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チュニジアからやって来た一匹狼
一夜明けて・・・というか、正確には二夜が過ぎて迎えた週末でしょうか。

昨晩から、ニースの海岸で行われた7月14日(和訳されるとなぜか革命記念日)を祝賀する花火大会の見物客にトラックで突入した人物のアイデンティティカードがなぜか白黒で公開され始めました。なんで白黒なのか理由を知るのは限られた共和国民なンでしょうけれど、彼のカードはあたしの10年滞在許可証カードと同じものでした。だから、彼はチュニジアと仏蘭西の両国籍を持った者でもなければ、仏蘭西で生まれたチュニジア系のひとでもない。彼は仏蘭西はニースに寄留している単なるチュニジア人、ガイジンなのです。

そして、彼は二人の子を持つ父親であり、妻とは最近別居、離婚の話を進めていたらしいです。←コレはもしかすると、マグレブ(モロッコ、アルジェリア、チュニジア)三国からの移民によくある理由、つまりマグレブの本国では離婚が難しいので夫婦揃って仏蘭西に移住し、離婚申請するパターンだったのかも?しれません。そう仮定すると、配偶者側がおそらく4祖父母のうち少なくともひとりが仏国籍を持っているので、彼女がチュニジアと仏蘭西の二重国籍者になります。だとすると、彼が彼女の特典に乗っかって仏蘭西に入国し、彼女の配偶者として10年滞在許可をもらった・・・となる。これ、私個人としては合点が行くなあ。でなければ、おフランスの長期滞在許可は出ないもの。

ま、こんな私の推測は当たりはずれがあるレベルだから横に置き、次に、今朝も午前5時半に起床後、いつもどおりニュウス専門チャンネルを「~ながら視聴」していたら、この容疑者が住んでいた共同住宅(おそらくHLM、公団)のご近所さんへのインタビュウが繰り返し流されていました。ひとりはマダムで「ああ、あのひと、いっつもひとりぽっちだったわあ」というもので、もうひとりはおそらくマグレブ系のムスリムのおぢさん。このおぢさんの証言だと容疑者はいつも孤独で、礼拝にも来ないし、酒も飲んでいたようだし、ラマダンもしていなかった、とのこと。おいおいおい、どこのイスラム原理教条主義の隠れテロリストが近所のひとの良いムスリムさんと一緒に同じモスクに行き、生温いイマムの説教を聴くのだ?となりますわな。しかも、お酒についてはムスリム、ムスリマさんによくある話で、酒とタバコの臭いを知らないのに、概念にないのに、自分と違う何かが他人にあると根拠なく酒のせいにするという難点です。根拠を示してもらいたいものだな、と正直思いました。もうひとつ、ラマダンについてはモスクでの金曜礼拝不参加と同様に、どこのイスラム原理教条主義の隠れテロリストがラマダン中の日没から夜明けまでご近所を廻ってドンチャン騒ぎしますか?となります。文明の利器でこさえた料理なんぞ、彼らは食べませんよ。ムハンマドさまの時代にガスボンベで調理していましたっけ?

・・・と、団地のおぢさんは典型的なマグレブのヒトの良い、単細胞な自己中さんなのでした。ま、このおぢさんに限ったことではありません。マグレブさんの男女にかなりいます。容疑者もラマダン中一緒に騒げばよかったのにね。あり得ないけどw

そして、容疑者が一匹狼だったので、自宅でこんぴーたを通してのイスラム国からの呼びかけにその気になってしまったのではないかという話。これについては、ラマダンに入る直前に在仏日本大使館からのメールでイスラム国がラマダン中のテロをネットでよびかけているという内容をもらっていた記憶があるので、納得。ですけれど、本当に一匹狼だったのだろうか?という疑問はアリ。だって、トラックで突っ込んだところまでならば一匹狼のガイジンにできないことはありませんが、もしその一匹狼が銃を持っていたとなると、その銃はガイジンの一匹狼がどうやってフランス国内で手にしたのか、となりますよ。支援者、いるよね・・・ふん。

さて、仏蘭西共和国ではきょうから月曜日まで3日間、共和国全体で喪に服すことになっており、月曜日は共和国内で一斉に黙祷を正午に行うそうです。そんな話を昨日耳にしたので、今朝は黒い服を引っ張り出し、それを着て外出しました・・・けれど、私が住んでいるような超ウルトラスーパーど田舎で、しかもゾンビな農民だらけの世界では喪=黒い服という概念がまるでなく、旧市街は華やかな夏らしい装いをまとったひとびとで溢れかえっていました。

ま、黒装束はおされだからあたしゃ、きょう一日真っ黒で過ごすことにするわさ。

兎にも角にも、シューキョーを取っ払って「地には善意のひと(すべて)に平和あれ」です。



le 16 juillet 2016, Carmel
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by ma_cocotte | 2016-07-16 18:40 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
冷静になってみると、
昨日の夜のテロ事件が共和国内での同時多発テロになっていないことが奇跡だと思う。
ニースだけ、というのがむしろ不思議です。



le 15 juillet 2016, Bonaventure

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by ma_cocotte | 2016-07-15 18:25 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
ベンゼマ無しでフランスは決勝進出
余はすこぶる超ウルトラスーパー大満足ぢゃw

le 8 juillet 2016, Aquila et Priscille

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by ma_cocotte | 2016-07-08 14:42 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(0)
「私は日本人だ。撃たないでくれ。」
先日のバングラデシュは首都ダッカでのテロ事件で伝わってきた表題の言葉。
なんとも首を傾げてしまう言の葉である。

イスラームの原理教条主義者に「私は日本人だ」と告げたら、それは「私は異教国の異教民だ」と自ら宣言したことになるので、命乞いどころか逆効果になってしまう。その異教国の異教民に対し、イスラム原理教条過激派は銃殺なんぞしません。刀をもっての処刑になり、たいていは頚動脈を切る・・・だけで済まされずに斬首されることもあります。(もちろん麻酔はしません)

日本國内では未だあまり知られていないのかもしれませんが、地球上(いや、地下も含む)に遍く存在するイスラームの原理教条主義者の理想はこの世界がムハンマドさまが生きていらっしゃった時代そのものに「なる」ことです。だから、もしこの世で彼らの聖戦が達成され、神のみこころに叶ったイスラームの勝利となれば、この世に車も武器も必要なくなって平和が「やってくる」ンですよ。

自分が日本人だと告白することで、日本と寄留国が友好関係にあるから「救われる」という思考は政府間や経済界、識字でき、高学歴者が集う環境では通じても、三角形の底辺(アラビア語で言うところのアルカイダ)で生きるひとびとには理解の外であることが多いです。先進国のおフランスだって、東西南北、私が常に寄留している超ウルトラスーパーど田舎のひとびとには日本が中国の中の一州だとか、インドシナの一部とか信じているひとが必ず一定数います。私なんか日本人ですと名乗った直後に「本当に独裁政治はイヤよね。あなたもつらくて理想国家のフランスに移住したのでしょ」なんて言われたことありますからね。街中で安い世界地図を買ったところで極東の日本がまったく存在しないこともあります。極東の島国の日本なんてガイジンからすれば「そんなもん」なんですよ。日本の名を出せば救われるなんて、いわゆるひとつの「島国伝説」です。

もひとつ、昨日、気になったのはバングラデシュ政府が自国内にイスラム国(IS)要員はまったく存在せず、テロ実行者は高学歴の富裕層だからISではないと言ったとか。これは「はぁ?」「ぽっかーん」レベルですよね。インターネットというヒトが決めた国境を越えた次元が存在する今、バングラデシュのようなイスラム教国内にIS支持者がゼロと宣言できるなんて「不自然」ですよ。イスラムだろうがキリスト教だろうが普通の信者と教条原理主義者の境目は「曖昧」と捉える方が自然です。学歴や家庭環境で判断はできません。実行者の学歴や出自を挙げたところで、そんぢゃ、かのアルカイダを創立したビンラディンは?となります。彼は高学歴の超ウルトラリッチな一族の生まれではありませんか。

今のフランスぢゃ、共同住宅を抱える市町村ならば必ずそこにはISに近い人物がいる、という仮定になります。先日のパリ近郊で起こった警官夫妻刺殺事件だって、この警官が市内の移民訪問をしていたことで、「ISから指示をもらったことでの刺殺対象者」に選ばれてしまったわけです。

兎に角、根本の話になりますが、ラマダーン月の期間中は異教徒がイスラム教国や欧米のイスラムの居留区に滞在する場合、イスラム教の信者でラマダーン(日中の断食)に励んでいる方々を刺激する行動を控えることが第一です。これは「他者を思いやる」ことに通じる行いだと思います。もし、金曜日(=イスラム教の祈祷日)に、日本国内と同じように一週間の労働を共に慰労したいのであれば、ホームパーティを行う方が文字通り「無難」です。ラマダーン中ならば日没後はイスラームで生活しているいずれの家庭でも翌朝の日の出まで宴会が催されますから、家の中の声もお互い様で済みます。

確かにイスラーム教国の中の富裕な国々ではラマダーンの間は外国人労働者に日中の全てを任せ、イスラム教徒は家屋の中で何もしないで涼んでいることでイスラーム世界の中で質素を心がけている国々から「それではラマダーンの意味がない」と批判もあるとのこと。バングラデシュは決して富裕なイスラム教国ではないと拝察しますが、いずれにせよ、ISからはラマダーン開始前にラマダーン月にテロるようインターネット上で指令が出ていたわけですし、異教国の大使館が集まるエリアで、外国資本の西洋料理を振舞うレストランで、異教の民が日没前から楽しむ・・・というのはラマダーンを実践している普通のひとびとの目にはどう見えるのか、今一度よく考えることが務めではないでしょうか。世界のどこであれ、滞在している国の普通の人々の生活を第一に慮ることが訪問者の義務かもしれません。


le 5 juillet 2016, Zoé

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by ma_cocotte | 2016-07-05 16:52 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(6)
金曜日に外食するなんて、
しかも、未だラマダン中。
日没後の外食とは言え、挑発行為、自殺行為、自己責任など、この手の話題で毎度飛び交う日本語のいずれの言葉も当てはまると思います。大使館がお店の周囲に多く、治安がいいから安全なのではなく、だからこそ狙われるくらいに覚悟しての入店だったとしても、です。

はい、7月1日夜、バングラデシュはダッカのカフェで起こった人質立て篭もり事件についてです。


le 2 juillet 2016, Eugénie




事件の現場である「ホーリー・アーティザン・ベーカリー」 Holey Artisan Bakery ですが、フェイスブックに登録しており、現在も見ることができます。https://www.facebook.com/HoleyBread/
写真を眺めたら、販売している食べ物が欧米風なので、イスラム原理主義者の気持を逆撫でする雰囲気をかもし出していたことは否めません。

兎にも角にも、金曜はダメよ。はい。
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by ma_cocotte | 2016-07-02 16:32 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(0)
聖母月、聖心月も終わり
こんにちは6月30日。
六月最後の日でありんす。
兎にも角にもココんちあたりは今日も小雨まじりの冴えない天気で、寒い、寒い。

子供の頃、耶蘇女学校に通っていたこともあり、毎年、五月(=聖母月)、六月(=聖心月)になると「あおばわかばに風薫りて」と口ずさむことが常でしたが、今年はこの鼻歌が似合う日が5月、6月に10日あったかどうか。なかったように思います。そんな悪天候のせいか、今年は未だバーベキューをする気にもなれません。貴重なお天道様を拝めた時に二度ほど庭にテーブルを出して食事をとりましたけれど、たった二度です。例年だったら早いと4月からBBQやら庭ごはんを行うものですが、今年は「あり得ない」

なんだか本当に夏が来るのか怪しく思えて来ました。

それでも、花は咲くンですね。
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昨日だったか、ココんちあたりでは野生のマシュマロウがいつのまにか花を咲かせました。
連日の雨空の下のマシュマロウはどこか元気ないようにも思えます。

こんな、どこか空を仰いだところで涙が出そうなお天気の今年。

加えて、ワタクシごとながら、今年の5月、6月には「(永遠の、この世での)別れ」が続きました。
2002年8月15日の聖母被昇天の祝日に偶然引き取った猫が5月の聖母月の終わりに突然旅立ってしまったことなどは今もどこか納得いかないままです。が、聖母被昇天の日に突然、ココんちに現れた猫が14年後の聖母月に天に帰ったことはどこか腑に落ちるロジックに思えたりもします。

まあ、今年の5月、6月における私の悩みや悲しみを話したら尽きませんが、こんな悪天候と私の心ン中をなんとかしてくれそうなのは今晩のサッカー欧州杯の準々決勝第一戦ポルトガルvsポーランドかも。ポルトガルよ、勝ってください。(既に脳内で決勝は仏蘭西vs葡萄牙では?と妄想中)
そして、今週末から始まる自転車レース「トゥール・ド・フランス」では、青空の下、美しい風景を楽しみたいものです。
ああ、7月からは夏らしい天気に恵まれますように。

どうぞみなさま、良い夏を。



le 30 juin 2016, Martial

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by ma_cocotte | 2016-06-30 18:42 | 『夏』 Rien de spécial | Comments(0)
今宵、燃え尽きてしまいそうだなw
サッカーのユーロ杯のこってす。
今宵18時からイタリアvsスペイン戦。
ベスト16でこの対決ってないンぢゃない?と思うわけです。
だってさ、前回の、ユーロ2012ウクライナ大会の決勝がイタリアvsスペインで、4-0でスペインの圧勝。こちとら、脳内はスペイン無敵艦隊だの、「七つのエルドラド」、ロレンツォさまぁああ!でしたのにね。

ええ、今回はベスト16で、このカード。

私はもちろんイタリアを応援するつもりでおり、モンココまでが「ボクもイタリア」とか言い始めたので、あんたの血にはイタリアは流れておらず、どう考えたってスペインだろ?と言い返しました。なにせモンココの母方のばっつぁまはカタルーニャびとですからね。・・・とかスペインを他人に押し付けておきながら、自分もスペインが勝ってもいいやとどこか思ってもいるのですが、
今晩はイタリア選手のユニフォームが何枚破れるのか

それが一番楽しみでワクワクしています。イタリアチームのユニフォームはPuma製なのだ。ユニフォームよりハイソックスがかわいいと思っていたりする。

無責任一代オンナとはアタシのことw



le 27 juin 2016, Cyrille




寄留している仏蘭西については今回は開催国でもあるので、組み合わせなど何かと優遇されているので現時点ではあんまり「お話にならないわ」です。昨日、仏蘭西はアイルランドに2-1で勝利、次(準々決勝)は今晩21時から始まるイングランドvsアイスランドの勝者と7月3日21時に戦うことになります。もしかするとイングランドが仏蘭西の対戦相手になるとするならば、こりゃまた、七つのエルドラドを思い出しつつ萌えるかもしれません。以上、湿気を含んだ炭状態な発言でした、まる
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by ma_cocotte | 2016-06-27 15:16 | 『行け、行くんだ!』 Allez!! | Comments(2)
行ったり、戻ったり。
私のひとつ前の投稿でようやく夏が来たと喜んだのも束の間、先週金曜日から再び長雨となり、冬のような気候に戻ってしまったココんちあたりです。
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ココんちは素人園芸家庭なので、庭の草木はほっぽりっぱなし。今年の悪天候のせいも加わり、ようやくつぼみがはじけても例年に比べるとひと周り、ふた周りと小ぶりな花が咲いているように思います。「ああ、僕が花開く時、芽吹く時が来た!」と草木が信じても、突然、冬のような寒さに戻ったり、太陽が隠れっぱなしなのですから、気の毒でなりません。

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来週の火曜日には夏至を迎えるというのに、このような、まるで復活祭を迎える前のような「偲びて、春を待て」の天候、なんとか夏を迎えるまでに改善しないものでしょうか。


le 15 juin 2016, Germaine

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by ma_cocotte | 2016-06-15 15:02 | 『?』なたわ言 | Comments(0)
ようやく (めでたい)
ようやくユニクロおフランスで通販が始まりました。
つい先日まではユニクロおフランスのHPで通販をクリックすると自動的にユニクロ・イングランドに飛び、そこで品物を選んだところで通貨がユーロではなくポンドで購入することになり、老婆には面倒臭くて買う気になれませんでした。

が、今年の仏蘭西のココんちあたりは5月の10日を過ぎても未だ寒く、午前中だと冬物なしで外出できません。ところが、日本のユニクロでは今の時期、購入が難しくなった冬物、見つけたところでサイズ切れの冬物が欧州のユニクロだとまだ容易に見つけられるのです。ただし、難点は選択範囲が日本に比べて若干物足りないかもしれませんが・・・それでも、ありがたや、ありがたや。

ネットで買い物したのが7日土曜日で、受け取ったのが12日木曜日。
発送元はなんとドイツでした。
注文したのが2品だったせいか、ダンボール箱ではなくこうしてビニール袋で届いたところが欧州っぽいかもしれません。
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ちなみに60ユーロ以上の購入で送料が無料・・・ですが、無料送付以外にも有料送付選択肢がいくつか(確か3つ)あります。そして、到着した袋の中には万が一の返品のため、ドイツの返品先の住所が印字されたシールが同封されています。ありがたいやねぇ。

夏の短いココんちあたりでは秋冬春物でユニクロ・オイロッパさんの通販にお世話になることが増えそうです。
仏蘭西の超ウルトラスーパーど田舎住まいには本当にありがたい進歩でござあます。日本の某化粧品会社のように仏蘭西での通販を廃止なんてことになりませんよう、祈るばかりです。


le 12 mai 2016, Achille




【追 記】

たぶん、おそらくなンですけれど、

日本のユニクロと欧州のユニクロでは同じデザインの服を頼んでもサイズが異なり、欧州のSサイズは日本のMサイズ、欧州のMサイズは日本のLサイズではないかと思います。すべての服がそういうサイズ違いなのかどうかわからないので、注文前にサイズをよく確認することをお勧めします。
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by ma_cocotte | 2016-05-12 18:11 | 『?』な、お!?仏蘭西 | Comments(0)
こんがらがってきた。
こんなツルツル脳の中で何が今、こんがらがっているのかと申しますと、こんにちのお祝い、「主の公現」、仏蘭西語で言うところの l'épiphanie, エピファニィについてです。

2016年1月6日の早朝、テレビから聞こえてきた交通情報で、こんにち隣国イタリアではエピファニィが国定祭日なので7.5トン以上のトラックは午前8時から午後10時まで走行禁止になるので国境を越える大型車運転手さんは気をつけるように、とのこと。ほー、仏蘭西ではエピファニは国定祭日ではありませんが、隣国イタリアではしっかりエピファニが国定祝祭日なんですね。(知る喜び。いや、おそらく昔知った過去があるのだろうけれど、関係ないので忘れたに過ぎない。だから、数年後にまた「知る喜び」とこれを話題にするだろう、まる)

で、この「主の公現 しゅのこうげん」は日本のカトリック教会で用いている名称で、非公式には「三賢王の訪問」とか「東方博士の訪問」などなど複数の呼び名があります。つまり、ベトレヘムのはずれの馬小屋で誕生したイエスさまを3人の王様(博士)が星の導きによって訪問することができた記念日なのですね。

と、キリスト教に基づくお祝い日なわけですが、きょうびほとんどの国のカトリック教会では毎年1月の第一日曜日に「主の公現」のお祝いをかねた主日ミサをささげておりまして、今年2016年は1月3日がその日でした。仏蘭西のカトリック教会も1月3日に「主の公現」を祝いました。

ですがね、仏蘭西の場合、元々はカトリック国教国でして、しっかり毎年何が何でも1月6日にエピファニィを祝うという習慣がまだ残っています。ご存知、今では日本で大騒ぎするようになったガレット・デ・ロワを家族みんなでいただいて「一日王」を決めるゲームをする日です。ところが、カトリックの典礼暦では1月の第一日曜に固定された祝日に近年変更されたので、1月第一日曜日にガレット・デ・ロワのゲームを行うひとも其処此処に存在するようです。教会でも、1月3日のごミサの直後にガレットデロワをいただきながらの茶会を開いておりましたよ。・・・つまり、毎週日曜にミサに必ず行くような信者さんの中には1月6日ではなく1月第一日曜日にエピファニを祝うようになった方々もいるわけです。

少し考えると、仏蘭西国籍をもったひとのほとんどは現在、キリスト教徒ではありません。日曜のミサなんぞ「なにそれ?」ですし、仏蘭西びとの中には巷の聖堂に足を入れることさえ嫌がるひとが今ではゴロゴロいます。

そんな彼らは信仰なくてもガレット・デ・ロワのゲームだけは止められない。そういう彼らがガレット・デ・ロワのゲームを行う日は1月第一日曜ではなく毎年1月6日なんですな。彼らのぢっつぁま、ばあさま、ご先祖さまが守っていたお祝い日です。21世紀の今、カトリック信仰を離れた人がなぜか伝統に従っているという大矛盾が生じているのでした。

まあ、近年、家庭向けの保存がきくガレット・デ・ロワ(パイ生地)やクロンヌ・デ・ロワ(ブリオッシュ)はクリスマス準備期間中に大型店舗で販売が始まるので、年末から連日、このお菓子を食べて、ゲームを楽しむ家庭もひとつやふたつ、みっつあると拝察します。

ココんちは1月6日にゲームをすることにしています。


le 6 janvier 2016, Épiphanie du Seigneur

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by ma_cocotte | 2016-01-06 19:04 | 『冬』 Rien de spécial | Comments(2)