<< 主日の静けさをブチ破るスマッシ... リシャアル・ドブリャ を待ちながら、 >>
全ての人の友となり、決して仕返しをせず、快く赦す、なのだ。
b0070127_16244198.jpg
きょう1月31日はヨハネ・ボスコ Giovanni Melchior Bosco (le 16 août 1815 près de Turin, Italie - 31 janvier 1888 à Turin) というピエモンテびとのお祝い日です。
b0070127_16194467.jpg
↑ 青ざめて横になってる方が、最近のボスコ丼 ↑

このボスコ丼、いえ、ドン・ボスコは1854年1月26日に、自身が敬愛する聖フランソワ・ド・サル François de Salles の名を拝借し、「サレジオ会 (ヴァチカンでの略称はSDB)」という男子修道会を創立、1869年に当時の ピオ9世 教皇から正式に認可をいただきました。更に1972年には女子のための修道会(同、FMA)を創り、この男女修道会に集った者はアタマの良い子のアタマを更に良くして下々を高見に引っ張る役割として育てるという目的ではなく、アタマが良かろうが悪かろうが一人で生きていける術を信仰と共に心身につける手伝いをすることを目標のひとつにしました。当時は孤児や浮浪児の更正で多忙だったそうです。
今年はサレジオ会がピオ9世から認可を賜ってから150年という節目の年にあたるそうですが、数多ある伝統ある諸修道会から「屁」と失笑されるほどの短い歴史にもかかわらず、今や欧州では貴重な「生き残りカトリック強国ポーランド」で最も会員数の多い修道会が男子サレジオ会なんだそうな。なんとなくかつて数年でも「カマとトンカチ」を国章に掲げた国々で「ひとりで稼げる、生きていけるヒトを育てます」というスローガンは人民にも魅力的なんだろうなあ、という気がします。女子修道会の方も歴史が浅いのに、1980年頃には既にイタリア国内で1、2の会員数を誇る大修道女会に成長していました。(2006年3月22日現在のサレジオ会強勢は こちら
この男女サレジオ会、青少年教育のためならば世界の果てまですっ飛んで行くそうで、日本に男子サレジオ会の宣教師がイタリアからお船に乗ってやって来たのが1926年、女子サレジオ会の初来日は1930年。と、これまた日本カトリックにおいても新参者であります。サレジオ会精神を知るみなさん、ばんがってください。
KTO でドン・ボスコ特集番組を見つけました。
LA FOI PRISE AU MOT Don Bosco
http://www.ktotv.com/cms/videos/fiche_video.html?idV=00042882&vl=video_a_la_une
男子サレジアン神父さまも、女子サレジエンヌ・シスターも仏蘭西固有の外見です。

さて、お仏蘭西にもサレジオ会は点々とあるにはある。http://www.salesien.com/
フランスに限らず世界中のどこでもそうですが、大都市の下町に行けばたいていサレジオ会に委任されている教会や教育施設がちょこまかとあります。パリもマルセイユもそうね。男女サレジオ会はどちらも青少年教育を目的とした修道会ですから、サレジオ会に関わる聖人名(仏語表記ならば Jean Bosco や Dominique Savio など)を頼りに検索すればこんな名前の教育施設(↓)もきょうびインタネットで簡単に見つけられたりします。
Ecoles pour garçons en France 男児教育】
Ecole St Jean Bosco : 01240 Marlieux
Ecole Saint-Jean-Bosco : 31200 Toulouse
Ecole Saint-Dominique-Savio : 34690 Fabrègues
Ecole Saint-François-de-Sales : 76000 Rouen


Ecoles pour filles en France 女児教育】 
男児教育施設と重複した施設は省略
Préceptorat Saint-Jean-Bosco : 29200 Brest
Préceptorat Saint-Dominique-Savio : 34690 Fabrègues
実は上に青字で列記したサレジオ会に関連する聖人名を冠した学校です サレジオ会経営のサレジアン・スクールではなく
FSSPX経営のガッコ
です。サレジオ会は青少年教育で世界的に知られているから、この学校名でまずは惹かれちゃう親御さんもあるかもしれませんけれど、サレジオ会にしてみれば 縁ある諸聖人名をFSSPXに勝手に無断使用されているだけ なのです。ですから前出のFSSPX学校に入学したところでボスコ丼の精神はなんら教えられず、
ドン・ボスコがもし今、生きていたら
もちろんFSSPXに同情するのだよー。
なあんて教え込まれFSSPX信者脳にされるだけなんですが・・・。
返してください、これらの聖人名。そして、聖堂やら学校建物、土地もフランス司教団または国県市町村に返還するように(居住権のみの不法滞在中に過ぎませんから)。

風が届けた噂ではなんでもサレジオ会が二枚舌で表で聖座、裏ではFSSPXと蜜月なんて日本國内では囁かれているそうです。確かにB16の御世になってから国務長官タルチッシオ・ベルトオネ師もSDBだし、列聖省長官 アンジェロ・アマアト 師もSDBだし、B16が中國政府の意向を無視して選ばれた 枢機卿ゼンゼキウン香港司教 もSDB、そしてロッセルバトオレ・ロッマアノ紙の編集スタッフもSDBだけど、それはB16が枢機卿時代にサレジオ会顧問だったつながりもあるでせう。(写真は2000年当時のラッツィとタルベネちゃん)
b0070127_2225124.jpg
だがなー。


こんな噂はカトリック道徳やら生活文化が土壌にしみこんでいない日本國だから通じる「まことしやかな嘘」ですね。そもそもヒトの言動の裏表やら二枚舌自体がサレジオ会では3ちゃいの子供にさえ教えている
あなたがひとりぽっちの時でも、たとえ地平線の果てまで誰も見ていないと思っても、神さまはあなたの何もかもをご覧になっています。だから神さまに常に正しくありなさい。
という考えと矛盾するのですよ。サレジオ会ぢゃ「隠れて何かやっても無条件に何でも赦してくれる神」なんてあずかった子供たちに教えていません。そういう会の精神を知らずに、自分の立場に都合の良い作り話を流す「ワレこそは本物のカトリック」って・・・・別にあたしたちはいいけれど、いつか対面する神さまのみ前でアジャパーぢゃないんですかね?

1月22日から世間で騒がれている件にしても、なんかFSSPX側の弁明のロジックがぶっ壊れているし、破門解除が撤回と流すことでヴァチカン側が回心したという話に摩り替えられているのも日本語に訳すとボヤける欠点があるからでしょう(日本國における両形態ミサの独善解釈なんて最たるもんだけれど)。

ヨハネ・ボスコなる聖人は青少年の教育に関わったこともあり、凡人を励まし向上させる言葉を多々残していますが、こんにちのお題「全ての人の友となり、決して仕返しをせず、快く赦す」ことも彼が会員に残した言葉のひとつ(SPS366)ですし、「他人に対しては全てを赦し、あなた自身に対しては何も赦さないこと」(MB3、617)という言葉も残しています。ああ、その言葉を知る人がそれを実践したのね、とふと思ったりもしますが、30日お昼の国営放送地方局France 3 ニュウスに登場した神学者さんは今回のウヰリアムソン発言についてヴァチカン側は怒り心頭であり、この怒りをなんらかの形で公にするのは時間の問題だろう、と予測されていましたが、これは仕返しでなく正当防衛ではないでしょうか。
Poitou-Charentes 12/13
画面右の  Vendredi 30 Janvier をクリック。
ビデオ開始後4分30秒あたりから約3分間がウヰリアムソン発言問題について、です。
ま、出演者の口調、表情からいかにとてつもなく深刻な事件かわかります。
ヨハネ・ボスコはこういう言葉も残しています。
教皇と一致していない人はカトリック者ではありえない。 (MM41)
ですから、ドン・ボスコが もし今生きていても、教皇と一致している のです。もしサレジオ会員が裏やら隠れてFSSPXと一緒に第二ヴァチカン公会議を否定するなら、まず堂々とサレジオ会から去るのが神がなんたるか知るヒトがとる行動だと思うのは私だけでスカイ?

「個人ぢゃなくて組織犯罪なのよー、奥さーん」とかアホ臭い話に変えないでくらさいよ。陰謀論くらい心をそそのかす話もないこと。神さまってそそのかすことはしないから。あのね、聞けば聞くほどなんかカトリックぢゃない。第二ヴァチカン公会議前の公教要理だってそんな裏表をヒトができるなんて教えていないし、勧めてもいないのに、なんでできるの?

こんなわけで今年の1月31日はボスコ丼も実は迷惑してるのよ、って話をしました、まる

le 31 janvier 2009, Marcelle

学校ネタついでに、FSSPXは花の都はパリ6区に最高学府も持ってたりします。
Institut Universitaire Saint-Pie X
共和国内だけでなく世界中からFSSPX信者の青年男女がここに集うンだにゃ。月謝はべらぼうに高いですよ。召命をきいたわけでもなく、ただ自分のためだけの宗教やら神学のおベンキョならば国立大学で神学専攻するのが普通の家庭に育ち、普通のアタマの共和国青年男女が進む道なんだがな。
[PR]
by ma_cocotte | 2009-01-31 17:01 | 『?』なKTOりっくん | Comments(4)
Commented by あんとに庵 at 2009-02-02 01:36 x
なななんと。ピオ10さんがサレジオオの丼ボスコ様にラヴなんですか?!
人気があるって喜んでいいやらなんといっていいやら・・・_| ̄|○

手法的にはまるで革マル派が組織を乗っ取っていくやうな手法といいますか、うーん。

ところで、教皇ピオ10世は・・・フランシスコ会第三会員だったんだよな。
なんか別なイメージがついてしまった嫌なんだな。
Commented by anbai at 2009-02-02 01:39 x
商標登録とかいうのがあるような世界じゃないだけに、聖人名を使うということになると、使う側の良識が問われるのではないかと思います。
やっぱり修道会ゆかりの聖人名が使われるのが通常ですから、そう思っている世俗側としては学校名だけではFSSPXとすぐに判断しないでしょうね。そこが困ったところなのは、その通りでしょうね。
FSSPX側がサレジオ会と友好関係にあったとして、私もそれは何処からも伺ってないので…それも裏でどうのっていうお話ってのはあんまり信用するのもどうかと思うところがあります。裏でしか言えない蜜月関係だったなら、これからは堂々と<友好関係が明らかとなるようなこと>がなされるということでしょうか?そうで無ければ、その話は単なる「風説の流布」だっただけということになるだけじゃないかと思いますが。

典礼問題他についても、FSSPXの国内大本営から流れている情報の真偽は時間をかけて慎重に確認する必要がありそうですね。

Commented by ma_cocotte at 2009-02-02 04:10
★ あんとに庵さま、ご存知ありませんでしたか!?
実は日本國内でもサレジアンに「もしドン・ボスコが存命だったら我らの
味方」とアタックした方々がいるそうですよ。サレジアン側は会の教皇
絶対従順を挙げて彼らを一喝一蹴したというオチも聞いてすまったな。

諸聖人ですが妙に持ち上げられたり、地べたにグリグリされたりの落差が
凄すぎなのが、ちょっとね。カトのようでカトでないというか。第二ヴァチカン
前ってカトリックの中でもこういう極端な差区別があったのでしょうか。
カトリックらしい心の広さや余裕が見えんというか・・・私には違和感あり。
Commented by ma_cocotte at 2009-02-02 04:14
★ anbai さま、
サレジオ会が持つ学校はサレジアン・スクールと呼ばれることが多いけれど、
ボスコニアンという単語を用いて確認するのがいいらしいです。
なんで本家本筋がこんな気の使い様をしているのかも不思議。
教皇B16とも表にできない裏の蜜月と揺るぎ無き友情関係なんですよね。
そうか「大本営からの発表」ね。妙にしっくり(爆笑
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
<< 主日の静けさをブチ破るスマッシ... リシャアル・ドブリャ を待ちながら、 >>