っているとしか思えなくなりました。そればかりが流れてきて、肝心のヂュペ本人が「もし大統領に選ばれたらボクはこうしたい、ああしたい」がまったく我々の眼にも耳にも届きません。そりゃ、こちらが努力して探せば見つけられますよ。確かに数日前までのエイメリカ次期大統領戦において勝利したダアナルド・トゥランp氏はずぅううっと自画自賛と他の存在への痛烈な批判と嘘を無駄に叫んだことで勝利したけれど、これは悪例であって善例ではないと捉えた私がココでもやっぱり員数外でした。たった数週間でマネしたアホをこうして共和国ン中で目の当たりにしているのですから。

連日、ヂュペ陣営から発出されるフランソワ・フィヨンについての悪いウワサですが、昨日の午前は「フィヨンは極右とつながっている」、そして昨日の午後にはとうとう「フィヨンは反ユダヤ主義者」ですよ。これには呆れました。この事実を私が知ったのもフェイスブックの壁に届く報道からでしたが、コメント欄を覗くと、この月曜からのヂュペがしかけるフィヨンへのこの攻撃について「お腹いっぱい。吐き気を催してきた」と感じている共和国民が多いことがわかりました。多くのコメント欄に「もうヂュペからのこのやり口を気にするな」という意の内容がありました。

この分だときょうの夜のナマ討論ですが、ヂュペさんの口からは「あなたはカトリックの超伝統主義者」「極右とつながっている」「堕胎法に二枚舌」「LGBT差別者」「反ユダヤ主義者」とばかり出てくるのですかねぇ。うへぇ。

確かに振り返ればこの秋になって以降、中道右派の大統領候補はアラン・ヂュペで決まりだろうという予想が常に流れていたわけで、先の日曜日の第一回投票でフランソワ・フィヨンが首位に躍り出た事実は誰にとっても想定外に値しました。もしかしたらアラン・ヂュペ本人とその取り巻きにとってはこんなに面白くないことはないのかもしれませんが、首位奪還するにせよ、こういうあまりに程度の低いスキャンダル流しで人心を取り戻そうという方法は、「近未来の国父」が行っていいことなのですかね? とても国父に従う羊はマネする気になりませんが・・・ヤギはするでしょうけれどね。

この四日間、フランソワ・フィヨンさんはヂュペさんに同じ方法で仕返すことなく、淡々とこれまでの戦法を続けて今日を迎えました。作戦勝ちに思えます。昨日の夜の時点のアンケート調査で既にフィヨンの支持率70%に届きそうなところだそうで。

今朝早く、私が見たニュウス専門チャンネルでは同じ広場でフィヨン陣営とヂュペ陣営がビラ配りしていましたが、通りすがりのひとびとがヂュペ陣営のひとびとに厳しい顔で言い返していたのが印象的でした。でも、本当にヂュペ陣営が次々と出すフィヨン氏についてのウワサはちょっと考えればブーメランで「そりゃ、ヂュペさん、あんたでしょ? あんたが深海で極右とつながっているぢゃん。」と突っ込めるので、この戦法は自滅ではないかと思います。作戦ミスですよ。

以上、今晩の最終決戦直前のフィヨンvsヂュペのナマ討論、ぼんやり視聴することにします。

ヂュペの声、嫌いぢゃないけど、その声で他人の批判を言の葉に乗せるって悪魔っぽいよねw
ヂュペから出る今日の悪口は何だろう?とちょと思うけれど、まぢ、もう、お腹いっぱい。
ヂュペ陣営はいい加減、自分たちの戦法のせいでフィヨンへの(単純に「かわいそう、気の毒」という感情だけの)同情票が集まっていることに焦らないと、もう挽回の時間はありません。



le 24 novembre 2016, Flora

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by ma_cocotte | 2016-11-24 15:21 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
仏蘭西の今のコレはエイメリカのアレと似ているかも。
欧州中華思想国である仏蘭西共和国のきょう。Bof
世界に遍く日本語を使うひとびとにとってはエイメリカの大統領選挙の行方と違い、お仏蘭西の次期大統領選挙の、それも中道右派限定の予備選挙なんてどーでもいい、知らなくても生きていけるンですけれども、あたし個人はいつもどおり自分勝手に備忘エントリィざんす。

昨日の晩の私は午後7時頃から午後9時半頃まで、最初にトゥールーズで開催されたアラン・ヂュペの演説、続いてリヨンで開催されたフランソワ・フィヨンの演説をニュウス専門チャンネルを通してぼけーっと視聴しました。トゥールーズもリヨンも共和国内のハブ都市ですが、リヨンの方が区政を如くほどの大都市ですね。ふむ。

まあ、視聴を終えて一夜明け、私は電脳波乗りを繰り返し、ひっくり返ったところの掲載文を読んではああでもないこうでもないとニヤニヤしつつ、こうしてタイプを始めました。タイプする前になんとなーく思ったことは、タイトルにつながることで、どうにも米国に比べたら吹けば飛ぶよな国土の仏蘭西であっても今の段階で花の都パリ(米国だったら大西洋側、太平洋側の商業圏かつ有名大学を抱える諸大都市)と、欧州一の農業国である仏蘭西共和国の中の田舎のニンゲンの捉え方が仏国籍保有者であろうとなかろうとかけ離れていて、それは数日前の米国大統領選挙の結果の分布に重なることでした。

ミッテラン時代の政策で、職種によって拠点を地方分散させたとは言え、こうしてニンゲンがパリと田舎で入れ替わりがあってもまだ「大きな違い」があるのは私個人においては興味深いです。

今朝は仏蘭西語の記事で、フィヨンが(ヂュペ支持を発表した)ナタリ・コシュスコ・モリゼ姫に「もしボクが大統領になってもキミを大臣のいずれかに指名しないよ。なぜならキミは今妊娠中」というもんを見つけました。へー、今年3月に離婚したばかりのナタリ姫、現在妊娠中なのね・・・(別に驚かないけど)でも、この記事は紙の悪い雑誌ではなく全国紙が流した話題ですからね。信憑性はある程度あるのではないかと思います。

そんなナタリ姫の妊娠や今後の就労につながる話題になるのも、おそらくフランソワ・フィヨンvsアラン・ヂュペの対決において同性婚姻法案について意見がはっきり割れているからなのだと思いました。フィヨンは法案見直しを公約に掲げており、今までどおり「父、母の項目を残す」と。一方のアラン・ヂュペはこのまま父母の項目ではなく親1、親2で男女の親であろうが同性の親であろうが記載は「同じ」を貫くと。ふぅううん。田舎に住む私からすると、フィヨンさんがおっしゃるとおり、男女の間に生まれた子供について父母別で記録を残すことは尊重すべきことに思うけれど、都会に住む洗練された方々には万民の平等条件こそがザ・ベストのようです。これについては一度はココんちあたりの高波に乗って同性婚姻反対集会のためパリまで上ったココんちの二人ですが、今は静観に努めています。なぜならうちには子供がいないから。実子も養子もいません。ところがココんちあたりで積極的にこの運動に参加しているひとびとは現実で親であり、子供なんですね。そして、集会の現場には同性愛者であっても新たな家族制度には疑問を持つ方々も多数いらして、真剣度がココんちの脳みそツルツルコンビの意識とはまるで違うのです。当事者でもないハンパな気持でお気軽参加はできない集会だと思いました。

そんな仏蘭西の超ウルトラスーパーど田舎に住む脳みそツルツルの私ですが、運がいいと今になって思うことは仏蘭西に住み始めて最初の土地はプロヴァンス地方で極右政党の市長が治める町だったこと。こういう土地、多くの仏蘭西びとはウワサと知識と屁理屈で「そんな恐ろしいところには住めない」とばかり叫びますが、実際はそんな極右市長の町にも多くのイスラムの生活宗旨を守る移民が生きていました。おまけに南仏はユダヤんも多い。欧州系だってフランスの苗字よりイタリア、スペイン、アルメニアの苗字の方が多いくらい。だから、知りたくなくても彼らと関わっていれば自ずと、イスラムだろうがユダヤんだろうがカトリックだろうがそれぞれの家庭のあり方がわかってきます。だから、今の話に戻って例の同性婚法案反対運動を単純にカトリックに関連づけてあれこれ、つべこべ言っている人は実はこの問題点はカトリックだけでなくイスラムにもユダヤにも深刻な問題であることを知らない。私のような子無しとは別のところで考えが浅いんですわ。・・・ゆえに、今週のアラン・ヂュペがフィヨンの同性婚姻法案再考の提案を受けて「フィヨンはカトリック超伝統主義者だ」とレッテルを貼るのは、実はヂュペがこの運動に参加しているひとびとの構成についてよく知らない証明になります。だいたい今のフランソワ・オランドとその仲間たちの7割がフリーメイソン会員と言われており、そのフリーメイソンの思想において「家族制度破壊」が存在するのですから、世界の波に乗ったというのは言い訳のひとつに過ぎないことも知っているひとは知っているのです。だから、この話題がフェイスブック経由の全国紙記事に載り、それぞれのコメント欄を見ると同性婚姻法案見直しについて「ようやく時が来たね」という意見が多いです。なぜかと言うと、この法案が決定する前に国民投票をフランソワ・オランドが行わなかったことに疑問を持つ共和国民が多いからです。ココんちあたりでも当時、「もしサルコぢが大統領なら国民投票を実行しただろうに、これが社会主義の本性」と批判するひとが結構いて驚いたものです。なぜなら、ココんちあたりは伝統的に社会党優勢の土地だから。

話戻って、今週のアラン・ヂュペくん。
いくらゴボウ抜きで首位に飛び出たフィヨンくんを叩き潰すためとは言え、同性婚姻法案再考と有名なソレムの僧院(カトリックのベネディクト会の壮麗な修道院がある)の近所に住まいがあることで「超伝統主義者」とレッテルを貼るだけでなく、そこに堕胎についてフィヨンは二枚舌だとまでウワサを流し始めたのでした。これも、カト的にはヂュペくんと陣営の的外れがいっそう顕著になりました。ソレムの僧院は確かに歴史においても知られる観想修道院ですが、フォンゴンボ修道院に比べたら別に普通の典礼ですし、ソレムの近所に住んだところで伝統主義のレッテルを貼れる方が摩訶不思議。なんか本当にヂュペの陣営はあのカトリック力満点のボルドオにも関わっているだろうに現代カトリック音痴ばかりだとわかります。ソレムからそんなに遠くない森林の中にあるフォンゴンボ修道院は現在でも第二ヴァチカン公会議前の背面のラテン語典礼をささげていますが、ヴァチカンとの近さは共和国一と言われている員数外にとっての矛盾があるのも事実w 堕胎法についてはフィヨン夫人が40歳代後半で男児を出産したことは彼女個人の宗旨に関わるかもしれませんが、既に堕胎法が存在することと堕胎の選択をする世間全体のニンゲンの思考判断についてフィヨンさんが罪だの科だの口突っ込みましたかね? 突っ込んでいませんよ。21世紀のおフランス、国民=カトリックぢゃありません。ちょっとココんところで気になっているのが、ヂュペがフィヨンを批判すると、同じ話題でヴァチカンから何らかの話題が出ること。きょうは「堕胎」ね。おととい21日にフランシスコ教皇さまが人工妊娠中絶した女性信徒に赦しを与える権限を世界各地の全ての司祭に認めると発表したのだそう。これについては、このエントリィでは深く突っ込みまへん。

以上、長々まとまりのない駄文を書きなぐりましたが、都会に住むひとびとがせせら笑うのも予想つきます。でも、そうは言ってもエイメリカの大統領選挙で田舎もんがトゥランpに票を投げた現実は小国仏蘭西にもつきまとっている気がしてなりません。

加えて、昨晩偶然視聴した「マツコの知らない世界」で東京都内のコインランドリー分布図でマツコさんが空白域を見つけ、それはおそらく田園調布から二子玉川近辺だと。なるほどなあ、仏蘭西でも同じで富裕層の地域に住むとかえって「今を知らなくなる。今に乗り遅れる。」のだと、ココんところのフィヨンvsヂュペ論戦における意見分布図と重ねてしまいました。

あー、そーいえば、環境問題についても今日あたりから全国紙が両者比較を掲げ始めましたが、原子力発電所については両者とも古い原子力発電所はすべて灰炉にすると言っています。どこかのサルコぢがアルザスの原発について、アルザスには海がないからフクシマのように津波はこない。維持する!とそれは面白おかしく漫才のように演説し、観客席から大爆笑という、視聴しているこちらが吐き気を催すようなことをやらかしたことを今でもはっきりフラッシュバック。原発を中心に据えると、心底、ニコラ・サルコぢが予選敗退したことをどこぞに感謝ざます。


le 23 novembre 2016, Clément



こうして連日、仏蘭西共和国次期大統領中道右派の予備選やら決選投票についてだらだら駄文を連投している私ですが、今度の日曜に筆頭候補がわかった後、仏蘭西ではフランソワ・オランド現大統領も立候補するかもしれない中道よりヒダリの次期大統領予備選が始まるのです。つまり、ココんちのようにどこの政党の支援者に登録していないと、ヒダリの選挙戦が始まって、それはチャアミングな候補者が現れたら、現在の「フィヨン贔屓」なんぞいとも簡単に捨てて、そちらの応援に走ることになります。抜本的にココんちあたりは社会党が超ウルトラ優勢の土地なので、おいら、その波に飲まれるンだろうなあ。

そんなもんです、田舎もんw

ココんちあたりのかつてのサルコぢストや同性婚姻法案反対運動に積極的なヒト達はみな、パリやヴェルサイユ、フォンテエヌ・ブロウあたりから移住して来たフアミリィざます。そうそう、昨晩、ヴェルサイユのいくつかのカトリック教会の門前で世俗信者さんたちに突撃調査したら、みんな、フィヨン支持と言ってましたね。そら、そうだ、ヴェルサイユは仏蘭西一番の伝統主義者だらけ教区だもん。彼らにはヂュペ個人の「家庭」のスタイルだけでアウト。
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by ma_cocotte | 2016-11-23 19:03 | よっ、大統領!2017 | Comments(1)
教皇が欲しい! 教皇ぢゃわからん!
相談しよう! そうしよう!
「教皇ってなーに?誰か教えてくださいな♪」はヂュペ陣営の台詞ですw
ええ、昨日の夜からですね、今度の日曜の最終決戦で取っ組み合うお二人、おフランソワ・フィヨン François Fillon とアラン・ヂュペ Alain Juppé が、フランス共和国にとってヨソの国ヴァチカン市国の元首であるロオマ教皇フランソワ(日本ではフランシスコで知られています)の取り合いをアカラサマに行い始めたのでした。

あたしは数万年前からフィヨン大好き、私は選挙権を持たないガイジンなので無責任かつ低レベルな贔屓を続けておりますけれども、昨晩は民放の雄TF1の20時ニュウスにフィヨンさんがナマ出演すると知り(フェイスブックでフィヨンに「いいね!」を押しているもんでねw)、いつもならFrance 2の20時ニュウスを見るのにTF1を最初から視聴したのです。余談、今朝になってそのFrance 2の20時ニュウスにはヂュペがナマで出ていたことを知りました。あー、見なくて良かったw そして、フィヨンさんへの生インタビュウを拝聴していたら「我こそはロオマ教皇と同性婚姻法反対運動に最も近い立場である。Je me sens plus proche du pape François que de la Manif pour tous. 」とボソっと言ったの。本当に声をひそめてボソっと。こちとら、聞いてヴぃくーり、ウサギさんでした。ライシテ(1905年制定の完全政教分離法)がすっ飛んだというか、こんなこと言っていいの?と。ですが、この一言って、きょうび共和国に5割いるかいないかの耶蘇生活宗旨を守っている共和国民(大部分が共和国のウルトラスーパーど田舎に住んでいるカトリックゾンビw)のハツをピクっとさせることは確実なのであります。少し視点を数日前に移すと、そーいや、エイメリカ合衆国の大統領決勝戦でトゥランpが優位に立ったのはまさしく商業より農業立国(州)なんですわな。田舎もんのチカラが証明されたわけです。田舎もんを甘く見ちゃいけねえ。

で、ココでそういうことを口走ったフィヨンさんではなく、アラン・ヂュペさん。
昨日から写真週刊誌パリ・マッチでフィヨンさんとヂュペさんの私生活についての写真記事が次々投げられており、これまたあたしのフェイスブックにぢゃんぢゃか届くのです。あたしゃ、アラン・ヂュペがキライではありますが、ちょっと「カトリック」を軸にした場合、チェックせざるを得ないところがあるわけです。で、ヂュペの私生活について読んだら、最初の夫人との間に一男一女(Laurent 49才、Marion 43才。ヂュペは公開したくないし、彼らも公開されたくないらしい)、現在のパートナーとの間に一女(Clara 21歳。蝶よ花よと育てられたこちらは絶賛公開中)。つまり、ヂュペはカト的には重婚なのね メモメモ。にも関わらず、カトリック系全国紙ラ・クロワがヂュペ推しなのが私には引っかかってならないのですが・・・・。と、きょうの朝になってカト絡みでおったまげのヂュペ発言を見つけました。
アラン・ヂュペがフランソワ・フィヨンについて "extrêmement traditionaliste" 、つまり「超伝統主義者」とレッテルを貼ったそうです。うわぁあああ、やっぱり、てか、あいかわらずアラン・ヂュペのカトリック音痴が丸出しwww いくらフランソワ・フィヨンがソレムの僧院のそばに住んでおり、ソレムの修道僧と懇意であるからって「超伝統主義者」のレッテルは貼れないでしょ。ヂュペ本人の発想なのか、周囲の参謀からの入れ知恵か存じませんが、このレッテルは共和国内の「普通のカトちゃん(ココでは生活宗旨を守っているひとをさし、洗礼受けただけのひとをハズします)」には通じるどころか、ヂュペからドン引き、絶対に投票するの止める!のきっかけに成りかねません。

まぢ、アラン・ヂュペって第二ヴァチカン公会議以降・・・と言うより、1988年のルフェーヴル派破門事件後のヴァチカンにつながるカトリックヲールドをご存じない。昨日のフィヨン氏へのレッテル貼りでバレたというか、ヂュペはフランス司教団に教会財産無断譲渡で訴えられ、敗訴してんのに、その後、何ひとつ状況把握に努めず、罰金払って「はい、おしまい」だったのね。いや~、まぢ、サイテー。

まあ、頭もツルツル、脳みそも無駄な皺だらけのヂュペとそのおとりまきにしてみれば、ココでフィヨンについて「超伝統主義」とレッテルを貼れば、カトリックを知らない共和国民がフィヨンと極右とのつながりを妄想し始め、今度の日曜にはヂュペに投票してくれる、と予想しての「噂流し」なのでしょうけれどね。極右政党がつながっているのは1988年以降破門状態である聖ピヲ十世会です。そして、ヴァチカンにつながるフランス司教団の財産である聖堂をボルドオ市長として勝手に聖ピヲ十世会にプレゼントしちゃったのは、あーた、アラン・ヂュペです。ヂュペの方が聖ピヲ十世会と近いわけ。

あー、アホらし。

ソレムとつながるフィヨンはヂュペのようなこと、しませんよ。
だって、ソレムはしっかりヴァチカンとつながっているので、そんなことしないもんw

と、以上を書いたところで、冒頭で書いたとおり、きょうび仏蘭西共和国の国民で毎日のカト的生活を守っているひとは5割を切っているのだから、昨日、アラン・ヂュペが流した根も葉もない嘘に惑わされる有権者は結構いると思います。しかも、カトリックを毛嫌いする極左や田舎のアテさん(個人的に単純にカトリックが嫌い、ムシが好かないだけで自分は無神論者と豪語して、カト信者をいじめることを趣味にしているひとたちw←結構、存在するのよ。)には起爆剤となり「今度の日曜はヂュペに投票しようぜ」の決定打になってしまっていますね。

うぅううん。
ヂュペにこんなことされても、仕返しするフィヨンくんではない。

これが吉と出るか、凶と出るか。投票日まできょうを含めて残り六日ざんす。
木曜日のナマ討論(TF1で放映決定)でヂュペがこの話題に触れるかもね。うぅううん、脳内便秘になりそう。だけれど、ヂュペがどれほどカトリック音痴を披露するのかちょと楽しみでもある。ああ、あたしの天国はますます遠くなりました。


le 22 novembre 2016, Cécile



しっかし、アラン・ヂュペについてですけれど、外務大臣経験者なのに他国の基本事情に疎いまんま。そして、ボルドオ市長経験者なのに、カトリックのボルドオ大司教区とは疎遠すぎて、世俗と自称しながら勝手にとっちらかったことを実行する。まあ、市長さんがそんな失笑に値することができるのも「今の仏蘭西」ですわね。
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by ma_cocotte | 2016-11-22 16:36 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
チクワの穴をゴボウ抜き
昨日11月20日は中道右派7名の次期大統領立候補者の第一回予備選挙の日でした。
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ココんちあたりは夜明け前から悪天候でしたが、ココんちの仏人♂は朝一番に2ユーロ片手に投票所へ。おフランソワ・フィヨン François Fillon に投票したとのこと。いい子だっっ!

そして、夜になり、開票速報ナマ番組がFrance2とニュウス専門チャンネル3社で放映。
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あんれま、フィヨンさんがぶっちぎりの第一位ではありませんか。
番組始まってすぐ早くも40%越え、そして、第二位のアラン・ヂュペ Alain Juppé が25%前後で、第三位のニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy が20%前後。他の4候補はぐーんと下がり、ブルノ・ルメェル Bruno Le Maire とナタリ・コシュスコ・モリゼ Nathalie Kosciusko-Morizet 姫が3%前後で争い、その後には限りなーく極右に近いキリスト教民主党のお魚さん(フランス語で言うとポワソンさん Jean-Frédéric Poisson )、そして最下位にパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペ(パン) Jean-François Copé さん。

私の記憶が確かならば、公開ナマ討論中継全3回の開始前までおフランソワ・フィヨンの人気は第4位あたりでした。首位と第二位は常にアラン・ヂュペとニコラ・サルコぢが争っていた感じ。ところが、先週はじめに突然、全国紙おル・フィガロさまがやたらとフィヨンの人気が首位になったと報じ始め、一方、カトリック全国紙のラ・クロワはなぜかカトリックに絡めながらアラン・ヂュペ推しを始めました(これは昨日の選挙が終わった今も進行中。摩訶不思議)。そんな中、先の木曜夜9時頃からFrance 2で最後の、第三回公開ナマ討論が放映されたのです。選挙権を持たない私もその番組を視聴していましたが、ニコラ・サルコぢの態度が悪くてねwww いや、それは私の印象に過ぎませんが、表情は「我、ココにあらず」でつまんなそうな顔つき、そしていつもにも増して落ち着きのない動きを続けていたのです。こちとら、サルコぢはわかりやすい、もう死に体でココに二時間以上突っ立ってんだなあ、とね。捨てたんですよね、サルコ。一方で第三回討論でも真面目にぴちぴちとがんばっていたのは、意外や、ナタリ・コシュスコ・モリゼ姫ではありませんか。先のパリ市長選挙で移民一世のイダルゴちゃんに負けた世間を知らないナタリ姫はこうして大統領予備選でも浮かばれないのに言いたいことはしっかり強い語調で言い続けた。大したもんです。もしかしたらナタリ姫には未来があるかもしれません。

さて、話戻って昨日。
選挙当日まで、下馬評では首位と三位がフィヨンまたはヂュペ。なぜかサルコぢは二位の座を動かないままでした。ですから、多くのひとはおそらく一位がヂュペ、二位がサルコぢ。もしおル・フィガロが口走り始めたフィヨンが首位に抜きん出たことが本当だとしたら、一位がフィヨン、二位がサルコぢ・・・でも、それはあり得ないンぢゃない?という心の声だったかもしれません。

結果、結局、今度の日曜の最終決戦はフィヨンvsヂュペになりました。サルコぢが二位の椅子から離れた!
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コレ ↑ は上位三名が共和国内のどの件でトップ当選だったか示す地図でござんす。
青がフランソワ・フィヨン。
オレンジがアラン・ヂュペ。
黄色がニコラ・サルコぢ。
地図の左に縦に並んでいる島々は共和国の海外県です。そして、右の黄色に染められた島はコルシカ島。ひえぇええ、サルコぢ皇帝の最初の妃の出身地ですわい・・・二人の王子を産んだ後、身を潜めた最初の妃よ。こんな結果ってあるの?
そして、共和国本土の左下のオレンジ、ココはアラン・ヂュペの本拠地ボルドオを囲む一帯ですわね。共和国の地方再編でボルドオはヌゥヴェルアキテエヌ地方という巨大地方に変身しましたが、この地図を見る限り、ヌゥヴェルアキテエヌ地方全体がヂュペを支持したのではなく、ヌゥヴェル・アキテエヌ北部(旧ポワトゥ・シャラント地方)はいずれの県もフィヨンを支持したことになります。昨晩もポワティエ(=ヌゥヴェルアキテエル地方のハブ都市)を拠点にしているヂャン・ピエル・ラファラン元首相が相変わらずのハイテンションでアラン・ヂュペ支持でがむばってましたけれど、ラファランが騒げば騒ぐほどアラン・ヂュペの支持者は老人層なのかなあ?と中青年層はドン引いてしまうように思えました。一方のフィヨンは中継先も若い世代が多い。これはフィヨンの子女の年齢層と合致するのではないかなあ。兎に角、この地図を見てしまうと「フィヨン、地震クラスのぶっちぎり」の首位です。


さて、落選した3位以下の立候補者に投票したひとびとがこのお二方のどちらに投票するかで今度の日曜の最終決戦勝利者、=次期大統領候補(中道右派大代表)の予測ができることになります。昨日はフィヨンさんがある意味、地震に喩えられるほどのぶっちぎりで首位になったとは言え、3位のサルコぢがヂュペを支持すると宣言したら、ヂュペが今度の日曜日に首位になる可能性がどーんと高くなります。
昨日は来週の決戦がフィヨンvsヂュペになると発表後、次々と落選した候補の敗退宣言がありましたが、最初に行ったブルノ・ルメェルはフィヨン支持、次に登場のナタリ姫はヂュペ支持、そして、トリを飾るニコラ・サルコぢはなんとまあフィヨン支持を宣言したのでした。・・・ですから、単純計算するならば、最終決戦はおフランソワ・フィヨンの「楽勝」になります。キリスト教民主党のお魚(ポワソン)ちゃんとパン・オ・ショコラは15サン(ちぃむ)のコッペぱんの敗戦宣言も、最終決戦で誰を支持するのかも月曜朝の時点で私個人は未だ知りません。ただ、たぶんですけれど、お魚ちゃんは深海で極右政党のFN支持を決めている臭いがするので、今度の日曜の決選投票には「行かない」ということでしょうか。コッペぱんについては知らないけれど、ユダヤんつながりでサルコぢを支持するつもりがサルコぢ落選となったわけで、そのサルコぢがフィヨン支持と発表したのだからコッペぱんに投票したひとびとはフィヨンに流れるのではないかなあ・・・でなけりゃ、よくて五分五分にコッペぱん支持票が分かれるか。いずれにせよ、サルコぢ支持者たちの投票予想のような影響力はまったくない。血を吸い過ぎてヨロヨロの蚊みたいなもんだな。

ま、ココんちは今度の日曜日も、迷わず、フィヨンにガウっっ!(ひゅるるるる~)ざます。

政治とはまったく関係ないレベルで、おフランソワ・フィヨンさんの奥様は大英帝國人(正確にはウェールズびと)で、名前がペネロオプ!!!← 萌えぇえええっ。奥様が大英帝國びとぢゃ、そう簡単に国境閉鎖できないというフィヨン家のハンデがガイジンの私にはうれしいでありますw(余談、フィヨン氏の弟さんも英国女性と結婚しているンです)。 そして、おフランソワとペネロオプお二人の間には5人の子女がおり、末っ子の坊やは長子(正確には長女マリィさん)が20歳、フランソワ・フィヨンが47歳の時に誕生したお子なんざますね。サルコぢが大統領だった当時、フィヨンは首相を務めていましたが、激務であってもこの末っ子くんの登下校の送り迎えにできるだけ関わっていたという美談、あたしゃ今でも忘れません。これ、カト的に信頼の萌え事項w
それと、票を得るためかどうか存じませんがフランソワ・フィヨンがかのソレム Solesmes の修道者たちと蜜であるという噂もあたくしにとってはがーぶちょんであります。というか、フィヨンさんの私宅はソレムにあります。この秋のうちでも、フランソワ・フィヨンの方がヂュペよりはるか先にフランスの司教団に親書を送っていましたし、ここ数日、ラ・クロワがやたらヂュペとカトリックの関係を喧伝していますが、そのカトリック団体ってドコ?(ニヤリ、だってねぇ、奥さん。ヂュペはフランスの司教団に訴えられて敗訴してんのよ。うふふ)ですもん。私個人はなぜ全国紙ラ・クロワがヂュペ推しなのか理解するのが難しいです。普通、カトリックならフィヨンでしょ、まる


兎にも角にも、今度の木曜夜にフィヨンvsヂュペのナマ討論が放映されることになっているので、楽しみです。ヂュペの声はキライではないけれど、サルコぢほどではないにせよ、限りなく黒に近い灰色ですからね、我が良心が黄信号発してます。


le 21 novembre 2016, Dimitri

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by ma_cocotte | 2016-11-21 16:13 | よっ、大統領!2017 | Comments(1)
今夜のナマ次第
きょうの朝一番で自分のフェイスブックを覗いたら、わが地元の友人の仏蘭西びと♀から「私の周囲は皆、フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票するわ」というエントリィが届いていました。ポワソンというのはキリスト教民主党に所属するヂャン・フレデリク・ポワソン Jean-Frédéric Poisson 氏のこと。今度の日曜日の中道右派のための次期大統領予備選挙の候補者7人のうちのひとりです。「キリスト教民主党」という名称であっても、キリスト教のカトリックが主流であることは仏蘭西が南欧の一国である証拠とも言えますが、私が傍観する限り「カトリックだろうけどなんだか怪しいカトリック」な臭いがする政治家が集っているように思います。彼らの主張は正論だろうけれど、現実味がないように思えるのはおそらく彼らには他人への慈愛が欠けているせいぢゃないかと思うのは私だけかもしれません。

ま、キリスト教民主党については横に置いて、我が地元。冒頭の「私はポワソンに投票するわ」と投稿した我が友人の周囲が皆、今度の日曜日にフィヨンに投票すると言っている事実に、以前からフィヨン贔屓の私はちょと安心。昨日から全国紙のおルフィガロさまがやたら中道右派予備選を直前にし、フィヨンが首位に躍り出たと信じられない報道を繰り返し送信し、私はずっと疑っていたけれど、今朝早くテレビのニュウス専門チャンネルを見たら同じくフィヨンが首位に躍り出た!と報道していたので・・・・それでもどこまで信じてよいのやら・・・と思っていたら、カトリック系全国紙ラ・クロワが今朝から仏蘭西のカトリック教徒はアラン・ヂュペに投票!とフェイスブックで何度も知らせて来たという・・・・おい、ちょっと待て。いくらなんでも仏蘭西のカトリック教徒がアラン・ヂュペに投票というのはロジックがぶっ壊れているだろう?と首を傾げたまま、現在に至っている私です。(と、今、フェイスブックでラ・クロワ紙ページを確認したら、この話題が見つからない。私が見た時点でコメント欄に反論が多々あったから、見直しで引っ込めたのかしら??)

兎に角、仏蘭西共和国内で、普通に教会に通い、ミサだけでなくちょっとは教会活動に参加しているならばアラン・ヂュペと仏蘭西カトリック協議会との間の不和について知っているだろうし、アラン・ヂュペがいくらカトリック王国のアキテエヌ(数年前までボルドー大司教は仏蘭西カトリック氏教団の最長上でありました)はボルドオの市長であってもカトリック教゛会音痴であることはカトリック教゛会では周知の事実です。こんな報道を流した全国紙ラ・クロワはカトリック系左派と渾名されるカトリック系出版社から出ているので、先々週だったか仏蘭西カトリック司教団に書簡を直接送ったフランソワ・フィヨンを落とすために長らく中道右派候補絶対一位だったヂュペを最後にもう一押ししたのかもしれませんが、だったら昨日立候補した仏社会党のエマニュエル・マクロンくんをラ・クロワ紙はオップレスしたらどうなのかね?と正直。だって、エマニュエル・マクロンくんはキリスト教左派のガッコ(って、イエズス会のガッコなんだけれどw)育ちのプチ・ブルヂョワ坊やで、29歳の時に愛を第一に24歳年上の女性と結婚し、彼女との家庭を今に継続中という実におフランスの今っぽいカトリック世俗の見本ぢゃあありませんか。同じ「カトリック左派」を頭に乗っけているラ・クロワ紙はカト音痴のヂュペよりカトの基礎知識はアタマにしっかり刻んでいるエマニュエル・マクロンくんを推すのが我々にピンと来るような気がします。

その中道左派よりヒダリの次期大統領(予備選)候補のエマニュエル・マクロンくんも置いて、今度の日曜日が投票日の中道右派よりミギだけれど極右を省く次期大統領予備選挙。今宵午後8時半からFrance2で最後の、立候補者7名が集っての公開討論会が生放送されることになっています。今晩の討論のデキ次第でヂュペが首位に留まるか、フィヨンが二位のサルコぢを踏んづけて一位に上るか決まると噂されてもいます。

・・・抜本的になんでニコラ・サルコぢが二位にいるのか摩訶不思議。

お金のチカラだよね・・・ふん。


le 17 novembre 2016m Elisabeth de Thuringe




【余 談】
以下、中道右派からミギの予備選絡みだけれど、どーでもいい話。
冒頭の「私の周囲は皆フィヨンに投票すると言うけれど、私はポワソンに投票する」と言った我が友人。彼女は生まれ育った家もドつきで、婚家もドつきの婦女子です。この発言を私がココんちの仏人♂に話したら、彼女はロワイヤリスト(=王党派、王政復古希望者)だからポワソンを支持しているのだろう、と。その証拠にここンところでポワソンが極右政党FNの若きリーダーであるマリオン・マレシャル-ルペン(FN創立者の孫、FN元党首の姪)に挨拶し、FN支持者が今度の日曜にポワソンに投票する道を作ったと。なるほどねぇ・・・と頷きつつも、我が友人は自分の子供をココんち近所にある聖ピヲ十世会につながる団体運営の私立学校で学ばせることを拒んでいるので矛盾に思えなくもないのだけれど。自己都合に良いとこどりなのかしらねぇ。
ココに詳細は書きませんが、キリスト教民主党はカトリックの模範信者の集まりのようなアピールをしながら、その中身はヴァチカンから発せられる思し召しとは必ずしも一致していないわけで。その点から眺めると、やっぱりフランソワ・フィヨンが最もカトリック教会の思し召しと同じ流れに乗っていて、フィヨンは世俗政治家としてうまく教会文書の硬さを丸くして聖俗の間の蝶番役に徹していると思うのだけれど。だから、彼女と私には共通の友人カトちゃんが複数いるので、彼女の周囲が皆フィヨンに投票すると言っているのはストンと腑に落ちます。普通の、カトリックの保守層(中道右派支持とかル・フィガロ紙愛読者層)はポワソンには投票しません。ポワソンに投票するのはかぎりなーく政治においては極右やら王政復古派に近く、日常生活においては教条主義のひとですわい。
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by ma_cocotte | 2016-11-17 21:22 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
出たな、マクロン。
さっき、お昼手前にエマニュエル・マクロン Emmanuel Macron が次期大統領に立候補しました。社会党員で、ついこの間まで経済産業大臣の椅子に座っていました。1977年12月21日生まれなので、この年末に齢38歳となります。

速報で彼の立候補を知ったので、お昼ご飯をこさえながらニュウス専門チャンネルを視聴していたら、コメンテーターの女性が興奮気味にマクロンは医師の父親を持ち、カトリック左派の学校で育ったおフランスなエリートなのだとやたら繰り返します。気になったので調べたら、アミアン Amian で生まれ育ったマクロンくんは高校入学まで地元のイエズス会のガッコに通っていたらしい。高校からはパリのアンリIV校だそうなので、彼もまたおフランスの地方のおブルヂョワ家庭でありがちな高校からは大都市の高校で寮生活を送られたようです。

私のような選挙権を持たない傍観者から眺めると38歳のマクロンくんが国父になるのはちと早い気がします。大学卒業後、シアンスポ、ENAも修了しているどえりゃーエリートですけれど、早いよね。38歳の共和国民が大統領の椅子に座れるほど、今の仏蘭西は人材不足とは思えません。

こんなこと ↑ より、マクロンくんは29歳の時、24歳年上の、ご自分の高校時代の恩師と結婚しているのね。こっちの話題のヴェールがもそっとずれ落ちてくれないかと日々祈っているのですがw


le 16 novembre 2016, Marguerite d'Ecosse

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by ma_cocotte | 2016-11-16 20:43 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
11月20日には投票所へ、ガウっっ!
昨日のお仏蘭西は国定固定祭日でした。第一次世界大戦終戦(休戦)記念日。そして、暦の上では聖マルチノ(仏語だとサン・マルタン Saint Martin)のお祝い日でした。世界中のマアチンやらマルタン、マルチ~ノさん、おめでとさんでござんす。

今年の11月11日は金曜日でしたから、今日の土曜日はいつもならば動いているところでも休業して連休にしてしまっていたりします。それでも、ココんち旧市街の朝市はいつもの土曜より幾分小さめながら営業。でも、天気予報では生憎の雨模様らしいです。きょうの朝市に行こうか行くまいか悩みつつ、行ったところで朝市の出入り口に例の人々がビラ配りしているのだろうなあと思うと、大根足がいっそう重くなります。例の人々というのは来年に選挙を控えている共和国大統領選挙で中道右派政党 レ・レピュブリカン Les Républicains (=和訳すると共和党)の党員でもあるアラン・ヂュペ Alain Juppé の 支援者さんたち です。 彼らはこの夏の終わりくらいから土曜の朝市の出入り口に立ち、敬愛するアラン・ヂュペが次期大統領になれるよう熱心に支援を求めるビラ配りをし続けています。ココんちあたりはアラン・ジュペが長年市長職にあるボルドーから北に向かって車で3時間ほどの所ですので、もしかするとココんちあたりにもジュペ贔屓がかなり潜伏しているのかもしれません。

昨晩は寝ぼけ眼でテレビ画面を眺めていたら、その中道右派(レ・レピュブリカンとキリスト教民主党)の大統領予備選立候補者7名の人気投票で現在のところ、第一番の人気がアラン・ヂュペで36%、第二位がニコラ・サルコぢ Nicolas Sarkozy 前大統領で26%、第三位がフランソワ・フィヨン François Fillon が20%なのだそう。この状態で11月20日の中道右派大統領候補決定選挙になるのか、それとも、まだ7候補の順位逆転はあるのか。

この順位を見たココんちの仏蘭西びと♂が突然、「ボクは11月20日、フィヨンに投票してくる」とつぶやきました。それを聞いて私は「あら、あーたはレ・レピュブリカンの党員でもなければ、支援者でもないぢゃないの!それでも投票するの?」と苦笑いしたら、彼曰く「IDカードを持参し、2ユーロを払えば誰でも投票できンだよ」とのこと。へぇえええ、そうなんだ。

ま、この時点で彼の口からヂュペに投票するなんて出ようもんならば、家庭崩壊(と言ってもココんちには彼と私しかヒトはいないンだけれど)でしたら、フィヨンに投票するならば、私は三軒家万智のごとく彼に向かって「ガウっっ!」ひゅるるるるるぅ です。なぜなら、私は昔からフランソワ・フィヨン贔屓だからです。一方、私が昔っからアラン・ヂュペを毛嫌いしているのは(ただし、サルコぢよりヂュペの方がかなりマシです)このブログでも明白で、先月から活発化している共和国大統領予備選ネタで常に1、2位をヂュペとサルコぢが争っている点は変わらねど、この二か月ほどで人気四位あたりだったフィヨンが第三位につけていたブルノ・ルメール Bruno Le Maire と逆転したのは吉報に思えます。

私はたまたま仏蘭西共和国に長期滞在しているガイジンですので選挙権を持っていませんし、新しい大統領が「黄色いお前はとっとと出て行け」と命じてきたら、とっととこの国から出て行くので、今度の大統領選挙でも私は員数外の傍観者に過ぎません。

ただこうして眺めていると、第二位のニコラ・サルコぢは悪役、ヒールのダークサイドにしか私には見えず、この下品なサルコぢをはさむ二人が天から指す光で輝いているように見えるのです。一位のアラン・ヂュペはシラク大統領時代の首相経験者であり、三位につけているフィヨンはサルコぢ大統領時代の首相経験者なので、どうしてもフィヨンの方にサルコぢの影がかぶりがちなんですな。でも、実際はサルコぢとヂュペの方が「おぬしも悪よのぉ。ぶゎははははは」仲間なんだけれどさ。

そのフランソワ・フィヨンの本拠地はサルト Sarthe 県で、ほれ、あの有名な24時間耐久レースの開催地ル・マン Le Mans がある県で、フィヨン本人も趣味のひとつが車のレース。ココんちあたりとル・マンはココんちから北に向かって車で3時間弱なので、ええと、ココんちあたりを中心にすればボルドーもル・マンもほとんど同距離なんですわ。なのに、旧市街ではアラン・ヂュペ応援団ががんばっている・・・というのが現状の現実ですかね。ふぅうううむぅううう。

余談、西方教会との関係はヂュペよりフィヨンの方がハニーです。
そりゃ、そうだわな。ヂュペと西方教会は不動産の一件で裁判沙汰になり、西方教会が勝っておりますけんw

11月20日の投票まで8日となり、ココんちの貴重な一票はフィヨンさんに投げられるので家内安泰。
ですが、私の友人、知人はかつてのサルコぢストが複数おりまして、彼らが今回、誰を応援しているのか未だ私は知りません。カト(=西方教会)的観点ならば、フィヨンぢゃろ、おい!なんですが、あんまり政治の話をしたくないしなあ、あたし。

私個人は員数外ながら次期大統領にフィヨン、その後継にブルノ・ルメールでどうかひとつ、と夢見ています。寄留民にも、夢ぐらい見させろよw



le 12 novembre 2016, Josaphat

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by ma_cocotte | 2016-11-12 15:37 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)