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ミギに巻こうが、ヒダリに巻こうが根っこはおんなじw
何のこと?って、お政治のこってす。
今度の日曜に第一回投票日を迎えるフランス共和国次期大統領選。
先週あたりからほうぼうの識者から常に首位を争っている極右政党FNのおんな党首マリィヌ・ルペンと、ここンところで人気急上昇中の限りなく極左に近い、その一歩手前あたりを陣取っているヂャンリュック・メランションが掲げる政策が「そっくり、同じぢゃねーかよ?」というつぶやきがぼそぼそ出始めているのです。メランションという御仁は元はフランス社会党に所属していたけれど、仏社会党が集会の最後にインターナショナルぢゃなくて国歌斉唱するようになったあたりから右傾化を憂い、党を脱藩し、かぎりなぁああく極左に陣取りました。一方のおんな党首マリィヌは実父が初代党首だったFNを受け継いだ二代目で、最近はマリィヌの姉の娘が20歳代ながらFNの政治家としてデビュウし、いずれFNの三代目になるのでは?と・・・ま、早い話、漁師のおっちゃんが築いたルペン王朝が極右政党FNの箱庭でリカちゃんごっこしていることになります。そーんなおままごと遊びに惹かれている共和国民が多いというのがガイジンのあたしには摩訶不思議なンですね。だって、これまでフランス共和国という国はなんでもかんでも「世界一」をアピールしたがり、確かフランス大革命とか人権宣言とかも人類史上初とか自画自賛していませんでしたっけね? そんな国で生まれ育った国民の多くが魚屋のおっちゃんが始めた箱庭のおままごとに惹かれるって、たいした初等中等教育が受け継がれていない、浸透していないのではないでしょうかね?・・・と呆れるばかり。

兎にも角にも、極右のおんな党首マリィヌも極左手前に着座しているメランションも欧州連合から独立するとかなんとか言っちゃっているわけで、そうなるとこの点だけに魅了されている限りなくドメスティックな、一生、飛行機に乗らないと決めている方々にすれば「ミギでもヒダリでもいい」わけです。そんな気持ちになったところで、おんな党首マリィヌは愚かしくも第二次世界大戦時のユダヤ人迫害について当時のフランスになんら責任はない、と発言し始めた。おいおいおい、これってとてつもないマイナスポイントではありませんか。いくらドメスティックな共和国民だって歴史修正主義のおんな党首に票を投げるのは止めようとなりますよ。FNとしてはこの発言をしても勝算があると見極めたことで、立候補者おんな党首マリィヌの口を開かせたのでしょうが。

おそらく、ほぼ間違いなく、おんな党首マリィヌが歴史修正を公言し始めたことがきっかけとなり、こんにち、復活祭の連休明けの今日発表されたアンケート調査で、おんな党首マリィヌの人気は1%落ちの22%、そして彼女と常にトップを争っているエマニュエル・マクロンが22%と安定のタイ、そして、なんと中道右派の仏共和党の公認候補であるフランソワ・フィヨンが21%にまで上昇し、トップ二人を脅かし始めたのです。先週から急上昇と騒がれているメランションは18~19%で今のところ4位。

この数値やら順位を眺めて思い出すのは今世紀はじめの共和国大統領選挙で、こうして投票日一週間を切ったところで公開された予想において最終決戦はヂャック・シラクvsリオネル・ヂョスパン(当時の仏社会党党首であり、首相経験者)と楽観していたのに、いざ第一回投票の結果が出たら、ヂャック・シラクvsヂャンマリ・ルペン(FN初代党首で、おんな党首マリィヌのパパ)だったのです。あり得ない結果、現実に、ヂョスパンは政界から完全引退。今に至るまでココんちからさほど遠くない島で余生をお過ごしでらっさる。当時は、この決選となり、決選の二名によるテレビでの公開討論についてヂャック・シラクが拒否しましたっけね。まあ、そんな過去は横に置いても、諷刺週刊誌からのスキャンダル攻撃でイットキは候補辞退するだろうとまで言われたフィヨンが上位二名と1%差となった。

こりゃ、今度の日曜の結果はわからなくなってきました。

私個人は今もまったく、先週と変わらず、いつも、世々に至るまで、今度の大統領戦の決選はマクロンvsフィヨン。で、大統領になるのはどちらかわからんわい。そうでないと、おもしろくない、退屈だw 無責任だから選挙くらいはおもしろくあってほしいのね。そんだけ。

le 18 avril 2017, Parfait




とかなんとか書いちゃってるけれど、正直なところ、齢39歳のマクロンに大統領の座というのは早い気がするのよね。世界情勢に冷静になれる器がマクロンにあると思えないのよ、あの他人の話を聞く余裕がまったくない自己主張をオップレスする態度を見ちゃうと。





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by ma_cocotte | 2017-04-18 15:37 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
次の次の日曜日が
次期大統領選挙第一回投票日だよーん。
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写真はココんちに先日(おそらく投票日10日前にめがけて)届いた全候補者のチラシです。2、3ページにはそれぞれの公約が書かれています。投票日までに有権者はよくよく内容を読み、よーく考えて、自らの国父(国母)さんを選びなさいよ、ということなのでしょう。読まずにポイ!の共和国民もかなりいるのが現実だけれど。

le 15 avril 2017, Paterne


【追 記】

先週後半からエンマニュエル・マクロンがちょっと失速中。これは失速直前の木曜夜のマクロンを招いてのナマ討論番組を見てりゃ、「ああ、やっぱりね」となります。他人の質問も話もまともに聴かずに自己主張で圧そうとするマクロンを信頼するのは難しいのは私だけですかね。マクロンは明らかに聖徳太子タイプではありませんでした。
が、マクロン失速とは言え、今も人気投票では一位、二位はマクロンとおんな党首マリィヌ・ルペンで、3位に元社会党員だったジャンリュック・メランション、4位にスキャンダルでつぶされたフランソワ・フィヨンです。この3,4位も僅差で両者がウロウロ。こんな上位四名のうち二人が決選投票に残るだろうという仮定が主流マスコミで流れているのが今日の時点。不思議なもんで、常に25%前後の支持を集めている上位1、2位の二人が残ると決めずに、
20%にもうちょっとだけれど届かない3、4位の二人にもチャンスがあるとしている。ふぅうむう。実は脳みそツルツルの私も無責任に最終決戦はマクロンvsフィヨンではないかと妄想しています。おんな党首マリィヌ・ルペンの支持層は「絶対、FN(=Font National (党名)の略)」ではなさそうなので、直前になって割れそうな予感がするのです。そんだけw







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by ma_cocotte | 2017-04-15 17:39 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
おんな党首 マリィヌ、恐ろしい子っ!
フランス共和国次期大統領選挙投票日まで16日(J-16)。

今、私の背後のテレビには次期大統領候補のひとり、しかも、決選投票に至る二名のうちのひとりだと予想されている極右政党党首マリィヌ・ルペン Marine Le Pen がFrance 2の生トーク番組に出ています。ナマですから話題の中に当然のことながらシリア北部での毒ガスを用いたであろう空爆について触れました。あたしの聞き間違いか、はたまた強烈なバイアスのせいかもしれませんが、おんな党首まりぃぬが「シリア国民が誰に従うのかはシリア国民それぞれ本人の自由と責任」みたいなことを言いやがりました。早い話、アサド大統領を支持しない国民は毒ガスで殺されても当然とでも彼女は言いたいンでしょうか?

狂ってますね。

そもそも、私個人は10年ほど前にココんち地元で思想が狂っているシリアからの移民女性と関わって以降、シリアのアサド父&息子の御世に微塵も支持も同情もしていません。あのバカ息子に至っては、彼の本心においてイスラム国が原理主義を恐怖で強要するより前になぜ自分がそうしなかったのかと悔やんでいるとさえ私は妄想しています。もしアサドのバカ息子が自らシリアという国の最長上になったことをきっかけにイスラームそのものを原理化し、国民に強いていれば、自分が今のような状態にならずに君臨していただろう・・・ってね。ま、原理化の途中でうまく行かなくなってしまったことに彼は目を向けないでしょーけれど。今のアサドのバカ息子にしてみれば、彼にとって納得いかない欧米型の「国際」なんかにイヤイヤ従ったからこんなことになったのさ、と思わないと救われないンだろうな。そういう心持に忍び寄ったのがロシア皇帝のプゥチン。

昨日の朝からシリアでの政府軍による国民への毒ガス攻撃についての報道を次々と見聞している私の口からは、少しでも早くアサドをハーグに送れ!でしたが、これもまた単純バカな思いつきで、アサドにはロシアの「皇帝になりたい男」プゥチンがねっとりくっついていることを忘れちゃいけない。それを思い出すと、本当のところ、その毒ガスとやらはシリア政府軍の所有物なのか、それともロシアから運ばれて落とされた物かさえ、この広い世界にちらばる我々にはわかりきれません。

そんなわかりきっていないのはあたしたちだけなのか、きょうの朝には米国がシリアの政府軍拠点を攻撃したという報道。だから、朝一番でフェイスブックを確認すると、既に「これは戦争の始まりだ」というエントリーも散見。冷戦終了しても、やっぱり世界大戦はエイメリカvsソヴィエトになるんだなあ・・・とぼんやり。

そこで、フランスだけれど、プゥチンと親しいとアピールした大統領候補は少なくとも2名。タイトルにもいるおんな党首マリィヌと中道右派(フランス共和党)代表候補のフランソワ・フィヨンです。フィヨンについては私個人はずっと贔屓していたので、プゥチンとの蜜っぷりを表明した時にはかなりのドン引きで、私の彼への贔屓もぐぃいいいんと下がりました。ほぼ同時期にスキャンダルまみれにもなりましたしね。そのフィヨンは昨晩、ストラスブールの集会で聴衆から小麦粉を浴びせかけられて、真っ白けになった・・・。

おんな党首まりぃぬは今から数分前のナマ放送で、毒ガス攻撃にあったのは犠牲者たちがアサドに従わなかったと言わんばかりだったと仮定すると、もしおんな党首まりぃぬが共和国大統領になり、エリゼ宮殿にお住まいになった暁には、共和国民とあたしのような長期滞在者がまりぃぬの忠実な犬にならないと、毒ガス吸わせちゃうからね、ということなんでしょうね。うへぇ。漁師の娘がソラ恐ろしい・・・。

ま、私には理解不能ですが、共和国内にはアサド政権を支持するニンゲンも多くいらっさるので、彼らが今回の毒ガス攻撃についてどう意見するのか、待っているところです。前回、2013年のアサド政権による毒ガス投下疑惑と同様に、シラを切るアサドに同情するンですかねぇ。今回二度目ですから、「二度あることは三度」、まず間違いなくあるでしょうね。
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↑吐く。↑
嫌悪。
アサドに同情するひとびとの目から一日も早くウロコが落ちますように。


le 7 avril 2017, Jean-Baptiste de La Salle


【書き忘れ】

昨晩は次期大統領戦で一番人気のエマニュエル・マクロン候補が2時間ものナマ放送に登場したけれど、彼のみょうちくりんなほどのアグレッシヴな語りのせいで、番組のほとんどが二名以上が同時にフランス語を声高に、どんどん早口になってがなる繰り返しになりまして、まぢ、こんな若造が大統領になったら誰の意見も聞かずに自己主張するだけなんでねーの、という印象しか持てませんでした。おんな党首がフランスは世界最高の国だと繰り返していますけれど、そんな世界最高の国の国父がさー、臣民の話にロクに耳も傾けずに自己主張をがなり立てるなんて、どんだけ歴史が後退しているの?とガイジンのあたしは失笑するしかありませんでした、まる

てか、今度の大統領選挙の候補者11名のうち、おそらく決選の二名に残ると予想されているのがこのおんな党首マリィヌ・ルペンとエマニュエル・マクロンですぜ。大統領を支持しないから毒ガスでやられても、とか、他人の話にロクに耳を傾けもせず自己主張に徹するアラフォー男の決選って、あーた。こんな二人が上位になるということは、それだけ共和国民が疲弊しているということですかねぇ。










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by ma_cocotte | 2017-04-07 15:25 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)
話し方
昨日は午後8時半過ぎから深夜1時近くまで次期大統領選挙に立候補した11名のうち10名が登場してのナマ討論番組が放映されました。約4時間のナマ番組。うへぇ。
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視聴する私は選挙権も持っていないし、フランス語もわからないので、寝室のテレビでそれを眺めているうちに自ずとウトウト。で、ハっと目が覚めるのが女性候補者のヒステリックな声か、本来ならばあってはならない同時に二名以上がしゃべり続けることがきっかけです。同時にしゃべって何を言っているのかさっぱりわからないシーンはドラマ「カルテット」でもありましたっけね(ああ、のすたるじぃ)。

昨日に限らず、先週月曜日の同様の立候補者主要上位5名によるナマ討論番組でも、その前の週だったかフランソワ・フィヨン候補を招いてのナマ番組でも、どうにも女性立候補者や女性の質問者とのやりとりでの女性のヒステリーな話し方に、私も女性ながら気分を害し、あらためて自分自身もこういう話し方をしないよう気を付けようと思いました。

先週月曜と昨晩の立候補者のナマ討論を眺めていて、フランス語ちんぷんかんぷんの私が好感を持てたのはフィヨンとブノワ・アモンの両候補者です。前者は中道右派のフランス共和党候補、後者はフランス社会党の候補。この2党は共和国の2大政党だからなのか、フィヨンもアモンも話し方が上手なのです。声色、話すテンポが他候補者より優。今回の次期大統領選挙での2トップは極右政党FNのおんな党首マリィヌ・ルペンとフランス社会党員ながら独立候補を決めたエマニュエル・マクロンです。この二名の話術。マリィヌは女性ながら他の女性の話術と異なりヒステリックにならない、どんなに敵から振られてもニヤっと笑ってかわすのが「妙に巧い」のです。彼女がこうなのは元は弁護士ゆえなのか、それとも極右政党FNを創立した彼女の父親(ヂャンマリ・ルペン)と共に彼女の人生のほとんどを世間からの攻撃があったせいで身に着けた術なのかわかりません。落ち着きぶり、居直りぶりにおいてはマリィヌの方が父親より勝っているかもしれません。だから、今回、彼女は上位に位置づいているのではないかなあと思います。
一方のマクロンですが、話し方においては同じ社会党員であるアモンに負けているというのが私の印象です。ただ、マクロンの演説、話っぷりは政治家というより、私が子供の頃、うっかり見てしまったアメリカのキリスト教新教のテレビ伝道師に声もしぐさもそっくりで、聴衆の反応もそっくりなのです。だから、繰り返し見ていると、私個人はマクロンについては胡散臭く思えてくるのです。

その上位二名が昨晩もちょっとした舌戦になり、マリィヌ・ルペンの「根拠のない理想のフランス」についてマクロンが「あなたはスイスや韓国を例に挙げてフランスの過去を批判し、未来を語るが、ココはフランスであってスイスでも韓国でもない。現実を見て、語ってくれ」と。これについては私もマクロンの言う通りだと思うというかずっと思っていました。マリィヌ・ルペンが掲げる彼女が創ろうとしている「フランスの未来」は荒唐無稽過ぎて、「世界の現実」を知る者には失笑。ところが、フランスしか知らない、フランスが今も未だ近世、アルジェリア戦争前の「列強国」だと信じているひとびとにマリィヌの提案は「最高」なのです。がぁ、数日前のマリィヌの演説でフランス語は世界第三位の使用者数なのだから、これからはグーグルもナンタラカンタラ(=すべて米国やイスラエル資本の媒体名)からも離れてフランス語第一の媒体を造ろうぢゃないか・・・なーんて正気で言って(いるようにしか私には見えなかった)・・・。アホちゃいますか、マリィヌさん。フランス語が世界の第三言語だとしてもそのほとんどがアフリカ国内ですから、現実問題として先進国であるフランスとカナダのごく一部がまずアフリカ大陸内の仏語使用国それぞれを育てるのが最初。ところが、このマリィヌさん、ご自分が大統領になったらアフリカ大陸内の旧植民地支援を止める、治安維持のための軍隊派遣さえ行わない、とおっしゃる。治安維持も放棄して、文化事業の向上ばかり強いたところでアフリカ大陸の仏語使用諸国がそれに集中できますか? マリィヌさん、ロジック破綻しているわな。おまけにFREXIT フレキシットなんてBREXITをもぢった語を用いてフランスもEU離脱、Euro廃止とかおっしゃってるけれど、そんなことになってフランス語を第一としたインターネット媒体で世界一になるって・・・・アタマどーかしちゃってるとしか思えないンですけれど、あたし。

マリィヌがこんな現実味のないことばかり次々と公にしているので、私は23日の第一回投票でマリィヌが3位落ちで、フィヨンが2位浮上はまだ可能性があるのではないかと見ています。こんなマリィヌに貴重な票を投げる国民が多くいるなら、前に言ったように今のフランスは「民度が低い」としか見なしようがありませんよ。

そして、マクロン。エマニュエル・マクロンね。
マリィヌよりはマシですが、独立候補のせいというか、彼が自分で選択したのが所属の社会党から独立した候補なのも、彼が掲げる政策が極右から中道を経て極左までそれぞれの候補者が提案しているところの「イイとこ取り」という点が私には引っかかります。イイとこ取りで、あの宗教家のような演説ですからね、騙されるヒト、多いあるよw 私個人は今のマクロンを見ていると、かつての、最初の大統領選に立候補した当時のサルコぢが重なります。サルコぢは極左から極右まで都合の良い提案をすべて奪って提案し当選しましたからね。で、当選後、全部裏切りやがりました、サルコぢは。私腹ばかり肥やしやがって、っざっけんな、でありました。マクロンもなーんか同じ臭いがするのよね。

以上、あたしが上位二候補を胡散臭く思っているボヤきでした、まる


le 5 avril 2017, Irène










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by ma_cocotte | 2017-04-05 15:34 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
「民度が低い」
タイトルにした「民度が低い」という表現を私は嫌悪していますが、今月23日の次期共和国大統領選挙第一回投票を控え、毎日のように紹介される上位5立候補者の支持率を見聞していると、嫌悪する「民度が低い」というフレーズが脳内で繰り返されてしまいます。

フランソワ・フィヨン候補とその家族についてのスキャンダルがやや沈静化して以降、立候補者上位二名(=決選投票に残るであろう二人)についてエマニュエル・マクロン(仏社会党員)とマリィヌ・ルペン(極右政党FN党首というか創立者二代目w)がその差1%程度で一位、二位を行ったり来たり争う繰り返しが今に続いています。この首位と二位争いに納得いかないのが投票権のないガイジンであるアタシです。40歳に満たないマクロン氏について私の印象は政治家というより宗教家というか教祖であり、マリィヌ・ルペン女史の主張は大統領になったところで実は民主共和の国では実現不可能なことばかり。つまり、この両候補者の話術のせいで、共和国民の多くが「騙されているンぢゃねぇの?」と思わないと私自らが救われないと申しましょうか。しっかし、この首位と二位の候補者がまったく支持率25~26%を維持して動かないという事実が一か月以上続いているという現実は、タイトルの「フランス共和国の民度が低い」のではないかと疑ってしまいます。

ですが、2017年の今、仏蘭西という国は隣国ドイツのような「ゲルマン民族」、海の向こうの大英帝国のような「アングロ・サクソン民族」という括りを見出すことはできません。極東島国で生まれ育った日本人には一見「白人」に見え、彼らを一括りにしてしまいがちですが、そういう肌の白いひとびともほとんどが混血で、一例をあげればゲルマン民族とアングロサクソン民族の先祖を持ちながら国籍だけフランスなので「選挙投票権、持ってます」な白いひとがゴマンといるのです。ココんちの仏人もフランス国籍者なれどカタルーニャ人、フランス人の掛け合わせです。

だ、か、ら、タイトルの「民度が低い」はこのフランス共和国では使用不可。使いたがるのは極右や王政復古派でしょーけど、そもそもフランスの歴史を過去にたどれば王政だってイタリアやスペイン、神聖ロオマ帝国やら大英帝国の血が混ざり混ざってンぢゃねーかよ?と失笑ざます。

4月1日となり、次期大統領選挙投票日まで3週間と1日になりましたが、共和国民よ、もう少し冷静にフランスという国とフランスで生きる自らの今後についてよぉおおく考えて候補者を選別してくれませんかねぇ。個人的希望の決選はせめて「マクロンvsフィヨン」だったりします。極右政権になりフレキシット Frexit なんて実現されちゃたまったもんぢゃありません。

le 1er avril 2017, Hugues








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by ma_cocotte | 2017-04-01 17:15 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
内の世界と外の世界
私は電脳世界を徘徊して知ったことですが、例の諷刺画週刊誌がリーダーとなっての執拗なフィヨン次期大統領候補へのスキャンダル投下が原因となり、しばらく公に姿を見せなかったフィヨン夫人が自殺したという噂が流れたのだそうです。知ると同時に失笑したワタクシ。だって、カトリックの、それも限りなく伝統主義に近い立ち位置をアピールしているフィヨンという家庭には「自殺という概念」が存在しないからです。そりゃ、きょうび、外界から自殺という行為について見聞しているので、フィヨン家のひとびとにとっても「自殺する」は知らぬ存ぜぬを公で通せるワケありません。ですが、フィヨンさんの家庭の中で「自殺」は存在しない概念なんですよ。それは自殺だけでなく、離婚や堕胎もそうです。

そもそも、フィヨン氏は予備選の段階でMariage pour Tous という同性婚姻を反対する団体を支持すると表明しているので、この団体の中心層には相当数のカトリック(の伝統主義または保守に近い)の人々がいるので、もしフィヨン夫人が本当に自殺したとなると、彼ら全てが同情するどころか、フィヨン支持を取り下げてしまうでしょうから、フィヨン氏にとっては本当の「オシマイ」です。

誰がこんなウワサを流したのかなあ?
エデンの園でしあわせに生活していたアダムとエワをそそのかしたヘビのような奴ですなあ。
自殺という概念が心身に沁みついているひとびとでしょうねぇ。

普通、あれだけの、自分自身にまつわるスキャンダルを流されてもノコノコ公に出たがるヒトって相当のアレだと思います。
誰だって嵐が去るまで、雨戸を閉めて、自宅に兵糧を蓄えて籠るでしょ。もし兵糧が切れて心身が弱り果てている人に「自殺したンぢゃないの」と外で触れ回るなんてヒトとしてやっちゃいけないことです。それも、四旬節にさあ。註:四旬節というのは復活祭を迎えるまでの節制を意味します。ミュヂュルマンの移民さんもラマダンについて四旬節(カレム Carême)の単語をあてる方が多いです。

だから、そういう(他人が守っている)尊重すべき暦を軽んじる外に生きるひとびと、自殺とか離婚とか堕胎とか日常で肯定しているひとびとがこういうウワサを流して、フィヨンを内側から孤立させ、彼の首をもぎ取ろう、生命にとどめを刺そうとしたンでしょうね。なんだか、哀れです。次期大統領選挙の第一回投票日は4月23日。今年の復活祭のお祝い日から一週後の日曜日です。これから投票日まではほうぼうから飛んでくるスキャンダルに振り回されずに候補者それぞれの提案についてよくよく知り、比較し、選ばねばなりません。私は投票権がないけれど、ブノワ・アモンを嫌いになれないなあ。今は4位あたりに位置していますが、がんばって追い上げていただきたいです。


le 11 mars 2017, Rosine

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by ma_cocotte | 2017-03-11 19:18 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
ビビ無しのマニュなんて在り得ないわ。 Pas de «Manu» sans «Bibi»
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マクロンの奥さん、きれいになったよね・・・ブツブツブツ
彼女の推定年齢63歳ですぜ、奥さん。
大統領選が本格的になって、そういや、マクロンの奥さんを見ないな・・・と思ったら、あまりに美しく変身していたのでこちらが気づかなかったとゆう・・・。他人さまに見られる、愛する人を思うってこんなにも自らを美しく変えられるのね。

さて、きょうの朝からこの御年39歳のマクロンくんがこれまでずっとトップだった極右政党FNのおんな党首マリ犬を追い越し先頭に躍り出たと報道されちょります。マクロン26%、おんな党首マリ犬が25%だそう。この数字ぢゃ、鼻先で勝利みたいなもんです。でも、この逆転は極右の大統領を絶対拒否したい共和国民にとっては希望の知らせ、鳩がオリーヴの枝咥えて飛んできたに値します。今週はじめにフランソワ・フィヨン氏が仏共和党の筆頭候補者に納まったし、フィヨンが予備選の時のように地道にコツコツと「イ動いて」昇りつめたように、今から来月23日投票日前日まで勤めれば、次期大統領選の決勝はマクロンvsフィヨンも夢ではないのではないかなあ・・・と思い始めている私です。昨日までは「決勝 マリィヌ・ルペンvsエマニュエル・マクロン」でしたからね。

エマニュエル・マクロンという方はフランス社会党員で、去年の8月30日まで経済大臣でした。次期大統領に立候補してからもフランス社会党と距離を置いているせいか、おまけにフィヨン一家のスキャンダルも発生したことで、今のマクロンくんには極左から中道ミギまでの政治家たちが応援支持を公表するという珍現象が発生しているのです。だから、もし決勝でマクロンvsおんな党首マリ犬となったら、39歳のフランス共和国大統領誕生は間違いないとまで言われるほどなのでありんす。

だから、やつぱり、今日からはフィヨヨン次第だよね、うん。


le 9 mars 2017, Françoise


今朝は駐日フランス大使がもし次期大統領選でマリィヌ・ルペン女史が当選した場合、(彼女の)外交政策に協力することを拒否すると辞任する意向を明らかにしたという 吉報 を読みました。ティエリ・ダナ大使って格好いいだけぢゃないのね。大使閣下の勇気ある発言に最敬礼ざます。



【追 記】
今、フエイスブックでおルフィガロさまの記事の見出しを見たら、マクロンくんが首位になれたのは「Merci Bayrou? 」だって。つまり、フランソワ・バイルゥがマクロン支持を表明したから。あ、そうだよねぇ。バイルゥの支持表明でヒダリ寄りの農民層がマクロン支持に動いたのよね。なっとく。
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by ma_cocotte | 2017-03-09 21:05 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
盛り下がりに下がって、元の鞘に収まる。
今朝の報道を見聞すると、フランス共和党は今後もフランソワ・フィヨン氏を筆頭の次期大統領候補として推薦、支援することに決定したらしい。先週の今頃はフィヨンは候補から辞退し、代わりにアラン・ヂュペが選ばれるなんて話が飛び交い、ほぼ同時にフィヨンの選挙参謀やら側近、応援している政治家がその役割から離任する報道が相次ぎました。ああ、フィヨンは参謀のいない孤独な王様になったのか、と思いきや、悪天候の日曜午後3時からパリのトロカデロ広場で支援者集会を開催。ずぶ濡れで演説するフィヨンの周囲には彼に決別しなかった有名政治家の顔がちらほら見える。そして、偶然にも大雨は止み、陽光が差し込んだところにフィヨン夫人の登場と来たもんだ。この様子をココんち近所の、ド付き苗字の夫妻がトロカデロ広場の上空から撮影したナマをフェイスブックに掲載し、それを見たこちらもフィヨンと何ら関係ないレベルで「何でこんな場所から撮影できるわけ?」と軽い興奮も覚えたのですが。 そして、先週末からアラン・ヂュペが月曜夕方に記者会見を行うと予告していたのに、月曜午前にこれをキャンセル。その代わりなのか自らが今後、次期大統領選に出馬しないと発表したわけです。で、このエントリーの冒頭に戻り、ただ今、火曜日の朝はフィヨンが共和党からの筆頭候補と落ち着き、めでたし、めでたし、と。そうなのかなあ? 明日発売のカナル・アンシェネ紙やシャルリ・エブド紙が次の大砲から何か飛ばすンぢゃないの?と想像したりするんですが。

そんな先の妄想は兎も角、この一か月のフィヨン一家についてのスキャンダルですが、当初はヒダリからの襲撃と噂というかフィヨン本人もそう言っており、聞いたこちらも「よくあることよね。常套手段」と頷いたものですが、これでもか、これでもか、とフィヨンの口から大統領候補辞退宣言を出すまでの追い詰めを眺めていたら、これはもしかするとヒダリからの襲撃ではなく、身内からの切り込みだったのではないかと妄想した次第。ほれ、信長と光秀みたいなもんよ。もちろん私のツルツル脳の中に思い浮かんだおフランスの光秀ちゃんはヂュペ、次にサルコぢですわい。この両者ともこの手の邪魔者を陥れる術を熟知、実行を繰り返しているわけで、彼らの過去のやり口を知るならば、この一か月のフィヨンを陥れるためのシナリオなんぞ、「まだまだ甘い」(by DSK)でありんすw だからね、今日は火曜日だから、明日の風刺画週刊誌の発売が気になるのです。

今となっては、先週の7日間にフィヨンの参謀から離任する宣言をしなかった政治家は「ほっと一安心(で今まで通り)」でしょうし、離任した政治家(中央だけでなく地方の市長職も含めて)たちは「これからどうしよう」という気持ちでしょうね。離任した政治家たちの今週の予定は立候補宣言したアラン・ヂュペの側でにこやかな笑顔でカメラに映ることだったでしょうから。この契約にヂュペがどういう手を使ったのかは想像する必要がないくらいわかりやすい。親指と人差し指で円を作りゃヨロシ。

私は大統領選挙に参加できないので現時点までのスキャンダル流布のひつこさに既にゲンナリしており、ミギもヒダリも関係なく選挙戦として、こういう牛のヨダレのようなスキャンダル流布とそれがきっかけになっての疑心暗鬼くらい選挙の無駄はないと実感しています。共和国民は日本人ほどでないにしろ、というか、近年のフランスのマスコミがなぜか日本の真似をしているように思えなくもありませんが、フィヨンのスキャンダルで右往左往し、果ては洗濯機にかけられたような状態になり、本当ならば各候補者のマニフェストを比較、精査すべき時間を無駄にしたとしか思えません。一か月も、ですよ? 先週だったか、フィヨンの集会に出ていた女学生が「マニフェストだけでフィヨンを支持する(過去の私的スキャンダルなんかどうでもいい)」とインタビュウに返答していたのが印象的でした。あの画面を見て、目ぇ冷ました人も結構、いるんぢゃないかなあ。ココんちの仏人♂もこの一か月、この女学生と似たことばかり口にしていました。

確かに政策を曇らせるほどのスキャンダルを流し続けるというのは異常にさえ思えます。
昨日、ヂュペが大統領選に今後出馬しないと発表し、ココんちの仏人♂は「良かった。もしヂュペが出馬したら、フランス共和党支持者の半分が極右のマリィヌ・ルペンに投票しただろう」と。もしそんなことになったら、極右の圧勝ではありませんか。。。。と、ここまで妄想しちゃうと、マスコミにフィヨン一家のスキャンダルを流したのは極右かな?と思わなくもありませんが、この件に限らず、ミギに巻こうがヒダリに巻こうが根は同じw そして、ミギだろうがヒダリだろうがお金に弱い人は必ず踊り子になっちまう、と。

タイトルに「元の鞘に収まる」を選んだものの、正直なところ、すり鉢の底、蟻地獄の穴に飲まれていく人々の様子しか目に浮かびません。次期大統領選の第一回投票は4月23日ですが、すり鉢の底から這い上がり、広い世間を見れた人物が大統領に選ばれるのではないでしょうか。検察からの呼び出しを無視し続ける極右政党のおんな党首は「ありえん」だと思いますけれどね。

ああ、午前7時半を過ぎました。
ココんちの窓の外も明るくなって来たし、昨日までの暴風雨が止んでもいます。(ほ)


le 7 mars 2017, Félicité

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by ma_cocotte | 2017-03-07 15:35 | よっ、大統領!2017 | Comments(0)
冬休み、最後の日。
こんにち、2017年3月5日日曜日、世界中のOlive オリーヴちゃん、おめでとう!の日はどうやらココんちあたりのお子たちにとって冬休み最後の一日のようです。明日の朝からガッコ通いがまた始まる。

こんな話題もココんちには未成年者がいないので追いつくまでに疎く、いつも世間で子連れの老夫婦を目の当たりにしてようやく「もしかして、今、休暇中?」と察し、調べてみると案の定、休暇というパターンというかマンネリであります。ところが、この冬休みに新しい発見がありました。それは、ココんちあたりの休暇ゾーンがBからAに変更していることです。今までは(おそらく去年の9月より以前?)はココんちの仏人♂が主張していたとおり、ココんちあたりの就学者の休暇はプロヴァンス地方と同じZone Bで、彼が子供の頃はプロヴァンスの学校に通っていても休暇が共通だったのでプロヴァンス(=母方の本拠地)からココんちあたり(=父方の本拠地)に移動し、休暇を楽しめたのだ、と。

ところが、今。
2016年9月に新学年が始まって以降、初めての3ゾーン別の休暇となり、ココんちあたりの休暇がどこか変だぞ?と。明らかにプロヴァンス地方から知らされる休暇ネタと時間がズレている・・・そこで調べたら、なんとまあ、昨年の地方再編でココんちあたり(旧ポワトゥ・シャラント地方)がヌーヴェル・アキテエヌ地方に飲み込まれたことで、ヌーヴェル・アキテエヌ地方最大の年ボルドーと同じゾーンに変更されたのでした。それが3つのゾーンABCのうちのAゾーン。

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この地図 ↑ が共和国本土を三分割した休暇の分担ゾーンで、オレンジ色がAゾーン、水色がBゾーン、緑色がCゾーンです。
と、これをご覧になって「ああた、間違ってますよ」とおっしゃる貴兄貴女は今も相当数いると思います。なぜなら、私もこの地図を見るまでボルドーはパリと同じゾーンだと知っていたからです。この地図 ↑ だと明らかにボルドーとパリは別グループではありませんか。

調べてみたら、以下の通りでござった。左の共和国の地図は以前の分担、右の地図が上と同じ現在の分担図になります。
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ですから、ココんちの仏人♂の主張通り、彼が幼かった当時というかつい一年前まではプロヴァンス地方とココんちあたり(首都パリを包囲するあんまりパっとしない地方ズw)は同じBゾーンで、ボルドーは私の記憶が正しくパリと同じCゾーンだったのです。とっころが、新しい分担だとボルドーはパリとご縁が切れてしまったことになりますねぇ。ココんちにおいては新しい分担でパリともプロヴァンスとも縁切れとなりドツボにはまってドッピンシャンな気分です。いっそー、つまんねーw

そして、ココ数日。いつも頼っているパン屋さんもお惣菜屋さんも冬休みに入ってしまい、ライトに困っています。でも、少し考えるとパン屋さんもお惣菜屋さんもクリスマスと新年に猛烈に働かれたので、この冬休みこそ彼らにとっては年末年始に値する骨休めなのでしょうね。感謝と共に尊重せねばなりませぬ。ところが、せっかくの冬休みですのに、ココんちあたりは連日の暴風雨で、晴れ間が見えたらちゃっちゃか用事を済ませる繰り返しの日々を送っています。なんだかな、ここまで悪天候が続くと、うつむきがちになってしまいますですよ。

でも、悪天候が続いても、この冬休み中、先週水曜日から暦の上では四旬節に入り、春はもうすぐ、そこまで迫っていることになります。あたすもムクムクと庭の労作に動き始めました。鼻歌は「主にまかせよ 汝が身をぉおお」ですかねぇ。で、今はたまに「おとなの掟」を口ずさむときたもんだ、まる


le 5 mars 2017, Olive









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by ma_cocotte | 2017-03-05 19:06 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
お仏蘭西の国父サマは田舎もんでねぇと、おら、好かん。
仏蘭西という国の世の中では老若男女が「冬休み」を楽しんでいるけふこの頃なンですが、先週末から花の都はお巴里で毎年恒例の農業大見本市が開催されております。これ ↓ が今年のポスター。

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ポスターをご覧になってなんとなくわかるとおり、今年は2月25日から3月5日までの開催です。

この仏蘭西共和国はたまた欧州挙げての大農業見本市は、一年中かわるがわる全世界に注目されるような大見本市の中で間違いなくトップに位置付けられています。理由はフランスという国が欧州一の農業立国だからです。その権威と証明が毎年恒例のこの見本市。

ですから、この大見本市開催中はトッカエひっかえ引っ切り無しにおフランスの有名政治家が視察訪問することが恒例です。今年も先週土曜日の午前6時半からフランソワ・オランド大統領閣下がお出ましになりました。オランド大統領の選挙区は中央山脈に近いコレエズ Corrèze で「ヒトより牛が多い土地」と失笑されるほどの農業県であり、この土地はヂャック・シラク元大統領ゆかりの土地でもありました。そして、フランスと言えば「初めての社会党出身大統領」であったフランソワ・ミッテラン氏はコレエズの上、北西に位置するシャラント Charente 県の出身で、ここもまた農業立県で有名な土地なのです。

そんなわけで、きょうび世の中を動かしている中心、40~60歳代の仏蘭西びとにとってはこの共和国農業大見本市に大統領、いや国父サマがお出ましになり、農民に温かい声をかけながら視察を楽しまれるというのは「当たり前」であり、どこか郷愁に浸れる部分だったりします。

この感覚が破れたのは、そう、ニコラ・サルコぢが大統領だった時代です。2007年5月16日から2012年5月15日あるね。サルコぢは2008年から2012年の5回、この農業大見本市に関わっていることになりますが、どうにもパリ育ち、上流階級育ちのサルコぢサマにとりましてはこの農業大見本市がお苦手で、会場にお出ましになってもどこか上の空、ヨソヨソしさはテレビの画面からでもしっかりわかったものであります。おまけに、歴代大統領と異なり農業にうまくなじめないサルコぢサマは大統領職に就かれている間、農作物を加工し、販売する(大)企業が儲かるように一生懸命に働き過ぎたのも事実。サルコぢサマが一度決定してしまったお金の流れによって農民の生活が不具合を起こしているのは今も継続中だったりします。

で、サルコぢに失望した農民が田舎もんのオランドに票を投じ、未来を託したのは言うまでもないし、農業立国のフランス共和国内の農民成人者の数を想像すれば票もかなり読めるし、彼らの投票数が当選に大きく関わるのも投票権のない中学生でもわかります。たぶん、農業従事者にとってはサルコぢでほぼ絶望だったのにオランドで光明がちらりと見えたでしょうが、そのオランドは次期大統領選には出馬しない。となると、新しい「農業に親身になってくれる我らの国父サマ」を探さねばなりません。ですから、次期大統領選挙に立候補した方々はこの大見本市に「勝負がかかっている」のです。

そーんな角度から眺めると、不利なのはエンマニュエル・マクロンくんですかねぇ。だから、見本市開催直前に田舎もんの星のひとつであるフランソワ・バイルゥと手を組んだことが発表になったのかもしれません。バイルゥ氏の本拠地はボルドーからピレネー山脈にかけての土地であり、バイルゥ氏の夫人はミッテラン大統領が生まれ育った地方の出だから。これだけで誕生したばかりのヌーヴェル・アキテェヌ地方のミッテラン崇拝、中道左派支持の農民の票がマクロンに動き始めるでしょう。もちろんボルドーにはあのアラン・ヂュペ閣下が君臨しているので、ヂュペ支持者はフィヨン支持か極右方面の器の中に留まると想像しますが。

先週末のアンケート調査によりますと、次期大統領選の決勝は極右のマリィヌ・ルペンvsマクロンとなり、フィヨンは3位で予選敗退ではないかとのこと。そのフィヨン氏の本拠地はノルマンディですので、ここは日本でも知られる農業がさかんな地方。フィヨン氏は間違いなく、疑いなく、この農業見本市でノルマンディーの諸団体を訪問し、信頼の回復と票集めに努力することでせう。

ま、がんばってください。






le 28 février 2017, Auguste Chapdreine




さて、今年。2017年度の場合になりますが、お仏蘭西の暦やらカトリックの典礼暦において、
きょうはマルディ・グラ(脂の火曜日)なので揚げものを食べて、平常にお別れ。
そして、明日はサンドル(灰の水曜日)なので教会でおでこに灰を塗ってもらって四旬節の節制生活に突入するのです。
うへぇ← 正直な気持ちw
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by ma_cocotte | 2017-02-28 17:18 | よっ、大統領!2017 | Comments(2)