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生か、死か? それが大問題だ。
一夜未だ明けていない、ただ今、2015年11月19日午前6時になったばかり。

昨日の夜明け前から始まったドラマティックな一件が夕方に作戦終了宣言が成されたものの、ありとあらゆる情報が飛び交い、テレビ画面から流れている情報であっても今ではどれが本当か嘘かも庶民、平民にはわからなくなってきました。

昨日、アパルトマン内での自爆の前後(どういうタイミングかもわかっていません)特殊警察がアパルトマンに突入し、その突入の先頭が警察犬で、その警察犬が殉職したこと(これだけははっきりした事実です)。その自爆した人物が女性で、主犯格アブデルハミド・アバウド Abdelhamid Abaaoud の従妹で、名前はハスナ・エブゥラサン Hasna Aitboulahcen、26歳だそう。

そして、昨日のエントリーに書いた主犯格のアブデルハミド・アバウド Abdelhamid Abaaoud は生け捕りされておらず、現在、生死不明とのこと。もし生きているならば逃亡中でしょうから、もしそうならばヲッチャーとしては納得です。生け捕りはちょっとあり得ないと書いても過言ではない。そして、今朝の報道だと廃墟のごとく化けたアパルトマンの内部から第三の遺体が見つかったとかなんとか。その第三の遺体がアブデルハミド・アバウドかも?いやいや、違うでしょ?と。ただ今、午前6時半を目前にココいらあたりでうごめいているように思います。

もうひとりの主犯格サラ・アブデルサム Salah Abdeslam がシトロエンXsaraに乗り、スペイン方面に逃亡中ではないか、という報道も昨夕飛び交いましたけれど、なぜか一夜明ける前のこんにちの早朝はこの報道が沈んでいます。

まあ、こんなところでしょうか。
19日朝、夜明け前のおフランスぅ。

というか、昨日のお昼頃だったからトゥーロンから航空母艦シャルル・ド・ゴールがシリア沿岸方面に向かったようなので、ほぼ、本当に「戦時」に入ってしまったような気がしないでもありません。平民市民はよくわからないままでも、大本営が全てを知っていてそのつもり、つまり戦争のつもりならば、今後も平民市民にはたいした情報が届かなくなるのではないでしょうかね。

傍観している限りは今後もしばらくは金曜日のたびに共和国内のどこかでテロがあり、直後に立て篭り現場で銃撃戦の繰り返しではないかと想像しています。共和国側が航空母艦や戦闘機などISが所持しない武器で挑めば、ISはこれまで通り陰惨な手段で無差別テロで応戦するという延々の繰り返しです。共和国のエラい方々も怒髪天突いて、興奮状態にあることはわからなくもありませんが、相手が国家ではなく国際テロリスト組織であり、国際のプロトコルのはるか外に存在する野蛮の域にいるひとびとだということを踏まえて作戦を立てていかないと、このカオスの液体の濃度はますますドロドロになるばかりで、そのドロドロの中に落ちて行くのは庶民、平民ばかりだと思います。

あああ、平和が遠のいて行く・・・・。

て、こんにちは既に木曜日ですから、明日金曜日は要注意ですよ。

先週、金曜日の夜にテロ実行したことでユダヤんの被害者が出ていないことに彼らだって少しは気づいたでしょうからね(ったく、彼らはどこかすっこ抜けている)。もし金曜日にテロを彼らが実行するならば、太陽が出ているうちではないかと想像します。

以上、相変わらずのツルツル脳を持つおば(あ)さんの寝ぼけ眼状態での書きなぐりでした、まる


le 19 novembre 2015, Tanguy



【追 記】
ただ今、午前8時になるところですが、主犯格のアブデルハミド・アバウド Abdelhamid Abaaoud は現場から逃亡した可能性が出てきたらしいです。あんた、ナニモン????


【追記2】
たった今、13時半にアブデルハミド・アバウド死亡の速報がありました。昨日のサンドゥニの銃撃戦で従妹の自爆による死亡らしいです。
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by ma_cocotte | 2015-11-19 14:37 | actualité 現時点の現場から | Comments(2)
夜明け前から、ヴぃっくりぽん。
またも寝ぼけ眼レポート。

こんにちはココんちの野暮用のせいで午前5時半までに起床せねヴぁなりませんでした。
リビングに移動し、テレビに火ぃ入れたら、画面からかもし出される何かがおかしい。ぢぃいいいと凝視を数秒した後に、どうやらどこかで銃撃戦の現在進行形なのだとわかってきました。そして、その場所がサンドゥニ Saint Denis だとわかりました。

花の都巴里の北部に隣接するサンドゥニ市は先の金曜日にテロ事件があった国立サッカー場がある町です。移民街としても有名ですが、一方でサンドゥニ市にはそれは大きな大聖堂 La Basilique Cathedrale de Saint Denis があり、その聖堂の中には仏蘭西の歴代国王、王妃の墓所があることや、日本語でもしばしば耳にするレジオンドヌール勲章を受勲した人物につながる女子が集う全寮制女学校があることでも知られています。ですから、当初、テレビ画面で生中継を見た時はサンドゥニ市内の移民家庭が多く集う団地で銃撃戦になっているのだろうと想像しました。

ところが、この想像は大きく外れました。

中継場所はヂャン・ジョレス広場 la place Jean Jaurès で、テロリストさんたちが立て篭もりを続けている現場はこの広場と大聖堂の間の通り(たぶん、レピュブリック通り Rue de la République)に建つアパルトマンです。広場と大聖堂の間にはサンドゥニの市役所や簡易裁判所があります。つまり、サンドゥニの旧市街、歴史的にサンドゥニ市の心臓部にテロリストさんたちが立て篭もっていることになります。

こんなヴぃっくりぽん、ありますかいな。

灯台下暗しなのか、今の段階でテロリストたちが先週金曜日からココに篭っていたのか、それともヨソからココに戻ってきたのかわかりませんけれど、国立サッカー場からも1kmくらいしか離れていません。きょうの朝から周辺住民のインタビュウが次々流れていますが、こんなカトリックの大きな教会が建つカルチエに意外にもかなり教条原理的な装いのムスリマ(イスラム教の女性)が多くお住まいというのも驚きでした。
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http://www.lepoint.fr/societe/en-direct-attentats-fusillade-a-saint-denis-le-9e-terroriste-cible-18-11-2015-1982539_23.php


で、銃撃戦。
結果、立て篭もっていたテロな女性さんが自爆し、共にひとりの男性が死亡したらしく、警察のターゲットだった主犯格のアブデルハミド・アバウド Abdelhamid Abaaoud は生け捕りに成功したらしい。←コレ、ちょっと不思議です。なぜなら普通、主犯格は殉教を選ぶので、今回の場合なら自爆おねいさんの近くに彼が位置して、共に昇天というシナリオでしょうに。なぜ生きて、捕らわれてしまったのだろう??(現段階ではまだちょっと不明)19日早朝に追記:アブデルハミド・アバウドの生死が不明と発表されました。ですから、生きているならば逃亡中だと思われます。

しっかし、男女区別が徹底しているイスラム教ですのに、おテロリストさんたちが信じる原理教条主義の世界では女テロリストが大活躍ということですかしらね。まあ、弱い女性や乳幼児にダイナマイト腹巻を巻きつけるのは今に始まった彼らの慣習ではありませんからね(棒読み)。
この数日、傍観して思うことはIS(イスラム国)からの声明文にもコーランからの聖句が明示され、普通のイスラム教団体のページからもコーランの聖句を挙げてのISへの徹底批判がある。こうなると、ムスリム同士の戦いでもあるのだな、とわかってくるし、同じムスリムであっても読み手の解釈次第で神なるものが殺人にも生かされてしまうという恐ろしさに気付かされます。

サンドゥニに住むひとびと、サンドゥニに職場があるひとびとに今日は就労禁止、外出禁止命令が出てしまい、こんな世の中に誰がした?と気の毒に思っています。高速道路も封鎖されちゃったので何かと不便よね。

このままだと年末恒例のクリスマス市なども中止になるという話も入ってきているので、悲しいです。
平和が遠のいていく・・・


le 18 novembre 2015, Aude

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by ma_cocotte | 2015-11-18 19:18 | actualité 現時点の現場から | Comments(2)
寝ぼけ眼のまま、ぼちぼちとわかりつつ、妄想中のことよ。
昨晩は本当に遅らヴぁせながら「火花」を読了し、最後のエピソオドに納得行かないまま就寝。意外にもいつもより熟睡したような感覚で目覚め、リビングで朝一番の雑用をしつつ、こんにちは土曜日だから午前7時からテレマタン Télématin (註:仏国営放送で日曜日以外毎日放映されている朝の情報番組)だとテレビに火ぃ入れたところ、なんだか画面からかもし出される何かがおかしい。ふと、画面の右下に目をやると ATTENTATS A PARIS、=パリでテロ、とある。しかも、毎晩平日の夜8時のニュウスのキャスターであるダヴィド・ピュジャダス David Pujadas が司会しているので、こりゃ、早朝だし何かの再放送だろう?と先ず思いきや、なんかヤな予感がしたので民放の雄TF1と24時間報道専門チャンネルのiTeleを次々と見たら、仏国営放送同様にAttentats à Paris の文字が画面の方々に飛び交いつつ、それぞれの司会者や現地レポーターが興奮気味に仏蘭西語をまくしたてており、ココいらあたりで私もようやく昨晩、13日の金曜日の夜にパリでテロ事件があったことがわかってきました。←激しく遅すぎますが、今現在もこのスローテンポで状況を徐々に把握ちう。
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http://tempsreel.nouvelobs.com/en-direct/a-chaud/12011-attaquesparis-fusillade-voici-carte-sites-produites.html

自分、高血圧でも低血圧でもありませんが、日ごろ、午前中のモードが停滞傾向にあるので、今(仏蘭西時間で午前十時になるところ)もどこか瞼は重いし、頭ン中もどよ~ん、もや~んとしておりますが、そんな状態でも妄想だけは活発なのかもしれないとこんな悲しい事件をきっかけに気付いているところでもあります。

今朝、最初にこの事件をこうして知り、先ず私のツルツル脳内で働いたことは、昨日が13日の金曜日で、ユダヤんにとってはシャバット入りの金曜であることでした。が、事件は日没後に発生しているので、バチあたりでないユダヤんのほとんどは自宅にいることになるので、テロリストたちの今回のターゲットは明らかにユダヤん以外のひとびとになります。

次に脳を横切ったのはおとといくらいから、仏蘭西共和国の国境で一昔前のように検問を開始したことです。まあ、第一に移民問題、第二に密輸問題あっての検問なのだろうなあ、と捉えてはいましたが、こうして昨日の夜、パリでテロを実行したことで、テロリストたちから仏蘭西政府に向けて「オレさまたちは既に仏蘭西入国済みなんだよ」とアピールされたのではないか、と、田舎住まいの異邦人おば(あ)さんはちょっこし妄想したのでした。

次はおとといのレバノンでのテロ。あれはイスラム国がレバノンまで南下したことになり、エルサレム奪還までもう少しなんだよ、という表れだったのではないかと思うのですね。もちろん、それ以前のシナイ半島でのロシア航空機墜落も合わせれば、イスラム国がエジプトから北上し、シナイ山(ココはイスラム教にとっても聖地なのね。イスラム教でモーセは預言者のひとりであり、十戒も啓典のひとつです)まで迫っているのだぞ、と。つまり、聖地エルサレムが北と南からイスラム国にはさまれた状態になったわけですよ。

そして、今朝の報道を「~ながら視聴」しつつ、サッカーの試合中にテロがあったことで競技場を離れる観客たちが仏蘭西の国歌「ラ・マルセイイェーズ」を唄いながら去っていく、その背中、背中が映し出された映像を目の当たりにして、正直、仏蘭西でガイジンの私はヤな気分になったこと。今回のテロで、極右政党FNが勢いを増すことが容易に想像つくし・・・だって、今朝、オランド大統領が発表した非常事態宣言による国境閉鎖なんてFNが日ごろから提唱していることぢゃんね?子供脳なら「オランドのおぢちゃんはFNのマリィヌおばちゃんのゆーこときーてる」になりかねまへん。それに、一か月ほど前でしたっけ?サルコぢチルドレンのひとりであるナディヌ・モラノ Nadine Morano が自分だってイタリア移民のくせにフランスは白人至上国家だとかなんとかおっさったのは。あたしゃ、この女性がサルコぢの後押しで表舞台に立った時から血反吐吐くほど大っ嫌いなんですが、今頃、このおばさんが(いつものように)いぢ悪い表情でほくそ笑んでいるのではないかと想像すると、嘔吐をもよおしてきます。こんなことでも反政府という目的がひとつならば、テロリストも極右も極左も大して根っこは変わらないんだなとわかってくるのも不思議です。



あ、ハナシを戻しますけれど、なぜ私が「ラ・マルセイイェーズ」の斉唱を聞いてヤな気分になったのかというと、このおフランスの国歌「ラ・マルセイイェーズ」の歌詞は好ましからざるものだからです。「首をかっさばく」ンですよ。一番の歌詞だけ紹介しておこう。
Allons enfants de la Patrie,
Le jour de gloire est arrivé !
Contre nous de la tyrannie,
L'étendard sanglant est levé,
L'étendard sanglant est levé,
Entendez-vous dans les campagnes
Mugir ces féroces soldats ?
Ils viennent jusque dans nos bras
Égorger nos fils, nos compagnes !
Aux armes, citoyens,
Formez vos bataillons,
Marchons, marchons !
Qu'un sang impur
Abreuve nos sillons !

行こう 祖国の子らよ
栄光の日が来た!
我らに向かって 暴君の
血まみれの旗が 掲げられた
血まみれの旗が 掲げられた
聞こえるか 戦場の
残忍な敵兵の咆哮を?
奴らは我らの元に来て
我らの子と妻の 喉を掻き切る!
武器を取れ 市民らよ
隊列を組め
進もう 進もう!
汚れた血が
我らの畑の畝を満たすまで!
曲想だけで「ラ・マルセイイェ~ズって好きぃ」なんて言ったら、天罰くだりそうな歌詞なンですけれどね。こういうテロ事件の直後、進行中にこの国家を唄って現場を去っていく市民ってかなり恐ろしい何かをかもし出している気がしないでもないのですが・・・映画の観すぎかな。映画レッズ Reds の「インタアナシオナル」斉唱の場面とか思い出すよね。



こんなことでもミギ巻き切れもヒダリ巻き切れも同じではないかとあらためて。

こうしてタイプを打ちながら、背後のテレビから聞こえてくる情報で8個目のテロがあったとか、8人のテロリストの死亡が確認されたものの、他の実行犯は逃亡中であるということとか、今回の非常事態宣言はアルジェリア戦争開戦時以来の厳しい内容であるということとかわかってはきているのですが、相変わらず私はどこか寝ぼけ眼のままだし、脳もいつもにもましてよく動いていないという現実。

ココんちあたりは共和国で最も安全な町として知られているので非常事態宣言も他人事の域なのだろうと思ったり、いやいや、その逆で共和国で最も安全な町だからテロリストが逃げてくるのではないかと思ったり。こうしていろいろ書き散らかしているけれど、脳内で思い描いたことの何かしら書き忘れているのだろうけれど、ま、いっか、と思ったり。
・・・あたしゃ、今ココ
です、はい。

今ンところの私の結びとしては
憎しみの連鎖だけは発生してほしくありません。
なぜなら、憎しみや恨みがあるところに平和なんぞ存在しないからです。


le 14 novembre 2015, Laurent

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by ma_cocotte | 2015-11-14 18:32 | actualité 現時点の現場から | Comments(0)
いずれの御時にか、
二千もの聖人の石像が37ヘクタールの丘に点在するようになるのだそうです。
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この丘は聖人の丘 La Vallée des Saints と呼ばれ、
ブルタアニュのカルノエ Carnoët という村にあります。
私が訪れたのは9月の第2土曜日の午前8時頃。
丁度、日の出の時間にぶつかったようです。こんな幻想的な写真を偶然撮ることができました。

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石像一体の身長はだいたい3.5m。
丘の近くにアトリエがあり、今も聖像作成が続けられています。

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昇る太陽と向き合う諸聖人。感動を禁じ得ません。

le 29 septembre 2015, Michel

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by ma_cocotte | 2015-09-29 23:43 | 『巡礼』 Rien de spécial | Comments(0)
(100÷10)+5
年ぶりでしょうか。9月最初の水曜日、花の都は巴里の旧市街ど真ん中を訪ねました。
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運よくお天気に恵まれ、さいわいでした。

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夜明け前にココんち地元の国鉄駅で新幹線に飛び乗り、通勤ラッシュ時間のモンパルナス・ビヤンヴニュ駅に到着。相変わらずの賑やかさでしたが、名物の動く歩道は前世紀のまんま。歩きながら昔の勘が戻ってきたような錯覚を覚えました。そして、地下鉄ホームと車両は前世紀の数千倍清潔になっていました。これには感動しましたね。
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地下鉄の車内になぜかビゼー「カルメン」の第一幕の台詞。
朝からボケーと天井仰いで読んでしまったではないか。
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歩きに歩き周った〆にいつものベルティヨンでアイスクリームをいただきました。
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いろいろな味があれど、結局は冒険できずにいつものキャラメルとピスタッシュを選んでしまいました。
15年ぶりでも味も感動もなんら変わらず。ぼかぁ、しゃあわせでした。

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見ろよ 青い空 白い雲 そのうちなんとかなるだろう♪



le 23 séptembre 2015, Pio

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by ma_cocotte | 2015-09-23 17:31 | Promenons-nous! | Comments(0)
海を見てきた午前
2015年のおヴァカンスも終わって一週間後、久しぶりに海を見て参りました。
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もちろん鼻歌は世界のどこであろうと自然に、
海は広いな、おっき~なあ、月は昇るし、陽は沈む。
海にお船を浮かばせて 行って見たいな よその国
と、わたくしはよその国にこうしているのですがねぇ。 
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悪魔さんと一緒に海を眺めたワタクシ


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写真のココは仏蘭西の西の最果てブルタアニュ Bretagne の、プルマナック Ploumanac'h という土地です。仏蘭西通の貴兄貴女にはすぐわかりますとおり、このプルマナックは今年のおヴァカンス直前に、2015年度の仏蘭西びとに最も好まれている村の第一位に選ばれました。
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結婚を希望する女性が聖像の鼻の頭を触れば一年以内に結婚できるという伝説がある祠(聖ギレックの祈祷所 Oratoire de Saint-Guirec)も、潮が引いた時に訪問したのでそばで拝むことができました。
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↑ どれだけの結婚希望の女性に鼻を触られたのか。既に聖ギレックのお鼻はぺっしゃんこ ↑

この祠、潮が満ちると海に浮かぶ祠になってしまいます。

兎にも角にも今週に入ってからのココんちあたりは連日の風雨で、報道では秋が訪れたことも宣言されました。先週と今週では気温差が10度以上あるように思えます。旅の緊張が緩んだのか、ま・ここっつぁんは風邪を発症。目ぇしょぼしょぼ、お鼻がびがびの火曜日を迎えました。とほほほほ。

le 15 septembre 2015, Dolorès

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by ma_cocotte | 2015-09-15 17:24 | 『旅』 Rien de spécial | Comments(0)
こんな田舎にサアカスがやって来た。
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旧市街の小高い丘の上にある古い建物の中庭が会場。

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キャンセル待ちが70人。
私は最後の三枚のうちの二枚を獲得・・・ラッキィでありました。
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オープニングはテントの外!
夜8時半でこの明るさは夏であればこそ。
テント内は撮影禁止で、演目は幻想的なオトナの世界。
美しく、楽しかったです。

一時間ちょっとのショーを楽しんで、テントを出たら、真っ暗。
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臨時のバアが暗闇に浮かび、そこに集い、行き交うひとびと。

こういう幻想的な雰囲気、大好きです。


le 15 août 2015, Assunta

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by ma_cocotte | 2015-08-15 04:49 | Promenons-nous! | Comments(0)
またも、金曜日
2015年6月26日 金曜日。

午前中に、仏蘭西の南東部の化学工場で自爆未遂テロ事件発生。
犯人は少なくとも2男性で、車にガスボンベを乗せていたとのこと。犯人が捕らえられた後、工場主 犯人の勤務先の社長の斬首された遺体が発見されました。

午後一番で飛び込んで来たニュウスはチュニジアの海岸線にある2ホテルで同時テロ。
海岸でくつろぐ外国人客だけをターゲットに発砲、射殺。少なくとも28名の生命が絶たれました。(追記:27日朝の時点で38名)

そして、午後半ばにして、なんとアラビア半島のクウェート国のシーア派モスク内で自爆テロ事件。14名死亡。
イスラム国(IS)が犯行声明。同じイスラム教なのになぜ?と思いきや、ISはスンニ派でシーア派を異端としている故うんぬん。ところが、このクウェート国はスンニ派の首長一族が統治しており、国民の8割がイスラム教徒で、そのうちスンニ派が7割、シーア派が3割というスンニ派マヂョリティー国なのです。同じイスラム教徒なのに、たった3割の異なる宗派を信じるひとびとさえISは滅したかったのでしょうか。仏教にも、キリスト教にも、いずれの宗教にもいくつもの宗派があるものですが、どうにも今のISの言動は「心身に余裕がないゆえの過激さ」としか見えません。

先週の木曜日からイスラーム世界ではラマダーンに入っており、世界中のイスラーム信徒が日中の断食を行っています。欧州では夏至の三日前からラマダーンとなるので、日照時間が長い今、断食が例年に比べ厳しいことは言うまでもありません。たとえ真冬のラマダーンであっても、断食を始めたばかりのひとびとが日中、イライラしたり、喧嘩っ早くなることも周知です。
きょう金曜日の連続テロ事件の分析でも、ラマダーンに入ったことでイライラが募り、こういう行いに出てしまったのではないか、という(日本人にしてみればちょっと理解できないほどの安直な)推論も飛び交い始めています。けれど、ラマダーン中の老若男女のイライラを知っているヒトには「かもね」と相槌を打つ点でもあります。

そもそもラマダーンは貧者を思い、貧困をよくよく知るためにイスラームの暦で年に一度、日中の断食を厳しく守る信心行のひとつです。日没後から夜明けまで腹持ちの良い料理をたらふくいただいて、日中を乗り切ることになっています。そして、金曜日はイスラームの祈祷日です。たいてい祈祷を終えたテロリストがほうぼうに散らばってテロを実行するのが通例です。

イスラームの外の、異邦人の私には理解できないことですが、なぜ週に一度の祈祷日を穏やかに過ごさず、ヨソの環境に騒ぎを齎さねばならないのでしょう。
イスラームから見れば、同祖とは言え、ユダヤ教、キリスト教は発展途上の未熟な「生活宗教」です。いくら「この世で完熟成熟の完璧宗教であるイスラーム」への改宗を勧めても、それを拒むユダヤ教徒、キリスト教徒に憐れみを持つのが筋道ではないかと員数外の私は思うわけです。改宗を拒まれたら殺してしまえ、という考え方に未来はつながらないし、恐怖を見せ付けたところでこの世に平和を築けるなんてことはありません。

余計なお世話でしょうが、彼らの改心を祈ります。


le 27 juin 2015, Cyrille


偶然というか(あの世においては必然なのでしょうけれど)、昨日、きょうとカトリックの聖書第一朗読の箇所が、創世記16・1-12、15-16(25日)と創世記17・1、9-10、15-22(26日)だったのです。つまり、アブラハムとハガルの間に長子イシュマイルが誕生し、その後、アブラハムとサラの間にイサクが誕生する話です。このハガルとイシュマイルの子孫がムハンマドにもつながる血筋であり、イサクはユダヤ人の先祖となります。

なんかダブっているので、私にとっていろいろ深く考えさせられる金曜日となりました。
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by ma_cocotte | 2015-06-27 01:53 | 『?』なミュぢゅるマン | Comments(0)
「黒い足」がまたひとり、旅に出た。
今日の朝7時半にココんちの電話が鳴りました。
一時間ほど前にココんちのモンココの祖母が息を引き取ったという報せでした。92歳。
彼女についてフランス共和国の国籍者と冠せばそれで済むけふこの頃ですけれど、彼女の名前はアントワネット Antoinette であっても、生まれと育ちは現在のアルヂェリアのオランという地中海に面した漁村であり、何世代も前にアルヂェリアに移住したカタルウニャ人の家庭の出でした。だから、彼女はフランス国籍だけを持っているガイジンのようなものだったのです。事実、子供の頃はカタルウニャ語が日常会話だったし、家庭の味はカタルウニャ料理でした。

彼女の運命で、結婚してまもなくアルジェリアの政情が限りなく不安定となり、フランスに戻ることを決めました。こういう北アフリカからフランス本土への帰還民をフランスでは人種が何であってもピエ・ノワール Pied-noir 、=黒い足というレッテルが貼られます。

生まれ育った土地からフランスに戻る時、ニンゲンひとりにつき許された荷物はかばんひとつだったので、誰もが家、家財道具、犬猫も手放して船に乗ったそうです。しかも、乗った船がボルドーに行くのか、マルセイユに行くのかも定かではなかったらしい。

こういう目に遭うのも、かつての帝国主義の報復のせいだ、と脳みそを洗いにかかる方々もいるけれど、そういうことを言うひとびとが北アフリカに入り込むまで、現地ではベルベル族のムスリムも、ユダヤ教徒も、キリスト教徒も仲良く平和に共存していたのに、共産主義者が入り込んでから互いを疑い、憎みあい、互いを追い出そうと懸命になったというのがココんちのマミィ(=おばあちゃん)が常に繰り返していたことでした。

だから、きょうの朝、アルヂェリア生まれのカタルーニャ人であるフランス国籍者のピエノワールである一証人がまたひとり、人生最期の一人旅に出たのでした。今頃、あちらで愛おしい夫君と再会していることでしょうけれど、こちらは元気でかわいらしいマミィが遠くなり、とても寂しくなりました。


le 10 mars 2015, Vivien

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by ma_cocotte | 2015-03-10 17:35 | 『?』なメディテらねぇ | Comments(1)
ついうつかり怒りを覚えた。
昨夕、犬の散歩から戻り、一時間後に夕食。
夕食前、家人との祈りの時、家人から出された祈りの意向が「デンマアクはコペンハアゲンでのテロ事件の犠牲者のために」というもので、「エェエエエエ!? 私、それ、知らない!」と思わず。すかさず家人から「一時間くらい前だったらしいよ」と返事。

お祈りを終えてテレビに火ぃ入れ、ニュウス専門チャンネルに合わせたら、コペンハアゲンからの生中継中でした。なんでもあのラアス・ヴィルクス Lars Vilks が参加しての「イスラム教と言論の自由に関する討論会」の開催中に、カラシニコフを持った男性が侵入、突然、乱射を始めたとのこと。この現実は翌朝からテレビで会場の外から撮影されたビデオが繰り返し流されています。ビデオを見ると、女性の口上の途中で容疑者が入り、乱射開始。それとほぼ同時に出席者が椅子をひいて机の下に隠れたと思われる音声が続いていました。

仏蘭西共和国ではこの時点で既にIS(イスラム国)支持者によるテロで、武器はカラシニコフだと説明がありました。よその国デンマアクとは言え、テエマがテエマですし、(おそらく)登壇者のひとりが在デンマアクの仏共和国大使。おまけにココ一連の諷刺画を鍵語にしたテロ事件の素であるラアス・ヴィルクスが堂々と参加していたのですから、ISやらアルカイダ支持者にタゲられるのは「当たり前だのクラッカー」と言えるかもしれません。

きょうの朝からニュウス番組で紹介されている、アルカイーダから発せられたシャリアー該当者一覧の写真。
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この右の、9人の写真の真ん中がラアス・ヴィルクス氏です。
そもそも2007年だったか、彼がムハンマドさまの諷刺画を新聞紙上で発表したことで、世界中のムスリムの怒りを買い、直後、仏蘭西のシャルリ・エブド社がラアス・ヴィルクス氏擁護の立場を同様の諷刺画を自誌に掲載することで表明。これをきっかけにシャルリ・エブド社の編集長もシャリアー対象者となりました。で、2011年秋にパリのシャルリ・エブド社が放火され、2015年1月7日にあのテロ事件発生。シャリアー対象者だった編集長は銃殺されてしまいました。それから一か月と7日目に国は違えど、デンマアクでラアス・ヴィルクス氏が公に登場したことになります。周りまわってココまで来て、こうなっちゃったということですわね。

昨日は夕刻にこの事件があり、深夜近くに同じコペンハアゲン市内のシナゴオグ(ユダヤ教の祈祷所)でテロ事件。容疑者の前で「私はユダヤ教徒、ユダヤ人です。」と告白した男性が、告白と同時に射殺されました。これ、先月9日金曜日ののお昼にパリであったユダヤ食品店でのテロ事件と同じです。あの日、犯人は人質ひとりひとりに宗旨出自を告白させ、ユダヤ教徒男性とわかると同時にオートマチックに拳銃の引き金をひき、4人のユダヤ教徒の男性の魂を奪いました。

恐ろしいです。これでは今から70年前のナチスの思想と同じではありませんか。
時が逆行しているのか、時が止まってしまっているのか。
現実で今は2015年、日々前進する時の流れに乗って生きている者にとって、こういう時の流れに乗っていない出来事は気持ち悪さを覚えます。

日曜のお昼になり、昨晩、「私はユダヤ人、ユダヤ教徒です」と告白した男性が即座に生命を奪われたことについて、もし(ありえないことですが)欧州からユダヤ人がひとっこひとりいなくなったら、彼らイスラム原理教条主義過激派の次のタアゲットはキリスト教徒であり、われわれが「私はキリスト教徒です」と告白したら即座に生命を奪われる日が来てしまうのかもしれないね、という話題になりました。笑える話題ではありませんよ、本当に。他人事でもありません。


いくらイスラームが包括宗教とは言え、世界やら地球をイスラームに包括する手段が明らかに間違っています。
他者を脅し、恐怖に陥れて改宗させたところで平和なんか来やしません。

毎度のことだけれど、キリスト教徒にとって日曜日は主日、聖日であり、デンマアクにだってキリスト教信者がいるでしょうに、こんな戒厳令状態では市井のひとびとが礼拝にも行けないではありませんか(それが彼らの狙いであり、喜びでもあるのでしょうけれどね)
せっかくの主日に、ついうっかり怒りを覚えてしまう話題が次から次に飛び込んで来て泣けてきます。

le 15 février 2015, Claude La Colombière
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by ma_cocotte | 2015-02-15 21:08 | 『?』なオイロッパ | Comments(2)