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こりゃ、こぢれるだけで済みますでせうか。
一夜 明け、2009年1月23日金曜日。
正午を30分過ぎて放映された国営放送France 3 の全国ニュウスですが、ここでも 昨晩のニュウス を受け継いで、早ければ明日にヴァチカンから発表されるであろうマルセル・ルフェーヴル Marcel Lefebvre 司教の破門解除についての報道が流れました。
France 3  Le Journal de 12│13 http://jt.france3.fr/1213/
画面の下方 Archives : の右、Vendredi 23 をクリックしてください。↑
繰り返させていただきますが、今週末か来週はじめに教皇B16が1988年に破門されたマルセル・ルフェーヴル司教と彼が独断で任命した4司教の破門を解くという発表があるだろうことがほぼ絶対間違いないらしいのです。
まあ、この破門解除が本当にヴァチカンから発表されますとこれまで21年間、ルフェーヴル師が1970年に創立した聖ピオ十世会(Fraternité sacerdotale Saint-Pie-X、略はFSSPX、カトリック側はこの団体を認可していないからルフェーヴル派、仏蘭西語で言うところの Lefebvriste を好んで用います)が今日に至って明日になっても発表の瞬間まで主張し続けるであろう「ルフェーヴル師はヴァチカンから破門されていない」 がヴァチカンの、しかもこの件に深く関わり過ぎているジョゼフ・ラッツィンガー Joseph Ratzinger (=現ローマ教皇ベネディクト16世)が自ら破門解除することでルフェーヴル師と4師が破門されたことが証明されちゃいます。嘘はいけませんね、はい。告解。
みんなたち、以下の主張をご覧あそばせ。
【質問】ルフェーブル大司教様は、新しいミサを認めなかったために聖座から破門されたと聞きましたが?
http://fsspxjapan.fc2web.com/qa/qa11.html
FSSPX JAPAN 伝統的ローマ・カトリック教会のサイトへようこそ! より
いつかどこかで聞いた私の記憶が確かならルフェーヴル師とラッツィンガー師の間には私たちには理解できないほどの深く強い友情と憐憫があるので破門なんかされてないンだいっっ!ぢゃなかったっけか?(遠い目)。1988年5月5日公文書 から、そう主張する彼らにはラッツィンガー枢機卿とルフェーヴル司教の間に流れる友情が読み取れるらしい(そんな公文書なんて世界に通用する公文書にならないんだが)。現在は教皇であらせられるとは言え、同一人物であるラッツィンガーが辻褄の合わない言動を21年かけて演じているなんて風刺画が流れるのもお仏蘭西ぢゃ時間の問題でしょうか。

きょうのニュウスを見ていて面白いと思ったのはマルセル・ルフェーヴル師についてはTraditionaliste (とらでぃしおなりすと、=伝統主義者)を用い、現在も生きていりんぐなルフェーヴル師に按手されて司教を名乗っている4師についてはIntégriste (あんてぐりすと、=教条主義、原理主義、非妥協者)という語を用いて説明していることです。けんども、今回のお昼のニュウスにははじめにリチャード・ウィリアムソン Richard Williamson 師が登場しますが、
第二次大戦時にユダヤ人収容所が存在したことは事実だけど、
ガス室は存在しなかった
とおっさってます。あわわわわ、金曜日のお昼のニュウスってぇのもユダヤんに気ぃ使ってるというか、ユダヤんがこの件で怒髪天突けるのは土曜日日没後なのは確定ではありますが。以下、おル・モンドさまの記事からどすえ。
L'information d'Il Giornale coïncide avec la diffusion, jeudi, en Suède, de propos négationnistes tenus par l'un des évêques concernés, Mgr Richard Williamson. Il y déclare notamment : "Je crois qu'il n'y a pas eu de chambres à gaz. Je pense que 200 000 à 300 000 juifs ont péri dans les camps de concentration, mais pas un seul dans les chambres à gaz".
-Le Monde, Pourquoi le pape va réintégrer quatre évêques lefebvristes
2006年5月28日、ベネディクト16世がアウシュヴィッツで祈り始めてまもなく雨が止み、空に虹がかかったこと。あの虹を見たのはカトリックだけでなくユダヤんもミュヂュルマンも見たのです。ったく、教皇直結絶対従順とかほざきながら、教皇がアウシュヴィッツ訪問で和解の種を蒔いたのに、この発言で瞬時に根こそぎ、発芽を絶やす発言をするとわな。

...あ、シャバットタイムまでの見積りをま・ここっつぁんは誤っちゃいました。日没までに時間がありすぎた。既にユダヤんからこの件について抗議運動が始まりましたよ。
L'Express.fr
Les Juifs contre la réintégration d'un évêque révisionniste
Par Reuters, publié le 23/01/2009 à 13:28
畏れ多くも畏くもユダヤんによる運動が始まるのは至極当然だと脳ツルの私でもそう思いますよ。いずれミュヂュルマンも運動し始めることでせう。
Église : Mgr Williamson met en doute l'existence des chambres à gaz
Publié le 22/01/2009 à 20:07 Le Point.fr
更に画面では続いて、聖ピオ十世会総長のベルナール・フェレ Bernard Fellay 師が登場されますが第二ヴァチカン公会議を否定されてますねい。この二点だけでドンビキ条件が全て整っちゃいました。カトリック内の問題なのでニュウスでは突っついていませんが、FSSPX は1990年に当時の教皇ヨハネ・パウロII世が提唱したInculturation インキュルテュラシオン、世界文化の相互理解)も微塵も受け入れないこと、抜本から否定で知られています。

同じ報道画面に登場の歴史家のいんたヴゅうでは、ローマ教皇がイスラーム勢力を恐れていることでの対抗措置にすぎないとおっしゃってますが、「~にすぎない」で締めくくられるような軽いネタではあるまいぞ。イスラーム対策のために極右とバロムワンしてる自称カトリック団体の受け入れとなると、その闘いによる犠牲者はカトリックのエラい人々ではなく平らで凡な世俗ぢゃないでしょうか。L'Express.fr が1月23日12時51分付で発信した記事 Vatican: une unité cher payée、「ヴァチカン:大きなツケ」というのはまんざら嘘ではないような気がします。
ニュウスに登場した歴史家が語る教皇B16の究極目的が本当だとすると「み旨のままに」とは言えないだろう私です(聖側の人々は聖霊の働きだから疑わないとしかおっしゃらないでしょうが)。
今のところ、近未来のヴァチカンからの発表は既に故人であるマルセル・ルフェーヴル師についてはよく左傾社会で見聞する「名誉復権」に過ぎず、現役司教と司祭には全秘跡遂行停止命令が出るので、彼らにとっては試されることになるのでしょうか。例えばスイスはエコンÉcône におぢゃる FSSPX の神学校で学ぶ神学生についてその停止命令が解除されるまでは叙階もできなくなりますね。2007年、オーストラリアでの叙階式が最後になることになりますか。きょうのニュウスで拝察する限り、創立者の破門解除が発表されたところでFSSPXが第二ヴァチカン公会議を受け入れることはないのでは。
Le Figaro : Benoît XVI se réconcilie avec les intégristes
↑ 既に94も読者コメントが付いちゃってますよ。炎上かえ?
Le Figaro : Levée de l'excommunication : l'étape capitale avant la fin du schisme intégriste
毎週日曜日にミサに通う信者は5%、幼児洗礼を受けたことでの自称カトリック信者が共和国民の50%いるかどうかの仏蘭西共和国で「ルフェーヴル師破門解除」が日本國で語られている典礼美の復活やらミサの真贋とはまったく別の次元で問題になり始めていること、しばらく 注視 することにします。

le 23 janvier 2009, Barnard

追 記 【ああ、やっぱりね。】
Wispers in the Loggia にも今回の破門解除がカトリックとユダヤ教の環境に天災のごとき亀裂をもたらすかも、と。
SSPX Rehab Gets "Gassed"
http://whispersintheloggia.blogspot.com/2009/01/sspx-rehab-gets-gassed.html
きのうの夜は一日遅れだと思われますが、たふたふ民放の雄 TF1 でもヴァチカンが故ルフェーヴル師と他4師についての破門を解く件について触れました。
Vatican : Un évêque négationniste réintégré dans l'Eglise ?
http://tf1.lci.fr/infos/jt/0,,4236257,00-un-eveque-negationniste-reintegre-dans-l-eglise-.html
映像の中にかのおル・モンドさま傘下の宗教雑誌 Le Monde Religions の編集長が登場しますが(この方ご自身は神学部卒の神学者だったと記憶)、彼がおっしゃいますには現カトリックの教えでは神は全人類を救済するが、ルフェーヴル派はじめとする伝統主義者においては今もカトリック教徒のみが神に救済されるとしていることも一致するにせよ、一致できない問題点だと。そりゃ、そうだわな。どちらかが妥協に値する歩み寄りをせにゃならん。カトリックにはヒトが決めた国境ではなく、教会が決めた二分(宣教国、布教国)がありますが、日本のようにミッション国となりますと果たして信者数が増えるのか、減るのか・・・難しいところでありますね。そうかと言って自治権が認められ日本固有の、日本の道徳風土に適したカトリックが誕生すると「そりゃ、カトリックぢゃないのでは?」と、結局、脳内便秘に陥るのは道を捜し求める羊さんたちなんでR。

次々と多くの高位聖職者方がヴァチカンに血相変えて詰め寄ってるらすぃ。当然だわな。

「パウロの回心」にルフェーヴル師&4師の破門解除っつぅのがいやはやなんとも...
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by ma_cocotte | 2009-01-23 21:12 | 破門→波紋→和解→破壊 | Comments(0)
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