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今週末か来週はじめに "en fin de semaine ou début de semaine prochaine"
21年前にカトリック教会から破門されたマルセル・ルフェーヴル Marcel Lefebvre 師の破門が解かれるそうです。さっき、20時からの国営放送France 2 のニュウス で流れました。ご本人は既に1991年に帰天されてますので、帰天後18年目にして破門が解かれることになります。

今朝、私は1月21日付で掲載された Welcome Home, SSPX? という記事を読んでいたので真偽のほどは時間の問題とは思っていましたけれど、仏蘭西語版Google で benoît xiv のみで検索しても22日20時半すぎで53件、21時過ぎには63件引っかかるようになりましたし、全国紙おル・フィガロさまでも既にこの件についての記事が掲載され、カトリック系全国紙La Croix も掲載したのでまず間違いないのではないでしょうか。
Le Figaro
Le pape a annulé les excommunications
La Croix
Rome pourrait lever l’excommunication des intégristes 22/01/2009 15:36
ですが、どうもルフェーヴル師についての破門は解かれても、ルフェーヴル師が1970年に創立した聖ピオ十世会(Fraternité sacerdotale Saint-Pie-X、略はFSSPX )に現時点で所属する司教、司祭がローマ・カトリック教会の秘跡全てに関わることは一切認められないようです。彼らについていわゆる聖職停止の言葉が適当かどうかわかりませんが。となると、FSSPX にしてみれば念願の創立者の破門が解かれたところで、これまでよりこれから先はヴァチカンの下、まったく動けなくなりますね。動いちゃうのかな?

おル・フィガロさまにおかれましてはこの記事についての 読者意見欄 にはさまざまな意見が既に書き込まれておりますが、うぅう、みゅ、みゅみゅう。贔屓の方々が喜ぶのはまだ早い気がしないでもない。
先ほどのFrance 2のニュウスではFSSPXとネオナチとの関係がこれで切れるのか?と問いかけられていましたよ。実は宗旨を守ってないけどカトリックな多くのフランスびとにとってはこちらの方が深刻な問題だったりします。さて、どうなりますことやら。

le 23 janvier 2009, Barnard
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by ma_cocotte | 2009-01-23 05:30 | 『?』なKTOりっくん | Comments(10)
Commented by Mark W.W. at 2009-01-23 09:33 x
単なる野次馬ですみませんが、
ルフェーヴル師が破門された理由は、勝手に司教を任命してはならないという教会法に違反した(キャノン1382規定違反)だけである、と聞いていますが(つまり彼の神学がどうのこうのではなく)、破門を解かれた理由はなんでしょうか。
Commented by anbai at 2009-01-23 14:11 x
 ANSAの記事を見つけましたが時間が経つと削除されるかもなので、キャッシュをとりました。

ttp://s03.megalodon.jp/2009-0123-1404-42/www.ansa.it/site/notizie/awnplus/english/news/2009-01-22_122298726.html

 見てますと「~かも知れない」といった段階のようですが、バチカンはそれを否定してないようです。伝統主義者に再びローマと一致してもらうための努力の一環…といったような感じなのでしょうか?
Commented by Mark W.W. at 2009-01-23 15:37 x
早速ありがとうございます。

やはり、トリエント礼拝その他の神学的な立場が関わっていたからの破門であるし、今度のベネ16は彼に伝統主義者として理解があるし、世界中のSociety of Saint Pius Xの実際の勢力を別行動で無駄にしたくないということですか。

状況が変わったし、時が癒して再合同というのはいいことなのでしょう。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 16:01
★ まるくす先生、
るふぇーヴる師は1991年に帰天されているので名誉回復と捉えていいかも
しれません。
が、今回のこのニュウスが事実となると、これまでルフェーヴル派(聖
ピオ十世会)側が破門がなかったことと緊急措置を理由に違法ミサ
(それは形ではなく、司教無認可が問題)をあげていたことが全部
認められなくなりますよね?つまり教皇が破門を解くということは
「破門があった」ことが事実になります。次にヴァチカンに創立者が
受け入れられたところで、彼らが現段階で第二ヴァチカン公会議を
受け入れていません。既に福者のヨハネ23世やマザーテレサは
彼らにとっては異端です。さてさて?なんですよ。

で、こちら ↓ で、22 Janvier をクリックして報道内容をご覧ください。
http://jt.france2.fr/20h/
最後の方ですが、イタリア国内のFSSPX行事ですが、明らかにムッソリーニ
支持者とのコラボです。ニュウスキャスターが「ガス室」という単語を
使って〆ていることも注目されたし、なのです。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 16:07
★ anbai さま、今回の件で教皇さまが動かれると「破門があった」
ことになり、これまでのFSSPX側の主張が根から覆されることになります。
しかも、ルフェーヴル師(4司教)の破門を解いても、FSSPX所属の
司教、司祭がローマ・カトリックの全秘跡にたずさわることに認可が
出ず、聖職停止になります。つまり、FSSPXにしてみれば悲願の復権
(故人の名誉回復が中心でしょうか?)ですが、こうなってしまうと
今までのようにどこぞの公民館で違法礼拝もあげられなくなるし、欧州
では各司教区に所属することと、彼らが不法滞在し続けている全ての
教会財産やらカトリック校返還をせざるをえなくなりませんか?

そんなわけで、日本国内はじめFSSPX司式ミサは、教皇さまの命のみで
もうあげられなくなるでしょう。これでも続けたらどうなるか・・・それが問題だ。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 16:19
★ まるくす先生、1962ミサについては少し違うかと思います。
というのも、1988年にエクレジアデイが発されて以降、パリ市内だけで
3教会が司教指名と認可の下、ずっと1962ミサをあげています。昨年秋
以降、パリ大司教区内では更に2教会に認可がおり、5教会で1962ミサが
あげられています。以下、証拠。
http://catholique-paris.cef.fr/379-Messes-celebrees-selon-le.html
上のニュウスにもパリ市内のサン・ニコラ・ド・シャルドネ教会が出てきますが、
ここに今も集う方々というのはあえてこの教会に通い続けていることに
着目しなければなりません。司教座が認可している1962ミサに通わず、
この教会に通うというのはFSSPX思想支持を表明していることになります。
地方の見渡す限りFSSPXの教会しかない住人が聖体拝領にあずかるのと
まったく別の扱いですね。そもそもこのパリのサン・ニコラ~教会も
カトリックが返還訴訟を起こしている物件のひとつです。

以下、続きます。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 16:20
★ 戦中を生きたユダヤびと数が少なくなったことで1962ミサを司祭が
聖務日課において選ぶ自由が与えられましたが(ただし、世俗が集うミサに
おいて自由選択の許可は出ていません。主任、教区長認可が必要)、
創立者ルフェーヴル師の破門が解かれたところで、現在活動しているF
SSPXはこれまでのように独善の活動もできませんし、第二ヴァチカン
受け入れや1968年以降の列福列聖者の受け入れ(彼らは典礼暦も
1968以前)、教会財産返還、そして各国極右との縁切りが欧州一般社
会での最重要課題ではないでしょうか?
教皇さまにおかれますては「名誉復権」までという理由が分かる気がします。
Commented by Mark W.W. at 2009-01-23 17:12 x
いやー、わかりもしないフランスのテレビニューズをみましたが(笑)、確かに彼はファシスト支持という「政治的」な問題もありましたね。このシズマは難しい。複雑すぎます。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 18:18
★ まるくす先生、そちらは深夜でわわわわ?

この団体の件ですが典礼問題だけで語れる日本國と、典礼以外の問題
山積の欧米では着目点が違いすぎるかもしれません。

日本國だと主日だけのカトリック信者理想生活を主張する人々が破門
解除に大喜びでしょうけれど、欧米の場合は宗旨を守っていないけど宗教を
問われればカトリックと返答する人々がうぢゃうぢゃいて、典礼以外の
問題での迷惑がゴマンとあります。教皇庁側も破門解除したところで
各国極右に錦の御旗を与えたことになっちゃっていいのでしょうか?

フランスでは既に或る司教が極右政党党員の子供に洗礼を授けることを
拒んだという事実があり、FSSPX側は司教を糾弾しています。1997年ですね。
他にはボルドー市長がFSSPXに或る教会聖堂を譲り、これについて
フランス司教団が民事訴訟を起こし勝訴。この聖堂は現在、教皇庁
直轄になり、FSSPXから追放された司祭と神学生に譲られています。

http://www.institutdubonpasteur.org/home.php?area=actualites

以下、続きます。
Commented by ma_cocotte at 2009-01-23 18:26
★ 上のニュウスにも登場された方がここの修道院長職にありますが、
仏蘭西語ですが彼がFSSPXに追放された後、教皇に直に赦しを願ったこと、
彼は今もルフェーヴル師を敬愛しているが現在のFSSPXがルフェーヴル
精神から離れたものであると教皇に話したことなど全て綴られたブログが
存在します。
http://blog.institutdubonpasteur.org/

この譲渡について、フランス国内の一部聖俗信者が教皇庁直轄について
の抗議署名を集めていました。
もうひとつ着目すべきはエクレジアデイと同時に、それまでルフェーヴル派に
属していた司祭、修道者が教皇庁の認可の下、修道会が創立されています。
こちらですね。 http://www.fssp.org/en/index.htm
エイメリカにも管区が既にあります。http://www.fsspolgs.org/
昨年は創立20周年ということで教皇がローマ管区創立を認可、一聖堂を
任せていますし、おととしは未成年女子の小志願院と修練院を南仏に
創立する認可も出しています。

聖域と俗側、別々に眺めるべきでしょうね。
ユダヤん団体が大騒ぎを始めるのはおフランスではまず間違いないっす。
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