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不完全ナマ中継
昨日は午後2時から、ノルマンディ地方はルーアンの司教座聖堂で、7日前の朝、テロリストの蛮行により亡くなったヂャック・アメル Jacques Hamel 司祭の葬儀が執り行われました。



テレビではニュウス専門チャンネルの itele がカトリック専門チャンネルの KTO と連携しての生中継。午後1時半には生中継が開始されていたと思われます。(というのも、私は午後1時半頃、外出先の街頭テレビで生中継をチラっと見たから)

カトリック司祭の葬儀の最後の最後には列席の司祭全員でサルヴェレジィナ Salve, Regina というラテン語聖歌が唄われるのが常なので、昨日の私はそれを楽しみに待っていましたが、残念にも itele も KTO もその歌唱の前で生中継が終了してしまいました。一夜明けて今日の朝になり、こうしてYouTube の KTO で昨日の録画をおさらいしましたが、やはりサルヴェレジィナまでの記録が残っていませんでした。本当に残念。

なぜ生中継が尻切れトンボになってしまったのかと言うと、もちろん葬儀が長引いたことで放映時間制限に引っかかってしまったことと、葬儀ミサの最後に参列者ひとりひとりが聖水をもって棺に向かい十字を切るという儀式があったからだと思います。この儀式はカトリックの葬儀なら必ず行われることで、仏教の葬儀に照らし合わせると焼香が似通っているかもしれません。
昨日のアメル師の葬儀は聖堂内に約1700名の参列者、聖堂の外には雨が降っていたにもかかわらず100名ほどのひとが集まったので、1800名ものひとが最後の聖水の式に参加すると相当の時間になります。昨日の生放送はこの聖水の式の途中で終わってしまいました。

それでも、私個人が興味深く見たことは、この葬儀ミサにはベルナアル・カズヌゥヴ内務大臣とロラン・ファビュビウス前外務大臣が参列していたこと。そして、最後の聖水の式でカズヌゥヴ内務相はカトリック信者と同じく聖水(棒)を持ちアメル師の棺に向かって十字を切りましたが、ロラン・ファビュウスは聖水棒にはまったく触れず、その代わりに棺のそばまで近寄り、数秒、棺に手を乗せたのでした。

へぇえええ。

フリーメーソン会員で知られるカズヌゥヴはこうして聖水をもっての十字を切ることに躊躇いはないけれど、ユダヤんのファビュウスにとっては十字切りにはいくら儀式と割り切っても「できない」何かがあり、ユダヤんがお墓に石を置いたり、手を置いてしばし射祷する行いに倣っているんだな・・・とあたしゃ、妄想しました、まる


le 3 aoùt 2016, Salomé



こんな ↑ 下世話な、誰からもミッションをもらってもなく、老婆心のねぢ曲がった好奇心での感想なんぞは横に置いて、昨日は主司式だったルーアンの大司教様のお説教で「こんなことは二度とあってはならない Plus jamais ça ! 」「悪魔よ、去れ Va-t'en Satan! 」などの語気強い言葉が聖堂の中で響き渡ったことが印象的でした。悪魔の存在はユダヤ教でもイスラームでも信じられているし、今の時代になって実はカトリックが悪魔の恐ろしさについて曖昧に、軽んじている傾向が世間で散見されるので、大司教という長上が「悪魔よ、去れ」という一文を用いたことは今となっては新鮮というか、目からウロコでした。
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by ma_cocotte | 2016-08-03 16:16 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
もし私がイスラムの蛮行について話すのであれば、私はカトリックの蛮行についても話さなければならない
Si je parle de violence islamique, je dois parler de violence catholique

これ↑ は恒例、教皇外遊時の飛行機内での同行ヂャアナリスツとの一問一答のお時間での教皇様のお返事。
教皇様、よくぞおっしゃいました。そのとおり。

一方的に潔癖を主張している団体やヒトくらい信用できないもんってないわ。
気持悪い。
「私は知らない」「私ではない」「私は彼らと一緒ではない。他をあたってくれ」はペトロを最後にしよーよ。

そんなペトロだって「神に赦されている」ところがキリスト教のポイントなンですけれどね。

いずれにせよ、今、こうして生きていて、あらゆる状況において、もしかして自分、愚かだったペトロになっていないかしら?と振り返ることも大切だと思います。

ま、いいや。


le 1er août 2016, Alphonse

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by ma_cocotte | 2016-08-01 17:12 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
こんにち7月29日金曜日は「節制と祈りの一日」
仏蘭西語だと、
une journée de jeûne et de prière vendredi 29 juillet


あらららら。おーらららら。
お昼のニュウスで気づかされた時には焼き鳥を口にくわえていたアタクシ。
がーん。
そうだったのでした。
仏蘭西にもカトリック中央協議会なるものが存在し、そちらのエラい神父様のお名前でフランスと善意ある世界のひとびとにきょう7月29日金曜日一日を先日26日の教会テロを思い、節制と祈りを実行する一日にしようという提案が我々にあったのでした。冒頭の jeûne  という単語が「節制」に当たりますが、これ、病院用語だと断食が適当になります。例えば血液検査などのために前日から jeûne を求められる場合が多く、検査直前の登録で「あなたはjeûneしましたか?昨日の(せめて夕方から)飲みも食べもしていませんね?」と確認されるのが常です。

で、カトリックヲールドでも昔はjeûne と言えば「断食」でしたが、最近は「節制」という表現に変わっています。個人によって断食が難しいのであれば、断食とは別の形で節制を行い、自らに厳しく接することを表しています。

もうお昼を食べちゃった私は何か別の節制を探すことにしましょう。
歌舞音曲を避ける・・・? それぢゃ、甘いか。

そして、きょうのお昼の、フランス国営放送のニュウスを見ていたら、またもカトリックの話題に触れ、26日の教会テロをきっかけにカトリックの聖堂を訪問するひとが増えているのだそうです。きょうは金曜日ということもあり、(ここでは説明を省きますが)初金という名の信心行につながる曜日なので朝ミサをささげている教会が多く、報道でもその様子が映し出されますが、司式する聖職者にしろ、参列している世俗にしろ、26日以降、心に傷が少なからずあり、慟哭の中にいる方が多いらしい。うむ、私も比べるのは難しいけれど、日本の相模原での事件とルーアンの教会テロについて考えに考えてしまっていたりもするので、そのうちのひとりかもしれません。

ひとそれぞれですが、教会訪問するにしても、きょう一日、節制するにしても、どちらをしなくても、脳と心で思い巡らし、考えることが大切で、それが「祈り」そのものではないかと思いました。ですが、悪の方面に陥るのではなく、どうするにせよ、善に向かうことですよね。

そして、そして、きょうのお昼のニュウスではフランシスコ教皇さまがアウシュヴィッツを訪問されたことについて繰り返し紹介されています。ひとりぽっちで収容所のアーチをくぐり、ベンチにひとりぽっちで座ってしばし黙想。そして、歩を進めている時は目の前にある当時の建造物の断片に触ったり、接吻されたり。もちろん日本にもゆかりある聖マキシミリアノ・コルベ師が帰天された独房にも入り、お祈りの時間を持たれたこともニュウスで紹介されました。欧州はまだ午後1時を過ぎたばかりで、教皇様は午後もアウシュヴィッツ・ビルケナウにいらっしゃるそうなので、きょうの夜のニュウスではまた新たな知らせがあると思います。

それにしても、ショックだな・・・やっぱり、自分。


le 29 juillet 2016, Marthe

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by ma_cocotte | 2016-07-29 20:14 | 『?』なKTOりっくん | Comments(0)
二人目。
おとといのノルマンディはルーアンの南に接するサンテティエンヌ・デュ・ルゥヴレイ Saint-Etienne-du-Rouvray の教会で起こったテロ事件について、二人の容疑者のうち、まだ人物確定に至っていなかった二人目の「イスラム国兵士」について調べがついたというのが、きょうの朝のトップニュウス。

その報道を流すテレビの画面が興味深いというか、その該当者の母親と、該当者の寝室が紹介されました。
床に直に置いたマットレスが印象的かな・・・典型的移民家庭っぽいと「それを観た時」の第一印象でした。

さて、その二人目。
アブデル・マリク・ナビル・プチジャン Abdel Malik Nabil Petitjean という名で、19歳。
サヴォワ地方のエクス・レ・バンの出身とのこと。

そこまで知っての二つの疑問は彼の苗字にプチジャン Petitjean とあるので、ウルトラフロンセな、つまりとてもおフランスな苗字であること。そして、エクス・レ・バンはサヴォワ地方で、私の記憶が正しければスイス国境に近い都市なので、事件があったノルマンディ地方とはパリをはさんで真逆の土地にあたること。

なんでまたノルマンディに?

記事を読んでいたら、彼もまた今年6月下旬にトルコ経由でシリアに入ろうとして見つかり、フランスに強制送還されたひとりとのこと。もしかしたら既に昨日、発表された第一の容疑者であるアデル・ケルミシュ Adel Kermiche と同い年ということもあり、どこかで(もちろん電脳域も含めて)意気投合した結果が、おとといのあの蛮行であり、二人が同時に絶命するという運命に至ったのかもしれません。

エクス・レ・バンの家に残る母親は、息子の死を知り、「私の息子が?ありえない! Mon fils? Impossible! 」と先ず言葉を発したとのこと。そして、事件の直前にメールが母親への愛情を語るメールが届いていたことも明らかにしました。このお母さん、お名前がヤミナ Yamina で、典型的なマグレブ出身の女性名を持ってらっしゃる。もしかすると、息子アブデルは欧州系男性との間に誕生した男児かもしれませんね。(そのうち明らかになるでしょう) 名前を検索すると、なかなかのハンサムさんです。

きょうになって、犯行を実行した男性が二人とも19歳とわかり、わが心、苦しくなっています。

とりあえず、ココまで。そんぢゃ。


le 28 juillet 2016, Samson

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by ma_cocotte | 2016-07-28 17:12 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
だから、金曜はダメよ。
金曜日のお昼あたり以降、大都市においてユダヤん商業地区や欧米人が嬉々と集いそうな公衆には今しばらく近づかない方がいいです。金曜日の午前中に祈祷を終えた原理教条過激なミュヂュルマンがぴちぴちと爆弾背負って飛び交うからです。

しばしばカトリックの御方々が主日のごミサの後、「チカラを得た」かのご発言をなさるものですが、ミュヂュルマンにとって金曜の祈祷後の心境はまさにそれに等しいものがあります。チカラを得るなり自爆するのも員数外の私には納得行きませんが、殉教すれば天国直行で70数名もの絶世の美女と交われるのですから祈祷ででヴぉおしゃんし得たチカラをもって天に昇華する「我こそは美しい」ンですかねぇ。

昨日の私は夜9時過ぎてニュウス専門チャンネルを見たところで独逸はミューニッヒ(ミュンヘンのこってす)の惨事を知りました。一夜明けて、遅ればせながら実行犯が18歳のイラン系ドイツ人(ドイツ系イラン人という表記も飛び交っていますが)の青年であり、既に自殺済みであることも知りました。彼は今頃天国で70数名もの美女といちゃついているのでしょうか・・・。

昨日の時点で私個人はイスラムとはまったく関係のない欧州の白いヒトによる犯罪ではないかとも想像していたのに、なんだかな、これぢゃ、週に一度のペースでイスラミストが関わる犯罪があっちこっちで「ある」ではありませんか。来週はココんちあたりなんてことになりませんように。

超ウルトラスーパーど田舎に住んでいても凶悪なテロ犯罪はパリや大都市で起こるのであってウチのあたりはたいちょぷなんて言えませんからね。だって、そういう私たちの地理感覚を彼らの多くは持ち合わせていません。自分の身近で「実現、実行」ですよ。Bof ニュウヨオクの写真を見せて「これがパリ」と言っても信じてくれるし、エッフェル塔の写真を見せて東京タワーだと嘘ついても信じてくれるもんです。そういう無知を互いに善に生かすのであれば善しか生まれないけれど、そういう無知を悪く扱うのであればいずれとんでもないことが起こる。それは地球上のどこであってもそうなんです。

兎に角、しばらくは金曜日の自らの行動に重々注意するにこしたこたあありません。

止めることなく「地には善意のひとに平和あれ」と祈り続けます。



le 23 juillet 2016, Brigitte

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by ma_cocotte | 2016-07-23 20:34 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(2)
地中海の西岸でのこと
地中海は西岸の、フランス共和国はニースで重篤な事件があったのは先日7月14日の午後11時でした。
こうして週末を迎え、仏蘭西の習慣上、土日の情報量が激減する中、きょうび便利なもので電脳世界では微量ながらも最新(と庶民には思われる)情報が目に入るようになりました。

日曜の早朝に私が見聞したニュウスからぼんやり思うこと。

先ず、昨日土曜の午後、イスラム国(=ISあらためDAESHだけれど、共和国内ではイスラム国 L'Etat Islamique の呼称が戻りつつあります)からニースの無差別テロ事件に関与していることが公言されたという報道。これは正直、どこまで本当かなあ?と。現時点では戦闘劣勢にあるISが当然のごとく、ニースでの惨事の情報を電脳で手に入れたことで「乗っかった」可能性もなきにしもあらず。・・・ですが、だったら同様に他のイスラム原理教条主義過激派グループが名乗り出るだろうから・・・名乗り出ないところを見ると、ISの、例のラマダン月直前の電脳での呼びかけに容疑者が応じての犯行というつなげ方を否定できないように思います。でも、イスラム国が言いだしっぺで、あの呼びかけに世界中のイスラム原理教条過激派が乗っかるのも自然かなあ。

次に容疑者の氏名が Mohamed Lahouaiej Bouhlel モハメド・ラウエジ・ブゥレルで、報道においてはMohamed Bouhlel モハメド・ブゥレルと略され始めている点。モハメドはイスラムを生活実践している家庭 に生まれた男児に命名される最も人気ある男子名で、後半の二つが苗字。チュニジア典型の苗字だと思います。これで思い出したのが、私がマルセイユの職業訓練校で一緒だったチュニジアの女性が仏蘭西国籍取得の際、自分の苗字をフランス風(?)に改め、共和国もそれを了承したことで、彼女のフランスでのIDカードは「新しい苗字」だったことです。もちろん「フランス風」というのは彼女の心象による改変であったことが第一だと思いますけれど、いずれにせよ、フランスという国ではそれが可能で、サルコぢ前大統領の苗字も父親がフランス国籍取得時に「フランス風」に改めて登録したものです。

そして、容疑者モハメッドの元妻が警察に拘留されたらしい。
この女性について名前が伏せられているものの、L'ex-femme de l'homme d'origine tunisienne と表されているので、おそらく彼女は(昨日、私が推察したとおり)チュニジア系の「フランス国籍保有者」ではないかと思います。そして、この二人の婚姻が9年前らしいので、この元妻が「フランス国籍保有者」であることを頼りに、容疑者が仏国移住。長期滞在許可証を彼女の配偶者を理由に申請したのではないかと。もうひとつは彼らの間に二人の子供がいるので、もしこの二人の子供がフランス国内で出生していたら「仏国籍者」になり、両親は彼らが成人するまで未成年の間はフランス国内に滞在する義務が発生するので長期滞在許可を養育を理由に申請できます。まあ、元妻は兎も角、容疑者本人はどちらかを理由に長期滞在申請し、認められたのでしょう。(以上、決して違法ではなく、むしろ共和国に従った手続きになります)。

そして、そして。
どうやら昨日までに5人の、容疑者モハメッドに近しい人物が警察に拘留されたとのこと。うちひとりは元妻だと思いますが。これについては、当然だと思います。どっからどう眺めても容疑者が一匹狼の単独犯だとは想像できません。今朝になって、容疑者が急速に教条原理主義者に化けたと発表があったと繰り返されていますが、だとすると、昨日の、容疑者の住まいがある団地でのご近所のムスリムさんの証言がかみ合わなくなって来ます。引っ越して一年未満だったら、「彼はラマダンをしていない」に納得行きますが、もし長年同じ団地に住んでいて、彼が急に原理教条者になったとするなら、「(去年まで、二年前まで)一緒に礼拝し、共にラマダンも過ごしたのに」と証言するでしょうにね。このあたりは内務省や軍関係者にしか真実が明かされていないのかもしれません。

もうひとつ、きょうの朝、気になったのは、ニースの事件現場にいたひとびとが当日の警備が手薄だと証言し始めていることで、これについてかなりムキになって政府が反論している点です。野党側がこれに乗っかって、現政権(つまり社会党)批判をはじめてもいるのですが。
警備の手薄について私は否定できないなあ。
正直、今年はじめに地元の国鉄駅から新幹線に乗り、パリモンパルナス駅へ。そこからシャトルバスに乗り換えてロワシ(日本ではシャルル・ド・ゴール空港という名前で知られています)に行きましたが、国鉄駅も空港も呆れるほど、がっくりするほど「警備ゼロ」でした。二人並んでだらだら歩く迷彩服を来たおにいさん、おねいさんを何度か見たけれど、あの姿を恐れてテロ実行を諦めるテロリストちゃんはいないと思いました。

そういう立派な施設や首都パリ市内は別にして、地方都市になると警備で顕著になるのが地方警察 Police municipale と中央警察 Police Nationale &憲兵隊 Gendarmerie による共同警備で、地方警察官は他の二者に比べ軽装だし、銃装備していません。普段、こういう花火などのイヴェントで交通規制で活躍するのは地方警察官ですからして、娯楽の少ないフランス共和国で花火が打ち上げられるのは年2回程度、ひとつは7月14日、もうひとつは12月31日。この両者については万民が楽しめる無料イヴェントなので、ひとびとが集い、快く興奮した状態から突然パニックに陥ったことで「警備が誰もいなかった」と証言するひとに罪はなんらないと思います。おそらくニースの場合も警備の主体は地方警察官だったのではないかな・・・とちょっと想像しています。でないと、2kmの暴走という事実がかみ合わなくなるというか。タイヤをパンクさせる方法がなかったのかな・・・などいろいろともやもや。


ニースの病院では16名のご遺体の身元が不明のままだそうです。一方で電脳世界では家族友人を探すひとびとがたくさんいます。どうか無事に見つかりますように。
兎に角、きょうも「地には善意の(すべての)ひとに平和あれ」と心ン中で射祷続けますです。


le 17 juillet 2016, Alexis


これまで何度かココでつぶやいてはいることですが。
単純な話、イスラムでの善は異教徒にとっての悪であり、異教徒にとっての善はイスラムにおいて悪であることが多く、その典型例が名誉殺人(=男性からのプロポーズを断った女性が火達磨などに遭う)や見せしめの処刑行為などです。
それらに加え、イスラム国に限ったことではありませんが、これまで長年のイスパレ問題にも関わることで、彼らの思想に聖戦で殉教した男子は天国に直行し70数名の処女と性的に交わることができるという「なんだそりゃ?」な、それこそコーランのどこに書かれているのか知りたくなる刷り込みと、乳幼児を聖戦のために差し出した場合、彼らの多くは腹巻爆弾の犠牲になるわけですが、その乳幼児もまた天国に直行し「天使になる」という刷り込みがあります。
だから、今回の事件で未成年者の絶命に涙するのは、彼らイスラム原理教条過激派ではない「普通のひとびと」です。彼らの世界では容疑者は殉教であり、今頃、天国で性的に満たされている、即死した子供たちは天国でかわいらしい天使だよ、という確信のみです。


ったく、どーかしている。
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by ma_cocotte | 2016-07-17 15:08 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
チュニジアからやって来た一匹狼
一夜明けて・・・というか、正確には二夜が過ぎて迎えた週末でしょうか。

昨晩から、ニースの海岸で行われた7月14日(和訳されるとなぜか革命記念日)を祝賀する花火大会の見物客にトラックで突入した人物のアイデンティティカードがなぜか白黒で公開され始めました。なんで白黒なのか理由を知るのは限られた共和国民なンでしょうけれど、彼のカードはあたしの10年滞在許可証カードと同じものでした。だから、彼はチュニジアと仏蘭西の両国籍を持った者でもなければ、仏蘭西で生まれたチュニジア系のひとでもない。彼は仏蘭西はニースに寄留している単なるチュニジア人、ガイジンなのです。

そして、彼は二人の子を持つ父親であり、妻とは最近別居、離婚の話を進めていたらしいです。←コレはもしかすると、マグレブ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)三国からの移民によくある理由、つまりマグレブの本国では離婚が難しいので夫婦揃って仏蘭西に移住し、離婚申請するパターンだったのかも?しれません。そう仮定すると、配偶者側がおそらく4祖父母のうち少なくともひとりが仏国籍を持っているので、彼女がチュニジアと仏蘭西の二重国籍者になります。だとすると、彼が彼女の特典に乗っかって仏蘭西に入国し、彼女の配偶者として10年滞在許可をもらった・・・となる。これ、私個人としては合点が行くなあ。でなければ、おフランスの長期滞在許可は出ないもの。

ま、こんな私の推測は当たりはずれがあるレベルだから横に置き、次に、今朝も午前5時半に起床後、いつもどおりニュウス専門チャンネルを「~ながら視聴」していたら、この容疑者が住んでいた共同住宅(おそらくHLM、公団)のご近所さんへのインタビュウが繰り返し流されていました。ひとりはマダムで「ああ、あのひと、いっつもひとりぽっちだったわあ」というもので、もうひとりはおそらくマグレブ系のムスリムのおぢさん。このおぢさんの証言だと容疑者はいつも孤独で、礼拝にも来ないし、酒も飲んでいたようだし、ラマダンもしていなかった、とのこと。おいおいおい、どこのイスラム原理教条主義の隠れテロリストが近所のひとの良いムスリムさんと一緒に同じモスクに行き、生温いイマムの説教を聴くのだ?となりますわな。しかも、お酒についてはムスリム、ムスリマさんによくある話で、酒とタバコの臭いを知らないのに、概念にないのに、自分と違う何かが他人にあると根拠なく酒のせいにするという難点です。根拠を示してもらいたいものだな、と正直思いました。もうひとつ、ラマダンについてはモスクでの金曜礼拝不参加と同様に、どこのイスラム原理教条主義の隠れテロリストがラマダン中の日没から夜明けまでご近所を廻ってドンチャン騒ぎしますか?となります。文明の利器でこさえた料理なんぞ、彼らは食べませんよ。ムハンマドさまの時代にガスボンベで調理していましたっけ?

・・・と、団地のおぢさんは典型的なマグレブのヒトの良い、単細胞な自己中さんなのでした。ま、このおぢさんに限ったことではありません。マグレブさんの男女にかなりいます。容疑者もラマダン中一緒に騒げばよかったのにね。あり得ないけどw

そして、容疑者が一匹狼だったので、自宅でこんぴーたを通してのイスラム国からの呼びかけにその気になってしまったのではないかという話。これについては、ラマダンに入る直前に在仏日本大使館からのメールでイスラム国がラマダン中のテロをネットでよびかけているという内容をもらっていた記憶があるので、納得。ですけれど、本当に一匹狼だったのだろうか?という疑問はアリ。だって、トラックで突っ込んだところまでならば一匹狼のガイジンにできないことはありませんが、もしその一匹狼が銃を持っていたとなると、その銃はガイジンの一匹狼がどうやってフランス国内で手にしたのか、となりますよ。支援者、いるよね・・・ふん。

さて、仏蘭西共和国ではきょうから月曜日まで3日間、共和国全体で喪に服すことになっており、月曜日は共和国内で一斉に黙祷を正午に行うそうです。そんな話を昨日耳にしたので、今朝は黒い服を引っ張り出し、それを着て外出しました・・・けれど、私が住んでいるような超ウルトラスーパーど田舎で、しかもゾンビな農民だらけの世界では喪=黒い服という概念がまるでなく、旧市街は華やかな夏らしい装いをまとったひとびとで溢れかえっていました。

ま、黒装束はおされだからあたしゃ、きょう一日真っ黒で過ごすことにするわさ。

兎にも角にも、シューキョーを取っ払って「地には善意のひと(すべて)に平和あれ」です。



le 16 juillet 2016, Carmel
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by ma_cocotte | 2016-07-16 18:40 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
冷静になってみると、
昨日の夜のテロ事件が共和国内での同時多発テロになっていないことが奇跡だと思う。
ニースだけ、というのがむしろ不思議です。



le 15 juillet 2016, Bonaventure

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by ma_cocotte | 2016-07-15 18:25 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ベンゼマ無しでフランスは決勝進出
余はすこぶる超ウルトラスーパー大満足ぢゃw

le 8 juillet 2016, Aquila et Priscille

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by ma_cocotte | 2016-07-08 14:42 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(0)
「私は日本人だ。撃たないでくれ。」
先日のバングラデシュは首都ダッカでのテロ事件で伝わってきた表題の言葉。
なんとも首を傾げてしまう言の葉である。

イスラームの原理教条主義者に「私は日本人だ」と告げたら、それは「私は異教国の異教民だ」と自ら宣言したことになるので、命乞いどころか逆効果になってしまう。その異教国の異教民に対し、イスラム原理教条過激派は銃殺なんぞしません。刀をもっての処刑になり、たいていは頚動脈を切る・・・だけで済まされずに斬首されることもあります。(もちろん麻酔はしません)

日本國内では未だあまり知られていないのかもしれませんが、地球上(いや、地下も含む)に遍く存在するイスラームの原理教条主義者の理想はこの世界がムハンマドさまが生きていらっしゃった時代そのものに「なる」ことです。だから、もしこの世で彼らの聖戦が達成され、神のみこころに叶ったイスラームの勝利となれば、この世に車も武器も必要なくなって平和が「やってくる」ンですよ。

自分が日本人だと告白することで、日本と寄留国が友好関係にあるから「救われる」という思考は政府間や経済界、識字でき、高学歴者が集う環境では通じても、三角形の底辺(アラビア語で言うところのアルカイダ)で生きるひとびとには理解の外であることが多いです。先進国のおフランスだって、東西南北、私が常に寄留している超ウルトラスーパーど田舎のひとびとには日本が中国の中の一州だとか、インドシナの一部とか信じているひとが必ず一定数います。私なんか日本人ですと名乗った直後に「本当に独裁政治はイヤよね。あなたもつらくて理想国家のフランスに移住したのでしょ」なんて言われたことありますからね。街中で安い世界地図を買ったところで極東の日本がまったく存在しないこともあります。極東の島国の日本なんてガイジンからすれば「そんなもん」なんですよ。日本の名を出せば救われるなんて、いわゆるひとつの「島国伝説」です。

もひとつ、昨日、気になったのはバングラデシュ政府が自国内にイスラム国(IS)要員はまったく存在せず、テロ実行者は高学歴の富裕層だからISではないと言ったとか。これは「はぁ?」「ぽっかーん」レベルですよね。インターネットというヒトが決めた国境を越えた次元が存在する今、バングラデシュのようなイスラム教国内にIS支持者がゼロと宣言できるなんて「不自然」ですよ。イスラムだろうがキリスト教だろうが普通の信者と教条原理主義者の境目は「曖昧」と捉える方が自然です。学歴や家庭環境で判断はできません。実行者の学歴や出自を挙げたところで、そんぢゃ、かのアルカイダを創立したビンラディンは?となります。彼は高学歴の超ウルトラリッチな一族の生まれではありませんか。

今のフランスぢゃ、共同住宅を抱える市町村ならば必ずそこにはISに近い人物がいる、という仮定になります。先日のパリ近郊で起こった警官夫妻刺殺事件だって、この警官が市内の移民訪問をしていたことで、「ISから指示をもらったことでの刺殺対象者」に選ばれてしまったわけです。

兎に角、根本の話になりますが、ラマダーン月の期間中は異教徒がイスラム教国や欧米のイスラムの居留区に滞在する場合、イスラム教の信者でラマダーン(日中の断食)に励んでいる方々を刺激する行動を控えることが第一です。これは「他者を思いやる」ことに通じる行いだと思います。もし、金曜日(=イスラム教の祈祷日)に、日本国内と同じように一週間の労働を共に慰労したいのであれば、ホームパーティを行う方が文字通り「無難」です。ラマダーン中ならば日没後はイスラームで生活しているいずれの家庭でも翌朝の日の出まで宴会が催されますから、家の中の声もお互い様で済みます。

確かにイスラーム教国の中の富裕な国々ではラマダーンの間は外国人労働者に日中の全てを任せ、イスラム教徒は家屋の中で何もしないで涼んでいることでイスラーム世界の中で質素を心がけている国々から「それではラマダーンの意味がない」と批判もあるとのこと。バングラデシュは決して富裕なイスラム教国ではないと拝察しますが、いずれにせよ、ISからはラマダーン開始前にラマダーン月にテロるようインターネット上で指令が出ていたわけですし、異教国の大使館が集まるエリアで、外国資本の西洋料理を振舞うレストランで、異教の民が日没前から楽しむ・・・というのはラマダーンを実践している普通のひとびとの目にはどう見えるのか、今一度よく考えることが務めではないでしょうか。世界のどこであれ、滞在している国の普通の人々の生活を第一に慮ることが訪問者の義務かもしれません。


le 5 juillet 2016, Zoé

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by ma_cocotte | 2016-07-05 16:52 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(6)