タグ:仏蘭西 ( 828 ) タグの人気記事
そろそろ、青葉若葉に風香る季節のはずですが、

寒いっっ!
...なんなんだ、この寒さはっっ!?
パリっ子たちは春休みだというのに、今朝の天気予報ではアルプスでは雪ざます。
ココんちあたりも昨日から強風雨の中にあり、きょうは気紛れに日が射してもすぐに風雨が始まるという繰り返しで、4月最後の一日だというのに暖房を入れているのです。

木々の新芽もこの戻り寒のせいでクタっと萎えてしまいました。かわいそうです。
とは言え、町を歩けば、こんな花も。
b0070127_17225822.jpg
 glycine です。

咲き乱れる藤を仰ぐと、子供の頃通った幼稚園のお砂場の上の藤棚をまず思い出します。そして、フランス各地で藤の開花に遅れること数週間で美しく咲く藤にそっくりのキングサリという黄色い花を思い出します。キングサリが咲けば、フランスは一年で最も花咲き乱れる季節に入ります。

さて、こんにちで4月も終わり、明日から5月。
フランスの明日は国定祝祭日ですが、なんと明日は稀なる「祭日のお重」でございます。というのも、毎年5月1日は「 Fête du Travail フェット・デュ・トラヴァイユ、=労働の祝日」ですが、今年の場合、国定移動祝祭日である「Ascension アサンシオン、=キリスト昇天祭」が同じく明日5月1日なのです。お仕事に例えるなら「ダブル・ブッキング」です。移動祝祭日とは言え、アサンシオンの祝日は復活祭から40日目で必ず木曜日になります。今年は固定祝祭日である5月1日も木曜日なので鉢合わせてしまったのです。
例年ならばフランスの5月は1日、8日のVictoire 1945、ヴぃくろわある1945、=第二次大戦終戦記念日が固定祝祭日で、たいていアサンシオンとその10日後のPentecôte、パントゥコット、=聖霊降臨祭翌日の月曜日が移動祝祭日になります ただし、パントゥコットは6月になる年も数年おきに来ますが

今年は二つの祝祭日が重なる大当たりの年です。いや、労働者にとっては一日休日が減るという ハズレ年 になります。もちろん明日5月1日は毎年恒例の各労働組合による大デモ行進が行われますが、今年だけは午前11時にもなればうるさ過ぎるほどの鐘の音があちらこちらから共和国の空を覆うことになります。

フランス生活文化好き、かつ、ガイジンの私にとって今年の5月1日は、こんな年(↓)
b0070127_1841898.jpg
13 e centenaire du Mont-Saint-Michel


b0070127_18554589.jpgフランス共和国の右袖肩上、つまりブルターニュの付け根上にあるモン・サン・ミシェル大修道院が創立されてから明日5月1日で13回目の100年祭を迎えるのだそうです。1300年も前に最初の礎が置かれたのですね。上の写真は私が2000年8月に行った時のものですが、当時は完全に世俗化された観光地でしたが、現在はFraternités de Jérusalem エルサレム博愛会という修道会が(半)観想修道生活を再開し、明日は午前11時半から23(=André Vingt trois)枢機卿による荘厳ミサ があげられるそうです。モン・サン・ミシェルでは長い歴史の中で盛者必衰どころか盛者が衰えたものの復活しちゃった理を表した感もありますが、エルサレム会のすんばらしすぎる歌唱に興味ある方はどうぞおみ足運んでくださいませね。
...って、ドエりゃあ遠いよね、あそこ。(-。-) ボソッ
フランスは木曜日が休日になると金曜日を休日にする Pont, ポン、=橋 という身勝手な習慣がありますが、どうぞみんなたちも充実の黄金週間をお過ごしくださいませ。

le 30 avril 2008, Robert
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-30 18:59 | 『春』 Rien de special | Comments(2)
J'ai mangé les pizzas ”nationalistes”.
この度、フランス国粋主義的ピッザなるものを食べました。
b0070127_22511719.jpg
中サイズならばどのトッピングを選んでも2枚で17ユーロです。

なぜ国粋主義的ピッザ la pizza nationaliste なのかというと、
b0070127_22554325.jpg
例えばこちら(↑)はビフテキとロックフォールチーズのピッザです。フライドポテト pommes frites まで乗っています。ステックフリット(ビフテキのフライドポテト添え Steak frites)にロックフォールチーズソース、ああ、なんて美味しいンでしょう。胡椒ソースも美味よね。

そして、続く二枚目。こちら(↓)は、
b0070127_2259433.jpg
フォワグラと鴨ささみとセップ茸のピッザ

でございますですよ。これまでいろいろなピッザをこの共和国内で食べてきたつもりでしたけれど、フォワグラやら鴨肉が乗ったピッザといふものを初めていただきました。この二枚ともトマトソースが使われていません。これらのトッピングはこのお店の個性といえば個性だと思います。そういえば日本國ではマヨネーズが乗ったピッザがありますが、こちらではマヨネーズが乗ったピッザはまだ見ていません。世界の美味が集う花の都ならばあるのかしら?

あのお店 の斜め前がこのお店なんですけれど、私において、ピザ生地はあのお店の大勝利です。トッピングは鴨肉が新しい世界を作ってくれたような気がします。このおフランスびと好みのトッピングが特長のお店には山羊チーズといちじくが乗ったピッザなるものがありますので、次回はこれを食べてみたひ・・・・ココんちのフランスびと♂は「いちじくが乗ったピザ」と聞いただけで「食わず嫌い王」と化しておりますけれど。

le 27 avril 2008, Amédée

とっころで、ご存知の方、教えてください。
フランス語だとピッザ pizza の複数形は pizzas となります。女性形だけど語尾は-esではにゃく s のみです。イタリア語だと複数は女性形なので pizze ですか? 二枚のピッザは due pizze ? まっさか pizzi ではないですよね????

[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-27 23:18 | The ou Cafe? | Comments(10)
うぃいいいい、うぃいいいいい Ouiiiiiii, Wiiiiiiiii
遅らばせながら、フランスではこんにち4月25日が発売日だったのです。
b0070127_2543275.jpg
Wii Fit


恥ずかしながら、買ってしまいましたねー。
インストールというか使えるようになるまでで、心身共に疲れ果ててしまいましたけれど、
コーチは美男子を迷わず選択。そこに愛がなければこの選択は当然でありませう。
初日測定結果は途中にP音を入れたとしてもとても他人さまに話せるような内容ではありませんが、窓ガラスをすっかり覆うカーテンもこんにち新調しましたので、しばらくは飽きるまで楽しめそうです。(なんのこっちゃか)

Wii Fit はもちろん楽しいですが、Wii Sport のテニスとゴルフが面白いですね。
テニスは今のところ連勝中。ふっふっふ。

le 25 avril 2008, Marc

ヽ(`Д´)ノ 昨晩の「サルちゃん80分一本勝負」
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-25 23:50 | 『いいね。』 Chouette! | Comments(6)
火炙られて、身を屈めたままの鶏  La France s’incline devant Pékin
相変わらず、フランスの鶏 Le Coq gaulois は中國サマに火炙られておりますね。
b0070127_18372781.jpg
確かに、中國には名物料理・北京鴨がございますので、鶏を炙るのも得意技ですね。「ドメスティックな鴨」と「ホトケの鶏」とは偶然が生み出した御題だなあ。___φ( ̄^ ̄ )

全国紙おリベラシオンさまの記事タイトルにこんなのがありました。
La France s’incline devant Pékin
ら・ふぉんす・さんすくりん・どぅヴぁん・ぺかん。
というのは、どういうことかと言うと、
b0070127_1855270.jpg
↑ こーゆーこと ↑
Photo par AFP

フランス語がわからなくても一目でわかりますね。ああ、フランス共和国においては写真においても風刺画においてもヨソの国の「聖女」(金晶 Jin Jing サマとおっしゃるとか)をこうして掲載できます。国境を越えて万民にわかりやすいですこと。
動詞 incliner のみなら「頭を下げる」、「首を傾げる」というような意味なんですけれど、これにse(s' )とdevantが前後に付くと「屈服する」、「従属する」という意味を含みます。つまり「フランスは北京に屈服する」と訳されちゃってもしょーがないかな。だって 頬にキスして♪ ぢゃなくて、手の甲にキスです。神聖皇帝サルコぢが教皇さまの指輪に接吻したっけか?しとらんよ。なのに、サルコぢの遣中華使にはその行為を聖女ぢんぢんサマにするよう命じたわけだ。流石、サルコぢ、「La Conscience de la France フランスの良心」と各全国紙に命名されただけあります。なんでも遣中華使のダンチョであるラファラン氏と面談した直後、中國さまのスポークスマンはこうおっしゃったそうです。
"Il est gentil, son message est positif... "
彼は優しく、彼のメサージュはポヂティヴだ。
出たよ、19日の中國人留学生デモで聞こえたキーワード Positif ポヂティヴ ぐゎ。この一語で世界中に散らばる国家派遣中國びとの脳みそにスイッチが入って中身を確認せずにフランス(政府、=La France)は受付、中國に歯向かうフランスびと(=les français)には目には目を、歯には歯を、になるのだよ。

この件で共和国内で問題になっているのはサルコぢの意向と民意が真っ向から対立していることにあって、このままで行くと民意の筆頭代弁者は花の都はおパリ市長のベルトラン・ドゥラノエ Bertrand Delanoë 氏になるでしょう。
b0070127_1911590.jpg
Photo par RICHARD VIALERON/LE FIGARO


4月21日、パリ市議会でダライ・ラマ14世 Dalaï Lama XIV をパリ名誉市民とする市長提案についての投票が行われましたけれど、裏サルコぢ上皇が居座るUMPも、フランス共産党(PCF)も最初から棄権、投票は緑の党とフランス社会党(PS)だけで行われました。ドゥラノエ氏が推挙するという噂が流れた時点で、中國政府は各方面に賛成票に投票してくれるなと水面下で動いたにも関わらず、賛成60票、反対2票であっさり通過してしまいました。反対の2票は中華人民共和國から移住した人々の大居住区を抱えるパリ三区と四区のシチョさんだったそう。区民の意向を中央(=パリ市)に代表して伝えるのが区長の役目でしょうから、たとえお二人が社会党員でもドゥラノエさまの意向に「Oui, monsieur うぃーい、むっしゅう」と言えなかったのもロジックでありましょう。ドゥラノエさまがダライ・ラマ師をパリ名誉市民に推挙したことで「フランス政府への挑発行為」とも言われていますが、ドゥラノエさま曰く、2003年に既にダライ・ラマ師と友好状態にあり以前から考えていたことらしいです。

この投票の翌日夕刻、国営放送France 5 の生討論番組 C dans l'air の御題は
JO : Delanoë ranime la flamme
オリンピック: ドゥラノエは消えかかった聖火をかき立てる
です。タイトルは文学的深読みをお勧めします。(^_^) 番組には今では共和国に住む誰もが「またこいつか」とうっかり思ってしまうほど有名になったいつもの「サルコに愛されるおよばれ特派員 from 上海」ツェン・ルオラン Ruolin Zheng ちゃん(写真)が登場です。

b0070127_20395243.jpg「フランスは中國と等しく、完全政教分離、真の人権国家であり、フランスは中國が見習うべき鑑でもあるのに、今回、フランス国民の一部がこのような行動に出たことは誠に遺憾であります。」
だって。
流石、特派員だ、うまいね、このぉ(グリグリ)ヾ(`◇´)
ところで、あの英語で叫んでいたチベット支持者 pro-Tibet はフランス人なのだろうか?


この討論番組の中でこんな会話がありました。
Christophe Barbier : フランス在住の中國人は不平不満を自由にデモで表現することができますが、中華人民共和国内在住のフランス人が中國人による不買運動もろもろについての異論をあなたの国でデモの形で表現できますか?
Ruolin Zheng : 私たちはサルコぢ大統領を喜んで迎えているではありませんか!(返事になっとらん・どぅらのえ)
あなたは私の国がオリンピック開催にあたって何人の報道特派員をビザなしで迎え入れているかご存知ですか!?
Christophe Barbier :  です。

Ruolin Zheng      :  です。
その差、18,000人
どちらの言い分が本当かよーく考えてみよう。(欽也&ナオコ)

なんつーか、自分で考えずに国の意向を上手にしゃべくる国家派遣中國人は共和国内にどれほどいるのでしょうか。昨晩、France 3 の生討論番組 Ce soir et Jamais! の御題も「Débat sur le Tibet チベット関連討論」で中國人もチベット人も登場しての激論でしたが、ビデオを見ればおわかりのとおり、紹介されるなり例の「一見日の丸T-シャツ」を広げる中國人留学生のおねいさん。この女性、Jieni Fu さんとおっしゃって先の土曜日にパリで行われた大規模デモの主催者です。ビデオの30分目頃から討論が始まりますが、なんだかなー、このおねいさん。およばれ特派員さんと同じで返答が的外れです。あらかぢめ脳内インプットしたKWとビンゴすると饒舌になるんだなあ。五星紅旗は「愛国主義のシンボル」なんですって。ε= (´∞` ) bof...チベット国旗を見つけたら残らず奪い取るように中國政府がフランスにごり押ししたのはなぜだ?第三国で愛国主義を主張するなら双方とも平等ぢゃないか。この番組内で留学生のおねいさんに3月15日付のチベット動乱に関するフランス側報道と中國側報道のビデオを見てもらってますが、おねいさんの感想がフランス側報道が2~3分なのに中國側の報道を30秒しか流さないのは「おかしい」。いや、おかしいンぢゃなくてオタクの国が30秒しかチベット動乱について流してくれないンですよ。それともフランス側の報道を中國にあわせて縮めろとでもおっしゃりたいのか?

次期フランス共和国大統領選まで3年強ですが、ドゥラノエ氏が共和国民のハツをがっちり掴むには今が良いのか、それともまだ早いのかどうか。一方、現在「死に体」状態の大統領ちゃんの今宵ですが、20時15分より「神聖皇帝サルコぢサマ80分一本勝負」インタビュウ番組が生中継されます。20時15分以降はTF1でもFrance 2でも同じ番組しか流れません。日本時間ですと25日午前3時15分からになりますが、こちら(↓)で生中継をご覧になれるかもしれません。
France 2 版 : http://video-direct.francetvod.fr/player.php?id=198
TF1/LCI 版 : http://tf1.lci.fr/infos/mediacast/directs/
この生中継を見ない共和国民はいるのでしょうか?
私はガイジンだけど見るつもりです。単にサルコぢが80分間ぢっとしていられるかどうか確かめるだけですけれど。( ̄人 ̄)

le 24 avril 2008, Fidèles
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-24 18:20 | どろりんぴっく2008北京 | Comments(8)
Ça va pas la tête ? 頭、おかしいンぢゃないの?
こういうのを「余計なお世話」と言うのです。
b0070127_1558921.jpg
@ une manifestation anti-française le 19 avril 2008 à Pékin Photo par AFP
2008年4月19日北京で行われた「フランス人への抗議デモ」
b0070127_2213418.jpg
Reuter 版でだうぞ(↑) Manifestation anti-française de Chinois en Chine, à Wuhan

さて、旗の文字に目を向けてみましょう。
ヂャンヌ・ダルクは売春婦で、
ナポレオンは変態、
フランスはナチスですか。

コルシカに自由を。  ε= (´∞` )
そう思うなら、あなたがた。コルシカに行って自爆テロってください。
コルシカ独立を願う人の中にはコルシカ在住の別の血統の人々を激しく差区別しているではありませんか。
( ̄ε ̄)b  あ、だから中國人留学生はコルシカ贔屓なんだ...。
ろじっく、ろじっく ♪~ ♪♪\(^ω^\)( /^ω^)/♪♪

それにしても、フランスでは中國サマの願いどおり、警官隊がチベット旗を時には暴力的に奪い取って、丸めてポイして差し上げましたけれど、中國内ではこういう欧州内ならタブーの語がちりばめられた改造国旗を警官隊が奪い取ってもくださらないのでしょうか?

同じく中國でのデモでは上の旗にも明記されている「Jeanne d’Arc est une prostituée ヂャンヌ・ダルクは売春婦だ」という叫び文句がよく聞こえてきたそうで。誰が腹立ち紛れたか存じませんが、個人の妄想による根拠のない歴史捏造公開も甚だしいざます。極右政党FNの党首ヂャン・マリ・ル・ペン Jean-Marie Le Pen がヂャンヌ・ダルクを敬愛しているからのイヤミ発言とも流れていますが、そりゃ、ル・ペンよりこんなところにいきなり担ぎ出されたヂャンヌ・ダルクが迷惑ってもんよ。彼女は極右に担がれているコトだって迷惑しているかもしれないもの。cf. Jeanne, mon amour  ヂャンヌが好き。  ←クリックしてご覧くださいませ。このヂャンヌの姿をご覧になって誰が「売春婦」を連想します?

中國内のデモについて動く証拠はこちら(↓)。国営放送France 3 のニュウスで流れた中國内での「(中國を支持しない)フランス人に抗議するデモですね。
Manifestation anti-francaise en Chine
http://www.dailymotion.com/video/x54xcx_manifestation-antifrancaise-en-chin_news
19日土曜日は花の都おパリにおいても共和国内各地から中國人留学生が終結してLa manifestation anti-française (中國に賛同してくれないフランスびとに抗議するデモ)が行われました。彼らが着ているお揃いのT-shirt がなぜか日章旗のように見えたりして、別ベクトルから爆笑ですが、流石、中國サマ。不眠不休でおねいさんたちが踏み踏みして作ってくださったお揃いTシャツなんでしょうね。
b0070127_16564412.jpg
Photo par Xinhua

日本國では中國内のデモが許可制であると伝えられていますが、フランスでは中國内でのデモは禁じられていると報道されていますので、昨日のパリでのガイジンによるデモを見たココんちのフランスびと♂などは「フランスは優しい。デモができない国のヒトのデモまで認めている」とつぶやいたりしています。

昨日のデモの様子でこちとらヴぃっくりしたことが、参加者が大きな声で「ネガティヴは見るな、ポジティヴだけを見ろ!」とフランスびとに勧めたことです。おかしいですよね。ポジティヴの中身とネガティヴの中身を彼らは確認していません。確かに「北京オリンピック開催」はポジティヴであり、「北京オリンピック開催反対」はネガティヴでしょうけれど。なぜ反対されているのか、彼らは知らなくていいと言っているのです。そもそもフランスに長期滞在できる彼らは本国でもポジティヴでしょ?選ばれた中國人ではありませんか?あんたら、国内のネガティヴ同胞を見ないのね?と問いかけたら、「Human Rights 人権」という言葉が耳に入った途端、無反応になるのと同じ反応を示しかねません。
フランスという国はポジティヴにはネガティヴがあり、それを両方考察して真が得られる、という教育を小一の子供から読み、書き、討論とあらゆる形で徹底的に教え込んでいます。ですから、ポジティヴだけしか見ないのであれば、真には至りませんがな。中國びとヒト括りと異なり、フランスびとは自分で考察して見出した答えでチベットびとにつくか、中國びとにつくか決めています。その理由づけも各自、千差万別です。
なんつうか思考回路が抜本から違うンだな。
フランスでいくら騒がれても、相手にならんよ。
キミガタがこうして異国でデモができるのも、ヒトの権利を尊重しているからです。忘れてくれるな。
それに、別に中國内で仏系企業の商売が上手く行かなくなっても、サルちゃんと彼に選ばれた「愛されるお友達たち」の懐に入るお小遣いの額が変わるだけで、共和国内に住む人々の生活は昨年5月以降あいもかわらず窮屈なだけですもん。

le 20 avril 2008, Odette
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-20 17:27 | どろりんぴっく2008北京 | Comments(23)
あなた、どこの誰? D'où venez-vous? Where do you come from? 
4月12日から5月5日まで、共和国内はABCの3ゾーンで2週間ずつに分け、春休みに入っています。花の都おパリとその周辺のお子たちはこんにち19日から春休みが始まります。
この一か月、フランス国内で話題になったのは共和国内各地で催された中高生による、教育制度改正反対デモでした。
b0070127_2010230.jpg
2008年4月15日パリ市内の中高生デモ Photo par TF1/LCI

この一か月、私の小耳に挟んだ教育改革は、高校の修業年数を目的の違いなく3年に統一すること(現在は2年制高校が存在)、もうひとつは9月の新年度から教員数を削減することです。政府側の話では生徒数が減少した故、教員11,200人(このうち8,830人が中高教員)を削減するという計画です。ま、これにご不満な中高生がデモという形で意思表示をしたのですね。フランス共和国においてデモを行うのは共和国民に平らに等しく与えられた権利ですので、事前に開催日や規模などを地元警察に申請すればデモれます。こんにちまでの3週間でニュウスになるほどの中高生による大規模デモが行われたのは6回になります。共和国内の主だった高校生組合によりますと l'Union nationale lycéenne (UNL)の発表では40,000人が参加、la Fédération indépendante et démocratique lycéenne (FIDL) では50,000人が参加したと発表しています(ただし、これらの数字に対し警察は13,000人規模であったと発表)。

フランス政府が発表した改正案を知ったことで、フランスに納税しており、フランスの恩恵を受けている者が喜怒哀楽をデモにして手続やら段取りを踏んで表現するというのは共和国内の誰もが納得することです。循環ロジックになっております。

ですがね、先日のアノ話。

そう、パリ市内で行われた聖火リレーです。2週間近く経った今でも相変わらず尾を引いたままで、中國ではパリでの聖火リレーが上手く行かなかったのはフランスの責任という理由でフランス系庶民向け百貨店6店舗での不買運動が始まったとか。
b0070127_20235587.jpg
中國国内でのフランス批判デモ Photo par AFP

19日お昼のニュウスでも中國国内のインターネット利用者による不買運動街頭抗議行動の様子が流れました。なぜまたネット利用者とアピールせねばならんのでせうかね。おフランスのナレーターが中國では国民によるデモが認められていないのに、こうしてデモができるということはどういうことなのか考えて欲しいと言っていました。
¢( ・_・) ハテ?

.......しばし。


( ̄口 ̄;)!! あ、政府がさせてるデモってことね? 

ε= (´∞` ) アホクサ。註:日本の新聞では中国内のデモは許可制と書かれていたりします。
しかも、胡錦濤さまは2005年4月の反日デモ同様、無秩序な破壊につながる大規模デモを全力で封じ込めるとおっしゃっているとか。そんなことをおっしゃりながら、フランス大使館前に、「チベットは中国のもの」と中国語、フランス語で書かれたステッカーを貼った車両約15台が通り、沿道の窓からは五星紅旗が振られて国歌斉唱。主張させてから抑えるってか。そこまでのシナリオができているのかもね。出演料はいくらなんだろう。ε= (´∞` ) ぼふぼふ。

そもそも4月7日、花の都はおパリで聖火リレーの沿道を陣取っていたみんなたちですが、
b0070127_20284360.jpg
このヒトたち、どこから来て、どこに消えたンでしょうか?
写真ぢゃわかりませんね。
今一度、ビデオで見てみます?
La flamme olympique fortement chahutée à Paris par TF1
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3809774,00-flamme-olympique-fortement-chahutee-paris-.html

Les militants pro-Tibet s'invitent sur le parcours de la flamme par TF1
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3809782,00-militants-pro-tibet-invitent-sur-parcours-flamme-.html
ココはフランスなのに、なんで目に入るものも耳に聞こえてくるものも英語なんでしょね?
で、この警察に引き摺られつつ咄嗟の判断で英語をしゃべる人たちがデモに参加できるよう役所の手続したのは誰なんでしょね? 
ちなみに上のビデオ二本目のタイトル"Les militants pro-Tibet s'invitent sur le parcours de la flamme" を訳せば、「聖火リレーの沿道に呼ばれないのに押しかけるチベット贔屓の闘士(活動家)たち」となります。お呼びでないのか。こりゃまた失礼しました。

しかも、聖火がフランスを去ると同時に、英語をしゃべる彼らも消えちゃったぢゃないの?

フランス語を話す連中だって怪しいもんです。
中國内の大学でフランス語を専攻するおにいさんもおねいさんもさぞかし楽しい修学旅行だったでしょう。フランス語が流暢な中國の方々も使命を果たしたことで、共和国内のそれぞれの持ち場に戻ったようです。お疲れさまですよね、サルコぢがご贔屓の中國サマと技術&商業提携している各企業に、中国語が堪能ということで在仏中國人留学生がそのまま就職し、こんな自分をフランスに行けるように、長期間住めるようにしてくださった「愛する本国」から出張の命令連絡があれば喜んで馳せ参じるんですもん。cf. やっと来れたので帰らない中國姐たち

長野での聖火リレーは1週間後、26日です。

全国の中国留学生、長野に集結計画 聖火リレー応援で
2008年04月18日18時44分

 長野市で26日にある北京五輪の聖火リレーに、日本全国から大勢の中国人留学生らが応援に駆けつける計画を立てている。全日本中国留学生学友会などの呼びかけで、すでに500~600人が参加を申し込んでいるという。
 同会によると、参加するのは全国の100前後の大学の中国人留学生やOB・OGらで、最終的には約2千人の参加を見込んでいる。東京など首都圏からはバスを借り切って長野に向かい、日中の国旗や五輪の旗を振って聖火リレーを沿道から応援するという。
 同会の李光哲会長(36)は「五輪の平和の理念を広め、中日の友好を促進するための活動」と強調。反対派などと衝突しても暴力は避け、「日本の警察当局にゆだねる」と述べた。
 一方、別の在日中国人の団体も大阪、京都、広島などから長野に向かう計画を進めており、千人以上が参加する予定という。


http://www.asahi.com/national/update/0418/OSK200804180058.html



どっかで既に繰り広げられた事実と似て遠からぢなお話ですけれど、愛国心の大波が長野に押し寄せることになるのでしょうか。英語が上手なプロちゃんも日本ならば日本語で叫ぶのかなあ。フランスぢゃバレちゃったもんね。こちとら、デモ慣れしてんだよっっ。ヾ(`◇´)
日本國内とは言え、治外法権下での主催国の好き嫌いに日本人が精一杯気を使った聖火リレーになるかもしれません。中國に関わる皆さま方に日本國でのショウに満足していただけたら、現在フランスがされているようなことを中國内で日本國(関連企業、役所)がされることはないでせう。国境も時空も超えてピョンピョンお気軽に飛んで騒いでいることだけが現代を感じる話です。中國内?暗黒の中世時代のようなもんだーね。

le 19 avril 2008, Emma

【ついでに】 国営放送France 5 で繰り返し放映されている Pekin 2008, Double jeux というスイスメイドのドキュメンタリーですが、中國内での北京オリンピック関連報道規制の様子の隠し撮りなのですよ。抜粋版ですが、コチラ。面白いですよ。どうも”Human Rights”というKWで難聴になるみたいです。どはははは。ご笑覧くださいませ。
http://www.dailymotion.com/video/x4v3hu_doubles-jeux-extrait_news
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-19 21:44 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(8)
21世紀から8年経っても、公私混同。
先日、ココんちに日仏夫婦が来ました。
双方の留学先であるエイメリカで出会い、恋に落ち、子供を産み、フランスに戻ってきた二人であります。英語学を主に言語&音声学の片割れとこんぴーた関係の専門家であるもう片方です。こんな田舎にそんなのがいるのか!? いたりするのがフランスです。都会に住めない、住みたくないフランスびとって多いのです。「なぜ田舎がいいの?」と質問したところで「それはフランスが美しいからさ」と返答してきます。

昨年末からどうもココんちのこんぴーたの調子が心身共に悪いのです。こんぴーたの「身」は箱でありますが、どうも箱の中身に納まっているハツ(心)もよろしくない。画面に変な情報ばかり紹介してきやがったりします。しかも私が専門としていることでも画面から提供される情報で脳内便秘状態になっていたので、ここぞとばかりにこの夫婦にずずずいーっと話してみました。話してみるものですね。私にとって難しいことも、彼らにとっては取るに足りないことなのです。ココんちのこんぴーたの前でお二人がかわりばんこにピコチコいぢられて、こんぴーたの問題も、私がわからなかったことも画面の向こうに叩きつけていました。「ま、2、3日様子を見ることです。相手の反応を待ちましょう」と医者のようなことを言って彼らは帰って行きました。相手の反応次第で次の対応をするそうです。
先生、ありがとうございました。
わからないことは知ったかぶりしないで師と仰ぐ、先輩と慕う人に話せば済むことですね。ああ、すっきり。そこに愛があれば必ずや力になってくれるものです。今日、まい・こんぴーたの画面が反応を知らせてきましたが、どうも先生の投薬は効き目がなかったようです。また先生に荒い治療してもらわねばなりません。敵は毒。根こそぎ溶かすのがいいような気もいたします。

そんな治療をまい・こんぴーたにお二人で行っている間に、我らが地元の話題になりました。

私が一か月ほど日本にいた間に共和国内で統一地方選挙が行われました。3月9日だったと思います。私は選挙権を持たないガイジンですし、ココ新天地はフランス社会党が絶対の地盤で無敵ということもあり興味がありませんでしたが、どうも市長が代わり、前市長と同じフランス社会党(PS)党員の女性議員が新市長となったそうです。前市長は選挙直前にいきなり社会党から推薦を断られたんだって。...知らなかったねー。ココんちの夫Pからメールで「選挙はくだらなかった。ぼふ。」と報告があり、母のことで精一杯だった私は彼に突っ込みも入れないまま忘れ去っていたのです。(●`皿´ ●#) キィーッ 何で教えてくれなかったのよっ!と叫んでみたところ、「ほら、大統領選の時だったかウチの呼び鈴を鳴らしてビラを置いていったマダムが市長になったんだよ」とポツリ。ええ、あの人があ?

で、雑談。
今週になって、この女性新市長が突然、町外れに建設中の市営サッカー場の工事を中止すると発表したのです。理由は お金がない。
そうだと思います。というのは、このサッカー場はもし2012年にパリ・オリンピックが実現したら予選会場のひとつとして使用される予定でした。ところが、パリは落選し、ロンドンがオリンピック開催地となりました。だから期待していた予算が入らなくなってしまったのでしょう。こんな小都市ではその埋め合わせは難しいです。それも世界中で注目されるようなフランス一部リーグを抱える都市ならともかく、なんだかヨレヨレのひなびたしょぼしょぼサッカーチームですし、そのチームを養っているのだって市なんですからして。

ところが、話はまだありました。そのヨレしょぼサッカーチームのホームグラウンドにはある人物の名前が掲げられていますが、この新市長さんと同じ苗字なのです。そう、二人は親子。彼女のパパもかつてこの市の市長であったので名前がサッカー場に冠されたのです。
( ̄ε ̄)b  はっはーん。そういうことかあ。
どういうことかというと、建設予定の新スタヂアムには新しい名称があり、市長の父親の名前が冠されるわけではありません。新しいスタヂアムの建設は前市長から引き継がれた借金事業であり、ここらで一発、お金がかかる引継ぎは早期切捨てにして市民にまわすわよ!と宣言した方が投票時の人気を一日でも長く維持できるし、なんてったって愛するパパの名前がついた現在のスタヂアムが使用され続ければパパは市民に愛される日向のパパのままであります。娘としては市長になる前からスタヂアム建設は面白くなかったわけだ。


しらーーーーーーー。


こういう話、私は苦手です。20世紀に飛鳥時代な政治屋だったマルコスで十分。ところが、意外にもフランスびとというのはこの手の人情話にウルウルしたりします。「市長はパパ思いなのねー」。十戒に「父母を敬えってあるもんね」。それでも頷けねーなー。こんな話、地位を得たがために公私混同しているどっかのサルコぢと同じです。所属政党は違えど、共和国の統領がああだから、ココの市長もこうなのきゃっ?
ココんちは市の最も外環に位置しており、目の前の草原も今週から更に外環を広げるために工事が始まりました。分譲住宅と道路が建設されることになっています。その草原の果てにはスタヂアム建設のために使用されている大クレーンの長い首が見えますし、ココんちのそばに造られる道路はスタヂアムに真直ぐ続く道だという説明も聞いていました。それが新しい市長の一存でドボチョンです。この計画変更は国営放送の地方局ニュウスにしっかり流れました。あの建設途中の状態のまま放置されるのでしょうか。

こんないとも簡単に計画をへし折れるなんて、むっかーし都庁でなかったっけ?
あれは選挙公約だったからよろしなのかしら?
新市長の決断にムッとした私に更にムッとする話を教えてくれたお客さん。
それは今回の統一地方選であのアラン・ジュペ Alain Juppé がまた当選し、ボルドー市長の椅子に座ったこと。ボルドー市民、どうかしていませんか?56,62%で当選とは言え、当選は当選です。横領したおっちゃん以外に誰かいないの?いるよねぇ、フランスの5大都市のひとつでしょう? cf. 誰がジュペを思わざる。ヽ(`Д´)ノ

シラク前大統領の裏献金話も本人の健康状態が理由でモヨモヨのままですし、サルコぢ大統領の御世になって11か月、どうもフランスが歴史を逆行しているように思えてなりません。あの日、チューしていたサルコぢとセシリアちゃんも今は新しい伴侶と新しい生活に入っているのにね。私たちはこの国のエラい人たちの私事都合で好き勝手にこねくり回されています。
ほんと、日毎、住みにくくなっています。
この頃は「サルコぢ」と誰かが言えば「あの嘘つき」と返答する会話をよく耳にします。彼の人気は尽きても任期は残り4年です。強い対抗馬が出ないままのボルドーみたいなことになりませんように。

le 18 avril 2008, Parfait
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-18 04:55 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(2)
混沌にまみれたまま、悪夢が続くよ、いつまでも。
花の都はおパリでの聖火リレー開催から一週間を過ぎ、聖火はヨソの大陸に移動したにもかかわらず、フランスではまだあの日の話題で盛り上がっていたりします。
b0070127_4535958.jpg
『パリ市は世界のどこであっても人権を守ります。』
聖火リレーの日@パリ市庁舎。


щ(゚Д゚)щ かっちょええ、べるとらん・どぅらのえぇええ!
現パリ市長であるベルトラン・ドゥラノエ Bertrand Delanoë 氏はフランス社会党(PS)党員ですが、本当なら聖火がパリ市庁舎前を通過する際に予定していた余興も中止して、この声明文を掲げました。社会共産主義vs.民主主義という構図においては単純にヒダリなら中國贔屓 Pro-Chine の反チベット Anti-Tibet だろ?と考えてしまいがちですが、ちょっと調べてみたところ、例えばフランス共産党(PCF)は中國贔屓 Pro-Chine、トロツキスト政党の LCR はチベット市民を最後の最後まで贔屓すること Pro-tibetains を公式表明しています。ミギよりヒダリのヴァリエイシャンがはるかに極彩色のフランスの場合、おヒダリでも必ずしも団結一致で中國サマにハハハーというわけではなさそうです。

ほんぢゃ、サルちゃんところはどうなの?となりますが、現在、神聖皇帝サルコぢ一世であらせられるサルちゃんは既に昨年11月の訪中時に「中國は単一である」と表明して、北京オリンピック開会式の指定席券を胡錦濤サマから直々にいただいてウッキッキという共和国民なら誰もが知ってる中國贔屓 Pro-Chine であります。が、皇帝になってもサルちゃんが上皇状態で居座り続けている中道右派政党のUMP 議員たちは完全二分しています。
こちら(↓)、チベット贔屓を表明した議員ズのニュウスビデオ。
JO Pékin 2008 : Les députés pro-Tibet donnent de la voix
フランスのテレビ番組ですが、日本のようなバラエティ番組がない代わりに毎日、数本の生討論番組(デバ débat と呼ばれます)が放映されます。この一週間は聖火リレーの話題がどこでも取り上げられていましたが、日曜お昼過ぎのこの番組のデバが面白かった~。
France 5 "Revu et Corrigé"
Flamme olympique : haro sur les Chinois !
討論途中で流れる当日のとてもヴィオロンス violence な様子に目がクギ付けです。このパリ在住の中國人特派員はこの一週間、各局のデバで何度も見ました。生きるプロバガンダ戦車であります。彼の脳みそが丁寧によく洗われているのがこのビデオの中でも顕著です。

この番組の中でも取り上げられている「フランスでの悪夢」ですが、それは聖火リレーの護衛に参加した警察官が明らかにPro-Chine/Anti-Tibet (親中/反チベット)を態度で示していたことです。
b0070127_5563349.jpg
Les policiers emmènent un manifestant anti-Chine et pro-Tibet, qui porte un drapeau tibétain, alors qu'il tentait d'interrompre la parade de la flamme olympique, peu après le départ de la tour Eiffel. 聖火リレーを阻もうと聖火がエッフェル塔を出てまもなく、警官たちに連行されたチベット国旗を手にした「反中國・親チベット」デモの参加者。Photo @ Nouvel Obs.com

フランス共和国の警官や憲兵隊、消防隊員に与えられた「聖火の安全を守る」使命はガイジンの私にだって理解できますが、なぜフランスの警官たちはPro-Tibet のみんなたちが掲げるチベット国旗だけを力ずくで取り上げることを最初から最後まで止めなかったのでしょうか?ここはフランスですよ。中國でもチベットでもありません。フランスは第三国なんだから双方の支持者が半々に存在するのが自然です。が、内務省は警官にチベット国旗を沿道に見せないようにすることだけを命じたことになります。警官は誰ひとり、中國国旗(五星紅旗)を奪い取りもしませんでした。
これ、おかしいよね?
と、この疑問が討論番組で繰り返し流れているのです。上の討論番組ビデオで中國内の報道番組の様子も流れていますが、沿道はちびっとも映さず、翌日の新聞は「パリでの成功」だけを報じたのです。

確かに共和国内務省は現在の内務大臣がミシェル・アイヨ・マリ Michelle Aillot-Marie 女史であっても、かつて現皇帝サルコぢがかなり長い間内務大臣職に居座ったので(彼は首相の座を断っても内務大臣であり続けた)、内務省管轄である警察がサルコぢに完全掌握されているというのも誰もが知るところでありますが、誰がこんなアンバランスな命令を下したんでしょうか。中國サマにチベット旗奪還を懇願されたという情報もありますけれど、いつからフランスは中國の言いなりになったんだ?中國サマは今回の聖火の守り方次第で「真の中國の友人がわかる」とおっしゃったとか。フランスよ、正義のためには孤独になることもあるんだぞ。ココはフランスなんだからチベットの旗を振ったって
いいぢゃあないか。(-。-) ボソッ

le 15 avril 2008, Paterne
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-15 06:37 | どろりんぴっく2008北京 | Comments(4)
身動き取れない貴方のためにできることは何でもします、喜んで。
フランス共和国首相フランソワ・フィヨン François Fillon 氏が日本時間10日夜来日し、翌日から48時間フル稼働で「フランス商人の頭領」となられているのであります。
こちら(↓)、4月11日夜20時のTF1 ニュウス。
Fillon en visite au Japon
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3817910,00-fillon-visite-japon-.html
海老..ぢゃない団十郎さんやら、常陸宮殿下、天皇皇后両陛下...щ(゚Д゚)щ わぉ、わお。
このニュウス(↑)の最後にも語られていますが、日本はシラクの時代を懐かしんでいる傾向にある、ということがポイントかもしれません。フランスびとのほとんどがシラク前大統領がハンパぢゃない日本贔屓 pro-japon だったことを知っていますが、サルコぢ現大統領がハンパぢゃない中國贔屓 pro-chine であることもよーく知っています。(cf.来仏するには今!この時しかなかった安倍ちゃん。

その上、昨年11月末にサルコぢ閣下はお気に入りと大好きなヒトだけを選んで初のアジア訪問国として中國に。最新型エアバスA380を160機お買い上げ、チーン!原子力開発契約で、チーン!と携帯電話提携でリンリンリリン!と商談を次から次へと大成功させました。(cf. そーいや、サルちゃんは今、どこに?)言っちゃなんだがこの中國サマとの大商談の基礎固めはサルコぢ閣下が大統領になる前から長年の「何かが流れているのに不思議と基礎がぎゅっと固まること」を続けていたからですが、この中國公式訪問以降、ヴェネズエラやらリビア、アラブ連邦との商談にも成功したことで、サルコぢの鼻はますます高くなって、背中は仰け反り、一方で言動に落ち着きがなくなったのであります。

私たちが忘れちゃならないのが、この2007年11月の中國訪問時にサルコぢ閣下が何を公言し、中國のどエラい方々を満悦させたかということです。それは、
中國はひとつ。
¢( ・_・) アレ? 最近よく聞くフレーズでございますわよね。そう、サルコぢ閣下はこの時既に中國サマの御前で「台湾もチベットも中華人民共和國の下«l’unicité»、つまり単一である」とはっきり述べたことで、お手手バンバン叩いて大喜びした胡錦濤国家主席がその場で北京オリンピック開会式にサルコぢ閣下を「招いてあげた」のです。(cf.皇帝サルコぢ一世におかれましては、千里を暴迷走する。

ココまであからさまにやっちゃ、サルコぢ閣下が今更、日本向けに何をやっても中國さまに「私だけを見て~ん。約束でしょ?ウリウリ」と甘い声でたしなめられるだけでございます。しかも、年が明けてから「フランスの良心(フランスで「良心」という単語は=「神」になる。元カトリック長女國ですけん。)」と臣民からあだ名を付けられても、所詮、サルコぢは「ヒト」に過ぎず、この3月のチベット暴動なんて予測もしなければ預言さえもらえなかったのです。こんな想定外なことがオレさまの身に起こっちゃって、世界で一番プンプンなのは中國さま、二番はサルコぢ閣下であります。

てなわけで、中國サマの手前、身動き取れなくなったサルちゃんは筆頭手下のフィヨよんに「僕が中國でできたことを、お前は日本でやってごらん。」と命じたわけです。日本は日本で「今度の大統領さんはシラクはんと違って日本のことなんてどーでもいいんだ(T_T)」とウヂウヂイヂイヂしていたところにフィヨよんの来日です。フィヨよんから「仏製品の日本市場におけるシェアは2%以下に低迷している!貿易環境を整備せいっ!」とガツンと言われても「覚えていてくれてありがとー」な日本國なのかもしれません。いつまでも感動に浸ってないで動きましょう。今回の初来日でフィヨよんはペネロープ夫人(パーカーなしよ)を伴い、EADS(エアバス親会社)、Areva(原子力関連企業、5月に日本原燃と提携建設された六ヶ所村再処理工場の操業が開始)、AXA(大手保険会社)など各最高幹部を商談のため、仏海軍軍人も国際協定提案のために同行いたしました。おそらく東京湾沖合いに仏軍艦2隻が浮かんでおりますよ。何でも国際連合の規定に則った海賊対策としての国際海上憲兵隊を設立したいそうです。щ(゚Д゚)щ 格好いいぢゃーん。こちら(↓)は12日13時からのTF1ニュウス。
Piraterie maritime : Fillon pour une ''force internationale''
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3818005,00-piraterie-maritime-fillon-pour-force-internationale-.html
あらま、すてきな水兵さんですこと・・・。
この2日間の公式日程において、フィヨよんは商談だけでなく日仏交流150周年式典やら今年7月の洞爺湖サミットの下準備まで愛するサルちゃんのためにこなしました(まだ、こなしている最中か)。12日なんて青森県の六ヶ所村にもおみ足運んだらしいよ。
フランスでのニュウス報道を拝見すると、現在、日本国内にエアバス機はほぼないに等しいそうです(シェア4%)。経団連での演説でも最新型エアバスA380型機、A350型機が燃費も良く、必ずや日本國を助ける買い物になるとフィヨよんは述べられていますが、この商談を受けて日本航空がボーイング機からエアバス機に一部切り替えを検討すると示唆したとか。中國サマの160機には至りませんが、ボーイング一筋だった日航が一部でもエアバス機を採用するとボーイング社は大打撃を受けることになるらしいし、日航がこれを決定したら他社の追随もほぼ間違いないそうです。
フィヨよん、やるぢゃーん♪ 
ただ、日曜日に帰国して愛するサルちゃんが自分を認めてくれるかどうかが現在のフィヨよんの心配事なのかもしれません。フィヨよん、お疲れさまでした。Bon dimanche!

le 13 avril 2008, Ida

ちょっと気になったのはこんにち お昼のFrance 3全国版ニュウス です。
CEO という中国製四輪駆動車がフランスで近日中に販売開始されるそうですが、このニュウスによりますと車の値段と質が不一致ではないかとか何とか。___φ( ̄^ ̄ ) マァ、私ハカイマセンケレド。
なんというか思うに、おフランスのマスコミは常に反中國 Anti-chine を貫いていますなあ。特に France Télévisions は強烈に皮肉っぽいというか(民放の雄 TF1 はサルコぢに掌握されていると言う専らの噂)。まあ、国家元首があれだけはっきりとした Pro-chine ですからマスコミによる Anti-chine 警鐘がやかましく鳴らされることで平らに等しい共和国民の思考のバランスが保たれるのかもしれません。

【追 記】 海賊対策のために国際海上憲兵隊を創立する件についてのニュウスはこちらを。
La piraterie maritime, fléau difficile à enrayer
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3818096,00-piraterie-maritime-fleau-difficile-enrayer-.html

[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-13 00:05 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(4)
混沌の中、聖火はゴルゴダの道を走り抜けて行った。
昨日7日は朝から夕方17時35分まで倫敦から届いた聖火を引き継いだ花の都お巴里市内は大変なことになっていました。お昼のニュウスも、13時のニュウスも現場からの生中継で番組の大半を埋めていました。夜19時から、20時からのニュウスもトップは「聖火リレー@パリ」でしたけれど、
ε= (´∞` ) bof ぼふ。
聖火は早朝、儀式をもってエッフェル塔から出発しましたが、エッフェル塔から一直線上にあるトロカデロ広場ではチベット擁護派の集会が厳戒態勢の下で同時開催されました。おフランスにおいて既に彼らはプロ・チベタン pro-tibétains (プロ・チベット市民)と呼ばれているらしいです。一方、エッフェル塔からずっと、聖火の終着点シャルレティ競技場 Stade Charléty に至るまで沿道の選ばれた場所にいらした方々(↓)、
b0070127_170321.jpg
彼らをおフランスではプロ・シノワ pro-chinoisプロ中華市民)と呼ぶそうです

どちらもおフランスでは「プロ扱い」なんですね。アマぢゃない。___φ( ̄^ ̄ )

それにしてもこのマッカッカな方々(手持ちのデジカメまで赤いボディのおねいさんがいましたよ)、どこから集まったんでしょうね?中國から派遣?それとも数年前からフランスを悩ませているバックレ違法滞在者のみんなたちでしょうか?フランスにしてみれば彼らは困り者でも、彼らは母国を出国する前から手厚い保護と保証と見返りと使命を持ってフランスに入国してバックレた方々ですよねぇ。入国した時は「留学生」だったのにいつのまにか「産業スパイ」と化している方も一杯。彼らは昨年5月までハラハラドキドキしながら共和国各地に隠遁していたのに、神聖皇帝サルコぢ一世のおかげで身分は一転優遇状態となり、そしてこの機会にうぢゃうぢゃとパリに母国からの使命を受けて集結ってわけか...。そんな白々しい思いを持っているフランス共和国民は少なくないと思います。

一夜明け、早朝のニュウスでは繰り返し、昨日のパリでの出来事は悪夢 cauchemar だと述べられています。カメラマンの顔面を足蹴りしたプロ市民、逆に警察だか憲兵隊の手で撮影を妨害されたカメラなどなど、フランス国内では包み隠さず放映されているみたいです。あのカメラマン、鼻の骨が折れていないといいですが。
b0070127_17405029.jpg

ロイターから公表されたこの図(↑)を見ても、エッフェル塔を出てまもなくアルマ橋あたりで既に聖火は消されていますし、厳戒態勢のシャンゼリゼあたりは無事通過できても、パリ市役所では歓迎式典が中止され代わりに「パリ市は世界のどこであっても人権を擁護する立場にある」という横断幕が窓から出され聖火を迎えました。パリ市長は社会党員ですが中國贔屓ではないようですね。聖火はノートルダムの前を過ぎ、右岸に入って国会議事堂に至りますが、ここでも複数の議員が抗議をあからさまにしており、この場で聖火はバスの中に閉じ込められ、終点まで移送となりました。

この行事で気になったのが、聖火の保護者とでも言いましょうか。いったい誰なんでしょ?
このReuter 発の写真がわかりやすいかと思いますけれど、
b0070127_17572977.jpg
聖火がバスの中に鎮座している状態です。バスは中國政府が準備したものらしく、フロントガラスから見える白と水色の服を着た方々は中國政府が派遣した「聖火防衛隊」です。彼らは聖火がバスに入れば、自分たちも一緒にバスに乗り込み、聖歌がフランスびとランナーの手に携えられるとそのランナーの両脇を彼らが囲み、その彼らの外をフランスのCRSCompagnie républicaine de sécurité、警視庁機動隊のような組織)、更にその外郭を水色の運動着姿の消防隊員が随走する形でした。中國から派遣された「聖火防衛隊」のみんなたちって実はナニモノ?人民解放軍兵士?
というか、ここはフランスなのにフランスを信じられないから聖火の周りをMade in 中國で固めたのでしょうか?フランスの警察組織やら軍部も馬鹿にされたものだなあ、と正直思いました。この日のために警察、機動隊、憲兵隊、消防隊など約3000人を動員したフランスです。昨晩、France2 の20時のニュウスに登場したベルナール・ラポルト Bernard Laporte 氏(現スポーツ大臣、ラグビーナショナルチームの元監督)の話によれば聖火をバスに納める、路上に出すなど全て中國サマが判断し、おフランスに命じていたとのこと。中國さまにしてみればコミュニスト國でないフランスなんか「根こそぎ信じられない」からこういう手段を選んだと主張なさるのでしょうけれど、昨日、聖火のまわりは「ソコは中國」だったことになります。まるで「動く大使館」だな、治外法権。10日に同じことを次のサン・フランシスコでも実行するのでしょうか。米軍相手に。
まあ、ご覧あそばせ。昨日のパリの様子。
La flamme olympique fortement chahutée à Paris@TF1
http://videos.tf1.fr/infos/media/jt/0,,3809774,00-flamme-olympique-fortement-chahutee-paris-.html
偉そうですね~、中國聖火防衛隊。
このニュウスの中で中國国内でこの事実について最小限にしか報道されていないこと、独善歪曲していることも伝えられています。

私としては昨日7日放映されたC' dans l'air というナマ討論番組の中で、コメンテーターのひとりである上海出身のパリ在住中國人特派員が「中華人民共和国には宗教がない。だから本物のライック(laïque、フランスではこの語で「世俗信者」をさすが、「宗教から独立したヒト」という意もあり、中國が言うライックは後者にあたる)はわれわれ中華人民共和国民なんだ」という断言に虫唾が走りましたけれどね。よく言うよ。脳みそが洗われちゃうとこういう発言するし、こういう人々が皇帝サルコぢの御世になって擁護されているのもおかしいよ。
その番組の様子はこちら(↓)。レポートビデオ共々内容濃いです。
Paris sans flamme
http://www.france5.fr/c-dans-l-air/index-fr.php?page=resume&id_article=2693
中國さまはパリでの聖火リレーは倫敦以上に恥辱だとお話なさっていると漏れ伺いました。
La voix des Sports.com というサイトで昨日の聖火リレーについて"Le chemin de croix de la flamme olympique"、すなわち「聖火の十字架の道行き」というタイトルで記事を掲載したのは言い得てますね。聖火はサン・フランシスコへ。

チベット難民とフランスの関係についてはこの件とはまた別(フランスにおいては今更騒いでいることではない)なので、また今度。

le 8 avril 2008, Constance
[PR]
by ma_cocotte | 2008-04-08 18:33 | どろりんぴっく2008北京 | Comments(18)