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お仏蘭西の国父サマは田舎もんでねぇと、おら、好かん。
仏蘭西という国の世の中では老若男女が「冬休み」を楽しんでいるけふこの頃なンですが、先週末から花の都はお巴里で毎年恒例の農業大見本市が開催されております。これ ↓ が今年のポスター。

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ポスターをご覧になってなんとなくわかるとおり、今年は2月25日から3月5日までの開催です。

この仏蘭西共和国はたまた欧州挙げての大農業見本市は、一年中かわるがわる全世界に注目されるような大見本市の中で間違いなくトップに位置付けられています。理由はフランスという国が欧州一の農業立国だからです。その権威と証明が毎年恒例のこの見本市。

ですから、この大見本市開催中はトッカエひっかえ引っ切り無しにおフランスの有名政治家が視察訪問することが恒例です。今年も先週土曜日の午前6時半からフランソワ・オランド大統領閣下がお出ましになりました。オランド大統領の選挙区は中央山脈に近いコレエズ Corrèze で「ヒトより牛が多い土地」と失笑されるほどの農業県であり、この土地はヂャック・シラク元大統領ゆかりの土地でもありました。そして、フランスと言えば「初めての社会党出身大統領」であったフランソワ・ミッテラン氏はコレエズの上、北西に位置するシャラント Charente 県の出身で、ここもまた農業立県で有名な土地なのです。

そんなわけで、きょうび世の中を動かしている中心、40~60歳代の仏蘭西びとにとってはこの共和国農業大見本市に大統領、いや国父サマがお出ましになり、農民に温かい声をかけながら視察を楽しまれるというのは「当たり前」であり、どこか郷愁に浸れる部分だったりします。

この感覚が破れたのは、そう、ニコラ・サルコぢが大統領だった時代です。2007年5月16日から2012年5月15日あるね。サルコぢは2008年から2012年の5回、この農業大見本市に関わっていることになりますが、どうにもパリ育ち、上流階級育ちのサルコぢサマにとりましてはこの農業大見本市がお苦手で、会場にお出ましになってもどこか上の空、ヨソヨソしさはテレビの画面からでもしっかりわかったものであります。おまけに、歴代大統領と異なり農業にうまくなじめないサルコぢサマは大統領職に就かれている間、農作物を加工し、販売する(大)企業が儲かるように一生懸命に働き過ぎたのも事実。サルコぢサマが一度決定してしまったお金の流れによって農民の生活が不具合を起こしているのは今も継続中だったりします。

で、サルコぢに失望した農民が田舎もんのオランドに票を投じ、未来を託したのは言うまでもないし、農業立国のフランス共和国内の農民成人者の数を想像すれば票もかなり読めるし、彼らの投票数が当選に大きく関わるのも投票権のない中学生でもわかります。たぶん、農業従事者にとってはサルコぢでほぼ絶望だったのにオランドで光明がちらりと見えたでしょうが、そのオランドは次期大統領選には出馬しない。となると、新しい「農業に親身になってくれる我らの国父サマ」を探さねばなりません。ですから、次期大統領選挙に立候補した方々はこの大見本市に「勝負がかかっている」のです。

そーんな角度から眺めると、不利なのはエンマニュエル・マクロンくんですかねぇ。だから、見本市開催直前に田舎もんの星のひとつであるフランソワ・バイルゥと手を組んだことが発表になったのかもしれません。バイルゥ氏の本拠地はボルドーからピレネー山脈にかけての土地であり、バイルゥ氏の夫人はミッテラン大統領が生まれ育った地方の出だから。これだけで誕生したばかりのヌーヴェル・アキテェヌ地方のミッテラン崇拝、中道左派支持の農民の票がマクロンに動き始めるでしょう。もちろんボルドーにはあのアラン・ヂュペ閣下が君臨しているので、ヂュペ支持者はフィヨン支持か極右方面の器の中に留まると想像しますが。

先週末のアンケート調査によりますと、次期大統領選の決勝は極右のマリィヌ・ルペンvsマクロンとなり、フィヨンは3位で予選敗退ではないかとのこと。そのフィヨン氏の本拠地はノルマンディですので、ここは日本でも知られる農業がさかんな地方。フィヨン氏は間違いなく、疑いなく、この農業見本市でノルマンディーの諸団体を訪問し、信頼の回復と票集めに努力することでせう。

ま、がんばってください。






le 28 février 2017, Auguste Chapdreine




さて、今年。2017年度の場合になりますが、お仏蘭西の暦やらカトリックの典礼暦において、
きょうはマルディ・グラ(脂の火曜日)なので揚げものを食べて、平常にお別れ。
そして、明日はサンドル(灰の水曜日)なので教会でおでこに灰を塗ってもらって四旬節の節制生活に突入するのです。
うへぇ← 正直な気持ちw
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by ma_cocotte | 2017-02-28 17:18 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
マリアさまが知らせたところで、ぢーざっさんは既にすべてご存知でしたとさ。
先週末だったか主日を迎える直前についうっかり見聞したニュウスがあり、それはフランスはリヨン大司教区の教区司祭が結婚を理由に還俗したというものでした。確か、その第一報ではこの司祭が還俗後には終身助祭の役目をもらうと添えられていた記憶がありますが、それはガセだったのかな。「司祭から終身助祭に役目が替わる」というのはなかなかよろしいンぢゃなくて?と私は喜んだのにな。聴罪ができなくなる、聖変化できなくなること以外、終身助祭ならば授洗、婚姻、葬儀を司れるわけで、将来のことは神のみぞ知るですが、もしこの司祭の夫人が先立たれたら、彼は司祭職に戻るなり、修道生活に入るなり、祈って決めればいいのです。我々が知ったこっちゃない。

で、スキャンダル発覚について、ですけれど、「結婚するので還俗する」という事実についてご本人も、上長である教区長(リヨンの場合、最長上はバルバラン枢機卿です)も世間や世俗信者に隠さなかったことがさいわいでした。これが隠し事になってしまうと、そこは「神の不在」になるわけです。正確には「隠そう」と決めたひとびとの間に神がいない。これ、矛盾ですわな。婚姻だって新郎新婦の間に神が存在することで成り立つのですからして。つまり、「神が不在」の場で「隠そう」と決めたっちゅうのは、そこはたとえ目に見える聖堂だろうが司祭館だろうが、どこぞのレストラン、道端でもこの際構いませんけれど、天国でもないし、エデンの園でもない。天国でも、エデンの園でもない外の世界でいくらローマンカラーをはめてようが、頭をすっぽりヴェールで覆っていようが隠し事が成り立つのであればカトリックが口酸っぱく教えている「かみさまといつも一緒、わたしたち、みんな」が崩壊するので、(初聖体を終えたならば)齢一桁のガキだって「わかんなーい。なんで神様はなんでもご存知なのに隠せンの?」と親に質問するでしょ。

と、ココで「初聖体を終えたならば」につっかかってみますが、2007年だったか、ベネディクト16世教皇様がルルドを訪問された時、現地で開催された司教総会の初日にフランス共和国内の教区を治めるすべての司教の前で、司祭減少、洗礼減少、司祭の妻帯、離婚うんぬんフランス司教団が挙げた現在のカトリック諸問題について何事も要理の勉強が不足、怠っていることに問題がある、とおっしゃった。あまりに図星だったので、ベネさまのこの発言に妙に感動した記憶が私にはあります。

それから9年と半年。
今回のスキャンダルというか報道で騒ぐ世俗の知人を眺めていると、フランスのカトリック教会において要理(カテキズム)の学習位置はベネさまの来仏以前と大して変わっていないのだなあとよくわかりました。ココんちの近隣に住む伝統主義のご家庭の親御さんが「今の教会学校に子供をあずけたところでお菓子をいただいて遊んでオシマイ。ならば通う意味ありません!」とおっしゃるのは、あらためて「ご尤も」ざます。

今回のケース。
リヨン大司教区では有名な司祭だったこともあり、一般全国紙でも記事になったようです。だから、カトリック信者でない多くのフランスびとにとってはワクワクするような下世話さが脳に生み出されますが、もしカトリック信者だったら告解のことやら、上長と彼の間の「深いやりとり、物事の進め方」などが気になってくるので、その結果「隠さないで、めでたし、めでたし」と神父様が今後、家庭召命を善くまっとうされるよう背中を押す気持にもなります。妻子を隠している司祭の隠れ家やら生活の援助という方向に話が持っていかれるのは、ちょっと「あなたはしても、わたしはしない」ですわね。

まあ、元はカトリックが国教だったフランスという国でさえ、今ではカトリックヲールドに住まう生涯独身を守るひとびと(ex 聖職者、修道者)について謎にしか見えない民の方がマヂョリティですが、きょうびフランスでは司祭館にひとり暮らしの司祭が多いですが、ひと昔前まではひとつの司祭館に3人以上の司祭が住み、教会と司祭館の雑務は世俗男性または「世俗の40歳以上の婦人」が関わっていました。
余談:私が通っていた学校の司祭館の雑務はシスター方が行っていました。
なぜシジュウ以上なのかと言うと、昔はシジュウ過ぎた女性は閉経もしくは「子ができない」と決めつけられていたからです(今はそんなことは愚かしい誰もが知っている)。今でもココんちのような超ウルトラスーパーど田舎のカトリック世界では司祭館の用務は世俗男性グループが中心だったり、ひとり住まいの神父様にはほうぼうのマダムが手料理を届けるし、逆に神父様を各家庭に日替わりで招いて食事を共にするなど行っていたりします。神父様によっては近所の女子修道院や修道会運営の高齢者施設の食堂のお世話になっていることも。ういう彼らの生活スタイルについても、私たちが「知る」機会は平等でないので、知らないひとびとには誤解やよからぬ想像になってしまうこともあります。この世は決して天国ではないし、天国の存在を信じないひとびとも多々います。だから、いくらヒトがこさえた塀の中の聖域に住もうとも、女難、男難に贅は常にすべてのひとに襲ってくるし、その中から宝を見つけるひともいる。そして、この世には聖職者や神学生ばかり好きになってしまう男女がいるのも現実なのでねぇ。それについて第三者が聖職者やら彼の恋愛対象者を批判するのも軽率に思えます(省くことの幼児性愛)。だって、そこに掛け替えのない愛が生まれたら、周囲は彼らをしあわせに生きられる方向に送り出すのも「務め」ではないかと思うからです。カトリックの聖職者や修道者が生涯独身なのは「ただひとり、イエスさまへの愛」を貫くためであって、この世でその愛が二分するなら聖域での生活は難しいですよ、はい。

兎に角、愛が芽生えたのに、愛が育まれているのに、それを「隠す」のはあり得ないでしょ。愛を隠すひとからいくら「神を信じてます」とひつこく言われてもアホらしいです。ロジック崩壊w

死ぬ瞬間までおべんきょ、おべんきょ。


le 24 février 2017, Modeste



「司祭の結婚を理由とする還俗」についてはひと昔前、ココで揉めた記憶がまだかすかに残っているので触れたくなかったンだけれど、ね。ま、いっか。




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by ma_cocotte | 2017-02-24 19:06 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
鎖から解き放たれた鴨砲の攻撃は未だ止まず。
はい、こんにち発売のル・カナル・アンシェネ Le Canard Enchaîné 紙の第一面は次期大統領候補であるフランソワ・フィヨン François Fillon と彼の家族による不正についてのスッパ抜きです。
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先々週、先週に続き第三弾。
ひつこいです。これでは、センテンススプリング砲よりひつこい。
今週も月曜日の午後4時だったか、フランソワ・フィヨン氏が弁明し、立候補者として続行を宣言したので、後は「なるようになれ」なのだろうと思いきや、また火曜日の夕方過ぎから次々と速報でフィヨン夫人に不正給与とボーナスが出ていたと報道が我が目や耳に入ってきたわけで、そしてまた、きょうの朝からはル・カナル・アンシェネ紙の記者がテレビに出てのご説明。うぅうううん、ひつこいというか、他人事の私にとっては「同じパターンが3回続いたら離れ時」なので、私の心の中のオチは「なるようになれ。わしゃ、知らん」ですわね。

こうなっちゃうと「ご武運、祈ります」でさあね。はい。

le 8 février 2017, Joséphine Bakhita


【余 談】
20歳以上年上の妻がいるエマニュエル・マクロン氏に同性愛不倫疑惑が浮上という報道が日本語でも流れていますが、これについては逆風ではなく追い風になるのではないかしら?とちょと想像しています。彼はもともとフランス社会党(ヒダリ)の党員ですし、中道寄りヒダリにはこれまでの(アブラハムを父祖にする)一神教に共通する家族概念の忘却を望んでいる共和国民が多いので、彼らがこぞってマクロンロンに投票するのではないかなあと思うのでした、まる







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by ma_cocotte | 2017-02-08 17:50 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
鎖に繋がれた鴨、砲弾となって解き放たれた。
中道右派の次期大統領筆頭候補者であるフランソワ・フィヨン François Fillon 氏の命運、ほぼ尽きた感。
原因はペネロオプ夫人(と長女、長男)への公金流用疑惑が先週火曜日から次々と発覚しているからです。

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これ ↑ は、昨日公表されたかの週刊誌シャルリ・エブド Charlie Hebdo 社によるペネロオプ夫人についての風刺画で、点線を切り取って左右に紐を付ければお面になります。今朝からシャルリ・エブドのFB版にはこのお面をかぶったスタッフの写真が掲載されています。

で、事件そのものが発覚したのはこのシャルリ・エブドより幾分マシであろうカナル・アンシェネ Canard enchâné 紙のスッパ抜きがきっかけです。カナル・アンシェネ紙もシャルリ・エブド紙同様、毎週水曜発売なので前日火曜日のお昼過ぎくらいからテレビ・ラジオで騒ぎが始まるのが通例です。今回もそう。先週火曜日にフィヨン家の公金流用疑惑が明らかにされました。
コレ ↓ の右上の見出しがそう。

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で、騒がれてすかさずフランソワ・フィヨン氏ご本人がTF1の夜8時のニュウスに生出演し「愛する妻を私は守る」と弁明し、今週月曜日だったか事情聴取も終え、無罪放免になった・・・と思いきや、翌日火曜にカナル・アンシェネ紙がフィヨン家公金流用スキャンダル第二弾をブチ込んだのです。コレ ↓ ね。最上段の赤枠でくくられた見出しも、誌名のすぐ下の記事もフィヨン家とペネロオプ夫人、子女についてです。
カナル・アンシェネ は和訳すると「鎖につながれた鴨」になりますが、文春砲ならぬ鴨砲の一発目はフランソワ・フィヨン氏夫人のペネロオプが勤務実態が無きに等しいのに議会アシスタントとして過去10年間に50万ユーロ受け取っていたというものでした。で、月曜日に無罪放免と報道が流れ、翌日までに鴨砲第二弾がフィヨン氏が上院議員だった2005年から07年にかけ、長女、長男に公的予算から84000ユーロを支払っており、ペネロオプ夫人については50万ユーロではなく、勤務実態が無きに等しいのに議会アシスタントとして10年間で90万ユーロもの収入を得ていたのだよ、と。
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私の悪い耳が拾ったに過ぎませんが、確かフィヨン家の当主であるフランソワ・フィヨン氏は夫人についても、長女・長男についても弁護士であることを挙げ、ご自分のアドヴァイザーであったとTF1にナマ登場した時に説明していた記憶があります。ココんちの仏蘭西びとは中道右派の大統領予備選挙に計4ユーロ出し、フランソワ・フィヨンに投票したこともあり、この月曜日までは「それでもボクはフィヨンに投票する」と意地を張っていましたが、昨日水曜日の午後くらいから「フィヨンはもうおしまいだな」とつぶやくようになりました。

なぜ「おしまい」かと言うと、フランソワ・フィヨンが所属するフランス共和党内の党員からもフィヨンが大統領候補を辞退するよう勧める動きが始まり、フィヨンの代わりは決選で負けたアラン・ヂュペか、いや、ニコラ・サルコぢ(再び)かと予想が飛び交うようになったからです。

ココんちの唯一の投票権を持つ人物♂はどこの党派にも一度も属したことはありませんから、先日の中道左派による次期大統領候補予備選にも計2ユーロ払って「清き一票」を二度投じましたし、私はフランス共和国において単なるガイジン長期滞在者なので投票権を持っていません。だから、こんなスキャンダルが飛び交っても、中道左派から左の壁突き当りまでの人々と一緒に躁状態になりませんし、中道右派の人々と一緒に首をもたげて鬱状態にもなりません。(中道よりミギの右壁つきあたりのひとびとは先々週くらいから極右政党FN党首のマリィヌ・ルペン女史が次期大統領候補人気ナンバーワンなので、フィヨンのこのスキャンダルでいっそうウハウハになっています)。

盛り上がることのない私がこのフィヨン・スキャンダルを眺める今、フィヨン氏の運命はこうだったのだと白々しく割り切る心持にあります。投票権がない私もフィヨン氏がサルコぢの下、首相だった当時から好感を持っていたので、このスキャンダルで(死語を用いて)ドンビキしたのは事実ですし、「騙された感、裏切られた感」がヒジョーに強いです。それは、フィヨン氏がずっと「善人を装っていた」せいだと思います。この感覚はおそらく、多くの方と分かち合える気がしてなりません。

まあ、ズルい発言かもしれませんけれど、中道右派の次期大統領予備選の時、フィヨン氏がロシアのプーチプー大統領と親しいことを強調した時に「こりゃ、ヤバい」という気持は我が心に芽生えてもいました。ロシアと手をつなげば、シリアのアサド氏につながるわけで。おお、イヤだ。ソラおそろしい。自称「欧州最強の軍隊」をフランスがアサドを守るために送る? 悪夢ですわい。
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フランス共和国の次期大統領、いったいどなたになるのでしょう?
なんだか深い靄に突入し、手探りで前によろよろ進んでいるように思えます。

ま、あたしはヲッチャーなんで、もし近未来の仏政府にフランスから国外追放を命じられたら、はい、よろこんで。うふ。


le 2 février 2017, Théophane







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by ma_cocotte | 2017-02-02 15:31 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
昨日の結果と、今日の現状、そして。
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昨晩8時40分頃に中央(=パリ)からの結果発表はこの ↑ とおりでした。一週間前の第一回投票でトップ当選したブノワ・アモンが逃げ切りました。10%以上の差ですから一馬身と例えてよいのかな? 


そして、一夜明けて、朝一番でほうぼうから飛んでくるブノワ・アモン決定直後のアンケートによる次期大統領候補支持率は以下のごとく。
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中道右派(主に仏共和党)の筆頭候補フランソワ・フィヨン François Fillon より、極右政党FNの党首のマリィヌ・ルペン Marine Le Pen の方が人気があり、今のところ、次期大統領レースのトップがFN二代目(なぜなら彼女の父親がこの政党の創立者であり、初代だから)ですよ。
そして、そして、3位はエマニュエル・マクロン Emmanuel Macron 、彼は仏社会党員ですが、今回の仏社会党を中心とする中道より左派の大統領候補予備選には参加しませんでした。この彼の後に、昨晩予備選に優勝したブノワ・アモン Benoît Hamon がくっついているというか、6%も違うと「追いかけている」が正しいかもしれません。

先週半ば、フランソワ・フィヨン氏にスキャンダルが発生したことがきっかけとなり、フィヨンが勢いを失い、こういう数値になったとおっしゃるアタマのいい方々もいます。フィヨン氏は誠心誠意、スキャンダルの元となった夫人の弁護に務めており、それがどう転じるのかはOnly God knows だと私は割り切って、眺めています。こういうことも運ですからに。


le 30 janvier 2017, Martine









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by ma_cocotte | 2017-01-30 16:04 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
こんにち、お日柄もおよろしく
中道左派の大統領予備選、最終決戦投票日でござあます。
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先週日曜の第一回投票日、ココんちあたりは悪天候だったせいか、投票に行ったココんちの仏蘭西びと♂は投票所の閑散とした雰囲気に不安を覚えるほどだったそうですが、こんにちは違うぞ。朝から好天、気温も軽く5度を超えたおかげで午前中から投票所は票を投げるひとびとでごったがえしていましたとさ。

私は朝市への買い物ついでにこうして投票所である小学校まで。投票権を持っていませんから、お外にいたのでした。
これぞ、本当の門外。

結果は今晩。おそらく午後8時半から9時の間に発表があるのだと思います。
どうなりますことやら。
第一回戦でトップはブノワ・アモン、次点がマニュエル・ヴァルス元首相。
こんにちの最終決戦で逆転はある?
あるかもね。選挙の結果は天候で左右されるものだもの。


le 29 janvier 2017, Gildas








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by ma_cocotte | 2017-01-29 21:11 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
慢心で失う予想図
昨日の、中道左派の大統領候補者予備選挙第一回戦。
なんとブノワ・アモン Benoît Hamon がトップで決勝進出しました。中道右派も予想外の展開で始まりましたが、中道左派でも同様の珍事となりました。
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昨日の投票結果はこのとおり。
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昨晩、午後8時40分くらいに選挙管理責任者直々の結果発表があり、その時はコンマ以下は四捨五入。それ以降、翌朝の今に至るまで報道各社の数値はコンマ以下に若干の違いがあるものの、ほぼこの ↑ とおりです。

ナマ討論の第一回放送前まで、第二回放映後も、確か下馬評ではアルノ・モントブゥ Arnaud Montebourg が人気No. 1で、二位と三位の間をマニュエル・ヴァルス Manuel Valls 前首相とブノワ・アモンが浮かんだり沈んだりしている感じでしたかねぇ。ところが、先週木曜の最後の第三回ナマ討論番組放映後からブノワ・アモンの人気が第一位に浮上し、もしかすると決勝はアモンvsモントブゥではないか、ヴァルスは予選落ちかも・・・とささやかれ始めてもいました。

ところが、どうでしょ。昨晩の結果は上のとおり。第一位、第二位が30%超えしたのに、モントブゥは18%の得票率で第三位、予選落ちしました。この結果はモントブゥ本人がまったく想定していなかったように思います(振り返って、中道右派予備選のサルコぢの場合、第一回投票の前に落選の予感を持っていた感がある)。というのも、モントブゥは誰よりも早く次期大統領に立候補していたこともあり、アピールの時間も長く取れたし、マスコミが何かと彼にスポットライトを当てていたことも事実。しかも、彼が掲げる政策は左派でありながらもどこか「仏蘭西第一主義」を挙げながら共和国民を救済する、という話だっただけに、モントブゥ自身は相当量の自信に満ち溢れて昨日の投票日に臨んだと思われます。でも、結果は一位でも二位でもなく、三位で落選。これは正直、冷ややかに傍観していたガイジンの私にも驚きの結果でした。私はなんとなーく決勝はモントブゥvsアモンで、ヴァルスが三位で予選落ちと思い描いていたものですから。外れたあるね。でも、これまでのモントブゥが醸し出す高慢ちきな臭いを感じ取ってもいたので、彼の過剰な自信がこういう結果を招いてしまったのかもしれません。昨晩のスピーチも最後にキザな表情としぐさで〆た。これだけはサルコぢがマネできないモントブゥの生まれながらに持ったタレントだわな。今後、どちらのお堅いおねいさんがモントブゥに騙されるのかなあ。

昨晩はモントブゥの敗戦宣言が最も早くて、そのスピーチでモントブゥは同じ内閣の同僚で、同時期に閣僚を辞任したブノワ・アモンを今後支持すると発表。単純計算なら、今回のアモン支持票35%にモントブゥ支持票18%が上乗せすれば53%ですから、来週の決勝はアモンが勝利。でも、自由意志やら意思が各自にありますから、モントブゥ支持者全員がアモンに投票するとは限らないのが真理です。それで票が割れても、ブノワ・アモンかなり強しでしょうか。

ただ、敗者の方々全員が今後誰を支持するか公言していないことが今回の特徴で、たぶん・・・ですけれど敗者の中にはこの予備選に参加しなかったマクロン(中道右派寄りのヒダリ)またはメランション(極左にまで至れないけどかなりヒダリ)のどちらかに付くつもりなのかもしれません。こうゆうところが今回の大統領選挙で「中道よりヒダリの衰退、分裂」を招いてしまい、極右が浮かび上がる助けになってもいるように思えます。持論・ミギに巻こうがヒダリに巻こうが巻き切れると「なぜか同じ思想」ですからね(失笑

ま、夜明け前のお仏蘭西。こんなところです。


le 23 janvier 2017, Alphonse

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by ma_cocotte | 2017-01-23 16:02 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
ミギに曲がれば2ユーロ、ヒダリに曲がれば1ユーロ
こんにち(2017年1月22日)は仏蘭西共和国内で中道よりヒダリの大統領立候補者7名から筆頭候補者を選ぶための第一回投票日であります。成人の共和国民ならば1ユーロを携え投票場に行けば投票できます。先の中道よりミギの、同様の大統領候補予備選(初回、決選)の2回はそれぞれ2ユーロと引き換えの投票権でしたから、中道よりヒダリの世界では半額で「投票できる」ことになります。

ふぅうううん。
こういうことでも仏社会党よりヒダリは庶民、平民の懐に優しい、あなたがたを思っているのですよ、というアピールになるのだと傍観者の、投票権を持たないガイジンである私はわかった気になっています。

ですから、ココんちでは仏蘭西国籍所有者がひとり。彼は夜が明けたら、近所の小学校まで1ユーロを握って投票に行くそうです。ミギでも投票、ヒダリでも投票するのはどこの政党にも組していないので自由、良心に従うのみで動ける。

ところが、昨晩、ココんちの仏人に「誰に投票するのか?」と質問したら、モントブ Arnaud Montebourg と返答。他人が誰に投票するのかイチャモンぶっつけるのは道でないことはわかっていても、ついうっかり「え゛ぇええええ、もんとぶぅううう????」と私の口から言葉が漏れてしまいました。モントブだけは勘弁してほしい。私は彼を毛嫌いしているから、に過ぎませんが、どんな論を上げようとモントブだけはヤと断定してしまう。見てくれがいくら良くても、根底から醸し出される獣臭さがどうにもサルコぢと共通する何かがある・・・という私の直感(いえ、単に偏見ですよ)。まあ、モントブはサルコぢほど下品な何かを発してはいませんけれどね。ヤなもんはヤ。

余談、モントブの初婚は南仏蘭西にある「ヴァルマアニュの聖母マリア修道院 Abbaye Sainte-Marie de Valmagne」の聖堂で行われたそうで、ここはかのシトー会というそれは厳しい生活を守る観想修道会が任せられている場でもあるのですが、その初婚時のモントブの夫人が子爵家の出でもあるので、その子爵家との歴史上の縁あってこの聖堂での挙式になった(らしい)。ですが、モントブは彼女との間に2男子をもうけるも、2010年には離婚。その直後から有名女性ヂャアナリスト、女優、そして女性政治家との恋愛が常に話題になり、2015年にこの女性政治家(オレリ・フィリペッティ Aurélie Filippetti 、モントブと同じ内閣で活躍していたあるね)の間に一女誕生。なんつうか、初婚時のカトリックでの婚姻は「相手の女性側の家族の求めに泣く泣く応じたのであって、ボクの希望でも願いでもありません」という婚姻解消裁判であまりによく聞く「逃げ口上」のパタアンだなあ、とつくづく。

話戻って、こんにちの中道左派のための大統領立候補者選出予備選挙第一回投票ですけれど、ココんちの仏人には「モントブ以外でどうかひとつ」と言ってはみました。

先の木曜日の夜だったか、中道左派よりヒダリで、この予備選挙に応じた7候補者による第三回ナマ討論会がテレビ中継されましたが、その直後からこれまで3、4位にいたブノワ・アモン Benoît Hamon の人気が急上昇、1位になる瞬間も何度かあったとか。となると、ミギの予備選で同様に3、4位の位置で予選落ち確定とまで言われたフランソワ・フィヨンが急上昇した流れと似ていなくもありません(見た限りはフィヨンほどの逆流を登る勢いはアモンにはないけれど)。アモンについては先に書いた通り、ユダヤ系なので吉と出るか凶と出るかちょとわかんないし、40歳代なのでマクロンの30歳代に比べればマシかもしれませんが、それでも若さがハンデになるかどうか・・・ですね。今回は妙齢に譲り、次回にだうぞ、のパターンになっても不思議はありません。



le 22 janvier 2017, Vincent

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by ma_cocotte | 2017-01-22 17:38 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
仏蘭西びとにおける根本的毛嫌い
昨日の午後は5時あたりからニュウスセンモンチャンネルでエイメリカ合衆国大統領就任式を毎度ながらの「~ながら視聴」しました。私個人は宣誓だけ見たかったこともあり、それまでのダラダラさがイライラしてしまいそうなほど長く続いたのが気になりました。

どーでもいいことですが、頭のてっぺんから足のつま先まで美しい水色のお召し物で揃えたダアナルド・トゥランp次期大統領夫人メラニアさんが挨拶もそこそこに我らがオバ美に手渡した箱があり、あの色からして「ティファニだ」と直感したのに、その生中継特番に登場のお仏蘭西人解説者♀が「きっとチョコレエトね」とはっきりつぶやいたことで、こちらは「え?いつからニウヨオクのテファニでチョコを売り出したのだ?」と軽やかに混乱。もしかして彼女はティファニをご存知ないのだろうかとひとしきり・・・それともトランプタワアのお隣のテファニで箱だけいただいて、よそでチョコレエトを詰めてもらったのだろうか、メラニアさんは?

そして、その場面から数十分が過ぎて、トゥランp次期大統領のご家族の入場の様子が映し出され、前から三番目に映った女性がずーっと口半開きのままで鼻が悪いのか、それともひどい風邪をひいているのか気になってしまいました。調べたら、トゥランp氏の第三女子だそうだ。名前がティファニィ。トランプタワア隣の宝飾店ティファニィから名前をもらったのだそう。なんぢゃ、つまりトゥランp家はメラニアさんが嫁ぐ前から「ティファニィ贔屓の、ティファニィ好き」だったんだ・・・。

最後の最後にネクタイを長くしめたダアナルド・トゥランp氏がリング・アナウンス(!)の美声と共に会場に現れ、就任式が開始。副大統領と大統領の宣誓の前に諸宗教から4代表による祈祷が行われたんですが、それまで同時通訳を懇切丁寧に耳障りなほど流していたニュウス専門チャンネルが突然、エイメリカも仏蘭西同様、ライシテ(完全政教分離)国家なのに宗教家が祈ると始まり、別の解説者が「これって危険ぢゃありませんか?」と。なんとまあ、4宗教家の祈祷の間、同時通訳は完全に中断し、番組の司会者や解説者が祈祷とは関係ないおしゃべりをずっとしていました。そして、4宗教家の祈祷の後から、再び同時通訳。

・・・これの方が気持ち悪いし、危険ですよ。
4宗教家が唱えた祈祷文の内容は視聴者にわからないままに終わりました。
仏蘭西ってこういう国だったんですねぃ。怖い。仏蘭西共和国の自画自賛の礼賛、中華思想にもほどがあります。祈祷文聞いたくらいで、共和国民ひとりひとりが洗脳されるわけねーだろと思いますが、三角形の底辺にうごめく共和国民には祈祷なる行為を教えたくない、知らないままでいてほしいわけだ。だから、祈祷文は訳さないで、大統領の就任式に宗教家が登場するのはどーかしている、聖書に宣誓なんて糞くらえ、と。こんな仏蘭西だから、思想に迷って危険なイスラム国に入り込んでしまう共和国民(白い肌のひと)が出てくるんだよね・・・。

そして、この4宗教家の祈願、祈祷の後、副大統領の宣誓、大統領の宣誓となりました。

妙に思ったのは副大統領の宣誓文の方が大統領の宣誓文より長かったこってす。
なんぢゃこりゃ? 西方教会における使徒信条とニケア・コンスタンチノープル信条の違いのようなものでしょうか?もちろん、副大統領、大統領それぞれご指名の牧師先生は違いましたし、もしかするとお二方の新教における宗派も違うのかもしれないので、そのせいで副大統領の宣誓文の方が長くなってしまったのでしょうか? ま、長かろうが短かろうが宣誓したらアーメンですw

それにしても、メラニア夫人の頭の天辺から足のつま先までずずずいぃいいいっと独特な水色の装束というのがどうにも聖母マリアを連想しなくもなく。うむ、あのトゥランp大統領の妻とは言え、夫君が大統領となったらメラニア夫人も国母。国母と聖母マリアのイメージを重ねれば「わらわは慈悲深い女性、臣民よ、安心なさい」となるか・・・と妄想しつつ、でも、今後、ずっと4年の間、メラニア=ティファニーブルーってどうよ?と気にしていたら、就任式の夜のパーリーではベージュのドレスだったので、なぜか「ほ」っとした私なのでした。

ま、メラニア夫人は坊ちゃまの学校が6月に修了するまではニウヨオクにお住まい。ワシントンDCに住まなければならない夫君とは別居だそう。

そんなに真剣にはなれないけれど、すずやかにしばらくヲッチしようと思います@トゥランp家


le 21 janvier 2017, Agnès de Rome




【追 記】
写真誌 パリマッチ Paris Match 紙によりますと、メラニア夫人のあの水色の装いはラルフ・ロオレンによるもので、夜会のドレスはエルヴェ・ピエエルだそうでおま。
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by ma_cocotte | 2017-01-21 21:05 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
日本語で、ぴっぽっぱっ
本当に久しぶりにマクドに寄りましたら、店内がシックに改装されて、
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この写真 ↑ の右に見える巨大タブレットには、
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日本人

「日本人」を触った直後から大画面はすべて日本語表記に変わります。
ココんちあたりのような超ウルトラスーパーど田舎でも日本語で注文できるようになり、ありがたいこってあります。アジアの言語は他に中国語がありました。仏蘭西でもマクドに寄る日本人、中国人が多いという証でありましょう。


さて、この日の私は揚げたチキンのサンドイッチとマシュマロ味のシェイクを選びました。
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久しぶりに飲んだシェイクがおいしかったこと。
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初めてのタブレット注文で焦っていたせいか、フィレオフィッシュを見つけられなかったのだな。うぅうううん。



le 20 janvier 2017, Fabien

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by ma_cocotte | 2017-01-20 18:00 | Thé ou Café? | Comments(0)